比能 洋 (ヒノウ ヒロシ)

先端生命科学研究院 先端融合科学研究部門 新薬探索研究分野教授
Last Updated :2026/02/05

■研究者基本情報

学位

  • 博士(工学), 埼玉大学

Researchmap個人ページ

Researcher ID

  • A-4395-2012

研究キーワード

  • 有機化学
  • 生物有機化学
  • 質量分析
  • 糖鎖工学
  • 分析化学
  • 創薬化学
  • 感染症
  • 界面化学
  • 環境制御化学
  • MALDI
  • マトリックス
  • グリコタイピング
  • 糖質
  • 糖鎖
  • 多糖
  • オリゴ糖
  • 糖ペプチド
  • マイクロアレイ
  • 抗原
  • 環状化合物

研究分野

  • ライフサイエンス, 生物有機化学
  • ナノテク・材料, 有機合成化学
  • ナノテク・材料, 分析化学
  • ナノテク・材料, ケミカルバイオロジー
  • ライフサイエンス, 薬系化学、創薬科学
  • ライフサイエンス, 細菌学
  • ナノテク・材料, 生体化学
  • ものづくり技術(機械・電気電子・化学工学), バイオ機能応用、バイオプロセス工学
  • ナノテク・材料, ナノバイオサイエンス
  • ナノテク・材料, グリーンサステイナブルケミストリー、環境化学
  • 環境・農学, 化学物質影響

担当教育組織

■経歴

経歴

  • 2025年04月 - 現在
    北海道大学理学部生物科学科(高分子機能学)学科長
  • 2019年01月 - 現在
    北海道大学, 先端生命科学研究院, 教授
  • 2019年04月 - 2025年03月
    北海道大学 先端生命科学研究院 次世代物質生命科学研究センター副センタ―長
  • 2013年04月 - 2018年12月
    北海道大学, 先端生命科学研究院, 准教授
  • 2007年10月 - 2013年03月
    北海道大学, 先端生命科学研究院, 助教
  • 2010年02月 - 2010年09月
    Institute for Research in Biomedicine (IRB barcelona), 客員研究員
  • 2006年 - 2009年
    産業技術総合研究所創薬シーズ探索研究ラボ 大学等非常勤研究員
  • 2005年 - 2007年
    北海道大学理学研究科 助手
  • 2005年 - 2006年
    産業技術総合研究所糖鎖工学研究センター 大学等非常勤研究員
  • 2003年 - 2005年
    産業技術総合研究所糖鎖工学研究センター糖鎖自動合成チーム 研究員
  • 2002年 - 2003年
    理化学研究所細胞制御化学研究室 共同研究員
  • 2002年 - 2003年
    日本大学薬学部化学研究室 助手, School of Pharmacy
  • 2000年 - 2002年
    東京理科大学理学部化学科 非常勤講師
  • 2000年 - 2002年
    理化学研究所細胞制御化学研究室 協力研究員
  • 1999年 - 2000年
    理化学研究所有機合成化学研究室 Junior Research Associate

学歴

  • 1997年04月 - 2000年03月, 埼玉大学, 大学院理工学研究科, 生物環境科学専攻, 日本国
  • 1995年04月 - 1997年03月, 埼玉大学, 大学院理工学研究科, 応用化学専攻, 日本国
  • 1995年, 埼玉大学, 工学部, 応用化学・環境化学工学科, 日本国

委員歴

  • 2021年04月 - 現在
    日本質量分析学会, 日本質量分析学会北海道談話会・研究会 世話人, 学協会
  • 2021年04月 - 現在
    高分子学会, 代議員, 学協会
  • 2020年04月 - 現在
    日本化学会, 北海道支部幹事, 学協会
  • 2019年07月 - 現在
    日本糖質学会, 評議員
  • 2014年 - 2023年
    GFRG, GFRGシンポジウム運営委員, 学協会
  • 2022年09月 - 2022年09月
    高分子学会, 高分子学会高分子討論会実行委員, 学協会
  • 2018年09月 - 2018年09月
    高分子学会, 高分子討論会会場責任者, 学協会
  • 2012年 - 2014年
    高分子学会, 「高分子」編集委員会、若手連携委員, 学協会
  • 2012年08月
    高分子学会, 高分子若手会・サマーユニバーシティ運営委員, 学協会
  • 2011年08月
    高分子学会, 高分子若手会・サマーユニバーシティ運営委員, 学協会
  • 2007年07月 - 2007年07月
    高分子学会, 第53回 高分子夏季大学実行委員, 学協会
  • 2007年02月
    高分子学会, 第41回北海道支部研究発表会実行委員, 学協会
  • 2007年
    高分子学会, 第42回北海道支部研究発表会実行委員, 学協会
  • 2006年09月 - 2006年09月
    繊維学会, 第37回繊維学会夏季セミナー実行委員, 学協会

■研究活動情報

受賞

  • 2023年03月, John Wiley & Sons, Inc., Top Downloaded Article
    Top Downloaded Article
    Shogo Urakami;Hiroshi HINOU, 40247315
  • 2022年03月, Analysis & Sensing., Most accessed 03/2022               
  • 2011年, Best Poster Award               
  • 2011年, Very Important Paper (VIP)               
  • 2007年, 高分子研究奨励賞               
    日本国
  • 2007年, Poster Presentation Award               

論文

その他活動・業績

書籍等出版物

講演・口頭発表等

担当経験のある科目_授業

  • 生命有機化学               
    北海道大学
    2024年10月 - 現在
  • 生命融合科学概論/ソフトマター科学概論               
    北海道大学
    2023年04月 - 現在
  • 科学・技術の世界(生命科学の最前線)               
    北海道大学
    2020年10月 - 現在
  • 科学・技術の世界(はじめての生命科学II-研究の最前線-)               
    北海道大学
    2020年02月
  • 実験生物科学               
    北海道大学
  • 有機化学実験               
    東京理科大学
  • 化学実験               
    日本大学
  • 糖鎖生物学               
    北海道大学
  • 生体高分子学基礎実験               
    北海道大学
  • 生体高分子学実験               
    北海道大学
  • 有機化学演習               
    北海道大学
  • 応用生物有機化学               
    北海道大学
  • 生物系のための有機化学               
    北海道大学
  • 基礎有機化学               
    北海道大学
  • 環境と人間(生命科学の最前線)               
    北海道大学
  • 科学・技術の世界(はじめての生命科学から「医」への展開)               
    北海道大学

所属学協会

  • 2021年04月 - 現在
    日本質量分析学会               
  • 高分子学会               
  • 日本薬学会               
  • 日本糖質学会               
  • 日本化学会               
  • GFRGプロジェクト               

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • グリコタイピングが拓く次世代物質生命科学ネットワーク拠点形成
    研究拠点形成事業(B. アジア・アフリカ学術基盤形成型)
    2024年04月 - 2027年03月
    日本学術振興会, 研究代表者, JPJSCCB20240004
  • 広範な生体サンプル糖鎖を標的としたMALDIバイオタイピング技術の開発
    科学研究費助成事業
    2022年04月01日 - 2026年03月31日
    比能 洋, 小林 純子
    本年度は糖鎖選択的イオン化技術の基盤強化を図るとともに、測定対象分子の拡張のための基盤構築と実証研究を実施した。また、昨年度までに構築した微生物O抗原の迅速分析技術の検体数拡大を図ると共に、糖鎖選択敵的イオン化技術を活用したMALDIイメージングのための基盤構築を行った。まず、糖鎖選択的イオン化技術の理論実証のため、1991年に世界初の糖鎖MALDI-MS解析用マトリックスとして報告された3-Amino-4-hydroxybenzoic Acid (AHBA)に着目した直接糖鎖解析技術を開発した。代表者は2,5-dihydroxybenzoic acid (DHB)とアニリン誘導体混合物を基盤とした糖鎖選択的イオン化技術を開発したが、AHBAはDHBとアニリンの構造を併せ持つ分子である。しかし、AHBAはDHBと比較すると糖鎖のイオン化効率が低いためMALDIマトリックスとしての利用されなくたった。我々はAHBAが代表者の研究コンセプト基盤となったペプチド等より糖鎖選択性の高いイオン化能を有していることを見出し、アルカリ金属添加により、その特性を先鋭化した。さらに、レーザー照射に伴うイオン生成量が低いことを活用し、強レーザー照射によるインソース分解を組み合わせた糖タンパク質糖鎖直接解析に最適であることを見出し、無処理生物ムチンからのO-結合型(ムチン型)糖鎖構造パターンの直接解析に世界で初めて成功した。また、MALDIグリコタイピング対象拡大のため、従来の糖鎖捕捉技術glycoblottingと弱イオン交換技術を高度に融合した硫酸化およびリン酸化糖鎖の迅速識別分析技術の構築に成功した。さらに、水鳥卵白糖鎖のリン酸化と硫酸化に着目した大規模グライコミクス研究を行い、糖鎖の硫酸化とリン酸化が水鳥を自然宿主とするインフルエンザウイルスの水鳥種間罹患率と相関することを見出した。
    日本学術振興会, 基盤研究(B), 北海道大学, 23K23458
  • 広範な生体サンプル糖鎖を標的としたMALDIバイオタイピング技術の開発
    科学研究費助成事業 基盤研究(B)
    2022年04月01日 - 2026年03月31日
    比能 洋, 小林 純子
    日本学術振興会, 基盤研究(B), 北海道大学, 22H02191
  • 黄体の機能制御に重要な糖鎖の探索~alpha2,6シアル酸修飾に注目して
    科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    2021年04月 - 2024年03月
    小林 純子, 工藤 正尊, 比能 洋
    黄体は妊娠の成立と維持に必須なプロゲステロンを産生する内分泌組織で、排卵後の卵胞壁細胞より形成される。妊娠が成立しない場合、ヒトでは、黄体は1週間ほど機能したのち、自発的に退行する。一方、妊娠が成立すると、胎盤より産生されるヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)の作用により、黄体は退行を免れ妊娠黄体となって妊娠初期の数か月間機能を維持する。マウスやウシなどの動物では、子宮由来の因子が黄体の退行を誘導するが、ヒトでは子宮由来の因子は卵巣周期に影響を与えない。ヒトでは、黄体内で産生される因子が自発的に黄体の退行を制御すると考えられるがそのメカニズムは不明な点が多く残されている。
    我々は、ヒト黄体では、beta-galactosideを認識するガレクチンのうち、galectin-1が機能黄体に、galectin-3が退行黄体に発現しており、ガレクチンと糖鎖との相互作用が機能制御に重要な役割を果たすことを報告してきた。ガレクチンと糖鎖との結合を阻害するalpha2,6シアル酸修飾は退行黄体で増加することから、ヒト黄体の機能制御に重要な役割を果たすと考えられるが、alpha2,6シアル酸修飾された糖鎖をもつタンパク質やその機能の詳細は明らかでない。
    本研究では、ヒト黄体細胞において、退行時にalpha2,6シアル酸修飾をうける糖タンパク質を同定し、その機能を明らかにするとともに、質量分析イメージング装置を用いた切片上で糖鎖を検出できる技術の確立を目指し、黄体の機能制御に重要な糖鎖を探索することを目的とする。
    日本学術振興会, 基盤研究(C), 北海道大学, 21K06727
  • タンパク質の翻訳後糖鎖修飾により生成する動的エピトープを標的とする抗体医薬の開発
    科学研究費助成事業 基盤研究(A)
    2019年04月01日 - 2023年03月31日
    西村 紳一郎, 田中 良和, 比能 洋, 尾瀬 農之
    申請者らの独創的なアイデアおよび開発戦略によって作製されたED抗体(epitope-defined antibody)を用いて、がん領域におけるアンメットメディカルニーズに応え得る新たながん治療薬の開発を目的として本研究課題を設定した。2019年度(初年度)は多くのがん細胞表面に高発現してがんの増殖や転移を促進することが広く知られるMUC1の細胞外ドメインに生成する多様な動的エピトープを標的とするED抗体である抗MUC1モノクローナル抗体(SN-101, SN-121, およびSN-131)に関して以下の各項目に進展があった。(1)SN-101の作製、特性、構造および機能に関する基礎的研究の成果について論文を発表した(H. Wakui, et al., A straightforward approach to antibodies recognizing cancer specific glycopeptidic neoepitopes, Chemical Science, 2020, in press)。本論文は水溶液中でユニークなコンフォメーションを示す糖ペプチドエピトープの糖鎖とペプチド領域を同時に認識して結合する抗MUC1抗体として構造が示された世界初の事例であり、ED-抗体の概念と基本的な製法を記載した最初の論文としての意義が大きい。また、(2)SN-121およびSN-131についても同様の構造機能解析が進んでおり、SN-131の結晶構造解析を完了した。これらの抗体の高付加価値化を目指してエピトープ認識領域での変異導入による機能改変の試みが開始されている。さらに、(3)SN-131に新たな機能(がん細胞障害活性)を付与するため遺伝子工学的手法により新たな二重特異性抗体の作製を行い、MUC1発現がん細胞を標的として特異的な細胞障害活性を示す新規SN-131キメラ抗体の開発に成功した。以上のように本年度はED-抗体開発戦略の有効性とdynamic epitope理論に基づく新しい抗体デザインに関する基本原理である「抗原構造形成における新たな分子機構」の普遍性を証明する様々な研究が極めて順調に進行している。
    日本学術振興会, 基盤研究(A), 北海道大学, 19H00918
  • D-マンノ-ス骨格を持つ糖鎖による免疫・炎症反応制御とその分子基盤の解析
    科学研究費助成事業 基盤研究(B)
    2019年04月01日 - 2022年03月31日
    戸田 雅子, 佐分利 亘, 比能 洋, 新谷 尚弘
    真菌類や植物には結合様式の異なる様々なα型とβ型のマンナン(D-マンノ-スを含む多糖類)が含まれる。マンナンは「免疫系に対する機能を持つ食品成分」と注目され、その機能性の科学的解析が求められている。本研究はマンノ-ス骨格を持つ分子の免疫学的な意義を明らかすることを目的とする。また、日本の国菌と言われる「麹菌」を用いてマンノシル化アレルゲンを発現する麹菌を構築し、抗アレルギ-作用を持つマンナン分子の作製を目指す。本年度はまずβ型マンノオリゴ糖の調製を行い、その免疫機能性を解析した。その結果、β-Man-(1→4)-Manやβ-Man-(1→4)-Glc骨格を持つオリゴ糖の中で、β-1,4-マンノビオースがマウス骨髄樹状細胞を高レベルで活性化することが明らかになった。また、α型マンナンをβ-1,4-マンノビオースや他の多糖類と共に樹状細胞を刺激すると、樹状細胞による抗炎症サイトカイン産生が増強されることを見いだした。αマンノオリゴ糖に関しては、α-1,2およびα-1,6結合への伸長方向が任意に制御可能な保護基の組み合わせによるαマンノオリゴ糖の合成ルート構築を実施した。この目的を満たす共通中間体の最適化を行い、中間体を使用することによりそれぞれのα-1,2およびα-1,6結合型の直鎖オリゴ糖をベンジルグリコシド体として調製するルート構築に成功した。マンノシル化アレルゲンを発現する麹菌に関しては、オボアルブミン(OVA:モデルアレルゲン)の cDNAを麹菌グルコアミラーゼglaAの触媒ドメインをコードするDNAの下流に連結し、GlaA-OVA融合タンパク質として麹菌で発現させた。2日間液体培養した培養上清500 µL分をSDS-PAGEに供し、Coomassie Brilliant Blue R-250染色したところ、OVAの発現が確認できたが発現量は低かった。
    日本学術振興会, 基盤研究(B), 東北大学, 19H02902
  • 感染症に伴う免疫応答と抗原糖鎖修飾の相関解析技術
    研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) トライアウト with/postコロナにおける社会変革への寄与が期待される研究開発課題
    2021年04月 - 2022年03月
    Hiroshi Hinou
    科学技術振興機構(JST), Hokkaido Univ.
  • 質量管理によるキトサンオリゴ糖の製造・加工技術の革新
    研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) トライアウト
    2020年11月 - 2022年03月
    比能洋
    科学技術振興機構(JST), 研究代表者
  • 糖ペプチド―レクチン相互作用の精密解析:ペプチド配列に潜む糖鎖コードの解明
    科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    2017年04月01日 - 2020年03月31日
    比能 洋
    前年度揃えた化合物ライブラリとビオチンラベル化ガレクチン類との相互作用解析を実施した。ビオチン化ガレクチン類は複数のビオチン結合サイトを有しており、相互作用は蛍光ラベル化ストレプトアビジンを使用し、全反射マイクロアレイ観察系を用いて観察を行った。マイクロアレイスポッターの不調により、スポット再現性の取得に苦労したが、観察系において別途開発中の小型化装置を用い、特に、スポッターを設置しているクリーンルームに持ち込むことも容易であることから、従来カメラで一点ずつ目視でのスポットの品質管理を強いられていたことに対し、全スポット完了後、明視野、散乱光、および蛍光を用いてスポットの品質管理ができる体制の構築に成功した。
    さらに、品質管理の一環として合成糖ペプチドのシアル酸を切断することなく効率的にイオン化可能なマトリックス支援レーザー脱離イオン化法解析用のマトリックス系の開発に成功した。特に、シアリル化糖鎖解析の定石とされつつあるシアル酸のカルボン酸の修飾を必要としない高感度、高分解能解析を実現し、微量かつ多検体の品質管理を必要とする化合物マイクロアレイ研究を信頼できるレベルで遂行する上で必須の基盤構築に成功した。
    上述の通り本年度は品質管理技術の向上にかなりの労力を費やしたが、ガレクチンのようなはがれやすく弱い相互作用を比較解析するためにはアレイに使用する化合物群の品質管理技術が極めて重要である。本年度は信頼性向上に時間を要したため標的となるガレクチンとの相互作用解析にリソースをあてられなかったが、信頼性の高い相互作用解析実施に必要な基礎技術群を整備することに成功しており、研究は確実に進捗しているといえる。
    日本学術振興会, 基盤研究(C), 北海道大学, 17K05920
  • 網羅的糖鎖解析による新規癌マーカーの探索と診断技術の開発
    科学研究費助成事業 基盤研究(S)
    2013年05月31日 - 2018年03月31日
    西村 紳一郎, 能祖 一裕, 比能 洋, 大山 力, 神山 俊哉, 天野 麻穂
    世界初の「疾患糖鎖構造データベースの構築」を目標として、医師を含む臨床チームとの強力な連携により3500件を超える患者検体を用いた大規模網羅的糖鎖解析による新規バイオマーカーの探索を進めた。特に消化器癌と泌尿器癌に焦点を絞りバイオマーカーとして有望な糖鎖構造情報を獲得するため、独創的な「全自動糖鎖解析装置」による大規模糖鎖解析からの疾患糖鎖データベースの構築に挑戦した。具体的には膵臓癌、膵炎、肝細胞癌、肝炎、潰瘍性大腸炎、大腸癌、自己免疫性膵炎等の消化器疾患領域、および腎細胞癌、腎炎、前立腺癌等の泌尿器疾患領域を中心に疾患糖鎖情報を収集して世界初の疾患関連糖鎖データベースの構築が実現した。
    日本学術振興会, 基盤研究(S), 北海道大学, 25220206
  • 2糖資源を活用した2糖アミノ酸調製法
    A-STEP機能検証フェーズ(旧・地域産学バリュープログラム)(A-STEP機能検証フェーズ)
    2015年06月 - 2016年03月
    比能洋
    科学技術振興機構(JST), 北海道大学, 研究代表者
  • グライコブロッティング法を用いた多糖構造解析に基づく膜ファウリング制御技術の開発
    科学研究費助成事業 基盤研究(B)
    2012年04月01日 - 2015年03月31日
    木村 克輝, 比能 洋, 相沢 智康
    多糖中に含まれるアルデヒド基とアミノオキシ基間の特異的結合を利用したグライコブロッティング法の適用により、高解像度のMALDI-TOF/MS分析を行うことでMBRにおける膜ファウリング多糖の構造と起源について検討した。本研究の結果、抽出ファウリング多糖と上澄み液中の多糖には共通する多糖構造が必ずしも多くないことが示された。MBRの膜ファウリング発生には、莢膜多糖(CPS)あるいはリポ多糖(LPS)が重要な関与をしている可能性が本研究により得られたMALDI-TOF/MSスペクトルの検討および質量数ピークの微生物多糖データベースとの照合により示された。
    日本学術振興会, 基盤研究(B), 北海道大学, 24360212
  • 環状不凍糖ペプチドの迅速合成と不凍化分子機構の解明
    科学研究費助成事業 基盤研究(B)
    2011年04月01日 - 2014年03月31日
    比能 洋
    環状不凍糖ペプチドは天然型の直鎖状不凍糖ペプチドが有する活性型配座を取れないことから異なる不凍化機構の存在が予想されていたが、従来の合成法では高純度の標品を得ることが困難であった。本研究ではフッ素化アルコールの水素結合能に着目したを新規ペプチド環化法の開発に成功し、この環状不凍糖ペプチドの高純度標品の迅速調整に成功し、さらに従来のペプチド環化に多用されてきた方法ではC-末端アミノ酸のラセミ化が生じることにより生成物の複雑化が生じていることを解明した。さらに、糖鎖不可前後の環状ペプチド骨格の結晶構造および溶液中の構造を解明し、1対の逆並行βシート型構造の配列が糖付加により変化することを見出した。
    日本学術振興会, 基盤研究(B), 北海道大学, 研究代表者, 競争的資金, 23350074
  • 新奇構造を有する機能選択的タンパク質迅速検出・標識・分離解析システムの構築
    科学研究費助成事業 若手研究(A)
    2007年 - 2009年
    比能 洋
    シアリダーゼをモデルタンパク質とし、酵素の機能選択的に共有結合を形成可能な自殺基質によるラベル化情報を用いた新規阻害剤の開発を行った。構造変化が予測されたループ構造と相互作用できるようFocused libraryを設計し、その阻害能を評価した結果、特異的かつ強力な阻害剤が見出された。さらに、既知の非特異的阻害剤と本研究で見出された特異的阻害剤の構造を組み合わせた結果、最強(Ki=73nM)の阻害剤を得ることに成功した。
    日本学術振興会, 若手研究(A), 北海道大学, 研究代表者, 競争的資金, 19685015
  • 金属微粒子を用いた選択的レーザー脱離イオン化TOF-MSによる複合糖質の機能探索
    科学研究費助成事業 基盤研究(A)
    2005年 - 2007年
    西村 紳一郎, 長堀 紀子, 比能 洋, 篠原 康郎
    本研究では"糖鎖提示ナノ微粒子および質量分析計"を用いることで、複合糖質の分子レベでの機能解明すなわち「相互作用相手分子を効率的に探索し、同定する新規方法論」を開発することを目的とした。
    〈非特異吸着抑制型水溶性糖鎖提示ナノ微粒子の作製〉
    本研究では、金属表面とチオール基との親和性を利用して金属ナノ微粒子表面修飾を行った。金属ナノ微粒子表面には糖鎖を〜数百分子程度提示できるため、相互作用相手分子との強い結合力が得られる(糖鎖クラスター効果)。また、アミノオキシ基と糖鎖還元末端との化学選択的反応を利用することであらゆる糖鎖を提示可能なシステムを構築した。これを利用し、糖鎖提示ナノ懲粒子のライブラリー化を行った。標的タンパク質を共有結合で捕捉可能な自殺基質型の糖鎖誘導体を微粒子表面に簡便に提示する方法の開発も合わせて行った。金属-チオール結合がレーザーによって切断されることを利用し、ナノ微粒子表面への糖鎖の提示をMALDI-TOF MSによって評価した。ナノ微粒子への非特異吸着を低減するために、双性イオン型チオール化合物を合成し、これを用いた。作製したすべてのナノ微粒子は高い水溶性および安定性を示した。
    〈糖鎖相互作用分子の探索および同定方法の確立〉
    本研究で作製したナノ微粒子は水溶性であるため、相互作用相手分子を捕捉後そのまま各種生化学的アッセイおよびMALDI-TOF MS測定に供することができる。生体試料からの相互作用相手分子(タンパク質)の捕捉においては、ナノ微粒子と試料溶液をインキュベートし洗浄後そのままSDS-PAGEにアプライし、目的のバンドを切り出してプロテオミクスの常法に従ってタンパク質の同定が可能であった。このように、競合糖鎖による溶出が必要なアフィニティークロマトグラフィー等の従来法と比較して、サンプルロスが少ないことによる高感度化、および作業工程の簡素化による大幅な效率化を達成した。
    日本学術振興会, 基盤研究(A), 北海道大学, 17205015
  • 糖鎖・糖ペプチド自動合成システムを活用した創薬シーズの探索研究               
    2006年
    競争的資金
  • 酵素阻害剤の開発               
    2000年
    競争的資金
  • 天然有機資源の有効活用               
    1994年
    競争的資金

産業財産権

  • 未修飾シアリル化複合糖質および糖ペプチドのリフレクトロンモードMALDI-TOFおよびTOF/TOF質量分析のためのアニリン誘導体またはアミノオキシ基含有芳香族誘導体/DHB/アルカリ金属マトリックス組成物               
    特許権, 比能 洋
    特願PCT/JP2020/002624, 2020年01月
  • Novel matrix for MALDI-TOFMS of unmodified sialylated compounds               
    特許権, 比能 洋, 北海道大学
    特願2019-011457, 2019年01月25日
  • 糖化合物固定化半導体センシングデバイス及び生物学的物質の検出方法
    特許権, 逢坂 哲彌, 秀島 翔, 黒岩 繁樹, 西村 紳一郎, 比能 洋, 逢坂 哲彌
    特願2012-191701, 2012年08月31日
    特開2013-152211, 2013年08月08日
    特許第6019944号
    2016年10月14日
    201603006914839016
  • 抗MUC1抗体
    特許権, 西村 紳一郎, 比能 洋, 沼田 義人, 小野田 順二, 内藤 正一, 大藪 巨樹, 塩野義製薬株式会社, 国立大学法人北海道大学
    特願2010-535828, 2009年10月28日
    特許第5773352号
    2015年07月10日
    201503005608873550
  • 糖化合物固定化半導体センシングデバイス及び生物学的物質の検出方法
    特許権, 逢坂 哲彌, 秀島 翔, 黒岩 繁樹, 西村 紳一郎, 比能 洋, 学校法人早稲田大学
    特願2012-191701, 2012年08月31日
    特開2013-152211, 2013年08月08日
    201303031273044877
  • O−結合型糖アミノ酸
    特許権, 西村 紳一郎, 比能 洋, 西口 進, 浜本 智樹, 独立行政法人産業技術総合研究所, 国立大学法人北海道大学
    特願2005-264181, 2005年09月12日
    特開2006-111618, 2006年04月27日
    特許第4942014号
    2012年03月09日
    201303039837534498
  • 抗MUC1抗体
    特許権, 西村 紳一郎, 比能 洋, 沼田 義人, 小野田 順二, 内藤 正一, 大藪 巨樹, 塩野義製薬株式会社, 国立大学法人北海道大学
    JP2009068531, 2009年10月28日
    WO2010-050528, 2010年05月06日
    201203074594144478
  • O−マンノース型糖鎖結合アミノ酸及びそれを用いた糖ペプチドの製造方法
    特許権, 西村 紳一郎, 比能 洋, 国立大学法人 北海道大学
    特願2008-059657, 2008年03月10日
    特開2009-215207, 2009年09月24日
    200903095867572860
  • シアリダーゼ阻害剤
    特許権, 西村 紳一郎, 比能 洋, 国立大学法人北海道大学, 塩野義製薬株式会社
    JP2008060639, 2008年06月11日
    WO2009-004899, 2009年01月08日
    201003067533838050
  • シアリダーゼ阻害剤
    特許権, 西村 紳一郎, 比能 洋, 国立大学法人 北海道大学
    特願2007-133705, 2007年05月21日
    特開2008-285448, 2008年11月27日
    200903075477968851
  • 銀被覆粒子およびその用途
    特許権, 岩田 一道, 比能 洋, 西村 紳一郎, 独立行政法人産業技術総合研究所
    JP2006310186, 2006年05月23日
    WO2006-126504, 2006年11月30日
    200903067315142698
  • ノイラミニダーゼ阻害剤
    特許権, 西村 紳一郎, 比能 洋, 近藤 裕郷, 藤原 一彦, 独立行政法人産業技術総合研究所, 国立大学法人 北海道大学, 塩野義製薬株式会社, 住友ベークライト株式会社
    JP2005023162, 2005年12月16日
    WO2006-064914, 2006年06月22日
    200903022388768940
  • O−結合型糖アミノ酸
    特許権, 西村 紳一郎, 比能 洋, 西口 進, 浜本 智樹, 独立行政法人産業技術総合研究所, 国立大学法人 北海道大学, 東洋紡績株式会社, ヤマサ醤油株式会社
    特願2005-264181, 2005年09月12日
    特開2006-111618, 2006年04月27日
    200903084311417074
  • ムチン型ペプチドの合成法とMUC1関連糖ペプチド
    特許権, 西村 紳一郎, 比能 洋, 麓 昌高, 独立行政法人産業技術総合研究所, 塩野義製薬株式会社
    JP2005016975, 2005年09月14日
    WO2006-030840, 2006年03月23日
    200903006544391902
  • O−アセチル化糖アミノ酸
    特許権, 西村 紳一郎, 比能 洋, 独立行政法人産業技術総合研究所
    特願2004-250954, 2004年08月30日
    特開2006-063055, 2006年03月09日
    200903025121684320
  • 糖ペプチドの製造方法
    特許権, 西村 紳一郎, 比能 洋, 松下 隆彦, 独立行政法人産業技術総合研究所
    特願2004-213351, 2004年07月21日
    特開2006-028141, 2006年02月02日
    200903000287255557

主な担当授業

  • 特別演習2, 2024年, 修士課程, 生命科学院
  • 特別講義1, 2024年, 修士課程, 生命科学院
  • 特別演習2, 2024年, 博士後期課程, 生命科学院
  • 特別講義1, 2024年, 博士後期課程, 生命科学院
  • 国際交流Ⅱ, 2024年, 学士課程, 国際本部
  • 生体高分子学実験Ⅲ, 2024年, 学士課程, 理学部
  • 高分子機能学卒業研究, 2024年, 学士課程, 理学部
  • 高分子機能学文献講読, 2024年, 学士課程, 理学部
  • 一般教育演習(フレッシュマンセミナー), 2024年, 学士課程, 全学教育
  • 生命有機化学, 2024年, 学士課程, 理学部
  • 科学・技術の世界, 2024年, 学士課程, 全学教育
  • 生体高分子学実験Ⅱ, 2024年, 学士課程, 理学部
  • 科学英語講読, 2024年, 学士課程, 理学部
  • 生体高分子学実験Ⅰ, 2024年, 学士課程, 理学部
  • 高分子機能学基礎実験, 2024年, 学士課程, 理学部