木村 敦 (キムラ アツシ)

理学研究院 生物科学部門 生殖発生生物学分野教授

研究者基本情報

■ 学位
  • 博士(理学), 北海道大学
■ URL
researchmap URLホームページURL■ ID 各種
研究者番号
  • 90422005
J-Global ID■ 研究キーワード・分野
研究キーワード
  • プロテアーゼ
  • 胎盤
  • 精子形成
  • dual promoter‒enhancer
  • 卵巣
  • 精巣
  • ゲノム
  • 転写
  • クロマチン
  • 生殖
  • long noncoding RNA
  • 卵巣顆粒膜細胞
  • エンハンサー
  • 転写調節
  • プロモーター
  • エピジェネティクス
研究分野
  • ライフサイエンス, ゲノム生物学
  • ライフサイエンス, 形態、構造
■ 担当教育組織

経歴

■ 経歴
経歴
  • 2022年04月 - 現在
    北海道大学, 大学院理学研究院, 教授
  • 2006年04月 - 2022年03月
    北海道大学, 大学院理学研究院, 准教授

研究活動情報

■ 論文
■ その他活動・業績
■ 主な担当授業
  • 生命システム科学概論, 2024年, 修士課程, 生命科学院
  • 生殖発生機構学特論, 2024年, 修士課程, 生命科学院
  • 細胞生物学概論, 2024年, 学士課程, 理学部
  • 科学・技術の世界(1単位), 2024年, 学士課程, 全学教育
  • 生殖発生生物学a, 2024年, 学士課程, 理学部
  • 生殖発生生物学b, 2024年, 学士課程, 理学部
  • 生殖発生生物学c, 2024年, 学士課程, 理学部
  • 生殖発生生物学Ⅰ, 2024年, 学士課程, 理学部
  • 生殖発生生物学Ⅱ, 2024年, 学士課程, 理学部
  • 生物学Ⅰ, 2024年, 学士課程, 全学教育
  • ISP生物科学実習Ⅱ・a, 2024年, 学士課程, 理学部
  • ISP生物科学実習Ⅱ・b, 2024年, 学士課程, 理学部
  • 発生学実習, 2024年, 学士課程, 理学部
  • 発生学実習, 2024年, 学士課程, 理学部
■ 共同研究・競争的資金等の研究課題
  • 条鰭類の性分化、卵成長、卵成熟を制御するステロイド代謝酵素の発現調節機構の解明
    科学研究費助成事業
    2022年04月01日 - 2026年03月31日
    井尻 成保; 木村 敦
    本研究は、条鰭類全体の卵巣分化・発達を通したステロイドホルモン合成系の変化を、その代謝酵素の転写調節の面から明らかにする。卵黄形成時にはエストロゲンであるE2が、卵成熟時には卵成熟誘起ステロイドであるDHPが主に産生され、このE2からDHPへの産生転換は劇的に生じる。本研究ではその転写調節をFSHとLHの作用に焦点を当てて調べる。
    E2産生を制御する律速酵素、アロマターゼをコードするcyp19a1遺伝子については、ティラピア、ウナギともにfoxl2、sf1の存在下でFSH刺激により最も高い転写活性が誘導されることが示された。ウナギについては、foxl2の働きを抑制する機構の存在が示唆された。
    DHP産生の律速酵素である20β-HSDをコードするhsd17b12L遺伝子について、ウナギではこの遺伝子発現変化がDHP産生の調節要因ではないと結論された。チョウザメ、サクラマスではLHによる転写活性化は直接的ではなかったことから、他の因子の介在が考えられた。hsd17b12Lの転写を誘導する因子についてはサクラマスにおいて探索している。
    ウナギではhsd17b12Lの転写活性化がDHP産生の制御要因ではないことから、その前駆体である17OHP産生機構に焦点を当てて調べ、プロゲステロンをアンドロステンジオンに代謝するcyp17a1の発現消失によって17OHPが産生されるということを強く示唆している。Cyp17a1遺伝子の発現を抑制する因子の存在が考えられ、その因子の同定を進めている。
    以上の結果は、ステロイド代謝酵素はLH、FSHによる単純な発現調節ではなく、様々な転写因子が関わる複雑な調節機構であり、それぞれの酵素にそれぞれ異なった転写調節因子が関わっていることを示している。その機構はcyp19を除いてほとんど解っておらず、これを解明する意義は大きい。
    日本学術振興会, 基盤研究(B), 北海道大学, 23K23696
  • 条鰭類の性分化、卵成長、卵成熟を制御するステロイド代謝酵素の発現調節機構の解明
    科学研究費助成事業
    2022年04月01日 - 2026年03月31日
    井尻 成保; 木村 敦
    日本学術振興会, 基盤研究(B), 北海道大学, 22H02431
  • インスリン抵抗性の病態マーカーとなりえる細胞外分泌ミトコンドリア関連蛋白質の探索
    科学研究費助成事業
    2022年04月01日 - 2025年03月31日
    高橋 伸彦; 木村 敦; 大村 一将
    日本学術振興会, 基盤研究(C), 北海道医療大学, 22K07403
  • 長鎖非コードRNAと多機能性ゲノムによる新規精子形成機構の解明
    科学研究費助成事業
    2020年04月01日 - 2024年03月31日
    木村 敦; 佐竹 炎
    本研究は、精子形成の全容を理解することを目指して、一次精母細胞において長鎖非コードRNAと多機能性ゲノム(dual promoter-enhancer)が協働的に機能するという新しいメカニズムを、マウスを用いて検証するものである。計画の前半2年間では、まず精巣特異的長鎖非コードRNAであるlncRNA-HSVIIIノックアウトマウスの表現型解析を行うこととなっており、計画1年目では顕著な表現型をみつけることはできていなかった。これに対し、計画2年目である本年度は2カ月齢から12カ月齢のノックアウトマウスを解析することによってlncRNA-HSVIII欠損によると思われる表現型を見出した。具体的には、精子数が顕著に減少している個体がノックアウトのみで見出され、精巣切片の観察により異常な構造がノックアウトで顕著に多く見られることもわかった。さらに驚くべきことに、血中テストステロンレベルがノックアウトマウスで有意に減少していることも明らかになり、テストステロン合成に関わる複数の遺伝子の発現量がノックアウトマウスの精巣で減少していた。これらのことから、lncRNA-HSVIIIは生殖細胞のみならずライディッヒ細胞でも機能的であることが示唆される。一方、本年度は、lncRNA-HSVIII結合タンパク質の同定も進める予定であったが、COVID-19の影響もあって、昨年度準備したビオチン化lncRNA-HSVIIIと結合したタンパク質を得た段階で止まっている。環境が整えばすぐに質量分析を行う予定となっている。
    日本学術振興会, 基盤研究(B), 北海道大学, 20H03285
  • 臓器特異的な糖代謝異常を反映する分泌小胞内蛋白質の探索と体液診断への応用
    科学研究費助成事業
    2019年04月01日 - 2022年03月31日
    高橋 伸彦; 木村 敦; 大村 一将
    本研究は糖尿病などの糖代謝異常において、臓器毎の病態マーカーとなりえる分泌タンパク質を探索・同定を目的としている。具体的には、末梢のインスリン作用を担う骨格筋細胞や脂肪細胞に着目し、基礎的な検討を重ね、糖代謝変化と関連するタンパク質をいくつか同定することができた。今後はそれらと病態との結びつきについて深めていきたい。また、研究の過程で偶然、新規糖尿病治療薬イメグリミンの新たな末梢作用を発見し、検討を加えた。
    日本学術振興会, 基盤研究(C), 北海道医療大学, 19K07871
  • 糖代謝異常の臓器特異的病態マーカーとなるエクソソーム内在長鎖非コードRNAの探索
    科学研究費助成事業
    2016年04月01日 - 2019年03月31日
    高橋 伸彦; 木村 敦; 家子 正裕; 熊谷 京子; 寿楽 弘子
    本研究課題は糖尿病などの糖代謝異常において、臓器毎の病態マーカーとなりえるエクソソーム(分泌小胞)内在長鎖非コードRNAを探索するものである。研究の結果、病態を反映するエクソソーム中の核酸マーカーの基礎的なデータが得られた。また、骨格筋細胞や脂肪細胞において、インスリン抵抗性によって変化する細胞内長鎖非コードRNAを同定した。さらに糖尿病治療薬メトホルミンで影響を受ける細胞内lncRNAの検討を通じて、骨格筋の糖取り込みに関与する長鎖非コードRNAを発見した。
    日本学術振興会, 基盤研究(C), 北海道医療大学, 16K08939
  • 精子形成における多機能性ゲノム配列の網羅的探索と作用機序および生理的意義
    科学研究費助成事業
    2015年04月01日 - 2019年03月31日
    木村 敦; 佐竹 炎; 松原 伸; 白石 慧
    精子形成は精子のもととなる精原細胞が体細胞分裂、減数分裂、精子変態という3つのステップを経て精子になる過程である。今回我々は、減数分裂期に精子形成に不可欠な遺伝子が数多く転写活性化されるメカニズムを、ヒストン修飾と遺伝子の転写パターンの網羅解析およびレポーター解析とゲノム編集によって調べた。その結果、精原細胞が減数分裂中に一次精母細胞に分化する過程で、多機能性ゲノム配列であるdual promoter-enhancer(DPE)が重要な役割を果たすことを発見した。また、long noncoding RNAの寄与についても明らかにした。
    日本学術振興会, 基盤研究(B), 北海道大学, 15H04317
  • ディウロドリルスは新動物門となるか?
    科学研究費助成事業
    2013年04月01日 - 2015年03月31日
    柁原 宏; 島野 智之; 木村 敦
    砂浜の砂粒のすき間の微小環境に生息する「間隙動物」には20以上の動物門が知られる。ゴカイ・ミミズ・ヒルを含む環形動物門にも間隙性の種が多数知られており、日本からは本研究開始時点で8属11種の間隙性環形動物が報告されていた。ディウロドリルス属の間隙性環形動物はそれまで日本からは報告されていなかったが、北海道石狩浜には未記載の種が産する。本研究は、当時疑問視されていたディウロドリルス属・トリロボドリルス属などの間隙性種の環形動物門への所属を検証する目的で遂行されたが、結果的にどちらの属も「新動物門」とはならず、環形動物であることが示唆された。
    日本学術振興会, 挑戦的萌芽研究, 北海道大学, 25650133
  • ゲノムの多機能性を検証する:その意義とメカニズム
    科学研究費助成事業
    2009年 - 2010年
    木村 敦
    哺乳類のゲノム配列が組織によって異なった機能を持つというゲノム配列の多機能性について、3つの遺伝子座を用いて検証した。その結果、いくつかのゲノム配列が組織によって異なった転写調節活性を持つことが明らかになった。そして、このような組織による機能の違いは、エピジェネティックな状態の違いや調節配列自体が転写されているかどうかによって決められることが示唆された。
    日本学術振興会, 若手研究(B), 北海道大学, 21770068
  • 生殖器官における機能ゲノム領域の探索・同定・解析
    科学研究費助成事業
    2007年 - 2008年
    木村 敦
    哺乳類の生殖器官におけるゲノム機能を明らかにするために、卵巣と精巣でクロマチンの緩んでいるゲノム領域を探索した。その結果、生殖器官で発現する遺伝子の転写をコントロールすると思われる新規の配列が複数同定できた。その中でも特に卵巣の顆粒膜細胞特異的に発現するAmhr2遺伝子座においては2つの機能領域が同定され、それぞれが組織によって異なる転写調節活性を持つことが示唆された。このことからこれらのゲノム領域が多機能である可能性が考えられた。
    日本学術振興会, 若手研究(B), 北海道大学, 19770048