研究者データベース

萩原 亨(ハギワラ トオル)
工学研究院 土木工学部門 先端社会システム
教授

基本情報

所属

  • 工学研究院 土木工学部門 先端社会システム

職名

  • 教授

学位

  • 博士(工学)(北海道大学)

ホームページURL

科研費研究者番号

  • 60172839

J-Global ID

研究キーワード

  • 視認性   画像処理   ドライバ   交差点   交通事故   コントラスト   交差点設計   右折車   夜間   横断者事故   野生動物事故   ドライバ挙動   道路交通   横断歩行者   エゾシカ警戒声   タイヤ振動音   キーワード   予見時間   右折   エゾシカ事故   歩行者事故   グルービング   警告音   歩行者   タイムラグ   ロードキル   回避挙動   交通工学   騒音調査   信号交差点   

研究分野

  • 社会基盤(土木・建築・防災) / 安全工学
  • 社会基盤(土木・建築・防災) / 社会システム工学
  • 社会基盤(土木・建築・防災) / 土木計画学、交通工学

職歴

  • 2011年04月 - 現在 北海道大学 大学院工学研究院 教授
  • 2010年08月 - 2011年03月 北海道大学 公共政策学連携研究部 教授
  • 2009年04月 - 2010年07月 北海道大学 公共政策学連携研究部 准教授
  • 2007年04月 - 2009年03月 北海道大学 大学院工学研究科 准教授
  • 1997年04月 - 2007年03月 北海道大学 大学院工学研究科 助教授
  • 1993年04月 - 1997年03月 北海道大学 工学部 助教授
  • 1984年04月 - 1993年03月 北海道大学 工学部 助手

学歴

  • 1982年04月 - 1984年03月   北海道大学大学院   工学研究科   土木工学専攻修士課程
  • 1978年04月 - 1982年03月   北海道大学   工学部   土木工学科

所属学協会

  • HUMAN FACTORS   自動車技術会   日本環境共生学会   日本人間工学会   照明学会   交通工学研究会   土木学会   

研究活動情報

講演・口頭発表等

  • 暴風雪時における道路利用者・地域住民の情報取得状況・ニーズについて  [通常講演]
    萩原亨, 佐野修, 高橋歩夢, 信太一人, 丹波郁恵, 塩田雅史
    土木学会年次学術講演会講演概要集(CD-ROM) 2014年08月 口頭発表(一般)
  • 有効視野を考慮した横断歩行者の右折車認知挙動に関する研究  [通常講演]
    野坂泰宏, 萩原亨, 浜岡秀勝, 多田昌裕, 宗広一徳
    土木計画学研究・講演集(CD-ROM) 2014年06月 口頭発表(一般)
  • 運転中の情報機器操作によるディストラクション発生時の車両挙動に関する研究  [通常講演]
    萩原亨, 榊間遼, 鈴木祐太郎
    土木計画学研究・講演集(CD-ROM) 2014年06月 口頭発表(一般)
  • 自動車運転中の携帯電話使用・操作に関連する問題の研究  [通常講演]
    TOKUNAGA R A, 小沢正志, 萩原亨, 高木秀貴, 下条晃裕
    自動車技術会論文集 1999年01月 口頭発表(一般)

その他活動・業績

特許

受賞

  • 2006年11月 寒地技術シンポジウム技術賞
     ITV画像を用いた道路視認性数値化技術に関する研究 
    受賞者: 萩原亨
  • 2003年11月 Eastern Asia Society for Transportation Studies Yasoshima's Prize
     Visibility Assessment of Rear Lamps in Daytime Fog 
    受賞者: 萩原亨

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 文部科学省:科学研究費補助金(挑戦的萌芽研究)
    研究期間 : 2014年 -2016年 
    代表者 : 萩原 亨
  • 文部科学省:科学研究費補助金(基盤研究(B))
    研究期間 : 2010年 -2012年 
    代表者 : 萩原 亨, 浜岡 秀勝, 宗広 一徳, 武本 東, 浜口 雅春
     
    本研究では、ドライバの予見時間に着目し、交差点右折時における横断歩行者と右折車との事故回避のための効果的な情報提供の在り方を明らかにした。具体的には、被験者を用いた模擬交差点における右折実験を実施し、ドライバが歩行者を認知する時間領域(予見時間領域と呼ぶ)があることを明らかにし、通信技術を用いて予見時間帯で歩行者を認知できるようにする歩行者回避支援方策を提案した。
  • 文部科学省:科学研究費補助金(挑戦的萌芽研究)
    研究期間 : 2009年 -2010年 
    代表者 : 萩原 亨, 長谷部 正基
     
    警告対策としてグルービングの有効性を高めるため、エゾシカが反応した音の性質を調査し、さらにグルービング音が道路を横断しようとしたエゾシカへの影響を調べた。これらの結果ついて、第62回土木学会北海道支部学術研究会にて発表した。グルービングは、グルービングマシンによって、舗装表面に縦方向または横方向の溝をつけることにより、排水を促進させ、湿潤状態における舗装路面の摩擦係数を増大させようとするものである。車両走行時には、タイヤとの関連によって音が発生する。昨年度、国道238号線の猿払村付近に、エゾシカの警戒声に近い音を出すグルービングを施工した。現地にて、詳細な、グルービング音の計測を実施した。これらの結果から、グルービング走行時の振動音を空間的に推定するモデルを確立した。また、2009秋から冬にかけて施工区間を横断したエゾシカをビデオ観測した。グルービングで発生する2kHz音の継続時間(無音、有音)や音圧がエゾシカに与える影響を調査した。ビデオから、通過車両によるグルービング音が、道路を横断しようとするエゾシカの行動に与える影響を記録できた。横断しようとしたエゾシカが、.横断を中断し、元の場所に戻ったり、警戒したいりする行動がみられた。以上の研究から、警戒声に近い音を道路から発生させることは、エゾシカの行動に影響を与えエゾシカと通行車両との事故を減らす効果があることを明らかにした。ただし、道路のグルービングによる音には限界が多々あり、効果的な対策となるかどうか不十分であることも音響モデルから明らかになった。今後、さらにエゾシカの警戒声を有効にエゾシカ事故対策に生かす方策を模索する必要がある。
  • 文部科学省:科学研究費補助金(基盤研究(C))
    研究期間 : 2006年 -2008年 
    代表者 : 萩原 亨, 浜岡 秀勝
     
    右折ドライバが右から来る歩行者を回避する挙動(地点、速度、歩行者との位置関係)を明らかにするため、フィールド実験を実施した。右折ドライバが、横断歩行者の回避が必要あるいは不要と判断するときのタイミングを明らかにした。右折ドライバが横断歩行者を見るのは、右折開始後であり、衝突点での時間差が2 秒より短かくなると、歩行者を先に横断させる行動を取ることを示した。また、夜間において判断地点が衝突地点に近くなり、日中より危険であることを明らかにした。
  • 文部科学省:科学研究費補助金(基盤研究(A))
    研究期間 : 2004年 -2006年 
    代表者 : 上田 多門, 名和 豊春, 加賀屋 誠一, 萩原 亨, 小幡 卓司, 橋本 雄一, 蟹江 俊仁, 内田 賢悦, 佐藤 靖彦, 名和 豊春
     
    本研究で得られた主な成果を以下に示す.(1)積雪寒冷地における冬期の交通状況を考慮した道路舗装のLCC評価モデルを提案した.また,PSUEの感度分析を適用した解法も示した.モデルでは,夏期においては路面劣化状態,修繕作業に伴う交通容量の減少,冬期においては凍結防止剤散布により変化する交通容量を考慮した道路利用者の経路選択を内生化し,その結果,こうした交通状況を反映した上で,LCCを最小化する修繕作業計画と凍結防止剤散布量計画が得られることを計算例により示した.(2)路面情報,運転情報,気象情報など多種類のデータベースを組み合わせた統合データベースを構築した.このデータベースを用いた分析事例として,冬季における路面状況と走行状況の関係の解明を行い,交通管理者や道路利用者への有益な情報を生み出せることを示した.すなわち,多くの場合における凍結防止剤の有効性を示すとともに,その効果が薄れる条件を明らかにした.(3)車両モデルへの二次元MEMの適用を示し,車両-床版連成解析を可能とした.MEMは,従来のFEMでは荷重の領域通過や載荷位置の更新等の課題のあった連続構造物の時系列解析において,載荷位置が不変で時間方向に無限に解析が可能という特徴と,解析領域は荷重前後の有限領域となることから,連続構造物を少ない自由度で解析できるという特徴を有する.(4)フラクタル次元解析を適用した社会基盤鋼構造物に対する損傷度・健全度の評価手法を提案した.(5)連続繊維シートの弾性係数と樹脂の弾性係数の影響を考慮できる新しい付着モデルを構築した.(6)表層から40mm程度までの浸透が可能な,新しい浸透性表面改質剤を開発した.
  • 文部科学省:科学研究費補助金(基盤研究(A))
    研究期間 : 2002年 -2004年 
    代表者 : 加賀屋 誠一, 内田 賢悦, 上田 多門, 小幡 卓司, 名和 豊春, 萩原 亨, 佐藤 靖彦, 橋本 雄一
     
    本研究では、凍結防止剤が交通機能に与える影響と凍結防止剤が構造物の劣化に与える影響について分析を行った。両者の維持管理システムの高度化を目指した。最初に、道路交通システムを支えている道路維持管理について検討した。冬期における道路状況を時空間的に把握できるWebデータベースを開発した。さらに、利用者の交通機関分担を考慮した凍結防止剤の最適散布量について検討した。効率的な路面管理や冬期における交通行動の変容が実現されることによって、凍結防止剤利用の抑止が可能となる。一方、凍結防止剤によって劣化が促進するコンクリート構造物の劣化把握を詳細に行った。コンクリートの主材料であるセメントの塩分浸透抵抗性の強化を検討し、具体的な方法を開発した。また、構造物の修繕・修理をマネジメントする必要があるが、鋼構造物を例にその修繕順位の決定方法について検討した。さらに、災害を例に土木構造物の破壊に備えたリスク分散システムの構築を試みた。これらによって、凍結防止剤に強い構造物の実現、緻密な構造物マネジメントが可能となる。凍結防止剤の利用場面を前提とした道路維持管理システムの構築に資する要素技術の開発には成果を残せた。個々の要素を組み合わせた総合マネジメントシステムの構築を目指していたが、残念ながら方向性のみを示すにとどまった。今後、これらの要素技術とその連携が冬期における道路維持管理システムにおいてどのような効果を与えるかについて検討していきたい。
  • 文部科学省:科学研究費補助金(基盤研究(B))
    研究期間 : 1998年 -2000年 
    代表者 : 萩原 亨, 成定 康平
     
    運転者や歩行者から見たときの道路上視対象の視認性は、安全を考えたとき重要な因子である。しかし、道路空間における視対象の明るさ測定方法が不十分であり、これを手軽に可能とさせるシステムの開発が必要であった。これまで、画像を用いた明るさ評価手法はいくつか実用化されてきている。しかし、デジタル技術が発達する前のものであること、道路交通を対象とした画像利用技術が不足していることから、独自に将来のデジタル技術の発展を踏まえた画像を用いた視認性評価システムの開発に着手した。最初に、デジタル画像の明るさと輝度との関係を定式化できるかどうか、更にデジタル画像のデータを直接利用できないかについて検討した。光源として車両のヘッドライトと太陽光を考え、デジタル画像の明るさと輝度との関係をカメラが取り入れる光量から整理した。次に、デジタル画像のデータと被験者の視認性を関連させうるかどうかについて単純な視対象と複雑な視対象を用いた現場実験を行った。デジタル画像の明るさを表すピクセル値と被験者の視認性評価とに結びつきがあることを示し、デジタル画像のみによって視認性評価可能であることも示した。最後に、これまで評価が難しいとされた霧発生時の視認性評価にデジタル画像を適用し、デジタル画像を用いた明るさ処理システムが安価で有効な情報獲得技術となるかどうかについて検討した。いずれも不十分な点は多々残ったが、今後のデジタル技術の進歩を踏まえ、場の技術である道路交通環境における安全を考えたときの静止画像の利用が見込めることを示唆できたと考えている。
  • 文部科学省:科学研究費補助金(基盤研究(C))
    研究期間 : 1998年 -2000年 
    代表者 : 川村 彰, 萩原 亨, 姫野 賢治
     
    本研究により得られた成果は、以下の通り。平成10年度:・世界道路協会主催による路面の平坦性に関する国際共通試験(PIARC EVEN)の路面プロファイルデータを用いた。その結果、空間周波数分析と多重解像度分析が路面プロファイルに含まれるノイズの除去、路面の損傷箇所の特定に有効なことがわかった。また、IRIによる調査では、損傷除去によりIRI値が40-50%減少することがわかった。平成11年度:・昨年の結果に基づき、路面プロファイルが路面の平坦性指標に及ぼす影響について検討された。PSDとウェーブレット変換を併用した平坦性評価手法により、路面損傷が路面の波状特性に及ぼす影響について良く理解できた。また、国際標準化機構(ISO)による路面評価区分を適用することにより、局在する損傷箇所が路面全体の平坦性に寄与する割合を定量的に把握することができた。また、2次元ウェーブレット変換により、ひび割れなどの平面的広がりを有する路面損傷箇所の特定も可能になった。平成12年度:・これまでの成果により、路面の平坦性に関する健全度をモニタリングするためのプロトコルが提案された。モニタリングの手順は以下の通り、1)路面の縦断プロファイルデータの収集2)路面データの空間周波数分析および均質性の確認3)データに含まれるノイズの除去と損傷箇所の特定4)多重解像度分析を用いた損傷データが路面の平坦性に及ぼす影響の確認5)前後比較分析を用いた路面の維持修繕に関する判断
  • 文部科学省:科学研究費補助金(試験研究(B))
    研究期間 : 1994年 -1995年 
    代表者 : 中辻 隆, 瀬尾 卓也, 萩原 亨
     
    本研究では、霧中での視線誘導灯の光源としてレーザ光を用いることを試みた。レーザ光は、単色性、指向性が強い、エネルギー集中度が高い、高輝度性がある光である。実際にレーザ光を霧中で発振させ、その光路の視認性実験を行った。実験の目的は、レーザ光の光路が線光源として視認可能であることを示すと同時に、霧の濃度の上昇に伴いレーザ光路の視認性が増す現象を実験的に示すことである。実験は、人工的に霧を発生することが可能であり、かつ照度の設定が可能な建設省土木研究者屋内標識実験施設において実施した。天井に設置したノズルから霧雨を噴出させ、送風機でこれをかくはんさせることによって屋内で人工的に霧や雨を発生させることができる。人工霧の平均粒径は、105(μm)であった。霧の発生直後の濃度は視程約10mであり、何も見えない状態となる。その後水粒子の沈降によって自然に霧が回復する過程で、輝度測定実験と視認性評価実験を行った。霧中におけるレーザ光の輝度を測定した結果、従来の視線誘導灯とは異なる特徴を示せた。霧の濃度が高くなっても測定輝度が低下しない点、連続した線光源として視認できる点である。一方、周囲に非常に明るい時や、レーザ光との視認角度が大きい時に、レーザ光の視認性はあまり期待できないことが分かった。視程が50m前後の状況で線光源として視認できるレーザ光の視線誘導効果は非常に大きかった。道路空間で視線誘導灯の1つの点が見えても1次元的な情報であり、道路の進行方向を知るためには次の点が見える必要がある。レーザ光は、1個の光源で2次元的な道路方向を運転者に知られることができる。「視線誘導標の見え方試験報告書」においても、単体設置と連続設置を比較した場合、連続設置の方の評価がやや上回るとされている。線光源としての有用性についての議論は、実験に参加した被験者の実験後の感想にも記されていた。レーザ光は、夜間の透過率が低い状況で利用を想定したとき、グレアを起こさず高いコントラストによる2次元的な視線誘導が可能であり、視界不良時の視線誘導灯として今後の応用が期待できる。
  • 文部科学省:科学研究費補助金(一般研究(C))
    研究期間 : 1994年 -1995年 
    代表者 : 中辻 隆, 加来 照俊, 藤原 隆, 萩原 亨
     
    人工知能モデルを応用して高速道路や一般道路における交通流シミュレーションモデルの精度向上を図った。1)ニューラルネットワークモデルを応用した交通変量のマクロ表現交通変量の関係は、交通流シミュレーションモデルにおいて重要な役割を果たす。ニューラルネットワークモデルを用いて交通変量のマクロ的に表現する手法を提案している。最初に、Kohonen Feature Mapモデルを用いて原計測データを均等に分布したデータに変換した。これは、後の推定精度の向上と演算効率の改善に寄与した。次に、多層型のニューラルネットワークモデルを用いて、2次元、および3次元の交通変量間の関係を表現した。これは、交通変量間の非線形・不連続な関係を形成するのに有効であった。2)高速道路における交通状態をリアルタイム推定するためのニューロ・カルマンフィルタマクロ交通流モデルにカルマンフィルタを組み合わせたCremerモデルを多層型のニューラルネットワークモデルを用いて再定義した。状態変量と観測変量を関係付ける観測方程式をニューラルネットワークモデルによって定義することによって両変量間の非線形な関係が忠実に表現された。同時に、状態変量の変動を定義する状態方程式も同様に表現した。これは、拡張カルマンフィルタにおける導関数の導出を容易にした。ここで提案したニューロカルマンフィルタを首都高速道路に適用し、元のCremerモデルとの比較を通してその有効性を検証した。3)一般街路における信号制御の最適化荷於ける人工知能モデルの応用街路交通における最適な信号制御パラメータを推定するため、制御パラメータと交通状況データを入力信号とし、最適制御の目的関数を出力信号とする多層階層型のニューラルネックワークモデルを用いた手法の開発を行なった。学習過程においては、学習効率の向上を図るために、Kohonen Feature Map手法を用いて交通状況のクラス分けを行い、各クラスごとにニューラルネットワークを構築した。最適過程においては、ローカルミニマムへの収束を避けるために、コーシマシンと遺伝的アルゴリズム2つの人工知能手法の適用を図り従来法との比較を行った。
  • 文部科学省:科学研究費補助金(一般研究(C))
    研究期間 : 1992年 -1993年 
    代表者 : 加来 照俊, 萩原 亨, 藤原 隆, 中辻 隆
     
    本研究は,都市内街路における交通制御システムの高度化を図るために、信号制御パラメータの最適化等の問題に対して、ニューラルネットワークモデルの適用性を検討したものである。街路交通における最適な信号制御パラメータ(スプリットとオフセット)を推定するため、制御パラメータと交通状況データ(交通量と占有率)を入力信号とし、最適制御の目的関数(遅れ時間と停止回数の加重和)を出力信号とする多層階層型のニューラルネットワークモデルを用いた手法の開発を行った。システムは学習過程と最適過程に分けられる。学習過程においては、学習効率の向上を図るため、Kohonen Feature Map(KFM)手法を用いて交通状況のクラス分けを行い、各クラスごとにニューラルネットワークを構築した。最適過程においては、ローカルミニマムへの収束を避けるために、確率的な手法であるコーシマシンと確定的な手法である最急勾配法を組み合わせて手法と遺伝的アルゴリズム2つの人工知能手法の適用を図った。従来法との比較を行い、これらの手法が有効であることを確認した。次に非線形現象に対するニューラルネットワークモデルの表現能力に注目して、交通流率Q、密度K、速度Vの関係をニューラルネットワークモデルによって表現することを試み、その結果を従来の回帰分析によるものと比較した。1)非線形回帰分析より相関係数の高い回帰曲線を得ることができる2)曲線形状に起状のある非線形な特性曲線も良く表現することができる3)微係数が不連続な形状となる場合にも事前の領域分けなしに適用可能であることを確認した。これらの自己組織化能力を有する特性関数は交通流シミュレーションの推定精度の改善や効率的なインシデントの検出に利用されうる。
  • 文部科学省:科学研究費補助金(試験研究, 試験研究(B))
    研究期間 : 1989年 -1990年 
    代表者 : 加来 照俊, 萩原 亨, 藤原 隆, 中辻 隆
     
    (1)動画像処理システムの改良前年度に開発した動画像処理システムをもとに、システムの改良を行った。画像処理装置を制御する計算機をより高性能なものに変換した。このため、システムの制御に用いていたプログラムを変更した。これにより単位時間当たりの処理能力が向上した。(2)車両の認識システムの開発車両の認識システムに、視覚パタン認識能力と学習能力を持つ神経回路モデル“コグニトロン"を応用した。移動する車両の位置を追跡するとき、異なる映像において同じ車両を結びつけるため、車両の認識システムが必要になる。学習したデータの判別には強いが、学習時間が長い・相似形の判別が困難・計算機の容量が足りない等の問題点があり、現在のパソコンレベルの計算機での実用は難しいと言えた。(3)幹線道路の交通流パラメータの算出改良した動画像処理システムを用いて、前年度に続き車両の発進加速度の測定を行った。冬期における交差点の交通容量の低下は、車線幅員の減少及び路面のすべり摩擦係数の低下による車両の発進加速度の低下が主な原因と考えられる。ここでは、路面状態の時間的な変化による車両の発進加速度の測定を行った。車両の認識は、自動認識システムの成果が不十分であったので前年度と同様に輝度値を直接用いることにより行った。車両の移動を任意の時間間隔で測定し、時間の関数として近似式を求め、速度と加速度を計算した。車両は、路面の滑り抵抗値の変動に敏感に応答する挙動を示した。滑り抵抗値が20前後のとき車両は0.1g程度の一定の加速度を示した。路面の滑り抵抗値が大きくなるにしたがって、最大0.3g程度の値を示す周期的な加速を行っていた。
  • 文部科学省:科学研究費補助金(一般研究(B))
    研究期間 : 1988年 -1990年 
    代表者 : 加来 照俊, 萩原 亨, 藤原 隆, 中辻 隆
     
    スパイクタイヤの使用規制と冬期の交通安全に関していくつかの項目について検討を行った。報告書の概要は以下の通りである。1)スパイクタイヤの使用規制が冬期の交通安全へ与える影響札幌市および全道で発生した物損事故と人身事故データを用いて、主にタイヤ種別の違いによる冬期事故の特性を統計的に分析したスタッドレスタイヤがすべりに起因する事故が多いことを明らかにした。2)全道の国道と道々における冬期の路面状態実態調査データに基づき、冬期の路面状態と気象特性に関する考察を行った。3)路面のすべり抵抗値を基準とした冬期路面の危険度評価を全道の国道と道々を対象に行い、危険度マップの作成を行った。4)凍結防止剤による路面管理を実施した場合に必要とされる防止剤量の算定を行った。凍結防止剤の散布や運転者への路面情報の提供などといった冬期の路面管理方策を実施する上において、路面状態の予測手法の確立は極めて重要となるが、冬期の道路交通情報システムに関し、5)運転者へのアンケート調査結果をもとに、スパイクタイヤの使用規制に伴う運転者の対応、その中でも道路交通情報への期待が大きいことを明らかにした。6)路面状態の予測に関して、路面上のいくつかの地点の路面状態を予測するために、GMDHとニューラルネットワーク法、2つの統計的手法の適用を試みた。7)危険が予想されるついて1地点を対象として解析的に路面温度の予測を行う手法の検討を行った。
  • 文部科学省:科学研究費補助金(一般研究(B))
    研究期間 : 1985年 -1987年 
    代表者 : 加来 照俊, 萩原 享, 川村 彰, 藤原 隆, 中辻 隆
     
    1.力学的モデルの改良:前年度までの解析結果をもとに, バネ上とバネ下の横方向の相互作用を表現するために, 従来の10自由度モデルを改良した13自由度モデルの作成を行った. 実車走行試験データとの比較を行ない, 本13自由度モデルが直線走行時, あるいは車線乗り移り走行時ともに妥当な結果を与えることを確認した.2.わだち路走行時の操安性の評価:これまでに実施してきた実車走行試験, およびシミュレーションによる解析を通して, わだち路走行時の車両の挙動特性に関しいくつかの知見を得た.(1)剛体運動に基づく1H_Z 以下の横方向成分が直線走行時の安全性に悪影響を及ぼし, しかもその効果は走行速度が大きくなる程増大する.(2)車線乗り移り走行において, 乗り移り条件が厳しくなるにつれ, バネ上の固有振動成分である2〜3H_Z成分の影響がバネ下の横方向成分に現われ, 走行時の操縦性を阻害する.(3)車線乗り移りの速度が大きくなるに従って, バネ下特に後輪バネ下部の横方向変位の応答遅れ, すなわち操舵との時間差が顕著になり操縦性低下.(4)横方向の変位, 加速度の増大がわだち路走行時の操安性低下に関係.3.わだち路の安全性評価:わだち路, 特に冬期路面上のわだち路が交通安全に与える影響を調べるために人身事故60件, 物損事故1050件のデータを収集し事故時のわだち深さ, 事故類型等との相関分析を行い, 正面衝突事故との相間を明らかにした.4.路面の補修基準への提案:現行のアスファルト舗装補修基準を車両の操安性の見地から検討するために3自由度, および13自由度の力学的モデルによるシミュレーション解析を行った(現在とりまとめ中)

教育活動情報

主要な担当授業

  • 自主研究Ⅱ
    開講年度 : 2018年
    課程区分 : 学士課程
    開講学部 : 国際
  • 大学院共通授業科目(一般科目):複合領域
    開講年度 : 2018年
    課程区分 : 修士課程
    開講学部 : 大学院共通科目
    キーワード : 風水害、雪害、土砂災害、火山災害、地震・津波災害
  • Advanced Exercise in Engineering and Policy for Sustainable Environment(北方圏環境政策工学特別演習E
    開講年度 : 2018年
    課程区分 : 修士課程
    開講学部 : 工学院
  • Probability and Statistics for Planning and Experimental Design(実験計画のための確率・統計E)
    開講年度 : 2018年
    課程区分 : 修士課程
    開講学部 : 工学院
  • 計画数理学特論
    開講年度 : 2018年
    課程区分 : 修士課程
    開講学部 : 工学院
  • 大学院共通授業科目(一般科目):自然科学・応用科学
    開講年度 : 2018年
    課程区分 : 修士課程
    開講学部 : 大学院共通科目
    キーワード : 最小2乗法、重回帰分析、分散分析、多変量解析
  • 大学院共通授業科目(一般科目):自然科学・応用科学
    開講年度 : 2018年
    課程区分 : 修士課程
    開講学部 : 大学院共通科目
    キーワード : 一般化線形モデル、最尤推定、GLM、GLMM
  • 北方圏環境政策工学特別演習
    開講年度 : 2018年
    課程区分 : 修士課程
    開講学部 : 工学院
    キーワード : 課題研究,論文作成,ゼミナール
  • Advanced Study in Engineering and Policy for Sustainable Environment(北方圏環境政策工学特別研究E)
    開講年度 : 2018年
    課程区分 : 博士後期課程
    開講学部 : 工学院
  • Probability and Statistics for Planning and Experimental Design(実験計画のための確率・統計E)
    開講年度 : 2018年
    課程区分 : 博士後期課程
    開講学部 : 工学院
  • 計画数理学特論
    開講年度 : 2018年
    課程区分 : 博士後期課程
    開講学部 : 工学院
  • 北方圏環境政策工学特別研究
    開講年度 : 2018年
    課程区分 : 博士後期課程
    開講学部 : 工学院
    キーワード : 課題研究,論文作成,
  • 一般教育演習(フレッシュマンセミナー)
    開講年度 : 2018年
    課程区分 : 学士課程
    開講学部 : 全学教育
    キーワード : 都市,社会基盤,経済,海洋,地盤,橋梁,道路,鉄道,港湾,防災,河川
  • 道路工学
    開講年度 : 2018年
    課程区分 : 学士課程
    開講学部 : 工学部
    キーワード : 幾何設計、 交通流、 交通制御、 ITS、 アスファルト、コンクリート、 舗装構造設計、舗装維持補修
  • 国際交流Ⅱ
    開講年度 : 2018年
    課程区分 : 学士課程
    開講学部 : 国際本部
    キーワード : 幾何設計、 交通流、 交通制御、 ITS、 アスファルト、コンクリート、 舗装構造設計、舗装維持補修
  • 応用数学演習Ⅱ
    開講年度 : 2018年
    課程区分 : 学士課程
    開講学部 : 工学部
    キーワード : 複素数、複素関数、正則関数、複素積分、コーシーの定理、極、留数、留数定理、テイラー展開、ローラン展開、ベクトル積、スカラー積、スカラー場、ベクトル場、勾配、発散、回転、ガウスの定理、ストークスの定理
  • 土木計画学演習
    開講年度 : 2018年
    課程区分 : 学士課程
    開講学部 : 工学部
    キーワード : 土木計画学 計画数理学 統計学 創成学習
  • 寒地環境工学
    開講年度 : 2018年
    課程区分 : 学士課程
    開講学部 : 工学部
    キーワード : 寒冷地 氷海 河川氷(永久)凍土 コンクリート 雪 伝熱 交通工学
  • パブリックデザイン演習
    開講年度 : 2018年
    課程区分 : 学士課程
    開講学部 : 工学部
    キーワード : パブリックデザイン、シビックデザイン、景観設計、地域・都市計画、環境、バリアフリー
  • 社会資本政策学
    開講年度 : 2018年
    課程区分 : 学士課程
    開講学部 : 工学部
    キーワード : 国土計画、都市計画、地域開発、政策評価、政策立案
  • 測量学
    開講年度 : 2018年
    課程区分 : 学士課程
    開講学部 : 工学部
    キーワード : 測距、測角、トラバース、測定誤差、最小自乗法、GPS
  • 社会合意形成演習
    開講年度 : 2018年
    課程区分 : 学士課程
    開講学部 : 工学部
    キーワード : 政策分析手法、ワ-クショップ、テ-マ研究
  • パブリックデザイン論
    開講年度 : 2018年
    課程区分 : 学士課程
    開講学部 : 工学部
    キーワード : 景観設計、地域・都市デザイン、シビックデザイン、環境、バリアフリー

大学運営

学内役職歴

  • 2013年4月1日 - 2015年3月31日 施設・環境計画室室員
  • 2015年4月1日 - 2017年3月31日 施設・環境計画室室員


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