研究者データベース

藏田 伸雄(クラタ ノブオ)
文学研究院 人文学部門 哲学宗教学分野
教授

基本情報

所属

  • 文学研究院 人文学部門 哲学宗教学分野

職名

    教授

学位

  • 文学修士 (京都大学)

ホームページURL

科研費研究者番号

  • 50303714

プロフィール

  • 学歴
    1983年 4月 京都大学文学部入学
    1987年 3月 京都大学文学部卒業(哲学科倫理学専攻)
    1987年 4月 京都大学大学院文学研究科修士課程入学
    1989年 3月 京都大学大学院文学研究科修士課程修了(哲学専攻倫理学分科)
    1991年 4月 京都大学大学院文学研究科博士後期課程編入学
    1994年 3月 京都大学大学院文学研究科博士後期課程研究指導認定退学(哲学専攻西洋哲学史分科)

    主な職歴
    1997年4月 日本学術振興会特別研究員(1998年3月まで)
    1998年4月 三重大学人文学部専任講師(文化学科環境文化専修) 
    2000年4月 同助教授
    2001年10月 北海道大学大学院文学研究科助教授(倫理学講座)
     2007年4月 准教授に職名変更
    2009年4月 北海道大学大学院文学研究科教授(倫理学講座)

研究キーワード

  • 環境倫理学   生命倫理学   メタ倫理学   規範倫理学   応用倫理学   科学技術倫理   

研究分野

  • 哲学 / 哲学・倫理学
  • 科学社会学・科学技術史 / 科学社会学・科学技術史

職歴

  • 1997年 - 1998年   日本学術振興会特別研究員 日本学術振興会特別研究員
  • 1998年 - 2000年   三重大学講師(人文学部文化学科) 講師
  • 2000年 - 2002年   三重大学助教授(人文学部文化学科) 助教授
  • 2001年 - 2009年   北海道大学助教授(文学研究科思想文化学専攻) 助教授
  • 2009年  - 北海道大学大学院文学研究科 教授

学歴

  •         - 1989年   京都大学   文学研究科   哲学専攻   日本
  •         - 1994年   京都大学   文学研究科   哲学専攻博士後期課程   日本
  •         - 1987年   京都大学   文学部   日本

所属学協会

  • 科学技術社会論学会   関西倫理学会   関西哲学会   日本哲学会   日本生命倫理学会   北海道哲学会   日本科学哲学会   日本医学哲学・倫理学会   日本倫理学会   日本カント協会   日本イギリス哲学会   応用哲学会   

研究活動情報

論文

書籍

講演・口頭発表等

  • 「人生の意味」というカテゴリーを生命倫理領域で用いる場合に注意しなければならないこ  [通常講演]
    蔵田 伸雄
    日本生命倫理学会第29回年次大会 2017年12月 シーガイアコンベンションセンター(宮崎市)
  • 分析哲学/現代形而上学で 「人生の意味」や「死」について「語る」ことはできるのか  [通常講演]
    蔵田 伸雄
    第50回科学哲学会 2017年11月 東京大学 
    ワークショップ 「分析哲学/現代形而上学で 「人生の意味」や「死」について「語る」ことはできるのか」のオーガナイザーとしての基調報告
  • 主観説と客観説の区別を越えて  [通常講演]
    蔵田 伸雄
    日本倫理学会第68回大会 2017年10月 弘前大学 
    ワークショップ「人生の意味」の哲学的・倫理学的議論の可能性
  • 客観的な規範に従うことは人生の意味を奪うのか  [通常講演]
    蔵田 伸雄
    北海道大学哲学会・北海道哲学会合同シンポジウム「人生の意味」  2017年07月
  • 医師による自殺幇助(PAS)を求める患者の権利」はあるか  [通常講演]
    蔵田 伸雄
    日本生命倫理学会 第28回年次大会 2016年12月
  • 同じ山に異なる側から登る-定言命法の理解をめぐって  [通常講演]
    蔵田 伸雄
    日本カント協会第41回度大会 2016年11月
  • 慎慮と利他性の動機づけ -ネーゲル『利他主義の可能性』   [通常講演]
    蔵田 伸雄
    北海道哲学会2016年度前期研究発表会 2016年07月
  • STAP細胞問題と研究倫理 周囲の状況と、研究者個人の倫理観と習慣  [通常講演]
    蔵田 伸雄
    応用哲学会 第7回年次研究大会 2015年04月

その他活動・業績

競争的資金等の研究課題

  • 「人生の意味」についての分析実存主義的研究と応用倫理学への実装
    文部科学省:科学研究費補助金(基盤研究(B))
    研究期間 : 2016年04月 -2019年03月 
    代表者 : 蔵田 伸雄
  • 文部科学省:科学研究費補助金(基盤研究(B))
    研究期間 : 2009年 -2012年 
    代表者 : 新田 孝彦
     
    本研究の目的は、(1)伝統的な専門職に即して形成されてきた従来の専門職概念を再定義し、(2)現代における専門職の課題を明確化することによって、(3)専門職概念の重層性に対応した専門職倫理全体的構造を解明し、再構築することである。本プロジェクトの2年目にあたる22年度は、前年度に引き続き、上記(2)(3)に関して、文献研究や研究会、ワークショップの開催などを通じて、専門職が抱える課題の具体的な把握に努めた。研究会で取り上げたのは、ビジネス倫理の原理、軍事専門職の倫理、医療倫理教育、テクノエンハンスメント、中国企業における儒教的理念の意義と限界、医療資源配分の倫理的問題、ジャーナリズムの倫理など多岐にわたり、この中には台湾国立中央大学のPo-Keung IP教授、ハーバード大学のNorman Daniels教授、岡山大学粟屋剛教授、医学研究科寺沢浩一教授による発表・討議も含まれている。また、本プロジェクトの最終目標は総括的な専門職倫理研究を出版することであるが、そのための企画会議も2回にわたって行い、構成の概要を固めた。本研究の特色の一つは、本学の応用倫理研究教育センターをプラットフォームとして海外の研究者との連携のもとで国際的な広がりをもった研究を行うことであるが、これについては、上記の他に、センター主催の第5回応用倫理国際会議(2010年11月)などを通じて研究交流を図り、そ...
  • 文部科学省:科学研究費補助金(基盤研究(C))
    研究期間 : 2011年04月 -2014年03月 
    代表者 : 藏田 伸雄
  • 文部科学省:科学研究費補助金(基盤研究(C))
    研究期間 : 2008年 -2010年 
    代表者 : 屋良 朝彦
     
    (1)科学技術によってもたらされる不確実なリスクに対処するための意思決定モデルとして、「予防原則」を検討した。その際、予防原則にはどのようなレベルのリスクに対処するべきか明確な基準が欠けていることが明らかにされた。そのため、予防原則はリスクに関する合意形成モデルによって補完される必要があることが示された。(2)科学技術による不確実なリスクの本質を知るために、それをリスクコミュニケーションの観点から分析した。
  • 文部科学省:科学研究費補助金(基盤研究(B))
    研究期間 : 2008年 -2010年 
    代表者 : 盛永 審一郎
     
    1)20世紀に外延的に同値された神学的-哲学的概念としての「尊厳」と政治的概念としての「権利」は内包的に同一ではないということ。また、「価値」は比較考量可能であるのに対し、「尊厳」は比較考量不可であるということ。2)倫理的に中立であるとされたiPS細胞研究も結局は共犯可能性を逃れ得ないこと、学際的学問としてのバイオエシックスは、生命技術を押し進める装置でしかなかったということ。3)20世紀末に登場した「身体の倫理」と「生-資本主義」の精神の間には何らかの選択的親和関係があるということ。
  • 文部科学省:科学研究費補助金(基盤研究(C))
    研究期間 : 2007年 -2008年 
    代表者 : 新田 孝彦
     
    大学(院)における「職業倫理教育」のモデル・プログラム-1期15回分の授業資料(倫理学の基礎理論、企業・組織倫理の主要課題に関する諸理論と基礎文献、組織における意思決定理論とその適用、倫理綱領の構成要素と構造、失敗事例に関するケース・スタディなどを含む講義資料、講読用文献資料、意思決定分析シート等)-を開発した。併せて、各種企業や官庁等の組織におけるコンプライアンス体制に関するヒアリング調査を実施した
  • 文部科学省:科学研究費補助金(基盤研究(B))
    研究期間 : 2006年 -2008年 
    代表者 : 鬼頭 秀一
     
    生物多様性保全と自然再生の理念は、地域社会の文化や社会のあり方と密接に結びついており、そのようなものを統合した「地域再生」の理念と深い関係がある。そのため、自然と社会や文化の入れ子状態の中で、「サステイナビリティ」などの自然にかかわる理念も社会や文化の理念から再定義されなければならない。そのようなことを実践的に可能にするための人材育成のあり方を実践的に提示するとともに、生物多様性保全や自然再生が、治水や災害などの問題も含めた包括的な環境や社会のあり方、さらには、エネルギーや脱炭素化社会の構築にも展開できる社会的な論理を提示した。『環境倫理学』(東京大学出版会)を出版してその成果の内容を提示した。
  • 文部科学省:科学研究費補助金(基盤研究(B))
    研究期間 : 2006年 -2008年 
    代表者 : 藏田 伸雄
     
    リスク管理については熟議民主主義的な社会的意思決定の枠組みが必要である。またリスク-費用便益分析の「科学的合理性」とは別の「社会的合理性」があり、参加型の意思決定がそれを確保する手段となる。またリスク評価や社会的なリスクの軽減のために専門家(特に技術職)の果たす役割は大きいが、非専門家にも意思決定への「参加義務」があると考えられる。
  • 文部科学省:科学研究費補助金(基盤研究(B))
    研究期間 : 2005年 -2008年 
    代表者 : 平塚 志保
     
    医療における遺伝情報の取扱いと医療専門職の守秘の範囲につき法的・倫理的に検討したうえで、当該情報を保護するための看護職および医療専門職の行動指針を提示した。診療情報のなかでも遺伝情報は血縁者と共有しているという特殊性があるものの、原則として自身が情報をコントロールできるような法的整備が重要である。さらに、当該個人がその情報が意味することについて心理社会学的側面を含めて理解できるようなシステムが必要である。
  • 文部科学省:科学研究費補助金(基盤研究(C))
    研究期間 : 2005年 -2006年 
    代表者 : 新田 孝彦
     
    1.研究の目的現在の日本の高等教育機関には技術者倫理教育が急速に導入されつつあるが、ここには二つの課題がある。一つは、周本の現状に適合した技術者倫理教育のコンテンツを開発することであり、もう一つは、技術者倫理教育を企業へ、あるいは技術者団体へと拡大することである。本研究の目的は、この二つの課題に即して、技術者倫理教育のコンテンツを開発することと、大学と企業あるいは地域との連携システムに関する調査研究を行うことである。2.研究の成果:(1)第一の課題に関しては、研究代表者と研究分担者が研究会等を通じて密接に連絡を取り合いながらも、それぞれの授業実践を通じて、工業高等専門学校、大学の教養教育および大学院教育という三つのレベルにおける授業資料を作成した。これらは『研究成果報告書』にとりまとめられているが、特に、大学院における技術者倫理教育は未開拓の領域であり、この報告書をきっかけに多くの理系大学院において授業資料を開発することが期待される。またわれわれは、技術者倫理教育の成績評価法にっいて共同研究を行い、科学技術社会論学会においてワークショップを開催し、その成果を公表した。さらに、他の研究者をも交えて授業資料の共同開発も行い、この成果は北海道技術者倫理研究会編『オムニバス技術者倫理』(共立出版)として2007年3月に出版された。(2)第二の課題に関しては、技術者団体として先進的な技...
  • 文部科学省:科学研究費補助金(基盤研究(B))
    研究期間 : 2004年 -2006年 
    代表者 : 戸田山 和久
     
    本研究においては、全国の大学・高専を対象として技術者倫理教育のカリキュラム、内容、担当者のバックグラウンド、教材などについての聞き取り調査を行い、データを蓄積した。また、Pei-Fen Chang氏をはじめとする台湾の研究者と共同で研究を行い、二度にわたる日台合同カンファレンスを開催して、台湾における技術者倫理教育プログラムの実態について聞き取り調査を行うとともに、アジアの文化的地域的特性に配慮した技術者倫理のあり方について討論を行った。生涯教育としての技術者倫理の展開に関しては現場の技術者との共同作業が不可欠であると考え、技術者倫理教育について技術者の意見を聴取するとともに、中部技術士会と連携しての研究をすすめた。中部技術士会と連携して技術者倫理の研究会であるETの会を発足させ、年4回の例会と毎月の勉強会を行ってきた。こうした活動を通じて、日本の企業人としての在り方に即した技術者倫理教育の方向性や技術者の社会的地位の向上と技術者倫理との関係についてかなり突っ込んだ意見交換を行うことができた。また、本研究のアウトプットとして、科学技術倫理教育教材の提供ポータルとしての科学技術倫理オンラインセンターの拡充を行った。ケースウェスタンリザーブ大学のオンラインエシックスセンターから用語集や教材モジュールを翻訳するとともに、技術者倫理の授業で使われた教材を収集して掲載した。また、従来の...
  • 文部科学省:科学研究費補助金(基盤研究(B))
    研究期間 : 2004年 -2005年 
    代表者 : 坂井 昭宏
     
    近年の我が国の倫理学研究においては、生命倫理、環境倫理、情報倫理、工学・技術倫理などの新しい研究領域が開拓され、またその発展に伴って自己閉鎖的な専門分化の傾向が顕著になりつつある。本研究ではこうした現状を踏まえて、応用倫理学各分野を通底する基本的な諸概念に規範倫理学的な観点から反省を加えるとともに、そうした諸概念に対して、まだそこでさまざまな形で展開されている倫理学的論証をも含めてメタ倫理学的な分析を行いつつ、その再定義を試みることを研究目的としてきた。このような研究目的を設定した理由の一つに次のような問題関心があった。すなわち、応用倫理学の各分野は学際的な研究領域として成立しているのが普通であるが、そうした領域において提起される問題に対して倫理学者はいかなる寄与をなし得るのか、という問題関心である。この主題に関して、一昨年8月、本共同研究ではワークショップ「応用倫理学の倫理学への貢献」を開催した。研究最終年度には、研究分担者による研究発表会を数度行って、各人の個別研究の相互批判に努めてきた。さらに、昨年10月にはフィーンバーグ氏(サイモン・フレーザー大学)らを招いて「科学技術の民主化」と題する国際シンポジウムも開催した。この二年間にわたり、本研究の研究分担者また研究協力者の方々の熱心な協力を得て、本共同研究は予期した以上の研究成果を上げることができた。また、この間、平成帝京...
  • 文部科学省:科学研究費補助金(基盤研究(B))
    研究期間 : 2004年 -2005年 
    代表者 : 藏田 伸雄
     
    本研究ではまず、科学技術に関するリスク-便益分析の方法について批判的に検討し、リスク論に社会的公平性を組み込む可能性について検討した。第二に、ナノテクノロジー、遺伝子組換え農作物等の科学技術倫理の諸問題をリスク評価とリスクコミュニケーションの観点から分析した。第三に、リスク論に関して理論的な研究を行った。さらにリスク論と民主主義的意思決定について検討した。第四に、技術者倫理教育の中にリスク評価の方法を導入することを試みた。まず費用便益分析に基づくリスク論は、懸念を伴う科学技術を正当化するための手段として用いられることがあることを、内分泌攪乱物質等を例として確認した。また研究分担者の黒田はナノテクノロジーの社会的意味に関する海外の資料の調査を行い、アスベスト被害との類似性等について検討した。また藏田は遺伝子組換え農作物に関わる倫理問題について検討し、科学外の要因が遺伝子組換え農作物に関する議論の中で重要な役割を果たすことを確認した。そしてリスク論に関する理論的研究として、まず予防原則の哲学的・倫理学的・社会的・政治的意味について検討し、その多面性を明らかにした。他に企業におけるリスク管理(内部統制)に関する調査も行った。リスク論に関する哲学的研究としては、確率論とベイズ主義の哲学的含意に関する研究と、リスク論の科学哲学的含意の検討、リスク下における合理的な意思決定に関する研究を...
  • 文部科学省:科学研究費補助金(基盤研究(A))
    研究期間 : 2002年 -2003年 
    代表者 : 東海林 邦彦
     
    1.平成14年6月から同16年3月まで、本プロジェクト主催の各種シンポジウム(内一つは外国人を招いての国際シンポジウム)・ワークショップ(内一つは外国人を招いての国際ワークショップ)等を計22回開催した。その録音記録は、活字起こしのうえ、「特許と生命倫理」に関しては北大法学論集54巻2号に、「『人間の尊厳』と身体・生命の倫理的法的位置づけ」に関しては北大法学論集54巻6号以下に、またその他のものについてはすべて、簡易製本での小冊子の形で「人倫研シリーズ」として、それぞれ公刊をしてきた。2.研究代表者をはじめワーキンググループ責任者は、国内外の各種関連学会に参加し、各分担テーマに関し関連情報の収集に努め、大いに得るところがあった。3.研究報告書とりまとめのための研究成果報告会たる「生命倫理・札幌クールセミナー」を昨年7月から8月にかけて札幌で開催し、さらにその後11月東京で開催された「日本生命倫理学会」でのワークショップでは、5人のメンバーの共同で本研究プロジェクトの主要部分の(中間的)成果報告がなされた。4.本研究プロジェクト用の情報・意見交換のためのメディアとして、毎月一回A4版平均14-5頁の「人倫研ニュウズレター」を刊行し、メイリングリスト「jinrin ML」とともに、生命倫理に関心を抱く研究者にとっても有益な情報媒体としての場を提供しえたと考えている。5.内外の関連...
  • 文部科学省:科学研究費補助金(奨励研究(A), 若手研究(B))
    研究期間 : 2001年 -2002年 
    代表者 : 蔵田 伸雄
     
    本年度は遺伝子解析の進展という現状を踏まえて、個人遺伝情報に関わる生命倫理的な問題群を整理し、さらに「人間の尊厳」という概念の、個人遺伝情報の法的保護のための有効性を検討した。遺伝情報は保険契約や、雇用の際にも使用されうるために商品価値を持ちうるが、そのために個人遺伝情報の蓄積・売買・不正なアクセス・漏洩の可能性がある。だが個人遺伝情報は人体組織から明らかになるので、個人遺伝情報を保護するためには、人体組織を保護する必要がある。また身体組織の解析研究によって、研究者や企業に大きな利益がもたらされることがある。こういった現状を踏まえて、本研究ではカント的な「市場化・商品化・手段化されてはならないものの価値」としての「人間の尊厳」という概念に基づく個人遺伝情報保護の可能性を検討した。そして「人間の尊厳」という概念に基づく人体組織の保護によって、結果的に個人遺伝情報のプライバシーも保護しうることを明らかにした。また遺伝情報の保険契約の使用、生命倫理政策といった問題についても検討を行った。さらに昨年末に廃案になった「個人情報保護法案」と関連法案が、個人遺伝情報を十分に保護しうるかという点についても検討を試みた。そして生命倫理に関する諸議論における、哲学的倫理学の立場に基づく生命倫理学の妥当性について、特に宗教的価値観との関連から検討した。また遺伝子解析技術と遺伝子工学を念頭において、...
  • 文部科学省:科学研究費補助金(奨励研究(A))
    研究期間 : 1999年 -2000年 
    代表者 : 藏田 伸雄
     
    本年度はクローン技術の人への使用について、現時点の状況を調査し、問題点を整理することを試みた。さらに体細胞核移植クローン技術の人への使用に関する倫理問題をできるだけ広い視野から検討し、この問題を生命倫理に関する諸議論の中に位置づけることを試みた。具体的には、ヒトゲノム解析、遺伝子診断と雇用差別・保険差別、医療情報のプライバシー保護、ターミナルケア、遺伝子操作、さらに体外受精等の人工生殖技術との関連から、クローン技術の人への使用の倫理的含意を明らかにすることを試みた。このようにしてクローン技術の人への使用を遺伝子操作技術全体の中に位置づけ、それによって人間に対する生命操作技術の使用に関する規制について、倫理的分析を行うための図式を提示することを試みた。またクローン技術等を含めた先端科学技術と社会との関連、特に科学技術者の社会的責任の意味と、市民による科学技術のコントロールの方法に関する研究を行った。さらにメタ倫理学的な研究を始めとした哲学的思考は、生命倫理研究に対してどのような形で貢献しうるかという問題に関する研究を行った。このような研究を経て、体細胞核移植クローン技術の人への使用に関する倫理問題を、「特定の表現形質を持つ児の意図的産生を目的としたクローン技術の使用」「<生殖>の自由に基づくクローン技術の使用の正当化」、「クローン技術と生命倫理政策」さらに「体細胞核移植技術とE...

教育活動情報

主要な担当授業

  • 修士論文
    開講年度 : 2017年
    課程区分 : 修士課程
    開講学部 : 文学研究科
  • 生命倫理学特論
    開講年度 : 2017年
    課程区分 : 修士課程
    開講学部 : 生命科学院
    キーワード : 生命倫理、被験者保護、インフォームド・コンセント、個人情報、薬害、動物実験、胚研究、遺伝子改変、遺伝子特許、データ捏造、デュアルユース
  • 修士論文・特定課題指導特殊演習
    開講年度 : 2017年
    課程区分 : 修士課程
    開講学部 : 文学研究科
  • 大学院共通授業科目(一般科目):複合領域
    開講年度 : 2017年
    課程区分 : 修士課程
    開講学部 : 大学院共通科目
    キーワード : 生命倫理、被験者保護、インフォームド・コンセント、個人情報、薬害、動物実験、胚研究、遺伝子改変、遺伝子特許、データ捏造、デュアルユース
  • 生命倫理学特論
    開講年度 : 2017年
    課程区分 : 修士課程
    開講学部 : 理学院
  • 応用倫理学特殊講義
    開講年度 : 2017年
    課程区分 : 修士課程
    開講学部 : 文学研究科
    キーワード : 可能力(ケイパビリティ)、ヌスバウム、ロールズ、社会契約、不平等、障碍論、動物倫理、グローバル倫理
  • 博士論文指導特殊演習
    開講年度 : 2017年
    課程区分 : 博士後期課程
    開講学部 : 文学研究科
  • 応用倫理学特別演習
    開講年度 : 2017年
    課程区分 : 修士課程
    開講学部 : 文学研究科
    キーワード : 環境倫理、気候倫理、気候変動、世代間倫理
  • 卒業論文
    開講年度 : 2017年
    課程区分 : 学士課程
    開講学部 : 文学部
  • 倫理学特殊講義
    開講年度 : 2017年
    課程区分 : 修士課程
    開講学部 : 文学研究科
    キーワード : 自己利益、人格の同一性、功利主義、道徳性、合理性
  • 倫理学特別演習
    開講年度 : 2017年
    課程区分 : 修士課程
    開講学部 : 文学研究科
    キーワード : 正義の二原理、権利、自由論、配分的正義、世代間倫理
  • 現代哲学特別演習
    開講年度 : 2017年
    課程区分 : 修士課程
    開講学部 : 文学研究科
    キーワード : 哲学、倫理学、西洋哲学史、現代哲学、プレゼンテーション、ディスカッション
  • 応用倫理学特殊講義
    開講年度 : 2017年
    課程区分 : 修士課程
    開講学部 : 文学研究科
    キーワード : 性、性差、セックス、ジェンダー、セクシュアリティ
  • 大学院共通授業科目(一般科目):人文社会科学
    開講年度 : 2017年
    課程区分 : 修士課程
    開講学部 : 大学院共通科目
    キーワード : 性、性差、セックス、ジェンダー、セクシュアリティ
  • 生命環境倫理学
    開講年度 : 2017年
    課程区分 : 修士課程
    開講学部 : 農学院
    キーワード : 倫理、専門職倫理、研究倫理、環境倫理、科学技術コミュニケーション、リスク・コミュニケーション、動物実験、食料安全保障、倫理的消費(エシカル消費)、高品質化対応、原子力災害、再生可能エネルギー、自由貿易協定
  • 人文・社会科学の基礎
    開講年度 : 2017年
    課程区分 : 学士課程
    開講学部 : 全学教育
    キーワード : グループ・ディスカッション、哲学対話、クリティカル・シンキング、哲学的思考、倫理、論理、価値、愛、美、自然、心理、道徳、プラグマティズム、現実、差別、権利、環境、政府、神、人生の意味
  • 倫理学
    開講年度 : 2017年
    課程区分 : 学士課程
    開講学部 : 文学部
    キーワード : 環境リスク、気候倫理、科学の不確実性、公害、環境正義、世代間倫理、環境の保全、持続可能性、土地倫理、動物倫理
  • 倫理学演習
    開講年度 : 2017年
    課程区分 : 学士課程
    開講学部 : 文学部
    キーワード : 応用倫理学、生命倫理学、環境倫理学、ジェンダー論、情報倫理学、科学技術倫理、企業倫理学、規範倫理学、社会哲学
  • 倫理学概論Ⅰ
    開講年度 : 2017年
    課程区分 : 学士課程
    開講学部 : 文学部
    キーワード : 道徳性、倫理、社会契約、カント、義務、規範、人格、功利主義、権利、正義、徳、ニヒリズム
  • 倫理学概論Ⅱ
    開講年度 : 2017年
    課程区分 : 学士課程
    開講学部 : 文学部
    キーワード : メタ倫理学、意志の自由、行為と責任、決定論と自由意志の両立可能論、道徳的な運、相対主義、道徳判断の普遍化可能性、自然主義、進化倫理学、自然主義的誤謬、道徳実在論、情動主義、道徳的直観主義、動機内在主義、意志の弱さ、合理性

大学運営

学内役職歴

  • 2013年4月1日 - 2016年3月31日 サステイナビリティ学教育研究センター副センター長
  • 2018年4月1日 - 2020年3月31日 大学院文学研究科副研究科長

委員歴

  • 2016年11月 - 現在   日本医学哲学・倫理学会   事務局長
  • 2016年11月 - 現在   日本医学哲学・倫理学会   理事
  • 2015年07月 - 現在   日本哲学会   編集委員
  • 2014年10月 -2017年10月   日本生命倫理学会   理事
  • 2013年07月 - 現在   日本哲学会   評議員
  • 2011年 -2012年   日本倫理学会   編集委員長   日本倫理学会
  • 2010年 -2012年   日本倫理学会   編集委員   日本倫理学会
  • 2011年   日本倫理学会   評議員   日本倫理学会
  • 2010年06月 -2016年05月   応用哲学会   理事   応用哲学会
  • 2010年 -2012年   日本医学哲学倫理学会   理事   日本医学哲学倫理学会
  • 2003年 -2008年   日本生命倫理学会   情報委員   日本生命倫理学会
  • 2008年   日本医学哲学・倫理学会   大会長   日本医学哲学・倫理学会
  • 2002年 -2005年   北海道哲学会   幹事・編集委員   北海道哲学会
  • 2005年   日本生命倫理学会   編集委員   日本生命倫理学会
  • 2005年   日本生命倫理学会   評議員   日本生命倫理学会
  • 2001年   日本医学哲学・倫理学会   評議員   日本医学哲学・倫理学会


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