荒戸 照世 (アラト テルヨ)

北海道大学病院教授
Last Updated :2025/06/07

■研究者基本情報

学位

  • 博士(医学), 東京大学

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研究キーワード

  • サイクリンD1
  • p27
  • 角膜上皮創傷治癒
  • PCNA
  • 細胞増殖
  • ラット角膜上皮創傷モデル
  • 角膜輪部
  • G1サイクリン
  • 幹細胞
  • 細胞周期調節タンパク質
  • サイクリンE
  • 上皮基底細胞

研究分野

  • ライフサイエンス, 眼科学

担当教育組織

■経歴

経歴

  • 1997年 - 1998年
    杏林大学 医学部, Faculty of Medicine, 助手

■研究活動情報

論文

その他活動・業績

書籍等出版物

  • バイオシミラー・バイオベターの開発・事業化 支援マニュアル
    国立医薬品食品衛生研究所, 山口 照英, 協和発酵キリン, 野村 英昭, クレディ・スイス証券, 酒井 文義, 早川, 元FDA審査官, 川上 浩司, 独, 医薬品医療機器総合機構, 荒戸 照世, 日本ケミカルリサーチ, 毛利 善一, PwC PRTM, 仲村, 旭硝子, 株, 吉武 彰文, 株, 応用医学研究所, 瓜生, 匡英, 技術情報協会
    技術情報協会, 2011年, 4861043891, 291

講演・口頭発表等

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 健康・機能性食品の各国状況比較と対応国内関連企業の海外展開戦略に関する調査研究
    科学研究費助成事業
    2015年04月01日 - 2019年03月31日
    児玉 耕太, 仙石 愼太郎, 荒戸 照世, 難波 美帆
    日本では、機能性食品は、特に高齢化した人々の間で、幅広い顧客に真の付加価値を提供し続けてます。日本企業は、機能性食品の分野で高い研究開発能力と強力なノウハウを持っており、海外市場で成長する潜在能力を持っていると考えている。主な課題は、海外で日本製品を販売できるようにするための海外市場とその規制を理解することであり、本研究では関連する文献の科学的レビューといくつかの国の認可された団体によって公表された公式の規制について中国、欧州連合、韓国などの異なる国々の規則と規制の比較を作成した。我々は規制の状況に基づいて、推奨される海外市場への参入戦略の提案を行った。
    日本学術振興会, 基盤研究(B), 15H05183
  • ラット角膜上皮創傷モデルにおけるサイクリンD1の細胞増殖におよぼす役割の検討
    科学研究費助成事業
    1997年 - 1998年
    荒戸 照世
    角膜の上皮欠損は周囲の上皮細胞の欠損部位への伸展・移動と,その後におこる細胞増殖によって再生・修復されることが知られている.上皮欠損部への細胞移動の時期には上皮基底部よりもむしろ角膜輪部において分裂増殖が盛んであるが,上皮欠損部が被覆されると基底細胞の分裂増殖が開始され上皮は厚さ回復していくと考えられている.しかしながら,こうした細胞の分裂増殖のスイッチを直接つかさどっているものが何であるかは解明されていない.そこでラット角膜創傷モデルをもちい,細胞周期制御とくにG1期制御をつかさどるサイクリンD1やこれに遅れてG1後期に発現するサイクリンEの創傷治癒の各段階における発現の差異を免疫組織化学染色により検討した.上皮細胞の伸展・移動の時期には角膜輪部においてサイクリンEならびにサイクリンD1の発現が見られたのみならず,欠損部周辺の上皮基底細胞においてもこれらの発現が観察された.さらに上皮欠損部が被覆されると上皮基底細胞においてサイクリンEの発現が増大していた.増殖能についても抗PCNA抗体を用いた免疫組織化学染色で調べてみると,サイクリンの発現と増殖能が相関していることが明らかになった.これらの結果から,角膜創傷治癒時においてもサイクリンが増殖をつかさどる一因であること,また,上皮欠損部が完全に被覆される以前に上皮基底細胞においてもサイクリンの発現増大が見られる等の新しい知見が得られた.
    日本学術振興会, 奨励研究(A), 杏林大学, 09771468