佐々木 克徳 (ササキ ヨシノリ)

理学研究院 地球惑星科学部門 地球惑星ダイナミクス分野准教授

研究者基本情報

■ 学位
  • 博士(理学), 北海道大学
■ URL
researchmap URLホームページURL■ ID 各種
研究者番号
  • 50604815
ORCID IDJ-Global ID■ 研究キーワード・分野
研究キーワード
  • 梅雨前線
  • 黒潮続流
  • 黒潮
  • 北太平洋
  • 海面上昇
  • 大気海洋相互作用
  • 海洋物理
研究分野
  • 自然科学一般, 大気水圏科学
■ 担当教育組織

経歴

■ 経歴
経歴
  • 2018年02月 - 現在
    北海道大学, 理学研究院, 准教授
  • 2013年04月 - 2018年01月
    北海道大学, 理学研究院, 講師
  • 2011年04月 - 2013年03月
    北海道大学, 理学研究院, 特任助教
  • 2010年12月 - 2011年03月
    北海道大学, 理学研究院, ポスドク研究員
  • 2008年04月 - 2010年11月
    ハワイ大学国際太平洋研究センター, ポスドク研究員

研究活動情報

■ 受賞
  • 2017年, Advances in Atmospheric Sciences, Editor's Award
    佐々木 克徳
  • 2015年, 日本海洋学会, 日本海洋学会岡田賞
    佐々木 克徳
  • 2012年, PICES, POC Committee Best Oral Presentation Awards
    佐々木 克徳
  • 2008年, Ocean Sciences Meeting, Outstanding Student Poster Awards
    佐々木 克徳
■ 論文
■ その他活動・業績
■ 主な担当授業
  • 海洋気候物理学特論, 2024年, 修士課程, 理学院
  • 自然史科学特別研究1, 2024年, 修士課程, 理学院
  • 自然史科学特別講義Ⅰ, 2024年, 修士課程, 理学院
  • 自然史科学論文講読1, 2024年, 修士課程, 理学院
  • 自然史科学特別研究2, 2024年, 博士後期課程, 理学院
  • 自然史科学論文講読2, 2024年, 博士後期課程, 理学院
  • 地球惑星科学Ⅱ, 2024年, 学士課程, 全学教育
  • 地球惑星科学特別講義, 2024年, 学士課程, 理学部
  • 地球惑星科学実験Ⅱ, 2024年, 学士課程, 理学部
■ 所属学協会
  • アメリカ地球物理学連合
  • 日本気象学会
  • 日本海洋学会
■ 共同研究・競争的資金等の研究課題
  • 頻発する大気・海洋の熱波となくならない寒波
    科学研究費助成事業
    2024年04月01日 - 2029年03月31日
    小坂 優; 岡島 悟; 佐々木 克徳; 今田 由紀子; 西井 和晃; 野中 正見; 田口 文明
    日本学術振興会, 学術変革領域研究(A), 東京大学, 24H02223
  • 北太平洋西部の海洋循環の変化が沿岸水位上昇に与える影響の解明
    科学研究費助成事業
    2022年04月01日 - 2026年03月31日
    佐々木 克徳
    日本学術振興会, 基盤研究(C), 北海道大学, 22K12355
  • 中緯度域の気候変動と将来予測の不確実性
    科学研究費助成事業
    2019年06月28日 - 2024年03月31日
    見延 庄士郎; 増永 浩彦; 山本 絢子; 杉本 周作; 佐々木 克徳; 時長 宏樹; 釜江 陽一
    EUのHighResMIPプロジェクトであるPRIMAVERAのデータを、同プロジェクトと本新学術領域の連携を活かして解析し、爆弾低気圧の個数が高解像度モデルほど増加することを明らかにした論文を出版した。対流放射平衡大気の数値実験でしばしば見られる対流自己凝集化を、衛星観測により検証した。現実大気でも対流自己凝集化に対応する現象が確認されたが、理想化実験に比べ時間スケールが顕著に短いなど注目すべき違いも認められた。大気再解析データより、北米大陸気候へのベーリング海海氷の影響を明らかにし、CMIP6データから同海氷の将来変化について提示した。2017年夏から発生した黒潮大蛇行期間での黒潮続流・大気大循環場の特徴を大気再解析データの統計解析から記述した。20世紀の東シナ海の温暖化を調べるために領域海洋モデルを用いた解析を行った。その結果、温暖化は黒潮流軸と大陸棚上で大きく、そのメカニズムは海洋循環の変化であることが判明した。CMIP6/HighResMIP 高解像度大気海洋結合モデル出力データを解析し、太平洋十年規模振動に伴う大気海洋相互作用の再現性を検証した。その結果、海面熱フラックス偏差の南北ダイポール構造が黒潮続流前線に沿って形成され、アリューシャン低気圧との双方向相互作用を通して、太平洋十年規模振動のライフサイクルに重要な役割を果たしている可能性を突き止めた。高解像度モデル出力を用いた極端現象とそれをもたらす総観規模擾乱の変動に関する研究に取り組んだ。低気圧追跡手法を用いることで、日本上空を通過する二つ玉低気圧とそれに伴う大気の川の流入による降雨や降雪の傾向を明らかにした。
    日本学術振興会, 新学術領域研究(研究領域提案型), 北海道大学, 19H05704
  • 東シナ海の海面水温前線の長期変動とその大気への影響の解明
    科学研究費助成事業
    2019年04月01日 - 2023年03月31日
    佐々木 克徳
    2021年度に引き続き東シナ海の長期の海面水温上昇に対する大気応答、特に降水量の応答についての解析を行った。まず観測データと再解析データを用いて1901年以降の6月平均の日本周辺の降水量の線形トレンドを調べたところ、九州南部から東シナ海北部にかけて、統計的に有意な正のトレンドが見られた。これは1901年以降の長期間に梅雨前線に伴う降水量が増加していることを示している。
    次にこの九州南部から東シナ海北部にかけての降水量のトレンドに対する東シナ海の海面水温上昇の寄与を調べるために、領域大気モデルWRFを用いた数値シミュレーションを行った。まず側面境界値を再解析データ、海面水温の境界値を衛星データで与えた1991~2010年の6月の標準実験を行った結果、この実験でのモデルの降水量は衛星観測による降水量の気候値をよく再現していた。この実験をベースとして東シナ海の長期の海面水温上昇の影響、特に黒潮流軸付近と大陸棚上で海面水温上昇が大きいことの影響を調べるために、海面水温の境界値を海面水温上昇の空間パターンを元に変化させた感度実験を複数ケース行った。この結果、現在より黒潮流軸付近と大陸棚上の海面水温を上げた実験において、九州南部の6月の降水量に有意な増加が見られた。同様に海面水温を下げた実験においてもおおむね整合的な計算結果が得られた。これらの結果は、観測データと再解析データから得られた降水量の増加トレンドと整合的である。
    日本学術振興会, 基盤研究(C), 北海道大学, 19K03960
  • 気候変動が引き起こす海洋溶存酸素変化:データ解析と数値計算による総合研究
    科学研究費助成事業
    2018年04月01日 - 2023年03月31日
    見延 庄士郎; 重光 雅仁; 纐纈 慎也; 小埜 恒夫; 佐々木 克徳; 安中 さやか; 相田 真希
    Argoデータの解析から全球における亜表層水塊の収支を明らかにした。この収支をもとに亜表層栄養塩の季節変化の解析を行い、年間の供給に対し冬季の混合が果たす役割の評価を行った。過去のデータを広く集め統合することで、北太平洋表層栄養塩・全炭酸濃度の季節・経年変動を統一的に明らかにした。北太平洋の等密度面上の溶存酸素減少トレンドについて解析を行い、26.6σθ―27.2σθの密度面で有意な溶存酸素濃度の減少トレンドを見出した。特にオホーツク海南部とアリューシャン列島南岸で減少トレンドが顕著である。溶存有機物(難分解性と易分解性)およびバクテリアを導入した物質循環モデルを構築した。また超長期温暖化実験を行う準備を整えた。COCO-NEMUROによる1958年~2018年の結果から、北太平洋亜寒帯域西部と東部では異なった生物応答が見られた。特に親潮域における動植物プランクトン量の変化について観測値と比較検証したところ、クロロフィルaと動物プランクトンは1990年代まではPDOと相関していたが2000年代以降はPDOと有意な関係が認められなかった。日本海浅海域における貧酸素化進行状況に関する解析結果をとりまとめ、論文として刊行した。日本海浅海域の主要水産魚種であるマダイ、タチウオ、ヒラメ、ムシガレイ、ソウハチ、ケンサキイカ等の貧酸素耐性情報の収集を開始した。また初めて北太平洋の東部と西部の生態系指標の総合解析を過去半世紀について行い、特に底魚の減少が共通して明瞭であり、その一因として海洋貧酸素化の影響を指摘した論文を出版した。本論文は2022年発行のIPCC第六次評価報告書(WG2)で引用され国際的にも高い評価を得た。
    日本学術振興会, 基盤研究(A), 北海道大学, 18H04129
  • 中緯度太平洋における水温・塩分変動の伝播:形成過程と熱帯域への影響
    科学研究費助成事業
    2016年04月01日 - 2020年03月31日
    佐々木 克徳
    海洋の観測データを用いて解析を行い,南太平洋の亜表層の等ポテンシャル密度面上を中緯度域から熱帯域へと伝播する水温・塩分変動の経路として,北東部から赤道へ流れる経路と,中央部の高塩分領域から沈み込み西岸域へ向かう経路の2か所があることを明らかにした.またこの伝播経路が2か所存在する理由として,南緯10度付近を東向きに流れる海流である南赤道反流が,沈み込みこんだ海水を分岐させることを明らかにした.すなわち,南赤道反流が熱帯域へと伝播する水温・塩分偏差が,内部経路を通るか西岸境界域を経由するかを分ける重要な役割を果たしている.
    日本学術振興会, 若手研究(B), 北海道大学, 16K17800
  • 地球温暖化による海洋変化が日本・東アジアにもたらす海面上昇:メカニズムと将来予測
    科学研究費助成事業
    2014年04月01日 - 2019年03月31日
    見延 庄士郎; 鈴木 立郎; 佐々木 克徳; 安田 珠幾; 黒木 聖夫; 寺田 美緒; 劉 昭君
    主な成果は以下の通りである.1)日本東方沖に予測されている世界有数の海面上昇は亜熱帯モード水が担う海洋の局所的な温暖化による.2)その東方沖ほど日本沿岸の海面水位が上昇しない理由は,亜寒帯から沿岸沿いに南に伝播する波動がもたらす盾効果による.3)力学的ダウンスケール結果と比較して,気候モデルの結果は日本の主要4島の沿岸海面上昇については,おおむね信頼できる.4)主要4島および東アジア沿岸の海面上昇の不確実性上限は全海洋平均より大きく,小笠原諸島や南西諸島ではさらに大きな海面上昇が生じる可能性が高い.5)日本沿岸での1950年頃の高海面水位は,自然変動にともなう風の変化によってもたらされた.
    日本学術振興会, 基盤研究(B), 北海道大学, 26287110
  • 黒潮続流・メキシコ湾流ジェットの蛇行の実態とそのスケール間相互作用の研究
    科学研究費助成事業
    2013年04月01日 - 2016年03月31日
    佐々木 克徳
    海表面高度データを用いてジェット軸の位置とジェットからの中規模渦の切離・併合を客観的に求める手法の開発を行った.また,この手法を黒潮続流域およびメキシコ湾流域に適用し,手法の妥当性の検証と結果の解析を行った.この手法により中規模渦による輸送量を定量的に見積もることが可能になり,その結果,両海域共に切離する中規模渦が南北渦熱輸送や栄養塩輸送に重要な役割を果たしていることが明らかになった.さらに渦の切離数とジェットの強さには負の相関があり,中規模渦の切離がジェットを減速させていることを示唆する.
    日本学術振興会, 若手研究(B), 北海道大学, 25800258
  • 大洋スケール大気海洋相互作用
    科学研究費助成事業
    2010年04月01日 - 2016年03月31日
    見延 庄士郎; 小守 信正; 稲津 將; 吉田 聡; 佐々木 克徳; 大淵 済; 磯口 治; 河本 和明; 可知 美佐子
    中緯度海洋が大気の様々な現象に影響を与えていることを,数値計算とデータ解析を組み合わせ,北西太平洋上の梅雨明け,台風の経路と強度,ヨーロッパ・ブロッキングとそれに伴う異常低温,などについて発見した.高度十mでの海上表面風について,全球の主要な中緯度海流域で気圧調整メカニズムが働いていることを見出し,また時間平均場の海上表面風のメカニズムを同定する診断方法を開発して気圧調整メカニズムともう一つの重要なメカニズムである鉛直混合メカニズムが共存していることを初めて定量的に示した.また黒潮続流にjet-trappedロスビー波が生じていることを初めて観測から示し,その日本沿岸水位への影響を見出した.
    日本学術振興会, 新学術領域研究(研究領域提案型), 北海道大学, 22106008
  • 北太平洋・北大西洋におけるジェットの十年スケール変動メカニズムの解明
    科学研究費助成事業
    2011年 - 2012年
    佐々木 克徳
    黒潮続流ジェットとメキシコ湾流ジェットの十年スケール変動のメカニズムについて解析を行った.この結果,両者の緯度の十年スケール変動は大気変動により励起され西方伝播する波により生じ,この波は従来考えられていた線形長波ロスビー波ではなく,申請者が過去の研究で理論を構築した,ジェットに捕捉されたJet-trappedロスビー波として西方伝播していることを明らかにしました.以上の結果は,黒潮続流ジェットとメキシコ湾流ジェットの十年スケール変動について数年程度の予測可能性があることを示し,その予測に対し物理的な根拠を与えるものである.
    日本学術振興会, 研究活動スタート支援, 北海道大学, 23840001
  • 北太平洋の経年〜数十年変動メカニズム:0.1°数値計算結果と観測データー解析
    科学研究費助成事業
    2006年 - 2007年
    佐々木 克徳
    本年度は地球シミュレーター上で数値積分された海洋大循環モデルOFESの出力結果と,衛星海面高度計データーを用いた海表面高度の海盆スケールの変動の解析と,衛星海面高度計データーを用いた海洋中の中規模渦などの小規模な空間スケールの変動の解析を行った.中規模渦は海洋中の熱輸送,運動量輸送,物質輸送等について重要な役割を担っている.これら中規模渦の挙動について明らかにするために,海表面高度偏差データーから中規模渦の移動ベクトルを計算するアルゴリズムを提案し,この手法を用いて全球における中規模渦の移動ベクトルの格子化データーを作成した.この格子化データーを用いて中規模渦の移動速度の変動について解析を行い,変動の振幅は黒潮続流域等の西岸境界流域付近で大きいことを明らかにした.さらに中規模渦の移動速度の変動と,空間スケールの大きい背景流の変動との関係について解析を行い,両者に強い関係があることを明らかにした.この結果は背景流の変動が中規模渦の移動距離や移動経路に影響を与えることを示唆する.実際に黒潮続流域における中規模渦の挙動の解析から,黒潮続流下流域の流速が早い時期と遅い時期では,中規模渦の移動距離,移動経路,存在期間が大きく異なるということを明らかにした.また,OFESの出力結果と衛星高度計データーを用いた南太平洋の海盆スケールの海表面高度変動については国際学術雑誌であるJournal of Physical Oceanographyへと投稿し受理されている.
    日本学術振興会, 特別研究員奨励費, 北海道大学, 06J04219