研究者データベース

橋本 雄(ハシモト ユウ)
文学研究院 人文学部門 歴史学分野
教授

基本情報

所属

  • 文学研究院 人文学部門 歴史学分野

職名

  • 教授

学位

  • 博士(文学)(東京大学(2004))

ホームページURL

J-Global ID

プロフィール

  • 1972年、東京生まれ。筑波大学附属高等学校卒業。東京大学文学部日本史学講座卒業。
    2000年、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程(日本文化研究専攻・日本史学専門分野)単位取得退学。2004年、博士(文学)学位取得。
    日本学術振興会特別研究員(DC1・PD)、独立行政法人国立博物館・九州国立博物館設立準備室・研究員、同・九州国立博物館学芸部企画課・研究員を経て、2007年4月より、北海道大学・大学院文学研究科・准教授(歴史地域文化学専攻・日本史学講座)。2019年4月より組織改変により同・大学院文学研究院(人文学部門・歴史学分野・日本史学研究室)・准教授、2020年4月より同・教授となり、現在に至る。
    専門は、中世日本と東アジアの国際関係史、貿易史、文化交流史、外交文書論。

研究キーワード

  • 仏教・禅宗   政治文化   外交儀礼   国際関係   国家と地域   東アジア   中世日本   Diplomatic Relations   States and Regions   East Asia   Medieval Japan   

研究分野

  • 人文・社会 / アジア史、アフリカ史
  • 人文・社会 / 日本史

職歴

  • 2020年04月 - 現在 北海道大学大学院文学研究院 歴史学分野 教授
  • 2007年04月 - 2020年03月 北海道大学 大学院文学研究科(2019年度より研究院) 准教授
  • 2005年04月 - 2007年03月 独立行政法人国立博物館 九州国立博物館 学芸部企画課 研究員
  • 2005年 - 2007年 Associate Curator, Kyushu National Museum, Japan
  • 2001年10月 - 2005年03月 独立行政法人国立博物館 九州国立博物館設立準備室 研究員
  • 2001年 - 2005年 Associate Curator at Preparative Office for Kyushu National Museum, Japan
  • 2000年04月 - 2001年09月 日本学術振興会 特別研究員(PD)
  • 2000年 - 2001年 JSPS Special Research Fellow
  • 1998年04月 - 2000年03月 日本学術振興会 特別研究員(DC1)

学歴

  •         - 2001年   東京大学
  • 1996年04月 - 2000年03月   東京大学大学院   人文社会系研究科   日本文化研究
  • 1993年04月 - 1996年03月   東京大学   文学部   日本史学
  •         - 1996年   東京大学

所属学協会

  • 北海道歴史研究者協議会   歴史科学協議会   東方学会   北大史学会   九州史学研究会   日本史研究会   古文書学会   歴史学研究会   史学会   

研究活動情報

論文

書籍

  • 橋本雄 (担当:編者(編著者)範囲:はしがき・あとがき)
    北海道大学出版会 2021年03月
  • 村井康彦 (担当:分担執筆範囲:解説:「場」と芸能の室町文化論(pp.458-483))
    筑摩書房 2020年10月
  • 永井 晋 (担当:分担執筆範囲:第5部コラム「花はさかりに、月はくまなきのみ見るものかは」(pp.224-231))
    勉誠出版 2020年09月
  • 吉田一彦, 上島享 (担当:分担執筆範囲:第2部-1 文化交流史から問い直す:〈和漢梵〉の構図論に向けて(pp.196-228))
    吉川弘文館 2020年09月
  • 永原陽子 (担当:分担執筆範囲:第1部第2章「倭寇と偽使:東アジア海域の媒介者たち」(pp.45-71))
    ミネルヴァ書房 2019年08月 (ISBN: 9784623086368) vii, 353, 14p
  • 鈴木幸人 (担当:共著範囲:第6章「珠光の嘆き:「心の一紙」を読み解き、「和漢の境をまぎらかす」を考え直す」)
    北海道大学出版会 2019年08月 (ISBN: 9784832934047) 280 160-210
  • 琉球船と首里, 那覇を描いた絵画史料研 (担当:共著範囲:図版解説(No.48,49,50,52,53,64)および論文(「奉使琉球図巻」およびその筆者、朱鶴年をめぐって」))
    思文閣出版 2019年02月
  • 松方冬子 (担当:分担執筆範囲:第一章「別幅と誤解された勅書」、コラム5「日明勘合底簿の手がかりを発見!」)
    東京大学出版会 2019年01月
  • 鹿毛敏夫, 坪根伸也 (担当:分担執筆範囲:第3部第2章「大友氏の日明・日朝交流」)
    吉川弘文館 2018年11月 (ISBN: 9784642029513) 344 249-270
  • 共相與殊相:東亞文化意象的轉接與異變
    廖肇亨 (担当:共著範囲:雪舟入明再考:從應仁年間遺明使船到《破墨山水圖》(陳俐君譯))
    中央研究院中國文哲研究所 2018年08月 (ISBN: 9789860566505) 698 305-384 
    Sesshuu Touyou(雪舟等楊), a renowned ink painter, is a prominent figure in traditional Japanese culture. He has been included in history textbooks for elementary school students by the Ministry of Education, Culture, Sports, Science and Technology (MEXT) . As to the question of "what made Sesshuu’s such a prominent figure," previous studies have mainly focused on his "entry into Ming China." This paper, revolving around this event, seeks to re-examine three questions: (1) why did he travel to China?; (2) what did he draw at the Board of Rites (禮部) in Beijing?; and (3) what is the nature of his "Habokusansuizu(破墨山水圖)"that is currently preserved in the Tokyo National Museum? This paper first points out that Sesshuu travelled to the Oouchi house's (大內氏) territory in Suou (周防), because of his intention to enter Ming China. Prior to his eventual entry, he, under the rotection of the Ouchi house, had refined his painting skills in Yamaguchi (山口) of Suou. Hence, rather than having learnt the essential skills and key elements of painting in China, the significance of Sesshuu's entry lay in the sense of pride he obtained, unbeknown to others, by the time he returned to Japan. The origin of this sense of pride was either from his having been comparable to Li Zai(李在), a renowned figure at that time, or from his having studied under Josetsu (如拙) and Shuubun (周文). Then, what was painted by Sesshuu on the wall of the Board of Rites in Beijing was neither a painting of long (龍) nor landscape, as believed by the academia previously. Instead, it was a painting of Zhongkui (鍾馗圖), one of the commonly-seen Chinese paintings around Lunar New Year. Lastly, the "Habokusansuizu" currently owned by Tokyo National Museum is in fact an inkajou (印可狀, the confirmation from a master of the dharma transmission to his student). Sesshuu sent to his student Josui Soen (如水宗淵). In the painting, not only did Sesshuu encourage Souen to "practice after awakening" and emphasize the "Josetsu-Shuubun-Sesshuu-Souen" lineage, he also claimed that Josetsu and Shuubun were as prominent as the Chinese painters in the foreword. In order to secure Souen's employment, Sesshuu even ingratiated himself with the monks of the Five Mountains (五山) in Kyoto, by inviting Keijo Shurin (景徐周麟), Ryoan Keigo (了庵桂悟), Gettto Shukyo (月翁周鏡), and other eminent monks of the Five Mountains to write endorsements on "Habokusansuizu." Thus, this inkajou-to-be became more valuable. Unfortunately, despite Sesshuu's efforts, Soen was not able to land a position under the monasterial system of the Five Mountains. Instead, Soen became a tobanshu (東班衆) at a local monastery within the Daitokuji (大德寺) system.
  • 古文書料紙論叢
    橋本 雄 (担当:共著範囲:清代戸部精微批文勘合小考:日明勘合の補考を兼ねて)
    勉誠出版 2017年06月 (ISBN: 9784585221845) 896 685-705 
    版元紹介ページ http://bensei.jp/index.php?main_page=product_book_info&products_id=100762
  • 日明関係史研究入門
    橋本 雄 (担当:共編者(共編著者)範囲:総説Ⅰ(村井章介氏と共著)、第6部総説、項目執筆(湖心碩鼎、南京・北京の会同館、『善隣国宝記』、冊封儀礼、勘合・咨文))
    勉誠出版 2015年10月 (ISBN: 9784585221265) 568 
    http://bensei.jp/index.php?main_page=product_book_info&products_id=100519
  • 細田 典明, 佐々木 啓, 守川 知子, 山本 文彦, 武田 雅哉, 橋本 雄, 吉開 将人, 樽本 英樹 (担当:共著範囲:八重山に漂流した朝鮮人たち(橋本雄))
    北海道大学出版会 2015年 (ISBN: 9784832933873)
  • 村井章介 (担当:共著範囲:第2部第3章「北条得宗家の禅宗信仰を見直す」(橋本雄))
    勉誠出版 2014年11月
  • 岩波講座日本歴史8:中世3
    桜井英治ほか (担当:共著範囲:第2章「東アジア世界の変動と日本」(橋本雄))
    岩波書店 2014年08月
  • 金属の中世:資源と流通 (考古学と中世史研究11)
    小野正敏ほか (担当:共著範囲:中世日本と東アジアの金銀銅(橋本雄))
    高志書院 2014年07月
  • 足利義満が目指したもの(週刊新発見! 日本の歴史)
    橋本雄, 小川剛生, 細川武稔, 三枝暁子, 上里隆史, 呉座勇一, 川口洋平, 石原比伊呂, 板倉聖哲, 松尾恒一, 高橋秀樹 (担当:編者(編著者)範囲:責任編集・執筆(pp.4-6, 7-12, 23))
    朝日新聞出版 2013年11月
  • 生活と文化の歴史学3:富裕と貧困
    井原今朝男 (担当:共著範囲:第Ⅱ部第4章「日明勘合貿易の利」(橋本雄))
    竹林舎 2013年05月
  • 東アジア海域に漕ぎだす1 海から見た歴史
    羽田正 (担当:共著範囲:第2部「せめぎあう海:1500-1600」(共著))
    東京大学出版会 2013年01月
  • 池田 透, 小杉 康, 立澤 史郎, 橋本 雄, 武田 雅哉, 蔵田 伸雄, 佐藤 淳二, 千葉 恵, 和田 博美 (範囲:生きた唐物(橋本雄))
    北海道大学出版会 2013年 (ISBN: 9784832933842)
  • 橋本 雄 
    吉川弘文館 2012年 (ISBN: 9784642057516)
  • 橋本 雄 
    勉誠出版 2011年 (ISBN: 9784585220138)
  • 北島 万次, 孫 承喆, 橋本 雄, 村井 章介 
    景仁文化社 2010年 (ISBN: 9788949907178)
  • 日朝交流と相克の歴史(共編著:北島万次・孫承喆・橋本雄・村井章介)
    校倉書房 2009年 (ISBN: 9784751741504)
  • ぞくぞく ぞぞぞ(きゅーはくの絵本5化物絵巻)
    橋本 雄 (担当:共編者(共編著者)範囲:企画・原案・解説・インタビュー)
    フレーベル館 2007年03月
  • エイサー! ハーリー(きゅーはくの絵本3沖縄の祭り)
    橋本 雄 (担当:共編者(共編著者)範囲:企画・原案・解説)
    フレーベル館 2006年06月
  • じろじろ ぞろぞろ(きゅーはくの絵本1南蛮屏風)
    橋本 雄 (担当:共編者(共編著者)範囲:企画・原案・解説)
    フレーベル館 2005年10月
  • 中世日本の国際関係:東アジア通交圏と偽使問題(単著)
    吉川弘文館 2005年 (ISBN: 9784642028417)
  • International Relations with Medieval Japan: focusing on the Imposter Mission Problems in East Asia
    Yoshikawa Kobun-kan 2005年 (ISBN: 9784642028417)

講演・口頭発表等

  • 橋本雄
    北大史学会特別例会シンポジウム「中近世移行期日本の貨幣・信用・流通」(準備会) 2020年03月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • 趣旨説明・討論司会  [通常講演]
    橋本雄
    北大史学会例会:国際シンポジウム「済州島からみた東アジア海域史」 2019年07月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • 室町将軍家の東アジア外交  [招待講演]
    橋本雄
    九州国立博物館特別展「室町将軍」記念講演会 2019年07月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • 雪舟・良心・松雪軒全杲と応仁度遣明船:コメントに代えて  [招待講演]
    橋本 雄
    「応永・永享期文化論」研究集会 2019年03月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • シナ海域における貴金属・貨幣の流れ:12~16世紀の日本を中心とした素描  [通常講演]
    橋本 雄
    西ユーラシア貨幣史科研(鶴島博和代表) 科研費基盤B:前近代ユーラシア西部における貨幣と流通のシステムの構造と展開 2017年11月 口頭発表(招待・特別) 下関市立大学 鶴島博和
  • 橋本 雄
    「第2回国史たちの対話の可能性」円卓会議 2017年08月 口頭発表(一般) 小倉(北九州市) 関口グローバル研究会
     
    今回の特設テーマ「蒙古襲来と13世紀モンゴル帝国のグローバル化」
  • 橋本 雄
    第9回朱印船科研研究会 2017年07月 口頭発表(一般) 明治大学 科研費基盤B:朱印船のアジア史的研究:16~17世紀、日本往来の「国書」と外交使節
  • 雪舟入明再考  [招待講演]
    橋本 雄
    東洋学研究情報センターセミナー 2016年09月 口頭発表(招待・特別)
  • 請来大蔵経と室町幕府・京都五山  [招待講演]
    橋本 雄
    禅宗における「人」と「美術」を中心とした東アジアと日本との交流 2015年08月 口頭発表(招待・特別)
  • 1540年代、大友氏の遣明船と種子島・鉄炮伝来  [招待講演]
    橋本 雄
    国際シンポジウム「大航海時代的台湾与東亜」 2014年07月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名) 台湾 清華大学(台湾)人社中心・国立台湾歴史博物館・中央研究院台湾史研究所ほか
  • 中世日本と東アジアの金銀銅  [招待講演]
    橋本 雄
    考古学と中世史研究会「金属の中世:資源と流通」 2013年07月 シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • 中世日本の外交と国家:室町・戦国期を中心に  [招待講演]
    橋本 雄
    北海道高等学校日本史教育研究会 2012年08月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • 渡る使節はニセばかり  [招待講演]
    橋本 雄
    北大人文学カフェ 2010年09月 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
  • 勘合のかたち:清代勘合と日明勘合を例として  [招待講演]
    橋本 雄
    国際ワークショップ「文書のかたち」 2009年10月 口頭発表(招待・特別)
  • 中世日本の国際交流と大蔵経  [招待講演]
    橋本雄
    文科省特定領域研究・寧波プロジェクト・仏道交渉班主催シンポジウム「大蔵経と東アジア世界」(於・東京大学文学部) 2009年
  • 橋本 雄
    道歴研年報 2008年03月
  • 室町日本の対外観――室町殿の「内なるアジア」を考える――  [通常講演]
    橋本雄
    歴史評論 2008年
  • 日明勘合再考  [通常講演]
    橋本 雄
    史學雜誌 1998年12月

作品等

  • -
    1999年
  • 丹波国氷上郡佐治荘高源寺所蔵文書の現状記録・調査研究
    1995年 -1997年

その他活動・業績

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 文部科学省:科学研究費補助金(基盤研究(A))
    研究期間 : 2019年04月 -2024年03月 
    代表者 : 小澤 実
  • 文部科学省:科学研究費補助金(基盤研究(B))
    研究期間 : 2017年04月 -2021年03月 
    代表者 : 中島圭一
  • 文部科学省:科学研究費(基盤研究(C))
    研究期間 : 2017年04月 -2021年03月 
    代表者 : 橋本 雄
  • 文部科学省:科学研究費補助金(基盤研究(B))
    研究期間 : 2015年 -2018年 
    代表者 : 松方 冬子
  • 文部科学省:科学研究費補助金(基盤研究(B))
    研究期間 : 2013年 -2016年 
    代表者 : 本多 俊彦, 藤田 励夫, 末柄 豊, 高島 晶彦, 橋本 雄, 小島 浩之, 天野 真志
     
    本研究は、近世文書原本の料紙について、物理的な計測及び繊維の顕微鏡観察によってその紙種の紙質を究明し、中世文書のそれからの系譜を具体的に検証し、中国大陸・朝鮮半島の文書からの影響をも確認することによって、近世文書料紙の特徴を実証的に明らかにするとともに、近世史料学の中に料紙論を本格的に位置づけようとするものである。このため、本研究では①近世文書の原本調査、②古文書料紙復元実験、③近世文書料紙に関する文献調査と中世文書料紙研究の成果との比較研究、④東アジア製紙技術や中近世中国・朝鮮の古文書料紙からの影響の検討などを行っていく。平成25年度は①を行うために、専門家や業者からの意見を踏まえて検証した上で各種調査機器を選定し、研究組織内での調査・研究環境を整え、山内家文書(土佐山内家宝物資料館:高知市)の調査を実施するなど研究組織内での調査の指針・方法の確認作業を行った。このことによって、紙種判定に必要なデータを採取する基準の統一や、調査の観点を研究組織内で共有できた。翌年度以降において文書料紙調査を推進していく上での大きな足がかりができたといえる。また、③の作業のために研究図書を購入するとともに、④のために中国・ベトナム文書について、予備的な調査を実施した。後者については、ベトナム文書が中国を中心とする東アジア漢字文化圏の枠組みの中で論じられるべきもので、日本との関係も含めて本研究の中で取り上げるに相応しいものであることが確認された。なお、②については、当初の予定通り、平成26年度から実施する予定である。
  • 文部科学省:科学研究費補助金(基盤研究(C))
    研究期間 : 2013年 -2016年 
    代表者 : 橋本 雄
  • 文部科学省:科学研究費補助金(基盤研究(B))
    研究期間 : 2010年 -2013年 
    代表者 : 村井 章介, 小島 毅, 堀川 貴司, 伊藤 幸司, 橋本 雄, 須田 牧子, 岡本 弘道, 関 周一, 中島 楽章, 榎本 渉, オラー チャバ, 豊島 悠果, 山崎 岳, 岡本 真, 西尾 賢隆, 手島 崇裕, 米谷 均, 伊川 健二
     
    古代日本の遣唐使に比べて、日本の伝統文化の形成期にあたる室町時代の遣明使に関する研究は少なく、まだ基礎的な部分もおぼろげなままである。そこで本研究課題において、おもに遣明使の中国での活動に重点を置きながら、歴史学的な基礎研究を行った。具体的には、遣明使となった僧侶の残した入明記を精読し、中国でのフィールドワークと突き合わせ、他国・他地域から中国への朝貢使節との比較も視野に入れながら、遣明使の歴史的特性を明らかにすることに一定程度成功した。
  • 文部科学省:科学研究費補助金(若手研究(B))
    研究期間 : 2009年 -2012年 
    代表者 : 橋本 雄
     
    本研究が課題としてきたのは、室町幕府の外交儀礼と唐物文化に関する基礎的な蒐集と検討とである。研究の成果は、10本以上の学術論文のほか、2冊の一般書に結実し、その成果を広く江湖に問うことができたと考える。いずれも、狭義の外交史に閉じこもるものではなく、表象文化論や政治史、流通経済史などへの架橋を積極的に試みた論著である。研究課題の前者(外交儀礼論)について言えば、室町殿が行なった外交儀礼を、関連史料の厳密な史料批判や、朝鮮・琉球などとの比較検討をもとに厳密に検討・復元した。また、研究課題の後者(唐物の政治文化論)に関しては、生糸や絹織物、書画典籍といった文献史料中の唐物を蒐集したほか、それぞれのもつ文化的表象性を剔抉していった。以上により、外交史と国内史とを単に短絡させるのでも、またまったく異質のものとして峻別するのでもなく、両者の接点を冷静に見通す縁が得られたといえるだろう。
  • 文部科学省:科学研究費補助金(基盤研究(A))
    研究期間 : 2008年 -2011年 
    代表者 : 富田 正弘, 山本 隆志, 湯山 賢一, 林 譲, 柳原 敏昭, 橋本 雄, 小島 浩之, 富田 正弘, 大川 昭典, 本多 俊彦, 吉川 聡, 七海 雅人, 前嶋 敏, 丸島 和洋, 門口 実代
     
    東国文書では色部文書全体の形態・料紙を顕微鏡等を用いて調査し、全体の傾向としては楮紙で通常形式が多いが、戦国末期の書状には東国に特徴的な形式が少なからず見え、中には雁斐紙があること等を解明した。東アジア文書では沖縄の尚家・上江洲家文書を調査・整理し、楮紙が多いことと竹紙・芭蕉紙が混在することを確認した。韓国・中国では伝統的製紙の現場を視察するとともに17世紀以降の文書も調査して楮紙が多いことを確認した。
  • 海域史・国際交流史研究からみた中世日本の非文字知の世界
    科学研究費補助金
    研究期間 : 2006年 -2009年 
    服部英雄氏を代表とする科研費共同プロジェクト「非文字知社会と中世の時間・暦・交通通信・流通に関する研究」(2006-2009予定)の一環
  • 文部科学省:科学研究費補助金(基盤研究(B))
    研究期間 : 2006年 -2009年 
    代表者 : 服部 英雄, 井上 聡, 細井 浩志, 橋本 雄, 柳 哲雄, 櫻木 晋一, 金谷 匡人, 竹田 和夫, 土居 聡朋, 楠瀬 慶太
     
    時間法や航海技術を非文字知(民衆知・暗黙知)の視点で調査・分析した。時間には季節(日の出・日の入り)に無関係の絶対時間(定時法)と季節によって変わる相対時間(不定時法)とがある。不定時法が自然発生的で多用された。航海技術については、地形や潮流を知悉した航海術や漁撈法を調査・分析した。中世紀行文に記された港津発着の時間を手がかりに、当日の潮流、潮力、人力、風力を分析した。
  • 日明関係史に関する基礎的研究
    科学研究費補助金
    研究期間 : 2005年 -2009年 
    小島毅氏を代表とする特定領域研究「寧波プロジェクト」のなかの、文化交流部門、日明班(代表:伊藤幸司氏)に係る共同研究
  • 文部科学省:科学研究費補助金(特定領域研究)
    研究期間 : 2005年 -2009年 
    代表者 : 伊藤 幸司, 西尾 賢隆, 橋本 雄, 須田 牧子, 岡本 弘道, 西尾 賢隆, 米谷 均
     
    本研究では、特に15~16世紀段階の日本・日本人が寧波を通じて大陸文化の何を摂取し、しなかったのか、また彼らが寧波およびその周辺地域で具体的にどの様な活動を行ったのかという点について、主に文献史料に依拠しつつ、寧波およびその周辺地域(関連地域も含む)のフィールドワークの成果を含み込みながら考察を行った。
  • 海域史研究のためのテキスト論
    科学研究費補助金
    研究期間 : 2005年 -2007年 
    高橋公明氏を中心とする科研費共同研究プロジェクト「東アジア海域史研究における史料の発掘と再解釈」(2005-2007)の一環
  • 文部科学省:科学研究費補助金(基盤研究(B))
    研究期間 : 2005年 -2007年 
    代表者 : 高橋 公明, 池内 敏, ロビンソン ケネス, 橋本 雄
     
    大陸沿岸・半島部・島嶼部で構成される東アジアでは、海を舞台とした人間の営みが大きな意味を持つ。本研究では、東アジアの国際関係史、文化交流史および海事史などで扱われている諸課題を相互に連関させ、かつそれらを基礎づけるとものとして「海域史」を位置づける。その立場から既知・未知を問わずに資史料を発掘し、新たな方法論を提示して、これまで見えてこなかった局面に光をあてた。こうした「海域史」の立場から資史料を見たとき、常に大きな困難となるのは資史料の性格である。第1に、中心(国家)から周縁(地域)を見る立場から作成された資史料が多いこと、第2に、「嘘」や「誇張」が含まれた記述を解釈しなければならないこと、第3に、文学作品や舞台表現など、そもそも「事実」であることを保証していないものも、資史料として活用しなければならないことなどである。以上の認識に基づいて、(1)古地図は何を語っているのか、(2)文学表現のなかの言説と「事実」のあいだ、(3)偽使の虚実を超えての3点の課題を設定し、これからの海域史研究における史資料活用の可能性を広げるための検討をおこなった。その結果、研究代表者・研究分担者だけでなく、研究協力者からも多様な成果が提示された。それらの成果は、国際的な学術誌を含め、論文・著書として発表され、最新の成果に関しては研究報告書に結実した。
  • 世界観と相互認識に関する研究
    科学研究費補助金
    研究期間 : 2000年 -2004年 
    村井章介氏を代表とする科研費プロジェクト「8-17世紀の東アジア地域における人・物・情報の交流」(2000-2003)の一環 ※すでに終了
  • Research on World View and Mutual Perceptions
    Grant-in-Aid for Scientific Research
    研究期間 : 1999年 -2004年
  • 室町・戦国期の政治文化史
    その他の研究制度
    中世後期日本における文化的価値体系の究明の一環

教育活動情報

主要な担当授業

  • 博士論文指導特殊演習
    開講年度 : 2019年
    課程区分 : 博士後期課程
    開講学部 : 文学研究科
  • 総合社会情報論
    開講年度 : 2019年
    課程区分 : 修士課程
    開講学部 : 文学院
    キーワード : 史料,メディア・リテラシー,メッセージ,ノイズ,情報構造論,視覚,知性,認知脳科学,応用脳科学
  • 博士論文指導特殊演習Ⅰ
    開講年度 : 2019年
    課程区分 : 博士後期課程
    開講学部 : 文学院
  • 日本中世近世史特別演習
    開講年度 : 2019年
    課程区分 : 修士課程
    開講学部 : 文学研究科
    キーワード : 政治権力の分散状況、国家と在地社会、法の偏在、情報伝達、流通とネットワーク、寺社勢力、東アジア通交圏、神仏習合、礼制、儀礼、秩序、身分(制)
  • 自主研究Ⅰ
    開講年度 : 2019年
    課程区分 : 学士課程
    開講学部 : 国際
  • 日本中世近世史特別演習
    開講年度 : 2019年
    課程区分 : 修士課程
    開講学部 : 文学院
    キーワード : 政治権力の分散状況、国家と在地社会、法の偏在、情報伝達、流通とネットワーク、寺社勢力、東アジア通交圏、神仏習合、礼制、儀礼、秩序、身分(制)
  • 修士論文
    開講年度 : 2019年
    課程区分 : 修士課程
    開講学部 : 文学研究科
  • 日本史学特殊講義
    開講年度 : 2019年
    課程区分 : 修士課程
    開講学部 : 文学研究科
    キーワード : 政治権力の分散状況、国家と在地社会、法の偏在、情報伝達、流通とネットワーク、寺社勢力、東アジア通交圏、神仏習合
  • 修士論文・特定課題指導特殊演習
    開講年度 : 2019年
    課程区分 : 修士課程
    開講学部 : 文学研究科
  • 日本史学特殊講義
    開講年度 : 2019年
    課程区分 : 修士課程
    開講学部 : 文学院
    キーワード : 政治権力の分散状況、国家と在地社会、法の偏在、情報伝達、流通とネットワーク、寺社勢力、東アジア通交圏、神仏習合
  • 卒業論文
    開講年度 : 2019年
    課程区分 : 学士課程
    開講学部 : 文学部
  • 日本史学概論
    開講年度 : 2019年
    課程区分 : 学士課程
    開講学部 : 文学部
    キーワード : 日本史 古代 中世 近世 近代 現代 時代区分 国家 社会 地域 政治 経済 外交 文化
  • 修士論文・特定課題指導特殊演習
    開講年度 : 2019年
    課程区分 : 修士課程
    開講学部 : 文学院
  • 日本歴史ⅠB
    開講年度 : 2019年
    課程区分 : 学士課程
    開講学部 : 現代日本学プログラム課程
    キーワード : 日本史 古代 中世 近世 近代 現代 時代区分 国家 社会 地域 政治 経済 外交 文化
  • 一般教育演習(フレッシュマンセミナー)
    開講年度 : 2019年
    課程区分 : 学士課程
    開講学部 : 全学教育
    キーワード : 国家、国境、境界、地域、民族、エトノス、エスノセントリズム、倭寇、偽使、パスポート、ID、境界人、中華意識、唐物、問題発見、テーマ、論点、複眼的思考、テキストクリティーク、史料批判
  • 日本史学
    開講年度 : 2019年
    課程区分 : 学士課程
    開講学部 : 文学部
    キーワード : 室町幕府、明朝、冊封、日本国王、日明勘合、日朝牙符、遣明船、勘合貿易、准勘合、中国、東南アジア、応仁・文明の乱、「二人の将軍」、大内氏、細川氏、大友氏、割符、為替
  • 日本史学演習
    開講年度 : 2019年
    課程区分 : 学士課程
    開講学部 : 文学部
    キーワード : 史料、戦国時代、中世法、戦国大名、戦国家法
  • 日本史学演習
    開講年度 : 2019年
    課程区分 : 学士課程
    開講学部 : 文学部
    キーワード : 室町時代、室町幕府、室町社会、室町文化、京都五山、禅宗、禅僧、政治、経済、社会、古記録、日記
  • 日本歴史ⅠB
    開講年度 : 2019年
    課程区分 : 学士課程
    開講学部 : 現代日本学プログラム課程
    キーワード : 室町時代、室町幕府、室町社会、室町文化、京都五山、禅宗、禅僧、政治、経済、社会、古記録、日記
  • 日本史学演習
    開講年度 : 2019年
    課程区分 : 学士課程
    開講学部 : 文学部
    キーワード : 古文書、古記録、史料、資料、文化財
  • 日本歴史ⅠB
    開講年度 : 2019年
    課程区分 : 学士課程
    開講学部 : 現代日本学プログラム課程
    キーワード : 古文書、古記録、史料、資料、文化財

大学運営

社会貢献活動

  • 「北海道と沖縄から歴史教育を考える」へのコメント
    期間 : 2019年07月27日 - 2019年07月28日
    役割 : コメンテーター
    主催者・発行元 : 高大連携歴史教育研究会
    イベント・番組・新聞雑誌名 : 高大接続歴史教育研究会大会
  • 名前が変わる、国籍が変わる ~歴史的文化財のライフ・ヒストリー~
    期間 : 2018年12月22日
    役割 : 講師
    主催者・発行元 : 北大道新アカデミー事務局
    イベント・番組・新聞雑誌名 : 北大道新アカデミー
  • 琉球の首里と那覇を描く ~内からの視点、外からの視点~
    期間 : 2018年12月08日
    役割 : 講師
    主催者・発行元 : 北大道新アカデミー事務局
    イベント・番組・新聞雑誌名 : 北大道新アカデミー
  • 期間 : 2018年05月16日
    役割 : 講師
    主催者・発行元 : 北海道大学文学研究科
    イベント・番組・新聞雑誌名 : 平成30年度公開講座「かなしむ人間」
    社会人・一般 北海道大学文学研究科
  • 中世文化史をどう捉えるか
    期間 : 2018年01月11日
    役割 : 講師
    主催者・発行元 : 北海道高等学校教育研究会
    イベント・番組・新聞雑誌名 : 第55回大会(日本史部会)
  • 『市民のための世界史』合評会Ⅲ(書評報告)
    期間 : 2015年06月20日
    役割 : 講師
    主催者・発行元 : 大阪大学歴史教育研究会
    イベント・番組・新聞雑誌名 : 第88回例会
  • 海域アジア史的世界史の面白さと難しさ(コメント)
    期間 : 2013年08月09日
    役割 : 講師
    主催者・発行元 : 北海道高等学校世界史教育研究会
    イベント・番組・新聞雑誌名 : 第44回大会 「海域アジア史の展開」
  • 中世日本の外交と国家:室町・戦国期を中心に
    期間 : 2012年08月02日
    役割 : 講師
    主催者・発行元 : 北海道高等学校日本史教育研究会
    イベント・番組・新聞雑誌名 : 第36回大会(講演)
  • 期間 : 2012年06月20日
    役割 : 講師
    主催者・発行元 : 北海道大学文学研究科
    イベント・番組・新聞雑誌名 : 平成24年度公開講座「旅と交流ー歴史を旅して、現代の問題を考えるー」
    社会人・一般 北海道大学文学研究科
  • 期間 : 2011年06月22日
    役割 : 講師
    主催者・発行元 : 北海道大学文学研究科
    イベント・番組・新聞雑誌名 : 平成23年度公開講座「生物という文化を探る」
    社会人・一般 北海道大学文学部

メディア報道

  • NHKさかのぼり日本史 外交篇7室町 「日本国王」と勘合貿易
    報道 : 2012年11月06日
    発行元・放送局 : NHK-Eテレ(NHK教育)
    番組・新聞雑誌 : NHKさかのぼり日本史(シーズン2:外交篇)
     テレビ・ラジオ番組

学術貢献活動

  • 「済州島から見た東アジア海域交流史」企画・司会
    期間 : 2019年07月25日 - 2019年07月25日
    役割 : パネル司会・セッションチェア等
    主催者・責任者 : 科研費(基盤A)「前近代海域ヨーロッパ史の構築:河川・島嶼・海域ネットワークと政治権力の生成と展開」


Copyright © MEDIA FUSION Co.,Ltd. All rights reserved.