松野 孝平 (マツノ コウヘイ)

北方生物圏フィールド科学センター准教授
北極域研究センター准教授
Last Updated :2025/12/04

■研究者基本情報

学位

  • 水産科学, 北海道大学, 2013年03月

Researchmap個人ページ

研究者番号

  • 90712159

研究キーワード

  • 赤潮
  • PlanktoScope
  • FlowCam
  • ZooScan
  • 珪藻類
  • マイクロプランクトン
  • 気候変動
  • グリーンランド
  • 南極海
  • サイズ組成
  • セジメントトラップ
  • 群集構造
  • 植物プランクトン
  • カイアシ類
  • 北極海
  • 動物プランクトン

研究分野

  • ライフサイエンス, 水圏生産科学, プランクトン
  • 環境・農学, 環境動態解析

担当教育組織

■経歴

経歴

  • 2025年09月 - 現在
    北海道大学, 北方生物圏フィールド科学センター 水圏ステーション, 准教授
  • 2017年10月 - 2025年08月
    北海道大学, 大学院水産科学研究院 海洋生物資源科学部門 海洋生物学分野, 助教
  • 2019年02月 - 2019年06月
    University of Tasmania, Antarctic Climate and Ecosystems (ACE) CRC, Adjunct Professor
  • 2016年04月 - 2017年09月
    オーストラリア南極局, JSPS 海外特別研究員
  • 2013年04月 - 2016年03月
    国立極地研究所, 国際北極環境研究センター, 特任研究員

学歴

  • 2008年04月 - 2013年03月, 北海道大学, 大学院水産科学院, 海洋生物資源科学, 日本国
  • 2004年04月 - 2008年03月, 北海道大学, 水産学部, 水産海洋科学

委員歴

  • 2024年09月 - 現在
    PICES Advisory Panel on the Arctic Ocean and the Pacific Gateways (AP-ARC), 委員
  • 2020年03月 - 現在
    JCAR, 北極域研究船利用計画WG 委員, 学協会
  • 2021年04月 - 2025年03月
    日本プランクトン学会, 評議員, 学協会
  • 2020年12月 - 2023年11月
    PICES, Working Group 44: Joint PICES/ICES Working Group on Integrated Ecosystem Assessment for the Northern Bering Sea - Chukchi Sea (NBS-CS) Member, 学協会

■研究活動情報

受賞

  • 2018年05月, 日本海洋学会, 日本海洋学会岡田賞               
    松野孝平
  • 2017年03月, 日本プランクトン学会, 日本プランクトン学会奨励賞               
    松野孝平
  • 2016年03月, 国立極地研究所, GRENE北極気候変動研究 若手賞               
    松野孝平
  • 2013年03月, 北海道大学大学院水産科学院, 伊藤一隆賞               
    松野孝平
  • 2012年03月, 2012年度日本海洋学会春季大会, ベストポスター賞               
    松野孝平

論文

その他活動・業績

書籍等出版物

  • プランクトンは海の語り部 ~変わりゆく極域~               
    松野孝平
    海文堂出版, 2020年09月, [単著]
  • 水産科学・海洋環境科学実習               
    山口 篤, 今井一郎, 平譯 享, 松野孝平
    海文堂出版, 2019年08月, [共著]
  • 海をまるごとサイエンス ~水産科学の世界へようこそ~               
    松野孝平, 小さな生き物から地球を知る
    海文堂出版, 2018年08月, [分担執筆]
  • 低温環境の科学辞典               
    松野孝平, 北極の動物プランクトン
    朝倉書店, 2016年07月, [分担執筆]

所属学協会

  • 日本地球惑星科学連合               
  • Association for the Sciences of Limnology and Oceanography               
  • 日本海洋学会               
  • 日本プランクトン学会               
  • 日本水産学会               

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 気候変動が海洋表層植物プランクトンへ与える影響:一般化非類似度モデルによる解明
    科学研究費助成事業
    2025年04月 - 2028年03月
    松野 孝平, 藤原 周, 脇田 昌英, 北島 聡
    日本学術振興会, 基盤研究(A), 北海道大学, 研究代表者, 25H01177
  • 歴史的試料を用いた海洋低次生態系構造に気候変動が与える影響に関する研究
    科学研究費助成事業
    2022年04月 - 2027年03月
    山口 篤, 松野 孝平
    日本学術振興会, 基盤研究(A), 北海道大学, 22H00374
  • 極域の海氷下および浅海底における珪藻類生産の実態解明
    科学研究費助成事業
    2021年04月01日 - 2026年03月31日
    松野 孝平, 藤原 周, 安藤 卓人
    本研究は、海氷衰退が著しい北極海陸棚域において、海氷下と海底面での珪藻類による一次生産量と種組成を明らかにし、海氷分布と比較することで、海氷変動による珪藻類生産への影響を解明することを目的としている。令和5年度における本研究に関連する研究成果としては、査読付き論文6報、学会での口頭及びポスター発表を5件行った。
    令和5年度(2023年度)は、北海道大学水産学部附属練習船おしょろ丸航海(7月)とJAMSTEC海洋地球研究船みらい北極航海(9月)に参加し、追加の試料採集と、船上実験を行った。追加試料としては、おしょろ丸航海での24地点とみらい航海での11地点の計35地点において、休眠期細胞およびバイオマーカー分析用の採泥を行った。船上実験としては、おしょろ丸30地点およびみらい22地点において、海表面、亜表層クロロフィル蛍光最大層 (SCM) および海底直上から海水を採取し、PAM(パルス変調蛍光光度計)によって光合成活性を分析した。さらに、おしょろ丸航海では画像解析装置FlowCamによる植物プランクトン細胞の撮影も行った。これらのデータを一次解析した結果、最大量子収率は、7月ではSCM>海底直上>海表面の順であったのに対し、9月ではSCM>海表面>海底直上と、鉛直的な傾向が異なっていた。海底直上での光合成活性に注目すると、7月は海表面から沈降する植物プランクトンの活性が高く、また海底まで光が届いているため、比較的高い最大量子収率を示したと考えられる。一方で、9月は日照時間が短くなり、海底へ届く光量も減少するため、海底付近に沈降している植物プランクトンの光合成活性が低下していたと考えられる。このように、同一年内に2回の異なる時期の調査が行えたことで、植物プランクトン活性の季節変化が評価できたことは、貴重な成果と言える。
    日本学術振興会, 基盤研究(B), 北海道大学, 23K21227
  • 函館湾における植物プランクトン群集の季節変動とモデルによる予測               
    先端的な学術研究
    2025年04月 - 2026年03月
    松野孝平
    公益財団法人 南北海道学術振興財団, 北海道大学, 研究代表者
  • 極域の海氷下および浅海底における珪藻類生産の実態解明
    科学研究費助成事業 基盤研究(B)
    2021年04月 - 2026年03月
    松野 孝平, 藤原 周, 安藤 卓人
    本研究は、海氷衰退が著しい北極海陸棚域において、海氷下と海底面での珪藻類による一次生産量と種組成を明らかにし、海氷分布と比較することで、海氷変動による珪藻類生産への影響を解明することを目的としている。令和3年度(2021年度)は、JAMSTEC海洋地球研究船みらいの北極航海(2021年8月28日~10月22日)に参加し、太平洋側北極海において海氷試料(4地点)、海水試料(45地点)および海底堆積物(11地点)を採取した。また、船上において、本研究課題の予算で購入したPAM(パルス変調蛍光光度計)を用いた光合成パラメーターの測定(175回)、およびviability染色キットによる生死判別試料の作成も行った。2021年度の太平洋側北極海は、例年よりも海氷が多く残っていたために、海氷のサンプリングができたことが大きな成果である。これにより、同一地点において、海氷、海表面の海水、亜表層クロロフィルa最大層の海水、海底直上10 mの海水、海底堆積物の直上水および海底堆積物を採取し、かつPAMによる光合成活性の測定と生死判別分析もできているため、本研究課題の核をなす結果が得られると期待できる。本研究に関連する研究成果としては、査読付き論文4報、学会での口頭及びポスター発表を6件行った。
    令和3年度において、最も重要な研究成果としては、太平洋側北極海の海底堆積物中の珪藻類の休眠期細胞の分布と組成は、海氷の融解時期や分布に大きく影響を受けていることを明らかにした点である。これにより、本研究課題で設定した仮説「海氷変動が珪藻類の休眠期細胞に影響を与えること」が実証された。この研究では、アイスアルジーの存在割合が、結氷期間が長い海域ほど高くなることも示している。この成果は、本研究で取り組むバイオマーカー(つまり、アイスアルジー)の分布も、海氷と密接に関係していることを示唆している。
    日本学術振興会, 基盤研究(B), 北海道大学, 研究代表者, 21H02263
  • 北極海洋生態系を育む「種」を運ぶDirty Iceの役割とその空間分布の解明
    科学研究費助成事業
    2021年04月01日 - 2025年03月31日
    藤原 周, 八田 真理子, 伊藤 優人, 塩崎 拓平, 松野 孝平
    冬季の北極海では海氷が生成する際に、海底堆積物が巻き上がり氷に取り込まれることがある。本研究では、そのプロセスと共に植物プランクトンも海氷内部に取り込まれ、それが春季に融氷とともに放出されることで、春季ブルームの起源となるという仮説をたて、それを観測・実験によって立証することを目的としている。令和5年度はパンデミックも収まったこともあり、アラスカ州ウトキアグヴィクにおける沿岸定着氷上の現場観測を実施し、本課題の鍵となる堆積物を含んだ海氷(Dirty Ice)試料を計画通り得ることができた。仮説検証のための実験を行い、仮説の通り、堆積物を含んだ海氷には植物プランクトン細胞が多く含まれていることが分かり、冬季の凍結仮定で海氷内に植物プランクトンが取り込まれることを確認した。また、追加試料の採取のため、令和6年度も定着氷観測に参加し、Dirty Iceの融解に伴う、春季ブルームの模擬実験とその試料の分析・解析を進める。令和5年度はまた、衛星リモートセンシングを用いた海氷運動の後方追跡手法とDirty Ice分布推定手法を組み合わせることで、Dirty Iceの生成場所のマッピング手法を概ね確立した。ウトキアグヴィク沖含む、北極海の沿岸ポリニヤ生成域や沿岸定着氷域における、Dirty Iceの活発な生成が面的に明らかとなった。また、長く溶け残った一部のDirty Iceは、3年以上かけてアラスカ沿岸からグリーンランド沿岸まで移動していることも明らかとなり、実験結果と合わせると海氷が植物プランクトンの「種」を運ぶキャリアとして重要な役割を持つことが示唆された。本件についても、令和6年度に論文としてまとめる。
    日本学術振興会, 基盤研究(B), 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 23K21744
  • 氷河がフィヨルド環境に果たす役割 ―グリーンランドとパタゴニアで何が違うのか―               
    2024年04月 - 2025年03月
    野村大樹, 杉山慎, 漢那直也, 松野孝平, 干場康博
    北海道大学低温科学研究所, 一般共同研究, 北海道大学低温科学研究所, 24G046
  • 太平洋側北極海の海氷減少による大型カイアシ類の分布域拡大の可能性               
    2国間交流事業共同研究
    2023年04月 - 2025年03月
    松野孝平
    日本学術振興会, 北海道大学, 研究代表者
  • 海洋課題 北極海環境動態の解明と汎用データセットの構築               
    2022年04月 - 2025年03月
    渡邉 英嗣, 上野 洋路, 伊東 素代, 木村 仁, 張 圓昕, 安中 さやか, 八田 真理子, 中嶋 亮太, 池上 隆仁, 村田 昌彦, 重光 雅仁, 野口 真希, 西野 茂人, 小野寺丈尚太郎, 藤原 周, 杉江 恒二, 木元 克典, 喜多村 稔, 阿部 泰人, 松野 孝平, 笠井 亮秀, 川上 達也, 野村 大樹, 平田 貴文, ガルシア・モリノス・ホルヘ, アラビア・ドロルフイー・アイリーン, 大島 慶一郎, 西岡 純, 亀山 宗彦, 山本 正伸, 平譯 享, 伊藤 優人, 原田 尚美, 塩崎 拓平, 川口 悠介, 小平 翼, 溝端 浩平, 川合 美千代
    文部科学省 北極域研究加速プロジェクト, JPMXD1420318865
  • 北極海洋生態系を育む「種」を運ぶDirty Iceの役割とその空間分布の解明
    科学研究費助成事業
    2021年04月 - 2025年03月
    藤原 周, 八田 真理子, 伊藤 優人, 塩崎 拓平, 松野 孝平
    日本学術振興会, 基盤研究(B), 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 21H03583
  • 函館湾七重浜における植物プランクトン群集が温暖化で受ける影響の評価               
    先端的な学術研究
    2021年04月 - 2022年03月
    松野孝平
    公益財団法人 南北海道学術振興財団, 北海道大学, 研究代表者
  • 画像イメージングによるベーリング海陸棚域における動物プランクトン経年変動解析
    科学研究費助成事業
    2017年04月 - 2022年03月
    山口 篤, 松野 孝平
    気候変動が海洋低次生態系にどのような影響を与えるのかを評価するために、1955-2013年の59年間にわたり同一の方法で採集されたホルマリン固定動物プランクトン試料に基づき、その湿重量バイオマスの経年変化を明らかにした。気候レジームの異なる連続2年の計8年において採集された試料は、画像イメージング機器のZooScanによる分類群とサイズ解析を行った。野外用の画像イメージング機器として、大型クラゲ類を対象とするフレームカメラを開発した。海氷融解タイミングの異なる2017年と2018年に、植物プランクトンから海鳥まで、各栄養段階の経年変化を明らかにし、各栄養段階の関係性を評価した。
    日本学術振興会, 基盤研究(A), 北海道大学, 17H01483
  • 餌生物の違いがカイアシ類の成長生産に与える影響に関する実験生態学的研究
    科学研究費助成事業 若手研究
    2018年04月01日 - 2021年03月31日
    松野 孝平
    本研究は、船上および陸上実験室において実験生態学的な手法を用い、カイアシ類の摂餌から成長・生産過程に関わる生理活性に、餌生物の違いが与える影響を明らかにすることを目的としている。令和元年度は、JMSTEC海洋地球研究船みらいの北極航海(2019年9月27日~11月10日)に参加し、太平洋側北極海においてカイアシ類の餌である植物プランクトンおよびカイアシ類の採集を行った。採集したカイアシ類を用いて、消化管色素量を測定し、摂餌速度を求めた。同時に、安定同位体および脂肪酸組成も分析している。これらの情報を総合的に解析することで、餌の状態(密度や組成)によりどのようにカイアシ類の摂餌が変化するのか、さらにカイアシ類自身の状態(油球蓄積の多寡など)による影響も評価することができると期待される。本研究に関連する研究成果としては、査読付き論文3報、査読無し論文4報、学会での口頭及びポスター発表を15件行った。
    令和元年度の研究成果において、最も重要な成果としては、太平洋にしか分布していないカイアシ類(太平洋産種)が北極海内に輸送された時に、あまり餌を摂餌していないことを船上実験で明らかにした点である。北極海内の海氷減少とともに、南方種である太平洋産種が北極海内に侵入する数が増加していることが観測されているが、その輸送された種が北極海内の生態系にどのように影響を及ぼすかは報告が無かった。本研究課題により、輸送された先の北極海内では、太平洋産種による摂餌の影響は大きくないことが定量的に示された。また逆にカイアシ類の視点から考えると、従来の分布域(北太平洋亜寒帯域)での摂餌と比べて、北極海内での摂餌速度は低かったために、北極海内の餌環境は好ましくないものと捉えることもできる。この結果から、不適な餌環境に遭遇すると、カイアシ類の摂餌速度は下がり、それを受け生理活性も下がることが推察される。
    日本学術振興会, 若手研究, 北海道大学, 研究代表者, 競争的資金, 18K14506
  • 海氷中の低次生態系の動態に関する研究
    平成31年度北極域研究共同推進拠点 共同推進研究
    2019年04月 - 2020年03月
    松野孝平
    北海道大学, 研究代表者, 競争的資金
  • 有殻翼足類の再生産と初期発育段階に関する生態学的研究
    2019年度個別研究助成
    2019年04月 - 2020年03月
    松野孝平
    公益財団法人水産無脊椎動物研究所, 研究代表者, 競争的資金
  • 季節海氷域における海氷期の生態系構造に関する研究               
    平成30年度北極域研究共同推進拠点 共同推進研究
    2018年04月 - 2019年03月
    松野孝平
    北海道大学, 研究代表者, 競争的資金
  • 西部北極海の海氷減少と海洋渦が生物ポンプに与える影響評価
    科学研究費助成事業 基盤研究(A)
    2015年04月 - 2019年03月
    小野寺 丈尚太郎, 田中 裕一郎, 渡邉 英嗣, 溝端 浩平, 池上隆仁, 松野孝平
    海氷減少が進む北極海太平洋側において、海洋物理環境(海洋表層循環や海洋渦の動態)と生物源粒子(プランクトン遺骸など)や陸源砕屑物の陸棚から海盆側への輸送との関連を調査した。陸棚縁辺部および海盆側(陸棚斜面域)に設けた定点観測点では、陸棚起源物質の供給が断続的に増加し、その現象は海洋表層循環場の状況に応じて陸棚起源の粒子を取り込んだ太平洋起源水や海洋渦の移流を反映していた。2011~2018年において研究海域の海洋循環場は大きく経年変動をしており、その動態が海盆域における陸棚物質の供給域の分布やそれらを消費する海盆側の低次生態系にも影響を与えうることが示唆された。
    日本学術振興会, 基盤研究(A), 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 15H01736
  • 海外特別研究員
    2016年04月 - 2018年03月
    松野孝平
    日本学術振興会, 研究代表者, 競争的資金
  • 北極環境研究若手研究者派遣支援事業               
    2014年12月 - 2014年12月
    松野孝平
    国立極地研究所, 研究代表者, 競争的資金
  • 海外渡航援助               
    2012年02月 - 2012年02月
    松野孝平
    日本海洋科学振興財団, 研究代表者, 競争的資金
  • 地球温暖化が西部北極海の動・植物プランクトンに与える影響
    科学研究費助成事業 特別研究員奨励費
    2011年 - 2012年
    松野 孝平
    本研究は研究サブテーマとして以下の4つを設け、本年度より派生展開的な新サブテーマ(5)を設けた。以下に各サブタイトルの成果を記す。
    (1)2010年夏季の西部北極海における植物プランクトンの水平分布
    2010年みらい北極航海にて採取した植物プランクトン試料を解析した。得られた結果をまとめ、IPY2012にてポスター発表を行った。さらに、「Horizontal distribution of microplankton community structure in the western Arctic Ocean during late summer of 2010」とした学術論文をPolar Biologyに投稿し、現在査読中である。
    (2)2010年夏季の西部北極海における動物プランクトンの水平分布
    2008および2010年みらい北極航海にて採集した動物プランクトン試料の検鏡を行った。得られた結果をまとめ、ASLOにて口頭発表を行った。今後は、2012年みらい航海の試料も解析する予定である。
    (3)西部北極海における動物プランクトンの摂餌生態
    2010年および2012年のみらい北極航海においてカイアシ類摂餌実験(計18回)によりデータを取得した。しかし、取得したデータだけでは「動物プランクトンによる植物プランクトンへの摂餌インパクトの評価」には不十分であるため、2013年6-7月のおしょろ丸北洋航海および9-10月のみらい北極航海にて引き続き実験を行う予定である。
    (4)チャクチ海における動物プランクトンサイズ組成の経年変動
    1991、1992、2007および2008年にチャクチ海で採集された動物プランクトン試料のOPC測定を行った。得られた結果をまとめ、タイトル「Biomass size spectra of mesozooplankton in the Chukchi Sea during summers of 1991/1992 and 2007/2008:an analysis by optical plankton counter」とした学術論文を執筆し、2nd ESSASの特集号(ICES Journal of Marine Science)に学術論文を投稿し、受理・印刷済みである。
    (5)セジメントトラップによって採集された動物プランクトン群集の季節変動
    西部北極海において2010年10月~2011年9月にかけてセジメントトラップにより採集された動物プランクトン試料の解析を行った。得られた結果を、3rd ESSASおよびISAR-3にて発表し、タイトル「Seasonal changes in mesozooplankton swimmers collected by sediment trap moored in the western Arctic Ocean」とした学術論文をJournal of Plankton Researchに投稿し、現在査読中である。
    日本学術振興会, 特別研究員奨励費, 北海道大学, 11J04167