研究者データベース

研究者情報

マスター

アカウント(マスター)

  • 氏名

    西村 欣也(ニシムラ キンヤ), ニシムラ キンヤ

所属(マスター)

  • 水産科学研究院 海洋生物資源科学部門 資源生物学分野

所属(マスター)

  • 水産科学研究院 海洋生物資源科学部門 資源生物学分野

独自項目

syllabus

  • 2021, 数理生物学演習, Exercise on Mathematical Biology, 学士課程, 水産学部, 事物の抽象化と認識、抽象化の方法、数理的抽象化、言語的分析、数理的分析、数値的分析(プログラミング)、 数理的方法による理解と言語による理解、理解と説明
  • 2021, 基礎生態学, Introduction to Ecology, 学士課程, 水産学部, 環境、個体、個体群、遺伝子、表現型、自然淘汰、進化、行動、群集、システム

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プロフィール情報

学位

  • 農学博士(筑波大学)

プロフィール情報

  • 西村, ニシムラ
  • 欣也, キンヤ
  • ID各種

    201501014114171007

対象リソース

業績リスト

研究キーワード

  • 共食い   可塑性   自然選択   表現型   食物網   生活史   表現型可塑性   防御   誘導防御   膨満形態   ovipasition   DNAマイクロアレー   間接効果   外洋   越冬幼生   地理的隔離   収束安定   外鰓   仔魚   抑制   頭でっかち   ゲーム   トランスクリプトーム   形態   reproductive behavior   進化   形質   トレードオフ   次世代シーケンサー   反応基準   

研究分野

  • ライフサイエンス / 生態学、環境学

経歴

  • 2009年 - 2015年 北海道大学 水産科学研究科(研究院) 准教授

MISC

  • 西村 欣也 数理解析研究所講究録 1597 141 -144 2008年05月 [査読無し][通常論文]
  • 岸田 治, 西村 欣也 日本生態学会誌 57 (1) 40 -47 2007年03月31日 [査読無し][通常論文]
     
    多くの動物は、捕食者に出会うと逃げたり隠れたりするが、形さえも変化させ捕食を回避しようとするものもいる。形態の変化による防御戦略は誘導防御形態戦略とよばれ、多様な生物分類群でみられる表現型可塑性として知られる。最近の研究では、捕食者動物は、ただ捕食されにくい形に変わるだけでなく、その変化が柔軟であり、捕食者環境の時間的・空間的な変異によく対応していることが知られている。本稿では、エゾアカガエルのオタマジャクシの捕食者誘導形態の防御機能と、柔軟な形態変化能について紹介する。エゾアカガエルのオタマジャクシは、捕食者のエゾサンショウウオの幼生とオオルリボシヤンマのヤゴに対して、それぞれに特異的な形態を発現する。サンショウウオ幼生によって誘導された膨満型の形態はサンショウウオ幼生による丸のみを妨げ、ヤゴによって誘導された高尾型の形態はヤゴによる捕食を回避するために有効である。これらの形態変化は柔軟性に富んでおり、一度、どちらかの捕食者に対して特異的な防御形態を発現した後でも、捕食者が交替したときには、新たな捕食者に特異的な防御形態へ変化できる。また、捕食の危険が取り除かれたときは元の形態へと戻る。捕食者特異的な形態の互換性は、捕食者種に特異的な防御形態誘導を獲得するうえで重要な役割を果たしたと考えられる。また、形態変化の可逆性は防御にコストがかかることを示唆している。これらの形態変化の時間的な可変性に加えて、オタマジャクシは危険の強度に応じた調整的な防御形態発現を示す。このことはオタマジャクシが捕食強度に応じて費用対効果を最大化するように防御を発現している可能性を示唆している。
  • 岸田 治, 西村 欣也 日本生態学会大会講演要旨集 50 (0) 166 -166 2003年 [査読無し][通常論文]


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