杜 長俊 (ト チヨウシユン)
高等教育推進機構 国際教育研究部 | 准教授 |
Last Updated :2024/12/06
■研究者基本情報
メールアドレス
- duchangjiunoia.hokudai.ac.jp
Researchmap個人ページ
J-Global ID
■経歴
経歴
- 2024年03月 - 現在
北海道大学大学院 国際広報メディア・観光学院, 准教授 - 2022年09月 - 現在
北海道大学, 北海道大学 高等教育推進機構 国際教育研究部, 准教授 - 2020年04月 - 2022年08月
学習院大学, 国際センター, 准教授 - 2015年05月 - 2020年03月
学習院大学, 国際センター, PD共同研究員 - 2015年04月 - 2020年03月
筑波大学, グローバルコミュニケーション教育センター, 非常勤講師 - 2018年04月 - 2019年03月
学習院大学, 文学部 日本語日本文学科, 非常勤講師 - 2017年04月 - 2018年03月
立教大学, 社会学部 現代文化学科, 兼任講師
学歴
■研究活動情報
論文
- 話し合いにおける感情カードを用いた傍参与者の参入とそれに伴う参加者の言語行動の変容-日本語母語話者と非母語話者による対等な話し合いを目指してー
平田未季, 杜長俊, 村上萌子
社会言語科学, 27, 1, 79, 94, 2024年09月, [査読有り]
研究論文(学術雑誌) - 多文化の話し合いの「個人の経験を共有する活動」で目指される相互理解とは?ー感情に焦点を当てる仕掛けの効果をめぐって―
日本語・国際教育研究紀要, 27, 52, 72, 2024年03月 - 留学生と日本人学生が共に学ぶ課題探究型の授業実践ー学校生活についての多文化理解から課題探究へー
杜 長俊, 青木 俊介, 原瑠美
学習院大学国際センター研究年報, 9, 77, 97, 2023年03月, [筆頭著者] - 「聞き返し」における「問題」の捉え方ー日本語会話教育を視野に入れてー
安 祥希, 杜 長俊
学習院大学国際センター研究年報, 9, 59, 76, 2023年03月, [査読有り]
研究論文(大学,研究機関等紀要) - 日本語話者との初対面会話で相互理解を目指す学習者の質問ー遠隔授業で学んだことを生かすビジターセッションについてー
杜 長俊, 安 祥希
学習院大学国際センター研究年報, 9, 41, 58, 2023年03月, [査読有り], [筆頭著者]
研究論文(大学,研究機関等紀要) - 外国人と日本人が共に学ぶ地域日本語教育の実践-コミュニティ参加を促す取組を中心に
杜長俊, 唐木澤みどり
学習院大学国際センター研究年報, 8, 2022年, [筆頭著者] - 予示した行為がデリケートであることを受け手に推測させる手続き
杜 長俊
学習院大学国際研究教育機構研究年報, 2, 65, 77, 学習院大学国際研究教育機構, 2016年, [査読有り]
日本語, This paper describes the cases where a referring expression is produced in a truncated form (a noun produced in a falling intonation) after an action, such as a question or a request, is projected. When an utterance projects that a certain type of action will occur, it can be followed by a referring expression with a rising intonation. In that case, the recognizability of a referring expression is going to be checked in order to conduct the projected action without any recognition problems. However, there are occasions where a referring expression is produced in a falling intonation. Such utterances show that the speakers believe their recipients can definitely recognize the referring object. In this paper, I show that such utterances not only claim the definite recognition, but also make their recipients infer why the projected action may be a delicate one from the shared knowledge of the interlocutors' life history. In the analyses, I demonstrate how this is done. - 非優先行為のフォーマットで産出される優先行為の応答―後続の発話スペースが確保される事例をめぐって―
杜 長俊
『社会言語科学』, 16, 2, 18, 31, 社会言語科学会, 2014年, [査読有り]
日本語, 本稿は,非優先行為のフォーマットで産出される優先行為の応答を記述したものである.優先行為の応答は,前の発話との連続性を保つフォーマットで産出され,非優先行為の応答は,前の発話との間に,沈黙・言いよどみ等が挟まれ,連続性を破るようなフォーマットで産出されることが指摘されている.しかし,優先行為のフォーマットで産出される非優先行為の発話,または非優先行為のフォーマットで産出される優先行為の発話のように,行為とそのフォーマットが一致しない現象がまれに観察される.この場合は,行為とフォーマットが一致する場合と比べて,異なる「含意」・「印象」をもたらすことも指摘されている.そこで,本稿は,非優先行為のフォーマットで産出される優先行為の応答が,異なる「含意」・「印象」をもたらすだけではなく,その応答が産出された後の発話のスペースの確保にもつながることを明らかにする.そして,非優先行為のフォーマットで産出される優先行為の発話が,どのように後続の発話スペースを確保できるのかを明らかにする. - 反省会における評価の行為連鎖―専門家が同席する反省会においての知識の交渉
杜 長俊
筑波応用言語学研究, 18, 95, 109, 筑波大学大学院博士課程文芸・言語研究科応用言語学コース, 2011年, [査読有り]
日本語
講演・口頭発表等
- 演劇の手法を用いた共生のまちづくりの試み―多文化えんげきワークショップの実践と住民間の話し合い分析
平田未季 閔鎭京 山本真理 杜長俊
第48回社会言語科学会研究大会, 2024年03月10日, シンポジウム・ワークショップパネル(公募)
2024年03月08日 - 2024年03月10日 - 「多文化共修科目」の話し合いにおける観点の転換をもたらす留学生の質問 ―協働的な話し合いと多文化共修の学びをめぐって―
第48回社会言語科学会研究大会のお知らせ, 2024年03月09日, ポスター発表 - 接触場面における感情カードを用いた関与領域の拡張と理解の提示 ―日本語母語話者と非母語話者による対等な話し合いを目指して―
平田未季, 杜長俊
人工知能学会 言語・音声理解と対話処理研究会(SLUD)第98回研究会, 2023年09月03日
担当経験のある科目_授業
- 多文化共生について学ぶ
豊島区コミュニティ大学 (社会人講座)
2022年09月 - 現在 - 多文化共修B:東京の国際化
学習院大学国際センター
2020年04月 - 2022年03月 - 多文化共修A:グローバル・キャンパス・アジア
学習院大学国際センター
2020年04月 - 2022年03月 - 国際社会とは?-21世紀の地球人であること―
学習院大学国際センター
2020年04月 - 2022年03月 - 集中日本語D(国費留学生、教師研修留学生のための予備教育
筑波大学グローバルコミュニケーション教育センター
2015年04月 - 2020年03月 - 日本語学演習
学習院大学文学部日本語日本文学学科
2018年04月 - 2019年03月 - 社会調査演習
立教大学社会学部現代文化学科
2017年04月 - 2018年03月
共同研究・競争的資金等の研究課題
- 対話的な学びを目指す国際共修型の社会教育プログラムの開発
生涯教育研究助成
2024年07月 - 2026年03月
杜長俊, 佐藤壮広
北野生涯教育振興会, 研究代表者 - 「生活のための日本語」の授業実践に関する研究:研修システムの構築をめざして
科学研究費助成事業
2012年04月 - 2017年03月
金田 智子, 文野 峯子, 森 篤嗣, 宇佐美 洋, 須賀 和香子, 岩田 一成, 中上 亜樹, 佐々木 倫子, 茂木 真理, 吉田 聖子, 黒瀬 桂子, 杜 長俊
「生活のための日本語」授業の実態を知るため、国内5地域、11団体、22教室、98授業を撮影し、複数の観点・手法で分析を行った。観点には物的リソースの占有・共有、教師のフィードバック等があり、教師・学習者の発話の量的及び質的偏り、制度的な発話展開等の特徴が明らかとなった。
授業の実態を端的に示し議論しやすくするためには、漫画が適当という結論に至った。分析結果をもとに、漫画・タスク・解説からなる『研修用マンガ教材日本語教室をのぞいてみると』を作成した。
日本学術振興会, 基盤研究(B), 学習院大学, 24320098