Naoko Ishikawa
Institute for the Advancement of Higher Education Research Division for Higher Education | Associate Professor |
Last Updated :2024/12/06
■Researcher basic information
Researchmap personal page
Researcher number
- 40846896
J-Global ID
Research Keyword
■Career
Career
- Oct. 2023 - Present
Hokkaido University, Institute for the Advancement of Higher Education, 准教授, Japan - Apr. 2023 - Present
Sapporo Medical University, School of Health Sciences, 非常勤講師, Japan - Oct. 2022 - Sep. 2023
Hokkaido University, Institute for the Advancement of Higher Education, Research Division for Higher Education, 助教 - Apr. 2019 - Sep. 2022
Waseda University, Faculty of Human Sciences, 講師(任期付)
Educational Background
Committee Memberships
■Research activity information
Papers
- オンライン授業での大学生の自己調整学習方略使用と学習計画の立て方との関係
石川奈保子, 石田百合子
日本教育工学会論文誌, 46, 4, 641, 652, Dec. 2022, [Peer-reviewed], [Lead author]
Japanese, Scientific journal - The Continuation Method of Science Education in the Science Center for Children under the Situation of COVID-19 Pandemic
Naoko ISHIKAWA, Ayami JOH, Ryosaku MAKINO, Yuki MUNEMASA
日本教育工学会論文誌, 46, suppl., 197, 200, Dec. 2022, [Peer-reviewed], [Lead author]
Japanese, Scientific journal - Comparison of Learning Supporters’ Considerations Depending on their Attitudes toward Students’ Academic Help-seeking at Online University Course
Naoko ISHIKAWA
日本教育工学会論文誌, 44, suppl., 129, 132, Feb. 2021, [Peer-reviewed], [Lead author]
Scientific journal - オンライン大学の学生の自己調整学習とその支援方法
石川奈保子
早稲田大学, 2019, [Peer-reviewed]
Japanese, Doctoral thesis - オンライン大学で学ぶ学生の自己調整学習方略およびつまずき対処方略
石川奈保子, 向後千春
日本教育工学会論文誌, 41, 4, 329, 343, Mar. 2018, [Peer-reviewed], [Lead author]
Japanese, Scientific journal - 大学院のオンライン授業におけるレポート相互評価の実践:ルーブリック活用が評価の信頼性・妥当性におよぼす効果の検討
鈴木伸子, 石川奈保子, 向後千春
コンピュータ&エデュケーション, 43, 43, 48, 2017, [Peer-reviewed]
Japanese, Scientific journal - 大学通信教育課程の社会人学生における自己調整学習方略間の影響関係の分析
石川奈保子, 向後千春
日本教育工学会論文誌, 40, 4, 315, 324, 2017, [Peer-reviewed], [Lead author]
Japanese, Scientific journal - The effect of comprehensive learning strategies on middle school students’ learning English words: A case study
Ishikawa Naoko
Educational technology research, 37, 1-2, 61, 72, Japan Society for Educational Technology, 2014, [Peer-reviewed], [Lead author]
English, Scientific journal, This paper examined the effects of comprehensive learning strategies on learning English words. We encouraged first year, middle school students to use organization strategies when learning English words. Students who normally use various learning strategies have a tendency to use them actively after they are taught new learning strategies. However, students who do not use many learning strategies tend to continue to use their favorite strategies even after they are taught organization strategies. Nevertheless, the findings showed that teaching learning strategies facilitates students' use of new learning strategies. - 中学生の一般的学習方略の違いが英単語学習方略に及ぼす影響
石川奈保子
日本教育工学会論文誌, 37, 2, 153, 163, Aug. 2013, [Peer-reviewed], [Lead author]
Japanese, Scientific journal - eラーニングによる導入教育が社会人学生の学習スキルと態度に及ぼす影響
石川奈保子
早稲田大学, 2013, [Peer-reviewed]
Japanese, Master thesis - The Change of the Confidence of Adult Students after Taking e-Learning Course on Study Skills
ISHIKAWA Naoko, KOGO Chiharu, TOMINAGA Atsuko
Japan Journal of Educational Technology, 37, 増刊号, 21, 24, Japan Society for Educational Technology, 2013, [Peer-reviewed], [Lead author]
Japanese, Scientific journal, 本研究では,eラーニング制の社会人学生の,導入科目の受講前後における大学での学びに対する自信について調査した.その結果,以下の2点が明らかになった.(1)新入生は,特に学習に対して不安を感じている一方,大学で学ぶことに対する周りの理解についてはそれほど不安を感じていない.(2)導入科目のホームワークを実施した学生は,学習,大学内でのコミュニケーション,大学で学ぶことに対する周りの理解への自信が上昇した.このことから,入学直後に大学で学ぶ際のスキルを導入教育で提供し,さらに実際に実習してもらうことによって,学生が大学での学びに対する自信を付けることに寄与できることが示唆された. - 大学におけるeラーニングとグループワークを組み合わせたブレンド型授業の設計と実践
向後千春, 冨永敦子, 石川奈保子
日本教育工学会論文誌, 36, 3, 281, 290, 2012, [Peer-reviewed]
Japanese, Scientific journal - 大学eラーニング課程におけるスタディスキルコンテンツ
向後千春, 石川奈保子
日本教育工学会論文誌, 35, 増刊号, 13, 16, 2011, [Peer-reviewed]
Japanese, Scientific journal
Books and other publications
- 子どもと大人の主体的・自律的な学びを支える実践 : 教師・指導者のための自己調整学習
中谷, 素之, 岡田, 涼, 犬塚, 美輪, 第10章 大人が学び続けるためのシステムづくり
福村出版, Sep. 2021, 9784571220609, 227p, Japanese, [Contributor]
Lectures, oral presentations, etc.
- 子ども向け科学館の役割と教育空間のデザイン
石川奈保子
日本科学教育学会第48回年会, 14 Sep. 2024, Japanese, Public symposium
13 Sep. 2024 - 15 Sep. 2024 - Future Career Prospects and Time Management Strategies of University Students
Naoko Ishikawa
The 22nd International Conference for Media in Education (ICoME2024), 22 Aug. 2024, English, Oral presentation
21 Aug. 2024 - 23 Aug. 2024 - フィードバック・リテラシーがライティング授業におけるピアレスポンスに及ぼす影響
杉浦 真由美, 石川 奈保子, 阿部 真由美
日本教育工学会2024年春季全国大会, 03 Mar. 2024, Japanese, Oral presentation
02 Mar. 2024 - 03 Mar. 2024 - コロナ禍における大学オンライン授業研究論文レビュー
石川奈保子
日本教育工学会2024年春季全国大会, 02 Mar. 2024, Japanese, Oral presentation
02 Mar. 2024 - 03 Mar. 2024 - ライティング授業でのピアレスポンスにおける回答活動の効果
阿部 真由美, 杉浦 真由美, 石川 奈保子
日本教育工学会研究会, 09 Dec. 2023, Japanese, Oral presentation - 日本におけるインストラクショナルデザイン研究のレビュー(2019-2022)
石川 奈保子, 市川 尚, 阿部 真由美, 石田 百合子, 市村 由起, 甲斐 晶子, 杉浦 真由美, 根本 淳子, 高橋 暁子
日本教育工学会研究会, 09 Dec. 2023, Japanese, Oral presentation - ライティング授業でのピアレスポンスにおける回答活動の設計と学生の態度の変化
石川 奈保子, 阿部 真由美, 杉浦 真由美
日本教育工学会研究会, 21 Oct. 2023, Japanese, Oral presentation - 授業の形式と学生の興味の関係に関する検討
陳 心怡, 岩間 徳兼, 石川 奈保子, 池田 文人
日本教育工学会研究会, 21 Oct. 2023, Japanese, Oral presentation - 自己調整学習とICTの活用ーデジタル時代の自己調整学習ー
中谷素之, 犬塚美輪, 岡田涼, 島田英昭, 石川奈保子, 高橋麻衣子, 加藤直樹, 植阪友理
日本教育心理学会第65回総会, Japanese, Public symposium
10 Aug. 2023 - 10 Sep. 2023 - 研究指導を目的とした学部ゼミナールでの反転授業の改善と効果検証
阿部 真由美, 石川 奈保子
日本教育工学会研究会, 29 Jul. 2023, Japanese, Oral presentation - 可変展示空間における展示物解説時の共通基盤構築
宗政由桐, 楊潔, 牧野遼作, 城綾実, 石川奈保子
人間・環境学会第30回大会, 27 May 2023, Japanese, Oral presentation - 博士課程における社会人大学院生の入学動機からキャリア目標設定へのプロセス
石川奈保子
日本教育工学会2023年春季全国大会, 26 Mar. 2023, Japanese, Oral presentation
25 Mar. 2023 - 26 Mar. 2023, 33375873 - 研究指導を目的とした学部ゼミナールでの反転授業の実践
阿部真由美, 石川奈保子
日本教育工学会研究会, 03 Dec. 2022, Japanese, Oral presentation - Process of Research Activities of Doctoral Adult Students to Gain Degrees
Naoko Ishikawa
日本教育工学会研究会, 03 Dec. 2022, Japanese, Oral presentation
33375873 - 大学授業のレポート課題における再提出方式とフィードバック方法の検討
石川 奈保子, 阿部 真由美, 川﨑 弥生
日本教育工学会研究会, 28 May 2022, Japanese, Oral presentation - 大学教員から見たオンライン授業での困難および障害学生への対応ーLMSを改善するための研究③ー
石川奈保子, 川﨑弥生, 上村碧, 青木千帆子
教育システム情報学会研究会, 14 May 2022, Japanese, Oral presentation - 障害のある学生から見たオンライン授業とニーズ認識の欠如ーLMSを改善するための研究②ー
青木千帆子, 上村碧, 川﨑弥生, 石川奈保子
教育システム情報学会研究会, 14 May 2022, Japanese, Oral presentation - 授業支援システム(LMS)のアクセシビリティ検証―LMSを改善するための研究①―
青木千帆子, 石川奈保子, 川﨑弥生, 上村碧, 柴田宣史, 有松紀子, 小寺洋一, 中野泰志
教育システム情報学会研究会, 21 Mar. 2022, Japanese, Oral presentation - 複合的活動の組織化における関与配分の再考 ―科学教室を例に―
城綾実, 牧野遼作, 石川奈保子, 臼田泰如, 山本敦, 門田圭祐, 楊潔, 宗政由桐
社会言語科学会, 04 Mar. 2022, Poster presentation
03 Mar. 2022 - 05 Mar. 2022 - オンライン大学で学ぶ女性社会人学生の卒業後の展望と学びに対する周りの人の協力
石川奈保子
日本教育工学会研究会, 04 Dec. 2021, Japanese, Oral presentation
04 Dec. 2021, 33375874 - コロナ禍における子ども向け科学館の来館者対応
石川奈保子, 城綾実, 牧野遼作, 宗政由桐
日本教育工学会研究会, 30 Oct. 2021, Japanese, Oral presentation
30 Oct. 2021 - 農業高校の教員におけるVR教材採用への態度
石川奈保子, 中村駿, 前田菜摘, 中西啓喜, 西原是良, 神長伸幸
日本教育工学会2021年秋季全国大会, 17 Oct. 2021, Japanese, Poster presentation
16 Oct. 2021 - 17 Oct. 2021 - 教育の場を構築する科学館職員の動機と方略
石川奈保子, 牧野遼作, 城綾実, 宗政由桐
日本教育工学会研究会, 03 Jul. 2021, Oral presentation
03 Jul. 2021 - 大学オンライン授業における自己調整学習方略の活用とeラーニング指向性との関連
石川奈保子, 石田百合子
日本教育工学会研究会, 22 May 2021, Oral presentation
22 May 2021 - オンライン大学で学ぶ女性の学習環境
石川奈保子
日本教育工学会2021年春季全国大会, 07 Mar. 2021, Oral presentation - オンライン大学のメンターによる学生支援の課題
石川奈保子
日本教育工学会2020年春季全国大会, 01 Mar. 2020, Oral presentation - オンライン大学のメンターによる学生への支援の実態
石川奈保子
日本教育工学会研究会, Dec. 2019, Oral presentation - 大学生のパソコン操作スキルへの自信は授業内容への自信にどのように影響するか
石川奈保子, 丸山美紀
日本教育工学会研究会, 19 Oct. 2019, Japanese, Oral presentation
[Domestic Conference] - 自己調整学習研究の多様な展開−教育方法学・教育工学・スポーツ科学・医学教育との対話−
中谷素之, 岡田涼, 犬塚美輪, 細矢智寛, 石川奈保子, 藤田勉, 松山泰
日本教育心理学会第61回総会, 14 Sep. 2019, Japanese, Public symposium
[Domestic Conference] - オンライン大学の授業におけるレポート再提出方式の実践とその効果
石川奈保子, 阿部真由美, 向後千春
日本教育工学会研究会, 18 May 2019, Japanese, Oral presentation
[Domestic Conference] - 中学生が持つ学校や学習塾の先生に対する信頼感
南方美紀, 石川奈保子
日本教育工学会研究会, 08 Dec. 2018, 日本教育工学会, Japanese, Oral presentation
[Domestic Conference] - メタ課題を用いたオンライン大学の学生に対する自己調整学習の支援
石川奈保子, 向後千春
日本教育工学会研究会, 08 Dec. 2018, 日本教育工学会, Japanese, Oral presentation
[Domestic Conference] - オンライン大学の授業におけるレポート再提出方式の導入とその効果
杉浦真由美, 石川奈保子, 阿部真由美, 向後千春
日本教育工学会研究会, 27 May 2018, 日本教育工学会, Japanese, Oral presentation
[Domestic Conference] - オンライン大学の学生のメンターに対する学業的援助要請態度とつまずき対処方略
石川奈保子, 向後千春
日本教育工学会研究会, 09 Dec. 2017, 日本教育工学会, Japanese, Oral presentation
[Domestic Conference] - 非認知的スキルがオンライン大学の学生の自己調整学習方略の使用に及ぼす影響
石川奈保子, 向後千春
日本教育工学会研究会, 21 Oct. 2017, 日本教育工学会, Japanese, Oral presentation
[Domestic Conference] - 大学通信教育課程の社会人学生の自己調整学習方略使用と方略指導および交友関係
石川奈保子, 向後千春
日本教育工学会研究会, 17 Dec. 2016, 日本教育工学会, Japanese, Oral presentation
[Domestic Conference] - オンライン授業におけるルーブリックを活用した相互評価の信頼性と妥当性の検討
鈴木伸子, 石川奈保子, 向後千春
日本教育工学会研究会, 17 Dec. 2016, 日本教育工学会, Japanese, Oral presentation
[Domestic Conference] - オンライン授業におけるルーブリックを活用した相互評価の信頼性の検討
鈴木伸子, 石川奈保子, 向後千春
日本教育工学会第32回全国大会, 18 Sep. 2016, 日本教育工学会, Japanese, Poster presentation
[Domestic Conference] - 学びのサードプレイスに関する研究の現状
渡辺敬宣, 田中瑞穂, 高崎亜希子, 荒川明美, 田中理恵子, 山元有子, 石川奈保子, 向後千春
日本教育工学会第32回全国大会, 17 Sep. 2016, 日本教育工学会, Japanese, Poster presentation
[Domestic Conference] - GritおよびSelf-Controlが成人の自己調整学習方略の使用に及ぼす影響
石川奈保子, 向後千春
日本教育工学会第32回全国大会, 17 Sep. 2016, 日本教育工学会, Japanese, Poster presentation
[Domestic Conference] - 成人の自己調整学習方略尺度の開発および方略間の影響関係の分析
石川奈保子, 向後千春
日本教育工学会研究会, 05 Mar. 2016, 日本教育工学会, Japanese, Oral presentation
[Domestic Conference] - 反転授業を実施するための工夫:オンデマンドビデオとグループワークの設計とその連携
向後千春, 石川奈保子
大学教育学会第36回大会, 01 Jun. 2014, 大学教育学会, Japanese, Oral presentation
[Domestic Conference] - eラーニング制の社会人学生の学生生活における自信と学習動機
石川奈保子, 向後千春
27 Oct. 2012, 日本教育工学会, Japanese, Oral presentation
[Domestic Conference] - eラーニングで学ぶ社会人学生の初年次教育科目への要望および学生生活の状況
石川奈保子, 向後千春
日本教育工学会研究会, 07 Jul. 2012, 日本教育工学会, Japanese, Oral presentation
[Domestic Conference] - eラーニングで学ぶ社会人学生のスタディスキル科目受講前後における学生生活に対する自信の変化
石川奈保子, 向後千春
日本教育工学会研究会, 17 Dec. 2011, 日本教育工学会, Japanese, Oral presentation
[Domestic Conference] - 社会人大学生が入学時に必要とするサポートについての調査
石川奈保子, 向後千春, 冨永敦子
JSiSE2011第36回全国大会, 02 Sep. 2011, 教育システム情報学会, Japanese, Oral presentation
[Domestic Conference] - eラーニング指向性尺度およびブレンド型指向性尺度の検討
冨永敦子, 向後千春, 石川奈保子
日本教育工学会研究会, 02 Jul. 2011, 日本教育工学会, Oral presentation
[Domestic Conference] - 中学生の英単語学習方略使用状況の変化と学業成績の関連
石川奈保子
日本教育工学会研究会, 02 Jul. 2011, 日本教育工学会, Japanese, Oral presentation
[Domestic Conference] - ブレンド型講義に対する評価とその理由
石川奈保子, 向後千春, 冨永敦子
日本教育工学会研究会, 14 May 2011, 日本教育工学会, Japanese, Oral presentation
[Domestic Conference] - 中学生の英単語の学習方略と学業成績の相関及び使用方略の変化
石川奈保子
日本教育工学会研究会, 18 Dec. 2010, 日本教育工学会, Japanese, Oral presentation
[Domestic Conference] - 大学eラーニング課程におけるスタディスキルコンテンツの受講状況とその評価
向後千春, 石川奈保子
日本教育工学会研究会, 23 Oct. 2010, 日本教育工学会, Japanese, Oral presentation
[Domestic Conference] - 大学 e ラーニング課程における基礎学習スキルコンテンツの視聴状況
向後千春, 石川奈保子
日本教育工学会研究会, 19 Dec. 2009, 日本教育工学会, Japanese, Oral presentation
[Domestic Conference]
Courses
Affiliated academic society
Research Themes
- 社会人大学院生に対する研究活動支援モデルの構築
科学研究費助成事業
Apr. 2020 - Mar. 2025
石川 奈保子
本研究の目的は、社会人大学院生の研究活動における阻害要因と研究活動を完遂できる学生の特徴を明らかにし、社会人大学院生への支援モデルを構築することである。社会人大学院生は仕事や家事・育児等を担いながら研究していることから、学位取得までたどり着けない人も多い。そこで本研究では、インタビュー調査および質問紙調査で、研究活動を完遂できる社会人大学院生の特徴についての仮説の生成と検証を行う。それを踏まえ、社会人大学院生が研究活動を完遂するためのオンライン支援システムを開発し、その効果検証および改善を行う。
2020年度は、社会情勢から、予定していた通りにインタビュー調査を進めることができなかった。 2021年度は、社会人として仕事等をしながら博士課程に在籍中、あるいは修了5年以内の24人に、オンラインにてインタビュー調査を実施した。インタビューでは、(1)研究活動にどのように取り組んできたか、(2)どのような阻害要因があったか、(3)教員からの指導やほかの大学院生との交流はどのように行われていたか、(4)研究遂行にはどのようなスキルが必要か、(5)今後どのように研究活動をしたいか、について質問した。
2022年度は、インタビュー調査の分析、学会での成果発表と論文化、および質問紙調査を進める。博士課程および修士課程において、どのような学生が研究を完遂できるのか、学生に対して大学や教員からどのような支援が必要かについての仮説を生成する。
日本学術振興会, 若手研究, 早稲田大学, Principal investigator, 20K14095 - オンライン大学で学ぶ女性の学習環境と自己調整学習
科学研究費助成事業
Aug. 2019 - Mar. 2024
石川 奈保子
eラーニング制大学通信教育課程(オンライン大学)で学ぶ女性の学習環境の現状をインタビュー調査することで、学習阻害要因と、その対処としてどのように自己調整学習をしているのかを明らかにすることを目的とする。オンライン大学の学生の約9割は社会人である。特に女性は、仕事に加え、家事・育児・介護も担いながら学習している場合も多い。女性の学習環境における問題点と理想、学習時間の確保や学習継続のための方略について検討することで、生涯学習の成功の方法構築に寄与したい。
2019年度は14人に対してインタビュー調査を実施した。(1)学習の目的、(2)学習環境の現状と理想、(3)学習をうまく進めるために工夫していること、(4)卒業後の自身の理想像、について、半構造化面接法を用いてインタビューした。
2020年度は、引き続きインタビュー調査を実施するとともに、データ分析と成果発表を進める。インタビュー対象人数は合計20人程度を想定している。よって、2020年度はさらに6人程度の協力者にインタビュー調査を実施する。2019年度の課題として、20・30代の協力者が少ないことが挙げられる。そこで、若年層を中心に協力者を募集することで、幅広い年代の学生が在籍する「オンライン大学」だからこそ構築される学習環境を明らかにしたい。最終年度であるため、データ分析を進めながら学会発表を順次行う。最終的な成果として論文化を進めていく。
日本学術振興会, 研究活動スタート支援, 早稲田大学, Principal investigator, 19K23323
Educational Organization
- Master's degree program, Graduate School of Science
- Doctoral (PhD) degree program, Graduate School of Science