研究者データベース

杉浦 真由美(スギウラ マユミ)
大学院教育推進機構 オープンエデュケーションセンター
准教授

基本情報

所属

  • 大学院教育推進機構 オープンエデュケーションセンター

職名

  • 准教授

学位

  • 博士(人間科学)(早稲田大学大学院)

J-Global ID

プロフィール

  • 専門:教育工学,インストラクショナルデザイン,医学教育,継続教育,eラーニング

    医学・看護分野における授業・研修のデザイン研究/ブレンド型研修コースの開発研究/自己調整学習を促す学習支援システムの開発研究/シナリオ型教材の開発研究/医学生のコミュニケーション能力の育成

研究キーワード

  • 教育評価   オープン教材   教育技術   多職種連携教育   教員研修   ハイブリッド型授業   医学教育   ゴールベースシナリオ   授業評価   研修デザイン   授業デザイン   経験学習   ブレンド型授業   ビデオ教材   eラーニング   インストラクショナルデザイン   教育工学   

研究分野

  • その他 / その他 / 継続教育
  • その他 / その他 / 医学教育
  • 人文・社会 / 教育工学

職歴

  • 2023年04月 - 現在 北海道大学 大学院教育推進機構オープンエデュケーションセンター 准教授
  • 2019年04月 - 現在 札幌医科大学 保健医療学部 非常勤講師
  • 2022年09月 - 2023年03月 早稲田大学 人間科学部 非常勤講師
  • 2022年04月 - 2023年03月 早稲田大学 大学院人間科学研究科 非常勤講師
  • 2021年10月 - 2023年03月 北海道大学 高等教育推進機構 オープンエデュケーションセンター 特任准教授
  • 2019年04月 - 2023年03月 札幌医科大学 医学部 非常勤講師
  • 2020年04月 - 2021年09月 北海道大学 高等教育推進機構オープンエデュケーションセンター 助教
  • 2018年04月 - 2021年03月 北海道医療大学 非常勤講師
  • 2020年04月 - 2020年09月 早稲田大学 人間科学部 非常勤講師
  • 2018年04月 - 2020年03月 札幌医科大学 医療人育成センター 教育開発研究部門 講師

学歴

  • 2014年04月 - 2017年07月   早稲田大学   大学院人間科学研究科   博士後期課程
  • 2011年04月 - 2014年03月   早稲田大学   大学院人間科学研究科   修士課程

研究活動情報

論文

  • 坂本亘, 杉浦真由美, 重田勝介
    日本教育工学会論文誌 46 Suppl 97-100  2022年04月 [査読有り]
  • ICTを活用した多職種連携教育の展望
    杉浦 真由美
    日本保健医療福祉連携教育学会学術誌 14 2 115 - 119 2021年 [招待有り]
  • 杉浦 真由美
    日本教育工学会論文誌 45 Suppl 69 - 72 2021年 [査読有り]
  • 高橋 暁子, 杉浦 真由美, 甲斐 晶子, 冨永 敦子
    日本教育工学会論文誌 43 3 253 - 265 日本教育工学会 2019年 [査読有り][通常論文]
     

    本研究では,日本におけるインストラクショナルデザイン(ID)の先行研究をレビューし,研究動向を整理した.2003年から2018年までの教育工学領域の論文から72編のID 研究論文が抽出され,ここ10年の論文数は横ばいであった.そのうち61編が実践系の論文に位置づけられ,とくに「教育実践の改善および学習環境づくり」での活用が顕著であることが示された.教育現場における実践報告が多くの割合を占める一方で,実践研究と基盤的研究との往還やID 本来の趣旨である教育設計時の活用に関しての課題が明らかになった.

  • 杉浦 真由美, 向後千春
    日本教育工学会論文誌 40 4 337 - 347 2016年 [査読有り][通常論文]
     
    本研究では,プリセプターの資質に応じたプリセプターを育成するために,新人看護師が支援を求める場面を教材化し,ビデオ,講義,ロールプレイ,リフレクションを組み合わせた研修コースを開発した.開発の準備として,新人看護師を支援するプリセプターに求められる資質について調査した結果,「全体的な支援」「指導力」「職務への支援」「新人看護師への態度」の4因子
    25項目が抽出された.さらに,新人看護師が支援を求める場面には,「行動」「感情」「態度」の
    3つの側面があることが示された.開発したコースを使った研修の前後でプリセプターの自信度
    に変化がみられるのか検討した結果,研修前にプリセプターの自信度が低い群においても自信度
    に有意な上昇がみられた.これは新人看護師ならびにプリセプターの経験を教材化し,研修ではビデオ,講義,ロールプレイ,リフレクションを組み合わせたことによってプリセプターの役割が明確にイメージでき,自信度の上昇につながったと考えられる.
  • 杉浦 真由美, 向後千春
    日本教育工学会論文誌 36 4 429 - 438 日本教育工学会 2013年 [査読有り][通常論文]
     
    病院における診療場面で,X線撮影やCT検査は疾患の診断に広く用いられている.なかでも,造影剤を用いた検査は,病変部位の抽出に大きく貢献しているが,まれに重度の副作用が発現するという問題がある.そのため,造影剤の副作用発現時には,迅速かつ的確に対応できる能力が必要である.本研究では,その知識とスキルを身につけるために,シナリオ型ビデオ教材と実習を組み合わせた研修コースを開発した.看護師・放射線技師に対して,ゴールベースシナリオ(Goal-Based Scenario, GBS)に基づくシナリオ型ビデオ教材と実習を組み合わせた造影剤副作用発現時の対応研修と通常のレクチャー型研修を行った結果,看護師は講義のみの教育方法よりも半年間の長期に渡って有意に高いテストの得点を示し,どのような学習スタイルにおいても効果的であることが示された.一方,放射線技師では両条件間には有意な差はみられなかった.

書籍

  • 杉浦 真由美 (担当:単著)
    メディカ出版 2021年08月 (ISBN: 4840475806) 240 
    2020年の春、突然の「研修オンライン化」は、多くの人々が想定していなかった事態でした。そのうえ、新入職者を迎えるタイミングだったということもあり、「とにかくこの事態を乗り越えなければならない」と、多くの研修がスピード重視で作られ、かつ手探りでオンライン化が進められてきました。 こうした中、私は教育工学の専門家という立場から学内外に向けて、よりよいオンライン授業および研修を行うためのノウハウの提供を続けてきました。なぜなら、授業や研修でうまく教えるためには、「教え方のスキル」「設計力」「運営力」が必要だからです。 研修のオンライン化は、IT 技術の発展や社会的状況、参加者のニーズによって急速に発展しています。決して緊急避難のためだけのものではありません。対面での研修が可能になったとしても、オンラインのメリットが活かされた形で、今後は対面とオンラインを組み合わせたハイブリッド型が定着していくでしょう。 本書の事例の多くは看護師を扱っていますが、研修の方法は職種や教える内容を選ばない普遍的なものです。そのため看護師に限らず、さまざまな職種の方にも役立つ内容であると考えています。 これから研修を始める方には、ぜひじっくりとお読みいただき、ご活用いただければ幸いです。また、これまでに研修を実践されている方には、研修のさらなる効果・効率・魅力を高めるために役立てていただけることを、心から願っております。
  • 杉浦 真由美 (担当:単著)
    メディカ出版 2018年12月 (ISBN: 484046846X) 192

講演・口頭発表等

  • ハイブリッド型授業の設計をテーマとしたMOOCにおける受講者の授業デザインの取り組みに及ぼす要因
    杉浦 真由美, 重田 勝介
    日本教育工学会 第43回全国大会 2023年09月
  • 相互評価に関する教育工学研究の動向
    沙 華哲, 杉浦 真由美, 重田勝介
    日本教育工学会 第43回全国大会 2023年09月
  • 遠隔教育における質を保証する映像教材の制作に向けて
    藤岡千也, 杉浦真由美, 重田勝介
    日本教育工学会 第43回全国大会 2023年09月
  • 杉浦 真由美, 堀場 文彰, 佐久間 寛之, 稲熊 容子, 阿部 かおり, 村山 裕子, 大越 拓郎, 齋藤 利和, 大槻 眞嗣
    第48回 教育システム情報学会全国大会 ポスター発表
  • 楽しく学ぶ教え方研修  [招待講演]
    杉浦真由美
    刈谷豊田総合病院 看護部院内研修【オンライン開催】 2023年08月
  • 「学び上手」「教わり上手」を育てる! 看護現場における“教え方”のポイントとコツ  [招待講演]
    杉浦真由美
    日総研セミナー 2023年08月
  • 杉浦真由美, 佐久間寛之, 堀場文彰, 稲熊容子, 阿部かおり, 村山裕子, 大越拓郎, 太田充彦, 齋藤利和, 大槻眞嗣
    第55回日本医学教育学会大会 2023年07月 ポスター発表
  • いいケア・よい成果・学習する組織づくり ーバランスのよい医療職者になるためのヒントー  [招待講演]
    ユニ・チャームTENAオンライン研修会 2023年07月
  • Promoting Students’ Pre-class Preparation in Flipped Classroom with Kit-Build Concept Map
    Yusuke Hayashi, Yuta Aikawa, Yuki Kawaguchi, Huazhe Sha, Mayumi Sugiura, Katsusuke Shigeta, Tsukasa Hirashima
    The 24th International Conference on Artificial Intelligence in Education, AIED 2023 2023年07月 口頭発表(一般)
  • 効果的なオンライン研修とするために ー 対面とオンラインを組み合わせて研修の効果・効率・魅力を高める ー  [招待講演]
    杉浦真由美
    公益社団法人 北海道看護協会 継続教育担当者のための企画運営 研修会 2023年06月
  • Rebuilding method : Developing the couse design strategy for blended learning with interactive toolkit
    Katsusuke Shigeta, Mayumi Sugiura
    OLC Innovate 2023 2023年04月 口頭発表(一般)
  • 制作型授業における協同学習の効果を高める介入の検討
    沙華哲, 杉浦真由美, 重田勝介
    第42回 日本教育工学会2023年春季全国大会 2023年03月 口頭発表(一般)
  • 高校での小規模な遠隔授業における授業型の分類
    池田柊, 杉浦真由美, 重田勝介
    第42回 日本教育工学会2023年春季全国大会 2023年03月 口頭発表(一般)
  • アルコール依存症研修に対するニーズおよび依存症医療者に必要な資質に関するエキスパート調査
    佐久間寛之, 斎藤利和, 大槻真嗣, 杉浦真由美, 堀場文彰, 稲熊容子, 村山裕子, 阿部かおり, 大越拓郎
    第34回九州アルコール関連問題学会 2023年02月 口頭発表(一般)
  • 「教え上手になる・教えられ上手を育てるポイント」「なぜ,人を育てることは難しいのか?バランスのよい管理者になるためのヒント」  [招待講演]
    杉浦真由美
    名寄市立総合病院 看護管理者研修会 2023年01月
  • 「上手な教わり方」実践の振り返り  [招待講演]
    杉浦真由美
    市立札幌病院メンタルヘルスワークショップ 2022年12月
  • 学生の主体的な学びを促すアクティブラーニングの取り組み  [招待講演]
    杉浦真由美
    岩手医科大学全学教育推進機構講習会 アクティブ・ラーニングに関わるFD・SD 2022年11月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • 伝わる・身につく教育研修 ― 対面とオンラインを組み合わせて教育の効果・効率・魅力を高める ―  [招待講演]
    杉浦真由美
    北海道看護研究学会 学会企画セミナー 2022年11月 口頭発表(招待・特別)
  • 即実践!伝わる身につく教え方 ― OJTの際の指導力・研修の設計力を高めよう  [招待講演]
    杉浦真由美
    長崎県看護協会 研修会 2022年10月
  • なぜ,人を育てることは難しいのか?―バランスのよい管理者になるためのヒント  [招待講演]
    杉浦真由美
    医学書院 看護師長・副師長フェス 病棟の人材育成・チームワークを考える1DAYウェビナー 2022年10月
  • 教えることとコミュニケーション  [招待講演]
    杉浦真由美
    北海道大学附属病院 副看護師長研修 2022年10月
  • 「学び上手」「教わり上手」を育てる! 看護現場における“教え方”のポイントとコツ  [招待講演]
    杉浦真由美
    日総研セミナー
  • 医療系大学生における動機づけ調整方略
    杉浦真由美, 山本武志
    第54回 日本医学教育学会大会予稿集 2022年08月
  • スキーマを増やして経験を積み上げる 自己の学びのデザイン  [招待講演]
    杉浦真由美
    札幌南一条病院 看護部 育成部会 2022年08月
  • 教える技術の第一歩 “教えること” の前提となる考え方  [招待講演]
    杉浦真由美
    札幌市立病院 令和4年度「フレッシュパートナーサポート委員会 特別講義」 2022年07月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • 学び方にもスキルがある「上手な教わり方」  [招待講演]
    杉浦真由美
    札幌市立病院 令和4年度「フレッシュパートナーサポート委員会 特別講義」 2022年07月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • 楽しく学ぶ教え方研修  [招待講演]
    杉浦真由美
    刈谷豊田総合病院 看護部院内研修【オンライン開催】 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • 効果的なオンライン研修とするために ー 対面とオンラインを組み合わせて研修の効果・効率・魅力を高める ー  [招待講演]
    杉浦真由美
    北海道看護協会 継続教育担当者のための企画運営 研修会 2022年06月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • 主観的評価項目を組み込んだルーブリックを用いた相互評価活動
    小林和也, 杉浦真由美, 重田勝介
    日本教育工学会 第40回全国大会講演論文集 2022年03月 口頭発表(一般)
  • ブレンド型授業の設計を支援するためのワークショップの開発
    杉浦真由美, 重田勝介
    日本教育工学会 第40回全国大会講演論文集 2022年03月 口頭発表(一般)
  • 自部署の支援体制づくり  [招待講演]
    杉浦真由美
    札幌医科大学附属病院看護キャリアセンター 新人看護職員研修制度 教育担当者研修プログラム 2022年03月
  • 新人看護職員の指導と評価 第2回  [招待講演]
    杉浦真由美
    札幌医科大学附属病院看護キャリアセンター 新人看護職員研修制度 実地指導者研修プログラム 2022年03月
  • 新人看護職員の指導と評価 第1回  [招待講演]
    杉浦真由美
    札幌医科大学附属病院看護キャリアセンター 新人看護職員研修制度 実地指導者研修プログラム 2022年02月
  • 即実践!伝わる身につく教え方〜OJTの際の指導力・研修の設計力を高めよう〜  [招待講演]
    杉浦真由美
    長崎県看護協会 研修センター 2021年11月
  • 教える技術 ー インストラクショナルデザインで教育の効果・効率・魅力を高める ー  [招待講演]
    杉浦真由美
    北海道自治体病院協議会看護職員研修会 2021年11月
  • 相手に伝わるー伝える技術  [招待講演]
    杉浦真由美
    木古内国保病院 看護職員研修会【オンライン開催】 2021年11月
  • ハイフレックス型授業の実施を支援するためのツールキットの開発
    杉浦真由美, 重田勝介
    日本教育工学会 第39回全国大会講演論文集 2021年10月
  • 効果的なハイフレックス型授業を実現する諸要素の整理
    重田勝介, 杉浦真由美
    日本教育工学会 第39回全国大会講演論文集 2021年10月
  • 臨床における教育の基本  [招待講演]
    杉浦真由美
    愛全病院 看護部研修会 2021年08月
  • 自己調整学習を適用した初年次教育科目における医学生の主体的学習態度およびラーニング・ブリッジングの検討
    杉浦真由美, 杉村政樹, 山本武志
    第53回医学教育学会大会 2021年07月 口頭発表(一般)
  • 伝わる・身につく『楽しく学ぶ教え方研修』  [招待講演]
    杉浦真由美
    刈谷豊田総合病院 看護部院内研修【オンライン開催】 2021年06月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • 教育工学における相互評価の研究動向と課題
    小林和也, 杉浦真由美, 重田勝介
    日本教育工学会 第38回全国大会講演論文集 2021年03月
  • オンライン授業におけるフィードバックコメントが課題の取り組みとリフレクションに及ぼす影響
    杉浦真由美
    日本教育工学会 第38回全国大会講演論文集 2021年03月
  • CandY Linkを活用した教え方・伝え方 インストラクショナルデザインで学びの効果・効率・魅力を高める  [招待講演]
    CandY Link ウェブセミナー 2020年12月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • Development and analysis of the usage of OERs to support online lecture at Hokkaido University
    Katsusuke Shigeta, Mayumi Sugiura
    Open Education Global Conference 2020 2020年11月
  • Moodleを主体としたオンライン授業の設計および学生の学習状況の把握  [招待講演]
    杉浦真由美
    サイエンティフィクス・システム研究会 2020年09月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • オンライン授業導入支援ウェブサイトの開発と利用分析
    重田勝介, 杉浦真由美
    日本教育工学会 第37回全国大会講演論文集 2020年09月
  • 全学的なオンライン授業の実施に向けた支援および適切性の検討
    杉浦真由美, 田中宏明, 重田勝介
    日本教育工学会 第37回全国大会講演論文集 2020年09月
  • 北海道大学の授業導入ガイドとFAQ利用によるオンライン授業支援
    重田勝介, 杉浦真由美
    4月からの大学等遠隔授業に関する取組状況共有サイバーシンポジウム 2020年06月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • 臨床現場で指導を行う実地指導者育成コースの開発と効果の検証
    杉浦真由美
    日本教育工学会報告集 2020年05月
  • 即実践!伝わる身につく教え方〜新人看護職員の指導と評価〜  [招待講演]
    杉浦真由美
    札幌医科大学附属病院看護キャリア支援センター 実地指導者研修 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • 即実践!伝わる身につく教え方ー自部署の支援体制作りー  [招待講演]
    杉浦真由美
    札幌医科大学附属病院看護キャリア支援センター 教育担当者研修 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • CandY Linkを活用した教え方・伝え方ーインストラクショナルデザインで学びの効果・効率・魅力を高めるー  [招待講演]
    杉浦真由美
    CandY Link講習会 2019年11月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • 即実践!伝わる・身につく教え方〜OJTの際の指導力,研修の設計力を高めよう〜  [招待講演]
    杉浦真由美
    長崎県看護協会研修会 2019年10月
  • 看護師における実地指導者育成コースの開発  [通常講演]
    杉浦 真由美
    第51回医学教育学会 2019年07月 口頭発表(一般)
  • 杉浦真由美, 杉村政樹, 鵜飼渉, 相馬仁
    医学教育 2019年07月
  • 伝わる・身につく教える技術  [招待講演]
    杉浦 真由美
    刈谷豊田総合病院看護部 2019年06月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • 伝わる・身につく教える技術  [招待講演]
    杉浦 真由美
    札幌医科大学病院看護キャリアセンター教育担当者研修 2019年06月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • ブレンド型授業の導入に向けた プロトタイピングの試行とチェックリストの開発  [通常講演]
    杉浦 真由美
    日本教育工学会研究会 2019年05月 口頭発表(一般) 
    ブレンド型授業を円滑に導入するために,本研究ではOPTIMALモデルのタスクの一つであるプロトタイピングに着目した.試行の準備段階では,プロトタイプ教材の設計に必要な要素を示したチェックリストを作成し,プロトタイプ教材はチェックリストに基づき設計した.開発したプロトタイピングを試行し,チェックリストを用いて評価を行った結果,eラーニングコンテンツの改善点を抽出することができた.
  • Development of the Educational Mentor Program for Nurses from the research on the issues on the job training  [通常講演]
    杉浦 真由美
    World Federation for Medical Education World Conference 2019年04月
  • 即実践!伝わる・身につく教え方研修  [招待講演]
    杉浦 真由美
    長崎県看護協会研修 2018年11月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等 公益社団法人長崎県看護協会
     
    研修のねらい:指導方法や評価する技術について理解を深め,OJTに活かすことができる。また,教育計画の作成・評価及び修正について理解し,研修の設計力を高め,組織における看護職員育成のための環境作りに役立てる。 対象:教育担当者,実地指導者,院内教育担当者を対象とした研修 時間:5時間 内容: ・ファシリテーション・グラフィック ・運動スキルの教え方 ・態度スキルの教え方 ・実地指導のポイント ・教育計画を作成するポイント ・指導案作成
  • オンライン大学の授業におけるレポート再提出方式の導入とその効果  [通常講演]
    杉浦 真由美, 石川奈保子, 阿部真由美, 向後千春
    日本教育工学会研究報告集 2018年05月 日本教育工学会
     
    レポートに対してコメントをフィードバックすることは限定されたケースにとどまり,そのフィードバック内容によって文章を改善させて,再提出させるケースはさらに少ない.本授業では,受講生が提出したレポートに対して,個別のフィードバックをしたあと,レポートを再提出できる方式を導入した.レポートの点数は,レポート再提出方式を利用した受講生のほうが有意に高く,全体へのフィードバックに加えて,教員や教育コーチによる個別フィードバックが効果的であることが明らかになった.
  • 伝わる・身につく教える技術  [招待講演]
    杉浦 真由美
    日本看護学会ー急性期看護ー 2017年09月 口頭発表(招待・特別) 日本看護協会(共催:メディカ出版)
     
    急性期の現場はとにかく忙しくて,実地指導では「とりあえず見ていて!「仕事をしながら教えるなんて無理!」という場面が多々あるのではないでしょうか。このようなとき役に立つのが,教え方の技術と科学を扱う「インストラクショナルデザイン(ID)」です。セミナーでは,実践例も併せてIDを応用した「教える技術」についてご紹介いたします。
  • 新人看護師を対象とした社会人基礎力育成コースの効果  [通常講演]
    杉浦 真由美, 鶴羽美紀
    第47回日本看護学会ー看護管理ー学術集会抄録集 2016年09月
  • 新人看護師を対象とした社会人基礎力の構成要素の検討  [通常講演]
    杉浦 真由美, 向後千春
    日本教育工学会第32回全国大会 2016年09月
  • 杉浦 真由美, 向後千春
    日本教育工学会研究会 2016年03月 
    GBS の構成要素に基づき,新人看護師がインシデント・アクシデントを体験できる失敗体験研修コースを開発し実践した.その結果,研修コースの評価,有益度は高く,ビデオ,講義,個人ワーク・グループワーク,ロールプレイを組み合わせたことによる効果が示された.さらに,失敗のイメージは研修後にポジティブかつ行動レベルに変化し,失敗後に必要な対応,失敗を乗り切るための方法が身についた.研修コースでは,新人看護師の失敗体験を教材化し,多様な要素を組み合わせたことによる効果が明らかとなった.
  • インストラクショナルデザインに基づく研修が中堅看護師の指導方法に及ぼす効果  [通常講演]
    杉浦 真由美, 鶴羽美紀
    第46回日本看護学会―看護教育ー 2015年08月 
    中堅看護師には,質の高い看護実践のみならず,スタッフの育成や看護学生の指導など教育的役割が求められている。それゆえ,中堅看護師の指導力を高めるための研修が必要とされている。そこで,本研究では,中堅看護師を対象として3つのスキル(運動,認知,態度)の指導方法を修得するための研修を実施した。3つのスキルの教え方について講義し,演習では指導場面と関連づけたワークを行った。そして,3つのスキルの教え方をOJTで実践してもらい,プロセスレコードによる省察を行った結果,中堅看護師の指導力の向上および指導方法の変容に効果的であることが示された。
  • 新人看護師のニーズに基づいたプリセプター研修コースの開発とその効果  [通常講演]
    杉浦 真由美, 向後千春
    日本教育工学会研究会 2015年07月 日本教育工学会
     
    新人看護師の支援をするプリセプターの資質について調査した結果,サポ ート力,指導力,指導観,新人看護師への態度の 4 因子 25 項目が抽出された.そして,プ リセプターの資質を高めるために,ビデオ教材とロールプレイを組み合わせたプリセプター研修コースを開発し,その効果について検討した.その結果,研修前のプリセプター自信度が低い群・高い群いずれにおいても研修後の自信度が上昇するとともに,新人看護師へのサポートに必要な共感的視点の育成につながった.
  • コンソーシアム活動2年間のHistory ~看護師の立場から~  [招待講演]
    杉浦 真由美
    JAPAN・VIETNAM GI SUMMIT IN NAGOYA 2015年04月 口頭発表(招待・特別)
  • ベトナム医療支援における内視鏡看護の現状  [招待講演]
    杉浦 真由美
    JAPAN・VIETNAM GI SUMMIT IN NAGOYA for Nurse 2015年01月 口頭発表(招待・特別)
  • 説明力向上を目指したメンタ研修の実施
    冨永敦子, 渡邉文枝, 杉浦真由美, 向後千春
    大学教育学会 2015年 口頭発表(一般)
  • A大学を中心としたベトナムにおける内視鏡看護支援活動と今後の展望  [通常講演]
    杉浦 真由美, 太田真美ほか
    第73回 日本消化器内視鏡技師学会 2014年10月 日本消化器内視鏡技師学会
  • eラーニングメンタ資質に対する学習者とメンタの重視度の違い
    冨永敦子, 杉浦真由美, 向後千春
    日本教育工学会第30回全国大会 2014年 口頭発表(一般)
  • eラーニングとシミュレーションを組み合わせた患者急変時対応研修の効果  [通常講演]
    杉浦 真由美, 向後千春
    日本教育工学会研究会 2013年10月 日本教育工学会
     
    内視鏡センターに従事する看護師・消化器内科医師・臨床工学技士・放射線技師を対象として患者急変時対応研修を行った.まず e ラーニングで事前学習を行い,次に 集合教育ではシミュレーションを実施した結果,e ラーニングの設計において,問題と解説の提示配置は,まとめて最後に提示しても,単元ごとに提示しても,同様の効果が得られること,さらに,職種の違いならびに e ラーニング指向性による差はなく,一定の効果が得られることが明らかになった.e ラーニングで前提知識を身につけ現場でシミュレーションを行い,日常業務との関連性を高めたことが,効果が得られた要因のひとつと推察される.
  • eラーニング学習者が求めるメンタ資質とは何か
    冨永敦子, 杉浦真由美, 向後千春
    教育システム情報学会 2013年 口頭発表(一般)
  • ゴールベースドシナリオに基づく造影検査薬の副作用に関する教育の効果  [通常講演]
    杉浦 真由美, 向後千春
    日本教育工学会研究会 2011年10月 日本教育工学会
     
    造影剤の投与により,まれに副作用が発現する。そのため,造影剤の副作用発現時には迅速かつ的確に対応できる能力が求められる。そこで,放射線科スタッフに対して,ゴールベースシナリオ(以下,GBS)に基づく造影剤の副作用に関する教育を行った。分析の結果,GBSに基づく教育は,講義のみの教育方法よりも効果かがあることが示された。
  • スキル評価表が内視鏡スタッフの教育に及ぼす効果
    杉浦真由美
    第65回日本消化器内視鏡技師学会 2011年 口頭発表(一般)

その他活動・業績

  • 全体セッション+Q&A 副看護師長・看護師長が活躍するためのあれこれ
    松尾睦, 保田江美, 杉浦真由美 看護管理 33 (2) 132 -138 2023年02月 [招待有り]
  • なぜ,人を育てることは難しいのか? バランスのよい管理者になるためのヒント
    杉浦真由美 看護管理 33 (2) 126 -130 2023年02月 [招待有り]
  • 明日から役立つ指導スキル 「態度」は育成できる?自発的な学びを促す指導のポイント
    杉浦真由美 ナースマネージャー 24 (7) 70 -74 2022年09月 [招待有り]
  • 明日から役立つ指導スキル 褒めたり叱ったりすることは必要?
    杉浦真由美 ナースマネージャー 24 (5) 55 -58 2022年07月 [招待有り]
  • 明日から役立つ指導スキル 教わり上手の育て方
    杉浦真由美 ナースマネージャー 24 (3) 76 -80 2022年05月 [招待有り]
  • 明日から役立つ指導スキル マインドセットとライフスタイル ー バランスの良い看護管理者になるために ー
    杉浦真由美 ナースマネージャー 24 (2) 71 -75 2022年04月 [招待有り]
  • 明日から役立つ指導スキル 指導の前提となるコミュニケーションスキル
    杉浦真由美 ナースマネージャー 24 (1) 39 -44 2022年03月 [招待有り]
  • いまどきの教育環境に合わせた教え方・伝え方のコツ!eラーニングを活用して教育の効果・効率・魅力を高める
    杉浦真由美 看護人材育成 18 (5) 57 -61 2021年12月 [招待有り]
  • いまどきの教育環境に合わせた教え方・伝え方のコツ!ブレンド型研修を設計するポイント
    杉浦真由美 看護人材育成 18 (4) 83 -92 2021年10月 [招待有り]
  • 著者に聞く『オンラインと対面のハイブリッド教育研修:医療者のための教える技術』
    Best Nurse 32 (9) 12 -15 2021年09月
  • いまどきの教育環境に合わせた教え方・伝え方のコツ!対面研修をオンラインに転換するポイント ―4つのパートから研修を捉え直す ―
    杉浦真由美 看護人材育成 18 (3) 63 -67 2021年08月 [招待有り]
  • いまどきの教育環境に合わせた教え方・伝え方のコツ!オンライン研修のキホンと講義の作り方
    杉浦真由美 看護人材育成 18 (2) 21 -25 2021年06月 [招待有り]
  • ロジカルコミュニケーションで「伝え上手」になる
    杉浦真由美 主任看護師Style 30 (4) 49 -54 2021年03月 [招待有り]
  • いまどきの教育環境に合わせた教え方・伝え方のコツ!対面研修をオンラインに転換するポイント ―4つのパートから研修を捉え直す ―
    杉浦真由美 看護人材育成 18 (3) 63 -67 2021年 [招待有り]
  • eラーニングを活用して教育の効果・効率を高める
    杉浦真由美 ナーシングビジネス 15 (1) 35 -41 2021年01月 [招待有り]
  • オンライン研究会を準備するポイントとうまく伝えるコツ
    杉浦真由美 RadFan 19 (1) 2021年01月 [招待有り]
  • 新任教育担当の意識改革!教育担当が知っておくとよい支援策&思考法
    杉浦真由美 看護人材育成 17 (1) 56 -61 2020年04月 [招待有り]
  • 教えたことがなぜ伝わらないの!? 『教える』苦悩からあなたを開放するインストラクショナルデザインの世界
    杉浦真由美 Best Nurse 30 (10) 5 -10 2019年10月
  • 著者に聞く 上手な教え方にはコツがあった!伝わる・身につく「教える技術」
    杉浦真由美 ハートナーシング 32 (9) 910 -911 2019年09月 [査読無し]
  • 札幌医科大学の地域基盤型のIPE
    杉浦 真由美, 杉村政樹, 鵜飼渉, 相馬仁 看護展望 43 (9) 32 -40 2018年07月 [査読無し][招待有り]
  • 脱やりっぱなし!インストラクショナルデザインを生かした研修の設計と実践例
    杉浦 真由美 看護人材育成 15 (1) 9 -15 2018年04月 [査読無し][招待有り]
  • 杉浦 真由美, 向後 千春 日本教育工学会研究報告集 15 (3) 193 -200 2015年07月04日
  • 伝わる・身につく教え方 年間教育計画を作成するポイント
    杉浦 真由美, 向後千春 看護主任業務 24 (4) 95 -100 2015年03月 [査読無し][招待有り]
  • 伝わる・身につく教え方 インストラクショナルデザインで中堅看護師の「教える技術」を高める
    杉浦 真由美, 向後千春 看護主任業務 24 (5) 70 -75 2015年03月 [査読無し][招待有り]
  • 伝わる・身につく教え方 OJTに必要な指導力を高める方法
    杉浦 真由美, 向後千春 看護主任業務 24 (3) 60 -66 2015年01月 [査読無し][招待有り]
  • 伝わる・身につく教え方 研修の設計力を高める方法
    杉浦 真由美, 向後千春 看護主任業務 24 (2) 99 -104 2014年11月 [査読無し][招待有り]
  • 伝わる・身につく教え方 教えることに理論や技術はある?
    杉浦 真由美, 向後千春 24 (1) 49 -53 2014年09月 [査読無し][招待有り]
  • 新たに内視鏡センターに配属された看護師の教育 ~「内視鏡検査介助看護技術評価表」を活用した効果的な方法
    杉浦 真由美, 磯和秀子 消化器最新看護 21 (6) 52 -61 2013年02月 [査読無し][招待有り]

受賞

  • 2023年05月 Online Learning Consortium; OLC Innovate 2023 Best-in-Track; Blended Teaching and Learning track
     Rebuilding method : Developing the course design strategy for blended learning with an interactive toolkit 
    受賞者: Katsusuke Shigeta;Mayumi Sugiura
  • 2023年03月 日本教育工学会 学生セッション優秀発表賞
     高校での小規模な遠隔授業における授業型の分類 
    受賞者: 池田柊;杉浦真由美;重田勝介

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2023年04月 -2027年03月 
    代表者 : 林 雄介, 平嶋 宗, 重田 勝介, 長濱 澄, 杉浦 真由美
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2023年04月 -2026年03月 
    代表者 : 橋爪 卓也, 杉浦 真由美, 樋渡 昭雄, 下平 政史
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2023年04月 -2026年03月 
    代表者 : 重田 勝介, 八木 秀文, 杉浦 真由美, 武田 俊之, 金子 大輔
  • 厚生労働省:厚生労働科学研究費
    研究期間 : 2022年10月 -2024年03月 
    代表者 : 大槻眞嗣, 齋藤利和, 佐久間寛之, 杉浦真由美, 堀場文彰, 稲熊容子
  • 社会情動的スキルをトレーニングするためのプログラムの開発と実証研究
    日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2020年04月 -2024年03月 
    代表者 : 向後 千春, 杉浦 真由美, 冨永 敦子
  • 異分野連携を通じたイノベーティブな人材育成
    日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    研究期間 : 2019年04月 -2023年03月 
    代表者 : 塚本 容子, 小松川 浩, 杉浦 真由美, 石角 鈴華
     
    令和2年度は、札幌医科大学+千歳科学技術大学チーム(以下チームA 3名)と北海道医療大学+千歳科学技術大学チーム(以下チームB 3名)の2チームで、医療課題の発見と解決方法の提案を図った。まずは、異分野連携で必要となるコミュニケーション及びファシリテーションの講義を行い、協働のためのスキルを身に付けるための講義を行った。 当初は対面でプロジェクト形式の講義を行う予定であったが、新型コロナウイルスのパンデミックのため急遽オンラインでの講義形式に変更した。加え、グループ活動は、すべてZoomを活用して、各チームでスケジュール調整をしながら、5回の活動で実施を図った。 チームAでは、当初医療データ(カルテ等)の機械学習の適用などを検討したが、個人情報の観点から断念した。そして最終的には、人工知能を用いたナーススケジューリングシステムの提案となった。ここでの課題としては、管理職が手作業でスケジュールを構築しているため,1週間以上の時間がかかってしまうものを、組み合わせ最適化のアルゴリズム活用で対応を図ることにした。厳密解を求めると、指数関数時間アルゴリズムで、いわゆるNP困難問題となり膨大な計算コストがかかることから、遺伝的アルゴリズムを用いて近似解を求め、その解をExcelなどの決められたフォーマットに基づいてスケジュールを提案するシステムを構築することとした。プロジェクトでは、実際のアルゴリズム生成まで行っており、次年度以降のプロジェクト展開で、実装と評価を行えるレベルに至っている。
  • 医療系大学生を自己調整学習者に育成するための初年次教育プログラムの開発
    日本学術振興会:科学研究費助成事業 若手研究
    研究期間 : 2019年04月 -2023年03月 
    代表者 : 杉浦 真由美
     
    オンライン授業におけるレポート課題でよりよい文章を書くためには、他者からの修正点の指摘や内容に関するコメントのフィードバックが有効であることが示されている(杉浦ほか 2018)。そこで、2020年度は、オンライン授業におけるフィードバックコメントが課題の取り組みとリフレクション、学習の動機づけに及ぼす影響について検討した。事後課題は、全15回のうち、第2回-第10回で実施した。また毎回の授業で、気づいたこと、自己評価、今後の学習計画の3つの観点から振り返る活動を取り入れた。 課題に対するフィードバックでは、多くの学生に共通するコメントはよかった点、おしかった点、改善が必要な点についてコメントを文書にまとめ、全体に向けてMoodleに掲載した。一方、具体的な学習改善を促したいとき、全体的な傾向とは異なる修正点を伝えたい場合には、個別にフィードバックを与えた。 こうしたフィードバックが課題の取り組みやリフレクション、学習の動機づけに及ぼす影響について調査を行った結果、全体フィードバックは「課題」「リフレクション」および「興味」に有意な影響を及ぼしていた。課題について振り返り、学習の改善を図ることは学習主題の理解を深めるために重要である。また、フィードバックによりクラス全体の課題の出来栄えを知ることは、学生の興味を喚起する要因の一つになると考えられる。一方、個別フィードバックは「リフレクション」と「満足度」に有意な影響を及ぼしていた。本授業における個別フィードバックは、全体的な傾向とは異なる修正点がある学生に対してコメントを提示していた。当然のことながら、全体フィードバックに比べて改善すべき点が明確にわかり効果的な振り返りにつながる。それゆえ、教員からの個別フィードバックは、学生の満足感につながったであろう。今後はフィードバックと学習成果との関連についてさらなる検証を進めていく。

大学運営

委員歴

  • 2023年06月 - 現在   一般社団法人日本医学教育学会   推薦代議員
  • 2022年05月 - 現在   日本教育工学会   編集委員会 委員
  • 2022年01月 - 現在   日本教育工学会   SIG委員会 幹事
  • 2021年04月 - 現在   科学コミュニケーション   編集委員
  • 2022年09月 - 2023年03月   経済産業省委託事業 高圧ガス保安協会 高圧ガス保安に関わる国家試験等の実施方法の在り方検討委員会   委員
  • 2021年09月 - 2022年03月   経済産業省委託事業 高圧ガス保安に関わる法定講習の実施方法の在り方検討委員会   委員
  • 2021年04月 - 2022年03月   日本教育工学会   日本教育工学会 第45巻増刊号 特任編集委員
  • 2020年10月 - 2021年03月   経済産業省委託事業 高圧ガス保安協会 法定講習等のオンライン教育に関する検討委員会   委員
  • 2020年04月 - 2021年03月   日本教育工学会   大会実行委員
  • 2018年04月 - 2020年09月   教育システム情報学会   大会プログラム委員

その他

  • 2014年09月 - 2014年09月  日本式内視鏡診療トレーニングシステム普及プロジェクト(名古屋大学コンソーシアム)④ 
    派遣:ベトナム・バックマイ病院 内容:内視鏡スコープ洗浄およびデバイスの管理方法に関する講義および実地指導 安全管理の実地指導
  • 2014年07月 - 2014年07月  日本式内視鏡診療トレーニングシステム普及プロジェクト(名古屋大学コンソーシアム)③ 
    派遣:ベトナム・バックマイ病院 内容:内視鏡ライブデモンストレーション 内視鏡看護業務の実態調査
  • 2014年01月 - 2014年01月  日本式内視鏡診療トレーニングシステム普及プロジェクト(名古屋大学コンソーシアム)② 
    派遣:ベトナム・フエ医科薬科大学病院 内容:内視鏡スコープ洗浄およびデバイスの管理方法に関する講義および実地指導
  • 2013年09月 - 2013年09月  日本式内視鏡診療トレーニングシステム普及プロジェクト(名古屋大学コンソーシアム)① 
    派遣:ベトナム・フエ医科薬科大学病院 内容:内視鏡ライブデモンストレーション 内視鏡看護業務の実態調査 内視鏡検査介助の実地指導


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