郭 薇 (カク ビ)

法学研究科 法学政治学専攻 基礎法講座准教授
教育イノベーション機構准教授

研究者基本情報

■ 学位
  • 博士(法学), 北海道大学
■ URL
researchmap URL■ 研究キーワード・分野
研究キーワード
  • メディア論
  • 法曹倫理
  • 法情報学
  • 法社会学
  • 立法学
  • 情報法
研究分野
  • 人文・社会, 新領域法学, 情報法
  • 人文・社会, 新領域法学, 法専門職
  • 人文・社会, 新領域法学, 法情報学
  • 人文・社会, 基礎法学, 法社会学
■ 担当教育組織

経歴

■ 経歴
経歴
  • 2022年04月 - 現在
    北海道大学, 大学院法学研究科, 准教授
  • 2021年04月 - 2022年03月
    静岡大学, 情報学部 情報社会学科, 准教授
  • 2018年10月 - 2021年03月
    静岡大学, 情報学部 情報社会学科, 講師
  • 2017年08月 - 2018年09月
    北海道大学, 法学部, 講師
  • 2017年04月 - 2017年07月
    法学研究科高等法政教育研究センター, 北海道大学, 協力研究員
  • 2014年04月 - 2017年03月
    北海道大学法学研究科, 助教
  • 2012年04月 - 2014年03月
    北海道大学, 法学研究科, 日本学術振興会 特別研究員 DC2
学歴
  • 2010年10月 - 2014年03月, 北海道大学, 大学院法学研究科, 博士課程
  • 2008年10月 - 2010年09月, 北海道大学, 大学院法学研究科, 修士課程
  • 2003年09月 - 2007年06月, 南京大学, 法学部, 学士
委員歴
  • 2023年05月 - 現在
    日本法社会学会, 理事, 学協会
  • 2025年 - 2026年
    日本法社会学会, 2026年度学術大会企画委員, 学協会
  • 2021年 - 2022年
    日本法社会学会, 2022年度学術大会企画委員, 学協会
  • 2014年05月 - 2016年05月
    日本法社会学会, 若手幹事, 学協会

研究活動情報

■ 受賞
  • 2023年05月, 日本法社会学会, 機関誌優秀論文賞
    法理論の伝播と『社会』:2000年-2018年中国の学術文献を対象とする川島武宜著作の引用分析(法社会学88号)
    郭薇
  • 2017年05月, 日本法社会学会, 学会奨励賞(論文部門)
    「法と情報空間:近代日本における法情報の構築と変容―(1)~(5・ 完)」、『北大法学論集』第66巻第2号・『北大法学論集』第66巻第3号・『北大法 学論集』第66巻第4号・『北大法学論集』第66巻第5号・『北大法学論集』第67巻1号、2015年-2016年
    郭薇
■ 論文
■ その他活動・業績
  • ブックレビュー 出口雄一=小石川祐介編『法学者たちと出版ー戦後日本法学の知的プラットフォームをたどる』
    郭 薇, 法律時報, 97, 12, 140, 144, 2025年10月, [筆頭著者, 責任著者]
    日本語, 書評論文,書評,文献紹介等, 43573629
  • 法専門職はポピュリズムと対立しないのか
    郭薇, 有斐閣onlineロージャーナル, 2025年02月, [招待有り], [責任著者]
    日本語, 記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)
  • 合衆国最高裁判所を「説得」する方法:Morgan L.W. Hazelton and Rachael K. Hinkle, Persuading the Supreme Court: The significance of briefs in judicial decision-making,2022, pp.399(EBOOK)
    郭薇, アメリカ法, 2024, 1, 31, 36, 2024年11月, [招待有り], [責任著者]
    書評論文,書評,文献紹介等
  • 法社会学(2024年法社会学)
    郭薇 小泉明子; 土屋明広; 橋場典子; 森大輔, 法律時報, 96, 13, 209, 216, 2024年11月, [筆頭著者]
    日本語, 書評論文,書評,文献紹介等
  • 法社会学(2023年学界回顧)
    久保秀雄; 郭薇; 土屋明広; 橋場典子; 森大輔, 法律時報, 95, 13, 213, 222, 2023年12月
    書評論文,書評,文献紹介等
  • 法社会学(2022年学界回顧)
    久保秀雄; 郭薇; 齋藤宙治; 土屋明広; 米田憲市, 法律時報, 94, 13, 211, 220, 2022年12月
    書評論文,書評,文献紹介等
  • 近時の中国における法社会学の動向 : いわゆる「社科法学」を手がかりに
    郭 薇, 法と社会研究 = Japanese law & society review = Revue japonaise droit et société = Japanische Zeitschrift für Recht und Gesellschaft, 5, 97, 109, 2020年03月, [責任著者]
    信山社, 日本語, 記事・総説・解説・論説等(学術雑誌)
■ 書籍等出版物
  • 法をめぐるミスコミュニケーション
    郭薇, 第4章;4−1または4−3
    日本評論社, 2026年03月, 9784535529182, [分担執筆]
  • 質的探究法社会学
    郭薇, コミュニケーション行為としての法情報:川島法学の受容研究からテクスト分析の価値を再考する
    北大路書房, 2025年09月, 9784762832925, xvi, 332p, 日本語, [分担執筆]
  • ディスカッション法と社会
    郭薇, 21章「法専門家と情報発信ー弁護士は自由に情報発信できるのか」
    八千代出版, 2024年04月, 9784842918617, 43573629, [分担執筆]
  • 赛博格人类学:全球研究检视与当代范式转换
    阮雲星など, 第五章「日本の人文社会科学におけるサイボーグ研究の概説(日语人文社科研究中的赛博格)」
    浙江大学出版社, 2021年09月, [分担執筆]
  • 『長谷川晃先生退官記念 公正をめぐる問い』
    郭薇, 「法のクレオールと専門性:川島武宜の学説の伝播史からの示唆」
    信山社, 2021年03月, [分担執筆]
  • 法の経験的社会科学の確立に向けてー村山真維先生古稀記念
    尾崎一郎; 郭薇; 堀田秀吾; 李楊, ヘイトスピーチの規制と無効化ー言語行為論からの示唆
    信山社, 2019年03月, [共著]
  • 法・情報・公共空間
    郭薇
    日本評論社, 2017年12月, [単著]
  • 浙江大学法律評論
    尾崎一郎, 自然の摂理と法的正義 ‐法学の生物科学化をめぐって
    浙江大学出版会, 2016年06月, [単訳]
  • 日本文化法研究
    郭薇, 公共文化政策及び放送法
    社会科学文献出版会, 2016年04月, [分担執筆]
  • 第8回東アジア法哲学シンポジウム論文集
    郭薇, 法と世論の協働が可能なのか―近年日本の刑事法改正を例として
    元照出版会, 2012年12月, [共著]
■ 講演・口頭発表等
  • 関係志向と法情報:(日本)弁護士会による対外発信の実証研究
    郭薇
    情報ネットワーク法学会, 2025年11月24日, 口頭発表(一般)
    43573629
  • 〔主要な業績〕法律家のアイデンティティと社会的評判:弁護士をめぐる(による)情報発信の分析から
    郭薇
    北大法学部若手ランチォン, 2024年11月26日, 日本語, 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
    43573629, [招待講演]
  • 〔主要な業績〕新聞報道と弁護士像の構築:2000年以降の日本における弁護士記事と受け手への影響
    郭薇
    日本法社会学会2024年度学術大会, 2024年05月19日, 日本語, 口頭発表(一般)
    2024年05月17日 - 2024年05月19日
  • 1950年代の『婦人公論』と川島武宜 − 法情報の受容理論の構築に向けて−
    郭薇
    北海道大学法理論研究会, 2024年02月17日, 日本語, 口頭発表(一般)
  • 法律家の「キャラクター化」:弁護士情報の実践からみる法専門職の自律性
    郭 薇
    北海道大学法理論研究会, 2022年12月17日, 口頭発表(一般)
    33421319
  • 情報化と専門職共同体:日本における法情報学の実践を素材に
    郭薇
    日中社会学会, 2022年11月01日, シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
  • 情報化社会の弁護士倫理ー法社会学の視点から
    郭薇
    台湾国立陽明交通大学 大学院科目「法曹倫理と専門家責任」, 2021年12月23日, 中国語, 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
    13323339, [招待講演]
  • 〔主要な業績〕法学は公共的議論にとって有用か:「ファクトチェック」と法律家の情報発信
    郭薇
    日本法社会学会・全体シンポジウム, 2021年05月23日, 日本語, 口頭発表(招待・特別)
    13323339, [招待講演]
  • 〔主要な業績〕立法過程における法学者のかかわり方に関する一考察:「知識提供」から「意見調整」へ
    郭薇
    日本法社会学会・ミニシンポジウム「法社会学からみた科学・学術、政治、法のダイナミクス」, 2021年05月23日, 日本語, シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
    [招待講演]
  • 〔主要な業績〕法廷外表現活動と法専門職の変容:弁護士の情報発信に関する台湾での予備調査
    郭薇
    北海道大学法理論研究会, 2020年09月19日, 口頭発表(一般)
    13323339
  • 〔主要な業績〕法理論の伝播における『社会的なもの』:2000年〜2018年中国の国内文献を対象とする川島武宜著作の引用分析
    郭薇
    日本法社会学会, 2020年08月02日, 口頭発表(一般)
  • 法情報概念の再構成:非専門家の言説は法情報になるのか
    郭 薇
    龍谷大学法情報学研究会, 2020年01月31日, 日本語, 口頭発表(招待・特別)
    13323339, [招待講演]
  • 〔主要な業績〕Visual Data, Judicial Reform and Public Opinion
    Guo,Wei
    Asia Law and society Association Conference, 2019年12月14日
    [国際会議]
  • 法情報概念の再構成:非法律家の言説は法情報になれるか
    郭薇
    情報ネットワーク法学会, 2019年11月02日, 日本語, シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
    13323339, [国内会議]
  • 〔主要な業績〕公共知としての法:近時日本における刑事立法とメディアとの「協働」
    郭薇
    法文化学会, 2019年10月26日, 日本語, 口頭発表(招待・特別)
    [招待講演], [国内会議]
  • 専門知に向き合う:映像と法の関係から
    郭薇
    静岡大学open campus, 2019年08月09日, 日本語, 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
    [招待講演], [国内会議]
  • 〔主要な業績〕法専門職に対する「情報規制」の現状と課題:日本の事例を手がかりに
    郭薇
    2018年情報ネットワーク法学会学術大会, 2018年12月08日, 日本語, シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
    [招待講演], [国内会議]
  • 「法文化論の『共鳴』:日中における川島武宜の法文化論の伝達史を素材に」
    郭薇
    法と社会懇話会・中部, 2018年12月
    [国内会議]
  • 「書評への応答」
    郭 薇
    北海道大学法理論研究会 合評会:郭薇『法・情報・公共空間 近代日本における法情報の構築と変容』(日本評論社、2017), 2018年12月
    [国内会議]
  • 法―文化論の「共鳴」-川島武宜思想の伝達史を中心に
    郭薇
    日中法制史シンポジウム, 2018年08月25日, 中国語, シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
    [招待講演], [国際会議]
  • 日中の法文化論:法規範の現地化とその論争
    郭薇
    北海道大学法学部公開講座「アジアと向き合う―温故知新―」, 2018年08月09日, 日本語, 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
    [招待講演], [国内会議]
  • 「法の支配」の情報社会学:「情報としての法」が言えるまで
    郭薇
    日本法社会学会, 2018年05月27日, 日本語, 口頭発表(招待・特別)
    [招待講演], [国内会議]
  • “Dignity of lawyer"and Limiting expression by Lawyers in Japan:Is freedom of expression not for professional?
    郭薇
    Asian Law & Society Association Conference, 2017年12月15日, 英語, 口頭発表(一般)
    [国際会議]
  • 日本におけるヘイト・スピーチ問題の現状と法的救済の限界
    郭薇
    法と言語学会, 2016年12月03日, 日本語, 口頭発表(一般)
    [招待講演], [国内会議]
  • 機能論から見る法理論と社会の変動:川島思想の伝達史を素材に
    郭薇
    現代社会発展と法学理論の構築(现代社会发展与法学理论的构建), 2016年11月11日, 中国語, シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
    [招待講演], [国際会議]
  • 転換期の法律家:川島はなぜ「経験法学」に注目したのか
    郭薇
    東アジア法哲学学会, 2016年11月05日, 日本語, シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
    [国際会議]
  • Civic Participation and the Expressive Effect of Legislation : Explaining the Rise of Symbolic Penal Policies in Recent Japan
    郭薇
    Asian Law & Society Association (ALSA) Conference, 2016年09月22日, 英語, 口頭発表(一般)
    [国際会議]
  • ビジュアル文化と法に関する一試論:日本法における映像の位置づけとその意義
    郭薇
    情報ネットワーク法学会学術大会, 2015年12月, 日本語, 口頭発表(一般)
    [国内会議]
  • 大衆向けの法発信―中国と日本における川島理論の読者層及び応用の比較研究
    郭薇
    東アジア法社会学会議, 2015年08月, 英語, シンポジウム・ワークショップパネル(公募)
    [国際会議]
  • 中国における法社会学の興起と近時の研究動向
    郭薇
    日本法社会学学会, 2015年05月, 日本語, 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
    [国内会議]
  • 法律雑誌の発信と『社会』―日本法律雑誌の歴史に関する一考察―
    郭薇
    東アジア法哲学学会, 2014年08月, 日本語, シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
    [国際会議]
  • 映像[Image]と法―日本の司法システムにおける映像資料とその意義
    郭薇
    中国映像人類学会, 2014年08月, 中国語, 口頭発表(一般)
    [国際会議]
  • 〔主要な業績〕法理論の社会的役割:日本、アメリカ及び中国における川島理論の伝達
    郭薇
    世界社会学会議, 2014年07月, 英語, シンポジウム・ワークショップパネル(公募)
    [国際会議]
  • 〔主要な業績〕『法』をいかに伝えるか-日本の新聞と雑誌における法情報の構成-
    郭薇
    日本法社会学学会, 2014年05月, 日本語, 口頭発表(一般)
    [国内会議]
  • 日本における「法意識」の使え方―メディア言説のアプローチ
    郭薇
    東アジア法社会学会議, 2013年03月, 英語, 口頭発表(一般)
    [国際会議]
  • 法と世論の協働が可能なのか―日本2010年の公訴時効改正を例として
    郭薇
    東アジア法哲学シンポジウム, 2012年03月, 中国語, 口頭発表(一般)
    [国際会議]
■ 主な担当授業
  • エンタテインメント法社会論演習, 2024年, 修士課程, 国際広報メディア・観光学院
  • 法理論総合演習Ⅰ, 2024年, 修士課程, 法学研究科
  • 現代法社会論, 2024年, 修士課程, 法学研究科
  • 法理論総合研究Ⅰ, 2024年, 博士後期課程, 法学研究科
  • 人文・社会科学の基礎, 2024年, 学士課程, 全学教育
  • 法社会学, 2024年, 学士課程, 法学部
  • 演習Ⅰ, 2024年, 学士課程, 法学部
  • 現代日本制度ⅡD, 2024年, 学士課程, 現代日本学プログラム課程
  • 現代法社会論, 2024年, 法科大学院, 法学研究科
■ 所属学協会
  • 情報ネットワーク法学会
  • 日本法社会学会
  • 法文化学会
  • 情報法制学会
■ 共同研究・競争的資金等の研究課題
  • アジアにおける法律専門職の階層化・多様化と社会的イメージの実証研究
    科学研究費助成事業
    2025年04月01日 - 2030年03月31日
    藤本 亮; 齋藤 宙治; 松尾 弘; 飯田 高; 松尾 陽; 郭 薇
    日本学術振興会, 基盤研究(B), 名古屋大学, 25K00594
  • 現代的宗教秩序を包摂する新しい「政教分離」論の構築
    科学研究費助成事業
    2025年06月27日 - 2029年03月31日
    尾崎 一郎; 小佐井 良太; 稲場 圭信; 櫻井 義秀; 郭 薇; 落合 研一; 林 知更
    日本学術振興会, 挑戦的研究(開拓), 北海道大学, 25K21646
  • 法専門職におけるメディア評判の役割:弁護士の情報発信の効果を対象とする実証研究
    科学研究費助成事業
    2023年04月 - 2027年03月
    郭 薇
    日本学術振興会, 基盤研究(C), 北海道大学, 23K01206
  • 相互監視と分散的制裁―情報ネットワーク社会の法意識の解明による国家法の再定位―
    科学研究費助成事業
    2019年04月 - 2023年03月
    尾崎 一郎; 堀田 秀吾; 徐 行; 郭 薇; 山本 龍彦; 町村 泰貴; 池田 公博; 米田 雅宏
    2019年6月16日に石川幹人明治大学教授をお招きしての研究会(「心の科学の学際的展開の現状と展望」)を明治大学で開催したのを皮切りに、オンライン会議室(Chatwork)を交えての意見・情報交換を継続的に行ってきた。2019年度末に新型コロナウイルスの感染拡大が始まり対面での交流がほぼ不可能になったことから、オンライン会議室でのコミュニケーション中心に移行した。2020年3月に予定していた対面での研究会合は延期し、オンライン会議室での議論を継続した上で、2020年12月20日にZOOMによる会議を行った。
    これらのやり取りを通じて、ネット空間を舞台とする私人間の相互監視と分散的制裁という現代的現象について、代表的事例の質的考察と法的論点の整理を行った。理論的考察の総括として尾崎が「相互監視と分散的制裁」と題する論文を執筆したほか、デジタル社会における人権の問題(山本)や警察権(米田)に関する論考などを公刊することができた。
    2019年に現地ヒアリングを行うべく中国社会科学院と連絡をとっていたところ、同時期に発生した複数の研究者の拘束事案を踏まえて、中国側の研究協力者と協議の上で訪問調査を中止し、別の調査国を選定することにした。オーストラリアと台湾を候補に挙げ、それぞれ予備的な訪問調査を2019年度末に行うべく準備していたところ、新型コロナウイルスの急速な感染拡大の深刻化と、世界的な移動の自粛および渡航制限レベルの引き上げを受けて、オーストラリアの予備調査については関係者の協力の下、オンラインでの会議とチャット・システムに切り替えて実施し所期の目的を達成することが出来た。2020年度も同様に新型コロナウイルス感染症拡大の影響による延期(2021年度への事故繰越)をせざるを得なかったため、関連文献の収集により、理論的分析と調査準備を行った。
    日本学術振興会, 基盤研究(B), 北海道大学, 研究分担者, 19H01403
  • 弁護士による情報発信の実証研究:表現の自由と法曹倫理の相剋と模索
    Grants-in-Aid for Scientific Research
    2019年04月 - 2023年03月
    郭 薇
    2021年度における研究の目的は、前半期の研究成果を踏まえた上で、日本における弁護士関連の状況環境及び弁護士(会)による情報発信の現状を調査することにあった。Covid-19対応が長引いているため、弁護士発信の研究や実践を行っている国内外の関連者との対面的な意見交換はできなかったが、2000年から2021年までに弁護士関連の記事(朝日新聞・日本経済)の言説分析、1000人規模の弁護士情報接触に関するオンライン調査、そして全国各地の弁護士会の情報発信に関するオンライン聞き取り調査を実施した。これらの調査から日本における弁護士の情報発信の現状と課題について一定の知見を得た。上記の調査結果の公表に向けてデータの整理および検討を行っている。
    調査の主な成果は、次のものになる。①2000年以降、量的増加が見られないものの、弁護士関連の記事に内容の文脈・主題の多様化は明確に確認された。そして、弁護士への捉え方に対してメディアの特性が影響を与えるようである。②インターネットを活用している人の中でも、日常的に弁護士情報と接触することが少ない、また、そこで専門職の権威性や公益性を求める傾向は依然として強い。③弁護士(会)の現場において、情報発信活動の実施が一般化しつつも、その効果や通常の業務との連携が曖昧である。
    そして、理論面の検討として、職業社会学の文献を収集・整理しながら、現代社会の職業制度と公共性から弁護士業における情報発信の理論的な位置づけを再考しようと試みた。その検討から、伝統的に顧客獲得の手段としての意義以外に、専門職の正統性維持と情報公開との間の緊張関係という新たな視点を加えることができた。
    日本学術振興会, 若手研究, 静岡大学, 競争的資金, 19K13580
  • 規範理論としての法語用論の開拓―ヘイト・スピーチの無効化をめぐって―
    領域開拓プログラム
    2014年04月 - 2018年03月
    尾崎一郎
    日本学術振興会, 競争的資金
  • 「感情立法」の形成とその限界-公訴時効をめぐる法の存在形態を手かがりに
    特別研究員奨励費
    2012年04月01日 - 2014年03月01日
    郭 薇
    最終年度では、「感情立法の形成に関わる一般的な法情報の構造を解明する」を中心課題にして理論かつ実証的な検討を展開し、「感情」的言説が現在日本の刑事法立法過程に一定の影響力を持つようになった背後には、内容的に異なった役割を担う法情報が分化しないまま法情報の伝達効果が増加した結果、メディア間ないし発言者間に「感情」―「法律学」という対立軸が形成され、法律専門家の言説が相対化される立法動向を起こしかねなくなっていること、が指摘できる。
    理論面では、法律家の役割変容を析出するため、日本における法知識、法情報と法意識、三つの概念の変容と連動を検討した。その結果、一般人に向ける知的啓蒙という意味を含め法専門家の社会発信が広く行われてきた上で法知識と法意識との区別が曖昧になること、発信者としての日本の法学者自身が社会の一般約な言説の間の鋭い緊張関係を自覚的に対応した上で法情報の内実が変動的であること、を明らかにした、本研究の検討は、いままでの法言説に開する分析に見られなかった日本の法学・法律家の応答的かつ流動的な姿勢を示しつつ、現代社会で法学専門の細分化と共に法情報と社会の一般情報との齪䶜を原理的にはらむことも指摘できた。
    実証面では、戦後の刑事訴訟法改正の立法動向と新聞と法律雑誌の報道体制を相互参照しながら、その中に見られる法律観を検討した。具体的に、1)1954~2012年における刑事訴訟法改正に関する朝日新聞の記事を対象に、記事分布、文体構成、評価立場などの側面から刑事訴訟法改正にかかわる報道の変化を分析した。その結果、政治の動向から日常の治安へと主題が変化しており、なかでも非専門家の情報源が重視されるようになってきたことが新聞では明らかになった。2)昨年の『法律時報』分析の延長線上で1950~70年代における刑事法改正(案)をめぐる特集記事の分析から、刑事法改正問題を積極的に取り扱った時期とは専門家としての批判的姿勢を鮮明にするだけでなく、専門家のネットワークをベースにした論説等によって法改正の動きに影響を及ぼそうと意識されたこと、が実証された。
    日本学術振興会, 特別研究員奨励費, 北海道大学, 競争的資金, 12J05204
■ 学術・社会貢献活動/その他
メディア報道
  • 札幌ナビ
    2013年04月
    三角山放送
    [テレビ・ラジオ番組]