城下 裕二 (シロシタ ユウジ)
法学研究科 法律実務専攻 公法講座 | 特任教授 |
高等教育推進機構 | 特任教授 |
Last Updated :2024/12/03
■研究者基本情報
プロフィール情報
- 1990年3月、北海道大学大学院法学研究科博士後期課程修了。同年4月、札幌学院大学法学部助教授。1997年4月、同教授。2002年4月、明治学院大学法学部教授。2008年4月、北海道大学大学院法学研究科教授。1997~1998年および2015年、ケンブリッジ大学法学部客員研究員。
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研究者番号
- 90226332
J-Global ID
研究キーワード
■経歴
経歴
- 2024年04月 - 現在
北海道大学, 大学院法学研究科, 特任教授 - 2008年04月 - 現在
北海道大学大学院法学研究科, 教授 - 2020年04月 - 2022年03月
北海道大学, 法科大学院長 - 2015年08月 - 2015年10月
ケンブリッジ大学法学部 法学・医学・生命科学センター, Visiting Scholar - 2015年08月 - 2015年10月
ケンブリッジ大学ウルフソン・コレッジ, Visiting Fellow - 2002年04月 - 2008年03月
明治学院大学法学部, 教授 - 1997年04月 - 2002年03月
札幌学院大学法学部, 教授 - 1997年07月 - 1998年03月
ケンブリッジ大学ウルフソン・コレッジ, Visiting Scholar - 1997年04月 - 1998年03月
ケンブリッジ大学法学部, Member of Faculty - 1990年04月 - 1997年03月
札幌学院大学法学部, 助教授
学歴
委員歴
- 2024年09月 - 現在
令和6年司法試験予備試験考査委員(刑法) - 2024年06月 - 現在
法務省 札幌矯正管区, 視察委員会運営アドバイザー - 2024年06月 - 現在
札幌弁護士会, 懲戒委員会委員 - 2014年12月 - 現在
法と精神医療学会, 理事, 学協会 - 2022年06月 - 2024年05月
札幌弁護士会, 資格委員会委員 - 2023年09月 - 2024年02月
令和5年司法試験予備試験考査委員(刑法) - 2020年10月 - 2023年10月
日本犯罪社会学会, 理事 - 2022年07月 - 2022年12月
令和4年司法試験予備試験考査委員(刑法) - 2020年06月 - 2022年05月
札幌弁護士会, 綱紀委員会委員 - 2020年09月 - 2022年03月
法科大学院協会, 理事 - 2021年07月 - 2021年11月
令和3年司法試験予備試験考査委員(刑法) - 2020年10月 - 2021年02月
令和2年司法試験予備試験考査委員(刑法) - 2014年10月 - 2017年10月
日本犯罪社会学会, 常任理事, 学協会 - 2013年05月 - 2015年04月
北海道情報公開・個人情報保護審査会, 第三部会長, 自治体 - 2013年04月 - 2015年03月
札幌弁護士会, 懲戒委員会予備委員, その他 - 2011年05月 - 2013年04月
北海道情報公開・個人情報保護審査会, 委員, 自治体 - 2006年04月 - 2008年03月
日本評論社「法律時報」誌, 第3期編集委員, その他
■研究活動情報
論文
- 改正臓器移植法の回顧と展望
城下裕二
只木誠=佐伯仁志=北川佳世子(編)『甲斐克則先生古稀祝賀論文集[下巻]』(成文堂), 285, 302, 2024年10月, [招待有り]
日本語 - 準詐欺罪をめぐる解釈論上の諸問題
城下裕二
穴沢大輔=佐藤陽子=城下裕二=角田真理子=松原和彦(編)『消費社会のこれからと法 長井長信先生古稀記念』(信山社), 3, 25, 2024年01月 - 実行の着手
城下裕二
法学教室, 514, 15, 19, 2023年07月, [招待有り]
日本語 - 日本裁判員裁判的量刑判断之現況與課題
城下裕二, 林儹紘 訳
月旦法學, 337, 160, 170, 2023年06月, [招待有り]
研究論文(学術雑誌) - 臨床研究に基づく論文掲載と虚偽・誇大広告罪の成否
城下裕二
山口厚ほか(編)『実務と理論の架橋―刑事法学の実践的課題に向けて―』, 293, 314, 2023年02月, [招待有り]
日本語, 11589168 - 裁判員裁判時代の量刑論を考える―野村健太郎『量刑の思考枠組み』を読んで―
城下裕二
佐伯仁志ほか(編)『刑事法の理論と実務④』, 141, 164, 2022年10月, [招待有り] - クレプトマニア(窃盗症)・摂食障害と刑事責任
城下裕二
刑事法ジャーナル, 72, 19, 34, 2022年05月, [招待有り]
日本語 - 「裏返しの犯罪論」について―中止未遂の理論構造との関連で―
城下裕二
高橋則夫先生古稀祝賀論文集[上巻], 641, 659, 2022年03月, [招待有り]
日本語 - 未遂犯論の系譜
城下裕二
刑事法学の系譜 内田文昭先生米寿記念, 493, 518, 2022年01月, [招待有り] - 窃盗症(クレプトマニア)・摂食障害と刑事責任をめぐる近時の裁判例の動向
城下裕二
寺崎嘉博先生古稀祝賀論文集[下巻], 153, 179, 2021年12月, [招待有り] - Medical Technology, Terminal Care and Criminal Law: Court Cases from Japan
Yuji Shiroshita
Susanne Brucksch and Kaori Sasaki (eds.), Humans and Devices in Medical Contexts: Case Studies from Japan, Palgrave Macmillan, 143, 166, 2021年06月, [査読有り], [招待有り]
英語 - 同時傷害の特例と限定解釈
城下裕二
日髙義博先生古稀祝賀論文集 下巻, 49, 75, 2018年10月, [招待有り]
日本語 - Sentencing and Punishment in Japan and England : A Comparative Discussion
Julius Weitzdörfer, Yuji Shiroshita, Nicola Padfield
Jianhong Liu and Setsuo Miyazawa(eds.), Crime and Justice in Contemporary Japan, Springer, 189, 214, 2018年01月, [査読有り], [招待有り]
英語 - 裁判員裁判における死刑選択基準
城下裕二
現代日本の法過程(宮澤節生先生古稀記念)下巻, 117, 136, 2017年05月, [招待有り]
日本語 - 数故意犯説と責任主義
城下裕二
山中敬一先生古稀祝賀論文集 上巻, 373, 390, 2017年04月, [招待有り]
日本語 - 無許可輸入罪における実行の着手について
城下裕二
変動する社会と格闘する判例・法の動き 渡辺咲子先生古稀記念, 37, 59, 2017年03月, [招待有り]
日本語 - 窃盗症(クレプトマニア)・摂食障害と刑事責任
城下裕二
浅田和茂先生古稀記念論文集 上巻, 299, 319, 2016年10月, [招待有り]
日本語 - 特別予防論の現在と責任論の展望
城下裕二
法律時報, 88, 7, 15, 22, 2016年06月, [招待有り]
日本語 - 量刑判断における行為事情と行為者事情―「死刑と無期の間」を中心に
城下裕二
季刊刑事弁護, 83, 127, 134, 現代人文社 ; 1995-, 2015年07月, [招待有り]
日本語, 研究論文(研究会,シンポジウム資料等) - 裁判員裁判と「同種事犯の量刑傾向」―最高裁平成26年7月24日判決を中心に―
城下裕二
札幌学院法学, 31, 2, 129, 148, 札幌学院大学総合研究所, 2015年03月, [招待有り]
日本語, 論説Article - アスペルガー症候群と刑事責任
城下裕二
川端博先生古稀記念論文集(上巻), 241, 268, 2014年10月, [招待有り] - 混合的包括一罪の再検討
城下裕二
刑事法・医事法の新たな展開・上巻(町野朔先生古稀記念), 331, 360, 2014年03月, [招待有り] - 犯罪被害者と量刑―量刑の本質論・実体刑法の視点から
城下裕二
刑法雑誌, 52, 3, 66, 78, 2013年05月, [招待有り]
研究論文(学術雑誌) - 日本の裁判員裁判における量刑判断
閔永盛, 城下裕二
法学研究(釜山大学法学研究所), 54, 2, 55, 76, 2013年05月, [招待有り] - 終末期医療をめぐる刑法上の諸問題
城下裕二
刑事法ジャーナル, 35, 103, 110, 2013年02月, [招待有り]
日本語, 研究論文(学術雑誌) - 医療観察法における対象行為の主観的要件について
城下裕二
刑法・刑事政策と福祉(岩井宜子先生古稀祝賀論文集), 99, 117, 2011年12月, [招待有り] - 裁判員裁判における量刑の動向と課題
城下裕二
犯罪と非行, 170, 60, 85, 2011年12月, [招待有り] - Current Trends and Issues in Japanese Sentencing
Yuji Shiroshita
Federal Sentencing Reporter, 22, 4, 243, 248, 2010年04月, [査読有り], [招待有り]
英語, 研究論文(学術雑誌) - 改正臓器移植法の成立と課題
城下裕二
刑事法ジャーナル, 20, 11, 17, 2010年01月, [招待有り]
その他活動・業績
- [書評]橋本広大(著)『国際組織犯罪対策における刑事規制 処罰の早期化・犯罪収益規制とイギリス比較法』
城下裕二, 自由と正義, 74, 6, 2023年06月, [招待有り]
日本語 - 被告人に完全責任能力を認めて死刑を言い渡した原判決を破棄し、心神耗弱を認めて無期懲役を言い渡した事例
城下裕二, 医事法研究, 6, 113, 127, 2022年12月, [招待有り]
日本語 - 医師による不同意堕胎致傷罪について、執行猶予付き判決を言い渡した事例(広島高岡山支判令和3・7・14)
城下裕二, 新・判例解説Watch【2022年10月】(法学セミナー増刊 速報判例解説), 31, 203, 206, 2022年10月, [招待有り]
日本語 - 疾患の影響下における交通事故(東京高判平成30・2・22)
城下裕二, 別冊ジュリスト 医事法判例百選[第3版], 224, 225, 2022年07月, [招待有り] - 「犯罪」と「刑罰」について考える
城下裕二, 法学セミナー, 807, 51, 56, 2022年04月, [招待有り]
日本語 - 他人の助力を得て結果不発生に至った場合において中止行為が否定された事例(札幌地判令1・11・29)
城下裕二, 新・判例解説Watch【2021年10月】(法学セミナー増刊 速報判例解説), 29, 195, 198, 2021年10月, [招待有り]
日本語 - [書評]金澤真理・安田恵美・髙橋康史(編)『再犯防止から社会参加へ―ヴァルネラビリティから捉える高齢者犯罪』
城下裕二, 法学セミナー, 798, 132, 133, 2021年07月, [招待有り]
日本語 - [書評]甲斐克則(編)『精神科医療と医事法』医事法講座第10巻(信山社、2020年)
城下裕二, 医事法研究, 3, 207, 211, 2021年03月, [招待有り]
日本語, 書評論文,書評,文献紹介等 - 名義人の承諾と私文書偽造罪の成否
城下裕二, 別冊ジュリスト 刑法判例百選Ⅱ各論[第8版], 196, 197, 2020年11月 - 実行未遂と中止未遂
城下裕二, 別冊ジュリスト 刑法判例百選Ⅰ総論[第8版], 142, 143, 2020年11月 - 触法精神障害者の処遇に関する研究動向
城下裕二, 犯罪社会学研究, 45, 131, 139, 2020年11月, [招待有り]
日本語, 記事・総説・解説・論説等(学術雑誌) - 虚偽のデータに基づき内容虚偽の論文を作成させて学術雑誌に掲載させた行為と旧薬事法66条1項にいう「記述」
城下裕二, ジュリスト臨時増刊『令和元年度重要判例解説』, 156, 157, 2020年04月, [招待有り]
日本語, 記事・総説・解説・論説等(学術雑誌) - シンポジアムの趣旨について(シンポジアム②「北海道における指定入院医療機関の設置について」)
城下裕二;北潟谷仁, 法と精神医療, 34, 75, 77, 2020年03月, [責任著者]
日本語, 会議報告等 - 刑法 (特集 学界回顧2019)
城下 裕二, 長井 長信, 小名木 明宏, 松尾 誠紀, 法律時報, 91, 13, 40, 57, 2019年12月, [招待有り], [責任著者]
日本評論社, 日本語, 書評論文,書評,文献紹介等 - 高齢者の万引き窃盗につき、弁護人の精神鑑定請求を却下して完全責任能力を認めた第一審の訴訟手続には法令違反があるとされた事例(①事件) ①事件の差戻審として精神鑑定を実施し、被告人はアルツハイマー型認知症にり患していると認めたが、それが犯行に大きく影響したことを否定して完全責任能力を肯定し、同認知症の影響及び再犯防止策等を考慮して罰金刑を選択した事例(②事件)
城下裕二, 刑事法ジャーナル, 59, 99, 109, 2019年02月, [招待有り]
日本語 - 刑法(特集 2018年学界回顧)
城下裕二, 長井長信, 小名木明宏, 松尾誠紀, 法律時報, 90, 13, 39, 55, 2018年12月, [招待有り]
日本語, 書評論文,書評,文献紹介等 - 入れ墨の施術行為に医師法17条違反の罪の成立を認めた事例
城下裕二, 速報判例解説Vol.22 新・判例解説Watch, 175, 178, 2018年10月, [招待有り]
日本語, 記事・総説・解説・論説等(学術雑誌) - [講演]マシュー・ダイソン「準最適(sub-optimal)な臓器の移植に関する法的規制」
城下裕二, 北大法学論集, 69, 3, 212, 185, 2018年09月 - 量刑(刑事政策の新動向 第6回)
城下裕二, 法学教室, 456, 127, 132, 2018年09月, [招待有り]
日本語, 記事・総説・解説・論説等(学術雑誌) - [文献紹介]甲斐克則著『臓器移植と刑法〔医事刑法研究第6巻〕』
城下裕二, 年報医事法学, 33, 255, 260, 2018年08月, [招待有り]
日本語, 書評論文,書評,文献紹介等 - [BOOK REVIEW]唐沢穣・松村良之・奥田太郎編著『責任と法意識の人間科学』
城下裕二, 法律時報, 90, 9, 160, 164, 2018年08月, [招待有り]
日本語, 書評論文,書評,文献紹介等 - 刑法(特集 2017年学界回顧)
城下裕二, 長井長信, 小名木明宏, 松尾誠紀, 法律時報, 89, 13, 45, 61, 2017年11月, [招待有り]
日本語, 書評論文,書評,文献紹介等 - 未遂犯(特集 法科大学院における刑法教育)
城下裕二, 法学教室, 442, 28, 33, 2017年06月, [招待有り] - 生活に困窮し、精神的に追い込まれた状況で突発的に当時13歳の実子を殺害した母親に対して、懲役7年の判決が言い渡された事例
城下裕二, 速報判例解説Vol. 18 新・判例解説Watch, 18, 159, 162, 2016年04月, [招待有り]
日本評論社, 日本語 - 傷害致死の事案につき懲役10年の求刑を超えて懲役15年に処した第一審判決およびこれを是認した原判決が量刑不当として破棄された事例
城下裕二, 速報判例解説Vol. 17 新・判例解説Watch, 17, 187, 190, 2015年10月, [招待有り]
日本評論社, 日本語 - 最新判例批評([2014] 80)一審で裁判員の参加する合議体が強盗殺人等の事案につき死刑を選択したのに対し、控訴審が、前科を除けば死刑を選択し難い本件について、本件と前科との間に社会的な類似性は認められず、前科を重視して死刑を選択するには疑問があるなどとして、原判決を破棄して無期懲役刑を言い渡した事例[東京高裁平成25.6.20判決] (判例評論(第669号))
城下 裕二, 判例時報, 2232, 149, 154, 2014年11月01日
判例時報社, 日本語 - 一審で裁判員の参加する合議体が強盗殺人等の事案につき死刑を選択したのに対し、控訴審が、前科を除けば死刑を選択し難い本件について、本件と前科との間に社会的な類似性は認められず、前科を重視して死刑を選択するには疑問があるなどとして、原判決を破棄して無期懲役を言い渡した事例
城下裕二, 判例評論, 669, 35, 40, 2014年11月, [招待有り]
日本語 - 少年事件の裁判員裁判で初めて死刑が言い渡された第一審判決の量刑が維持された事例
城下裕二, 速報判例解説 新・判例解説Watch, 15, 11, 163, 166, 2014年10月, [招待有り]
日本評論社, 日本語 - 名義人の承諾と私文書偽造罪の成否
城下裕二, 別冊ジュリスト 刑法判例百選Ⅱ〔第7版〕, 196, 197, 2014年08月, [招待有り]
日本語 - 実行未遂と中止未遂
城下裕二, 別冊ジュリスト 刑法判例百選Ⅰ〔第7版〕, 142, 143, 2014年08月, [招待有り]
日本語 - 臓器売買事件
城下裕二, 別冊ジュリスト 医事法判例百選〔第2版〕, 202, 203, 2014年03月, [招待有り]
日本語 - 確定判決前後の犯行にそれぞれ懲役24年と懲役26年の刑を言い渡し、両者を併科した事例
城下裕二, 速報判例解説 新・判例解説Watch, 12, 155, 158, 2013年03月, [招待有り]
日本語 - 迷惑防止条例違反の事案について、長期の未決勾留に先立つ捜査機関の手続に違法があったことも考慮して、懲役4年の求刑に対して被告人を罰金50万円に処した事例
城下裕二, 速報判例解説 新・判例解説Watch, 11, 139, 142, 2012年09月, [招待有り] - 労働基準法32条1項(週単位規制)違反の罪と同条2項(日単位規制)違反の罪との罪数関係
城下裕二, ジュリスト(平成23年度重要判例解説), 1440, 169, 170, 2012年04月, [招待有り] - 1 被害者2名に対する殺人および傷害致死等の事案について、検察官の死刑の求刑に対して無期懲役を言い渡した事例 2 同一の被害者に対する殺人に先立つ傷害の事案について、約3か月間にわたる多数回の暴行とその結果としての傷害を包括一罪と判断した事案
城下裕二, 速報判例解説, 8, 187, 190, 2011年03月, [招待有り] - 被害者参加制度の下で審理が行われた自動車運転過失致死の事案について、本件事故に係る過失の態様や被告人の供述状況等に照らすと、同種事犯に対するこれまでの量刑傾向を批判的に検討しても、被告人を実刑に処するのはいささか重きに失するといわなければならないとして、被告人に対し、執行猶予付きの禁錮刑を言い渡した事例
城下裕二, 速報判例解説, 5, 213, 216, 2009年09月, [招待有り] - 刑事法学の視点から (シンポジウム 日仏シンポジウム--法の下の平等と刑事規制に関する日仏比較)
城下 裕二, 北大法学論集, 59, 5, 2506, 2513, 2009年
日仏シンポジウム「法の下の平等と刑事規制に関する日仏比較」, 北海道大学大学院法学研究科, 日本語 - 終末期医療をめぐる法と倫理--ジョン・キオン氏を迎えてのスタッフセミナー
城下 裕二, 高橋 文彦, 明治学院大学法律科学研究所年報, 0, 25, 1, 14[含 抄録], 2009年
明治学院大学法律科学研究所, 日本語 - 住居の玄関ドアが建造物損壊罪の客体に当たるとされた事例
城下裕二, ジュリスト(平成19年度重要判例解説), 1354, 183, 184, 2008年04月, [招待有り] - 最新判例批評(6)小学校に侵入して児童八人を殺害するとともに児童等一五人を負傷させた殺人、殺人未遂等の事案について、被告人の完全責任能力を認め、死刑が言い渡された事例--大阪教育大学附属池田小学校児童殺傷事件判決(大阪地判平成15.8.28) (判例評論(第563号))
城下 裕二, 判例時報, 0, 1909, 192, 197, 2006年01月01日
判例時報社, 日本語 - 法定刑の引上げと立法政策(I 課題研究 最近の刑事政策関連立法・施策における政策形成過程の再検討-エビデンス・ベイスト・ポリシーの発想に基づいて)
城下 裕二, 犯罪社会学研究, 0, 30, 7, 19, 2005年10月18日
2004年9月に「凶悪・重大犯罪に対処するための刑事法の整備に関する要綱(骨子)」が法務大臣に答申され,同年12月に「刑法等の一部を改正する法律」として可決・成立し,2005年1月より施行された.本改正の内容は多岐にわたるが,最も注目されたのは刑法典における凶悪・重大犯罪の(約1世紀ぶりの)法定刑引上げである.今回の改正は「治安回復のための基盤整備」の施策の一環であり,法制審議会における審議状況を概観すると,法定刑引上げを必要とする立法事実としては,(a)国民の正義観念(規範意識)の変化,(b)犯罪認知件数の増加,(c)科刑状況の厳格化の3要因が挙げられ,これらは各種の統計資料によって根拠づけられるということが事務当局から説明されている.本稿は,審議会議事録および配布資料の内容を分析することにより,事務当局が指摘するような立法事実を根拠づけるのは困難であること,また,仮にそうした事実が存在するとしても,法定刑引上げという立法政策が直ちに正当化されるものではないことを明らかにする.そして,わが国の刑事立法政策過程が,EBP(エビデンス・ベイスト・ポリシー)の発想から学ぶべき点は何かを検討する., 日本犯罪社会学会, 日本語 - 「人倫研プロジェクト」ワーキンググループ 提言「身体・組織の利用等に関する生命倫理基本法」(3)(3)提言・その3:死体関連身体・組織の利用にかんする生命倫理基本法
城下 裕二, 臼木 豊, 佐藤 雄一郎, 北大法学論集, 56, 1, 426, 393, 2005年
北海道大学大学院法学研究科, 日本語 - 座談会 裁判員制度で量刑実務はどのようになるのか (連続特集 裁判員制度と刑事弁護(4)量刑はどうなるのか?)
國田 武二郎, 城下 裕二, 高野 嘉雄, 刑事弁護, 0, 44, 18, 33, 2005年
現代人文社, 日本語 - 判例評論 最新判例批評(99)犯行時一七歳の少年が、好意を寄せていた元同級生の女子高校生に付きまとった挙げ句に、登校途中にナイフで殺害したという事案において、懲役五年以上一〇年以下の不定期刑が言い渡された事例(名古屋地岡崎支判平成12.5.15)
城下 裕二, 判例時報, 0, 1755, 229, 233, 2001年10月01日
判例時報社, 日本語 - 判例研究 第一審判決の無期懲役の科刑を維持した控訴審判決が量刑不当として破棄された事例(最高裁平成11.12.10第二小法廷判決)
城下 裕二, 札幌学院法学, 18, 1, 57, 79, 2001年09月
札幌学院大学法学会, 日本語 - 謙抑主義(謙抑性の原則) (特集1 最初の授業で必ず役立つ刑法の大原則--刑法全体を貫いている大原則とは?それらの大原則は条文や制度に、どのように具体化されているのだろう?)
城下 裕二, 法学セミナ-, 46, 6, 24, 27, 2001年06月
日本評論社, 日本語 - 脳死と法律 (平成12年度 生命科学振興会北海道支部例会(いのちを考える会) 「脳死ははたして人の死か」一般公開シンポジウム)
城下 裕二, ライフサイエンス, 7, 23, 29, 2001年
生命科学振興会, 日本語 - 連邦量刑基準制度の回顧と展望 Kate Stith and Jose A. Cabranes, Fear of Judging: Sentencing Guidelines in the Federal Courts
城下 裕二, アメリカ法, 2000, 2, 300, 307, 2000年12月
日米法学会, 日本語 - 最新重要判例評釈(25)常習累犯窃盗罪における常習性の判断基準--広島高判平成10.3.19 判時1645・157
城下 裕二, 現代刑事法, 2, 5, 86, 91, 2000年05月
現代法律出版, 日本語 - <翻訳>イギリスにおける生命維持治療の中止 : ブランド判決の道徳的・理性的再検討
キオン ジョン, 城下裕二, 札幌学院法学, 15, 2, 123(297), 160(334), 1999年03月16日
札幌学院大学, 日本語 - 裁判所の勧めによりボランティア活動を行った被告人に対し、これを有利な事情として考慮して再度の執行猶予を認めた原判決を破棄し、実刑に処した事例(大阪高裁判決平成9.5.27)
城下 裕二, 判例時報, 1646, 230, 234, 1998年10月01日
判例時報社, 日本語 - 強盗殺人等被告事件について,被告人二名に同時に死刑を言い渡した原判決が破棄され,いずれも無期懲役が言い渡された事例(東京高裁判決平成7.12.13)
城下 裕二, 判例時報, 1594, 233, 237, 1997年05月01日
判例時報社, 日本語 - コンピュ-タ-犯罪と1986年の西ドイツ刑法改正
Tiedemann Klaus, 丹羽 正夫, 城下 裕二, 北大法学論集, 39, 1, p117, 152, 1988年08月
北海道大学法学部, 日本語
書籍等出版物
- 刑法演習サブノート210問[第2版]
井田良, 大塚裕史, 城下裕二, 髙橋直哉
弘文堂, 2024年04月, 9784335359774, [共編者(共編著者)] - 消費社会のこれからと法 長井長信先生古稀記念
穴沢大輔, 佐藤陽子, 城下裕二, 角田真理子, 松原和彦
信山社, 2024年01月, 9784797282047, [共編者(共編著者)] - 刑法各論判例インデックス[第2版]
井田良, 城下裕二
商事法務, 2023年03月, 9784785730130, [共編者(共編著者)] - 刑法演習サブノート210問
井田良;大塚裕史;城下裕二;髙橋直哉
弘文堂, 2020年04月, [共編者(共編著者)] - 刑法総論判例インデックス[第2版]
井田良;城下裕二
商事法務, 2019年12月, [共編者(共編著者)] - 責任と刑罰の現在
城下裕二
成文堂, 2019年12月, [単著] - 医事法辞典
甲斐克則, オプト・アウト、オプト・イン、角膜及び腎臓の移植に関する法律、生体移植、生体肝移植、臓器の移植に関する法律、臓器売買、ドミノ移植、病気腎移植、量刑(10項目)
信山社, 2018年10月, [分担執筆] - 刑法各論判例インデックス
井田良, 城下裕二
商事法務, 2016年10月, [共編者(共編著者)] - 量刑理论的现代课题(增补版)
黎其武, 趙姍姍
城下裕二, 法律出版社(中国), 2016年07月 - 臓器移植と医事法
甲斐克則, 5 生体移植と刑法
信山社, 2015年09月, [分担執筆] - 新・コンメンタール刑法
伊東研祐, 松宮孝明
日本評論社, 2013年03月, [分担執筆] - 刑事裁判における心理学・心理鑑定の可能性
白取祐司, 第8章 裁判員裁判における量刑判断
日本評論社, 2013年03月, [分担執筆] - 脳死・移植医療
倉持武, 丸山英二, 生体移植
丸善出版, 2012年01月, [分担執筆] - 刑法総論判例インデックス
井田良, 城下裕二
商事法務, 2011年10月, [共編者(共編著者)] - 量刑理論の現代的課題〔増補版〕
城下裕二
成文堂, 2009年12月, [単著] - 生体移植と法
城下裕二
日本評論社, 2009年07月, [編者(編著者)] - New Live 刑事法
本間一也, 城下裕二, 丹羽正夫
成文堂, 2009年06月, [共編者(共編著者)] - 量刑理論の現代的課題
城下裕二
成文堂, 2007年, [単著] - 量刑基準の研究
城下裕二
成文堂, 1995年
講演・口頭発表等
- Legal Issues on "Diseased Kidney Transplantation" in Japan: From the Viewpoint of Medical Criminal Law
Yuji Shiroshita=Miwa Kojimoto
The 25th Annual World Association for Medical Law, 2019年08月08日, 英語, 口頭発表(一般)
[国内会議] - シンポジアム「北海道における指定入院医療機関の設置について」
城下裕二;北潟谷仁(司会・コーディネイター)
法と精神医療学会 第34回大会, 2019年03月09日, 日本語, 口頭発表(基調) - 日本の裁判員裁判における量刑
城下裕二
中日韓「公判中心の訴訟制度改革」シンポジウム, 2018年07月29日, 日本語, 口頭発表(招待・特別)
[招待講演], [国際会議] - 量刑理論の現在とこれからの情状弁護
城下裕二
公益財団法人 日弁連法務研究財団 研修会「情状弁護の質的転換を目指して」, 2017年10月27日, 日本語, 口頭発表(基調)
[招待講演], [国内会議] - Terminal Care and Criminal Law:Focusing on the precedents in Japan
Yuji Shiroshita
DIJ (Deutsches Institut für Japanstudien)Workshop “Humans and Machines in Medical Contexts: Case Studies from Japan”, 2017年03月31日, 英語, 口頭発表(招待・特別)
[招待講演], [国内会議] - 病腎移植をめぐる問題状況
城下裕二, 司会, オーガナイザー
国際ワークショップ「病腎移植をめぐる法的諸問題―ドナーの拡大はどこまで可能か」, 2016年12月11日, シンポジウム・ワークショップパネル(指名) - 裁判員裁判における死刑選択基準
城下裕二
Judges Academy(Taiwan) :International Symposium for Evaluation of Capital Sentencing, 2016年11月16日, シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
[招待講演] - Criminal Justice and Sentencing : England and Japan Compared
Julius Weitzdörfer, Yuji Shiroshita, Nicola Padfield
Cambridge Festival of Ideas, Darwin College, University of Cambridge, 2015年10月20日, 英語, シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
[招待講演], [国際会議] - 量刑判断における行為事情と行為者事情―「死刑と無期の間」を中心に
城下裕二
刑事法学フォーラム第6回研究会, 2015年05月22日
[招待講演] - Sentencing in the Lay Judge System
城下裕二
Korean-Japanese Symposium at the Institute of Law Studies , Pusan National University, Korea, 2012年12月
[招待講演] - 犯罪被害者と量刑―量刑の本質論・実体刑法の視点から
城下裕二
日本刑法学会第90回大会 分科会「犯罪被害者と量刑」(於 同志社大学), 2012年05月19日, 日本語, シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
[招待講演], [国内会議] - Recent Trends and Issues in Japanese Sentencing System
城下裕二
国際犯罪学会第16回世界大会, 2011年08月07日, 英語, 口頭発表(一般)
[国際会議] - 生体移植―法律学の立場から
城下裕二
日本医事法学会 第37回年次総会, 2007年11月
[招待講演] - 法定刑の引上げと立法政策
城下裕二
日本犯罪社会学会第31回大会シンポジウム「最近の刑事政策関連立法・施策における政策形成過程の再検討――エビデンス・ベイスト・ポリシーの発想に基づいて――」, 2004年10月24日
[招待講演] - イギリスにおける末期医療と刑法
城下裕二
日本刑法学会北海道部会 第1回例会, 1998年11月 - Death Penalty in Japan
城下裕二
Boalt Chapter of the National Association of Criminal Defense Lawyers, School of Law, University of California, Berkeley, 1995年03月
[招待講演] - 量刑基準に関する試論―量刑事情としての「犯罪後の態度」を中心に
城下裕二
日本刑法学会第71回大会, 1993年05月23日
共同研究・競争的資金等の研究課題
- 脱刑事罰処理を支える「治療法学」の確立に向けた学融的総合的研究
科学研究費助成事業
2019年04月 - 2024年03月
指宿 信, 安田 裕子, 廣井 亮一, 丸山 泰弘, 後藤 弘子, 中村 正, 城下 裕二, 青木 孝之
コロナウイルスの蔓延により、対面での調査研究活動を展開することができず、内外での学会報告などの計画も滞った。一方で、治療的司法研究会を引き続きオンラインで実施した。
研究会の内容としては、第8回オンライン研究会を、弁護士と心理職の連携をテーマに、臨床心理士の大倉東子氏を迎えて、第9回オンライン研究会を、行為依存と刑事弁護をテーマに、中原潤一弁護士、神林美樹弁護士、精神保健福祉士の斉藤章佳氏、菅原直美弁護士、林大悟弁護士を迎えて、第10回オンライン研究会を薬物事犯と薬物政策をテーマに、佐藤正子弁護士と国立精神・神経医療研究センターの松本俊彦医師を迎えて、第11回オンライン研究会を再犯防止から社会参加に関して、特に高齢犯罪者に焦点を当てて、安田恵美教授(國學院大学)、船山健二教授(新潟県立看護大学)、徳永元教授(大阪公立大学)、井口尚樹教授(目白大学)、高橋康史教授(名古屋市立大学)、金澤真理教授(大阪公立大学)を迎えて、第12回オンライン研究会を新自由刑(新しい拘禁刑)をテーマに、柑本美和教授(東海大学)を迎えて、第13回オンライン研究会を、札幌弁護士会が始めた出所者支援の取り組みについて、プログラムの責任者である高野俊太郎弁護士と札幌管区長の中島学氏を迎えて実施した。
研究代表者は、センター長を務める成城大学治療的司法研究センターを拠点に研究を僅かながらも進めており、年度末にはセンター刊行「治療的司法ジャーナル」をオンライン出版することができた。また、研究分担者もそれぞれの所属学会の紀要等を通じて成果を発信している。
日本学術振興会, 基盤研究(A), 成城大学, 19H00572 - 臓器移植法制・法政策の包括的再検証―改正法施行10年目の現況を踏まえた提言
科学研究費助成事業
2020年04月 - 2023年03月
城下 裕二, 山本 輝之, 湯沢 賢治, 柑本 美和, 西村 勝治, 佐藤 雄一郎, 平野 美紀
令和3(2021年度)は、前年度に引き続き、臓器移植法改正の論点の1つである、虐待の疑いのある児童からの臓器摘出制限の問題について検討を継続した。特に、この問題についてかねてから詳細な研究を公刊してきた古川原明子教授(龍谷大学)をお招きした研究会を実施し、虐待を理由とする摘出制限に果たして正当化根拠は存在するか、現場の小児科医らはこの制限に対してどのように対処しているか、といった視点からの知見を提供いただくとともに、本プロジェクトの研究代表者・分担者との意見交換を行った。小児科医らによる本制限に対する異論は強く、今後、臓器移植ガイドラインの内容にも影響を与えうる可能性があることについて認識を共有できた。
また、山口直也教授(立命館大学)の主催される神経法学研究会とも連携し、特に同研究会における脳死体からの臓器移植の最前線に関する研究会に参加させていただき、移植専門医との議論を重ねることにより、脳死臓器移植の現況と課題についての理解を深化させた。
さらに、障害を有する者のドナーないしはレシピエントとしての適格性に関しては、研究分担者の山本輝之教授の主催される精神医療法研究会とも連携し、そもそもわが国の法律は(精神保健福祉法以外の法を含む)は、国連の障害者権利条約(CRPD)に準拠しているのかという根本問題についての検討を行った。
これらの研究活動を通じて、移植医療の現状、またドナーおよびレシピエントに生じうる精神的・肉体的な影響の内実をできる限り正確に把握した上で、今後のあるべき臓器移植法制・法政策の方向性を考察するという体制をプロジェクト内に定着させることができたことは極めて有意義であったと思われる。
日本学術振興会, 基盤研究(B), 北海道大学, 20H01430 - 刑事責任の拡散と収斂―人、法人、AI
科学研究費補助金 基盤研究(B)
2018年04月 - 2022年03月
今井猛嘉
日本学術振興会, 競争的資金 - 裁判員裁判における「更生に資する量刑基準」の構築
研究助成
2017年04月 - 2018年09月
城下裕二
公益社団法人 日工組社会安全研究財団, 研究代表者, 競争的資金 - 危険運転の最適な制御を目指して―刑事制裁の多様化の視点から
科学研究費補助金 基盤研究(B)
2014年04月 - 2018年03月
今井猛嘉
日本学術振興会, 研究代表者, 競争的資金 - 裁判員裁判における「同種事犯の量刑傾向」の意義と限界
研究助成
2015年04月 - 2017年03月
城下裕二
一般財団法人 司法協会, 研究代表者, 競争的資金 - 病腎移植に関する刑事法上の諸問題の総合的検討
科学研究費補助金 基盤研究(B)
2014年04月 - 2017年03月
城下裕二
日本学術振興会, 研究代表者, 競争的資金 - 精神障害に罹患した犯罪行為者の処遇―刑事法と精神科医療、福祉との連携
科学研究費助成事業
2012年04月 - 2016年03月
山本 輝之, 町野 朔, 五十嵐 禎人, 柑本 美和, 城下 裕二, 山中 友理, 川本 哲郎, 辻 恵介, 平野 美紀, 水留 正流, 安田 拓人, 丸山 雅夫, 小西 聖子, 橋爪 幸代, 吉中 信人
医療観察法は、触法精神障害者に対する処遇の全体を解決したものではない。たとえば、知的障害、発達障害、認知症等に罹患し、重大な他害行為を行った者については、同法の処遇の対象からは除外され、刑事施設で処遇が行われており、彼らの社会復帰のための適切な処遇が行われているとはいえない。これに対し、諸外国では、このような者に対して、刑事司法、精神科医療、障害者福祉の3者の連携よる処遇を行っているところがある。そこで、本研究は、このような諸外国における処遇を参考にして、わが国おける処遇モデル案の作成について検討を行ったが、その1つとして、オランダの処遇モデルが参考になるとの結論に至った。
日本学術振興会, 基盤研究(B), 成城大学, 24330022 - 子どもへの司法面接:面接法の改善その評価
科学研究費補助金 新学術領域研究(研究領域提案型)
2011年04月 - 2016年03月
仲真紀子
日本学術振興会, 競争的資金 - 法と人間科学
科学研究費補助金 新学術領域研究(研究領域提案型)
2011年04月 - 2016年03月
仲真紀子
日本学術振興会, 研究代表者, 競争的資金 - 修復的司法から修復的正義へ-理論と実証のクロスロード-
科学研究費補助金 基盤研究(B)
2011年04月 - 2015年03月
松村 良之
日本学術振興会, 競争的資金 - 飲酒運転対策の最適な制度設計をめざしてーその学際的研究
科学研究費補助金 基盤研究(B)
2010年04月 - 2014年03月
今井猛嘉
日本学術振興会, 競争的資金 - 生体移植の刑事規制に関する総合的検討
科学研究費補助金 基盤研究(C)
2010年04月 - 2012年03月
城下裕二
従来わが国では、生体移植に対する法的コントロールの必要性は十分に検討されてこなかった。生体移植に対する適正な刑事規制のためには、許容要件の明確化を図ることが重要である。その手段としては、生体および死体移植を統合した臓器移植法を規定するとともに、ガイドラインを併用することが妥当である。こうした結論は、比較法的研究から得られた知見とも一致する。
日本学術振興会, 基盤研究(C), 北海道大学, 研究代表者, 競争的資金, 22530064 - 犯罪を行った精神障害者-刑事責任論と犯罪者処遇論の架橋
科学研究費補助金 基盤研究(B)
2009年04月 - 2012年03月
山本 輝之
日本学術振興会, 競争的資金 - 日独比較による日本の量刑実務の特性に関する理論研究
科学研究費助成事業
2008年 - 2010年
岡上 雅美, 浅田 和茂, 井田 良, 葛原 力三, 城下 裕二, 高山 佳奈子, 本庄 武, 松宮 孝明, 安田 拓人, 小池 信太郎
本研究は、量刑法研究の盛んなドイツ法を参照・紹介しつつ、裁判員制度の下における量刑の在り方を理論的に検討することを目的とする。従来長きに渡り、量刑は、法曹という専門家の間で自明のものとして行われてきたのであるが、法律専門家ではない裁判員に対して、理論的根拠に基づいた量刑の指針を提供することが、実務家および研究者の緊急の課題であった。その作業は、今後も不断に行われてゆかなければならないが、本研究は、その1つの試みであった。
日本学術振興会, 基盤研究(B), 筑波大学, 20330013 - 刑事法学と心理学-刑事裁判心理学の構築に向けて-
科学研究費助成事業
2007年 - 2010年
白取 祐司, 仲真 紀子, 川崎 英明, 今井 猛嘉, 高倉 新喜, 田中 康雄, 松村 良之, 藤田 政博, 森直 久, 城下 裕二, 内藤 大海
刑事裁判において法心理学は、法専門家(実務法曹)と司法に関わる市民とりわけ裁判員の間のコミュニケーションの実証分析、刑事司法に対する実務家、市民の意識分析による制度見直しへのデータ提供など、様々なかたちで貢献しうることを、実験や調査等を通して明らかにしてきた。また、子どもに対する心理学的観点からの面接法の研究を進め研修など実践段階までいたったほか、外国調査により、刑事司法における心理鑑定の制度化の可能性と必要性を示すことができた。
日本学術振興会, 基盤研究(A), 北海道大学, 19203005 - 人間の身体・組識の利用をめぐる倫理的法的諸問題
科学研究費助成事業
2002年 - 2003年
東海林 邦彦, 常本 照樹, 城下 裕二, 蔵田 伸雄, 丸山 英二, 旗手 俊彦
1.平成14年6月から同16年3月まで、本プロジェクト主催の各種シンポジウム(内一つは外国人を招いての国際シンポジウム)・ワークショップ(内一つは外国人を招いての国際ワークショップ)等を計22回開催した。その録音記録は、活字起こしのうえ、「特許と生命倫理」に関しては北大法学論集54巻2号に、「『人間の尊厳』と身体・生命の倫理的法的位置づけ」に関しては北大法学論集54巻6号以下に、またその他のものについてはすべて、簡易製本での小冊子の形で「人倫研シリーズ」として、それぞれ公刊をしてきた。
2.研究代表者をはじめワーキンググループ責任者は、国内外の各種関連学会に参加し、各分担テーマに関し関連情報の収集に努め、大いに得るところがあった。
3.研究報告書とりまとめのための研究成果報告会たる「生命倫理・札幌クールセミナー」を昨年7月から8月にかけて札幌で開催し、さらにその後11月東京で開催された「日本生命倫理学会」でのワークショップでは、5人のメンバーの共同で本研究プロジェクトの主要部分の(中間的)成果報告がなされた。
4.本研究プロジェクト用の情報・意見交換のためのメディアとして、毎月一回A4版平均14-5頁の「人倫研ニュウズレター」を刊行し、メイリングリスト「jinrin ML」とともに、生命倫理に関心を抱く研究者にとっても有益な情報媒体としての場を提供しえたと考えている。
5.内外の関連規制法令・規則等の一次資料を(翻訳したものもふくめ)デジタルのデータベース「生命倫理関係DB」として収集・整理・公開する作業をおこなった。
日本学術振興会, 基盤研究(A), 北海道大学, 14202005 - 「回復的司法」モデルの展開とわが国における適用可能性
科学研究費助成事業
2000年 - 2001年
城下 裕二, 岡田 久美子
本研究においては、近年刑事司法におけるパラダイム転換を図る理論として注目されている「回復的司法」(修復的司法)モデルの、わが国での可能性について検討した。もっとも、「応報的司法」モデルが支配的である(と解される)わが国の現況を前提とするならば、「回復的司法」モデル急な導入は、却ってこのモデルを「変質」させるおそれも危惧される。その意味で、現行司法制度の枠組みを維持しつつ、「回復的司法モデル」の段階的に導入する方向が考慮に値するように思われる。
「回復的司法」モデルの内容自体、多岐にわたるものであるが、特に注目すべき点は、犯罪への対応の中心に「被害者」を位置づけようとしたことにあるといってよい。そこで、本研究では、被害者との関係修復という要因を、刑事司法過程においていかに捉えていくべきかを検討することとし、その主眼は、「量的段階」におくこととした。同モデルをめぐる議論の焦点の1つは、「刑罰の意義・目的」との関係であり、それが最も先鋭化した形で現れるのが量刑段階であると解されるからである。
量刑においてこの問題を検討する際に重要となるのは、刑種・刑量の決定に際して「被害者関係的事情」をどこまで、どのように考慮していくかである。本研究では、すでに実体刑法理論との関係で、従来の量刑基準に「被害感情の充足」を代置し、あるいは付加することには多くの疑問があることが明らかにされた。また、処断形成過程における減免事由、特に中止未遂規定の本質に「被害者関係的」な要因を見出そうとする(わが国およびドイツで主張されている)見解にも問題があることが判明した。もとより、現行の刑法体系と「訣別」して、量刑においても「被害者関係的事情」を全面的に考慮することが、将にわたって否定されるものではない。しかし、同モデルの実証研究が十分ではなく、内容自体も論者による多様性が認められる現時点においては、慎重な対応が求められよう。
日本学術振興会, 基盤研究(C), 札幌学院大学, 12620070