佐々木 亨 (ササキ トオル)
文学研究院 人文学部門 文化多様性論分野 | 特任教授 |
Last Updated :2025/03/17
■研究者基本情報
Researchmap個人ページ
研究者番号
- 80292308
J-Global ID
■経歴
経歴
- 2019年04月 - 現在
北海道大学大学院 文学研究院, 人文学専攻 博物館学研究室, 教授 - 2008年 - 2019年03月
- 北海道大学大学院文学研究科(北方文化論講座) 教授 - 2007年 - 2008年
北海道大学大学院文学研究科(北方文化論講座) 准教授, Graduate School of Letters - 2008年
- Professor - 2000年 - 2007年
北海道大学大学院文学研究科(北方文化論講座) 助教授, Graduate School of Letters - 2000年 - 2007年
Associate Professor - 1997年 - 2000年
東北大学・東北アジア研究センター助教授(地域環境研究部門) 助教授 - 1997年 - 2000年
Associate Professor - 1990年 - 1996年
北海道立北方民族博物館学芸課学芸員 職員(その他) - 1990年 - 1996年
Other Staff - 1989年 - 1990年
北海道教育委員会生涯学習部社会教育課学芸員 職員(その他) - 1989年 - 1990年
Other Staff - 1987年 - 1989年
社団法人北海道開発研究調査会研究員 研究員 - 1987年 - 1989年
Researcher - 1983年04月 - 1983年12月
(株)札幌ツーリスト
委員歴
- 2021年07月 - 現在
全日本博物館学会, 運営委員, 学協会 - 2020年04月 - 現在
地方独立行政法人 大阪市博物館機構, 評価委員会委員, 自治体 - 2019年06月 - 現在
日本博物館協会, 「博物館総合調査」委員会委員, 学協会 - 2015年04月 - 現在
ニセコ町有島記念館, 運営委員, 自治体 - 2021年03月 - 2022年03月
文化庁, 博物館等の国際交流の促進事業の審査委員, 政府 - 2000年07月 - 2021年06月
北海道民族学会, 運営委員, 学協会 - 2021年02月 - 2021年03月
文化庁, 博物館ネットワークによる未来へのレガシー継承・発信事業」における「博物館の機能強化に関する調査」に係る技術審査専門員, 政府 - 2005年 - 2020年
文化経済学会<日本>, 理事, 学協会 - 2018年04月 - 2019年03月
札幌市, 文化芸術基本計画検討委員会 委員, 自治体 - 2018年04月 - 2019年03月
東北大学東北アジア研究センター共同研究運営モニター, 委員, 学協会 - 2018年04月 - 2019年03月
大阪市地方独立行政法人大阪市博物館機構評価委員会, 委員, 自治体 - 2016年04月 - 2019年03月
日本文化政策学会, 理事, 学協会 - 2017年12月 - 2018年03月
さっぽろ天神山アートスタジオ管理運営業務企画競争実施委員会, 委員, 自治体 - 2017年06月 - 2018年03月
北海道立オホーツク流氷科学センター指定管理者候補者選定委員会, 委員長, 自治体 - 2015年06月 - 2017年06月
北海道立総合博物館協議会, 会長, 自治体 - 2016年04月 - 2017年03月
大阪市ミュージアムビジョン推進会議, 座長, 自治体 - 2015年04月 - 2016年04月
札幌市下水道科学館リニューアル基本計画策定検討委員会, 委員長, 自治体 - 2013年06月 - 2014年08月
文部科学省独立行政法人評価委員会, 社会教育分科会国立科学博物館部会委員, 政府 - 2012年04月 - 2014年03月
札幌市 次世代型博物館計画検討委員会, 副座長, 自治体 - 2012年04月 - 2014年03月
札幌市文化芸術基本計画検討委員会, 委員, 自治体 - 2012年 - 2013年
文化庁 国立文化施設におけるパブリックリレーション機能向上に関する調査研究, 委員, 政府 - 2009年 - 2011年
札幌市文化芸術円卓会議, 座長, 自治体 - 2008年 - 2010年
広島平和記念資料館展示整備等基本計画検討委員会, 委員, 自治体 - 2006年 - 2009年
文部科学省 これからの博物館の在り方に関する検討協力者会議, 委員, 政府 - 2002年 - 2006年
北海道芸術学会, 運営委員, 学協会 - 1997年 - 2002年
日本アートマネジメント学会, 運営委員, 学協会 - 全日本博物館学会, 運営委員(学会誌編集担当), 学協会
■研究活動情報
論文
- 琵琶湖博物館の第3期リニューアルを対象にした評価事例
里口保文, 佐々木亨
『博物館研究』, 57, 2, 14, 18, 2022年02月, [招待有り], [最終著者]
日本語, 研究論文(学術雑誌), 12213794 - 博物館における外部性と評価の今後の展開
佐々木 亨
日本の博物館のこれから−「対話と連携」の深化と多様化する博物館運営−(科研費報告書), 105, 110, 2017年03月, [筆頭著者]
日本語, 研究論文(研究会,シンポジウム資料等) - 書評 高倉浩樹編「展示する人類学−日本と異文化をつなぐ対話」
佐々木 亨
東北アジア研究, 20, 20, 163, 173, 東北大学東北アジア研究センター, 2016年02月, [招待有り], [筆頭著者]
日本語, 研究論文(大学,研究機関等紀要) - 博物館評価を評価する : 現状・課題と今後の展望 (特集 博物館における点検・評価とその実践)
佐々木 亨
博物館研究, 47, 12, 10, 13, 日本博物館協会, 2012年12月, [招待有り], [筆頭著者]
日本語 - 「学会誌の20年を振り返る ミュージアム関連の論考に関するこれまでの研究動向と今後の展望」
佐々木 亨
文化経済学, 9, 2, 36, 43, 文化経済学会 (日本), 2012年09月, [査読有り], [筆頭著者]
日本語, 研究論文(学術雑誌) - 博物館評価を評価する : ODAの評価方法・枠組みと比較して
佐々木 亨, 泰井 良
日本ミュージアム・マネージメント学会研究紀要, 16, 0, 103, 111, 日本ミュージアム・マネージメント学会, 2012年03月, [査読有り], [筆頭著者]
日本語 - ミュージアムの評価システム作りの現場 (特集 博物館の経営・運営指標(ベンチマーク)づくり)
佐々木 亨
博物館研究, 42, 6, 12, 15, 日本博物館協会, 2007年06月, [招待有り], [筆頭著者]
日本語 - 静岡県立美術館におけるリピーター維持と展覧会特性--20歳未満観覧者を中心とした提言
佐々木 亨
日本ミュージアム・マネージメント学会研究紀要, 0, 9, 25, 36, 日本ミュージアム・マネージメント学会, 2005年03月, [査読有り], [筆頭著者]
日本語 - ミュージアム評価に関する2つの誤解--静岡県立美術館の事例から (特集 公共建築と評価の視点)
佐々木 亨
公共建築, 46, 3, 28, 32, 公共建築協会, 2004年07月, [招待有り], [筆頭著者]
日本語 - ミュージアムの評価:ベンチマークスによる現状把握とミッションの再構築 (特集 博物館の評価)
佐々木 亨
博物館研究, 38, 5, 12, 15, 日本博物館協会, 2003年05月, [招待有り], [筆頭著者]
日本語 - 「満洲国時代における観光資源、展示対象としてのオロチョン」
佐々木亨
『東北アジア諸民族の文化動態』, 163, 213, 2002年, [筆頭著者] - 「オロチョンの毛皮獣猟と北満洲における毛皮取引」
佐々木亨
『東北アジア研究センター叢書』, 1, 35, 48, 2001年, [筆頭著者] - 「アイヌ民族文化の展示に関する評価研究の試み: 北海道開拓記念館の調査から」
佐々木亨
『昭和女子大学国際文化研究所紀要:他者像としてのアイヌ民族イメージを検証する』, 6, 43, 62, 2001年, [招待有り], [筆頭著者] - 公立博物館における行政評価評価手法構築に向けて
佐々木 亨
日本ミュ-ジアム・マネ-ジメント学会研究紀要, 3, 13, 24, 日本ミュ-ジアム・マネ-ジメント学会, 1999年03月, [査読有り], [筆頭著者]
日本語 - 千島アイヌの伝統文化と文化変化について (<特集>北方研究)
佐々木 亨
昭和女子大学国際文化研究所紀要, 2, 0, 37, 44, 昭和女子大学, 1996年03月31日, [招待有り], [筆頭著者]
日本語 - 千島アイヌの精神世界にみる海への適応 (第10回北方民族文化シンポジウム「北方の島嶼における人と文化」)
佐々木 亨
北方民族文化シンポジウム報告, 10, 19, 39, 北方文化振興協会, 1996年, [筆頭著者]
日本語
その他活動・業績
書籍等出版物
- プラス・ミュージアム・プログラム 令和5年度事業報告書『ミュージアムを足してみるー北海道大学プラス・ミュージアム・プログラム Report2』
佐々木亨, 「「経験」・「対話」・「省察」を生み出すアーカイブ」、「企業人たちによるスリリングな4ヶ月」、「小樽芸術村と文化観光について重ねてきた対話」
北海道大学大学院文学研究院, 2024年02月, [共編者(共編著者)] - 「大阪市博物館機構に対する期待と評価活動に関する課題」『ミュゼ』(127)
佐々木亨, 14-16
アム・プロモーション, 2021年06月, [単著] - 『学芸員がミュージアムを変える! 公共文化施設の地域力』
今村信隆, 佐々木亨ほか, 「ミュージアム体験を「ライフコース」と「ナラティブ」で編み直す」
水曜社, 2021年03月28日, [共編者(共編著者)] - 『北海道大学学芸員リカレント教育プログラム 2020年度 事業報告書』
佐々木亨, 今村信隆, 森岡和子ほか, 「学芸リカプロを、終えるにあたって、次につなげて」
北海道大学, 2021年03月, 12213799, [共編者(共編著者)] - 『公立博物館の経営と指定管理者制度』
佐々木 亨, 「博物館評価と博物館経営」
同成社, 2020年02月, [共著] - 『北海道大学学芸員リカレント教育プログラム 平成30年度 事業報告書』
佐々木亨, 鈴木幸人, 今村信隆, 鳥羽早弥佳ほか, 「学芸リカプロを、はじめるにあたって、はじめてみて」
北海道大学, 2019年03月, 12213799, [共編者(共編著者)] - 『文化経済学 理論と実際を学ぶ』
佐々木 亨, 林 勇貴, 第13,14章
有斐閣, 2019年03月, [共著] - 『新訂 博物館経営論』
佐々木 亨, 第1,2,8,9,12,14章
放送大学教育振興会, 2019年03月, [共著] - 『博物館経営論』
佐々木 亨, 「ミュージアムのマネジメント」
京都造形芸術大学出版局, 2017年03月, [共著] - 『文化経済学の展望』
佐々木 亨, 第1部 文化芸術分野編「ミュージアム」
ミネルヴァ書房, 2016年07月, [共著] - 『空間に遊ぶ−人文科学の空間論』
佐々木 亨, 第4章「文化を展示する」とは何か
北海道大学出版会, 2016年06月, [共著] - 『ミュージアム・マネージメント学事典』
佐々木 亨, 「コミュニティとミュージアム」、「マーケティング(美術館)」、「外部評価」
学文社, 2015年06月, [共著] - アーツ・マネジメント概論 三訂版 (文化とまちづくり叢書)
小林 真理, 片山 泰輔, 伊藤 裕夫, 中川 幾郎, 山崎 稔惠, 中尾 知彦, 佐々木 亨, 柳 与志夫, 熊倉 純子, 蓮池 奈緒子, 武田 康孝, 池田 修
水曜社, 2009年04月25日, 4880652199, 397, [共著] - 『講座・世界の先住民族 01 東アジア』<綾部恒雄>
明石書店, 2005年 - 『生涯学習[自己点検・評価]ハンドブック-行政機関・施設における評価技法の開発と展開-』<井内慶次郎>
文憲堂, 2004年 - 『平成13年度~15年度科学研究費補助金基盤研究C(1)研究成果報告書 ミュージアムのアイヌ文化展示における事前・形成的評価の実験的導入に関する研究』<佐々木亨>
北海道大学大学院文学研究科, 2004年 - 『平成14年度~15年度科学研究費補助金特別研究促進費研究成果報告書 博物館の機能及びその効果的な運営の在り方に関する実証的研究』<斎藤靖二>
国立科学博物館, 2004年 - 『産業化する芸術の可能性-都市資源としての文化施設-』<岩渕潤子ほか>
都市出版(株), 2002年 - 『東北アジア諸民族の文化動態』<煎本孝>
北海道大学図書刊行会, 2002年 - 博物館展示・教育論 (博物館学シリーズ)
小原 巌, 守井 典子, 酒井 一光, 塚原 正彦, 降旗 千賀子, 大堀 哲, 佐々木 亨, 広瀬 隆人
樹村房, 2000年09月, 4883670325, 170, [共著] - 『博物館学概論』(新版博物館学講座第1巻)<加藤有次>
雄山閣出版, 2000年 - 『特別展図録 石田収蔵-謎の人類学者の生涯と板橋』<小西雅徳>
板橋区立郷土資料館, 2000年 - お守り動物園 (INAXギャラリー―INAX BOOKLET)
加藤秀俊, 長谷川明, 佐々木亨, 伊藤比呂美, 住友和子編集室
INAXo, 1996年12月20日, 4872757319, 84, [共著]
講演・口頭発表等
- ミュージアム経営改善のため評価のあり方
佐々木亨
文化庁 R5年度ミュージアムトップマネジメント研修, 2023年09月27日, 日本語, 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
2023年09月27日 - 2023年09月29日, [招待講演] - ミュージアムにおけることば・物語・身体ー臨床の知をどのように評価するかー
佐々木亨
一般財団法人 地域創造「公立美術館地域展開型研修事業(美術館出前(オーダーメイド)型ゼミ)」, 2023年03月14日, 日本語, 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
[招待講演] - 「博物館評価再考:評価対象と手法の多様性」
佐々木亨
秋田県博物館等連絡協議会実務担当者研修会, 2020年02月20日, 日本語, 口頭発表(招待・特別)
2020年02月20日 - 2020年02月20日, [招待講演] - 企画フォーラムI−C「事業計画のロジックモデルを作成するワークショップ」
佐々木亨ほか
日本文化政策学会 第 13 回研究大会, 2019年12月21日, 日本語, 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
2019年12月21日 - 2019年12月22日 - 「今後の地方公立美術館・博物館の役割について ―特に小規模館の事業評価に焦点を当てて」
佐々木 亨
地域創造主催:美術館出前(オーダーメイド)型ゼミ, 2019年10月30日, 日本語, 口頭発表(招待・特別)
[招待講演], [国内会議] - 基調講演 2 : ミュージアム評価は誰のためにあるのか:来館者から、地域住民や連携事業パートナーへ
佐々木 亨
国際博物館会議(ICOM)、MPR (マーケティング&パブリックリレーション) セッション, 2019年09月04日, 英語, 口頭発表(基調)
[招待講演], [国際会議] - 企画フォーラム(1)「ミュージアム評価の総括と新たな手法構築に向けた試行」
佐々木 亨 ほか
日本文化政策学会 第12回年次研究大会, 2018年11月24日, 日本語, シンポジウム・ワークショップパネル(公募)
[国内会議] - 指定管理者制度による公立博物館の運営(コメンテータ)
佐々木 亨
ンポジウム「指定管理者制度による公立博物館の運営」, 2018年10月13日, 日本語, シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
[招待講演], [国内会議] - いまこそ〈企画力〉 企画展制作の立案・運営・評価(コーディネータ)
佐々木 亨
「ミュージアム学芸員の企画展制作〈立案・運営・評価〉スキル養成深化プログラム」公開シンポジウム, 2018年07月22日, 日本語, シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
[国内会議] - 施設の運営評価と指定管理者制度を考える
佐々木 亨
環境中間支援会議主催「環境学習施設の可能性を考える」, 2017年11月01日, 日本語, 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
[招待講演], [国内会議] - 博物館評価におけるロジックモデルの有効性−三重県総合博物館と六本木アートナイトを事例に−
卓彦伶, 佐々木亨
博物館評価国際会議 2017, 2017年10月20日, 中国語, 口頭発表(一般)
[国際会議] - 評価学における評価事例について
佐々木 亨
第3回ミュージアム評価研究会, 2017年09月24日, 日本語, 口頭発表(一般)
[国内会議] - シンポジウム「文化事業に関する評価の再検証」
佐々木 亨
日本文化政策学会 第11回年次研究大会, 2017年09月18日, 日本語, シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
[招待講演], [国内会議] - 公立ミュージアム評価における課題と展望
佐々木 亨
日本評価学会 春季第14回全国大会, 2017年05月20日, 日本語, 口頭発表(一般)
[国内会議] - 静岡県立美術館評価報告書(H28)に関する課題と改善の視点
佐々木 亨
静岡県立美術館評価業務全体報告会, 2017年03月07日, 日本語, その他
[招待講演], [国内会議] - ミュージアムの評価と外部性
佐々木 亨
第1回ミュージアム評価研究会, 2017年02月18日, 日本語, 口頭発表(一般)
[国内会議] - 戦略マップの作成を通して考える博物館
佐々木 亨
平成28年度博物館学芸員専門講座, 2016年12月02日, 日本語, 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
[招待講演], [国内会議] - 「文化を展示する」とは何か
佐々木 亨
北海道札幌東高等学校 読書会, 2016年11月16日, 日本語, 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
[国内会議] - ワークショップ(3)「ミュージアムの作り方」
佐々木 亨
日本NPO学会 夏のセミナー, 2016年09月01日, 日本語, シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
[招待講演], [国内会議] - 「ミュージアム評価の現状と課題」
佐々木 亨
日本評価学会主催 第19期評価士養成講座, 2016年03月05日, 日本語, 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
[招待講演], [国内会議] - 「地域の核となる博物館の運営−博物館戦略マップの作成を通して−」
佐々木 亨
文部科学省主催 平成27年度 博物館学芸員専門講座, 2015年12月11日, 日本語, 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
[招待講演], [国内会議] - 「ミュージアム評価の現状と課題」
佐々木 亨
日本評価学会主催 第18期評価士養成講座, 2015年09月27日, 日本語, 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
[招待講演], [国内会議] - シンポジウム「公立博物館・美術館の指定管理運営館の現状と課題」
佐々木 亨
法政大学資格課程 主催, 2015年09月26日, 日本語, シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
[招待講演], [国内会議] - 「文化施設における普及啓発等について−博物館経営論の視点から−」
佐々木 亨
国立公文書館主催 平成27年度アーカイブズ研修Ⅰ, 2015年09月02日, 日本語, 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
[招待講演], [国内会議] - 「既存の独立行政法人・地方独立行政法人における課題から」
佐々木 亨
公開フォーラム「博物館に適した地方独立行政法人を考える, 2015年04月27日, 日本語, シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
[招待講演], [国内会議] - 「ミュージアム評価の現状と課題」
佐々木 亨
日本評価学会主催 第17期評価士養成講座, 2015年02月08日, 日本語, 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
[招待講演], [国内会議] - 「文化施設における普及啓発等について−博物館経営論の視点から−」
佐々木 亨
国立公文書館主催 平成26年度アーカイブズ研修Ⅱ, 2015年01月21日, 日本語, 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
[招待講演], [国内会議] - 「評価を評価する−目標管理の評価とサービス品質管理の評価−」
佐々木 亨
文化経済学会<日本>主催 秋の講演会, 2014年10月25日, 日本語, シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
[招待講演], [国内会議] - 「ミュージアム評価の現状と課題」
佐々木 亨
日本評価学会主催 第15期評価士養成講座, 2014年01月26日, 日本語, 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
[招待講演], [国内会議] - 「未来館者の実態と「第2の交換」-静岡県立美術館の事例から-」
佐々木 亨
文化経済学会<日本>主催 秋の講演会, 2013年11月03日, 日本語, シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
[招待講演], [国内会議] - 文化政策と美術館をつなぐもの
佐々木 亨
地域創造主催 アートミュージアムラボ, 2013年03月08日, 日本語, シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
[招待講演], [国内会議] - 静岡県立美術館の公益性をあらためて考える-未来館者調査結果から-
佐々木 亨
地域創造主催 アートミュージアムラボ, 2013年03月08日, 日本語, 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
[招待講演], [国内会議] - ミュージアム評価の現状と課題
佐々木 亨
日本評価学会 第12期評価士養成講座, 2013年01月27日, 日本語, 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
[招待講演], [国内会議] - 「評価活動を評価する-公立博物館へのヒアリング調査から(中間報告)-」
佐々木 亨, 泰井 良
日本ミュージアム・マネージメント学会 第1回実践部門研究部会研究発表会, 2011年03月05日, 日本語, 口頭発表(一般)
[国内会議]
担当経験のある科目_授業
所属学協会
Works(作品等)
- 滋賀県東近江市博物館グループにおける評価システム構築支援
佐々木 亨 ほか, 2012年11月 - 現在, [その他] - 三重県立新博物館における評価システム構築支援
佐々木 亨 ほか, 2012年09月 - 現在, [その他] - 北海道大学総合博物館常設展示室「文学部展示」に関する企画策定・制作
佐々木 亨, 2016年07月, [芸術活動] - 静岡県立美術館のMSRレポート作成プロジェクト
佐々木 亨, 2014年05月 - 2016年03月, [その他] - 北海道大学総合博物館常設展示「産学連携」展示室に関するリニューアル企画策定・制作
佐々木 亨 ほか, 2015年01月, [芸術活動] - 北海道大学総合博物館常設展示「科学技術」展示室に関するリニューアル企画策定・制作
佐々木 亨 ほか, 2014年03月, [芸術活動] - 北海道大学総合博物館常設展示「北大の蔵書」展示室に関するリニューアル企画策定・制作
佐々木 亨 ほか, 2013年03月, [芸術活動] - 静岡県立美術館における未来館者調査の設計と分析・報告
佐々木 亨 ほか, 2012年03月 - 北海道立近代美術館評価システム導入プロジェクト2010 報告書
佐々木 亨 ほか, 2011年03月, [その他] - 北海道大学総合博物館常設展示「循環から見る自然と人」展示室に関するリニューアル企画策定
2011年, [芸術活動] - 府中市美術館における評価システム構築の支援
佐々木 亨 ほか, 2007年04月 - 2010年03月 - 『府中市美術館 評価研究調査報告書』
佐々木亨, 泰井良, 2010年03月, [その他] - 北海道立近代美術館評価システム導入プロジェクト2009 報告書
佐々木 亨 ほか, 2010年03月, [その他] - MOA美術館(熱海市)における評価システム構築の支援
2010年 - 北海道大学総合博物館常設展示「科学技術展示室」に関するリニューアル企画策定(第3回目)
2010年, [芸術活動] - 北海道大学総合博物館常設展示「科学技術展示室」に関するリニューアル企画策定(第2回目)
2009年, [芸術活動] - 北海道立近代美術館で実施した利用者アンケート等の集計分析報告書
佐々木 亨, 2008年03月, [その他] - シンポジウム「博物館と大学-知の装置の連携と協働」
2008年 - 招待講演「美術館における来館者調査と評価活動-その現状と課題」
2008年 - 北海道立近代美術館における評価システム構築の支援
2008年 - 講演「博物館は必要とされているか?-評価からみえてきた課題」
2008年 - (財)仙台市市民文化事業団の文化施設における評価システム構築の支援
2008年 - 北海道大学総合博物館常設展示「科学技術展示室」に関するリニューアル企画策定
2008年, [芸術活動] - 北海道大学総合博物館第58回企画展「G8洞爺湖サミット関連企画展示 洞爺湖・有珠火山地域の環境と資源」
2008年, [芸術活動] - 『静岡県立美術館評価に関する調査等業務委託報告書』
佐々木 亨, 2006年, [芸術活動] - 北海道大学総合博物館第40回企画展「知床の自然環境と人びと-考古学・保全生態学の研究成果から-」
2006年, [芸術活動] - 斜里町立知床博物館企画展「知床の自然環境と人びと-考古学・保全生態学の研究成果から-」
2006年, [芸術活動] - 北海道大学総合博物館第34回企画展「2000年 有珠山噴火 ~活きる山と生きる」
2006年, [芸術活動] - 北海道大学総合博物館第23回企画展「フラメンコ-人生を唄い、奏で、踊ること-」
2005年, [芸術活動] - 北海道大学総合博物館第19回企画展「道具が伝える日本人の知恵とかたち展-置戸町 秋岡生活資料より-」
2004年, [芸術活動] - 北海道大学総合博物館第16回企画展「人々の暮らしとオシラサマ信仰」
2004年, [芸術活動] - 北海道大学総合博物館第4回企画展「アイヌ民族楽器-ムックリ・トンコリ」
2003年, [芸術活動]
共同研究・競争的資金等の研究課題
- ミュージアムにおける来館者のニーズ分析と事業のリニューアル − 動物園における行動調査に基づいて −
生涯教育研究助成金
2023年08月 - 2024年12月
卓彦伶
公益財団法人 北野生涯教育振興会, 研究代表者 - 市民のSDGs取組に向けた行動変容の ためのミュージアム活用シナリオの創出
2022年10月 - 2024年09月
佐久間 大輔, 大阪市立自然史博物館学芸課
科学技術振興機構 社会技術研究開発センター, SDGsの達成に向けた共創的研究開発プログラム シナリオ創出フェーズ・ソリューション創出フェーズ, 北海道大学, 研究代表者 - 文化施設自己評価システムの構築(1)
受託研究
2021年05月 - 2022年03月
源由理子
(株)ケイミックスパブリックビジネス, 北海道大学, 研究代表者 - ミュージアムの新たな評価手法構築に関する実践研究-社会的価値と事業改善に着目して
科学研究費補助金(挑戦的研究(開拓))
2018年07月 - 2022年03月
佐々木 亨
文部科学省, 研究代表者, 競争的資金 - ミュージアムと地域活性化―変容するミュージアムの新たな経営課題
科学研究費補助金(基盤研究(B))
2012年 - 2015年
河島 伸子, 佐々木 亨, 小林 真理, 山梨 俊夫
文化政策のドメイン自体の拡張に伴い、ミュージアムの「社会的意義」は、「まちづくり、地域活性化」と同義になりつつある。すなわち、一方では、福祉・教育・社会包摂などへの社会的貢献を、また一方では観光や地域発展に対する経済的貢献を含むようになっている。地域活性化に貢献するミュージアムという考え方の再検討、その適用に際しての軋轢と問題克服に向けた仕組みづくりについての考察を進めてきた。第一に、日本のミュージアム運営が単なる効率主義に陥っていないか、それとも地域社会における位置づけを確認し、戦略的目標に沿って事業遂行に取り組むようになったか、を調べた結果、これまでのところ、非常にアントレプレナーシップ的な先進的事例があることも明らかになる一方、多くのミュージアムでは評価の仕組み作りにまだ四苦八苦している。第二に、ミュージアムの地域社会貢献という観点から近年急速に関心を集めている「アウトリーチ」活動、さらに広く「インクルーシブ」なミュージアム運営という課題に関する実態と問題点としては、やはり先進事例もあるものの、全体には「とりあえずやっている」活動、という実態が見えてきた。特に地域との連携という点については、同じアートを扱っていてもいわゆる「アート・プロジェクト」にこそ興味深い事例が多く、ミュージアムを飛び出したこれらの動きとそれに対してミュージアムがどのように反応していくのかを調査する必要があるとわかった。第三に、「友の会」「ボランティア」といった組織を、特に明確な目的なしに設置した結果、ミュージアムにも参加者にも効果を持っていないことが明らかになりつつある。
文部科学省, 基盤研究(B), 同志社大学, 連携研究者, 競争的資金, 24300312 - 公立ミュージアムでの評価導入・運用の検証と「評価パッケージ」の提案
科学研究費補助金(基盤研究(C))
2010年 - 2013年
佐々木 亨, 泰井 良, 黒岩 啓子, 北村 淳一, 高井 健司, 佐々木 亮
前半2カ年では、評価をすでに導入している公立ミュージアムなど18館における評価導入・運用の実態をヒアリング調査した。後半2カ年ではその調査結果をもとに、公立ミュージアム学芸員2名、自治体職員1名、民間コンサルタント1名からなる組織で2件の「評価パッケージ」を検討した。(1)滋賀県東近江市博物館グループにおいては、博物館の社会的な存在意義と人材育成システムの必要性と妥当性を検証する「評価パッケージ」を提案し、それに基づく評価を行った。(2)三重県総合博物館においては、業績測定型評価と参加型評価を併用した「評価パッケージ」を提案し、2014年4月のリニューアル開館時から運用できるようにした。
文部科学省, 基盤研究(C), 北海道大学, 研究代表者, 競争的資金, 22601001 - 噴火湾北岸縄文エコ・ミュージアム構想とサテライト形成
科学研究費補助金(基盤研究(B))
2006年 - 2009年
小杉 康, 佐々木 亨, 橋本 雄一, 鈴木 正章, 瀧川 渉, 山崎 京美, 富岡 直人
「噴火湾北岸縄文エコ・ミュージアム」の基本計画を作成し、小幌洞窟遺跡、有珠6遺跡の発掘調査による学術成果に基づいて、それぞれの遺跡をサテライトとして整備して、コア・ミュージアムを開設した。
文部科学省, 基盤研究(B), 北海道大学, 連携研究者, 競争的資金, 18320125 - 博物館の機能及びその効果的な運営の在り方に関する実証的研究
科学研究費補助金(特別研究促進費)
2002年 - 2003年
斎藤 靖二, 椎 廣行, 吉武 弘喜, 濱田 隆士, 飯田 浩之, 鈴木 眞理, 佐々木 亨
博物館運営(ミュージアム・マネジメント)を捉える枠組みを検討した結果、経営学的の知見を活用して、(1)オペレーション(日常業務の遂行)と(2)マネジメント(管理)に、(3)ガバナンス(統治)という観点を加えた三段階の概念整理が有効であることを確認することができた。また、アメリカの博物館等の現地訪問調査によって、個々の博物館における運営体制や評価手法、地域社会との関係づくりなどについて各種の情報を得ることができ、共通的な運営の特徴として、(1)使命(ミッション)や計画(ストラテジック・プラン)が明確になっており、(2)来館者の視点による評価が継続的に実施され、(3)評価結果が博物館運営の改善のために効果的に活用されていることがわかった。加えて、アメリカには博物館協会をはじめとして全米規模の各種団体が存在し、個々の博物館の運営を効果的にサポートしていることもわかった。アメリカの美術館におけるインターンシップの実態についても情報を得ることができた。他方、国内の状況に関しては、独自の取り組みを行っている博物館等についての見学調査を行ったほか、日本博物館協会等の大会に参加するなどして、個別の施設の状況だけでなく、全体的な傾向やサポート体制について情報収集に努めた。また、国立科学博物館が実施している「ミュージアム・マネージメント研修」について、これまでの受講者を対象として追跡調査を実施した。2年間の調査研究を通して、望ましい博物館運営のためにはオペレーション・マネジメント・ガバナンスの有機的連携が重要であることがわかった。日本においては、ガバナンスに関する研究を充実させるとともに、個々の博物館運営を側面からサポートする制度を構築することが望まれる。
文部科学省, 特別研究促進費, 独立行政法人国立科学博物館, 連携研究者, 競争的資金, 14800003 - ミュージアムのアイヌ文化展示における事前・形成的評価の実験的導入に関する研究
科学研究費補助金(基盤研究(C))
2001年 - 2003年
佐々木 亨, 手塚 薫, 出利葉 浩司
この研究は,(1)博物館展示における評価と(2)博物館の事業を対象とした評価から構成されている。(1)アイヌ文化に関する企画展における事前評価調査と事後評価調査展示企画段階での展示内容に関する一般観覧者の印象,展示意図の受けとめを調査(事前評価調査)し,その結果を受けて展示構成や手法を修正し,より完成度の高い展示企画とし,展示をオープンさせた。完成後の展示においては,観覧者が関心を持ったテーマや観覧者に伝達した情報などを調査(事後評価調査)した。この研究で調査対象とした企画展は,北海道開拓記念館第135回テーマ展「アイヌの生活文化」(2002(平成15)年1月11日-2月16日)と,北海道大学総合博物館第4回企画展「アイヌ民族楽器-ムックリ・トンコリー」(2003(平成15)年6月23日-7月12日)である。なお,展示完成前に試作の展示室において行う「形成的評価」を実施することができなかったため,事前評価調査と事後評価調査に変更して実施した。(2)国内の博物館における事業評価の実態調査東京都江戸東京博物館,神奈川県立地球市民かながわプラザ,静岡県立美術館,札幌芸術の森野外美術館などにおいて,展示を含む博物館の事業全体に対する評価についての事例を収集した。静岡県立美術館においては同美術館の協力の下,本科学研究費の交付を受けた3か年間を通して事業評価調査を,美術館職員と美術館所轄部署である静岡県生活・文化部文化政策室職員とともに研究代表者が実施した。評価が美術館経営にとってどのような効果を発揮するか実践の場で試みた。
文部科学省, 基盤研究(C), 北海道大学, 研究代表者, 競争的資金, 13610351 - Museum Evaluation
2001年
競争的資金 - 東北アジア先住民文化に関するミュージアムの民族展示における評価研究
科学研究費補助金(萌芽的研究)
1999年 - 2000年
佐々木 亨
1 今年度(昨年度を含む)実施した調査研究の概要(1)北海道開拓記念館(以下、「記念館」とする)における調査昨年度、アイヌ展示の評価調査として、展示内容の再認テスト(伝達度調査)と観覧者間で創り出される会話の採取(自由度調査)を行った。しかし、会話採取に関して、プライバシーおよび倫理的問題点があると指摘された。そのため、今年度は会話採取の問題点、他の学問領域での考え方を検討した。併せて会話採取に代わる、観覧者へのイシタビューを試験的に実施し、情報伝達以外に考えられる展示の価値を探った。(2)民族展示に関する手法、および文化施設などにおける事業評価の考え方・手法に関する資料収集今年度はミュージアム関連の学会からの要請もあり、事業評価の考え方・手法に力点を置いた。2 調査研究の実施結果と今後の展開(1)記念館における民族展示の情報伝達度が極めて低いことが分かる。一方、会話採取やインタビューにより、観覧者自身・観覧者間で創出される情報は、その過程が展示への「参加性」を意味すると分かった。会話採取については、インフォームド・コンセントとプライバシー保護が最優先と結論づけた。今回は完成後の常設展示への評価で展示改善につながり難いため、アイヌの企画展で事前・形成的評価を実験的に導入することを計画した。(2)他の文化施設や自治体で実施している評価事例を、ミュージアムの特殊性を考慮した上で応用できると判明した。その一つとして、展示を含めた各種事業を総合的に評価するベンチマークス手法を提案した。今後の展開として、実際のミュージアム運営にその手法を実験的に導入し、有効性をみるプロジェクトを立ち上げた。
文部科学省, 萌芽的研究, 東北大学->北海道大学, 研究代表者, 競争的資金, 11871049 - 民族学的情報伝達装置としての博物館の意義に関する基礎的研究(アイヌ文化展示を中心に)
科学研究費補助金(基盤研究(C))
1997年 - 2000年
出利葉 浩司, 矢口 祐人, 佐々木 亨, 山田 伸一, 手塚 薫
この研究は,研究者が民族学的情報を他者とくに一般の人びとへ伝達する手段としての博物館の機能に注目し,そうした機能をさらに分析的に検討することにより,民族学情報伝達装置としての博物館の意義を再検討し,今後の博物館活動の指針とするものである。対象とする文化は「アイヌ文化」とした。調査研究のアプローチとして,学芸員によるアイヌ資料コレクションの形成,おなじく学芸員によるアイヌ文化あるいは歴史についての展示企画、小学生を対象として博物館がおこなう教育プログラム,それに展示会を広報するためのプログラム,この4つを柱としてとりあげた。コレクション論では,いくつかのコレクションの再検討と海外のコレクションとの比較をおこなった。展示論では,北海道開拓記念館のアイヌ展示部分のシナリオの再検討および同部分について来館者がどう展示を理解したかという調査をおこなった。普及広報としてひろく民族展示にかんするポスターを題材に,それぞれの展示がおこなわれていた年代の民族観を考察した。また,海外博物館に於ける民族展示のレビューをおこない,国内展示との比較をおこなった。このほか,狩猟具を用いた体験的プログラムを作成し,小学校において実践した。現時点で到達した結論は,民族学的資料は,概念として先験的に存在するものではなく,あくまでも学芸員が主体的に関与し,収集され,展示されるものである。その限りにおいて学芸員の視点は意味を持つが,展示という情報伝達媒介を通すとき,かならずしもそれが確実に伝わってはおらず,場合によっては誤解されて伝わっていることがわかった。また,実際の展示以外でも,たとえばポスターなどが普及する民族学的情報は無視できないこともわかった。今後は,近年おこなわれている博物館の展示評価の手法をとりいれながら,展示を客観的に評価するだけでなく,変更することもふくめた研究をおこなっていく必要がある。(798字)
文部科学省, 基盤研究(C), 北海道開拓記念館, 連携研究者, 競争的資金, 09610322 - アイヌをめぐる社会政治的状況に関する人類学的研究
科学研究費補助金(基盤研究(C))
1998年 - 1999年
スチュアート ヘンリ, スチュアート ヘンリ, 斎藤 玲子, 佐々木 亨, 齊藤 玲子, 齋藤 玲子, 佐々木 亨
本年度の調査では、アイヌ民族をめぐる社会政治的状況に関連して、イメージの歴史的変遷、博物館での展示、「アイヌ観光」、そして小・中・高校学校社会科教科書の記述という4つの局面からを調べた。イメージの歴史的変遷に関して、昭和戦前期においてアイヌの同化が「完成」に向かいつつあるなかで、アイヌをめぐるイメージの新たに展開する様相を探った。とくに、「北方」をめぐる言説と優生学の立場からのアイヌ研究の展開いずれも、アイヌをあらたな形で差異化する方向に作用するものであったことが判明した。博物館での展示に関して、最近注目されている「博物館民族学」の登場した背景や必要牲、またその考え方の考察を通じて、アイヌ民族がどのように展示されているか、そして展示を見学する来館者の印象を調べた。具体的に、北海道開拓記念館(札幌市)のアイヌ文化展示において、どのような人が展示を見たか、展示の中で観覧者が新たに知ったことは何か、展示のメッセージがそれを制作した学芸員の意図通りに観覧者に伝わったかなどを知るために、展示の属性調査、観覧者調査を行なった。「アイヌ観光」の研究では、「アイヌ文化」が、いかに北海道観光の要素となっていったかについて、旅行雑誌等をとおして検証するとともに、アイヌ文化の担い手がどのように観光に関わってきたかについても阿寒での現地調査を中心に考察した。教科書の調査では、1999年度検定教科書の記述を選出しデータベース化して、そ嫌課を1995年に行なった同様のデータと比較考察を進めるために、資料整理を進めている。予備的な観察では、社会科教科書に登場するアイヌ民族に関する記述が充実しているが、新検定教科書では「伝統文化」が強調され、現状に関する記述が依然として不十分であると思われる。
文部科学省, 基盤研究(C), 昭和女子大学, 連携研究者, 競争的資金, 10610305 - 奥羽における北方交流史料の調査・研究
科学研究費補助金(基盤研究(C))
1997年 - 1999年
入間田 宣夫, 阿子島 香, 七海 雅人, 佐々木 亨, 平川 新, 吉田 忠, 榎森 進
3年間に渡る調査・研究の大部分のエネルギーは、東北大学附属図書館所蔵史料、なかでも狩野文庫所蔵史料、に注がれることになった。そこには、歴史・地理・地図・日記・旅行記・漂流記・随筆・文書・書簡など、北方交流史に関わるあらゆる分野に及ぶ基本史料が網羅的に収集されていた。前近代における筆写本・木版本については、質量ともに、北海道大学附属図書館北方資料室所蔵のそれに負けないほどのレベルに達していた。そのうえに、箱館奉行杉浦兵庫頭書留・函府人名録・東西蝦夷地引渡御用留など、他に写本類を見ないオリジナルな原本が、少なからず存在していることが明らかになった。かれといい、これといい、驚くべき発見である。所蔵現場におけるカード取りを基本として、重要な原本については他の所蔵機関の史料との比較・対照を行いつつ、地道な作業を継続して、大小の検討会を積み重ねることによって、北方交流史料に関する日本有数のコレクションの姿を明らかにすることができた。それらの調査・研究のまとめとして、「東北大学附属図書館所蔵北方交流史料目録」を作成して、研究成果報告書(41-253頁)に掲載することができた。あわせて、杉浦兵庫頭書留・函府人名録などに関する解題・詳細目録を掲載することができた。これによって、奥羽における北方交流史料の調査・研究のための確実な基盤を形作ることが出来た。ただし、初めに予定した各地の所蔵機関における調査・研究は、ほとんどが未遂に終わってしまった。水沢市立図書館におけるそれが唯一の実行例である。北大附属図書館北方資料室・文部省資料館ほかにおけるそれは、重要ではあるが、比較・対照の目的を出るものではなかった。東北大学附属図書館における史料が、質量ともに膨大であったことにより、そちらまで、手を延ばす余裕を得なかったものである。そちらについては、今後の課題として、取り組みを継続することにしたい。
文部科学省, 基盤研究(C), 東北大学, 連携研究者, 競争的資金, 09610325 - 東北アジアにおける交易拠点の比較研究
科学研究費補助金(国際学術研究)
1997年 - 1998年
山田 勝芳, 佐々木 亨, 岡 洋樹, 吉田 忠, 平川 新, 瀬川 昌久, 丸山 宏
中国・モンゴル・朝鮮・ロシア・日本という東北アジア各地域の主要な港市・都市を対象として、人・物・情報・資金などの移動を媒介する交易関係を総合的に研究することによって、これら各交易拠点を比較検討するという本研究の目的は、以下の点で十分な成果を挙げたということができる。交易関係は、経済関係だけではなく、政治・文化・社会・宗教・意識等々多面的な問題を含み、その全体的把握の上に比較を行うことによって、たとえば歴史的背景を異にしながら各都市・港市いずれもその中での交易拠点は政治拠点・軍事拠点に近接しつつ、独自の展開を見せていること等を解明できた。具体的にあげると、(1)アルタイ軍台・フフホトなどの軍事・交通の要衝での漢人商人(旅蒙商)の交易活動(2)大連・長春について、交易拠点に集中した資料の存在形態と少数民族オロチョンの毛皮交易活動との関係(3)現在においてもロシア国内に多数居住する朝鮮人である「高麗人(コリョサラム)」の存在(4)日本中世の代表的湊である十三湊の盛衰を通して見える地域支配と交易拠点の関係(5)朝鮮人が日本との交易拠点で形成した日本人観の問題(6)大陸と台湾との交易関係が、宗教的様相をもって立ち現れている側面があること(7)清朝支配以前の台湾は西欧の進出過程で特に交易拠点としての役割を強化したこと(8)大交易拠点である香港の地場交易拠点の植民地化以前から現在に至る展開(9)広州の歴史的・宗教的展開と香港との関係、等々が各参加者によって解明された。これらによって交易拠点の比較研究の実を挙げた。また多分野からなる地戦研究の方法開拓にも寄与するところがあった。さらに、テーマの性格から今後も継続的に検討して行くべき課題も多く、そのような問題点の存在を明らかにしたことの意味も大きい。
文部科学省, 国際学術研究, 東北大学, 連携研究者, 競争的資金, 09041002