永井 隆哉 (ナガイ タカヤ)

理学研究院 地球惑星科学部門 地球惑星システム科学分野教授
Last Updated :2025/11/06

■研究者基本情報

学位

  • 博士(理学), 東京大学

Researchmap個人ページ

研究者番号

  • 20243131

研究キーワード

  • 中性子回折
  • X線回折
  • 反応速度
  • 固溶体
  • ペロブスカイト
  • 含水鉱物
  • 高温高圧
  • 鉱物物理化学
  • 結晶学
  • 鉱物学

研究分野

  • 自然科学一般, 固体地球科学
  • ナノテク・材料, 結晶工学
  • ナノテク・材料, 基礎物理化学

担当教育組織

■経歴

経歴

  • 2025年04月 - 現在
    北海道大学, 理学部, 理学部長, 日本国
  • 2025年04月 - 現在
    北海道大学, 大学院理学研究院, 研究院長, 日本国
  • 2011年10月 - 現在
    北海道大学, 大学院理学研究院, 教授
  • 2023年04月 - 2025年03月
    北海道大学, 大学院理学院, 理学院長
  • 2021年04月 - 2023年03月
    北海道大学, 大学院理学院, 理学院長
  • 2007年04月 - 2011年09月
    北海道大学大学院理学研究院, Faculty of Science, Department of Natural History Sciences, 准教授
  • 2003年11月 - 2007年03月
    北海道大学大学院理学研究科, 助教授
  • 1996年04月 - 2003年10月
    大阪大学, 大学院理学研究科, 助手
  • 1994年04月 - 1996年03月
    大阪大学, 理学部, 助手
  • 1992年02月 - 1994年03月
    大阪大学教養部, 助手

学歴

  • 1990年04月 - 1992年01月, 東京大学, 理学系研究科, 鉱物学専攻 博士課程 中途退学, 日本国
  • 1988年04月 - 1990年03月, 東京大学, 理学系研究科, 鉱物学専攻 修士課程 卒, 日本国
  • 1984年04月 - 1988年03月, 東京大学, 理学部, 地学科地質鉱物 卒, 日本国

委員歴

  • 2024年10月 - 現在
    一般社団法人 日本鉱物科学会, 監事, 学協会
  • 2018年09月 - 現在
    一般社団法人 日本鉱物科学会, 英文誌JMPS編集副委員長, 学協会
  • 2022年10月 - 2024年09月
    一般社団法人 日本鉱物科学会, 理事, 学協会
  • 2020年09月 - 2022年09月
    一般社団法人 日本鉱物科学会, 理事, 学協会
  • 2018年09月 - 2020年09月
    一般社団法人 日本鉱物科学会, 理事, 学協会
  • 2016年09月 - 2018年09月
    一般社団法人 日本鉱物科学会, 理事, 学協会
  • 2014年09月 - 2016年08月
    日本鉱物科学会, 庶務幹事, 学協会
  • 2012年09月 - 2014年09月
    日本鉱物科学会, 庶務幹事, 学協会
  • 2004年09月 - 2007年09月
    日本鉱物学会, 評議員, 学協会
  • 2004年09月 - 2006年09月
    日本鉱物学会, 庶務幹事, 学協会
  • 2002年 - 2005年
    日本高圧力学会, 評議員, 学協会

学内役職歴

  • 教育研究評議会評議員, 2021年4月1日 - 2023年3月31日
  • 大学院理学院長, 2021年4月1日 - 2023年3月31日
  • 大学院理学院長, 2023年4月1日 - 2025年3月31日
  • 大学院理学院副学院長, 2017年4月1日 - 2019年3月31日
  • 大学院理学院副学院長, 2019年4月1日 - 2021年3月31日
  • 大学院理学研究院副研究院長, 2019年4月1日 - 2021年3月31日

■研究活動情報

受賞

  • 2009年, 日本鉱物科学会論文賞               
    日本国
  • 1998年, 日本鉱物学会論文賞               
    永井隆哉, 日本国

論文

書籍等出版物

  • 鉱物・宝石の科学事典
    日本鉱物科学会
    朝倉書店, 2019年, 9784254162769, 日本語
  • マイクロビームアナリシス・ハンドブック               
    第7章2節 X 線・放射光利用分析法
    オーム社, 2014年06月, [共著]
  • 地球惑星科学入門               
    北海道大学出版会, 2010年, 9784832982192, 日本語, 教科書・概説・概論, [共著]
  • 地球の変動と生物進化               
    北海道大学出版会, 2008年, 日本語, 教科書・概説・概論, [共著]

講演・口頭発表等

  • 陽イオンの水和状態の違いが炭酸塩結晶形成プロセスに与える影響:非水溶媒を用いた実験による考察               
    川野潤, 岩根直, 鍵裕之, 篠崎彩子, 永井隆哉
    結晶成長国内会議予稿集(CD-ROM), 2024年
    2024年 - 2024年
  • ペロブスカイト型SrTiO3へのNa+とK+の固溶について               
    北井亮吾, 永井隆哉, 川野潤, 篠崎彩子
    日本鉱物科学会年会講演要旨(Web), 2024年
    2024年 - 2024年
  • 沈み込み帯の高温高圧下におけるアルカンの化学反応に対する無機鉱物の影響               
    篠崎彩子, 滝本樹奈, 永井隆哉, 三村耕一
    日本鉱物科学会年会講演要旨(Web), 2024年
    2024年 - 2024年
  • 非水溶媒中での炭酸塩鉱物形成プロセス:陽イオンの水和状態の違いによる影響の検討               
    岩根直, 川野潤, 鍵裕之, 篠崎彩子, 永井隆哉
    日本鉱物科学会年会講演要旨(Web), 2024年
    2024年 - 2024年
  • 含Al-CaTiO3ペロブスカイトにおけるAlの局所構造のNMRによる研究               
    永井隆哉, 薛献宇
    日本鉱物科学会2023年年会, 2023年09月15日, 日本語, 口頭発表(一般)
    2023年09月14日 - 2023年09月16日
  • 蛍光イメージング法で見る成長/溶解するカルシウム系化合物近傍のイオン濃度分布変化               
    川野潤, 松本信二, 長谷川晋一, 三木康誠, 杉浦悠紀, 丸山美帆子, 豊福高志, 永井隆哉
    結晶成長国内会議予稿集(CD-ROM), 2023年
    2023年 - 2023年
  • 含Al-CaTiO3ペロブスカイトにおけるAlの局所構造のNMRによる研究               
    永井隆哉, XUE Xianyu
    日本鉱物科学会年会講演要旨(Web), 2023年
    2023年 - 2023年
  • ゲル中で形成する炭酸カルシウム多形の形成過程:形成場のpH可視化による解析               
    松本信二, 川野潤, 三木康誠, 豊福高志, 長井裕季子, 永井隆哉
    日本鉱物科学会年会講演要旨(Web), 2023年
    2023年 - 2023年
  • 陽イオンの水和状態の違いが炭酸塩鉱物形成プロセスに与える影響:非水和溶媒を用いた検討               
    岩根直, 川野潤, 篠崎彩子, 永井隆哉
    日本鉱物科学会年会講演要旨(Web), 2023年
    2023年 - 2023年
  • 沈み込み帯におけるアルカンの熱分解・重合反応に対する圧力,水の影響               
    滝本樹奈, 篠崎彩子, 永井隆哉, 三村耕一
    日本地球化学会年会要旨集(Web), 2023年
    2023年 - 2023年
  • 含Al-CaTiO3ペロブスカイトの構造変化2               
    永井隆哉, 高倉直樹, 松本洋輔, 田口裕宇, 薛献宇
    日本鉱物科学会2022年年会, 2022年09月
  • 含Al-CaTiO3ペロブスカイトの構造変化 2               
    永井隆哉, 高倉直樹, 松本洋輔, 田口裕宇, XUE Xianyu
    日本鉱物科学会年会講演要旨(Web), 2022年
    2022年 - 2022年
  • ゲル内でのCaCO3形成過程におけるpH変化の観察               
    松本信二, 川野潤, 豊福高志, 豊福高志, 長井裕季子, 長井裕季子, 永井隆哉
    日本鉱物科学会年会講演要旨(Web), 2022年
    2022年 - 2022年
  • プラントオパールに含まれる有機分子のシリカナノ粒子形成への寄与               
    山崎望, 川野潤, 尾崎紀昭, 三輪京子, 永井隆哉
    日本鉱物科学会年会講演要旨(Web), 2022年
    2022年 - 2022年
  • 含Al-CaTiO3ペロブスカイトの構造変化               
    永井隆哉, 高倉直樹, 松本洋輔, 薛献宇
    日本鉱物科科学会, 2021年09月
  • 水溶液および多糖類ゲル中での結晶溶解形成過程におけるpH/イオン濃度分布変化のイメージング               
    川野潤, 矢崎誠, 松本信二, 豊福高志, 豊福高志, 長井裕季子, 長井裕季子, 永井隆哉
    結晶成長国内会議予稿集(CD-ROM), 2021年
    2021年 - 2021年
  • 含Al-CaTiO3ペロブスカイトの構造変化               
    永井隆哉, 高倉直樹, 松本洋輔, XUE Xianyu
    日本鉱物科学会年会講演要旨(Web), 2021年
    2021年 - 2021年
  • 蛍光プローブを用いた2次元可視化手法による結晶の溶解/成長メカニズムの検討               
    川野潤, 矢崎誠, 豊福高志, 豊福高志, 長井裕季子, 長井裕季子, TENG Henry, 永井隆哉
    日本鉱物科学会年会講演要旨(Web), 2019年
    2019年 - 2019年
  • pH/イオン濃度変化の2次元可視化による結晶の溶解/成長メカニズムの検討               
    川野潤, 矢崎誠, 豊福高志, 豊福高志, 長井裕季子, 長井裕季子, TENG Henry, 永井隆哉
    結晶成長国内会議予稿集(CD-ROM), 2019年
    2019年 - 2019年
  • 含水鉱物における水素結合の対称化の直接観測               
    佐野亜沙美, 服部高典, 小松一生, 鍵浩之, 永井隆哉
    量子ビームサイエンスフェスタ(Web), 2019年
    2019年 - 2019年
  • CaTiO3ペロブスカイトへのGa3+の固溶について               
    永井隆哉, 大黒正貴, 高倉直樹, 井上徹, 新名亨
    日本鉱物科学会年会講演要旨(Web), 2019年
    2019年 - 2019年
  • 高圧下におけるCaTiO3-CaM3+O2.5系ペロブスカイトの固溶について               
    永井隆哉, 大黒正貴, 高倉直樹, 井上徹, 井上徹, 新名亨
    高圧討論会講演要旨集, 2019年
    2019年 - 2019年
  • 水溶液中における非晶質炭酸マグネシウムの形成と結晶化プロセス               
    田中淳也, 川野潤, 永井隆哉, TENG Henry
    日本地球惑星科学連合大会予稿集(Web), 2018年
    2018年 - 2018年
  • 溶解するCaCO3表面近傍におけるpH/Ca濃度変化の2次元可視化               
    川野潤, 豊福高志, 豊福高志, 長井裕季子, 長井裕季子, 藤昇一, 田中淳也, 永井隆哉
    日本鉱物科学会年会講演要旨(Web), 2018年
    2018年 - 2018年
  • 人工飼育造礁サンゴの微細組織観察               
    甕聡子, 富岡尚敬, 兒玉優, 川野潤, 波利井佐紀, 永井隆哉, 渡邊剛, 伊藤元雄
    日本鉱物科学会年会講演要旨(Web), 2018年
    2018年 - 2018年
  • Mg/CO3比の異なる水溶液中における非晶質炭酸マグネシウムの形成と結晶化プロセス               
    田中淳也, 川野潤, 永井隆哉, TENG Henry
    日本鉱物科学会年会講演要旨(Web), 2018年
    2018年 - 2018年
  • 含水鉱物における圧力誘起水素結合対称化               
    佐野亜沙美, 服部高典, 小松一生, 鍵裕之, 永井隆哉
    日本中性子科学会年会講演概要集, 2018年
    2018年 - 2018年
  • 高圧下におけるCaTiO3ペロブスカイトへのCaAlO2.5成分の固溶量               
    永井隆哉, 松本洋輔, 井上徹, 井上徹, 新名亨
    高圧討論会講演要旨集, 2018年
    2018年 - 2018年
  • 蛍光プローブを用いた2次元可視化手法による結晶の溶解プロセスの観察               
    川野潤, 豊福高志, 豊福高志, 長井裕季子, 長井裕季子, 田中淳也, 永井隆哉
    結晶成長国内会議予稿集(CD-ROM), 2018年
    2018年 - 2018年
  • 非晶質炭酸マグネシウムの安定性におけるアルカリ金属イオンの影響               
    田中淳也, 川野潤, 永井隆哉, TENG Henry
    日本鉱物科学会年会講演要旨(Web), 2017年
    2017年 - 2017年
  • 酸素欠陥ペロブスカイトの高圧下での安定性               
    永井隆哉, 今野新之介, 井上徹, 井上徹, 新名亨
    高圧討論会講演要旨集, 2017年
    2017年 - 2017年
  • 鉱物の溶解にともなうpH変化の2次元イメージング
    川野潤, 西村楓, 豊福高志, 長井裕季子, 河田佐知子, TENG Henry, 永井隆哉
    日本鉱物科学会年会講演要旨(Web), 2017年, 一般社団法人日本鉱物科学会, 日本語
    2017年 - 2017年, 鉱物の溶解プロセスを明らかにするために、溶解する炭酸カルシウム結晶近傍のpH変化の2次元イメージングを試みた。可視化には、pHによって異なる蛍光強度を示す試薬HPTSを用いた。HPTSを含有する水溶液に炭酸カルシウム結晶を投入すると、その直後から結晶周囲の蛍光が変化するのが確認され、結晶の溶解とともにpHが変化していく様子を可視化・定量することができた。今後、さまざまな系への応用が期待できる。
  • pH/イオン濃度変化の2次元可視化による結晶溶解過程の観察
    川野潤, 豊福高志, 長井裕季子, 田中淳也, 上田暁之, 西村楓, 永井隆哉
    結晶成長国内会議予稿集(CD-ROM), 2017年, 日本語
    2017年 - 2017年
  • 酸素欠陥ペロブスカイトの高温高圧下での安定性
    永井隆哉, 今野新之介, 井上徹, 井上徹, 新名亨
    日本鉱物科学会年会講演要旨(Web), 2017年, 日本語
    2017年 - 2017年
  • 付加体における断層の摩擦発熱指標としての粘土鉱物の熱分解反応
    増本 広和, 亀田 純, 永井 隆哉, 有馬 寛, 杉山 和正, 山本 由弦
    日本地質学会学術大会講演要旨, 2017年, 一般社団法人 日本地質学会, 日本語
    2017年 - 2017年, 【台風のためプログラム中止】台風18号により学術大会の一部プログラムが中止となりました.中止となったプログラムの講演要旨については,著者のプライオリティ保護の見地から今回に限りJ-STAGEに公開し,引用可能とします.ただし,学術大会においては専門家による議論には供されていませんので「台風のためプログラム中止」との文言を付記します.(日本地質学会行事委員会)
  • 造礁サンゴ骨格形成に共生藻と海水Mg/Caモル比が与える影響               
    甕聡子, 川野潤, 波利井佐紀, 兒玉優, 富岡尚敬, 伊藤元雄, 渡邊剛, 永井隆哉
    日本鉱物科学会年会講演要旨(Web), 2017年
    2017年 - 2017年
  • CaSiO3ペロブスカイトへのNa+とLa3+のカップル固溶限界について
    永井隆哉, 高川智成, 井上徹, 新名亨
    高圧討論会講演要旨集, 2016年10月12日, 日本語
    2016年10月12日 - 2016年10月12日
  • CaTiO3‐CaM3+O2.5系ペロブスカイトへの水の固溶に関する研究
    今野新之介, 永井隆哉, 井上徹, 新名亨
    高圧討論会講演要旨集, 2016年10月12日, 日本語
    2016年10月12日 - 2016年10月12日
  • ダイアスポアの脱水反応のカイネティクス
    永井隆哉, 杉浦晃希, 川野潤, 小田めぐみ
    日本鉱物科学会年会講演要旨集, 2016年09月16日, 日本語
    2016年09月16日 - 2016年09月16日
  • 成長/溶解するCaCO3近傍におけるpH/Ca濃度変化の可視化の試み
    川野潤, 豊福高志, 長井裕季子, 河田佐知子, 永井隆哉
    日本鉱物科学会年会講演要旨集, 2016年09月16日, 一般社団法人日本鉱物科学会, 日本語
    2016年09月16日 - 2016年09月16日, 炭酸カルシウムの成長/溶解時の原子レベルの素過程、特にHCO3-イオンの振る舞いに制約を与えることを目的とし、成長/溶解する炭酸カルシウム近傍におけるpHおよびCaイオン濃度変化の可視化を試みた。その結果、溶解するカルサイト、アラゴナイト表面近傍で、結晶が溶解するにしたがってpHが変化していく様子を可視化することに成功した。さらに、結晶形成時の結晶核近傍のpHの様子を観察し、大きなpH勾配がないことを確認した。これは、有孔虫内における殻形成時の様子とは異なっており、本結果の結果と、有孔虫における結果をさらに比較検討することより、有孔虫の石灰化において、生物が果たす役割を明らかにできる可能性がある。
  • ダイアスポアの熱膨張に伴う結晶構造変化
    杉浦 晃希, 永井 隆哉, 有馬 寛, 杉山 和正
    日本鉱物科学会年会講演要旨集, 2016年, 一般社団法人日本鉱物科学会, 日本語
    2016年 - 2016年, ダイアスポア(α-AlOOH)は、直方晶系で空間群Pbnmの含水鉱物である。その結晶構造の骨格は、酸素原子の六方最密充填構造であり、八面体位置の半分をAlが占めている。AlO6八面体の4つの稜は、隣接するAlO6八面体と稜共有し、c軸方向に連なった二重鎖を形成しており、この二重鎖はb-映進面で関係つけられた隣接する二重鎖と頂点共有で結びついている。また、4つの二重鎖に囲まれたc軸方向に延びる1次元的なトンネル構造が存在し、そのトンネル構造内にOH結合して水素原子が存在している。
    ダイアスポアの温度上昇に伴う結晶構造変化は、格子定数の変化という観点からは議論されているが、熱膨張に伴う原子間距離や角度といった詳細な結晶構造変化についてはほとんど知られていない。そこで本研究では、ダイアスポアについて、22~425℃の高温下における単結晶X線精密構造解析を行い、ダイアスポアの熱膨張に伴う結晶構造変化のメカニズムを理解することを目的とした実験を行ったので結果を報告する。
  • FIB‐TEMによる六角平板状vateriteの内部組織観察
    川野潤, 川野潤, 鶴本千尋, 三宅亮, 永井隆哉
    結晶成長国内会議予稿集(CD-ROM), 2015年10月19日, 日本語
    2015年10月19日 - 2015年10月19日
  • CaSiO3ペロブスカイトへのNa+とLa3+の固溶の検討
    永井隆哉, 高川智成, 井上徹, 新名亨
    日本鉱物科学会年会講演要旨集, 2015年09月18日, 日本語
    2015年09月18日 - 2015年09月18日
  • J-PARC,PLANETでの高温高圧中性子回折 その場観察によるCa(OD)2の水素位置決定               
    飯塚理子, 小松一生, 佐野亜沙美, 服部高典, 後藤弘匡, 永井隆哉, 鍵裕之, 八木健彦
    物構研サイエンスフェスタ要旨集, 2015年
    2015年 - 2015年
  • FIB-TEMによる六角平板状vateriteの内部組織観察               
    川野潤, 川野潤, 鶴本千尋, 三宅亮, 永井隆哉
    結晶成長国内会議予稿集(CD-ROM), 2015年
    2015年 - 2015年
  • J‐PARC,PLANETでの高温高圧中性子回折 その場観察によるCa(OD)2の水素位置決定
    飯塚理子, 小松一生, 佐野亜沙美, 服部高典, 後藤弘匡, 永井隆哉, 鍵裕之, 八木健彦
    物構研サイエンスフェスタ要旨集, 2015年, 日本語
    2015年 - 2015年
  • CaCO3クラスターの安定構造と不純物効果の理論的検討
    川野潤, 前田理, 永井隆哉
    結晶成長国内会議予稿集(CD-ROM), 2014年11月06日, 日本語
    2014年11月06日 - 2014年11月06日
  • CaCO3クラスターにおける不純物効果の理論的解析
    川野潤, 前田理, 永井隆哉
    日本鉱物科学会年会講演要旨集, 2014年09月10日, 日本語
    2014年09月10日 - 2014年09月10日
  • ブルーサイトのH‐D相互拡散の速度論的研究
    増田愛美, 永井隆哉, 川野潤
    日本鉱物科学会年会講演要旨集, 2014年09月10日, 日本語
    2014年09月10日 - 2014年09月10日
  • PLANETビームラインでの中性子回折実験から見えてきた高温高圧下でのCa(OD)2の結晶構造変化
    永井隆哉, 佐野亜沙美, 服部高典
    日本鉱物科学会年会講演要旨集, 2014年09月10日, 日本語
  • Ca(OD)2の高圧下での熱膨張-PLANETでの高温高圧中性子回折実験-               
    永井隆哉, 佐野亜沙美, 飯塚理子, 鍵裕之, 服部高典
    物構研サイエンスフェスタ要旨集, 2014年
    2014年 - 2014年
  • ブルーサイトのH-D相互拡散の速度論的研究               
    増田愛美, 永井隆哉, 川野潤
    日本鉱物科学会年会講演要旨集, 2014年
    2014年 - 2014年
  • Ca(OD)2の高圧下での熱膨張
    永井隆哉, 佐野亜沙美, 飯塚理子, 鍵裕之, 服部高典
    物構研サイエンスフェスタ要旨集, 2014年, 日本語
    2014年 - 2014年
  • Ca(OD)2の高圧下での熱膨張―PLANETでの高温高圧中性子回折実験―
    永井隆哉, 佐野亜沙美, 飯塚理子, 鍵裕之, 服部高典
    物構研サイエンスフェスタ要旨集, 2014年, 日本語
  • PLANETでの高温高圧中性子回折実験―Ca(OD)2の高温高圧下の結晶構造変化―
    永井隆哉, 佐野亜沙美, 飯塚理子, 鍵裕之, 服部高典
    高圧討論会講演要旨集, 2013年10月30日, 日本語
  • 枝状サンゴ骨格の微細組織観察
    甕聡子, 永井隆哉, 岨康輝, 川野潤, 渡邊剛
    日本鉱物科学会年会講演要旨集, 2013年09月05日, 日本語
    2013年09月05日 - 2013年09月05日
  • Aragonite表面における2価陽イオンの安定性:第一原理計算による考察
    川野潤, 佐久間博, 永井隆哉
    日本鉱物科学会年会講演要旨集, 2013年09月05日, 日本語
    2013年09月05日 - 2013年09月05日
  • ブルーサイトのH-D交換反応の速度論的研究               
    永井 隆哉, 日野 雄介, 川野 潤
    日本鉱物科学会年会講演要旨集, 2013年09月05日, 日本語
    2013年09月05日 - 2013年09月05日
  • ブルーサイトのH‐D交換反応の速度論的研究
    永井隆哉, 日野雄介, 川野潤
    日本鉱物科学会年会講演要旨集, 2013年09月05日, 日本語
  • 結晶成長における表面過程の第一原理計算による考察               
    川野潤, 寒川義裕, 永井隆哉
    日本鉱物科学会年会講演要旨集, 2012年
    2012年 - 2012年
  • 超高圧中性子回折装置PLANETの性能評価               
    服部高典, 佐野亜沙美, 有馬寛, 内海渉, 片山芳則, 永井隆哉, 飯高敏晃, 井上徹, 鍵裕之, 八木健彦
    日本結晶学会年会講演要旨集, 2012年
    2012年 - 2012年
  • J-PARC超高圧中性子回折装置(PLANET)の性能               
    服部高典, 佐野亜沙美, 塩家正広, 山田明寛, 有馬寛, 井上徹, 稲村泰弘, 伊藤崇芳, 小松一生, 鍵裕之, 永井隆哉, 飯高敏晃, 内海渉, 片山芳則, 八木健彦
    高圧討論会講演要旨集, 2012年
    2012年 - 2012年
  • 第一原理計算に基づく炭酸カルシウム表面の解析               
    川野潤, 佐久間博, 永井隆哉
    結晶成長国内会議予稿集(CD-ROM), 2012年
    2012年 - 2012年
  • NanoからMicroスケールでのサンゴ骨格の微細組織観察               
    甕聡子, 永井隆哉, 岨康輝, 渡邊剛
    日本鉱物科学会年会講演要旨集, 2011年
    2011年 - 2011年
  • 下部マントルにおける鉄のスピン転移と構成相間の鉄の分配および相転移圧への影響               
    藤野清志, 浜根大輔, 永井隆哉, 瀬戸雄介, 桑山靖弘, 大藤弘明, 新名亨, 入舩徹男
    日本鉱物科学会年会講演要旨集, 2011年
    2011年 - 2011年
  • 下部マントル構成相における鉄のスピン転移               
    藤野清志, 浜根大輔, 瀬戸雄介, 永井隆哉, 新名亨, 桑山靖弘, 大藤弘明, 入舩徹男
    高圧討論会講演要旨集, 2011年
    2011年 - 2011年
  • 地球内部の「水」を見るツール~超高圧中性子回折装置PLANET~               
    服部高典, 有馬寛, 佐野亜沙美, 内海渉, 永井隆哉, 飯高敏晃, 鍵裕之, 片山芳則, 井上徹, 八木健彦
    日本化学会西日本大会講演要旨集, 2011年
    2011年 - 2011年
  • 含水鉱物の脱水反応へのHとDの置換効果
    永井隆哉, 小林沙和, 日野雄介
    高圧討論会講演要旨集, 2010年10月11日, 日本語
  • CaTiO3ペロブスカイトへの3価陽イオンのカップル固溶について               
    永井隆哉, 金村大志, 甕聡子
    PFシンポジウム要旨集, 2010年
    2010年 - 2010年
  • Ca(OH)2の圧力誘起相転移               
    飯塚理子, 鍵裕之, 小松一生, 牛嶋大地, 永井隆哉, 中野智志
    PFシンポジウム要旨集, 2010年
    2010年 - 2010年
  • 超高圧中性子回折装置PLANETの概要と現状               
    有馬寛, 服部高典, 阿部淳, 佐野亜沙美, 内海渉, 鍵裕之, 小松一生, 永井隆哉, 飯高敏晃, 片山芳則, 井上徹, 八木健彦
    日本物理学会講演概要集, 2010年
    2010年 - 2010年
  • Mg-ペロブスカイトおよびポスト-Mg-ペロブスカイトにおける3価鉄のスピン転移               
    藤野清志, 浜根大輔, 瀬戸雄介, 佐多永吉, 永井隆哉, 新名亨, 桑山靖弘, 村上さやか, WHITAKER Matthew, 入舩徹男, 石井啓文, 平岡望, TSUEI Ku-Ding
    高圧討論会講演要旨集, 2010年
    2010年 - 2010年
  • 平面IP上のデバイリング解析による結晶の配向性の評価               
    瀬戸雄介, 浜根大輔, 永井隆哉, 甕聡子
    高圧討論会講演要旨集, 2010年
    2010年 - 2010年
  • サンゴ骨格を構成するaragoniteの成長過程に関する鉱物学的考察               
    甕聡子, 永井隆哉, 岨康輝, 渡邊剛, 坂本直哉, 圦本尚義
    日本鉱物科学会年会講演要旨集, 2010年
    2010年 - 2010年
  • 米国パルス中性子施設SNSのSNAPにおける高圧中性子実験               
    佐野亜沙美, 服部高典, 内海渉, 小松一生, 鍵裕之, 永井隆哉
    高圧討論会講演要旨集, 2010年
    2010年 - 2010年
  • Infrared absorption spectra of δ-AlOOH and its deuteride at high pressure and implication to pressure response of the hydrogen bonds
    H. Kagi, D. Ushijima, A. Sano-Furukawa, K. Komatsu, R. Iizuka, T. Nagai, S. Nakano
    Journal of Physics: Conference Series, 2010年, 英語
    2010年 - 2010年
  • 熱重量測定による脱水反応速度への同位体効果
    永井隆哉, 小林沙和
    日本鉱物科学会年会講演要旨集, 2010年, 日本語
  • X線発光分光法による200GPaまでのMg-ペロブスカイト中の3価鉄のスピン状態               
    藤野清志, 西尾浜根大輔, 瀬戸雄介, 佐多永吉, 永井隆哉, 石堂知基, 鈴木啓介, LIN Li, 新名亨, 入舩徹男, 石井啓文, 平岡望, CAI Yong-Qiang, TSUEI Kur-Ding
    日本鉱物科学会年会講演要旨集, 2009年
    2009年 - 2009年
  • 高圧下におけるMgSiO3-MnSiO3系ペロブスカイトの固溶関係               
    石堂知基, 永井隆哉, 藤野清志
    日本鉱物科学会年会講演要旨集, 2009年
    2009年 - 2009年
  • 水酸化カルシウムの圧力誘起相転移機構の推定               
    飯塚理子, 鍵裕之, 小松一生, 牛嶋大地, 永井隆哉, 佐野亜沙美, 中野智志
    日本鉱物科学会年会講演要旨集, 2009年
    2009年 - 2009年
  • Na+La3+Ti2O6-CaTiO3系ペロブスカイトの固溶関係               
    石黒夏樹, 永井隆哉
    日本鉱物科学会年会講演要旨集, 2009年
    2009年 - 2009年
  • 高圧下における二酸化炭素(CO2-V)の結晶構造               
    瀬戸雄介, 浜根大輔, 岡田卓, 八木健彦, 永井隆哉
    日本鉱物科学会年会講演要旨集, 2009年
    2009年 - 2009年
  • 外熱式DACによる斜長石の非晶質化(2)               
    近藤瞳, 國方篤志, 富岡尚敬, 永井隆哉
    日本鉱物科学会年会講演要旨集, 2009年
    2009年 - 2009年
  • J-PARC超高圧中性子回折装置PLANETの目指すところと建設状況               
    服部高典, 有馬寛, 片山芳則, 内海渉, 永井隆哉, 井上徹, 鍵裕之, 八木健彦
    日本中性子科学会年会講演概要集, 2009年
    2009年 - 2009年
  • X線発光分光法による200GPaまでのMg‐ペロブスカイト中の3価鉄のスピン状態
    藤野清志, 西尾浜根大輔, 瀬戸雄介, 佐多永吉, 永井隆哉, 石堂知基, 鈴木啓介, LIN Li, 新名亨, 入舩徹男, 石井啓文, 平岡望, CAI Yong‐Qiang, TSUEI Kur‐Ding
    日本鉱物科学会年会講演要旨集, 2009年, 一般社団法人日本鉱物科学会, 日本語
    2009年 - 2009年, 下部マントルの最大構成相であるMg-ペロブスカイト中の鉄の高圧下におけるスピン状態を調べるため,(Mg0.85Fe(3+)0.15)(Al0.15Si0.85)O3 組成の合成ペロブスカイト中の3価鉄について,X線発光分光法により 室温下200 GPa までの高圧下のスピン状態を測定した.測定にはダイヤモンドアンビルセルを用い,スプリングー8のBL-12で鉄のk-beta' のX線発光スペクトルを測定した.
    測定の結果,Mg-ペロブスカイト中の3価鉄のスピン状態は,圧力の増加に伴い120 GPa あたりからスピン数が減少し,200 GPa では high spin とlow spin の中間状態になったが,low spin にはならなかった.これらの結果からすると,下部マントルでのMg-ペロブスカイト中の3価鉄のスピン状態は,スピン転移が正の温度勾配を持つとすると,low spin にはならないと推定される.
  • 高圧下における二酸化炭素(CO2‐V)の結晶構造
    瀬戸雄介, 浜根大輔, 岡田卓, 八木健彦, 永井隆哉
    日本鉱物科学会年会講演要旨集, 2009年, 日本語
    2009年 - 2009年
  • CaTiO3ペロブスカイトへの3価陽イオンの固溶について
    金村大志, 永井隆哉, 甕聡子
    日本鉱物科学会年会講演要旨集, 2009年, 日本語
    2009年 - 2009年
  • Na+La3+Ti2O6‐CaTiO3系ペロブスカイトの固溶関係
    石黒夏樹, 永井隆哉
    日本鉱物科学会年会講演要旨集, 2009年, 日本語
    2009年 - 2009年
  • 中性子回折実験によるCa(OD)2の重水素位置の精密化
    永井隆哉, 佐野亜沙美, 鍵裕之, 飯塚理子, 栗林貴弘
    日本鉱物科学会年会講演要旨集, 2009年, 日本語
  • 固体CO2‐V相の結晶構造について
    瀬戸雄介, 浜根大輔, 永井隆哉, 藤野清志
    高圧討論会講演要旨集, 2008年11月01日, 日本語
    2008年11月01日 - 2008年11月01日
  • 下部マントルにおける鉄のスピン転移
    藤野清志, 浜根大輔, 瀬戸雄介, 佐多永吉, 永井隆哉, 石堂知基, 鈴木啓介, 新名亨, 入舩徹男, 石井啓文, 平岡望, CAI Y. Q
    高圧討論会講演要旨集, 2008年11月01日, 日本語
    2008年11月01日 - 2008年11月01日
  • δ‐AlOOHの圧縮挙動への温度効果
    永井隆哉, 佐野亜沙美, 鍵裕之, 八木健彦, 牛嶋大地, 飯塚理子
    高圧討論会講演要旨集, 2008年11月01日, 日本語
  • 重炭酸カリウムの圧力誘起構造相転移における同位体効果の探索               
    飯塚理子, 小松一生, 鍵裕之, 永井隆哉, 佐野亜沙美
    日本地球化学会年会講演要旨集, 2008年
    2008年 - 2008年
  • 高圧下その場観察による水酸化物および炭酸水素塩の圧力応答における同位体効果の探索               
    飯塚理子, 鍵裕之, 小松一生, 牛嶋大地, 永井隆哉, 佐野亜沙美
    高圧討論会講演要旨集, 2008年
    2008年 - 2008年
  • 固体CO2-V相の結晶構造について               
    瀬戸雄介, 浜根大輔, 永井隆哉, 藤野清志
    高圧討論会講演要旨集, 2008年
    2008年 - 2008年
  • Mg-ペロブスカイトにおける3価鉄のスピン転移               
    藤野清志, 浜根大輔, 瀬戸雄介, 佐多永吉, 永井隆哉, 鈴木啓介, 石堂知基, 新名亨, 入舩徹男, 石井啓文, 平岡望, CAI Y. Q.
    日本鉱物科学会年会講演要旨集, 2008年
    2008年 - 2008年
  • CaTiO3-NdAlO3ペロブスカイトの透過電子顕微鏡による転移双晶の観察               
    金村大志, 瀬戸雄介, 浜根大輔, 永井隆哉
    日本鉱物科学会年会講演要旨集, 2008年
    2008年 - 2008年
  • δ-AlOOHの圧縮挙動への温度効果               
    永井隆哉, 佐野亜沙美, 鍵裕之, 八木健彦, 牛嶋大地, 飯塚理子
    高圧討論会講演要旨集, 2008年
    2008年 - 2008年
  • 外熱式DACによる斜長石の非晶質化               
    近藤瞳, 國方篤志, 富岡尚敬, 永井隆哉, 山中高光, 成田利治
    日本鉱物科学会年会講演要旨集, 2008年
    2008年 - 2008年
  • δ-AlOOD相の圧縮実験-水素結合の対称化と同位体効果               
    佐野亜沙美, 鍵裕之, 永井隆哉, 八木健彦, 牛嶋大地, 飯塚理子
    高圧討論会講演要旨集, 2008年
    2008年 - 2008年
  • 鉄・アルミを固溶したペロブスカイト相の圧縮挙動と鉄のスピン状態
    浜根大輔, 藤野清志, 瀬戸雄介, 佐多永吉, 永井隆哉, 新名亨, 入舩徹男, 石井啓文, 平岡望, CAI Y. Q
    日本鉱物科学会年会講演要旨集, 2008年, 日本語
    2008年 - 2008年
  • Mg‐ペロブスカイトにおける3価鉄のスピン転移
    藤野清志, 浜根大輔, 瀬戸雄介, 佐多永吉, 永井隆哉, 鈴木啓介, 石堂知基, 新名亨, 入舩徹男, 石井啓文, 平岡望, CAI Y. Q
    日本鉱物科学会年会講演要旨集, 2008年, 日本語
    2008年 - 2008年
  • CaTiO3‐NdAlO3ペロブスカイトの透過電子顕微鏡による転移双晶の観察
    金村大志, 瀬戸雄介, 浜根大輔, 永井隆哉
    日本鉱物科学会年会講演要旨集, 2008年, 日本語
    2008年 - 2008年
  • サンゴ骨格の微細構造観察
    甕 聡子, 永井 隆哉, 坂本 直哉, 岨 康輝, 渡邊 剛, 圦本 尚義
    日本鉱物科学会年会講演要旨集, 2008年, 一般社団法人日本鉱物科学会, 日本語
    2008年 - 2008年, 造礁性サンゴはアラゴナイトによってその骨格を形成し、その骨格に含まれる酸素同位体比、あるいは微量元素量が古環境復元に利用されている。例えば、アラゴナイト中のSr/Ca比の変動は、骨格形成時の海水温度と相関を持つとされ、過去の海水温度復元に用いられている。これは、骨格に含まれているSr(Porites sp.であれば約7000ppm)が全てアラゴナイトに固溶し、固溶割合の変動が鉱物生成時の温度の違いに起因するものであると考えられているからである。しかし、近年になりサンゴ骨格中にアラゴナイト以外の鉱物相の存在が示唆された。例えば、Greegor et al.(1997)はXANES、EXAFSを用いた実験で、Srの60%程度はアラゴナイト中に固溶しているが、残りの40%はアラゴナイト構造を持つSrCO3端成分として存在していると報告した。この報告が信頼できるとすると、Sr/Ca比を海水温度計として使うには注意が必要となる。一方Finch et al(2003a, 2003)は放射光を使ったmicro-EXAFSを用いての観察の結果、Srは全てアラゴナイト固溶体として存在するとGreegorとは異なった報告している。しかしながらいずれの報告もSrの配位環境やSr-O結合距離からの考察であり、これまで直接的な鉱物同定は行われていない。
  • J-PARCの共用開始と中性子利用高圧研究の戦略               
    内海渉, 阿部淳, 服部高典, 深澤裕, 山内宏樹, 井川直樹, 鍵裕之, 有馬寛, 荒川雅, 小松一生, 八木健彦, 永井隆哉, HARJO Stefanus, 相澤一也, 大友季哉, 神山崇
    高圧討論会講演要旨集, 2008年
    2008年 - 2008年
  • Fe3Cの高温高圧下での酸化反応
    永井 隆哉, 瀬戸 雄介, 浜根 大輔, 佐多 永吉, 藤野 清志
    日本鉱物科学会年会講演要旨集, 2008年, 一般社団法人日本鉱物科学会, 日本語
    2008年 - 2008年, Fe3Cの高温高圧下での安定性を調べるために、レーザー加熱ダイヤモンドアンビルセルを使った実験を行った。相の同定はSP8,PFの放射光を用いた。NaCl,Al2O3,CaSiO3を断熱材に用いたが、いずれの場合もFeOが出現した。Al2O3の場合は未同定の相、それ以外はFe7C3が観察された。このことはFe3Cが高温高圧下で酸化されることを意味する。
  • 高温高圧下におけるFeAlO3の相関係               
    和田光平, 西山宣正, 入舩徹男, 永井隆哉, 浜根大輔, 藤野清志
    高圧討論会講演要旨集, 2008年
    2008年 - 2008年
  • FeAlO3‐MgSiO3系の高圧相関系とペロブスカイト相の体積弾性率
    浜根大輔, 瀬戸雄介, 永井隆哉, 藤野清志
    高圧討論会講演要旨集, 2007年11月11日, 日本語
    2007年11月11日 - 2007年11月11日
  • 高圧下における炭酸塩分解反応
    瀬戸雄介, 浜根大輔, 永井隆哉, 藤野清志
    高圧討論会講演要旨集, 2007年11月11日, 日本語
    2007年11月11日 - 2007年11月11日
  • X線発光分光法による下部マントル条件下でのMg―ペロブスカイト中の3価鉄のスピン転移
    藤野清志, 瀬戸雄介, 浜根大輔, 佐多永吉, 新名亨, 入舩徹男, 鈴木啓介, 永井隆哉, 石井啓文, CAI Y. Q
    高圧討論会講演要旨集, 2007年11月11日, 日本語
    2007年11月11日 - 2007年11月11日
  • 高圧下中性子回折実験による鉱物中の水素位置決定
    永井隆哉, 鍵裕之, PARISE John B
    高圧討論会講演要旨集, 2007年11月11日, 日本語
  • ポストペロブスカイト相転移へのFeAlO3成分の影響
    浜根 大輔, 藤野 清志, 瀬戸 雄介, 永井 隆哉
    日本鉱物科学会年会講演要旨集, 2007年09月22日, 一般社団法人日本鉱物科学会, 英語
    2007年09月22日 - 2007年09月22日, The incorporations of ferric iron and aluminum into perovskite influence the transition pressure to the post-perovskite phase. Here, we report the effect of the incorporation of FeAlO3 into MgSiO3 perovskite on the post-perovskite transition based on the laser heated diamond anvil cell and high-pressure and temperature in-situ X-ray diffraction experiments.
    Results demonstrate that a single perovskite is stable up to 143 GPa and 2500 K, and perovskite and post-perovskite coexist at 157-162 GPa and 1600-2500 K for the pressure scales by Tsuchiya (2003). Post-perovskite formed as single phase at 176-178 GPa and 1600-2600 K. The post-perovskite transition pressure in Mg0.85Fe0.15Al0.15Si0.85O3 was much higher than that in MgSiO3.
  • Fe3Cの高温高圧下での安定性について
    永井 隆哉, 瀬戸 雄介, 浜根 大輔, 佐多 永吉, 藤野 清志
    日本鉱物科学会年会講演要旨集, 2007年09月22日, 一般社団法人日本鉱物科学会, 英語
    2007年09月22日 - 2007年09月22日, We performed high pressure and high temperature experiments at the pressure range between 30 and 100 GPa, at 1500 – 2000 K. Although it was not easy to identify diffraction peaks observed at high pressure and high temperature, diffraction patterns observed for recovered samples show the existence of crystalline Fe7C3. It is also noted that FeO is observed with Fe7C3 in most of the experiments. We used NaCl or Al2O3 disks as thermal insulator with the sample. FeO could be observed in the both experiments. We could not detect melt in the diffraction patterns obtained at high pressure and high temperature. Results in this study suggest that Fe3C is not stable at high pressure and high temperature and transforms into Fe7C3 + Fe, although it is still discussing why Fe is oxidized to FeO in DACs.
  • Ca^<2+>Ti^<4+>O_3-Y^<3+>Ga^<3+>O_3固相関係               
    甕 聡子, 永井 隆哉, 瀬戸 雄介
    日本鉱物学会・学術講演会,日本岩石鉱物鉱床学会学術講演会講演要旨集, 2007年09月22日, 英語
    2007年09月22日 - 2007年09月22日
  • Mineral phase identification of coral skeletal microstructure               
    K. Sowa, T. Watanabe, Y. Seto, S. Motai, T. Nagai
    GEOCHIMICA ET COSMOCHIMICA ACTA, 2007年08月, 英語
    2007年08月 - 2007年08月
  • 超高圧下における斜長石の非晶質化               
    近藤瞳, 國方篤志, 富岡尚敬, 永井隆哉, 山中高光, 成田利治
    日本鉱物科学会年会講演要旨集, 2007年
    2007年 - 2007年
  • 中性子で拓く地球と惑星の高圧物質科学-J-PARCで高温高圧実験を実現する-               
    八木健彦, 鍵裕之, 永井隆哉, 井上徹, 奥地拓生, 片山芳則
    PFシンポジウム要旨集, 2007年
    2007年 - 2007年
  • 高圧下での赤外吸収スペクトル測定における圧力媒体と非静水圧性の検討-ゲータイトを例に-               
    牛嶋大地, 角森史昭, 鍵裕之, 中野智志, 永井隆哉
    高圧討論会講演要旨集, 2007年
    2007年 - 2007年
  • X線発光分光法による下部マントル条件下でのMg-ペロブスカイト中の3価鉄のスピン転移               
    藤野清志, 瀬戸雄介, 浜根大輔, 佐多永吉, 新名亨, 入舩徹男, 鈴木啓介, 永井隆哉, 石井啓文, CAI Y. Q.
    高圧討論会講演要旨集, 2007年
    2007年 - 2007年
  • FeAlO3-MgSiO3系の高圧相関系とペロブスカイト相の体積弾性率               
    浜根大輔, 瀬戸雄介, 永井隆哉, 藤野清志
    高圧討論会講演要旨集, 2007年
    2007年 - 2007年
  • ゲータイトの水素結合の圧力応答               
    鍵裕之, 牛嶋大地, 飯塚理子, 永井隆哉, 中野智志
    高圧討論会講演要旨集, 2007年
    2007年 - 2007年
  • goethite(α-FeOOH)の高圧下での赤外吸収スペクトルのその場観察               
    牛嶋大地, 永井隆哉, 鍵裕之
    日本地球化学会年会講演要旨集, 2007年
    2007年 - 2007年
  • MnSiO3の高圧相関係とペロブスカイト構造
    鈴木啓介, 藤野清志, 浜根大輔, 瀬戸雄介, 永井隆哉
    日本鉱物科学会年会講演要旨集, 2007年, 日本語
    2007年 - 2007年
  • MgSiO3‐perovskiteへの鉄とアルミの固溶
    浜根大輔, 藤野清志, 瀬戸雄介, 永井隆哉, LANGENHORST Falko
    高圧討論会講演要旨集, 2006年10月30日, 日本語
    2006年10月30日 - 2006年10月30日
  • Fe3Cの高温高圧下での安定性
    永井隆哉, 瀬戸雄介, 浜根大輔, 藤野清志, 佐多永吉
    高圧討論会講演要旨集, 2006年10月30日, 日本語
  • MgSiO3-perovskiteへの鉄とアルミの固溶               
    浜根大輔, 藤野清志, 瀬戸雄介, 永井隆哉, LANGENHORST Falko
    高圧討論会講演要旨集, 2006年
    2006年 - 2006年
  • 下部マントル条件におけるCaSiO3,FeSiO3,MnSiO3の高圧相関係               
    藤野清志, 泉宏之, 浜根大輔, 瀬戸雄介, 永井隆哉
    高圧討論会講演要旨集, 2006年
    2006年 - 2006年
  • 高温高圧下における炭酸塩-ケイ酸塩鉱物間の反応               
    瀬戸雄介, 浜根大輔, 永井隆哉, 藤野清志, 佐多永吉
    高圧討論会講演要旨集, 2006年
    2006年 - 2006年
  • エジリン及びNaFeO2相の高圧相関係               
    岡田卓, 八木健彦, 山中高光, 瀬戸雄介, 浜根大輔, 永井隆哉, 藤野清志
    高圧討論会講演要旨集, 2006年
    2006年 - 2006年
  • 疑似静水圧条件でのdelta-AlOOHの圧縮挙動の精密観察と水素結合の対称化               
    鍵裕之, 佐野亜沙美, 福良哲史, 中野智志, 永井隆哉, 大石泰生, 大谷栄治
    高圧討論会講演要旨集, 2006年
    2006年 - 2006年
  • Ne圧力媒体の静水圧性               
    中野智志, 福良哲史, 鍵裕之, 佐野亜沙美, 永井隆哉, 大石泰生
    高圧討論会講演要旨集, 2006年
    2006年 - 2006年
  • ガス駆動DACを使った放射光施設でのレーザー加熱実験
    永井隆哉, 佐多永吉, 大石泰生, 浜根大輔, 瀬戸雄介, 藤野清志
    高圧討論会講演要旨集, 2005年10月20日, 日本語
  • MgSiO3 perovskiteへのFe3+AlO3成分の固溶
    西尾大輔, 永井隆哉, 藤野清志, 瀬戸雄介, 高藤尚人
    日本鉱物学会年会・日本岩石鉱物鉱床学会学術講演会講演要旨集, 2005年09月, 日本語
    2005年09月 - 2005年09月
  • コア‐マントル境界条件でのマグネサイトと鉄の反応
    永井隆哉, 高藤尚人, 瀬戸雄介, 浜根大輔, 藤野清志, 佐多永吉
    日本鉱物学会年会・日本岩石鉱物鉱床学会学術講演会講演要旨集, 2005年09月, 日本語
  • 珪酸塩ペロブスカイトへのFe3+AlO3成分の固溶               
    浜根大輔, 藤野清志, 永井隆哉, 瀬戸雄介
    高圧討論会講演要旨集, 2005年
    2005年 - 2005年
  • イルメナイト膨張・圧縮挙動の組成依存性               
    岡田卓, 成田利治, 山中高光, 永井隆哉
    日本鉱物学会年会・日本岩石鉱物鉱床学会学術講演会講演要旨集, 2005年
    2005年 - 2005年
  • コア-マントル境界条件でのマグネサイトと鉄の反応               
    永井隆哉, 高藤尚人, 瀬戸雄介, 浜根大輔, 藤野清志, 佐多永吉
    日本鉱物学会年会・日本岩石鉱物鉱床学会学術講演会講演要旨集, 2005年
    2005年 - 2005年
  • J-PARCパルス中性子実験施設の現状と研究・作業グループの活動               
    鍵裕之, 内海渉, 永井隆哉, 小松一生, 大高理, 神山崇
    高圧討論会講演要旨集, 2005年
    2005年 - 2005年
  • 斜長石の圧力誘起非晶質化               
    国方篤史, 富岡尚敬, 永井隆哉, 山中高光, 成田利治
    日本鉱物学会年会・日本岩石鉱物鉱床学会学術講演会講演要旨集, 2005年
    2005年 - 2005年
  • Fe3-xTixO4スピネル固溶体の高圧相関係               
    峰哲郎, 岡田卓, 山中高光, 永井隆哉, 中本有紀
    高圧討論会講演要旨集, 2005年
    2005年 - 2005年
  • 下部マントル条件におけるMORB-Calcite系の相関係               
    瀬戸雄介, 浜根大輔, 永井隆哉, 藤野清志
    高圧討論会講演要旨集, 2005年
    2005年 - 2005年
  • 室温高圧下におけるKNbO3の構造相転移               
    中本有紀, 大井健司, 岡田卓, 永井隆哉, 山中高光
    高圧討論会講演要旨集, 2005年
    2005年 - 2005年
  • 中温高圧ラマン散乱実験               
    川本竜彦, 松影香子, 永井隆哉, 鍵裕之
    日本鉱物学会年会・日本岩石鉱物鉱床学会学術講演会講演要旨集, 2005年
    2005年 - 2005年
  • Fe3-xTixO4スピネル固溶体の高圧相関係と高圧相構造               
    峰哲郎, 岡田卓, 山中高光, 永井隆哉, 中本有紀
    日本鉱物学会年会・日本岩石鉱物鉱床学会学術講演会講演要旨集, 2005年
    2005年 - 2005年
  • ヘリウムを圧力媒体として用いた擬似静水圧条件でのPhase Dの圧縮挙動               
    鍵裕之, 福良哲史, 小竹しょう子, 永井隆哉, 中野智志, 岡田卓, 大石泰生, 入船徹男
    高圧討論会講演要旨集, 2005年
    2005年 - 2005年
  • 酸化的下部マントル条件におけるナトリウムの挙動               
    岡田卓, 山中高光, 瀬戸雄介, 浜根大輔, 永井隆哉, 藤野清志
    高圧討論会講演要旨集, 2005年
    2005年 - 2005年
  • パルス中性子源を活用した量子機能発現機構に関する融合研究 高圧下における含水アルミニウム鉱物の構造と水素結合               
    小松一生, 鍵裕之, 永井隆哉, PARISE John B., LOVEDAY John S.
    KEK Proceedings, 2005年
    2005年 - 2005年
  • FeAlO3の高温高圧下での相転移
    永井隆哉, 宮島延吉, 八木健彦, 山中高光, 藤野清志
    高圧討論会講演要旨集, 2004年09月30日, 日本語
  • KHCO3の高圧相について               
    小松一生, 鍵裕之, 永井隆哉, 栗林貴弘, PARISE J B, 工藤康弘
    高圧討論会講演要旨集, 2004年
    2004年 - 2004年
  • 各種珪酸塩ペロブスカイトの安定性と構造変化               
    藤野清志, 泉宏之, 雫保友, 高藤尚人, 永井隆哉, 浜根大輔
    高圧討論会講演要旨集, 2004年
    2004年 - 2004年
  • MgSiO3,MgGeO3,MgTiO3の高温,高圧ラマン散乱測定               
    成田利治, 山中高光, 岡田卓, 永井隆哉
    高圧討論会講演要旨集, 2004年
    2004年 - 2004年
  • 高エネ研パルス中性子線源KENSでのDIA型高圧発生装置からの中性子回折パターンの測定               
    鍵裕之, 亀卦川卓美, 永井隆哉, 小松一生, 神山崇, 中野智志, 服部高典, 岡田卓, 桂智男
    高圧討論会講演要旨集, 2004年
    2004年 - 2004年
  • エジリンの高温高圧相関係               
    岡田卓, 山中高光, 峰哲郎, 永井隆哉, 鍵裕之
    日本鉱物学会年会・日本岩石鉱物鉱床学会学術講演会講演要旨集, 2004年
    2004年 - 2004年
  • J-PARCへのキュービックアンビル型高圧発生装置導入の検討-Siriusでの予備実験-               
    永井隆哉, 鍵裕之, 亀卦川卓美, 小松一生, 神山崇, HARUYO S., 米村雅雄, 岩瀬謙二, 内海渉
    日本中性子科学会年会講演概要集, 2004年
    2004年 - 2004年
  • Kaliciniteの圧力誘起相転移と双晶の形成について               
    小松一生, 鍵裕之, 永井隆哉, 栗林貴弘, PARISE J B, 工藤康弘
    日本鉱物学会年会・日本岩石鉱物鉱床学会学術講演会講演要旨集, 2004年
    2004年 - 2004年
  • エジリンの高圧相関係               
    岡田卓, 山中高光, 峰哲郎, 永井隆哉, 鍵裕之
    高圧討論会講演要旨集, 2004年
    2004年 - 2004年
  • J-PARCへの夢-J-PARCが拓くサイエンス・テクノロジー-中性子で地球内部をのぞく 超高圧下での中性子回折               
    鍵裕之, 永井隆哉
    波紋, 2004年
    2004年 - 2004年
  • 下部マントル条件における(Mg,Fe)SiO3‐Al2O3系での相関係およびペロブスカイト相へのFeとAlの固溶
    西尾大輔, 藤野清志, 永井隆哉, 高藤尚人
    日本鉱物学会年会・日本岩石鉱物鉱床学会学術講演会講演要旨集, 2004年, 日本語
    2004年 - 2004年
  • FeAlO3の高温高圧相変化
    谷本岳彦, 永井隆哉, 山中高光, 八木健彦
    高圧討論会講演要旨集, 2003年11月01日, 日本語
    2003年11月01日 - 2003年11月01日
  • Mn2O3の高圧構造解析と電荷移動による構造相転移
    山中高光, 永井隆哉, 福田智男, 橘高弘一
    高圧討論会講演要旨集, 2003年11月01日, 日本語
    2003年11月01日 - 2003年11月01日
  • Fe3-xTixO4の高圧下での電気伝導度測定
    升田智之, 山中高光, 永井隆哉, 坂本大介
    高圧討論会講演要旨集, 2003年11月01日, 日本語
    2003年11月01日 - 2003年11月01日
  • 遷移金属元素を含むイルメナイト型酸化物の圧縮挙動
    永井隆哉, 谷本岳彦, 山中高光
    高圧討論会講演要旨集, 2003年11月01日, 日本語
  • Mn2O3の高圧単結晶構造解析と圧力相転移,電荷移動
    山中高光, 永井隆哉, 福田智男, 橘高弘一
    日本岩石鉱物鉱床学会学術講演会講演要旨集, 2003年09月28日, 日本語
    2003年09月28日 - 2003年09月28日
  • 水素結合もった鉱物の圧縮挙動について‐NaHCO3編‐
    永井隆哉, 鍵裕之, 山中高光
    日本岩石鉱物鉱床学会学術講演会講演要旨集, 2003年09月28日, 日本語
  • 放射光X線からパルス中性子へ               
    鍵裕之, 永井隆哉, 大高理, 内海渉
    高圧討論会講演要旨集, 2003年
    2003年 - 2003年
  • なにがわかるかな-これまでにわかったことから学ぶ-               
    永井隆哉
    未来を拓く高圧力科学技術セミナーシリーズ, 2003年
    2003年 - 2003年
  • 高圧下中性子回折からみた重炭酸ナトリウムの水素結合の圧力変化               
    鍵裕之, 永井隆哉, PARISE J B, LOVEDAY J S, 小松一生, 岡田卓
    高圧討論会講演要旨集, 2003年
    2003年 - 2003年
  • 水素結合もった鉱物の圧縮挙動について-NaHCO3編-               
    永井隆哉, 鍵裕之, 山中高光
    日本岩石鉱物鉱床学会学術講演会講演要旨集, 2003年
    2003年 - 2003年
  • Goethite(α-FeOOH)の圧力による構造変化と水素結合               
    永井隆哉, 鍵裕之, 中野智志, 山中高光
    日本岩石鉱物鉱床学会学術講演会講演要旨集, 2002年
    2002年 - 2002年
  • 酸化物結晶の電荷,電子状態の圧力変化               
    山中高光, 吉朝朗, 永井隆哉
    日本岩石鉱物鉱床学会学術講演会講演要旨集, 2002年
    2002年 - 2002年
  • MgXO3(X:Si,Ge,Ti)ilmeniteの高圧単結晶構造解析とイルメナイト構造の構造安定性               
    山中高光, 永井隆哉, 小松裕
    高圧討論会講演要旨集, 2002年
    2002年 - 2002年
  • 輝石型FeSiO3の高圧状態におけるふるまい               
    谷本岳彦, 山崎匡洋, 永井隆哉, 山中高光
    高圧討論会講演要旨集, 2002年
    2002年 - 2002年
  • KHCO3とNaHCO3の圧力誘起相転移の発見と圧縮挙動               
    永井隆哉, 鍵裕之, 山中高光
    高圧討論会講演要旨集, 2002年
    2002年 - 2002年
  • 高圧下中性子回折ならびに振動スペクトル測定による重炭酸カリウム(kalicinite)の構造変化の観察               
    鍵裕之, 永井隆哉, LOVEDAY J S, 和田千里, PARISE J B
    高圧討論会講演要旨集, 2002年
    2002年 - 2002年
  • Kalicinite(KHCO3)の圧力誘起相転移と水素結合
    永井隆哉, 鍵裕之, PARISE J B, LOVEDAY J S, 山中高光
    日本岩石鉱物鉱床学会学術講演会講演要旨集, 2001年09月28日, 日本語
  • (Ca1-xSrx)TiO3 ペロブスカイト多形の圧力転移               
    山中高光, 小松裕, 永井隆哉
    高圧討論会講演要旨集, 2001年
    2001年 - 2001年
  • セメンタイトFe3Cの状態方程式               
    山崎匡洋, 橘高弘一, 永井隆哉, 山中高光, 下斗米道夫
    高圧討論会講演要旨集, 2001年
    2001年 - 2001年
  • Ca(OH)2 Portlanditeの高温条件下での圧縮挙動
    福井宏之, 大高理, 永井隆哉, 亀掛川卓美
    日本鉱物学会年会講演要旨集, 2000年11月02日, 日本語
    2000年11月02日 - 2000年11月02日
  • 放射光を用いたX線回折法による高圧下における結晶構造の精密決定
    服部高典, 福高智男, 橘高弘一, 永井隆哉, 山中高光
    日本鉱物学会年会講演要旨集, 2000年11月02日, 日本語
    2000年11月02日 - 2000年11月02日
  • 石英‐コーサイト高圧相転移における相転移過程の観察と速度論
    藤沢友之, 永井隆哉, 大高理, 山中高光, 内海渉
    日本鉱物学会年会講演要旨集, 2000年11月02日, 日本語
    2000年11月02日 - 2000年11月02日
  • ゲルマン酸塩の高圧下における非熱活性相変態
    服部高典, 永井隆哉, 山中高光
    高圧討論会講演要旨集, 2000年10月20日, 日本語
    2000年10月20日 - 2000年10月20日
  • 実験室における外熱式DACを用いた高温・高圧その場観察
    橘高弘一, 永井隆哉, 山中高光
    高圧討論会講演要旨集, 2000年10月20日, 日本語
    2000年10月20日 - 2000年10月20日
  • 石英-コーサイト高圧相転移における相転移過程の観察と速度論               
    藤沢友之, 永井隆哉, 大高理, 山中高光, 内海渉
    日本鉱物学会年会講演要旨集, 2000年
    2000年 - 2000年
  • α‐Mn2O3の高圧下単結晶構造解析
    福田智男, 永井隆哉, 山中高光
    高圧討論会講演要旨集, 1999年11月01日, 日本語
    1999年11月01日 - 1999年11月01日
  • 粉末構造解析によるCo(OH)2の構造の圧力変化
    橘高弘一, 永井隆哉, 山中高光
    高圧討論会講演要旨集, 1999年11月01日, 日本語
    1999年11月01日 - 1999年11月01日
  • FeTiO3ilmeniteの圧縮機構 Stainless steel台座を用いた超高圧下での単結晶構造解析の試み
    服部高典, 福田智男, 永井隆哉, 山中高光
    高圧討論会講演要旨集, 1999年11月01日, 日本語
    1999年11月01日 - 1999年11月01日
  • Mn2O3の圧力誘起構造相転移
    永井隆哉, 福田智男, 服部高典, 山中高光
    高圧討論会講演要旨集, 1999年11月01日, 日本語
  • 外熱式DACと放射光を組み合わせた超高圧高温下X線回折実験
    永井隆哉, 橘高弘一, 服部高典, 山中高光
    高圧討論会講演要旨集, 1999年11月01日, 日本語
  • FeTiO3ilmeniteの圧縮機構 40GPaの高圧下での単結晶構造解析の試み
    服部高典, 福田智男, 永井隆哉, 山中高光
    日本岩石鉱物鉱床学会学術講演会講演要旨集, 1999年09月, 日本語
    1999年09月 - 1999年09月
  • Ca(OH)2高圧相の構造
    福井宏之, 大高理, 国貞泰一, 永井隆哉, 亀掛川卓美
    日本岩石鉱物鉱床学会学術講演会講演要旨集, 1999年09月, 日本語
    1999年09月 - 1999年09月
  • 近赤外‐赤外分光法によるポートランダイトのOH振動の非調和性の圧力依存性
    篠田圭司, 永井隆哉, 相川信之
    日本岩石鉱物鉱床学会学術講演会講演要旨集, 1999年09月, 日本語
    1999年09月 - 1999年09月
  • 外熱式ダイヤモンドアンビルセルによる高温高圧実験 下部マントルを目指して
    永井隆哉, 橘高弘一, 服部高典, 山中高光
    日本岩石鉱物鉱床学会学術講演会講演要旨集, 1999年09月, 日本語
  • X線その場観察によるMn2O3の高圧相転移の研究
    永井隆哉, 福田智男, 服部高典, 山中高光
    日本岩石鉱物鉱床学会学術講演会講演要旨集, 1999年09月, 日本語
  • 近赤外-赤外分光法によるポートランダイトのOH振動の非調和性の圧力依存性               
    篠田圭司, 永井隆哉, 相川信之
    日本岩石鉱物鉱床学会学術講演会講演要旨集, 1999年
    1999年 - 1999年
  • α-Mn2O3の高圧下単結晶構造解析               
    福田智男, 永井隆哉, 山中高光
    高圧討論会講演要旨集, 1999年
    1999年 - 1999年
  • 高圧型単斜輝石FeGeO3の圧縮機構
    服部高典, 永井隆哉, 山中高光, WERNER S, SCHLUZ H
    高圧討論会講演要旨集, 1998年11月, 日本語
    1998年11月 - 1998年11月
  • Mg(OH)2, Ca(OH)2の圧縮メカニズムについて
    永井隆哉, 服部高典, 土屋卓久, 山中高光
    高圧討論会講演要旨集, 1998年11月, 日本語
  • 高温高圧下でのCa(OH)2ポートランダイトの相転移
    福井宏之, 大高理, 永井隆哉, 桂智男
    日本岩石鉱物鉱床学会学術講演会講演要旨集, 1998年10月, 日本語
    1998年10月 - 1998年10月
  • 単結晶試料を用いた石英‐コーサイト転移のカイネティクスの研究
    永井隆哉, 藤沢友之, 山中高光
    日本岩石鉱物鉱床学会学術講演会講演要旨集, 1998年10月, 日本語
  • 高圧下でのポートランダイト(Ca(OH)2)の脱水反応
    福井宏之, 大高理, 松岡芳弘, 永井隆哉, 桂智男
    地球惑星科学関連学会合同大会予稿集, 1998年05月, 日本語
    1998年05月 - 1998年05月
  • 高圧下におけるFeGeO3単斜輝石‐ペロブスカイト転移
    服部高典, 松田格, 土屋卓久, 永井隆哉, 山中高光
    地球惑星科学関連学会合同大会予稿集, 1998年05月, 日本語
    1998年05月 - 1998年05月
  • KBrの圧力誘起相転移による有効二体間ポテンシャルの変化
    吉朝朗, 村井啓一郎, 永井隆哉, 神嶋修, 下村理
    日本鉱物学会年会講演要旨集, 1997年09月, 日本語
    1997年09月 - 1997年09月
  • FeGeO3の高圧準安定状態における単斜輝石‐ペロブスカイト相転移
    服部高典, 松田格, 永井隆哉, 山中高光
    日本鉱物学会年会講演要旨集, 1997年09月, 日本語
    1997年09月 - 1997年09月
  • 高圧下でのポートランダイトの赤外吸収スペクトル
    篠田圭司, 永井隆哉, 相川信之
    日本鉱物学会年会講演要旨集, 1997年09月, 日本語
    1997年09月 - 1997年09月
  • PbO2のrutile型→α‐PbO2型相転移のカイネティクス
    永井隆哉, 松田格, 山中高光
    日本鉱物学会年会講演要旨集, 1997年09月, 日本語
  • FeGeO3の高圧準安定状態における構造相変化
    服部高典, 永井隆哉, 山中高光
    地球惑星科学関連学会合同大会予稿集, 1997年03月, 日本語
    1997年03月 - 1997年03月
  • 圧力誘起相転移のカイネティクスについて (文部省S)
    永井隆哉, 大高理, 松本良尚, 松田格, 山中高光
    地球内部物質の形成過程及び相変態のダイナミックス 平成7-8年度 No.07304073, 1997年, 日本語
    1997年 - 1997年
  • ジルコニア高温高圧相のその場観察
    大高理, 松本良尚, 永井隆哉, 山中高光, 亀掛川卓美, 下村理
    高圧討論会講演要旨集, 1996年11月, 日本語
    1996年11月 - 1996年11月
  • 圧力に伴う格子不安定の考察
    山中高光, 永井隆哉, 大高理
    高圧討論会講演要旨集, 1996年11月, 日本語
    1996年11月 - 1996年11月
  • 高圧高温EXAFSによる有効二体間ポテンシャルの解析
    吉朝朗, 永井隆哉, 中塚晃彦, 大高理, 山中高光, 下村理, 前田裕宣
    高圧討論会講演要旨集, 1996年11月, 日本語
    1996年11月 - 1996年11月
  • 相転移のカイネティクスへの圧力効果
    永井隆哉, 大高理, 山中高光
    高圧討論会講演要旨集, 1996年11月, 日本語
  • CuGeO3(鎖状構造)の圧力誘起相転移について
    柳生玄太, 永井隆哉, 山中高光, JAYARAMAN A, MING L C
    日本鉱物学会年会講演要旨集, 1996年06月, 日本語
    1996年06月 - 1996年06月
  • PbO2の高圧相転移の運動論
    松田格, 山中高光, 永井隆哉, 服部高典
    日本鉱物学会年会講演要旨集, 1996年06月, 日本語
    1996年06月 - 1996年06月
  • 石英→コーサイト転移のカイネティクス
    永井隆哉, 大高理, 山中高光
    日本鉱物学会年会講演要旨集, 1996年06月, 日本語
  • CdI2型構造を持つ化合物の高圧相転移               
    松本良尚, 大高理, 永井隆哉, 山中高光, 下村理
    高圧討論会講演要旨集, 1996年
    1996年 - 1996年
  • CdI2型構造をもつ結晶の高圧下での構造解析               
    松本良尚, 大高理, 永井隆哉, 山中高光, 下村理
    日本鉱物学会年会講演要旨集, 1996年
    1996年 - 1996年
  • TIME RESOLVED DIFFRACTION STUDY UNDER EXTREME CONDITION.
    T. Yamanaka, T. Nagai
    ACTA CRYSTALLOGRAPHICA A-FOUNDATION AND ADVANCES, 1996年, INT UNION CRYSTALLOGRAPHY, 英語
    1996年 - 1996年
  • ジルコニア高温高圧相のその場観察
    大高理, 永井隆哉, 山中高光, 八木健彦, 下村理
    高圧討論会講演要旨集, 1995年11月, 日本語
    1995年11月 - 1995年11月
  • 高温高圧下でのXAFS測定
    永井隆哉, 吉朝朗, 大高理, 山中高光
    高圧討論会講演要旨集, 1995年11月, 日本語
    1995年11月 - 1995年11月
  • 回折プロファイルの圧力変化の解析 粒径分布‐格子歪効果
    山中高光, 永井隆哉, 大高理
    高圧討論会講演要旨集, 1995年11月, 日本語
    1995年11月 - 1995年11月
  • エネルギー分散プロファイルの圧力変化 粒径分布‐格子歪効果
    山中高光, 永井隆哉
    日本結晶学会年会講演要旨集, 1995年10月, The Crystallographic Society of Japan, 日本語
    1995年10月 - 1995年10月
  • 高圧高温EXAFSによるGeのDebye‐Waller因子の測定
    吉朝朗, 永井隆哉, 大高理, 中塚晃彦, 山中高光, 下村理, 前田裕宣, 石井忠男
    日本結晶学会年会講演要旨集, 1995年10月, The Crystallographic Society of Japan, 日本語
    1995年10月 - 1995年10月
  • ジルコニア高温高圧相のその場観察
    大高理, 永井隆哉, 中塚晃彦, 山中高光, 下村理
    日本鉱物学会年会講演要旨集, 1995年05月, 日本語
    1995年05月 - 1995年05月
  • Fe3O4‐γFe2O4系固溶体の高圧相平衡実験
    藤部秀樹, 大高理, 永井隆哉, 山中高光
    日本鉱物学会年会講演要旨集, 1995年05月, 日本語
    1995年05月 - 1995年05月
  • CaGeO3の高温高圧下でのXAFS
    永井隆哉, 大高理, 吉朝朗, 山中高光, 下村理
    日本鉱物学会年会講演要旨集, 1995年05月, 日本語
  • マイクロ‐セカンド時間分割測定回折実験方法含水鉱物の脱水過程,解離エネルギー
    山中高光, 吉朝朗, 大高理, 永井隆哉
    地球惑星科学関連学会合同大会予稿集, 1995年03月, 日本語
    1995年03月 - 1995年03月
  • Fe3O4-γFe2O4系固溶体の高圧相平衡実験               
    藤部秀樹, 大高理, 永井隆哉, 山中高光
    日本鉱物学会年会講演要旨集, 1995年
    1995年 - 1995年
  • エネルギー分散プロファイルの圧力変化 粒径分布-格子歪効果               
    山中高光, 永井隆哉
    日本結晶学会年会講演要旨集, 1995年
    1995年 - 1995年
  • 異なる磁性をもつγ‐Fe2SiO4とFe3O4の固溶体の高圧合成
    藤部秀樹, 大高理, 永井隆哉, 山中高光, 伊藤英司
    高圧討論会講演要旨集, 1994年11月, 日本語
    1994年11月 - 1994年11月
  • 高圧下における高密度非晶質相転移の機構
    山中高光, 永井隆哉
    日本結晶学会年会講演要旨集, 1994年11月, The Crystallographic Society of Japan, 日本語
    1994年11月 - 1994年11月
  • 圧力誘起非晶質化と深発地震
    永井隆哉, 山中高光
    高圧討論会講演要旨集, 1994年11月, 日本語
  • CaGeO3,MgGeO3,Mg2GeO4の室温高圧下における構造変化について
    永井隆哉, 山中高光
    日本鉱物学会年会講演要旨集, 1994年06月, 日本語
  • 分子動力学によるフォルステライトの圧力誘起非晶質相転移のシミュレーション               
    出島雅美, 永井隆哉, 山中高光
    日本鉱物学会年会講演要旨集, 1994年
    1994年 - 1994年
  • 地殻,マントルの水の輸送現象と水和鉱物の変態               
    山中高光, 永井隆哉
    地球惑星科学関連学会合同大会予稿集, 1994年
    1994年 - 1994年
  • 異なる磁性を持つγ-Fe2SiO4とFe3O4の固溶体の高圧合成               
    藤部秀樹, 大高理, 永井隆哉, 山中高光, 伊藤英司
    日本鉱物学会年会講演要旨集, 1994年
    1994年 - 1994年
  • 地殻,マントルの水の輸送現象と水和鉱物の変態               
    山中高光, 永井隆哉, 矢野公一
    日本鉱物学会年会講演要旨集, 1994年
    1994年 - 1994年
  • 水酸化カルシウムの高圧単結晶構造解析圧力誘起非晶質相転移の機構について               
    矢野公一, 永井隆哉, 山中高光
    日本鉱物学会年会講演要旨集, 1994年
    1994年 - 1994年
  • Ca(OH)2単結晶の高圧下での構造解析               
    矢野公一, 森本正太郎, 永井隆哉, 山中高光, 一宮夏樹, 小林融弘, 遠藤将一, 田中雅彦
    日本放射光学会年会予稿集, 1994年
    1994年 - 1994年
  • CaGeO3の高圧下における構造変化について               
    永井隆哉, 山中高光, 藤部秀樹, 川崎晋司, 亀卦川卓美, 下村理
    日本放射光学会年会予稿集, 1994年
    1994年 - 1994年
  • MDによるフォルステライトの圧力誘起非晶質転移について               
    出島雅美, 藤部秀樹, 矢野公一, 森本正太郎, 永井隆哉, 山中高光, 河村雄行
    日本放射光学会年会予稿集, 1994年
    1994年 - 1994年
  • 圧力誘起非晶質相転移の可能性について               
    山中高光, 永井隆哉
    高圧討論会講演要旨集, 1994年
    1994年 - 1994年
  • CaGeO3の圧力誘起非晶質化について
    永井隆哉, 大高理, 山中高光, 伊藤英司
    高圧討論会講演要旨集, 1993年11月, 日本語
  • CaGeO3の圧力誘起非晶質化の可能性
    永井隆哉, 大高理, 山中高光, 伊藤英司
    日本鉱物学会年会講演要旨集, 1993年06月, 日本語
  • 超イオン導伝体LiKSO4の加熱による構造変化               
    山根武, 森本正太郎, 永井隆哉, 大高理, 田窪宏, 山中高光
    日本鉱物学会年会講演要旨集, 1993年
    1993年 - 1993年
  • フォルステライトMg2SiO4中のCo2+のEPR               
    吉田立, 永井隆哉, 植田千秋, 福井稔
    日本物理学会講演概要集(分科会), 1993年
    1993年 - 1993年
  • Ca(OH)2単結晶の高圧下での構造解析               
    矢野公一, 森本正太郎, 永井隆哉, 山中高光, 田中雅彦
    高圧討論会講演要旨集, 1993年
    1993年 - 1993年
  • MDを用いたフォルステライトの圧力誘起非晶質転移について               
    出島雅美, 森本正太郎, 山中高光, 永井隆哉, 河村雄行
    高圧討論会講演要旨集, 1993年
    1993年 - 1993年
  • 変動荷重下におけるフォルステライト単結晶の高温変形実験 転位組織について
    永井隆哉, 鳥海光弘, 庄次正安
    日本鉱物学会年会講演要旨集, 1992年05月, 日本語

担当経験のある科目_授業

  • 地球惑星物質学特論               
    北海道大学大学院
    現在
  • 地球惑星物質学概論               
    北海道大学大学院
    現在
  • 鉱物物理化学               
    北海道大学
    現在
  • 鉱物学               
    北海道大学
    現在
  • 地球惑星科学I               
    北海道大学
    現在

所属学協会

  • Mineralogical Society of America               
  • 中性子科学会               
  • 日本鉱物科学会               
  • 日本高圧力学会               
  • American Geophysical Union               

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • CaSiO3デイブマオアイトへのAlの固溶についてアナログ物質SrTiO3からのアプローチ
    科学研究費助成事業
    2024年04月01日 - 2027年03月31日
    永井 隆哉
    日本学術振興会, 基盤研究(C), 北海道大学, 24K07181
  • 高温高圧中性子実験で拓く地球の物質科学の総括と研究支援
    科学研究費助成事業 新学術領域研究(研究領域提案型)
    2008年11月13日 - 2014年03月31日
    八木 健彦, 永井 隆哉, 井上 徹, 内海 渉, 服部 高典, 片山 芳則, 飯高 敏晃
    本研究は平成20年度から24年度まで5年間にわたり行われた新学術領域研究「高温高圧中性子実験で拓く地球の物質科学」の総括と支援を行うために実施されたものである。新学術領域研究では東海村のJ-PARCに高圧中性子実験に特化した新しいビームライン、”PLANET”を建設し、それを用いて地球深部物質に対する高圧下の中性子回折実験を行い、特に水が及ぼす影響に着目して地球深部構造の研究を展開することを目的とした。そこで、予定通り建設されたPLANETを使ってさまざまな成果が出始めたことを踏まえ、それらを総括してさらなる発展の方向性を議論することや、新しい装置にが今後広い学問分野での研究に使われるようさまざまな広報活動を行うことが、本研究の目的となった。その方針に従い、さまざまな研究会を開催したり、国際会議で報告するために人を派遣したり、報告書やパンフレット等を作成した。
    日本学術振興会, 新学術領域研究(研究領域提案型), 20103001
  • 高圧下における水の鉱物への固定機構とダイナミカルな挙動
    科学研究費助成事業 新学術領域研究(研究領域提案型)
    2008年 - 2012年
    永井 隆哉, 赤坂 正秀, 栗林 貴弘, 深澤 裕, 佐野 亜沙美, 内海 渉, 神山 崇
    鉱物物理研究において今後ますますの活用が期待される研究手法である中性子回折法を用いて、いくつかの重要な含水鉱物の水素位置に関する情報を、常圧、常圧高温、常温高圧、高温高圧と幅広い温度圧力条件で得ることに成功した。マントル鉱物中の水素位置、水素結合の圧力誘起対称化、熱膨張の特異な挙動と水素位置の無秩序化との関係、地殻に産する固溶体鉱物中の金属元素置換と水素位置の関係など、多くの新しい知見が得られた。
    日本学術振興会, 新学術領域研究(研究領域提案型), 北海道大学, 競争的資金, 20103002
  • 下部マントルにおける3価鉄のスピン転移
    科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    2009年 - 2011年
    藤野 清志, 永井 隆哉
    Mg-ペロブスカイト(Pv)及びポスト-Mg-ペロブスカイト(PPv)における3価鉄のスピン転移をそれぞれ200GPa及び165GPaに至る条件下でX線発光分光法およびX線回折により調べた.これにより, Pvでは高スピンの3価鉄が50-60GPa以上でAサイトからBサイトに移って低スピンになるのに対し, PPvではその全安定領域で3価鉄はBサイトを占めて低スピンであることが明らかになった.
    日本学術振興会, 基盤研究(C), 21540491
  • 下部マントル起源ダイヤモンドの成因に関する研究
    科学研究費助成事業 基盤研究(B)
    2006年 - 2008年
    永井 隆哉, 鍵 裕之, 佐多 永吉, 藤野 清志, 藤野 清志, 瀬戸 雄介
    人類を魅了してやまないダイヤモンド。その中で近年多く認識されるようになった地下670km以深の下部マントルと呼ばれる領域を起源とするダイヤモンドは、炭酸塩鉱物が石英と一緒に地球深部の下部マントル中心部にまで沈み込んだときに生成された可能性があることを実験的に初めて明らかにした。このことは炭酸塩鉱物という地球表層に存在する鉱物が、地球深部に取り込まれる地質学的プロセスが存在し、さらに、生成したダイヤモンドが再び地球上にもたらされるというダイナミックな炭素循環が地球に存在することを意味する。
    日本学術振興会, 基盤研究(B), 北海道大学, 18340167
  • パルス中性子線源を用いた高圧下中性子回折実験と鉱物科学の新展開
    科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    2006年 - 2006年
    鍵 裕之, 永井 隆哉, 大高 理, 亀卦川 卓美, 近藤 忠, 高橋 博樹
    本研究では、東海村に建設中のパルス中性子線源J-PARCに、超高圧高温物質科学ビームラインを立ち上げるための準備作業を行うことを目的としている。鉱物物理、結晶学、材料科学などの分野の研究者総勢31名がメンバーとして加わり、今後のサイエンスの動向や、必要とされるビームラインの性能などについて議論を重ねた。2006年5月のキックオフミーティングを皮切りに、ほぼ2ヶ月に一度の割合でメンバーを集め、テクニカルミーティングを開いた。特筆すべきものとして、10月24日、25日の2日間にわたって、物性研究所短期研究会として本科研費での研究課題について、60名ほどの聴衆を集めて活発な討論を行うことができた。
    このような流れを受けて、高圧ビームラインの建設を目指した特定領域研究「中性子で拓く地球と惑星の高圧物質科学」(領域代表:八木健彦東大物性研教授)と、超高圧条件に特化した中性子回折測定技術の開発を目指した学術創成研究「強力パルス中性子線源を活用した超高圧物質科学の開拓」(研究代表者:鍵 裕之)を本科研費メンバーが中核となって申請することができた。残念ながら特定領域研究はいま一歩のところで採択されなかったが、学術創成研究は5年計画で採択され、現在は中性子のビーム集光技術の開発や、新しい大容量高圧プレスの開発研究を進めている。
    本企画調査研究は次の大きなステップにつながり、成功裏に終了したと自他共に評価できるものとなった。今後はビームライン建設のための大型予算の獲得へ向けて、メンバー一同さらなる努力を重ねる予定である。
    日本学術振興会, 基盤研究(C), 東京大学, 18634010
  • マントル鉱物の高温高圧下での電気伝導度とX線回折の同時測定技術の開発
    科学研究費助成事業 基盤研究(B)
    2003年 - 2004年
    永井 隆哉
    電気伝導度測定とX線回折実験が同時に可能であるようなダイヤモンドアンビルセルを設計、製作し、直流二端子法による電気伝導度測定(実際には電気伝導度はサンプルの大きさに大きく依存するため、基本的には電気伝導率を測定する。)のための電気回路、GPIB経由でのデータ取り込みのコンピューターシステムを構築した。
    マグネタイトFe_3O_4とウルボスピネルFe_2TiO_4を端成分とする固溶体について、いくつかの組成の単結晶を合成したものを試料にして、本科学研究費補助金を使って開発した電気伝導率・X線回折同時測定装置を使うことによつて、電気伝導度の圧力依存を測定すると同時に、X線回折パターンの測定によって電気伝導率の変化と構造変化の関係について調べた。
    その結果、いずれの試料についても、ある圧力になると電気伝導率は急激に圧力依存性を示さなくなり、その変化が起こった圧力値はマグネタイトでは24GPaであったが、Tiの固溶に伴って低圧側にシフトし、ウルボスピネルでは6.5GPaであった。そして、その圧力でX線回折パターンにおいて、いくつかの回折線が分裂し二重線になっており、相変態が起こっていることがわかった。回折パターンの解析と、ウルボスピネルの圧力下における単結晶構造解析から、この相変態は対称性が立方晶系からMn_3O_4構造型の正方晶系に変化した構造相転移であることがわかった。この相転移は可逆的であり、二次相転移であると考えられる。本科学研究費で開発したシステムによって、物性(電気伝導率)の変化と構造変化の因果関係が直接的に議論できるようになったことは、今後のこの分野の展開に重要な意義を持つと思われる。
    日本学術振興会, 基盤研究(B), 北海道大学, 15340187
  • 単結晶を用いた高圧下格子振動解析による地球物質の高圧構造転移に関する弾性論の研究
    科学研究費助成事業 基盤研究(A)
    2002年 - 2004年
    山中 高光, 大高 理, 岡田 卓, 永井 隆哉, 吉朝 朗
    マントル状態での地球深部物質の高圧格子振動解析は単結晶X線回折実験と相補的な関係にある.後者からは原子間距離,結合電子,電子状態,有効電荷の情報が得られるが,格子間力のエネルギ情報は格子振動解析から与えられる.高温,高圧下でのレーザーラマン分光装置を用いて温度や圧力を関数にした結晶力学について議論することを本研究の目的とした.
    (1)本科学研究費は14〜16年度3年間継続で,始めに格子振動解析の主要装置である日本分光社製の顕微ラマン装置についてラマン散乱スペクトルシステムの立ち上げとその性能テストを行い,低波数領域から目的のバンド領域で,解析に必要な分解能の達成を確認した.
    (2)国内,国外で粉末試料の高圧ラマン分光実験は行われてきたが,格子振動解析を目的に,異方性を考慮した単結晶試料の高圧下でのラマン分光実験はまだ報告はない.結晶試料方位を規定して高温高圧ラマン散乱実験装置を開発した.
    (3)マントル中でMgSiO_3は輝石→ガーネット→イルメナイト→ペロブスカイトに転移するが,MgSiO_3,MgGeO_3,MgTiO_3のイルメナイトを合成しこれら3試料の加熱ラマン散乱実験から原子の熱振動による格子間力の違いを議論した.
    (4)上記3試料について高圧ラマンスペクトル解析を行った.DACに試料と圧力媒体を装填し,圧力を変数にしてラマンシフトを測定し,格子間力の圧力効果を議論した.
    (5)マントル中の水について理解するために,ケイ酸塩鉱物の温度圧力変化に伴うラマンスペクトルの逐次測定を行う.O-H…0の水素結合の圧力効果の究明し,圧力転移についてその起因力となる体積圧縮率,弾性率,状態方程式等に関して意義付けを行なった.
    (6)放射光を利用した単結晶構造研究を行い,固体電子論の立場から議論してきた,電子密度の圧力変化,格子歪み,電荷移動等の研究と,高温・高圧状態での単結晶ラマン散乱実験によって地球内部物質の格子力学的観点から議論をした.
    日本学術振興会, 基盤研究(A), 大阪大学, 14204053
  • Rietveld法を用いた高温高圧下でのマントル鉱物の結晶構造精密化
    科学研究費助成事業 基盤研究(B)
    2001年 - 2002年
    永井 隆哉
    高圧下での粉末X線回折図形の質の向上、高温高圧相の合成のための、レーザーアニーリング法とレーザー加熱を可能にするNd:YAGレーザーを導入した。レーザーアニーリングの効果は大で、非静水圧によりブロードな回折線が、歪の解消により鋭くなり、Rietveld解析に耐えうる回折線を得ることができるようになる。アニーリング条件の最適化を興味の対象とする鉱物に対して行い、レーザーアニーリング法を活用しながら、主に放射光施設で高圧下での回折実験を行った。
    高圧下で得られた粉末X線回折データの解析から、いくつかの物質についての圧縮挙動を原子レベルで記述した。KHCO_3、NaHCO_3、ゲータイトといった含水鉱物の圧縮挙動は、水素結合が存在する酸素-酸素間の短縮が主な圧縮機構で、水素結合の対称化に絡んで興味深い水素結合の強度と圧縮挙動の関係を得た。Al_2O_3,NiTiO_3に関しては、レーザーアニーリングを行いながら回折線を収集し、圧媒体固化後の圧力下でも信頼性のあるRietveld解析が可能なデータを得ることに成功した。レーザー加熱実験から、MgCO_3と鉄は40GPa,2000℃と40GPa,1000℃のいずれの条件でも、反応を示唆する結果は得られず、少なくとも下部マントル上部まではこの反応は起こらない。またCaSiO_3ペロフスカイトを試料とした実験では、圧力20GPa、温度1500-1600Kでの回折パターンを得た。DAC内の試料構成にはまだ改善の余地があるが、CaSiO_3ペロフスカイトの回折線そのものは比較的スムースであり、超高温高圧下でのRietveld解析に耐えうる質の回折線が収集できる可能性が示唆される。外熱式DACに油圧制御機構を組み込み、CaOの精度の高い状態方程式を得、CaSiO_3ペロフスカイトが下部マントル最下部の温度圧力条件で分解する可能性を議論した。
    日本学術振興会, 基盤研究(B), 大阪大学, 13440162
  • 地球内部物質の高圧高温下での結晶構造と物性に関する研究
    科学研究費助成事業 基盤研究(B)
    1999年 - 2000年
    山中 高光, 永井 隆哉, 大高 理, 吉朝 朗, 下村 理, 八木 健彦
    珪酸塩鉱物の応力下での構造安定性,また相平衡の研究が多くなされてきた.一方結晶内の転位密度、格子変形の研究から,圧力誘起相転移や固相-固相転移と準安定相の存在や,その機構を究明することも地殼内の固体流動を議論する上で重要である.また地球を構成する岩石・鉱物などの多結晶体の応力場での構造や組織の変化を理解するために,地球内部で起こっている物理化学的また力学的過程(温度,圧力,分圧,電場,磁場,化学ポテンシャルなどの変化)を再現し定量的な実験を基に動的解析を行った.パリ第7大学(Inst.Physque du Globe)のグループはダイヤモンドアンビルを用いて高圧下で熱伝導の測定システムの開発し,世界的に優れた研究を行ってきた.本研究ではパリ大学と共同研究として以下の実験を行ってきた.
    (1)地殼物質であるオリビン(Mg1-x,Fex)2SiO4について高温高圧状態で電気伝導度の測定した,その結果を基に地球内部の温度(geotherm)を推定する.マルチアンビル高圧装置を用いて最高7GPaで1000℃までの条件で,上記試料の測定を行った.
    (2)Fe2SiO4について6GPaでオリビン構造のがらスピネル構造への高圧転移の電気伝導度が著しく変化することが明らかになった.電気伝導機構はFe^<2+>⇔Fe^<3+>電子ホッピング機構であることが分かった.
    (3)下部マントル物質であるウスタイト(Mg1-xFex)Oの電気伝導のFeの組成変動(x=0.1,0.3,0.5)とともに圧力(最高30GPa),温度を変数として測定をダイヤモンドアンビルを用いて行った.Feの増加と供に電気伝導が増加するのはd電子の配位結合の軌道に基づくことが判明した.
    (4)分担者のパリ大学のProf.J.P.Poirier(Inst.Physque du Globe)のグループと共に共同実験テーマとして,地球中心核物質のFeの高圧高温での融体の相平衡実験を,SPring-8においてマルチアンビル装置による高圧回折装置を利用してを用いて行った.本研究を行うためパリ大学のDr.D.Andraultを招聘し,また大高,下村等が実験協力者として行った.
    日本学術振興会, 基盤研究(B), 大阪大学, 11694076
  • マントル物質の高圧・応力場での非平衡過程の格子不安定性とカイネティックス
    科学研究費助成事業 基盤研究(A)
    1998年 - 2000年
    山中 高光, 永井 隆哉, 大高 理, 吉朝 朗
    スラブの沈み込みや,固体流動,マントルの物質移動など現象を理解するために,物質を取り巻く環境の変化に即応して地球内部物質が圧力や熱誘起により,構造相転移,分解,離溶,融解,結晶化など色々な構造変化の素過程,過渡現象や前駆現象X回折逐次測定を行うことを本研究の目的としている.地球内部の環境を加熱装置を内蔵したダイヤモンドアンビル加圧装置を用いて再現し,結晶構造変化の運動論を,応力と温度を関数にして,時間分割実験システムを開発した.そのシステムを用いて高圧力,応力場で主にケイ酸塩スピネル,ガーネット,ペロブスカイトなどの上部・下部マントル物質の高圧・応力場での非平衡過程の格子不安定性とカイネティクスの研究を開始した.
    X線検出装置として精度の高いX線角度分散スペクトルが短時間で得られるImaging Plate(IP)検出器をX線回折装置に設置し高温高圧状態での回折実験装置を確立した.購入した理学電機製のRAXIS-IVの性能テスト(位置分解能,検出効率,ダイナミックレンジ,再現性等)を行ない当初目的の仕様を確認した.電気的に検出光子数が瞬時に記憶回路に転送システム,また回折強度データ整理と表示のソフト開発を行なってきた.研究室に既に存在する回転対陰極強力X線発生装置に設置したHUBER社製の四軸自動回折計にIP検出器を取り付け一体型の装置にした.微視的にはエネルギー・時間・空間の秩序度とそれらのゆらぎであり,その際準安定状態として,熱力学で定義される相が存在する場合と,準安定相が存在する場合がある.時間的には時間分割,時間変動で観察や測定ができる.高圧状態で,単結晶X線回折実験が可能になり,上記した色々な構造変化の逐次測定をし,それらの有機的な関係を調べ地球内部物質の変態の運動論を議論する.実験結果から固体流動の機構や遷移帯での地震波速度の異常について,物質科学的な知見が得られると思う.
    日本学術振興会, 基盤研究(A), 大阪大学, 10304044
  • Charge Coupled Davice(CCD)を用いた高圧下時間分割X線回折実験システムの開発
    科学研究費助成事業 基盤研究(B)
    1998年 - 2000年
    山中 高光, 永井 隆哉, 吉朝 朗, 常深 博
    本研究の目的は地球内部の温度圧力条件を再現し,地殻、マントル、さらに中心核を構成する物質の構造の究明することである.そのために今年度は,高圧・高温下での物質の変化過程を秒単位で時間分割単結晶X線回折方法によって測定・観察するシステムを検討してきた.構造の変化の運動論や,その転移や分解反応の機構を解明するためには、高温・高圧システムと二次元X線強度測定検出装置を用いて測定を迅速に行う時間分割測定が可能なCharge Coupled Devise(CCD)検出器を購入することにした.近年開発されたCCDを色々な観点から検討し結果,理学電機社の技術人と設計し,開発をすることにした.購入した理学電機製のCCD検出器の性能テスト(位置分解能,検出効率,ダイナミックレンジ,再現性等),また回折強度データ整理と表示のソフト開発を行なってきた.研究室に既に存在する回転対陰極強力X線発生装置に設置したHUBER社製の四軸自動回折計にCCD検出器を取り付け一体型の装置にした.時間軸を考慮した加圧状態出の結晶の構造変化の動的過程を遂時測定するため,外熱型の電気抵抗加熱装置を内蔵したダイヤモンドアンビル加圧装置を改良し,最高温度550℃,30GPaまで加圧できるシステムの開発は既に終了した.将来このシステムは高圧下での結晶変態のカイネティックスの研究のみならず、物性測定や地球科学現象等の研究に多大な貢献をすると思われる.さらにSPring-8やPFでの利用は新分野の開拓にもなろう.
    (1)構造相転移の逐次解析(非晶質過程、マルテンサイト転移、融解等)、
    (2)分解反応(離溶、脱水、脱ガス、放射線損傷等を含む)、
    (3)結晶成長過程(気相成長、融液成長を含む)、
    (4)固体反応、
    (5)電子遷移状態解析等の現象を扱う物性物理、金属、材料科学、無機科学、電子工学などの諸科学に非常に強力な実験手段になる
    日本学術振興会, 基盤研究(B), 大阪大学, 10554025
  • 圧力誘起相転移のカイネティクスに影響を及ぼす要因の定量的評価
    科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    1998年 - 1999年
    永井 隆哉
    (1)粉末と単結晶を使った高圧回収実験から、石英-コーサイト転移のカイネティクスに結晶粒径効果がある可能性が示唆され、粒径が大きいほど転移の活性化エネルギーが低くなる傾向を得た。また、静水圧下では核生成は粒表面のみでしか起こらないのに対し、差応力下では粒内部での核生成が観察され、静水圧性が核生成に影響を及ぼすことが認められた。またこの相転移が核生成・成長のメカニズムで起こっていることが回収実験、その場観察実験両方から明らかになった。しかし核生成は相転移の極初期に完了しており、核生成が成長を律速する過程を観測することは困難であった。そこでSPring8の強力な放射光を使って1ステップ15秒程度の短時間での時分割X線回折実験を高圧高温下で行い、その結果、初めて核生成の律速していると予想される相転移の極初期の様子をとらえることに成功した。1
    (2)放射光とを使った高圧粉末X線回折実験の結果にRietveld法を適用して、格子定数の圧力変化からのみではなく原子レベルでの圧縮挙動を調べることによりCa(OH)_2とMg(OH)_2の圧縮挙動の類似点と相違点を明らかにした。圧縮初期では両者とも八面体層間が著しく圧縮されるが、層間の酸素-酸素間距離が2.75Åに達する約10GPaでCa(OH)_2は非晶質化を起こし、Mg(OH)_2は圧縮メカニズムが酸素パッキングに支配されるメカニズムに変化し、著しく異方的な圧縮挙動が等方的に近くなることが明らかになった。この挙動の違いはMgとCaの電気陰性度の違いが形成される水素結合の強度に影響していることが原因である可能性が示唆された。
    日本学術振興会, 基盤研究(C), 大阪大学, 10640463
  • 地球内部物質の高圧高温下での結晶構造と物性に関する研究
    科学研究費助成事業 国際学術研究
    1996年 - 1997年
    山中 高光, 永井 隆哉, 大高 理, 吉朝 朗, 八木 健彦, 下村 理, KUHS Werner, SCHULZ Heinz
    地殻・マントルにおける流動現象や地震の発生機構、沈み込むスラブの運動といったダイナミクスを理解するために、構成する物質・鉱物の高温・高圧状態での塑性変形や相転移などの物質科学的な研究を行う。ミュンヘン大学を中心とした中性子、放射光を利用する結晶学、鉱物学者等と、我々の高圧発生技術と相互協力をし固体地球科学について共同で推進してきた。
    岩石・鉱物などの多結晶体の応力場での構造や組識の変化から物質流動が起こす。これらを理解するためには、地球内部で起こっている物理化学的また力学的過程(温度、圧力、分圧、電場、磁場、化学ポテンシャルなどの変化)を再現し定量的な実験を基に動的解析をする必要がある。以下の3研究課題について共同研究を行う。この研究は単に高圧・高温下での物質構造・組識研究の知見を得るばかりでなく、地殻流動、深発地震、マグマの流動などの機構解明にも一助となる。また日独の鉱物科学分野での多くの波及効果が期待される。
    1.地球深部物質の上昇、下降に伴う構造変化。(物質の温度-圧力-時間経路による固体内拡散の精密測定と計算機シュミレーションによる解明)
    2.高温高圧下での応力場における結晶構造変化や弾性変形、塑性変形を実験的に解明
    3.スラブの移動の起因力となる物質の熱膨張率、体積圧縮率、弾性波速度、粘性などの物性の温度・圧力関数とした物質流動機構の解明)
    日本学術振興会, 国際学術研究, 大阪大学, 08044082
  • 高圧応力過程での相変態の動的観察とそのカイネティクス
    科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    1996年 - 1997年
    山中 高光, 永井 隆哉, 大高 理, 植田 千秋, 吉朝 朗
    本実験では地殻・マントルを形成するケイ酸塩鉱物、水和鉱物のや運動論を議論する。温度や圧力が変動した場合、熱力学的に安定な構造に必ずしも相転移したり、分解するとは限らない。充分な活性化エネルギーが無い場合はOstwal d Step Ruleにより準安定相や不安定中間相に留まることが明かになった。
    (1)蛇紋岩のような塩基性水和鉱物の類似物としてCa(OH_2)の単結晶を用いてダイヤモンドアンビル(DAC)加圧装置を用いて常温で静水圧下で相転移過程のX線回折実験を行なった。その結果格子の揺らぎにより高圧安定相CaCl_2に転移する以前に非晶質状態になる。この状態変化は可逆的であった。
    (2)DACに内熱式の白金ヒーターを設置して、応力場の地温勾配に対応させた実験を行う事により一層実際の環境を再現した圧力誘起による構造変化を解明も行なった。石英(SiO_2)はコ-サイトに高圧転移について、高温・高圧下で結晶構造変化について時間分割測定を行い、逐次観察と動的構造の研究を行った。圧力誘起構造変化の観測と、熱膨張率、体積圧縮率、弾性率、状態方程式、物性変化の研究を行った。静水圧性の異なる加圧と加熱過程の違いから、相転移温度や圧力誘起構造変化の運動論を議論した。
    (3)高圧下で結晶構造の格子が弾性変形や塑性変形により、密度の高い非晶質相の存在理由を回折実験と、局所構造解析を行なうEXAFSやラマン散乱実験から明らかにした。FeGeO_3やまたSrO_2の高圧相であるGeO_2の結晶、ガラス、非晶質相の密度変化がそれぞれ異なることも確認した。
    (4)二体間ポテンシャルに基づく分子動力学理論(MD)を用い、種々の応力過程での構造変態のシュミレーションをGeO_2について変態機構や弾性定数を求めた。
    日本学術振興会, 基盤研究(C), 大阪大学, 08640606
  • ゲルマン酸塩の高圧相転移のMD法によるシミュレーションとX線その場観察実験
    科学研究費助成事業 奨励研究(A)
    1996年 - 1996年
    永井 隆哉
    本研究ではGeO_2とMgGeO_3に関して、分子動力学法(MD法)を用いた、高圧下での構造相転移について研究することを主目的とした。
    原子間相互作用としてBorn-Mayer型のポテンシャルを採用した。パラメータは現在までに報告されている多形の結晶構造、体積弾性率を再現できるようにMD法によって決定した。計算にはプログラムWMIN、MXDTRICLを用いた。得られたパラメータは数%以下の誤差で構造、物性を再現でき、ゲルマン酸について初めての信頼できるパラメータである。このパラメータを用いて以下の構造相転移について検討した。
    〈GeO_2〉圧力誘起非晶質化の機構の解明とポストルチル相の探索を行った。非晶質化は実験で知られている転移圧とほぼ同じ圧力で再現され、この転移がGeの配位数の4配位から6配位への変化を伴っていること、酸素の最密充填面がこの転移を通じて保持されていることが明かになった。ポストルチル相に関しては、室温下80GPaでCaCl_2型に相転移する可能性が示唆される結果を得た。このタイプの転移は、SiO_2(スティショバイト)のポストルチル転移の候補としても指摘されており、現在実験的な検証を進行中である。
    〈MgGeO_3〉単斜輝石構造を出発構造とし、室温下での加圧による構造変化をMD法を用いて調べた。結果は、約10GPaでこれまでMgGeO_3で報告のないタイプの構造相転移が起こる可能性を示唆し、その転移がGeの配位数変化を伴うことを予測した。そこでダイヤモンドアンビルセルを使った高圧X線回折実験その場観察を行い検証を試みた。その結果、15〜23GPaで回折図形が変化することを見い出した。この変化は、圧力の絶対値は数GPaの不一致であるものの、これまでMgGeO_3の単斜輝石について報告されている構造相転移では説明できず、今回のMD法による予測と同一の構造相転移を観察した可能性がある。
    日本学術振興会, 奨励研究(A), 大阪大学, 08740413
  • 鉱物の蒸発と凝縮のカイネティクス-反応速度の精密測定
    科学研究費助成事業 基盤研究(B)
    1995年 - 1996年
    土山 明, 永井 隆哉, 山中 高光, 植田 千秋
    原始惑星系円盤における惑星形成とこれにともなう惑星物質の分化には、蒸発・凝縮過程が重要な役割を果したと考えられる。これに関して、本研究では次のような成果を得た。
    1.超高温天秤を用いて試料重量の時間変化より蒸発・凝縮量の時間依存性を精密に求め、そのカイネティクスを厳密に議論するための実験技術開発をおこなった。いくつかの含水珪酸塩鉱物の脱水実験(水の部分的な非調和蒸発実験)を一定温度でおこない、脱水量の時間変化からそのカイネティクスが議論できることを確認した。さらに、アルカリ珪酸塩メルトからのアルカリ元素(NaおよびK)の蒸発実験を、1気圧Ar雰囲気中から真空までの低圧雰囲気下でおこない、アルカリ元素の蒸発速度を求めた。
    2.珪酸塩メルトからのNaの蒸発とコンドリュールの成因について、新しいモデルを提唱し、従来考えられていたような開放系でのフラッシュ加熱だけでなく、閉鎖系での比較的ゆるやかな加熱でもコンドリュール生成が可能であることを示した。これによりコンドリュール成因論に新しい観点を与えた。
    3.Fe/S系鉱物(金属鉄とトロイライト)の蒸発とFe/S分別について蒸発実験をおこない、その蒸発のカイネティクス(蒸発様式と速度)を明らかにした。これらの結果をもとに、原始太陽系星雲での金属鉄およびトロイライト粒子の蒸発速度の推定をおこない、原始惑星系円盤形成モデルと組み合わせることにより、原始太陽系星雲におけるFe/S分別を議論した。
    日本学術振興会, 基盤研究(B), 大阪大学, 07454132
  • 層状含水鉱物の脱水反応のカイネティクスに及ぼす圧力効果
    科学研究費助成事業 奨励研究(A)
    1995年 - 1995年
    永井 隆哉
    本研究では、抵抗加熱方式による高温DACの開発と高エネルギー物理学研究所における放射光X線を使った層状含水鉱物の脱水反応のカイネティクスに及ぼす圧力効果を見積もるための予備実験を遂行した。
    高温用ダイヤモンドアンビルセル(高温DAC)は、0.3mm径のニクロム線をコイル状に巻いたものをダイヤモンドアンビルの周囲に置き、その周囲に断熱のためのマイカやパイロフィライトで覆うことで、125Wの電力の投入により試料部で10GPa、約400°Cまでの加熱が達成された。目標である500〜800°Cの達成には2段階加熱方式の採用やダイヤモンドのダメ-ジを軽減させるための対策などさらなる改良が必要であり現在進行中である。またこの高温DACを回転対陰極X線発生装置と湾曲型位置敏感X線検出器のシステムに組み込み光軸を調整する機構を設計作成し、高温高圧下でのX線回折実験可能なシステムを完成させた。
    高エネルギー物理学研究所においては、ARに設置されたMAX80システムを使った。実験はエネルギー分散法によった。まず時分割でのX線回折実験の予備実験としてSiO2の石英-コ-サイト転移のカイネティクスへの圧力効果を見積もる実験を行った。実験条件は3〜6GPa、600〜900°Cである。1分間隔での時分割測定が可能で、解析の結果圧力の増加は指数関数的に反応速度を速くする傾向にあることが明らかになった。つぎに行った層状含水鉱物の脱水反応では、高圧下で1000°C以上の高温になってしまうことがわかり、これまでの高圧セル構成では実験が不可能であるた。そこでグラファイトの環状ヒーターを使うなどのセルの改良を試みた。その結果、6GPa、1300°C程度までの実験が可能になり、ブルーサイトMg(OH)2について3GPaでの脱水反応が確認できた。
    日本学術振興会, 奨励研究(A), 大阪大学, 07854027
  • 惑星物質の蒸発実験-分解蒸発の役割
    科学研究費助成事業 一般研究(C)
    1993年 - 1994年
    土山 明, 永井 隆哉, 田窪 宏, 山中 高光, 松田 准一, 植田 千秋
    地球型をつくる重要な鉱物(フォルステライト、金属鉄、トロイライト)の蒸発実験をおこない、蒸発速度とその蒸発係数を求めた。フォルステライトは水素雰囲気中で調和蒸発し、直線則に従う。その蒸発係数の温度依存性は、水素雰囲気中での蒸発も自由蒸発と類似した蒸発機構でおこることを示した。これにより原始太陽系星雲でのフォルステライトの蒸発速度を求めることができるようになった。金属鉄の蒸発も直線則に従い、蒸発係数は1に近いことがわかった。一方、トロイライトは金属鉄を残渣とする分解蒸発をするが、トロイライト-金属鉄界面反応律速のため直線則に従う。これらの結果などをもとにして、地球型をつくる重要な鉱物について、原始太陽系星雲中での蒸発を含む様々な条件での蒸発速度をコンパイルした。これを用いて、原始太陽系星雲における鉱物の蒸発にともなう元素分別(Mg/SiおよびFe/S)を議論した。これによるとエンスタタイトの分解蒸発はおこらず、カイネティックな理由によりみかけ上の調和蒸発がおこることが予想され、Mg/Si分別はおこらなくなる。しかしながら、ダストが非晶質Mg珪酸塩である場合には、ダスト中での元素の拡散係数が結晶中に比べると大きいので、Mg/Si分別がおこる可能性がある。一方、トロイライトは原始太陽系星雲中でも分解蒸発することが予想され、Fe/S分別がおこると考えられる。さらに鉱物の蒸発速度を用いて、固体からの蒸発にともなう同位体質量分別についてモデル化をおこなった。同位体質量分別がおこるかどうかは、蒸発速度、固体内の拡散係数、および固体のサイズによって、またその絶対量は蒸発分子質量に依存する同位体分別係数によって決まる。これを用いて、フォルステライト、金属鉄の蒸発にともなう同位体分別を議論し、隕石中にみられる同位体分別を示す物質について分別の条件を推定した。
    日本学術振興会, 一般研究(C), 大阪大学, 05833009
  • 珪酸塩鉱物の圧力誘起転移のカイネティクスと弾性波速度
    科学研究費助成事業 一般研究(C)
    1993年 - 1993年
    山中 高光, 永井 隆哉, 大高 理, 植田 千秋, 土山 明, 田窪 宏
    プレートの流動現象や、沈み込むスラブの運動を把握するためにはダイナミカルな構造研究をする上で、地殻やマントルの構成鉱物の環境変化(温度・圧力・成分等)に伴って、生じる転移・分解・融解・結晶内イオン交換反応等の諸々の構造変化のカイネティックスや機構を究明することが重要な課題である。本実験ではケイ酸塩鉱物や類似鉱物の圧力誘起による構造変化と逐次観察と動的構造の研究を行った。
    1.マントルの主構成鉱物であるカンラン石(Mg_2SiO_4)について分子動力学(MD)計算を用いて圧力誘起の構造転移のシミュレーションを行った。室温では35〜40GPa圧力領域で圧力誘起非晶質相転移が生じ、95〜100GPaで未記載な結晶構造に再結晶化することが計算から明らかになった。ダイヤモンドアンビル高圧発生装置と放射光X線を用いた高圧実験でカンラン石のGe置換体のMg_2GeO_4の圧力誘起非晶質相転移を実際に確認した。
    2.マフィックな珪酸塩鉱物が海洋地殻で水和物に変質し、それらがサブダクションでの低温(<500℃)で応力下での構造安定性を調べ水の挙動を研究する。そのためCa(OH)_2の圧力誘起相転移と準安定相の存在領域を放射光X線回折実験で決定しその機構を解明した。その結果水和鉱物は高圧下では脱水反応はせず、非晶質相として地殻内部にもたらされ、これらがマグマなどに重要な水の起源として考えられる。
    3.マルチアンビル高圧発生装置に装着し、SiO_2の同一の多形構造転移を示すGeO_2の圧力誘起非晶質相転移した物質についてS波とP波の弾性波速度を測定し、体積圧縮率や剛性率を求めた。これらの弾性波速度の温度・圧力変化の研究はサブダクション・ゾーンで生じる深発地震の発生の解明にも貢献した。また分子動力学から求められた温度圧力関数にした弾性常数の変化と比較し検討した。
    日本学術振興会, 一般研究(C), 大阪大学, 05640531