研究者データベース

久井 貴世(ヒサイ アツヨ)
文学研究院 人文学部門 文化多様性論分野
准教授

基本情報

所属

  • 文学研究院 人文学部門 文化多様性論分野

職名

  • 准教授

学位

  • 博士(文学)(2016年03月 北海道大学)

科研費研究者番号

  • 00779275

J-Global ID

職歴

  • 2020年04月 - 現在 北海道大学 大学院文学研究院 准教授
  • 2019年04月 - 2020年03月 北海学園大学 人文学部 客員研究員
  • 2019年04月 - 2020年03月 独立行政法人日本学術振興会 特別研究員PD
  • 2018年07月 - 2019年03月 特定非営利活動法人EnVision環境保全事務所 研究員
  • 2018年05月 - 2019年03月 北海道大学 総合博物館 技術補助員
  • 2016年04月 - 2019年03月 公益財団法人日本生態系協会 専門研究員
  • 2016年04月 - 2019年03月 北海道大学 大学院文学研究科 歴史地域文化学専攻 専門研究員

学歴

  • 2011年04月 - 2016年03月   北海道大学   大学院文学研究科   歴史地域文化学専攻
  • 2009年04月 - 2011年03月   北海道大学   大学院文学研究科   歴史地域文化学専攻
  • 2005年04月 - 2009年03月   酪農学園大学   環境システム学部   生命環境学科

研究活動情報

論文

  • 久井 貴世
    ヒトと動物の関係学会誌 = Japanese journal of human animal relations 54 30 - 34 ヒトと動物の関係学会 2019年12月 [査読無し][通常論文]
  • 相馬 拓也, 木下 こづえ, 木下 さとみ, 水野 裕史, 久井 貴世
    ヒトと動物の関係学会誌 = Japanese journal of human animal relations 54 35 - 40 ヒトと動物の関係学会 2019年12月 [査読無し][通常論文]
  • 久井 貴世
    山階鳥類学雑誌 50 2 89 - 123 公益財団法人 山階鳥類研究所 2019年 [査読有り][通常論文]
     

    It is widely recognized that the similarities in appearance between the Crane, particularly Red-crowned Crane Grus japonensis, and the Oriental Stork Ciconia boyciana, has previously led to confusion as to their accurate identification. However, the actual situation regarding this confusion has not been studied, and it is unclear how much knowledge people in the past had about both species or whether they were able to tell the two species apart. This paper seeks to clarify the actual situation around Crane and Oriental Stork identification, drawing extensively upon natural historical materials among historical documents of the Edo period. Examination of these documents revealed that the morphology and ecology of both species were accurately understood, and that the recorded information is also accurate even if viewed in the modern period. The fact that these two birds belong to different species is recognized and elaborated due to their differences in medicinal use and food processing, for instance. Natural historical documents from the Edo period indicate the Crane and Oriental Stork were correctly identified as different species, and that the possibility of them being confused was low.

  • 久井 貴世
    野生生物と社会 4 1 1 - 21 「野生生物と社会」学会 2016年 [査読有り][通常論文]
     

     This paper has mainly studied the actual condition of crane hunting during the Edo period by investigating various rules and specific hunting methods about crane hunting. The systems of crane hunting were not unified all around the country, and different hunting system worked in each domain. In some domain, commoners were also permitted to capture crane under certain rules, but the cranes captured belonged to the lord and all the cranes were eventually gathered to the lord in such systems. It is speculated that the crane hunting activities for the purpose of private use (livelihood or entertainment, etc.) that did not benefit the lord were banned during the Edo period instead of prohibiting hunting cranes all together. In addition, the methods for hunting cranes included gun hunting using a wooden decoy, hunting with nets or traps beside the well-known falconry.

  • 久井 貴世
    北海道大学大学院文学研究科研究論集 14 55 - 80 北海道大学文学研究科 2014年 [査読無し][通常論文]
  • 久井 貴世
    野生生物と社会 1 1 7 - 20 「野生生物と社会」学会 2013年 [査読有り][通常論文]
     
    The Tancho, or Japanese Crane (Grus japonensis) which inhabits Japan, has been on the brink of extinction because of intense hunting activity, and loss of habitat, since the Meiji Era. In modern Japan, the hunting targeted at the Japanese cranes is still active. The Japanese cranes are dazzling targets for hunting and are used to make valuable products. Japanese hunters at that time lacked the forethought of wildlife protection, and their intense hunting became a threat to the cranes' survival. The Japanese hunters tracked cranes not only in Japan, but also on the Korean peninsula. The Japanese cranes were important for industry and thought of as a special product of the Korean Peninsula, especially for Japanese people. Even on the Korean Peninsula, poaching was rampant after the Hunt Rule was established. These cranes were a connecting point of importance to the Japanese people. The value of the cranes caused an increase of pressure to hunt them. In addition, it can be thought that these factors, which include the development of hunting techniques, the imperialistic expansion, and the hunters' sense of ethics, overlapped to cause a sharp decrease of Japanese cranes in modern Japan and the Korean Peninsula.
  • 久井 貴世
    山階鳥類学雑誌 45 1 9 - 38 公益財団法人 山階鳥類研究所 2013年 [査読有り][通常論文]
     
    江戸時代に著された史料を用いた調査に基づき,江戸時代の史料に記載されたツル類の名称のうち,タンチョウGrus japonensisに関連する六つの名称について整理と再考察を行った。江戸時代の日本では,当時の西洋や現代とは異なる独自の分類体系が有効に機能していたが,史料中では多様なツルの名称が用いられていた。記載された名称と種の対応は著者や時代によっても解釈が異なり,史料によって齟齬が生じることが明らかとなった。さらに,一般名と一致しない地方名も存在し,地域による定義の違いも確認できる。本草学的には「鶴」の代表はタンチョウである場合が多いが,地域によってはマナヅルG. vipioやソデグロヅルG. leucogeranusを表わす場合があった。「丹鳥」は現在では単線的にタンチョウと結びつけられているが,史料によって多様な解釈がみられ,明確な種の特定にはいたらなかった。「白鶴」はほとんどの場合ソデグロヅルを指すが,地域によってはタンチョウを表わす場合もあった。「琉球鶴」は特定の一種を指す名称ではなく,琉球を経て日本へもたらされた外国のツルの総称であると推測できる。「朝鮮鶴」はタンチョウを指す事例が確認できたが,朝鮮に由来するツルの総称として用いられていた可能性が高い。江戸時代の名称を現代の種に対応させる際には,史料による同定の不一致や地域による定義の差異などに留意する必要がある。
  • 久井 貴世
    Biostory = ビオストーリー : 生き物文化誌 : 人と自然の新しい物語 18 82 - 92 生き物文化誌学会 ; 2003- 2012年12月 [査読有り][通常論文]
  • 久井 貴世, 赤坂 猛
    酪農学園大学紀要 人文・社会科学編 34 1 31 - 50 酪農学園大学 2009年10月 [査読無し][通常論文]

書籍

  • 黒沢, 令子, 江田, 真毅 (担当:分担執筆範囲:第5章 文献史料から鳥類の歴史を調べる―ツルの同定と分布の事例;コラム3 江戸時代の食文化と鳥類)
    築地書館 2021年03月 (ISBN: 9784806716143) viii, 258p
  • 福田, 千鶴, 武井, 弘一 (担当:分担執筆範囲:鷹狩をめぐる江戸時代のツルの「保護」と人との関わり)
    勉誠出版 2021年02月 (ISBN: 9784585222972) 9, 339, 14p
  • 上田, 恵介, 田中, 啓太, 伊澤, 栄一, 森本, 元, 相馬, 雅代, 三上, かつら, 関, 伸一, 齋藤, 武馬, 杉田, 典正, 泉, 洋江, 久井, 貴世, 江田, 真毅, 田中, 康平, 綿貫, 豊, 出口, 智広, 笠原, 里恵, 森, さやか, 森口, 紗千子, 浅井, 芝樹, 佐藤, 雪太 (担当:分担執筆範囲:古文書の「丹頂」からタンチョウを探る : 「歴史鳥類学」から解明する江戸時代のツルの歴史)
    一色出版,悠書館 (発売) 2019年11月 (ISBN: 9784909383099) 431p
  • 久井, 貴世 
    酪農学園大学生物多様性保全研究室 2009年12月 151p

その他活動・業績

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 考古学・鳥類学・歴史学から解明する江戸時代のツルの多様な利用:食用、飼育、流通
    日本学術振興会:科学研究費助成事業 特別研究員奨励費
    研究期間 : 2019年04月 -2022年03月 
    代表者 : 久井 貴世
  • 古代DNAと文献史料から迫るタンチョウの歴史:過去の分布と遺伝的構造の解明
    日本学術振興会:科学研究費助成事業 若手研究
    研究期間 : 2019年04月 -2022年03月 
    代表者 : 久井 貴世
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(A)
    研究期間 : 2016年04月 -2021年03月 
    代表者 : 福田 千鶴, 大賀 郁夫, 籠橋 俊光, 東 昇, 久井 貴世, 東 幸代, 森田 喜久男, 渡部 浩二, 伊藤 昭弘, 堀田 幸義, 江藤 彰彦, 兼平 賢治, 安田 章人, 水野 裕史, 武井 弘一, 相馬 拓也, 中澤 克昭, 岩淵 令治, 藤實 久美子, 大坪 舞, 荻 慎一郎
     
    今年度は研究計画の3年目にあたり、前年同様、共同研究におけるフィールドワークを重視した。まず、9月7日(金)から9月9月(日)にかけて韓国調査を実施した。参加者は8名。韓国大田市において、大田市無形文化財に登録されている鷹狩技術保持者である鷹師のパク・ヨンスン氏から聞き取り調査をおこなった。日本と韓国の鷹狩文化の違い、朝鮮オオタカの特徴、鳥屋の状況を見聞することができた。また、南山ゴル韓屋村ではパク氏の弟子であるファン・ティン氏と交流し、鷹狩文化研究の発展に向けて東アジア全体で協力する必要を確認した。調査報告はニューズレター5号(HP公開)に掲載した。 次に宮内庁鴨場の見学を申請したところ、幸運にも参加する機会をえた。数年応募しても難しい倍率だということで、貴重なフィールドワークとなった。6月29日に埼玉鴨場(1名)、9月25日に千葉新浜鴨場を見学した(10名)。 11月23日(金)~25日(日)は北海道阿寒郡鶴居村にて丹頂ツルのフィールドワーク、および第4回研究会を開催した。参加者17名。研究報告4本、韓国調査報告、次年度以降の研究会活動のうちあわせなどを行った。年度末には、研究代表者が、Boston で開催中のEagle Maniaという日本の鷲・鷹をテーマとした展示会を観覧した。 鷹・鷹場・環境研究文献DBは昨年度より70タイトルを増やした。増加データを研究会メンバーに配布した。文献DBはほぼ完成したが、次年度も引き続きデータを補う必要がある。 成果公表は、HPを定期的に更新し、文献情報のデータを公開・更新し、イベント情報を提供するなど、広く社会への情報発信を続けた。年度末には『鷹・鷹場・環境研究』3号を公刊し、論文6本、史料紹介3本、書評3本という大変充実した内容となった。NEWS LETTER『鷹・鷹場・環境NEWS』4~6号を発行し、HP上にて公開した。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業 研究活動スタート支援
    研究期間 : 2016年08月 -2018年03月 
    代表者 : 久井 貴世
     
    本研究の目的は、歴史資料を用いた調査から、江戸時代の日本に生息していたツル類各種の生息実態のうち、特に渡りに関する生態を明らかにすることである。江戸時代の幕府・藩の公用記録、博物誌資料、地誌、紀行・旅行記などを対象としてツルに関する記録を収集し、ツルの渡来地・渡来時期を示す記録を用いて、GIS(地理情報システム)によって種別、月別の分布図を作成した。これにより、江戸時代におけるツルの分布と渡りを視覚的に把握することを可能とした。本研究では、ツルの種による渡来状況や移動傾向の違い、現在日本では繁殖しないマナヅルやナベヅルの繁殖、あるいは北海道外でのタンチョウの繁殖の可能性を明らかにした。


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