日本学術振興会:科学研究費助成事業 基盤研究(B)
研究期間 : 2016年04月 -2019年03月
代表者 : 北野 秋男, 高橋 寛人, 石井 英真, 高橋 哲, 澤田 敬人, 佐藤 千津, 村山 詩帆, 佐藤 仁, 黒田 友紀, 後藤 武俊, 篠原 岳司, 長嶺 宏作, 申 智媛, 飯窪 真也, 鈴木 大裕, 森本 洋介, 高橋 望, 川口 純, 井本 佳宏, 新谷 龍太郎, シムチュン キャット, 市川 桂, 内藤 正文, 小杉 聡
グローバルなレベルで展開される教育アセスメント政策は、各国の教育政策に対する影響力を増すだけでなく、教育制度全般にグローバル市場の浸透を招いている。
たとえば、米国におけるハイステイク・テストは、高校卒業要、学校や教員評価、学校の統廃合や教員解雇に利用されている.日本では、2007年から開始された全国学力調査に関する先行研究は存在するものの、全ての地方自治体における学力調査に関する実態調査は存在しない。本研究は、2016年に実施した全国の教育委員会を対象とする調査から得られたデータに依拠しつつ、地方自治体におけるテスト政策の展開過程と課題を考察した。