高橋 昂輝 (タカハシ コウキ)

文学研究院 人間科学部門 地域科学分野准教授

【研究概要】

日本と北アメリカをフィールドに,空間・場所と社会・政治の諸関係について,「個人(身体)—ローカル—リージョナル—ナショナル—グローバル」といった多層スケールの垂直的・水平的な相互連関に焦点を当てた研究を行なっています。これまでの主な研究テーマは,1) 国境を越えたヒトの移動,2) ホスト国で形成される移民エスニック空間の展開,及び3) ジェントリフィケーションと都市政策の影響に関する,一連の社会的・政治的な空間力学の解明です。現在は,こうした既存のテーマを拡張し,国内の移住現象,観光・モビリティ,住宅(housing)/自宅(home),国土政策,物質文化などに関する研究課題にも取り組んでいます。

*大学院への進学を希望する方は,Eメールで問い合わせてください。上記のいずれかのテーマに取り組む大学院生を特に歓迎します。現在,研究生の募集は行なっていません。

 

【最近の主な活動】

◼︎著作

多文化都市トロントにおける移民街の揺動:ジェントリフィケーション・私的政府BIA・ローカル政治

髙橋昂輝(著)明石書店.2025年3月19日公刊.

2025年度日本地理学会賞(優秀著作部門)受賞.

〈書評一覧〉 

『地理空間』18巻1号,石井久生(共立女子大学・教授),2025年.

『季刊地理学』77巻2号,杉浦 直(岩手大学・名誉教授),2025年.

『人文地理』77巻2号,根田克彦(奈良教育大学・名誉教授),2025年.

『地理学評論』98巻4号,山下清海(筑波大学・名誉教授),2025年.

『新地理』73巻2号,池 俊介(早稲田大学・教授),2025年.

  

 ◼︎講演・発表

「リトルポルトガル」の半世紀は何を映し出すか:新自由主義下の移民街と多文化都市トロント 

髙橋昂輝,白山人類学研究フォーラム『南欧・地中海をめぐる人の移動と「時間性」──越境、定住、往還を問い直す』2025年11月22日.

 

 

 

◼︎その他の活動

写真展「北緯43度線を辿って:多文化都市トロントにおける移民街の情動」

髙橋昂輝(企画・監修),森田昭徳・芳賀みの里・清水龍之介(企画),北海道大学大学院文学研究院(主催)@北海道大学文学部「書香の森」展示スペース.2025年3月21日〜5月30日開催.

研究者基本情報

■ 通称等の別名
  • 髙橋 昂輝
■ 学位
  • DSc in Geography
  • MA in Geography
  • BA in Geography
■ URL
researchmap URLホームページURL■ ID 各種
研究者番号
  • 40806345
ORCID IDJ-Global ID■ 研究キーワード・分野
研究キーワード
  • 社会・文化地理学
  • 場所アイデンティティ
  • エスニシティ
  • 移住
  • 移民
  • 移民街
  • 多文化都市
  • 周縁化
  • 近隣変容
  • ジェントリフィケーション
  • トランスナショナリズム
  • 都市・地域政策
  • ローカルガヴァナンス
  • Business Improvement Area (BIA)
  • Business Improvement District (BID)
  • 島嶼
  • 国土縁辺地域
  • 日本
  • カナダ
  • アメリカ合衆国
研究分野
  • 人文・社会, 人文地理学
  • 人文・社会, 地域研究
■ 担当教育組織

経歴

■ 経歴
経歴
  • 2022年04月 - 現在
    北海道大学, 大学院 文学研究院, 准教授, 日本国
  • 2021年09月 - 2022年03月
    ヴィクトリア大学, 公衆衛生・社会政策学部, 客員研究員, カナダ
  • 2021年09月 - 2022年03月
    独立行政法人日本学術振興会, 海外特別研究員, カナダ
  • 2019年04月 - 2022年03月
    香川大学, 経済学部, 准教授
  • 2017年04月 - 2019年03月
    香川大学, 経済学部, 専任講師
  • 2014年04月 - 2017年03月
    独立行政法人日本学術振興会, 特別研究員(DC1)
委員歴
  • 2026年04月 - 現在
    日本地理学会, 集会委員会委員, 学協会
  • 2022年04月 - 現在
    北海道地理学会, 役員,庶務委員, 学協会

研究活動情報

■ 受賞
  • 2026年03月, 公益社団法人日本地理学会, 日本地理学会賞(優秀著作部門)
    高橋昂輝, 受賞作:『多文化都市トロントにおける移民街の揺動—ジェントリフィケーション・私的政府BIA・ローカル政治—』明石書店,2025年.
  • 2018年06月, 地理空間学会, 地理空間学会奨励賞
    高橋 昂輝
  • 2014年05月, 日本学生支援機構, 特に優れた業績による返還免除(全額)
    高橋 昂輝
■ 論文
■ その他活動・業績
  • アメリカの捕鯨とポルトガル系ディアスポラ—19世紀の人口移動と現代のエスニック社会に関する若干の考察—
    高橋昂輝; 矢ケ﨑典隆, 地理空間学会ニューズレター〔第18回大会発表要旨号〕, 39, 6, 2025年06月
    日本語, 研究発表ペーパー・要旨(全国大会,その他学術会議), 42843066
  • 富良野市北の峰町における外国資本の流入と地域コミュニティの空疎化
    森田 昭徳; 高橋 昂輝, 日本地理学会発表要旨集, 2025a, 65, 2025年
    資本の流入が観光地とそこで暮らす地域住民に与える影響は,ツーリズム・ジェントリフィケーションとして指摘されてきた。近年,北海道の一部の観光地では,外国資本の流入とそれによるインバウンド観光が進行し,急速な変容が生じている。代表例の一つであるニセコでは,地域の高級化に伴う既存住民の立ち退きの問題が報告されている。しかし現在,ニセコでは開発が過剰となっており,外資は開発の潜在性が見込まれる,道内の他地域へ流入を始めている。

    本報告の対象地域は,富良野市北の峰町である。北の峰町は,札幌に近接するスキー観光地であり,その位置付けはニセコと類似する。2010年代後半以降,北の峰町においても,外資による不動産取得と観光開発が進行している。その結果,2024年と2025年,公示地価(住宅地)における,同町の地価上昇率は全国最高となった。林地を開発することで観光開発が進んだニセコとは異なり,同町では居住空間と観光空間が,より混在化している。そのため,北の峰町においては,観光開発と地価上昇の圧力が,地元住民とその居住空間に対して,より大きな影響を与えている。

    以上を踏まえ,本報告では,富良野市北の峰町における外資の流入過程を明らかにするとともに,外資による観光開発が既存の地域コミュニティに与える影響を考察する。研究方法として,現地での資料収集,町内会総会や地域行事への参与観察,および住民への半構造化インタビューを実施した。現地調査は,2023〜2025年に毎年複数回おこなった。

    北の峰町は,富良野市街地から2〜3km西方に位置し,石狩川水系の空知川を越えた傾斜地に立地する。1930年代にスキーコースが整備されると,1960年代には地元資本によるホテルが開業された。この時期,市街地の住宅不足に伴い,住宅団地が整備されるなどして人口が増加すると,町内会も結成された。その後,1970年代前半,西武(コクド)が大型のスキー場とホテルの建設を一体化させた観光開発をおこなった。こうして北の峰町では,居住空間と観光空間が同時進行で形成されていった。1990年代前半には,スキーブームの終焉とともに,全国のスキー観光地は衰退したが,北の峰町は夏季観光の拠点地としての役割を強めることで観光地として存立を続けた。

    2010年代半ば,北の峰町へ外資が流入を始めた。同町では,林地の新規開発は皆無に等しく,集落内における不動産の買収が活発化していった。当初の開発は小規模であったが,次第により大規模な開発も認められるようになった。2019年,オーストラリアと香港の企業の合同出資により建設された,スキー場の目の前に立地するコンドミニアムは,開発の進展を示す象徴といえる。現在,複数の区画で中古物件の改修工事や新築物件の建設が進行している。その大半が,外国人をターゲットにした民泊・ホテルや不動産投資を目的としたコンドミニアムである。

    現地調査の結果,実際に不動産を売却した住民(N=11),現在売却を検討している住民(N=2)が確認された。北の峰町では,高齢を迎えて生活の不便さを感じていた時,外資企業から高値での取引が提案されたことを受けて売却を決意し,同町から転出する住民が増加している。加えて,近隣の住民の転出が社会環境を変化させ,他の住民の転出を促進している。

    北の峰町は,こうした既存住民の転出に伴い,近所付き合い・相互扶助の喪失をはじめ,地域コミュニティとしての課題に直面している。町内には,6つの町内会,およびそれらをまとめる連合町内会がある。今日,複数の町内会で会員数の減少が進んでいる。特にスキー場に近接し,都市計画法上,宿泊施設を営業できる第3町内会では,2018〜2025年の間に加入世帯数が130から80へと約4割減少した。

    連合町内会は,花壇の整備,総会の開催,盆踊り大会・運動会などの行事を主催する。盆踊り大会は,最盛期には子どもだけで300人以上が参加したとされる。しかし,2024年の参加者は合計でも約150人にとどまった。運動会に関しても,参加者48人のうち27人が70歳代以上の住民であった。また,第3町内会・会長が,コンドミニアムや民泊の利用客による,ごみステーションの利用マナーの悪さに対し,町内会としての対応を発議した際,課題解決に積極的に参与するものが殆どいなかったという。近年,既存住民が次々と転出することにより,北の峰町ではコミュニティの空疎化が進行している。

    本研究は,地元住民が高齢化する中,外資企業による外国人向けの観光開発が進展することにより,急速な変容を経験する地方の観光地の事例を示した。北の峰町の事例は,円安と高齢化に直面する今日の日本社会において,外資企業から開発潜在性を見込まれた,他の地方地域の将来を展望するにあたっても重要な示唆を与えるものである。, 公益社団法人 日本地理学会, 日本語
  • 書評:奄美雑話—地理学の目で群島を見る—(須山 聡 著)
    高橋昂輝, 地理空間, 2024年12月, [国内誌]
    地理空間学会, 日本語, 書評論文,書評,文献紹介等
  • 国際移民の高齢化と老後の戦略的トランスナショナリズム—カナダ・トロントのポルトガル系移民高齢者による実践—
    高橋 昂輝, 日本地理学会発表要旨集, 2023s, 39, 2023年, [筆頭著者, 責任著者]
    ポルトガルは,主に大航海時代以降,世界に複数のディアスポラを形成してきた。北米では,マサチューセッツ州,カリフォルニア州などに比較的大規模なコミュニティが認められるが,都市単位の人口規模でみると,トロントのポルトガル系移民コミュニティが北米最大である。ポルトガルからカナダへの移住の最盛期は,1960年代〜1970年代であり,1980年代,その数は減少傾向に入り,2000年代以降,一層顕著となった。このエスニックコミュニティは,現在でも社会文化的に一定の凝集性を維持しているが,近年,移民一世の多くは高齢化し,老後(リタイアメント期)を迎えている。

    先行研究を整理すると,北半球の環大西洋地域(ヨーロッパと北アメリカ)において,高齢トランスナショナル移住者(transnational senior migrants)は,1)ヨーロッパ内富裕層(Intra-Europe Rich),2)ヨーロッパ内移民(Intra-Europe Immigrant),3)北米スノーバード(North American Snowbird),4)環大西洋移民(Trans-Atlantic Immigrant)の4類型に区分できる。カナダ・トロントのポルトガル系移民高齢者は,4)の環大西洋移民に該当する。

    本報告は,移住の受入国(カナダ)と送出国(ポルトガル)の両国において,トランスナショナルな老後生活(transnational later life)を営むポルトガル系移民高齢者を対象とする。主に,家庭状況,多重国籍,社会保障制度といった「家族」と「法」の側面に注目し,トランスナショナルな老後生活を促進・制約する要因を明らかにする。その上で,環大西洋移住のコンテクストに照らし,彼ら・彼女らによるトランスナショナルな実践を議論する。研究目的を達成するため,2016年カナダ国勢調査(25%サンプルデータ)の利用・分析に加え,トロントのポルトガル系移民高齢者に対し,半構造化インタヴューを実施した。

    発表者が考案した「トランスナショナル移住のライフサイクルモデル」を導入し,ライフコースに注目した分析をおこなう。このモデルは,トランスナショナル移住に関する,主な4つの一般決定因子(「労働(仕事)」,「健康」,「子ども」,「親」),および移住のより基礎的な条件を形づくる相互に横断的な2つの基盤決定因子(「経済」,「法」)から成る。ライフパスの細かな時空間的変遷,およびその具体的内容は,個々人に固有の環境・価値観・経験などに依存するが,リタイアメント期において,概して人々は,それ以前のライフステージに比べ,労働・子育て・親の介護など,種々の義務から解放される傾向にある。この点において,リタイアメント期は,トランスナショナル移住の実現可能性が高まるライフステージと考えられる。

    トロントのポルトガル系移民高齢者(環大西洋移民)は,トランスナショナル移住の季節選好,動機,法的制約を含む,複数の側面において,他の3つの高齢トランスナショナル移住者集団とは異なる特性を示した。彼ら・彼女らの季節選好は,ヨーロッパ内富裕層と北米スノーバードの2つの高齢者集団とは異なり,環境決定論的な説明では理解が難しい。カナダに比してポルトガルが温暖であることは,多くの場合,彼らにとっての移動の主たる動機にはならない。トロントのポルトガル系移民は,クリスマスなどの最重要な日を家族と共に過ごすことに重きを置き,夫・妻や息子・娘が暮らすカナダで冬を過ごす事例が多数派を占めた。また,EUを中心とするヨーロッパ域内で移動する2つの高齢者集団に比べ,カナダ国籍のポルトガル系移民にとって,滞在期間など,法的な制約は大きい。しかし,1980年前後にポルトガルとカナダの両国で国籍法が改正され,多重国籍が認められたことにより,二重国籍者となった移民にとって,トランスナショナル移住の制約は減じた。さらに社会保障に関しては,1960年代〜1970年代を中心に,若年時にカナダへ移住し,そこで長期間就労したポルトガル系移民の多くは,カナダ政府から年金を受給する資格を有している。しかし,カナダ政府が給付する年金を満額で受け取るためには,法制度上,年間6ヶ月以上の間,カナダに滞在しなければならない。この点は,トランスナショナル移住の制約とも理解できるが,翻せば,移民高齢者は,カナダに6ヶ月間滞在しさえすれば,老後の生活を充実させるための経済的資源を最大化できる。

    カナダ・トロントのポルトガル系移民高齢者のトランスナショナルな老後生活は,年金受給額を最大化させ,且つ送出国と受入国の両国において生活の質を最高化させることを企図した,ライフサイクルの最終局面における,彼ら・彼女らによる戦略的実践である。, 公益社団法人 日本地理学会, 日本語, 研究発表ペーパー・要旨(全国大会,その他学術会議), 12011571;12011573
  • 移民の島の観光戦略—瀬戸内のハワイ・周防大島の創造—
    高橋 昂輝, 日本地理学会発表要旨集, 2020, 0, 363, 363, 2020年, [筆頭著者, 責任著者]

    周防大島とハワイとの関係史は,1885年の第1回官約移民に遡る。アメリカ合衆国で南北戦争が勃発して以降,ハワイにおいてサトウキビ生産の需要が増加した。サトウキビ産業における労働者の不足を補うため,ハワイ政府は日本政府に移民の送り出しを求めた。この結果,日布渡航条約が締結され,1885〜1894年までの10年間に合計26回の移民の送り出しが行われ,29,084人が日本からハワイに渡った。山口県からは,広島県に次いで2番目に多い10,424人が渡航し,このうちの約4割に相当する3,913人を周防大島出身者が占めた。このことから,明治期以降,周防大島は送り出し地域としての「移民の島」と捉えられた。

    第二次大戦以降,周防大島の人口は減少し,少子高齢化が進行した。1976年の大島大橋の架橋,1996年における同橋の通行無料化は,若年者の島外流出を促進したとも考えられる。2015年において,周防大島町の高齢化率は51.9%に達した。こうした地域的課題に直面するなか,今日,周防大島では,U・Iターン者の積極的な受け入れ,都市部の小中学生・高校生を対象とした体験型教育旅行の実施にくわえ,ハワイとのつながりを活用した観光・地域振興策が実施されている。本報告は,移民の送出地として,ハワイ諸島との歴史的つながりを有する周防大島において,近年,観光・地域振興の手段として「ハワイ」が用いられる様態を明らかにする。

    2004年以前,周防大島の島内には,大島町,久賀町,橘町,東和町の4町が存在し,合わせて大島郡を形成していた。2004年の合併により,これら4町は周防大島町となった。1963年6月22日,大島郡は,移民の送出・受入という互いの歴史的関係性から,ハワイ州のカウアイ郡と姉妹島縁組を締結した。その後,現在まで両島の間では文化交流が継続している。姉妹島縁組が結ばれたこの年以降,周防大島では,ALOHA Biz(以下,アロハビズ)が導入されてきた。アロハビズは,自治体による取り組みであり,毎年6月22日から8月31日の間,役場,郵便局,観光施設などの職員はアロハシャツを着用して勤務する。これにより,島外者のみならず,地域住民に対しても周防大島とハワイとの関係を意識付け,再確認させる。

    1988年に島内西部で着手されたリゾート開発計画「長浦開発構想」は,周防大島に"ハワイらしい"景観を醸成する嚆矢となった。同計画は,旧4町と民間の開発業者などの共同出資による第3セクター方式での開発であった。開発用地は,主にスポーツ施設と宿泊施設の2つに分けられ,宿泊施設の計画は主に民間業者に委ねられていた。しかし,バブル経済の崩壊に伴い,業者が倒産すると,計画の形成主体は町側へと移った。民間業者は,イギリス風の宿泊施設の建設を予定していたが,町は地域の歴史を踏まえ,ハワイ風の宿泊施設を建造する方針に転換した。方針が決まると,自治体職員一行は,姉妹島関係にあるカウアイ島を訪れ,建物や植生についての視察を行った。この視察をもとに,1997年,グリーンステイながうら(以下,GN)が竣工した。GNのテーマは「カウアイ島の風が吹く瀬戸内アロハリゾート」である。敷地内には,南洋であるハワイを想起させる樹木が植えられるとともに,ハワイの民家を基に設計されたコテージ,カウアイ島の庁舎を模したビジターセンターなど,ハワイらしい景観が表現される。

    2008年,周防大島観光協会が発足すると,「瀬戸内のハワイ」のキャッチコピーが考案され,その後,ハワイの舞踊であるフラのイベントが企画された。このイベントは「サタデーフラ」と命名され,2008年以降,毎年7〜8月の土曜日に島内各地で開催されている。瀬戸内のハワイというフレーズは,移住行動が必然的に内包する2つの空間性を同時に表すとともに,周防大島が有する移民送出地としての歴史性・時間性をも含みもつ。観光協会は,周防大島が有する諸要素のうち,瀬戸内海とハワイという2つの要素を選び取り,つなぎ合わせて,ハワイとのつながりを活用した観光振興に取り組んでいる。

    , 公益社団法人 日本地理学会, 日本語, 研究発表ペーパー・要旨(全国大会,その他学術会議), 12011571
  • トロントの高齢ポルトガル系移民による二地域居住と環大西洋生活圏の形成
    高橋昂輝, 日本地理学会発表要旨集, 93, 154, 2018年03月10日, [筆頭著者, 責任著者]
    日本語
  • トロントにおける選挙と移民街の変化
    高橋昂輝, 地理誌叢, 58, 2, 43, 2017年03月, [筆頭著者, 責任著者]
    日本語, 研究発表ペーパー・要旨(全国大会,その他学術会議)
  • トロントの高齢ポルトガル系移民による二地域居住と環大西洋生活圏の形成
    高橋 昂輝, E-journal GEO, 12, 1, 188, 189, 2017年, [筆頭著者, 責任著者]
    公益社団法人 日本地理学会, 日本語, その他
  • 2014年トロント市議会議員選挙におけるポルトガル系議員の活動とエスニック住民の居住分散
    高橋 昂輝, 日本地理学会発表要旨集, 2015, 0, 100056, 100056, 2015年, [筆頭著者, 責任著者]
    2014年10月27日,トロント市地方選挙が実施された。同選挙では,小選挙区毎の住民投票によって,市長,市議会議員,教育委員会理事が選出される。議員選挙においては,市内全44選挙区から,各1名の議員が選出される。本発表では,ポルトガル系住民の集住地区に合致する,第18区(ward 18)を取り上げ,選挙区内における集住形態の変化とポルトガル系議員の選挙活動に焦点を当てる。 北米の都市では,これまでもエスニック集団の居住地域と選挙区の関係が議論されてきた。しかし,それらの大半は,計量的手法に依拠した政治地理学的研究であった。本発表は,単一のエスニック集団に注目するとともに,特定の選挙区をインテンシブに調査することにより,現職のポルトガル系議員の選挙活動とポルトガル系地域住民との関わりを明らかにする。現地調査は2014年6月,および10月に実施した。現地では,聞き取り,参与観察,景観観察,および資料収集をおこなった。Globe and Mail, 公益社団法人 日本地理学会, 日本語, 研究発表ペーパー・要旨(全国大会,その他学術会議)
  • トロントのポルトガル系社会における空間構造の変容
    高橋 昂輝, 日本地理学会発表要旨集, 2014, 0, 2014年, [筆頭著者, 責任著者]
    近年,エスニック・タウンの観光地化や機能の変化が指摘されてきた。時間の経過に伴い,エスニック集団の居住機能はエスニック・タウンから離脱するが,域内にはその後もエスニック・ビジネスなど一部の機能が残存する。したがって,エスニック・タウンはその形態を変えるものの,エスニック集団にとって一定の中心性を維持する。Zelinsky and Lee(1998)によれば,現代の都市においてエスニック集団は居住,就業など活動の内容に応じて異なる空間を利用しつつも,エスニシティを共通項として社会的な結合を保持する。エスニック集団の諸機能を要素として,一体のエスニック社会が形づくられることから,居住,エスニック・ビジネス,エスニック組織など各機能の空間配置を複合的に捉えることはエスニック社会の空間構造の変容を明らかにすることに通ずる。<br> 本発表で取り上げる,トロントのポルトガル系集団は移住から約50年を経て,世代交代期を迎えている。本発表, 公益社団法人 日本地理学会, 日本語, 研究発表ペーパー・要旨(全国大会,その他学術会議)
  • トロントにおけるリトルポルトガルの脱ポルトガル化
    高橋 昂輝, 日本地理学会発表要旨集, 2014, 0, 46, 46, 2014年, [筆頭著者, 責任著者]
    従来,都市の移民街に関する研究は,居住,事業所,コミュニティ施設の分布など,エスニック集団内部の物理的構成要素から捉えられてきた。しかし,近年,欧米の諸都市ではジェントリフィケーションが進行し,移民街をはじめとしたダウンタウン周辺に対するホスト社会住民の居住選好が指摘されている。すなわち,近年における移民街の変容を明らかにするためには,エスニック集団内部の変化のみならず,集団外部(ホスト社会)の動きと連関して考察することが求められている。また,ジェントリフィケーションの進行過程において,エスニック集団とジェントリファイアーは空間的に混在すると考えられ,両者の関係性に注目することにより,都市空間の変容をより詳細に描出できると考えられる。<br> トロントにおいても,ダウンタウン周辺部に移民街が形成されたが,近年,ホスト社会住民の都心回帰現象が進展している。その結果,ダウンタウンに隣接するリトルポル, 公益社団法人 日本地理学会, 日本語, 研究発表ペーパー・要旨(全国大会,その他学術会議)
  • トロントにおけるポルトガル人街の出現とその変容
    高橋 昂輝, 日本地理学会発表要旨集, 2013, 0, 143, 143, 2013年, [筆頭著者, 責任著者]
    本発表の対象は,トロントのポルトガル人街である。当該地域の出現とその空間的移動,および質的変容の過程を明らかにすることが本発表の目的である。トロントにおけるポルトガル系移民の歴史は,1950年代以降に確認される。単身男性を中心とした初期のポルトガル系移民は,トロントに定着するとポルトガルから家族を呼び寄せた。これにより1960~70年代において,トロントのポルトガル系移民は急増する。同時期におけるポルトガル系移民急増の背景には,ポルトガル国内の政治情勢が大きく関係した。1930年代以降,ポルトガルではサラザールを中心とした独裁的政権体制が執られており,ポルトガル国民は貧困に窮していた。さらに,1961年アフリカ植民地において開戦された独立戦争は74年まで続き,ポルトガルの財政および国民生活を苦しめた。また,徴兵制度により,多くの若年男性は戦地に出兵することとなった。このようなポルトガル国内の政治的・社会的問題を背景, 公益社団法人 日本地理学会, 日本語, 研究発表ペーパー・要旨(全国大会,その他学術会議)
■ 書籍等出版物
  • 〔主要な業績〕アメリカ 〈世界を知るための地誌学シリーズ〉
    二村, 太郎; 矢ケ崎, 典隆, 9章 社会経済的格差と地域活性化
    朝倉書店, 2025年04月, 9784254169522, v, 131p, 日本語, 教科書・概説・概論, 46052956, [分担執筆]
  • 〔主要な業績〕多文化都市トロントにおける移民街の揺動—ジェントリフィケーション・私的政府BIA・ローカル政治—
    高橋昂輝
    明石書店, 2025年03月, 9784750358987, 299p, 図版viiip, 日本語, 46052956;42843066;48108456;42543027;33632927;12011571;12011573;12011574, [単著]
  • 〔主要な業績〕離島研究VII
    平岡昭利監修; 須山 聡; 宮内久光; 助重雄久編, 10章 災害・パンデミックから「本土—架橋島」関係を問う― 山口県周防大島町における移動・観光の実践への注目
    海青社, 2024年12月06日, 4860994132, 211, 173-190, 日本語, 学術書, [分担執筆]
  • Insularity and Geographic Diversity of the Peripheral Japanese Islands
    Akitoshi Hiraoka; Satoshi Suyama; Hisamitsu Miyauchi; Takehisa Sukeshige ed., Malaria in the Modern Yaeyama Islands and Survival of Settlements
    Shinako Takahashi, Springer, 2022年06月, 9789811923166, 261, 112-122, 英語, 学術書, [査読有り], [単訳]
  • 〔主要な業績〕Insularity and Geographic Diversity of the Peripheral Japanese Islands
    Akitoshi Hiraoka; Satoshi Suyama; Hisamitsu Miyauchi; Takehisa Sukeshige ed., Population Flow from/to the Islands
    Springer, 2022年06月, 9789811923166, 261, 69-109, 英語, 学術書, 25435020, [査読有り], [分担執筆]
  • 離島研究VI
    平岡昭利監修; 須山 聡; 宮内久光; 助重雄久編, 鹿児島県奄美大島におけるIターン者の選別・受入を通じた集落の維持—瀬戸内町・嘉鉄にみる「限界集落論」の反証—
    海青社, 2018年10月, 9784860993344, 208, 157-174, 日本語, 学術書, [分担執筆]
  • 移民社会アメリカの記憶と継承—移民博物館で読み解く世界の博物館アメリカ—
    矢ケ﨑典隆編, シカゴ市の都市政策と移民街の観光地化
    学文社, 2018年03月, 9784762027857, viii, 285, 11p, 128-129, 日本語, [分担執筆]
  • 移民社会アメリカの記憶と継承—移民博物館で読み解く世界の博物館アメリカ—
    矢ケ﨑典隆編, シカゴの移民博物館—移民と移民街の記憶—
    学文社, 2018年03月, 9784762027857, 308, 95-127, 日本語, 学術書, [分担執筆]
■ 講演・口頭発表等
  • 〔主要な業績〕「リトルポルトガル」の半世紀は何を映し出すか:新自由主義下の移民街と多文化都市トロント
    髙橋昂輝
    白山人類学研究会 第17回研究フォーラム『南欧・地中海をめぐる人の移動と「時間性」──越境、定住、往還を問い直す』(東洋大学), 2025年11月22日, 日本語, シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
    2025年11月22日, 日本国, [招待講演]
  • 〔主要な業績〕富良野市北の峰町における外国資本の流入と地域コミュニティの空疎化
    森田昭徳; 高橋昂輝
    日本地理学会秋季学術大会(弘前大学), 2025年09月21日, 日本語, 口頭発表(一般)
    2025年09月20日 - 2025年09月21日
  • 〔主要な業績〕アメリカの捕鯨とポルトガル系ディアスポラ:19 世紀の人口移動と現代のエスニック社会に関する若干の考察
    高橋昂輝; 矢ケ﨑典隆
    地理空間学会大会(筑波大学東京キャンパス), 2025年06月29日, 日本語, 口頭発表(一般)
    42843066
  • 〔主要な業績〕Ambivalent built environment for local residents? A bridge in times of disaster and pandemic on Suo-oshima Island, Japan
    Koki Takahashi
    American Association of Geographers, The 2025 Annual Meeting (Detroit, U.S.), 2025年03月27日, 英語, 口頭発表(一般)
    2025年03月24日 - 2025年03月28日, アメリカ合衆国, [国際会議]
  • 〔主要な業績〕The world’s most multicultural city? Finalizing the spatial commodification of ethnicity in Toronto, Canada
    Koki Takahashi
    American Association of Geographers, The 2024 Annual Meeting (Honolulu, U.S.), 2024年04月17日, 英語
    2024年04月16日 - 2024年04月20日, アメリカ合衆国, 42543027, [国際会議]
  • 〔主要な業績〕The importance and meanings of built environments constructed between mainland Japan and its peripheral islands: A bridge as a positive and negative materiality in Suo-oshima Island, Japan
    Koki Takahashi
    International Geographical Union Thematic Conference "The Ocean and Seas in Geographical Thought" (Milan, Italy), 2023年06月07日, 英語, 口頭発表(一般)
    イタリア共和国, 42042887, [国際会議]
  • 国際移民の高齢化と老後の戦略的トランスナショナリズム:カナダ・トロントのポルトガル系移民高齢者による実践̶
    高橋昂輝
    日本地理学会春季学術大会(東京都立大学), 2023年03月25日, 日本語, ポスター発表
    2023年03月25日 - 2023年03月26日, 12011571;12011573
  • 移民の島の観光戦略—瀬戸内のハワイ・周防大島の創造—
    高橋昂輝
    日本地理学会春季学術大会(駒澤大学), 2020年03月27日, 日本語, ポスター発表
    12011571
  • 北米都市における選挙とエスニック集団—2018年トロント市議会議員選挙に向けて—
    高橋 昂輝
    日本地理学会秋季学術大会,都市地理学研究グループ(和歌山大学), 2018年09月23日, 日本語, 口頭発表(一般)
    [招待講演], [国内会議]
  • 塩飽諸島の広島・茂浦における集落点検
    高橋 昂輝
    香川地理学会研究会(香川大学), 2018年07月15日, 日本語, 口頭発表(一般)
    [国内会議]
  • トロントの高齢ポルトガル系移民による二地域居住と環大西洋生活圏の形成
    高橋 昂輝
    日本地理学会春季学術大会(東京学芸大学), 2018年03月22日, 日本語, 口頭発表(一般)
    [国内会議]
  • トロントにおける業務改善自治地区BIAとエスニックネイバーフッド
    高橋 昂輝
    日本地理学会春季学術大会,エスニック地理学研究グループ(筑波大学), 2017年03月29日, 日本語
    [招待講演], [国内会議]
  • トロントのポルトガル系移民とその送出地域―アソーレス諸島とマデイラ諸島を中心に―
    高橋 昂輝
    日本地理学会秋季学術大会,離島地域研究グループ(東北大学), 2016年10月01日, 日本語
    [招待講演], [国内会議]
  • シカゴの移民博物館とバージェスの時代
    矢ケ﨑 典隆; 高橋 昂輝
    第59回歴史地理学会大会(城西大学), 2016年06月05日, 日本語, 口頭発表(一般)
    [国内会議]
  • Continuation and Reorganization of Rural Communities by I-turn Residents in a Japanese Remote Island: A Case Study of Katetsu Village, Amami- Oshima Island
    TAKAHASHI Koki
    Canadian Association of Geographers Annual Conference (Halifax, Canada), 2016年05月, 英語
    [国際会議]
  • 北米都市の業務改善自治地区(Business Improvement District): 発祥の地トロントにみるローカルガバナンスとエスニックブランディング
    日本大学地理学会大会(日本大学文理学部), 2015年11月
  • Changing Ethnic Neighborhood and Social Relations among Local Entrepreneurs in Toronto's Little Portugal
    TAKAHASHI Koki
    International Geographical Union 2015 Regional Conference (Moscow, Russia), 2015年08月, 英語
    [国際会議]
  • 2014 年トロント市議会議員選挙におけるポルトガル系議員の活動とエスニック住民の居住分散
    高橋 昂輝
    日本地理学会春季学術大会(日本大学文理学部), 2015年03月, 日本語
    [国内会議]
  • カナダにおける国土の発展と多民族都市トロント
    日本大学地理学会大会(日本大学文理学部), 2014年11月, 口頭発表(一般)
    日本大学文理学部, 12011574
  • 多民族都市トロントと営力としての移民集団
    高橋 昂輝
    日本大学地理学会第2回例会:「移民がつくる多様な北アメリカ―地誌学のアプローチを考える―」(日本大学文理学部), 2014年10月18日, 日本語
    [招待講演], [国内会議]
  • トロントにおけるリトルポルトガルの脱ポルトガル化
    高橋 昂輝
    日本地理学会秋季学術大会(富山大学), 2014年09月20日, 日本語
    [国内会議]
  • Little Portugal and Changing Spatial Structure of Portuguese Community in Toronto
    TAKAHASHI Koki
    The 9th Korea-China-Japan Joint Conference on Geography (Busan, Korea), 2014年07月, 英語
    [国際会議]
  • トロントのポルトガル系社会における空間構造の変容
    高橋 昂輝
    日本地理学会春季学術大会(国士舘大学), 2014年03月, 日本語
    [国内会議]
  • Observation of Portuguese Islanders in Toronto: Viewpoint on Directories of Ethnic Associations.
    TAKAHASHI Koki
    Canadian Association of Geographers Annual Conference (St. John's, Canada), 2013年08月, 英語
    [国際会議]
  • トロントにおけるポルトガル人街の出現とその変容
    高橋 昂輝
    日本地理学会春季学術大会(立正大学), 2013年03月, 日本語
    [国内会議]
  • エスニックタウンの多様な存立形態—トロントのイタリア系・ポルトガル系を事例として—
    高橋 昂輝
    2011年度(第60回)全国地理学専攻学生卒業論文発表大会(東京学芸大学), 2012年03月19日, 日本語, 口頭発表(一般)
    [国内会議]
  • 鶏飯誕生第2報―郷土料理へのまなざし―
    高橋 昂輝; 須山 聡
    日本島嶼学会2011年年次大会(徳之島), 2011年09月11日, 日本語
    [国内会議]
■ 主な担当授業
  • 卒業論文, 2024年, 学士課程, 文学部
  • 地誌学特別演習, 2024年, 修士課程, 文学院
  • 修士論文・特定課題指導特殊演習, 2024年, 修士課程, 文学院
  • 地域科学特殊講義, 2024年, 修士課程, 文学院
  • 博士論文指導特殊演習, 2024年, 博士後期課程, 文学研究科
  • 地域科学演習, 2024年, 学士課程, 文学部
  • 博士論文指導特殊演習Ⅰ, 2024年, 博士後期課程, 文学院
  • 地域科学特殊演習, 2024年, 学士課程, 文学部
  • 博士論文指導特殊演習Ⅱ, 2024年, 博士後期課程, 文学院
  • 外国地誌, 2024年, 学士課程, 文学部
  • 社会・制度モジュール特殊科目B, 2024年, 学士課程, 現代日本学プログラム課程
  • 社会・制度モジュール特殊科目B, 2024年, 学士課程, 現代日本学プログラム課程
  • 英語演習, 2024年, 学士課程, 全学教育
  • 地域科学研究法, 2024年, 学士課程, 文学部
  • 野外調査法実習, 2024年, 学士課程, 文学部
  • 地域科学演習, 2024年, 学士課程, 文学部
■ 所属学協会
  • 日本地理学会
  • 人文地理学会
  • 地理空間学会
  • Canadian Association of Geographers
  • American Association of Geographers
  • 北海道地理学会
  • Royal Geographical Society
■ Works(作品等)
■ 共同研究・競争的資金等の研究課題
  • スキー観光地の越境的ジェントリフィケーション ―登記情報に基づく推進主体の解明―
    太田陽子・太田勇研究助成
    2026年04月 - 2027年03月
    高橋昂輝
    公益社団法人日本地理学会, 研究代表者, 競争的資金
  • 多文化都市におけるダイバーシティの空間的商品化と私的政府BID
    科学研究費助成事業
    2024年04月 - 2027年03月
    高橋 昂輝
    日本学術振興会, 若手研究, 北海道大学, 研究代表者, 24K16214
  • ポルトガル系ディアスポラの世界分布に関する研究—20世紀カナダに形成された要因の解明を目指して—
    学術研究助成
    2023年09月 - 2025年08月
    高橋昂輝; 矢ケ﨑典隆
    公益財団法人 国土地理協会, 研究代表者, 競争的資金
  • 多文化都市トロントにおける移民街の揺動:ジェントリフィケーション・私的政府BIA・ローカル政治
    出版助成
    2024年09月
    髙橋昂輝
    公益社団法人日本地理学会, 研究代表者, 競争的資金
  • 多文化都市トロントにおけるエスニシティの空間的商品化—ジェントリフィケーションと私的政府BIAに注目して—
    研究助成
    2023年07月 - 2024年06月
    高橋昂輝
    公益財団法人 村田学術振興財団, 研究代表者, 競争的資金
  • The importance and meanings of built environments constructed between mainland Japan and its peripheral islands: A bridge as a positive and negative materiality in Suo-oshima Island, Japan
    2022/2023年度「若手研究者国際会議派遣助成」
    2023年
    高橋昂輝
    一般社団法人 人文地理学会, 研究代表者, 競争的資金
  • 多文化主義国家カナダにおけるエスニシティの空間的商品化と私的政府BIAの役割
    海外特別研究員事業
    2021年09月 - 2022年03月
    高橋昂輝
    日本学術振興会, 海外特別研究員, ヴィクトリア大学, 研究代表者, 競争的資金
  • ジェントリフィケーションの影響に注目した移民地区における選挙地理学的研究
    科学研究費助成事業
    2018年04月 - 2022年03月
    高橋 昂輝
    本研究の目的は,カナダ・トロント市における近年の都市変容が移民地区に与える影響を,選挙に焦点を当てて明らかにすることである。2018年度は,7月以降,オンタリオ州の首相で進歩保守党党首のD.フォードにより,10月に控えたトロント市議会議員選挙への介入が起こった。この結果,トロント選挙区界検討委員会(Toronto Ward Boundary Review)が推奨してきた47区47議席での実施案から,選挙直前において,25区25議席へと区割りと議席数が変更された。本年度は,こうした州政府・市政府間での市議会議員選挙を巡る予期せぬ出来事に関して,ニュース記事や裁判結果などを中心に分析をおこなった。9月に和歌山大学で催された,2018年日本地理学会秋季学術大会(都市地理学研究グループ)において,この成果を報告した。
    10月末の選挙期間中には,トロント市内でフィールドワークを実施した。地元の有力新聞とエスニック新聞にくわえ,候補者の選挙フライヤーなどを収集した。また,トロント市当局者などへのインタヴューも遂行した。2014年までトロント市議会議員を務め,同年の市長選で敗れたD.フォードにとって,トロント市政への介入は,個人的な政敵への恨みを晴らすとともに,市議会から革新系議員を減らす試みであったともいわれる。これに対し,市中心部に多い革新系候補者は,立候補区および立候補宣言の時期を調整するなどし,結束して対応したことがわかった。また,トロント市中心西部のポルトガル系移民地区から選出される現職議員は,全体の80%以上の得票を得て,圧勝で三選を果たした。2019年度においては,当初の研究計画に沿い,GISによる小地域分析とトロント市公文書館での資料収集を実施し,研究目的の達成を目指す。
    日本学術振興会, 若手研究, 香川大学, 研究代表者, 競争的資金, 18K12582
  • ネオ内発的発展論に基づく「限界集落」の生存戦略の構築―住民との協働による実践―
    科学研究費助成事業
    2016年04月 - 2020年03月
    須山 聡; 藤永 豪; 林 琢也; 高橋 昂輝
    ネオ内発的発展論に基づいた住民主体の集落維持に向けて,具体的な方法論が構築されつつある。鹿児島県奄美大島の宇検村,岐阜県郡上市和良地区,および香川県丸亀市の塩飽本島において集落点検の拠点が形成され,住民・研究者・学生の協働ネットワークによる議論が継続的に進行している。
    本研究の成果として,上記3地区においては,集落の生活環境改善と交流人口の拡大を企図したさまざまな提案が実現されてきた。たとえば宇検村においては,耕作放棄地を利用したキャッサバ栽培や,ヤギによる除草,トウガラシを作付けすることによるイノシシ防除が実際に試みられている。また,地域の祭礼を継続するために他出子の子弟を参加させるプロジェクトが進んでいる。
    一方,実践を続けていく上で新たな問題も認識されてきた。すなわち,さまざまなアイデアは提案できるものの,それを実際に行動に移すことの困難性である。高齢化が進展し,人口規模が縮小した集落では,担い手となりうる青壮年の人材が少なく,また,意欲的な青壮年の意見を集落内部で否定する傾向が強い。その背景には,現状に対する肯定感があり,問題を抱えつつも自分たちの暮らしが成り立っていることをよしとする考えが横たわっている。
    こうした現状肯定感は,自分たちの世代に限っては,という暗黙の前提の上に成り立つ。地域そのものの安定的な継続や維持は,もはや自分たちの関知するところではないという意識を多くの住民が共有している。
    学問としての限界を感じつつも,こうした住民の意識を変えるきっかけを今後模索する必要がある。
    日本学術振興会, 挑戦的萌芽研究, 駒澤大学, 競争的資金, 16K13299
  • トロントの高齢ポルトガル系移民による二地域居住と環大西洋生活圏の形成
    斎藤功研究助成
    2016年04月 - 2017年03月
    高橋 昂輝
    公益社団法人 日本地理学会, 日本大学, 研究代表者, 競争的資金
  • ホスト社会における移民集団の適応・同化に関する地理学的研究
    特別研究員事業
    2014年04月 - 2017年03月
    高橋 昂輝
    本年度は,4月上旬から7月下旬までの約3ヶ月半の間,カナダに滞在し,調査研究をおこなった。この間,現地研究者が主導する日系移民と戦時中の強制収容に関する研究プロジェクトに招待を受け,カナダ西海岸において研究集会,ワークショップなどにも参加した。
    ハリファックスで開催された,カナダ地理学会年次大会では,日本国内の地域の事例として,奄美大島における移住者の増加とそれに伴う地域変容について発表をおこなった。また,歴史地理学会大会において,シカゴの移民博物館とバージェスの都市モデルに関する研究を発表した。このように,トロントのポルトガル系コミュニティのみならず,日本国内の地域やアメリカ合衆国の都市,さらにはカナダ西海岸の他のエスニック集団の事例についても並行して研究を進めることにより,幅広い視点で移民と地域との関係を議論する視点を養うことができた。
    トロントにおいては,約1ヶ月間のフィールドワークを遂行した。近年,高齢化している移民一世を対象に聞き取りと質問票調査を実施し,トロントとポルトガルにおける二地域居住の実態を検討した。その成果は,日本地理学会秋季学術大会において報告した。また,日本大学地理学会秋季学術大会では,「トロントにおける選挙と移民街の変化」を発表し,日本大学地理学会同窓会特別賞(大学院生部門)を受賞した。さらに,日本地理学会春季学術大会においては,「トロントにおける業務改善自治地区BIAとエスニックネイバーフッド」を報告した。
    研究論文に関しては,「北米都市の業務改善自治地区BID」が地理空間9(1)に,「バージェス時代の多民族都市シカゴを記憶する移民博物館」が歴史地理学58(4)に,“Toronto's Little Portugal”が Urban Geography38(4)にそれぞれ掲載された。これらはすべて査読付きの学術雑誌である。
    日本学術振興会, 特別研究員奨励費, 日本大学, 研究代表者, 競争的資金, 14J01668
■ 学術・社会貢献活動/その他
学術貢献活動
  • Temple University Press, Book Proposal
    2024年04月 - 2025年03月
    査読
    査読等
    [国際学術貢献]
  • International Migration (Wiley)
    2024年04月 - 2025年03月
    査読
    査読等
    [国際学術貢献]
  • 2020年秋季学術大会「島の可能性を問う」コメンテーター
    2020年10月24日 - 2020年10月24日
    その他
    学会・研究会等
    公益社団法人日本地理学会
  • Geographical Review of Japan Series B (Association of Japanese Geographers)
    査読
    査読等
    [国際学術貢献]
社会貢献活動