髙橋 大郎 (タカハシ ダイロウ)

歯学研究院 口腔医学部門 口腔健康科学分野准教授
北海道大学病院准教授

研究者基本情報

■ 学位
  • 博士(歯学), 北海道大学, 1998年03月
■ URL
researchmap URLホームページURL■ ID 各種
J-Global ID■ 研究キーワード・分野
研究キーワード
  • 予防歯科学
  • 歯周治療学
  • Preventive Dentistry
  • Peniodontology
研究分野
  • ライフサイエンス, 社会系歯学
  • ライフサイエンス, 保存治療系歯学
■ 担当教育組織

経歴

■ 経歴
学歴
  • 1994年04月 - 1998年03月, 北海道大学, 大学院歯学研究科
  • 1988年04月 - 1994年03月, 北海道大学, 歯学部, 歯学科, 日本国

研究活動情報

■ 論文
■ その他活動・業績
■ 主な担当授業
  • 大学院共通授業科目(教育プログラム):社会と健康, 2024年, 修士課程, 大学院共通科目
  • 衛生公衆衛生学・予防歯科学Ⅰ, 2024年, 学士課程, 歯学部
  • 衛生公衆衛生学・予防歯科学Ⅱ, 2024年, 学士課程, 歯学部
  • 衛生公衆衛生学・予防歯科学基礎実習, 2024年, 学士課程, 歯学部
  • 予防歯科学臨床実習Ⅰ, 2024年, 学士課程, 歯学部
  • 予防歯科学臨床実習Ⅱ, 2024年, 学士課程, 歯学部
  • 臨床講義Ⅱ, 2024年, 学士課程, 歯学部
  • 健康と社会, 2024年, 学士課程, 全学教育
  • 一般教育演習(フレッシュマンセミナー), 2024年, 学士課程, 全学教育
  • 健康と社会, 2024年, 学士課程, 全学教育
  • 健康と社会, 2024年, 学士課程, 全学教育
  • 歯科学, 2024年, 学士課程, 医学部
■ 所属学協会
  • 日本口腔衛生学会
  • 日本骨代謝学会
  • 日本歯周病学会
  • The Japanese Society for Dental Health
  • The Japanese Society for Bone and Mineral Research
  • The Japanese Society of Periodontology
■ 共同研究・競争的資金等の研究課題
  • 歯周組織再生療法後の適切なブラッシング方法の確立
    科学研究費補助金
    2006年 - 2008年
    競争的資金
  • 歯周組織再生療法後における最適なブラッシング条件の確立
    科学研究費助成事業
    2006年 - 2007年
    森田 学; 兼平 孝; 高橋 大郎
    平成19年度の実験計画に従い、ビーグル犬の口腔内に実験的歯周炎を作製した後、歯周組織再生療法を実施し、術後の適切なブラッシングの開始時期について検討した。
    ビーグル犬(6頭)の上顎第2前臼歯と下顎第3前臼歯を抜去し、抜歯窩の治癒を確認した後(約2ケ月後)に、口腔内8カ所(上顎第1前臼歯遠心根、上顎第3前臼歯近心根、下顎第2前臼歯遠心根、下顎第4前臼歯近心根)に歯科用エンジンを用いて、2壁性歯槽骨欠損(4×4×4mm)を作製し、骨欠損底部に相当する根面にノッチを付与した。過去の報告を参考にして歯周炎を惹起させる目的で、骨欠損部にメタルマトリックスを挿入後に歯肉弁を復位・縫合し、その後8週間ビーグル犬にソフトフッドを与えた。8週間後にメタルマトリックスを除去し、根面をルートプレーニングした後に、エムドゲイン[○!R]を用いた歯周組織再生療法を行った。実験部位を4カ所に区分し、ブラッシング開始時期を再生療法1日後、3日後、1週後(抜糸後)とした3実験群とプラークのみを除去する対照群とした。ブラッシング方法についてはブラシ圧を200g、ブラッシング時間を20秒とし、ブラシ圧の変動が生じないようにひずみ測定器でモニターしながらブラッシングを毎日行った。抜糸前からブラッシングを始めた群ではブラッシングにより縫合糸がとれることはなかった。実験期間終了後にビーグル犬を安楽死させ、組織標本を作製した。
    その結果,病理組織学的観察では対照群を含めた各群とも同じような傾向を示した。歯肉の炎症を示す所見は少なく、再生歯槽骨は欠損部高さの1/3程度まで見られ、再生セメント質はノッチ部分にわずかに観察された。しかし1日後、3日後にブラッシングを再開した群の一部には上皮の根尖側移動が認められた。
    日本学術振興会, 基盤研究(B), 北海道大学, 18390564
  • 糖尿病ラットにおけるブラッシングの歯肉マッサージ効果の検討
    科学研究費助成事業
    2005年 - 2007年
    高橋 大郎; 森田 学; 兼平 孝
    平成19年度の実験計画に基づき、糖尿病ラットを用いて実験的歯周炎モデルを作製し、歯肉マッサージ効果を検討するために動物実験と組織学的観察を行った。
    実験の前段階として、Wister系ラット(オス、7週齢)にストレプトゾトシン(65mg/kg)を腹腔内投与し、2週間持続して血糖値が平均300mg/dl以上の高血糖状態になったものを糖尿病ラットとして使用した。平成18年度の結果に従い、ラット口腔内の歯肉溝にマイクロピペットを用いて、細菌内毒素LPS(25μg/ml)を滴下して実験的歯周炎を惹起した。動物実験終了までLPSの滴下を継続した。
    ブラッシングによる歯肉マッサージ効果については、実験部位をブラッシングしないコントロール群とブラッシングする実験群に区分し、さらに実験群を歯ブラシ圧100g(100g群)、200g(200g群)、250g(250g群)の3つの群を設けた。過去の研究を参考にしてブラッシング時間を20秒とし、ひずみ測定器でブラシ圧をモニターしながらブラッシング中は実験歯に一定の圧が加わるようにし、ブラッシング期間を4週間とした。実験期間中の口腔内所見については各群共に歯肉に強い炎症は見られなかったが、250g群の一部にブラッシング時の歯肉出血が観察された。
    期間終了後に組織学的観察を行った。コントロール群では上皮の根尖側移動などが観察された。一方、3つの実験群については100g群において上皮の根尖側移動や歯槽骨の吸収が少なかった。
    日本学術振興会, 基盤研究(C), 北海道大学, 17592173
  • 唾液の新しい臨床検査法-環境工学を応用した口臭検査-
    科学研究費助成事業
    2004年 - 2006年
    本多 丘人; 森田 学; 兼平 孝; 高橋 大郎
    口臭治療に携わる歯科医師の間では、唾液中の酸素が減少することで口腔内嫌気性細菌の発育・増殖を促し、悪臭を伴った口臭を発生させると考えられている。しかし、基礎的な根拠(evidence)が未だ明確でなく、解明が必要なテーマであった。
    そこで今回の研究では、唾液中の様々な因子から、溶存酸素(DO)と化学的酸素要求度(COD)の高低が口腔内の嫌気的環境度(汚染度)を示す指標ではないかと考え、これらの指標と口臭(揮発性硫化物の濃度を測定)との関係を明らかにすることを目的とした。
    平成16年〜18年度末までに、北海道大学病院歯科診療センターにおいて、本研究への参加に承諾の得られた被験者130名の口臭を簡易ガスクロマトグラフィーにより分析、硫化水素、メチルメルカプタン、ジメチルサルファイドの口臭構成物質の濃度を測定した。同時に被験者からガム法におる刺激時唾液を採取して、DOとCOD測定を行い、口臭構成物質の濃度との関連を調べた。
    (結果)1)各測定項目の平均値±標準偏差は、硫化水素276.6±419.3ppb、メチルメルカプタン51.1±105.8ppb、ジメチルサルファイド27.5±109.8ppb、溶存酸素8.12±1.20mg/L、化学的酸素要求度2.24±0.92g/Lであった。2)それぞれの口臭構成物質の濃度と溶存酸素、化学的酸素要求度の値には、統計学的関連は認められなかった。また、唾液中の溶存酸素と化学的酸素要求度の間にも統計学的には何の関連も認められなかった。
    (考察)当初の作業仮説とは大幅に異なり、口臭と刺激唾液中の酸素量や化学的酸素要求度の間には何ら関係がないことが明らかとなった。しかし、唾液中の溶存酸素および化学的酸素要求度の値は個人間のばらつきが少なく、一定範囲内であった。このことは唾液の特質を考える上で興味深い事実といえる。
    日本学術振興会, 萌芽研究, 北海道大学, 16659583
  • 唾液中のラクトフェリン量-歯周病リスクファクターに関する研究-
    科学研究費助成事業
    2004年 - 2006年
    兼平 孝; 森田 学; 高橋 大郎
    平成16〜18年の3年間で、我々の所属する施設の外来またはフィールドにおいて、351名の被検者から全唾液を採取して、サンドイッチ法によるELISA法にてラクトフェリンを定量し、年齢層別に評価した。また、40歳以上の被検者では歯周病の者と健常な者とのラクトフェリン量を比較した。
    (結果)1)全年齢層におけるラクトフェリン量は、0.05〜142μg/mLと値の幅が大きかった。どの年齢層においても個人差が大きかった。2)0歳代、10歳代、20歳代のラクトフェリン量は、いずれも50歳代以上のすべての年齢層のそれと有意差が認められた。30歳代、40歳代のラクトフェリン量は60歳代、70歳代以上のそれと有意差が認められた。3)ラクトフェリン量は加齢とともに増加する傾向が認められた。60歳代、70歳代以上のラクトフェリン量は、0歳代から40歳代のすべての年齢層のそれに比較して有意に増加していた(p<0.05)。4)全唾液中のラクトフェリン量と歯周病との間には、有意な相関は認められなかったことから、ラクトフェリン量は歯周病のリスクファクターではないことが明らかとなった。
    (考察)本研究の結果では、ラクトフェリン量は加齢による減少は認められなかったばかりか、60歳代以降においては有意な増加傾向が認められた。また、歯周病の罹患状態とも何の関連も認められなかった。このことからラクトフェリンは、口腔内免疫系において、どの年齢層においても関与している因子であることが示唆された。しかし、今回の研究はあくまでも横断的研究による結果であり、ラクトフェリン量が年齢によって変化するかについては、今後縦断的研究が必要である。また、唾液中のラクトフェリン量に影響を与える因子についても、今後更なる研究が必要である。
    日本学術振興会, 基盤研究(C), 北海道大学, 16592084
  • 新しい歯周病リスク判定法の開発―唾液中のリスクファクターに関する研究―
    科学研究費助成事業
    2001年 - 2003年
    兼平 孝; 高橋 大郎; 本郷 博久; 竹原 順次
    現在の日本人における、歯の最大喪失要因は歯周病である。しかし、その予防・治療法は、徹底したブラッシングや歯石除去、含嗽剤による洗口などが主体であり、個人の歯周病への罹患性(ペリオリスク)を考慮した上で行っているものではない。一方、ヒスタチン5は、ヒト唾液中に分泌されるペプチドであり、様々な生理活性を有することが知られている。中でも歯周病原因菌の1つであるP.gingivalisが産生するジンジパインへのヒスタチン5の活性阻害効果は、このペプチドが歯周病の罹患・進行阻止に重要な役割を演じていることを示唆している。また、唾液中に分泌されているSOD(Super Oxide Dismutase)は、呼吸によって生じた活性酸素(ヒドロキシラジカル)を分解する酵素であるが、この酵素の濃度の高低が歯周組織破壊の程度と関連があることも指摘されはじめている。
    そこで歯周病に対する個人のリスクを、唾液を検体として調べるために、平成13〜15年の3年間で、我々の所属する施設の外来またはフィールドにおいて、287名の健常者または歯周病に罹患した被検者から唾液を採取して、総タンパク質量、歯周病原因菌の1つであるP.gingivalis由来のプロテアーゼやコラゲナーゼへ活性阻害効果を示すヒスタチン5、その濃度の高低が歯周組織破壊の程度と関連が疑われるCu/Zn SOD(Super Oxide Dismutase)の濃度をそれぞれモノクロナール抗体を用いたELISA法にて定量し、歯周病との関連を調べた。
    その結果、唾液中のヒスタチン5濃度は個人差が大きく、その平均濃度(μg/mg唾液タンパク質)は、10歳代では5.3であったのに対し、年齢が上がるにつれて減少傾向を示し、70歳代では2.5とほぼ半減していた。また、40歳以上の被験者のヒスタチン5の平均値は、歯周病を有する者4.9、有しない者1.2と大きな差が認められた。また、Cu/Zn SOD濃度(ng/mg唾液タンパク質)は、各年齢層間で統計学的な差は認められなかった。しかし、30歳以上の被験者で歯周病を有する者179、有しない者134と統計学有意差が認められた。
    本研究で得られた成果から、チェアサイドで簡便に実施可能な歯周病リスク判定キットを開発する予定である。
    日本学術振興会, 基盤研究(C), 北海道大学, 13672136