松尾 誠紀 (マツオ モトノリ)
法学研究科 法律実務専攻 公法講座 | 教授 |
Last Updated :2024/12/03
■研究者基本情報
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■経歴
経歴
- 2019年09月 - 現在
北海道大学, 大学院法学研究科, 教授 - 2016年04月 - 2019年08月
関西学院大学, 法学部, 教授 - 2017年09月 - 2018年03月
ハイデルベルク大学(ドイツ), ドイツ・欧州・国際刑法・刑事訴訟法研究所, 客員教授 - 2009年04月 - 2016年03月
関西学院大学, 法学部, 准教授 - 2010年04月 - 2012年03月
ハイデルベルク大学(ドイツ), ドイツ・欧州・国際刑法・刑事訴訟法研究所, 客員研究員 - 2006年04月 - 2009年03月
関西学院大学, 法学部, 専任講師 - 2005年04月 - 2006年03月
北海道大学, 大学院法学研究科, 助手
■研究活動情報
論文
- 不真正不作為犯の判断枠組みに関する判例と学説の相違
松尾誠紀
『重要判例を実務に活かせ る=判例再考』判例時報社デジタルライブラリー「サブスク ロー・ジャーナル」, 2024年05月31日, [招待有り]
研究論文(学術雑誌) - 組織犯罪とその被害の回復
松尾 誠紀
長井長信先生古稀記念『消費社会のこれからと法』, 293, 312, 2024年01月, [招待有り] - 両罰規定における「統制監督関係」概念の機能とその意義
松尾 誠紀
山口厚ほか編『実務と理論の架橋 ―刑事法学の実践的課題に向けて―』, 621, 643, 2023年02月, [招待有り]
論文集(書籍)内論文, 26622106 - 死体遺棄罪における保護法益の実質とその成否判断 —死体の新たな遺棄の有無を題材に
松尾, 誠紀
北大法学論集, 72, 5, 49, 68, 北海道大学大学院法学研究科, 2022年01月31日
日本語, 研究論文(大学,研究機関等紀要), 27333873 - 偽造の意義
松尾 誠紀
刑法判例百選Ⅱ各論(第8版), 182, 183, 2020年11月 - 事実の錯誤と法律の錯誤(3)
松尾 誠紀
刑法判例百選Ⅰ総論(第8版), 94, 95, 2020年11月 - 危険運転致死傷罪 (4号型妨害運転類型) における通行妨害目的要件の機能とその意義
松尾 誠紀, Motonori Matsuo
法と政治, 71, 2, 375, 398, 2020年09月30日
日本語 - 最新判例批評(9)過失運転致死傷アルコール等影響発覚免脱罪(自動車の運転により人を死傷させる行為等の処罰に関する法律4条)における、「その運転の時のアルコール又は薬物の影響の有無又は程度が発覚することを免れる目的」及び「その場を離れて身体に保有するアルコール又は薬物の濃度を減少させること」の意味[札幌高裁平29.1.26判決] (判例評論(第735号))
松尾 誠紀
判例時報, 2436, 149, 155, 判例時報社, 2020年05月01日
日本語 - 最新判例批評(16)救護義務違反・報告義務違反が成立するためには、交通事故を起こした運転者が事故発生を認識した後、再発進して走行するなど、それらの義務の履行と相容れない行動をとっただけでは足りず、一定の時間的場所的離隔を生じさせて、それらの義務の履行と相容れない状態にまで至ったことを要するとされた事例[東京高裁平29.4.12判決] (判例評論(第724号))
松尾 誠紀
判例時報, 2401, 176, 182, 判例時報社, 2019年06月01日
日本語 - 不作為による死体遺棄の継続を認めて公訴時効の完成を否定した事例
松尾 誠紀
新・判例解説Watch, 24, 173, 176, 2019年04月
日本語, 研究論文(学術雑誌) - 自動車運転者の救護義務・報告義務の履行とは相容れない行動と道路交通法違反の罪
松尾 誠紀
平成30年度重要判例解説, 2019年04月
日本語, 研究論文(学術雑誌) - 翻訳「ウルフリート・ノイマン『「義務衝突」という刑法的制度の構造について』」
松尾 誠紀
『山中敬一先生古稀祝賀論文集(上)』 (成文堂), 221, 235, 2017年04月 - 保護責任者不保護罪における救命可能性の要否とその認識
松尾 誠紀
『山中敬一先生古稀祝賀論文集(下)』 (成文堂), 99, 116, 2017年04月 - 刑事裁判例批評(323)同時傷害の特例を定めた刑法207条の法意 共犯関係にない二人以上の暴行による傷害致死の事案においていずれかの暴行と死亡との間の因果関係が肯定された場合と刑法207条の適用の可否[最高裁第三小法廷平成28.3.24決定]
松尾 誠紀
刑事法ジャーナル, 49, 185, 191, 成文堂, 2016年
日本語 - 偽造の意義
松尾 誠紀
刑法判例百選Ⅱ各論, 180, 181, 2014年08月 - 事実の錯誤と法律の錯誤(3)
松尾 誠紀
刑法判例百選Ⅰ総論, 94, 95, 2014年08月 - 共謀加担前の暴行から生じた傷害と傷害罪の共同正犯の成立範囲
松尾 誠紀
判例セレクト2013[Ⅰ](法学教室401号別冊付録)(有斐閣), 28, 2014年02月 - 刑事判例研究(Number 158)覚せい剤輸入罪及び禁制品輸入罪の実行の着手が否定された事例[最高裁第三小法廷平成20.3.4判決]
松尾 誠紀
論究ジュリスト = Quarterly jurist, 6, 172, 176, 有斐閣, 2013年
日本語 - 刑事判例研究(第125回)公衆便所の外壁への落書きが建造物損壊にあたるとされた事例[最高裁平成18.1.17第三小法廷決定]
松尾 誠紀
ジュリスト, 1385, 127, 131, 有斐閣, 2009年09月15日
日本語 - ビラ投函目的での立入りと邸宅侵入罪の成否
松尾 誠紀
判例セレクト2008(法学教室342号別冊付録), 35, 2009年03月 - 刑事裁判例批評(115)軽犯罪法1条2号所定の器具に当たる催涙スプレー1本を専ら防御用として隠して携帯したことが同号にいう「正当な理由」によるものであったとされた事例[最高裁第一小法廷平成21.3.26判決]
松尾 誠紀
刑事法ジャーナル, 18, 109, 116, イウス出版, 2009年
日本語 - 窃盗か占有離脱物横領か
松尾 誠紀
刑法判例百選Ⅱ各論, 56, 57, 2008年03月 - 共犯者を介して有する心理的・物理的因果は強盗構成要件を充足するか : 強盗罪にいう「強取」の意義をめぐる一断面(前野育三教授退任記念論集)
松尾 誠紀
法と政治, 58, 1, 85, 113, 関西学院大学, 2007年04月
日本語 - 判例研究 刑事判例研究 共犯者において営利目的で略取した被害者をそのまま支配下に置いて監禁し続けている段階で、被告人がその事情を熟知しながらこれに加担したときは、監禁罪のみならず営利目的略取罪についても共同正犯としての責めを負う(東京高裁平成14.3.13判決)
松尾 誠紀
北大法学論集, 56, 3, 1381, 1415, 北海道大学大学院法学研究科, 2005年
日本語 - 判例研究 刑事判例研究 窃盗等の被害者を相手方として盗品等の有償の処分のあっせんをする場合と盗品等処分あっせん罪の成否(最高裁平成14.7.1決定)
松尾 誠紀
北大法学論集, 54, 5, 1721, 1737, 北海道大学大学院法学研究科, 2003年
日本語 - 判例研究 刑事判例研究 不動産競売における特別売却の手続を妨害した行為と競売入札妨害罪の成否(札幌高裁平成13.9.25判決)
松尾 誠紀
北大法学論集, 54, 2, 563, 592, 北海道大学大学院法学研究科, 2003年
日本語
その他活動・業績
書籍等出版物
- 刑法演習サブノート210問〔第2版〕
井田, 良, 大塚, 裕史, 城下, 裕二, 高橋, 直哉, 「76 承継的共同正犯(1)」ほか4項目(151-156頁)
弘文堂, 2024年03月, 9784335359774, xvi, 442p, 日本語, [分担執筆] - 判例トレーニング 刑法総論
成瀬幸典, 安田拓人 編, 松尾誠紀, ほか分担執筆, 法益主体(被害者)の承諾(83-89頁)
信山社出版, 2023年03月, 9784797227727, [分担執筆] - 刑法各論判例インデックス〔第2版〕
井田良編, 城下裕二編, 松尾誠紀, 他分担執筆者, 名誉毀損罪に関する5つの判例の解説(74-83頁)
商事法務, 2023年03月, 9784785730130, 29,388p, 日本語, [分担執筆] - 刑法演習サブノート210問
井田, 良, 大塚, 裕史, 城下, 裕二, 高橋, 直哉, 「76 承継的共犯(1)」ほか4項目(151-160頁)
弘文堂, 2020年04月, 9784335358098, xv, 441p, 日本語, [分担執筆] - 判例プラクティス刑法I 総論〔第2版〕
成瀬 幸典, 安田 拓人, 松尾誠紀他分担執筆者, 不作為犯論に関する12の判例に関する解説(31-41頁)
信山社, 2020年02月27日, 4797226803, 470, [分担執筆] - 刑法総論判例インデックス〔第2版〕
井田, 良, 城下, 裕二, 松尾誠紀他分担執筆者, 不作為犯論および因果関係論に関する5つの判例解説(26-35頁)
商事法務, 2019年12月, 9784785727598, 30, 367p, 日本語, [分担執筆] - ロクシン刑法総論第1巻〔基礎・犯罪論の構造〕【第4版】〔翻訳第1分冊〕
山中敬一監訳, 松尾誠紀他, 名が分担翻訳, 罪刑法定主義に関する箇所の翻訳(204-227頁)、構成要件論に関する箇所の翻訳(357-439頁)
信山社, 2019年02月, 204-227頁、357-439頁, 日本語, 学術書, [共訳] - 刑法各論判例インデックス
井田 良編, 城下 裕二編, 松尾誠紀, 他分担執筆者, 名誉毀損罪に関する5つの判例の解説(72-81頁)
商事法務, 2016年10月, 9784785724719, 27, 366p, 日本語 - リーディングス刑法
伊東 研祐, 松宮 孝明, 伊東 研祐, 松宮 孝明, 三上 正隆, 仲道 祐樹, 謝 煜偉, 内田 浩, 松尾 誠紀, 山本 高子, 玄 守道, 山本 紘之, 嘉門 優, 橋爪 隆, 葛原 力三, 森永 真綱, 佐藤 陽子, 澁谷 洋平, 鈴木 一永, 照沼 亮介, 小島 秀夫, 豊田 兼彦, 佐川 友佳子, 曲田 統, 小野 晃正, 安達 光治, 野澤 充, 内田 幸隆, 裵 美蘭, 上嶌 一高, 品田 智史, 松澤 伸, 松尾誠紀「不作為犯/不真正不作為犯」(101-117頁)
法律文化社, 2015年10月, 4589036967, 520, [分担執筆] - ロクシン刑法総論 〈第2巻 犯罪の特別現象形態〉[翻訳第2分冊]
立石 雅彦, 佐伯 和也, 徳永 佳子, 須之内 克彦, 森永 真綱, 山中 友理, 前嶋 匠, 松尾 誠紀, 一原 亜貴子, 葛原 力三, 川口 浩一, 山中 敬一, 不作為による幇助・正犯に関する箇所の翻訳(248-297頁)
クラウス・ロクシン, Claus Roxin, 信山社, 2012年05月, 479725548X, 660, [共訳] - ロクシン刑法総論(第2巻 犯罪の特別現象形態)〔翻訳第1分冊〕
松尾 誠紀, 幇助に関する箇所の翻訳(245-293頁)
信山社, 2011年01月, [共訳] - 判例プラクティス刑法Ⅰ総論
成瀬幸典, 安田拓人編, 法人処罰・両罰規定に関する松尾誠紀「法人の犯罪能力が否定された事例」他7件の判例解説(27-34頁)および不作為犯に関する松尾誠紀「不作為による放火(1)」他11件の判例解説(40-51頁)
信山社, 2010年01月, [分担執筆] - ロクシン刑法総論(第1巻 基礎・犯罪論の構造)[第4版]〔翻訳第2分冊〕
松尾 誠紀, 正当防衛に関する箇所の翻訳(111-157頁)、責任能力に関する箇所の翻訳(404-420頁)
信山社, 2009年05月
講演・口頭発表等
- 死体遺棄罪をめぐる刑法学の動向
松尾誠紀
第81回宗教法学会, 2021年06月12日, 日本語, シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
2021年06月12日 - 2021年06月12日, 27333873, [招待講演] - 死体の新たな遺棄の判断基準
松尾誠紀
日本刑法学会第99回大会 ワークショップ3「死体遺棄罪」, 2021年05月30日, 日本語, シンポジウム・ワークショップパネル(指名)
2021年05月29日 - 2021年05月30日, 27333873, [招待講演] - 過失運転致死傷アルコール等影響発覚免脱罪(4条)の罪質とその要件解釈
松尾 誠紀
日本刑法学会第95回大会(於慶應義塾大学), 2017年05月, シンポジウム・ワークショップパネル(指名) - 真正不作為犯における「作為義務」
松尾 誠紀
日本刑法学会第94回大会(於名古屋大学), 2016年05月, シンポジウム・ワークショップパネル(指名) - 作為犯に対して介在する不作為犯
松尾 誠紀
日本刑法学会第86回大会(於神戸国際会議場), 2008年05月, 口頭発表(一般)
共同研究・競争的資金等の研究課題
- 死体遺棄罪における保護法益理解の実質化と死体の「遺棄」該当性判断に関する研究
科学研究費助成事業
2023年04月01日 - 2026年03月31日
松尾 誠紀
日本学術振興会, 基盤研究(C), 北海道大学, 23K01137