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Affiliation (Master)

  • Graduate School of Humanities and Human Sciences Division of Humanities Department of Cultural Representations

Affiliation (Master)

  • Graduate School of Humanities and Human Sciences Division of Humanities Department of Cultural Representations

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Profile and Settings

Degree

  • Master of Arts(The University of Tokyo)

Profile and Settings

  • Name (Japanese)

    Takeuchi
  • Name (Kana)

    Yasuhiro
  • Name

    200901084818392610

Achievement

Research Areas

  • Humanities & social sciences / Literature - British/English-languag

Research Experience

  • 2014/04 - Today Hokkaido University Graduate School of Letters
  • 2008/04 - 2014/03 Hokkaido University Associate Professor
  • 2003/04 - 2008/03 奈良女子大学大学院
  • 1995 - 2003 Hitotsubashi University, Associate Professor
  • 1993 - 1995 The University of Tokyo

Education

  • 1991/04 - 1993/03  The University of Tokyo  Graduate School, Division of Humanities  English

Awards

  • 2022/08 財団法人新潮文芸振興会 第21回小林秀雄賞
  • 2019/02 Mystery Writers of America Edgar Award Nominee
     Mark X: Who Killed Huck Finn's Father? 
    受賞者: TAKEUCHI Yasuhiro
  • 2015/02 福原記念英米文学研究助成基金 福原賞(研究助成部門)
     マーク・トウェインのトラウマ的経験と作品の諸相 
    受賞者: 竹内 康浩
  • 1993 日本英文学会 日本英文学会新人賞
     ポー解読:穴と反転 
    受賞者: 竹内康浩

Published Papers

MISC

  • 魚眼図 勝利は過大評価されている
    竹内康浩  北海道新聞夕刊  2023/02/10
  • 魚眼図 身から出たさび
    北海道新聞  2022/11/22  [Invited]
  • 魚眼図 小林秀雄賞までの道のり
    北海道新聞夕刊  2022/09/26  [Invited]
  • 魚眼図 やってはいけないこと
    竹内康浩  北海道新聞  2022/07/12  [Invited]
  • 魚眼図 サローヤンは泣かせる
    竹内康浩  北海道新聞  2022/05/10  [Invited]
  • 魚眼図 犯人はお前だ
    竹内康浩  北海道新聞  2022/03/01  [Invited]
  • 北の文化
    竹内康浩  朝日新聞  2022/01/20  [Invited]
  • 魚眼図 じらされる人
    竹内康浩  北海道新聞  2021/12/10  [Invited]
  • 銃声――サリンジャーの残した謎
    竹内康浩  新潮 10月号  1401-  167  -175  2021/09  [Invited]
  • 魚眼図 節約の夏
    竹内康浩  北海道新聞  2021/08/06  [Invited]
  • 魚眼図 偶然の魔力
    北海道新聞  2021/06/11  [Invited]
  • 魚眼図 高校生と金子みすゞを読む
    竹内康浩  北海道新聞  2021/04/12  [Invited]
  • 書評 ルイザ・メイ・オルコット著 大串尚代訳 『仮面の陰に』
    竹内康浩  北海道新聞  2021/04/11  [Invited]
  • 魚眼図 幸福の蝶
    竹内康浩  北海道新聞  2021/02/15  [Invited]
  • 魚眼図 コロコロ
    竹内康浩  北海道新聞  2020/12/04  [Invited]
  • 魚眼図 壊れた冷蔵庫
    竹内康浩  北海道新聞  2020/10/02  [Not refereed][Invited]
  • 書評 マーク・トウェイン著 里内克巳 訳 『〈連載版〉マーク・トウェイン自伝』
    竹内康浩  図書新聞  2020/08  [Not refereed][Invited]
  • 魚眼図 北大を知らぬ北大生
    竹内康浩  2020/07/10  [Not refereed][Invited]
  • 魚眼図 機械翻訳
    竹内康浩  2020/05/18  [Not refereed][Invited]
  • 書評 秋元孝文著 『ドルと紙幣のアメリカ文学』
    竹内康浩  アメリカ文学研究  56-  94  -99  2020/03  [Not refereed][Invited]
  • 魚眼図 最後の手紙
    竹内康浩  北海道新聞  2020/03  [Not refereed][Invited]
  • 魚眼図 サリンジャー没後10年
    竹内 康浩  北海道新聞 夕刊  2019/12  [Not refereed][Invited]
  • 魚眼図 「基礎英語」礼賛
    竹内 康浩  北海道新聞 夕刊  2019/10  [Not refereed][Invited]
  • 北の文化
    竹内 康浩  朝日新聞  2019/10  [Not refereed][Invited]
  • 魚眼図 『星の王子様』降臨
    竹内 康浩  北海道新聞 夕刊  2019/08  [Not refereed][Invited]
  • 読書日和 見田宗介著『宮沢賢治:存在の祭りの中へ』
    竹内 康浩  共同通信社  2019/08  [Not refereed][Invited]
  • 魚眼図 犬と恐妻家
    竹内 康浩  北海道新聞 夕刊  2019/06  [Not refereed][Invited]
  • Paula Harrington and Ronald Jenn, Mark Twain & France: The Making of a New American Identity (U of Missouri P, 2017)
    TAKEUCHI Yasuhiro  Journal of Mark Twain Studies  18-  33  -35  2019/06  [Not refereed][Invited]
  • エドガー賞候補 妄想の3ヶ月
    竹内 康浩  北海道新聞 夕刊  4  -4  2019/05  [Not refereed][Invited]
  • 書評 『サリンジャー』
    竹内 康浩  日本経済新聞  2015/07  [Not refereed][Invited]
  • 深読み三一二研究室
    竹内 康浩  文學界  69-  (6)  151  -152  2015/05  [Not refereed][Invited]
  • 竹内 康浩  英文学研究  87-  (0)  109  -113  2010/12  [Not refereed][Not invited]
  • マーク・トウェイン没後100年
    竹内 康浩  北海道新聞  7  -7  2010/04  [Not refereed][Invited]
  • 書評 『クラフツマン・サリンジャーの挑戦 サリンジャーなんかこわくない――テキストの重層化とポストモダン的試み』
    竹内 康浩  英語青年  150-  (7)  2004/07  [Not refereed][Invited]
  • 翻訳書書評 J・D・サリンジャー作/村上春樹訳『キャッチャー・イン・ザ・ライ』
    竹内 康浩  英語青年  149-  (5)  315  -315  2003/05  [Not refereed][Invited]
  • 竹内 康浩  Studies in English literature  72-  (2)  304  -309  1996/01/31  [Not refereed][Not invited]

Books etc

Presentations

  • エドガー・アラン・ポーの探偵物語と完全犯罪  [Invited]
    竹内康浩
    日本アメリカ文学会北海道支部大会特別講演  2022/12
  • 文学を探偵デュパンみたいに読むならば  [Invited]
    竹内康浩
    UHB大学講演  2022/05
  • ポーとドイルを読むトウェイン  [Invited]
    竹内 康浩
    日本マーク・トウェイン協会第25回全国大会  2021/11 
    マーク・トウェインはエドガー・アラン・ポーのデュパン物語を激賞する一方で、新星コナン・ドイルのシャーロック・ホームズものはお気に召さなかったようだ。トウェイン自身に探偵小説家への憧れがあったことは疑い得ない。『トム・ソーヤの冒険』も殺人事件とその解決を巡る物語だし、『まぬけのウィルソン』もそうだ。最高の探偵小説を書きたいという野心が常にくすぶっていた。だからホームズの物語を読んだとき、してやられたと思ったのかもしれない。だが、A Double Barrelled Detective Story (1902)で、ホームズを作中人物として登場させ、自らの探偵(役を担う人物)と対決させたとき、そこにあったのは単なるドイルへの嫉妬心やライバル心だけだったのだろうか。より本質的な理由――事件の解決方法への不満――があったのではないか。トウェインが考えた正当な解決方法の裏に血縁の主題へのこだわりがあったことを、ポーとドイルの探偵たちの手法と比較しながら確認していきたい。
  • 1  [Invited]
    TAKEUCHI Yasuhiro
    TY005570  2015/06

Research Projects

  • Japan Society for the Promotion of Science:Grants-in-Aid for Scientific Research Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
    Date (from‐to) : 2020/04 -2024/03 
    Author : 竹内 康浩
     
    令和3年度は、令和2年度に引き続き、パンデミックのためにアメリカ合衆国における調査・資料収集が困難となったため、国内において調査可能な資料の収集および研究を行うと同時に、さらには現時点である程度解明された研究成果の一部を、新潮社より『謎ときサリンジャー』(共著)のなかで発表することができた。 その中で特に、日本の代表的仏教研究者であり、かつサリンジャーが強い影響を受けたことが知られている鈴木大拙の著作、あるいはサリンジャーが強い関心を持っていた禅仏教一般に関わる資料に基づいて、主にサリンジャーの短編作品について調査研究を行った成果を発表した。なかでもとりわけ、短編作品「テディー」において引用された芭蕉の二つの俳句の解釈について、鈴木大拙の芭蕉論が影響を与えている可能性を論じた部分は、新しい発見であるだけでなく、今後のサリンジャー研究に寄与するものと思われる。その中で中心的に議論をしたサリンジャーの時間観は、さらに広く文化的・哲学的文脈の中でよりよく理解できる可能性があり、その点においては、あらたな課題が明らかになったと言うこともできるであろう。鈴木大拙の思想も様々な影響下において生まれてきたのであるから、それは当然の課題でもある。 また、以上述べた研究成果(『謎ときサリンジャー』)に対する社会的な反応は大きく、複数の全国紙において書評されただけでなく、さまざまなメディア(週刊誌・月刊誌・ラジオ・ウェブ等)において、学者・翻訳者・批評家・芸能人など多くの文化人が概ね好意的なコメントを寄せている。
  • 国家の罪から個人の罪へ――マーク・トウェインの創作原理の解明
    日本学術振興会:科学研究費
    Date (from‐to) : 2016/04 -2019/03 
    Author : 竹内 康浩
  • アメリカ文学における象徴
    日本学術振興会:日本学術振興会海外特別研究員
    Date (from‐to) : 1997/02 -1999/01

Social Contribution

  • 「謎ときサリンジャー」に見る文学の掘り方
    Date (from-to) : 2021/12/14
    Role : Lecturer
    Sponser, Organizer, Publisher  : 朝日カルチャーセンター 新宿教室
  • 文学を平べったく読む
    Date (from-to) : 2021/03/19
    Role : Lecturer
    Sponser, Organizer, Publisher  : 北海道大学
    Event, Program, Title : アカデミックファンタジスタ
    北海高校
  • ライ麦畑でつかまえて—ホールデンの足跡をたどる
    Date (from-to) : 2019/07/27
    Role : Lecturer
    Event, Program, Title : 北大道新アカデミー ワールド・カルチャー・マップ〜文学で世界をめぐる
  • ハックルベリーフィンの冒険—ハックの足跡をたどる
    Date (from-to) : 2019/07/13
    Role : Lecturer
    Event, Program, Title : 北大道新アカデミー ワールド・カルチャー・マップ〜文学で世界をめぐる

Media Coverage

  • ステイホームのお供に! 2021年の傑作ミステリーはこれだ!【前編】<編集者座談会>
    Date : 2022/02/01
    Writer: Other than myself
    Publisher, broadcasting station: 文藝春秋
    Program, newspaper magazine: 本の話
    https://books.bunshun.jp/articles/-/6923?page=5 Internet
  • 声優・斉藤壮馬さんが選ぶ、大人の好奇心をくすぐる3冊とは?【読書から広がる学び】
    Date : 2022/01
    Writer: Other than myself
    Publisher, broadcasting station: 集英社
    Program, newspaper magazine: BAILA 2月号
    Paper
  • 書評 謎ときサリンジャー 編集部が薦める一冊 杉本健太郎評
    Date : 2021/11
    Writer: Other than myself
    Program, newspaper magazine: 月刊日本 12月号
    Paper
  • ”探偵”が迫る名作の真相 評・佐藤友哉(作家)
    Date : 2021/10/31
    Writer: Other than myself
    Program, newspaper magazine: 埼玉新聞
    Paper
  • 定説に疑問 本のプロが絶賛「謎ときサリンジャー」
    Date : 2021/10/28
    Writer: Other than myself
    Program, newspaper magazine: 新文化
    注目!この本 Paper 『謎ときサリンジャー』担当編集者北本壮氏の言葉を紹介
  • 探偵のように工夫に光をあて、謎へ踏み込む 評・川口晴美(詩人)
    Date : 2021/10/26
    Writer: Other than myself
    Program, newspaper magazine: 婦人公論 11月9日号
    Paper ……ミステリーの探偵が捜査するように、著者らはサリンジャーが作品に張り巡らした表現の細かな工夫に光をあて、それらを手掛かりに謎へ踏み込んでいく。 禅の公案や芭蕉の俳句にまつわるエピソードも丹念に解き明かしながら、サリンジャー文学を貫く時間感覚、死者と生者との関係性に迫った緻密な論理展開は、鳥肌立つほどスリリングな読み心地。青春を超えた普遍的な文学と思索の世界が目の前に開かれる。
  • Date : 2021/10/24
    Writer: Other than myself
    Publisher, broadcasting station: 新潮社
    Program, newspaper magazine: Foresight
    Internet 名探偵、みなを集めて「さて」といい。ミステリー小説でありがちな場面をめぐるそんな言葉があるが、J・D・サリンジャーの愛読者なら『謎ときサリンジャー 「自殺」したのは誰なのか』の前に集まったほうがいい。著者の竹内康浩と朴舜起が探偵コンビとなり、この作家の「バナナフィッシュにうってつけの日」に関し意外な真相を語ってくれる。それを皮切りにサリンジャーによるサーガ(物語群)の世界全体の見え方を変えてしまうのだ。...
  • 書評 謎ときサリンジャー
    Date : 2021/10/23
    Writer: Other than myself
    Program, newspaper magazine: 北日本新聞
    Paper 読者も、そしてこの書評を書いている私のようなプロも、結局何も読んじゃいなかったのだと。 探偵が真相を明かした瞬間、世界の見方が一変するように、あなたの小説観...
  • 書評 謎ときサリンジャー 評者 平山瑞穂(作家)
    Date : 2021/10/20
    Publisher, broadcasting station: 朝日新聞社
    Program, newspaper magazine: 週刊朝日 2021年10月29日号
    週刊図書館 Paper
  • Date : 2021/10/20
    Writer: Other than myself
    Program, newspaper magazine: 週刊ポスト 2021年10月29日号
    Paper ... 有名なsee more glass(「もっとグラスを見なさい」とも聞こえるし、「シーモア・グラス」にも聞こえる)という言葉遊びの真意は? 「おまえの星々を出してくれ」という「シーモア序章」の台詞の意味はなにか? また、サリンジャーにとって、「義足」がどんな役割をもっているのか? 阿波研造の弓道術、オイゲン・ヘリゲルの『弓と禅』、そして芭蕉の句や鈴木大拙の俳句論へ(芭蕉とはバナナの葉のことだ)。 そこには生と死の固定観念を覆すような境地が待っている。「読む」という創造的行為でもって、小説を「書きなおす」とはこういうことだと実感した。
  • 書評 謎ときサリンジャー
    Date : 2021/10/10
    Program, newspaper magazine: デーリー東北新聞
    ミニ書評 Paper
  • Date : 2021/10/10
    Writer: Other than myself
    Program, newspaper magazine: 産経新聞
    Paper ...本書の射程はサリンジャー文学全般におよぶ。序章から全4章にわたり一連の「グラス家のサーガ」作品、『ナイン・ストーリーズ』末尾を飾る作品「テディ」および『ライ麦畑でつかまえて』(51年)も入念に咀嚼(そしゃく)する。その筆致は、合理や論理にとらわれ「因果の囚人」として生きざるをえない人間像を喝破し、松尾芭蕉の俳句、阿波研造の禅弓術、8月死去した精神病理学者の木村敏(びん)を経由して「生き残ってしまった者」が死者といかに「出会い直せるか」をも問い続ける。だが、われわれもみな少なからず、この世に残されたバディーのように醜く凹んだ体をかかえ、重く足を引きずるように生きていかねばならない「呪い」に縛られているだろう。サリンジャー作品未読の者も、長年読み続けてきた玄人も、本書をその道標の一つに、サリンジャー文学の仄(ほの)暗い深淵(しんえん)にあらためて誘われよう。こんにちほど、その言葉に耳をすますにうってつけの時代はない。(新潮社・1650円)
  • Date : 2021/10/09
    Writer: Other than myself
    Program, newspaper magazine: 日刊ゲンダイ
    本の森 Paper ... 綿密かつ巧緻な読解によって、次々と謎の扉を開いていく叙述はスリリングかつ刺激的。小説を読むことの愉悦を余すことなく伝えてくれる。 <狸>
  • Date : 2021/10/09
    Writer: Other than myself
    Program, newspaper magazine: 日本経済新聞
    朝刊読書面 Paper …… この仮説を立証するために作者たちは、サリンジャーの複数の作品の細部に注目しながら丹念に読み込む。一つ一つの作品を見ているだけではわからないことも、文学探偵たる竹内と朴のコンビは、類まれな注意力と論理的思考力で見つけ出す。本書の読者は2人の華麗な手際を存分に楽しめるだろう。 ただしこの本の長所はそれだけではない。謎解きの暗号表として用いられる鈴木大拙の著作や、阿波研造の禅弓術、松尾芭蕉の俳句など、サリンジャーに大きな影響を与えた人々への著者たちの深い理解が本作を優れたものとしている。視覚に頼らず音に耳を澄ますとき、弓と的は一つの存在となり、そのとき生死の境も消える。あるいは芭蕉とは英語ではバナナであり、したがってバナナフィッシュとは芭蕉魚のことである。これら一つ一つの気づきは読者を興奮させてくれる。……
  • 書評 謎ときサリンジャー 評・学習院大学教授 中条省平
    Date : 2021/10/07
    Program, newspaper magazine: 文學界 11月号
    文學界図書室 Paper
  • Date : 2021/10/07
    Program, newspaper magazine: 週刊文春 10月14日号
    文春図書館 Paper ...だから、シーモアの拳銃自殺に他殺の可能性を見た上で、他作品も踏まえた証拠を突きつけて前述の読みを際立たせる手際に、悔しさを覚えながらページをめくった。「頭蓋骨」を介して「銃声」や「水の音」はともかく「ビー玉遊び」にまで繋がるのには興奮した。結局、読み終えて残ったのは、嫉妬ではなく感謝の念だった。この賢明で鮮やかな謎ときを足がかりに、読者は小説に込められた別の謎も検討することができるだろう。...
  • Date : 2021/10/02
    Program, newspaper magazine: 毎日新聞
    朝刊読書面 Paper 衝撃の問い、創意に富む綿密な考証 「バナナフィッシュにうってつけの日」の結末をめぐる、壮大で驚くばかりに緻密な考察の書である。「この短編にはこんなことが書かれていたのか!」と、読者は一ページごとに瞠目(どうもく)するだろう。... 1391文字
  • Date : 2021/09/26
    Writer: Other than myself
    Program, newspaper magazine: 北海道新聞
    Paper 禅に造詣 作品の深層再解釈 評 巽孝之(慶応大名誉教授) 戦後の米国を代表し、今も世界各国で人気を博す作家J・D・サリンジャー。しかし、作品の深層には思いもよらぬ秘密が隠されていたのではないか。こんな問いかけから、本書は驚くべき作家像を描き出す。 …… だが、本書はラストシーンの「青年」(the young man)が本当にシーモアその人なのかどうか、その点から疑いをかける。最大のヒントは同作品が収められる短編集のエピグラフにもなっている禅の公案だ。「両手の鳴る音は知る。片手の鳴る音はいかに?」。この場面にはもう一人の人物がいたのではないか。そして、まさにこの銃声こそがサリンジャーが傾倒する禅で言う「隻手の声」であり、旧来の因果関係に基づいた読みを粉砕する瞬間だったのではないか、と著者たちは精緻にしてスリリングな読みを展開していく。 本書は他にも鋭利な洞察に満ちている。サリンジャーを禅にも造詣の深かった俳人から再解釈する時、もともと芭蕉という植物はバナナを指すことが強調されるのはほんの一端にすぎない。文学作品を読むことの知的快楽にあふれた一冊である。(新潮選書 1650円) <略歴> たけうち・やすひろ 1965年生まれ。北大大学院教授。専門は米文学。2019年のエドガー賞の評論・評伝部門で候補になった/ぼく・しゅんき 1992年生まれ。北大大学院文学院博士課程3年
  • Date : 2021/09/19
    Writer: Other than myself
    Program, newspaper magazine: Valley News
    Paper 『ライ麦』出版70年についてのコラムで、日本での『ライ麦』の影響に関してコメント。
  • Date : 2021/09/16
    Publisher, broadcasting station: ニッポン放送
    Program, newspaper magazine: 垣花正あなたとハッピー!
    Media report 番組ゲストコメンテーター中瀬ゆかり氏による「謎ときサリンジャー―「自殺」したのは誰なのか―」の紹介
  • 対談=竹内康浩・阿部公彦 「分からない」を愉しむ文学評論
    Date : 2021/09/03
    Program, newspaper magazine: 週刊読書人
    Paper
  • Date : 2021/09
    Publisher, broadcasting station: 新潮社
    Program, newspaper magazine: 波 9月号
    Paper 世界最高峰のミステリ賞〈エドガー賞〉の評論・評伝部門で日本人初の最終候補となった竹内康浩が弟子とともにサリンジャーの世界を読み解いた『謎ときサリンジャー―「自殺」したのは誰なのか―』が刊行。本作を読んだ作家の恩田陸さんがサリンジャーについて語った書評。
  • エウレカ!北大 小説に潜む謎解き明かす
    Date : 2021/07/14
    Program, newspaper magazine: 読売新聞
    Paper
  • オンライン授業「集中できる」
    Date : 2020/05/18
    Writer: Other than myself
    Program, newspaper magazine: 読売新聞
    Paper
  • 知の達人たち 物語の深層に潜む謎を追究
    Date : 2019/07/30
    Program, newspaper magazine: 朝日新聞
    Paper
  • エドガー賞逃すも思い出に
    Date : 2019/05/01
    Program, newspaper magazine: 朝日新聞
    Paper
  • エドガー賞発表へ 式典「楽しみたい」
    Date : 2019/04/24
    Program, newspaper magazine: 読売新聞
    Paper
  • 竹内さんエドガー賞ノミネート 半田市図書館特別コーナー
    Date : 2019/04/14
    Program, newspaper magazine: 中日新聞
    Paper
  • ほっとニュース北海道
    Date : 2019/01/25
    Program, newspaper magazine: NHK
    Media report
  • エドガー賞候補「非常にうれしい」
    Date : 2019/01/24
    Program, newspaper magazine: 読売新聞
    Paper
  • 天声人語
    Date : 2018/11/18
    Program, newspaper magazine: 朝日新聞
    Paper


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