研究者データベース

研究者情報

マスター

アカウント(マスター)

  • 氏名

    小田 博志(オダ ヒロシ), オダ ヒロシ

所属(マスター)

  • 文学研究院 人文学部門 文化多様性論分野

所属(マスター)

  • 文学研究院 人文学部門 文化多様性論分野

独自項目

syllabus

  • 2021, 文化人類学特別演習, Cultural Anthropology (Seminar), 修士課程, 文学研究科, 生きている世界、自然-文化、生命、存在論、実践的知識
  • 2021, 文化人類学特別演習, Cultural Anthropology (Seminar), 修士課程, 文学研究科, 人類学研究、実践的知識、発表、表現
  • 2021, 文化人類学特別演習, Cultural Anthropology (Seminar), 修士課程, 文学院, 生きている世界、自然-文化、生命、存在論、実践的知識
  • 2021, 文化人類学特別演習, Cultural Anthropology (Seminar), 修士課程, 文学院, 人類学研究、実践的知識、発表、表現
  • 2021, 文化人類学特殊講義, Cultural Anthropology (Lecture), 修士課程, 文学院, 現代人類学、人類学的姿勢、問い直す
  • 2021, 歴史文化学特殊講義, History and Anthropology (Lecture), 修士課程, 文学研究科, 現代人類学、人類学的姿勢、問い直す
  • 2021, 研究倫理・論文指導特殊講義, Research Ethics and Thesis Guidance (Lecture), 修士課程, 文学院, 研究倫理、論文指導、文献研究、フィールドワーク、実験研究
  • 2021, 文化人類学概論, Introduction to Cultural Anthropology, 学士課程, 文学部, 地球、人類、いのち、自然ー文化、多様性、センス・オブ・ワンダー、旅
  • 2021, 歴史の視座, Historical Perspectives, 学士課程, 全学教育, 歴史、北海道大学、批判的知性、フィールドワーク、コンパッション、倫理
  • 2021, 歴史・文化モジュール特殊科目B, History-Culture Module Special Subjects B, 学士課程, 現代日本学プログラム課程, 地球、人類、いのち、自然ー文化、多様性、センス・オブ・ワンダー、旅
  • 2021, 文化人類学演習, Seminar in Anthropology, 学士課程, 文学部, エスノグラフィー、フィールドワーク、現場、センス・オブ・ワンダー、研究倫理
  • 2021, 文化人類学演習, Seminar in Anthropology, 学士課程, 文学部, エスノグラフィー、フィールドワーク、現場、調査力・概念力・発表力、研究倫理

researchmap

プロフィール情報

学位

  • 人間科学博士(Dr.sc.hum)(ハイデルベルク大学)
  • 学術修士(大阪大学)

プロフィール情報

  • 小田, オダ
  • 博志, ヒロシ
  • ID各種

    200901030783623824

対象リソース

業績リスト

研究キーワード

  • 生命論   文化人類学   平和研究   Peace Studies (3502)   Cultural Anthropology (3301)   

研究分野

  • 人文・社会 / 地域研究
  • 人文・社会 / 文化人類学、民俗学

経歴

  • 2019年04月 - 現在 北海道大学大学院 文学研究院 教授
  • 2016年04月 - 2019年03月 北海道大学大学院 文学研究科 教授
  • 2007年04月 - 2016年03月 北海道大学大学院 文学研究科 准教授
  • 2007年04月 - 2011年03月 国立民族学博物館 特別客員教員
  • 2001年04月 - 2007年03月 北海道大学大学院文学研究科 助教授
  • 2001年 - Associate Professor

学歴

  • 1994年10月 - 2001年03月   ハイデルベルク大学   医学部
  • 1994年04月 - 2001年03月   国立精神神経センター精神保健研究所   心身医学研究部
  • 1989年04月 - 1994年03月   大阪大学大学院   人間科学研究科
  • 1985年04月 - 1989年03月   大阪大学   人間科学部

委員歴

  • 2014年04月 - 2016年03月   日本文化人類学会   評議員
  • 2014年01月 - 2015年12月   日本平和学会   編集委員長
  • 2012年01月 - 2013年12月   日本平和学会   広報委員長   日本平和学会
  • 2004年 - 2007年   日本保健医療行動科学会   評議員   日本保健医療行動科学会

論文

  • 大地の存在論:岩田慶治と密教的人類学の展望
    小田博志
    密教文化研究所紀要 37 98 - 118 2024年 [査読有り]
  • 根源的自発性の生命論:木村敏と空海との対話から
    小田博志
    高野山大学論叢 58 61 - 80 2023年 [査読有り]
  • いのちの網の目の平和学
    小田博志
    平和研究 56 1 - 26 2021年08月 [査読無し][招待有り]
  • トラウマと歓待——ホロコースト生存者の声を聴くことと当事者性
    小田 博志
    トラウマを共有する 21 - 53 2019年04月 [査読無し][通常論文]
  • ドイツから「移管」されたあるアイヌの遺骨と脱植民地化
    小田 博志
    大学による盗骨―研究利用され続ける琉球人・アイヌ遺骨 137 - 152 2019年02月 [査読無し][通常論文]
  • 骨から人へ:あるアイヌ遺骨のrepatriationと再人間化
    小田 博志
    北方人文研究 11 73 - 94 2018年03月 [査読無し][通常論文]
  • 小田 博志
    立命館言語文化研究 18 3 115 - 123 立命館大学国際言語文化研究所 2017年 [査読無し][招待有り]
  • 小田 博志
    臨床精神病理 37 3 191 - 197 日本精神病理学会 2016年 [査読無し][招待有り]
  • 小田 博志
    平和研究 47 47 45 - 65 早稲田大学出版部 2016年 [査読無し][招待有り]
  • 「窓拭き」と「聴く耳」-「行動・償いの印・平和奉仕」とインフォーマルな和解
    小田 博志
    現代ドイツへの視座I 想起のグローバル市民社会』 305 - 336 2016年 [査読無し][通常論文]
  • 北海道で民衆の歴史を掘りおこす:オホーツク民衆史講座の事例研究
    小田 博志
    北海道における地域史と戦争記憶 129 - 145 2015年08月 [査読有り][通常論文]
  • 小池喜孝―〈痛み〉からはじまる民衆史運動
    小田 博志
    ひとびとの精神史 第2巻 朝鮮の戦争―1950年代 313 - 339 2015年08月 [査読無し][招待有り]
  • 巻頭言 <生きる場〉と地域研究からの平和論
    小田 博志, 福武 慎太郎
    平和研究 44 i - xiii 2015年04月 [査読無し][通常論文]
  • 歴史の他者と出会い直す―ナチズム後の「和解」のネットワーク形成
    小田 博志
    『平和の人類学』 70 - 91 2014年03月 [査読有り][通常論文]
  • 平和の人類学 序論
    小田 博志
    『平和の人類学』 1 - 23 2014年03月 [査読有り][通常論文]
  • エスノグラフィー教育の現場から
    小田 博志
    感性工学 11 1 29 - 32 2012年 [査読無し][招待有り]
  • 小田 博志
    国際的視野におけるサンクチュアリの実践:移民・市民権・社会運動 148 - 161 2012年01月01日 [査読有り][招待有り]
  • Japan und Hans Paasche
    Ferne Gefährten: 150 Jahre deutsch-japanische Beziehungen 212 - 215 2011年 [査読無し][通常論文]
  • フォーラムとしての「平和の人類学」―共同研究:平和・紛争・暴力に関する人類学的研究の可能性(2008-2011)
    小田 博志
    民博通信 133 18 - 19 2011年 [査読無し][通常論文]
  • 「平和の人類学」を構想する―共同研究:平和・紛争・暴力に関する人類学的研究の可能性
    小田 博志
    民博通信 128 18 - 19 2010年 [査読無し][通常論文]
  • 「平和の人類学」を実践する―共同研究:平和・紛争・暴力に関する人類学的研究の可能性(2008-2011)
    小田 博志
    民博通信 130 26 - 27 2010年 [査読無し][通常論文]
  • 「現場」のエスノグラフィー ―人類学的方法論の社会的活用のための考察―
    国立民族学博物館調査報告 85 11 - 34 2009年 [査読無し][通常論文]
  • エスノグラフィーとナラティヴ
    ナラティヴ・アプローチ 27 - 52 2009年 [査読無し][通常論文]
  • 難民―現代ドイツの教会アジール
    人類学で世界をみる 149 - 168 2008年 [査読無し][通常論文]
  • 小田 博志
    日本文化人類学会研究大会発表要旨集 2008 191 - 191 日本文化人類学会 2008年 
    この発表の目的はドイツの和解NGO「行動・償いの印・平和奉仕」に関する現地調査に基づき、「和解」と「他者」との関係を考察することである。和解とは紛争後に行なわれる他者との関係修復である。しかしその他者が和解に応じるか、また自己と同じ「和解」の概念を共有しているか基本的にわからない。つまり和解とは成立する保証のない企てである。ここではドイツの例において他者の問題がどのように扱われてきたかを分析する。
  • 小田 博志
    日本文化人類学会研究大会発表要旨集 2008 190 - 190 日本文化人類学会 2008年 
    この分科会の目的は、平和というテーマに対する人類学の意義を明らかにすることである。人類学的平和研究は世界的に見ても萌芽的段階にある。しかし私たちは人類学が平和の研究・実践に関して有する可能性は大きいと考えている。そこでこの分科会では人類学的平和研究の概説に加え、各発表者がそれぞれの研究・実践の現場に基づく報告を行ない、討論の中で平和の人類学の独自性、貢献点、問題点などを浮かび上がらせる予定である。
  • ナラティヴと現場性
    日本保健医療行動科学会年報 22 27 - 37 2007年 [査読無し][通常論文]
  • 小田 博志
    Journal of the Graduate School of Letters 2 1 - 16 北海道大学 2007年 [査読無し][通常論文]
     
    Who builds peace? In previous studies, it has been supposed that the main actors of peacebuilding are states, UN organizations or international NGOs. By comparison, local residents or private citizens are mere recipients of outside intervention. Nevertheless "ordinary persons" are recently gaining attention as significant actors in peacebuilding, but the traditional negative models of peace continue to restrict how we can explain their involvement in the peace process. The purpose of this paper is to develop a theoretical framework and methodology to investigate the "hidden peacebuilding" by such non-state actors. The relatively new model of health, "salutogenesis" can broaden peace concepts by pointing to conceptual parallels between "peace" and "health". Peacebuilding by non-state actors is named here "peacebuilding from below" and its characteristics are clarified using socio-cultural anthropological models. An overview of anthropological study on peace is given. In conclusion, reforms in ethnographic methodology are suggested to better promote anthropological research on peacebuilding frombelow.
  • ナラティヴの断層について
    ナラティヴと医療 49 - 69 2006年 [査読無し][通常論文]
  • Salutogenesisと意味に基づく医療
    全人的医療 7 1 84 - 91 2006年 [査読無し][通常論文]
  • 小田 博志
    Journal of the Graduate School of Letters 1 17 - 29 北海道大学 2006年 [査読無し][通常論文]
     
    Asylum is a socio-historical phenomenon which is highly thought-provoking whendeveloping an anthropological study on relationality to the other of a society. This ethnographicstudy focuses on church asylum(Kirchenasyl)in contemporary German society. Church asylumin the postmodern era means the protection of a foreign refugee threatened with deportationwithin the property of a church community. The purpose of this paper is to analyze the meaningof church asylum for its practitioners from their own terms of reference. In order to locate theresearch question,I give an overview of the historical transformation of asylum. Set against thiscontext, I describe in outline a case of church asylum. Among several analytical points, oneaspect of contemporary church asylum, i.e. hospitality to strangers, is theoretically examined indetail. Results reveal that certain practitioners of church asylum articulate a unique type ofself-perception. They reported that they rediscovered their own or their church communityʼsnature as refugee or stranger through personal contact with refugees during church asylum, andthis emergent self-perception enhanced their primary reason to receive foreign refugees:a localchurch community that receives a stranger defines itself as a stranger. This type of compassionatehospitality represents a questioning of state sovereignty over the acceptance and exclusion of arefugee. It also implies a transnational imagination that enables community members to connectthemselves to foreign refugees going beyond their imagined national identity.
  • スピリチュアリティと健康
    子どもの心とからだ 14 1 25 - 32 2005年 [査読無し][通常論文]
  • エスノグラフィーの知をめぐって―マリノフスキーと他者性の認識
    こころと文化 4 2 112 - 117 2005年 [査読無し][通常論文]
  • 小田 博志, Dr.sc.hum. Dr.sc.hum.
    心身医学 44 4 257 - 262 一般社団法人 日本心身医学会 2004年 [査読無し][通常論文]
     
    従来の医学研究では,量的研究が標準的な方法として位置づけられてきた.振り返ってみるとその量的研究は,歴史・文化的に特殊な「均質な自然観」を前提に成立してきたものである.この点で量的研究には固有の限界があり,それを補う研究方法論が求められる.質的研究は人々が事物に付与する「意味」を理解するうえで適した方法論である.特に心身医学では患者の側の視点を理解することが重要となる.この点で,質的研究は心身医学的研究の有効な方法論となり得る.さらに広い視点に立てば,質的研究は「意味に基づいた医療(ミーニング・ベイスト・メディスン)」の方法論として主要な貢献を果たしていくことが期待される.
  • 質的研究におけるナラティブ
    看護技術 48 1 89 - 94 2002年 [査読無し][通常論文]
  • Erlebte Genesungsgeschichten: Eine qualitative Studie uber Spontanremissionen bei Krebserkrankungen
    Zeitschrift fur Medizinische Psychologie 10 1 33 - 40 2001年 [査読無し][通常論文]
  • ストレスとサリュートジェネシス:コヒアレンス感概念を理解する
    ストレス科学 15 1 89 - 95 2000年 [査読無し][通常論文]
  • 小田博志
    最新心身医学 141 - 146 三輪書店 2000年 [査読無し][通常論文]
  • ストレスと健康生成
    現代のエスプリ別冊『ストレスの臨床』 39 - 49 1999年 [査読無し][通常論文]
  • 小田 博志
    心身医学 39 7 507 - 513 一般社団法人 日本心身医学会 1999年 [査読無し][通常論文]
  • ドイツ語圏における質的健康研究の現状
    日本保健医療行動科学会年報 14 223 - 239 1999年 [査読無し][通常論文]
  • Salutogeneseforschung bei unerwarteten Genesungen
    Spontanremissionen in der Onkologie 145 - 154 1998年 [査読無し][通常論文]
  • ヨナッシュ クラウス
    現代のエスプリ 361 361 69 - 78 1997年 [査読無し][通常論文]
  • 健康生成パースペクティヴ
    日本保健医療行動科学会年報 11 261 - 267 1996年 [査読無し][通常論文]
  • 小田 博志
    年報人間科学 13 113 - 127 大阪大学 1992年 [査読有り][通常論文]

MISC

  • Ethnography of Gemba: Considerations for Social Use of an Anthropological Methodology
    Senri Ethnological Reports (85) 11 -34 2009年 [査読無し][通常論文]
  • Narrative and Its Situatedness
    The Japanese Journal of Health Behavioral Science 22 27 -37 2007年 [査読無し][通常論文]
  • Recovery Stories: A qualitative study on spontaneous remission of cancer
    German Journal of Medical Psychology 10 (1) 33 -40 2001年 [査読無し][通常論文]
  • Salutogenic Study on Unexpected Recovery
    Spontaneous Remission in the Oncology 145 -154 1998年 [査読無し][通常論文]

書籍等出版物

  • 山口, 未花子, Coker, Caitlin Christine, 小田, 博志 (担当:共著範囲:第9章 生命、第10章 言葉、第11章 平和、第12章 エスノグラフィー)
    ナカニシヤ出版 2023年04月 (ISBN: 9784779516085) xii, 211p
  • 改訂版 エスノグラフィー入門――〈現場〉を質的研究する
    小田博志 (担当:単著)
    春秋社 2023年
  • 平和の人類学
    小田 博志 (担当:共編者(共編著者))
    法律文化社 2014年03月
  • 平和を考えるための100冊+α
    小田 博志 (担当:分担執筆範囲:『未開の戦争、現代の戦争』 戦争の人類学から平和の人類学の再創造へ)
    法律文化社 2013年
  • アイヌモシリと平和―〈北海道〉を平和学する!
    小田 博志 (担当:共著範囲:足もとからの平和―北海道の「民衆史掘りおこし運動」から学ぶ)
    法律文化社 2012年09月
  • 新版 質的研究入門
    春秋社 2011年
  • 文化人類学(第3版)
    小田 博志 (担当:分担執筆範囲:文化人類学と質的研究)
    医学書院 2011年
  • 質的研究の方法―いのちの〈現場〉を読みとく
    春秋社 2010年
  • エスノグラフィー入門―〈現場〉を質的研究する
    春秋社 2010年
  • 質的研究入門
    春秋社 2002年
  • Spontanremissionen bei Krebserkrankungen aus der Sicht des Erlebenden
    Beltz 2001年
  • Spontaneous Remission of Cancer from the Patients' Point of View
    2001年
  • がんを超えて生きる―生きる意味の再発見
    人文書院 1999年

講演・口頭発表等

  • 脱植民地化のためのポータル:サッポロの風景をよみがえらせる
    小田博志
    日本文化人類学会第58回研究大会 2024年06月 口頭発表(一般)
  • 先住民族遺骨のrepatriation(返還/帰還)と脱植民地化:東京大学・小金井良精が「収集」したアイヌ遺骨を事例に  [通常講演]
    小田 博志
    日本平和学会2018年度春季研究大会 2018年06月 口頭発表(一般)
  • アイヌ民族の遺骨のrepatriationと人類学者の公共的役割  [通常講演]
    小田 博志
    日本文化人類学会第52回大会 2018年06月 口頭発表(一般)
  • カギは現場にあり エスノグラフィーの可能性  [通常講演]
    小田 博志
    北大人文学カフェ 第19回 2016年12月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • 現場でひらめく力  [招待講演]
    小田 博志
    特別シンポジウム「マーケティング能力を鍛える~現場で観察する力・傾聴する力」 2015年10月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • 平和の人類学  [招待講演]
    小田 博志
    UHB大学 2015年06月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • “楽しさ”から始める質的研究セミナー in 花脊  [招待講演]
    小田 博志
    質的研究合宿セミナー 2015年03月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • エスノグラフィー研究のデザイン  [招待講演]
    小田 博志
    質的心理学会研究法セミナー第七回 2014年03月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • 暴力の世代間連鎖を断ち切る――日本・中国の戦後世代による「和解」ワークショップの試みから  [通常講演]
    村本邦子, 村川治彦, 小田博志
    日本平和学会2013年度秋季研究集会・自由論題部会 2013年11月 口頭発表(一般)
  • 遺骨が媒介するポストコロニアルな関係性――ナミビアとドイツを事例として  [通常講演]
    小田 博志
    日本平和学会2013年度秋季研究集会・アフリカ分科会 2013年11月 口頭発表(一般)
  • 看護実践のエスノグラフィー入門  [招待講演]
    小田 博志
    第5回質的心理学研究法セミナー 2013年03月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • 平和資源としてのアートと博物館  [招待講演]
    小田 博志
    日本アフリカ学会第49回学術大会記念シンポジウム 2012年05月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • 平和の人類学への道  [招待講演]
    小田 博志
    2010年度第2回日本文化人類学会北海道地区研究懇談会 2010年10月 口頭発表(招待・特別)
  • 市民社会と他者―ドイツと日本における市民の「和解」イニシアティヴを事例に  [招待講演]
    小田 博志
    日独共同大学院・国際シンポジウム「日独比較研究の可能性―市民社会の観点から」 2010年03月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)

所属学協会

  • 日本文化人類学会   北海道民族学会   

Works(作品等)

  • ドイツの市民社会と歴史和解に関する調査
    2009年
  • 国際シンポジウム「市民がつくる和解と平和」
    2008年
  • 厳原港まつり対馬アリラン祭および長崎県におけるキリスト教徒による難民保護に関する調査
    2007年

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2023年04月 -2027年03月 
    代表者 : 田中 雅一, 根本 雅也, 直野 章子, 井上 ゆかり, 野村 真理, 小田 博志, 松嶋 健, 飯嶋 秀治, 高垣 雅緒, 菅原 祥
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2020年04月 -2023年03月 
    代表者 : 田中 雅一, 根本 雅也, 直野 章子, 野村 真理, 小田 博志, 松嶋 健, 菅原 祥, 楊 小平
     
    本研究の目的は、4年の期間でもの(遺品など)、語り(ナラティヴ、証言)、アート、宗教の 分野を中心にどの様な形でトラウマ(心的外傷)体験が共有・継承されてきたのか、その阻害要因や問題点は何かを現地での取り組みに焦点を当てて、主としてフィールドワークによる実証的な視点から解明することである。具体的には、第二次世界大戦の最大の悲劇とされるホロコーストや原爆投下などを取り上げる。 今年度は3年目であるが、昨年度に引き続き海外調査は不可能であった。そのような状況で、水俣やハンセン病療養施設を周り、被災や戦争体験以外で、地域の人々に大きな影響を与えた問題に注目した。また、以下のオンライン研究会を実施した。 8月2日 島大吾(ゲスト)「ひめゆりの塔が描く『戦後』: 小説、映画、ミュージカルに見る変遷」/菅原祥「収容所経験を描く――ゾフィア・ポスミシュとアンジェイ・ムンクの『パサジェルカ』について」 9月13日田中雅一「ダーク・コモンズにおけるエッジワーク――トレンチ・アートの制作をめぐって」/ イズミ・ハリス(田川泉 ゲスト) 「生/死を語る時:祈念と慰霊におけるトラウマ表象」12月20日小田博志「ペルー・アヤクチョにおける武力紛争の経験とバーチャル記憶博物館プロジェクト」/ 石原真衣(ゲスト)「消費される「トラウマ」――沈黙を架橋すること、沈黙で癒すこと」2月8日 根本雅也「不真面目な継承?――広島における「被爆体験の継承」とそこからこぼれ落ちるもの」 小田博志による「脱植民地化のポータル」の「ペルー アヤクチョ武力紛争で奪われた家族の記憶」(https://decolonization.jp/#peru)が一般公開された。
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2017年04月 -2022年03月 
    代表者 : 小田 博志
     
    植民地主義とは世界を「文明」と「未開」とに二分して、前者が後者を支配し、収奪するシステムである。先住民族の遺骨の祖先の収奪もその一環として行われた。脱植民地化はこの非対称的な関係性を解消する努力である。そこで先住民族の声が聴かれる場を開き、生きている世界を可視化することが最初の段階であり、遺骨の返還・帰還はその具体的な契機となる。本研究ではその動きを推し進めるために、調査で得られた知見を踏まえて、(1)世界各地の脱植民地化の情報を収めたウェブサイト「脱植民地化のためのポータル」を制作し、(2)植民地化されざる世界の基層を、生命論として理論化する論文(「いのちの網の目の平和学」)を発表した。
  • 脱植民地化過程における遺骨返還と人類学者の公共的役割
    独立行政法人日本学術振興会:科学研究費補助金 基盤研究(C)
    研究期間 : 2017年04月 -2021年03月 
    代表者 : 小田 博志
  • 日本学術振興会:科学研究費助成事業
    研究期間 : 2014年04月 -2017年03月 
    代表者 : ゲーマン・ジェフリー ジョセフ, 飯嶋 秀治, 小田 博志, マーティン カイリー・アン, ルアレン アン エリス, バヤヤナ ティブスヌグエ
     
    本研究では、最終報告書の編集にアイヌ民族当事者たちのインプット・フィドバックも含め、当事者たちの声を研究プロジェクトの中心に据えること=アクション・リサーチ研究を目指してきた。先住民族による合同研究会を継続的に実施することにより、先住民族アイヌの「知」を規定する様々な要因を特定できた。また、先住民族同士の合同研究の在り様に関する斬新な理論・方法論を発見した。このようにアイヌ民族の「知」を規定する社会的構造と文化伝承のメカニズムの両面を同時に取り入れた研究として、本研究はこの国初と言って良いであろう。国際発表をしたところで、研究方法は称賛され、注目もされている。
  • 植民地後和解の人類学的研究―ドイツと旧アフリカ領との関係を事例として
    科学研究費補助金 基盤研究(C)
    研究期間 : 2010年04月 -2015年03月 
    代表者 : 小田 博志
  • 文部科学省:科学研究費補助金(基盤研究(B))
    研究期間 : 2011年04月 -2014年03月 
    代表者 : 村本 邦子, 池内 靖子, 金丸 裕一, 村川 治彦, 小田 博志, 吉 げん洪
     
    2012年度の研究成果はふたつある。第一は、国際シンポジウム「人間科学と平和教育~体験的心理学を基盤とした歴史・平和教育プログラム開発の視点から」の開催である。研究協力者である南京師範大学の張連紅(歴史学)、米国CIISのArmand Volkas(ドラマセラピスト)を京都に招き、研究代表者とともに2011年10月、南京で実施したプログラムについての報告を行い、加國尚志(立命館大学国際平和ミュージアム副館長、哲学)、中村正(立命館大学、社会学)、大門高子(平和市民団体「紫金草合唱団」代表)がコメントを行った後、研究分担者である村川治彦(関西大学、身体教育学)、小田博志 (北海道大学、文化人類学)、金丸裕一 (立命館大学 日中関係史)、吉げん洪(立命館大学、臨床心理学)らと国際的かつ学際的な見地から公開の形でプログラムの検討を行った。本プログラムの有効性が確認されると同時に、今後、教育として展開する可能性も見えてきた。合わせて、2012年5月4・5日、立命館大学平和ミュージアムにて、ここまでの成果を踏まえ、ワークショップ「東アジア型HWHの構築に向けて」を実施した。第二は、これまでのプログラム参加者へのフォローアップ・インタビューである。インタビューは、研究代表者と研究分担者である村川晴彦、および研究協力者である笠井綾(CIIS)が2012年10月に南京へ赴き、研究協力者である張連紅はじめ10名にインタビューを行い、その後、日本にて7名のインタビューを行った(あと3名実施予定)。現在、これらの結果を研究分担者である小田博志らとともに分析中である。なお、国際シンポの成果は、『共同対人援助モデル研究5:人間科学と平和教育~体験的心理学を基盤とした歴史・平和教育プログラム開発の視点から』として人間科学研究所より刊行済みである。
  • 文部科学省:科学研究費補助金(基盤研究(B))
    研究期間 : 2007年04月 -2010年03月 
    代表者 : 川喜田 敦子, 小田 博志, 近藤 孝弘, 木畑 洋一, 柴 宜弘, 石田 勇治, 谷川 竜一, 前川 愛, 小田 博志, 近藤 孝弘, 武井 彩佳
     
    第二次世界大戦期のナチ・ジェノサイドと強制移住はその全ヨーロッパ的広がりと複合性にもかかわらず、これまで主としてドイツ史上の問題として取り扱われてきた。しかし、ナチ・ジェノサイドと強制移住がともに中東欧の秩序全体に波及する問題であったこと、それに対する処理が第二次世界大戦の戦後処理の枠内で国際社会の多様な要因とアクターが絡み合うなかで進められたことに鑑みれば、同問題をヨーロッパという地域全体の問題としてとらえるとともに、第二次世界大戦後の国際関係の文脈のなかに位置づける必要がある。また、冷戦終結後の欧州統合の拡大の流れの中でこれに関わる正義の回復と歴史的記憶の問題が改めて浮上し、関係各国間に摩擦を生んでいる現状を踏まえれば、この問題を長期的なスパンでとらえることの重要性も明らかである。本研究では、第二次世界大戦後のヨーロッパにおける、ナチ・ジェノサイドと強制移住後の秩序再編と社会変動について、国際社会における国家間の力学、当該地域における社会経済構造や民族構成の変化、被害者・加害者双方の社会復帰ならびに社会再建への共同参画を進めるための法的、制度的、社会的枠組みの形成、精神的後遺症に対するメンタルケアを含めた被害者の救済・支援のあり方など幅広い観点から包括的に検討した。同時に、ヨーロッパにおける社会再建の分析を通じて、他地域におけるジェノサイド後の地域和解・反ジェノサイド社会構築のための指針を提供することを目的として、歴史的記憶の継承と地域和解の展開と現状についても検討を行なった。国民国家原理に基づく、主としてエスニックな基準による少数者排除の論理が20世紀において各国内ならびに国際社会においていかに正当性を獲得し、また失っていくか、民族問題の解決のためにとられる手段としての暴力が戦争・紛争のなかでいかに急進化し、大規模な強制移住や虐殺による絶滅に帰着するにいたるか、崩壊した秩序が国内的・地域的に再編されていく際にいかなる要因が作用するかを考えるうえで、第二次世界大戦期のヨーロッパは20世紀史における重要な事例である。これがどのような世界史的文脈に置かれているかを整理するために、本研究では近現代世界の諸地域における様々な類似現象との比較を進めたが、今後の研究の一層の進展のためにはさらに多くの事例との比較が不可欠となろう。
  • 人類学的平和研究の創出―ドイツにおける下からの平和構築に関する調査を通して
    科学研究費補助金 萌芽研究
    研究期間 : 2007年04月 -2010年03月 
    代表者 : 小田 博志
  • ドイツと日本における難民庇護のエスノグラフィー
    科学研究費補助金 若手研究(B)
    研究期間 : 2002年04月 -2004年03月 
    代表者 : 小田 博志
  • Anthropological study on civil society and historical reconciliation in Germany post World War II era
    研究期間 : 2001年

その他

  • 2015年07月 - 2015年07月  学会報告に対する討論 
    日本平和学会2015年度春季研究大会(広島アステールプラザ―広島市、2015年7月19日開催)における報告「格安コピー用紙の向こう側:グローバル環境ガバナンスのギャップ克服に向けて」(報告:笹岡正俊、原田公)に対する討論、


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