栗谷 豪 (クリタニ タケシ)

理学研究院 地球惑星科学部門 地球惑星システム科学分野教授
Last Updated :2026/03/10

■研究者基本情報

学位

  • 博士(理学), 東京大学

Researchmap個人ページ

研究キーワード

  • 巨大カルデラ形成噴火
  • マグマ
  • 火山
  • マグマ溜まり
  • 地球内部の物質循環

研究分野

  • 自然科学一般, 固体地球科学

担当教育組織

■経歴

経歴

  • 2021年04月 - 現在
    北海道大学, 大学院理学研究院, 教授
  • 2014年04月 - 2021年03月
    北海道大学 大学院理学研究院, 准教授
  • 2011年04月 - 2014年03月
    大阪市立大学 大学院理学研究科, 准教授
  • 2010年04月 - 2011年03月
    東北大学 大学院理学研究科地学専攻, 准教授(GCOE)
  • 2007年02月 - 2010年03月
    東北大学 大学院理学研究科地学専攻, 助教
  • 2006年04月 - 2007年01月
    京都大学 地球熱学研究施設, 研究機関研究員
  • 2003年04月 - 2006年03月
    岡山大学 地球物質科学研究センター, 研究機関研究員
  • 2000年04月 - 2003年03月
    日本学術振興会特別研究員, PD
  • 1997年04月 - 2000年03月
    日本学術振興会特別研究員, DC1

学歴

  • 1997年04月 - 2000年03月, 東京大学, 大学院理学系研究科, 地質学専攻 博士課程
  • 1995年04月 - 1997年03月, 東京大学, 大学院理学系研究科, 地質学専攻 修士課程, 日本国
  • 1993年04月 - 1995年03月, 東京大学, 理学部, 地学科, 日本国
  • 1991年04月 - 1993年03月, 東京大学, 教養学部 理科Ⅱ類
  • 1988年04月 - 1991年03月, 洛南高等学校

委員歴

  • 2026年 - 現在
    Earth, Planets and Space誌, Editorial Board Member
  • 2019年 - 現在
    Scientific Reports誌, Editorial Board Member, 学協会
  • 2018年 - 現在
    地質学雑誌, 編集委員
  • 2017年 - 現在
    岩石鉱物科学, 編集委員
  • 2016年 - 現在
    Frontiers in Earth Science誌, Review Editor, 学協会
  • 2004年 - 2025年
    Island Arc誌, Associate Editor, 学協会
  • 2012年 - 2016年
    火山, 編集委員

■研究活動情報

受賞

  • 2006年, 日本岩石鉱物鉱床学会研究奨励賞               
    日本国
  • 2005年, 日本火山学会研究奨励賞               
    日本国

論文

その他活動・業績

所属学協会

  • Geochemical Society               
  • アメリカ地球物理学連合               
  • 日本火山学会               
  • 日本岩石鉱物鉱床学会               

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • U-Th放射非平衡解析から探るカルデラ噴火後の珪長質マグマ系の再活性化過程
    科学研究費助成事業
    2023年04月 - 2026年03月
    栗谷 豪, 横山 哲也
    日本学術振興会, 基盤研究(B), 北海道大学, 23K25956
  • アフリカ北東部の顕生代6億年間のリソスフェアーアセノスフェア境界の広域変動
    科学研究費助成事業
    2023年04月 - 2026年03月
    小澤 一仁, 栗谷 豪, 秋澤 紀克
    日本学術振興会, 基盤研究(C), 東京大学, 23K03544
  • 火山ガラス、メルト包有物の水素同位体比から探る地球の水の起源
    科学研究費助成事業
    2021年04月01日 - 2024年03月31日
    清水 健二, 羽生 毅, 栗谷 豪
    日本学術振興会, 基盤研究(B), 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 21H01184
  • 定常的リソスフェアーアセノスフェア境界領域の支配要因
    科学研究費助成事業
    2020年04月01日 - 2023年03月31日
    小澤 一仁, 秋澤 紀克, 栗谷 豪, 柵山 徹也
    日本学術振興会, 基盤研究(B), 東京大学, 20H02003
  • 巨大カルデラ形成噴火におけるマグマ蓄積プロセスの特異性の解明
    科学研究費助成事業 基盤研究(B)
    2020年04月01日 - 2023年03月31日
    栗谷 豪
    本研究は、国内の代表的なカルデラ火山を対象に U-Th 放射非平衡を軸とした物質科学的解析を行い、マグマが多量に蓄積されるに至った特異性の要因を実証的に明らかにすることを目的とする。初年度は、1)洞爺・屈斜路・肘折・阿蘇の4か所を対象とした試料採取および基礎的な化学分析、2)U-Th放射非平衡測定法の確立、を行う予定であった。1)については、コロナ禍のために洞爺・阿蘇についての試料採取が行えなかったことから、研究室内に保管されていた屈斜路・支笏の代表的試料を対象に全岩化学組成(主に微量元素濃度・Sr-Nd-Pb同位体比)の測定を行い、珪長質マグマの生成プロセスについての検討を行った。2)については、マルチコレクタ型質量分析計へのRPQフィルターの装着(230Thへの232Thのテーリング効果の低減)、脱溶媒システムの使用、複数の標準試料(アメリカ地質調査所のBHVO-2とW-2)を使用したデータ補正の試み、などを行った。その結果、230Th/232Th比について0.5%程度の繰り返し再現性での測定が可能になり、またモニター試料として測定したBCR-2の同位体比についても推奨値と一致していることが確認された。確立したU-Th放射非平衡分析法の有効性を確認するため、白頭山10世紀噴火の噴出物について、分析・解析を行った。その結果、主要な珪長質マグマは2万年以上前から準備されていたことなどを明らかにするに至り、確立した分析法とともに、Lithos誌に掲載されるに至った。
    日本学術振興会, 基盤研究(B), 北海道大学, 20H02001
  • 東日本における活火山の長期的噴火活動ポテンシャル評価
    科学研究費助成事業 基盤研究(B)
    2016年04月01日 - 2019年03月31日
    栗谷 豪, 吉村 俊平, 中島 淳一
    東北本州弧~千島弧の代表的な活火山を対象にマグマ生成率を推定するため、火山岩の物質科学的解析と同地域の地殻~マントルを対象とした地震学的解析の融合的研究を行った。その結果、物質科学的研究では活火山下のマグマ生成深度におけるマントルの温度や流体量についての情報が蓄積され、一方で地震学的研究では東北本州弧~千島弧における広域的な地下構造や活火山下の局所的な地下構造について、より高解像度の情報が得られた。両手法を融合することにより、沈みこむ太平洋プレートから放出されたスラブ流体の経路などの推定を行うことができたが、マグマ生成率の推定については研究期間内では終了せず、今後引き続き行うこととなった。
    日本学術振興会, 基盤研究(B), 北海道大学, 16H04071
  • カルデラ形成・珪長質巨大噴火の多様性と噴火準備過程に関する研究
    科学研究費助成事業 基盤研究(B)
    2015年04月01日 - 2019年03月31日
    中川 光弘, 栗谷 豪, 吉村 俊平, 松本 亜希子
    カルデラを形成するような巨大噴火について、マグマ供給系の構造と生成過程、そして破局的噴火過程について時間軸を含めて検討した。対象とした事例は、屈斜路・支笏および鬼界火山におけるカルデラ形成噴火である。それぞれの事例で、大規模珪長質マグマは2種類の珪長質マグマの混合マグマからなり、その混合過程は噴火前の数十年から数百年前に起こっていることが明らかになった。そして破局的噴火では、その混合マグマにマフィックマグマが直前に貫入して噴火に至ったことが明らかになった。さらに破局的噴火は、いずれの事例でも時間間隙を挟む複数の噴火フェーズからなることが明らかになった。
    日本学術振興会, 基盤研究(B), 北海道大学, 15H03745
  • マントル遷移層における停滞スラブの脱水フラックスの推定
    科学研究費助成事業 挑戦的萌芽研究
    2016年04月01日 - 2018年03月31日
    栗谷 豪
    中国北東部下のマントル遷移層には停滞太平洋スラブが滞留しており、また顕著に水に富んでいることが地球物理学的観測によって明らかにされている。そこで本研究は、遷移層の含水量の時間変化(=停滞スラブの脱水フラックス)を明らかにすることを目的とし、スラブ直上の中国北東部~東シナ海に分布する60 Ma~0 Maの火山岩の解析を行った。その結果、ソースマントル含水量に有意な時間変化が見られなかったため、脱水フラックスを推定するには至らなかったが、60 Ma~0 Maにわたってマントル遷移層は水に富んでいたことなどを実証的に明らかにし、さらに停滞スラブ上の火成活動の要因を包括的に説明するモデルを提示した。
    日本学術振興会, 挑戦的萌芽研究, 北海道大学, 16K13900
  • 珪長質火山活動の開始とその噴火様式の支配条件の解明:高結晶度マグマの流動・固化
    科学研究費助成事業 基盤研究(B)
    2015年04月01日 - 2018年03月31日
    奥村 聡, 小園 誠史, 栗谷 豪
    珪長質火山活動の謎の一つは,流動を阻害する結晶を多量に含む高結晶度マグマによる爆発的噴火である.50vol%程度以上の結晶を含むマグマは固体的挙動を示すために爆発的噴火にはマグマ流動化が必要だが,そのメカニズムは不明であった.この問題を解決するために,本研究では高結晶度マグマの減圧発泡実験および粘性測定を行った.その結果,大きな減圧速度では気泡形成により固相同士が分離することでマグマが流動化し,逆に小さな減圧速度では脱ガスが進行し固化してしまうことが分かった.つまり,高結晶度マグマが爆発的噴火を起こすには,噴火前に大きな過剰圧を蓄積するなどして,大きな減圧率を達成する必要があることが分かった.
    日本学術振興会, 基盤研究(B), 東北大学, 15H03714
  • スパースモデリングが拓く太陽系博物学:ハヤブサ後の小惑星探査戦略の創出
    科学研究費助成事業 新学術領域研究(研究領域提案型)
    2013年06月28日 - 2018年03月31日
    宮本 英昭, 杉田 精司, 栗谷 豪
    予定通り、隕石組成の世界最大のデータベースを構築し、このクラスタ解析から、本質的な元素の選別と共に、自動的にタイプ別の分類が行えることを示した。また小惑星・隕石双方のスペクトルについて、信頼度に応じて波長域を揃えリサンプリングした形でそれぞれについてデータベースを構築した。その解析の結果、互いに共通した潜在的クラスタ構造があるというデータ分析的な結果が得られ、高精度で対応関係を明らかにすることができた。成果は火星衛星探査計画(MMX)の創出につながり、シミュラント開発という思わぬ成果につながった。これははやぶさ2計画にも利用され、今後の探査計画にも重要な役割を果たすと期待される。
    日本学術振興会, 新学術領域研究(研究領域提案型), 東京大学, 25120006
  • 火山岩の解析に基づくマントル遷移層の含水量推定
    科学研究費助成事業 基盤研究(B)
    2013年04月01日 - 2016年03月31日
    栗谷 豪, 横山 哲也, 中村 美千彦
    中国北東部下のマントル遷移層は水に富んでおり、また同地域の火成活動が遷移層起源のマントル上昇流に起因することが地球物理学的観測によって明らかにされている。そこで本研究では、マントル遷移層の含水量を推定するため、中国北東部の火山岩を対象に岩石学的・地球化学的解析を行った。その結果、ソースマントルの含水量は350 ppm以上であると推定され、通常の上部マントルの含水量(約120 ppm)よりも有意に高いことが明らかとなった。またマントル遷移層の含水量として、予察的ではあるが0.7 wt.%との推定結果が得られた。
    日本学術振興会, 基盤研究(B), 大阪市立大学->北海道大学, 研究代表者, 競争的資金, 25287144
  • 停滞スラブの化学的分化の実証的解明
    科学研究費助成事業 若手研究(B)
    2011年 - 2012年
    栗谷 豪
    停滞スラブが存在するマントル遷移層内での化学的プロセスを理解するため、停滞太平洋スラブの直上に位置する中国北東部の第四紀火山岩を対象に岩石学的・地球化学的解析を行った。その結果、同地域のマントル遷移層が現在の停滞太平洋スラブと原生代の停滞スラブの両方からの化学的影響を受けていたこと、原生代に水を固定したマントル遷移層は、10億年以上もの長い間、地球内部の水の貯蔵庫として安定に存在していたこと、などを明らかにした。
    日本学術振興会, 若手研究(B), 大阪市立大学, 研究代表者, 競争的資金, 23740388
  • 火山噴火様式の分岐を支配する火道浅部脱ガス機構の研究
    科学研究費助成事業 基盤研究(B)
    2009年 - 2012年
    中村 美千彦, 栗谷 豪, 安井 真也, 奥村 聡, 吉田 武義
    新燃岳2011年噴火を例に、噴火の爆発性の違い(サブプリニー式噴火とブルカノ式噴火・溶岩ドーム噴火)により、火道浅部でのマグマ滞留時間が異なることを石基の微細な結晶が記録していることを見出した。また、安山岩質軽石を出発物質として、火道浅部条件における、発泡組織の表面張力による形状緩和実験を行った。気泡の形状緩和・合体速度とその水蒸気圧依存性を明らかにするとともに、圧密が進行し、ガスポケットの形成を促す可能性があることがわかった。
    日本学術振興会, 基盤研究(B), 東北大学, 連携研究者, 競争的資金, 21340155
  • マグマ溜まりの熱進化の実証的・定量的解明
    科学研究費助成事業 若手研究(B)
    2008年 - 2009年
    栗谷 豪
    本研究は、マグマが熱・物質的に進化するメカニズムを定量的に理解することを目的として行われた。その結果、結晶化が進行するマグマ内において、気泡の多少がマグマの組成進化に影響を与えることを明らかにし、またマグマの組成進化のメカニズムとして、均質分化(マグマ溜まり主要部の結晶の沈降)と境界層分化(マグマ溜まり周縁部からの分化液の混入)が起きる条件を明確にした。さらに、アイスランドのAskja火山において、玄武岩質マグマの熱・組成進化の速さを明らかにした。
    日本学術振興会, 若手研究(B), 東北大学, 研究代表者, 競争的資金, 20740303
  • 白頭山火山の活動史とマグマについての日朝中3ヶ国共同研究
    科学研究費助成事業 基盤研究(A)
    2005年 - 2008年
    谷口 宏充, 栗谷 豪, 宮本 毅, 長瀬 敏郎, 菅野 均志, 後藤 章夫, 中川 光弘, 奥野 充, 伴 雅雄, 前野 深, 嶋野 岳人, 板谷 徹丸, 安田 喜憲, 植木 貞人, 古畑 徹, 小嶋 芳孝, 中川 光弘, 伴 雅雄, 成澤 勝
    頭山およびそれを包括する蓋馬溶岩台地に関して、現地調査、衛星データー解析、採集した資料の化学分析・年代分析、国内の関連地層の調査・年代分析などの手法を用いて、白頭山10世紀巨大噴火の概要、白頭山及び蓋馬溶岩台地の火山学的な実態を明らかにしようとした。開始してから1年後に北朝鮮のミサイル問題・核開発問題などの諸問題が発生し、現地での調査や研究者との交流などの実施が徐々に困難になっていった。そのため、すでに収集していた試料の分析、衛星データーの解析及び国内での調査に研究の主力を移し、可能な限りの成果を得ようとした。その結果、近年発生している白頭山における地震多発とマグマ活動との関係、存在は知られているが分布や内容が全く未知である蓋馬溶岩台地の概要が明らかになり、更に、地下におけるマグマの成因についても一定の結論を得た。混乱状態にある白頭山10世紀噴火の年代問題をふくめ、また、北朝鮮からの論文を含め、研究成果は12編の論文として論文集にまとめられつつある。
    日本学術振興会, 基盤研究(A), 東北大学, 連携研究者, 競争的資金, 17253007
  • マグマ分化プロセスの時間スケールの定量的解明
    科学研究費助成事業 若手研究(B)
    2005年 - 2007年
    栗谷 豪
    本研究の主目的は、地殻下のマグマ溜り内において、どのような時間スケールでマグマの熱・物質進化が進行するのかについて、定量的な理解を得ることである。その目的達成のため、昨年度まで利尻火山下マグマ溜まりにおける、玄武岩質マグマから安山岩質マグマへの進化の時間スケールを推定し、さらにモデル計算に基づいてマグマの熱進化を時間の関数として表現した。そこで今年度はまず、熱進化の理解の一般性を図るべく、モデル計算の結果の解析を行った。マグマ溜まり内において、熱対流の駆動力は、天井部の固液境界層と主要部マグマ間の熱境界層の温度差であり、その温度差は結晶の過冷却度に対応していると考えられているが、モデル計算で得られた過冷却度と固液境界層の成長速度の関係が、実験で得られているカンラン石の過冷却度と結晶成長速度の関係に比較的近いことが明らかになった。このことから、将来的には結晶の過冷却度と成長速度の関係から、マグマの熱進化をある程度予測できる可能性が示された。本年度はさらに、マグマ溜まり内における、主要部での結晶分化作用(均質分化)と固液境界層由来の分化液が主要部マグマに混入することによって引き起こされる分化作用(境界層分化)との結合作用について考察を行った。その結果、含水量が高いマグマが地下の比較的深部でマグマ溜まりを形成した場合、固液境界層から主要部マグマへのメルトの輸送(境界層分化)が活発になり、さらに主要部マグマのリキダス温度降下を引き起こして結晶化を抑えることによって均質分化を妨げ、その結果、境界層分化がさらに支配的になることが予測された。その一方で、地下の比較的浅部のマグマ溜まり内では、固液境界層から主要部マグマへのメルトの輸送が起こりにくいため、マグマは主に均質分化作用で進化することが明らかになった。
    日本学術振興会, 若手研究(B), 岡山大学->京都大学->東北大学, 研究代表者, 競争的資金, 17740351
  • マグマ分化の時間スケールの定量的解明               
    科学研究費補助金
    2005年 - 2005年
    競争的資金
  • 地殻におけるマグマの熱物質進化モデルの構築
    科学研究費助成事業 特別研究員奨励費
    2000年 - 2002年
    栗谷 豪
    本年度の当初の研究計画は、マグマ溜まり内における温度・組成構造の進化モデルの仕上げであった。マグマ溜まりの熱物質進化について、結晶の運動を無視するという条件付ながら、多成分系熱力学及び、物質・運動量・エネルギー保存を考慮した2次元モデルの構築を、今年度の前半に終えることができた。その後結晶の運動について、モデルへの組み込みに取り組んできたが、結晶の核密度についての予測が必要であったり、固相が支配的である領域での固相-液相の相対運動を支配するパラメータが未知であったりするといった壁に阻まれ、今年度中の完成には至らなかった。上記の研究と同時進行で、表面電離型質量分析計における鉛同位体比の測定法の開発及び改良を行った。測定時のマス分別効果の補正についてDouble spike法を導入した結果、従来の世界のあらゆる測定法よりも高確度・高精度で鉛同位体比が測定できるようになった。その成果については現在国際誌に投稿中である。また本年度は、昨年度に採取したアイスランドの岩石の解析も行った。解析の結果、アスキヤ火山の玄武岩は大規模なマグマ混合及び地殻物質の混染の影響を受けており、マグマの分化プロセスの情報を引き出すという当初の目的にそぐわないことが判明した。しかし鉛同位体比等のデータから、マグマ溜まり周囲の地殻物質が約2Maに形成されたものであること、またアスキヤ火山の玄武岩マグマはMORBのマグマと地下深部由来のマントルプリューム起源のマグマが噴火直前に混合していた可能性が示された。
    日本学術振興会, 特別研究員奨励費, 岡山大学, 00J06438
  • 地殻におけるマグマの進化過程の定量的解明
    科学研究費助成事業 特別研究員奨励費
    1998年 - 1999年
    栗谷 豪
    日本学術振興会, 特別研究員奨励費, 東京大学, 97J07883

主な担当授業

  • マグマ科学概論, 2024年, 修士課程, 理学院
  • 自然史科学特別講義Ⅱ, 2024年, 修士課程, 理学院
  • マグマ科学特論, 2024年, 修士課程, 理学院
  • マグマ科学概論, 2024年, 修士課程, 理学院
  • マグマ科学特論, 2024年, 修士課程, 理学院
  • 自然史科学特別講義Ⅰ, 2024年, 修士課程, 理学院
  • 自然史科学特別講義Ⅱ, 2024年, 修士課程, 理学院
  • 地質学実習, 2024年, 学士課程, 理学部
  • マグマ科学, 2024年, 学士課程, 理学部
  • 地球惑星科学特別講義, 2024年, 学士課程, 理学部
  • 地球惑星科学実験Ⅰ, 2024年, 学士課程, 理学部
  • 地球惑星科学Ⅰ, 2024年, 学士課程, 全学教育
  • 地球惑星科学実験Ⅳ, 2024年, 学士課程, 理学部
  • 変動帯岩石科学, 2024年, 学士課程, 理学部
  • 現代地球惑星科学概論1, 2024年, 学士課程, 理学部
  • 地球惑星物質科学実習, 2024年, 学士課程, 理学部