研究者データベース

小林 厚志(コバヤシ アツシ)
理学研究院 化学部門 無機・分析化学分野
准教授

基本情報

所属

  • 理学研究院 化学部門 無機・分析化学分野

職名

    准教授

学位

  • 博士(理学) (九州大学)

ホームページURL

科研費研究者番号

  • 50437753

ORCID ID

  • 0000-0002-1937-7698

プロフィール

  • 世の中で役立つ新しい材料や分子デバイスを作ることを目標に、光る金属錯体を新しく合成したり、様々な基盤や粒子表面へ固定、配列させてデバイス化したりする研究を展開しています。具体的な研究テーマとしては、主に以下の3つを推進中です。

    研究テーマ1:可視光で水を分解する新しいナノ光触媒の創出
     現代社会で深刻化するエネルギー問題の解決には太陽光利用が欠かせません。光を吸収して水を分解できれば、環境負荷無くクリーンエネルギーである水素を得ることができます。金属錯体は吸収する光の波長や酸化力、還元力を調整することができ、分子の配列も操ることが可能なので、水を分解する光触媒を構築する有望な物質群です。本研究では光る金属錯体を使って、より高い活性を示す水分解光触媒の創出に挑戦しています!

    研究テーマ2:目に見えない物質や現象を目に見える現象として写し出すセンサー材料の創出
     我々の身の回りには目に見えないものが多数存在します。例えば水はコップの中の液体であれば目に見えますが、水蒸気になると目で確認するが難しくなります。ある種の金属錯体は特定の刺激(光、温度、圧力、蒸気等)を認識して色を変化させる「クロミズム」という現象を示します。このクロミズムを使えば、目に見えない危険な蒸気やガスを目に見える色変化として「可視化」することが可能です。本研究では、金属錯体の分子構造や分子配列を精密に制御して、より知的なセンサーとして活用できる新材料の開発に挑戦しています!

    研究テーマ3:溶媒を使わない新しい錯体合成法の開発
     多くの金属錯体は、溶媒中での配位子置換反応を利用して合成されますが、多くの有機溶媒は有害であり、引火する危険性もあるため、できるだけ使用量を低減した新しい合成法の開発が強く望まれます。本研究では柔軟な金属-配位子間結合(=配位結合)に基づいた溶媒を使用しない新しい錯体合成法の開発に挑戦しています!

研究キーワード

  • センサー   発光性材料   ナノ粒子   光触媒   金属錯体   

研究分野

  • 複合化学 / エネルギー関連化学 / 光触媒
  • 基礎化学 / 無機化学 / 錯体化学

職歴

  • 2014年10月 - 現在  北海道大学大学院理学研究院化学部門 錯体化学研究室(加藤 昌子教授) 准教授
  • 2012年10月 - 2016年03月  科学技術振興機構 戦略的創造研究推進事業 さきがけ研究 「エネルギー高効率利用と相界面」領域研究員(兼任)
  • 2013年06月 - 2014年09月  北海道大学大学院理学研究院化学部門錯体化学研究室(加藤 昌子教授)講師
  • 2007年05月 - 2013年05月  北海道大学大学院理学研究院化学部門 錯体化学研究室(加藤 昌子教授)助教
  • 2012年10月 - 2012年12月  アメリカ・ロチェスター大学化学科 無機化学研究室(R. Eisenberg教授)訪問研究員
  • 2006年05月 - 2007年04月  九州大学大学院理学研究院 無機化学研究室(北川 宏教授)特任助手
  • 2006年12月 - 2007年03月  オーストラリア・シドニー大学化学科 分子材料グループ(C.J.Kepert教授)客員研究員
  • 2006年04月 - 2006年05月  九州大学大学院理学研究院学術研究員
  • 2003年04月 - 2006年03月  九州大学大学院理学府凝縮系科学専攻博士後期課程
  • 2001年04月 - 2003年03月  筑波大学大学院数理物質科学研究科
  • 1997年04月 - 2001年03月  筑波大学第一学群自然学類化学専攻

所属学協会

  • 光化学協会   分子科学会   日本物理学会   錯体化学会   日本化学会   

研究活動情報

論文

受賞

  • 2017年01月 北海道大学 研究総長賞奨励賞
     
    受賞者: 小林 厚志
  • 2016年07月 北海道大学 エクセレントティーチャーズ
     
    受賞者: 小林 厚志
  • 2016年01月 日本化学会北海道支部 日本化学会北海道支部奨励賞
     多様な外部刺激に応答する環境応答型金属錯体群の創出  
    受賞者: 小林 厚志
  • 2015年01月 北海道大学 研究総長賞奨励賞
     
    受賞者: 小林 厚志

競争的資金等の研究課題

  • 色素-触媒界面にキャリヤー集約ナノ薄膜を形成させた水分解色素増感光電気化学セルの開発
    公益信託ENEOS水素基金:-
    研究期間 : 2018年 
    代表者 : 小林 厚志
  • 固相合成法を用いた強発光性銅錯体の成膜プロセスにおけるその場合成法の開発
    日本学術振興会:挑戦的研究(萌芽)
    研究期間 : 2018年 -2019年 
    代表者 : 小林 厚志
  • 正孔の迅速拡散に立脚した新しい太陽光水分解セルの開発
    村田学術振興財団:第32回研究助成
    研究期間 : 2016年09月 
    代表者 : 小林 厚志
  • プロトン伝導性を可視化する発光性配位高分子ナノ結晶の創出
    稲盛財団:
    研究期間 : 2016年04月 -2017年03月 
    代表者 : 小林 厚志
  • 相対湿度の三次元可視化のための発光性ナノ集積体の構築
    島津科学技術振興財団:
    研究期間 : 2016年04月 -2017年03月 
    代表者 : 小林 厚志
  • 自己組織化を活用した超ナノ結晶人工光合成デバイスの構築
    科学技術振興機構:さきがけ
    研究期間 : 2012年12月 -2016年03月 
    代表者 : 小林 厚志
  • 発光性Pt(II)錯体配位子からなる環境マルチセンシングナノ集積体の構築
    松籟科学技術振興財団:
    研究期間 : 2016年03月 
    代表者 : 小林 厚志
  • 新規低次元電子系金属錯体の合成と物性解明
    日本学術振興会:若手研究(B)
    研究期間 : 2007年04月 -2009年03月 
    代表者 : 小林 厚志

教育活動情報

主要な担当授業

  • 無機化学特論
    開講年度 : 2017年
    課程区分 : 修士課程
    開講学部 : 理学院
  • 化学特別講義
    開講年度 : 2017年
    課程区分 : 修士課程
    開講学部 : 総合化学院
    キーワード : Small molecule activation, Energy applications, Organometallic chemistry, Bioinspired systems
  • 大学院共通授業科目(一般科目):自然科学・応用科学
    開講年度 : 2017年
    課程区分 : 修士課程
    開講学部 : 大学院共通科目
    キーワード : Small molecule activation, Energy applications, Organometallic chemistry, Bioinspired systems
  • 大学院共通授業科目(一般科目):自然科学・応用科学
    開講年度 : 2017年
    課程区分 : 修士課程
    開講学部 : 大学院共通科目
    キーワード : 金属錯体,固体化学,材料化学,ナノ材料・科学,光触媒,生物無機化学
  • 無機化学特論
    開講年度 : 2017年
    課程区分 : 修士課程
    開講学部 : 総合化学院
    キーワード : 金属錯体,固体化学,材料化学,ナノ材料・科学,光触媒,生物無機化学
  • 先端総合化学特論Ⅱ
    開講年度 : 2017年
    課程区分 : 博士後期課程
    開講学部 : 総合化学院
    キーワード : Small molecule activation, Energy applications, Organometallic chemistry, Bioinspired systems
  • 錯体化学
    開講年度 : 2017年
    課程区分 : 学士課程
    開講学部 : 理学部
    キーワード : d金属錯体、配位化合物、錯体の電子構造、電子スペクトル、配位場理論、錯体の反応

大学運営

委員歴

  • 2016年04月 - 現在   複合系の光機能研究会   庶務幹事
  • 2017年09月 -2019年09月   錯体化学会   理事


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