石田 晃彦 (イシダ アキヒコ)

工学研究院 応用化学部門 分子機能化学分野助教
Last Updated :2026/02/04

■研究者基本情報

学位

  • 博士(工学), 東北大学
  • 工学修士, 東北大学

Researchmap個人ページ

研究者番号

  • 20312382

研究分野

  • ナノテク・材料, 分析化学

担当教育組織

■経歴

委員歴

  • 2016年04月 - 2017年03月
    日本分析化学会, ぶんせき編集委員, 学協会
  • 2009年
    日本分析化学会北海道支部, 化学系学協会北海道支部2010冬季研究発表会実行委員, 学協会
  • 2007年
    日本分析化学会, 分析化学年会実行委員, 学協会

■研究活動情報

受賞

  • 2016年01月, 日本分析化学会北海道支部, 北海道分析化学賞               
    簡易分析のためのバイオ・化学システムおよびマイクロ流体システムの構築
    石田晃彦

論文

その他活動・業績

書籍等出版物

  • マイクロ流体分析               
    渡慶次 学, 真栄城 正寿, 佐藤 記一, 佐藤 香枝, 火原 彰秀, 石田 晃彦, Chapter5 マイクロチップクロマトグラフィー
    2020年10月, [共著]
  • 農産物・食品検査法の新展開 《普及版》
    山本, 重夫
    シーエムシー出版, 2016年08月, 9784781311166, x, 265p, 日本語
  • 農産物・食品検査法の新展開 = Advanced inspection technology of agricultural products and foods
    山本, 重夫, 第IV編第1章色で見分ける細菌汚染スクリーニング法~新しいキシレノールオレンジ-鉄錯体法の技術~
    シーエムシー出版, 2010年07月, 9784781302478, x, 265p, 日本語, [分担執筆]
  • 水の分析
    日本分析化学会北海道支部, 厚谷, 郁夫, 田中, 俊逸, 4.7 フローインジェクション分析(FIA)
    化学同人, 2005年06月, 9784759809916, x, 472p, 日本語, [分担執筆]
  • リポソーム応用の新展開 : 人工細胞の開発に向けて
    秋吉, 一成, 辻井, 薫, 奥, 直人, 久保井, 亮一, 宝谷, 紘一, 第4節リポソームを利用した高感度計測法
    エヌ・ティー・エス, 2005年06月, 4860430859, 4, 10, 683, 10, 12p, 図版14p, 日本語, [分担執筆]

担当経験のある科目_授業

  • 全学教育科目 英語演習 中級               
  • 分析化学               
  • 化学英語               

所属学協会

  • 電気化学会               
  • 化学センサ研究会               
  • 日本分析化学会北海道支部               
  • 日本分析化学会               
  • 日本化学会               
  • The Japan Society for Analytical Chemistry               
  • The Chemical Society of Japan               
  • American Chemical Society               

Works(作品等)

  • 北海道地域3大学新技術説明会にて成果発表               
    2012年
  • 第24回国際計量計測展にて研究成果の発表と試作品の展示               
    2010年
  • 第3回次世代医療システム産業化フォーラム2010にて技術発表               
    2010年
  • 北海道大学・科学技術振興機構主催の北海道大学 新技術説明会にて技術発表               
    2009年
  • 北海道大学工学系イノベーションブリッジ2007にて研究成果発表               
    2007年

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 農業の生産性と持続性の向上を支援する簡便・低コストな画期的スマート土壌診断システムの基盤技術の開発               
    オープンイノベーション研究・実用化推進事業基礎研究ステージ(基礎重要政策タイプ)
    2023年07月 - 2026年03月
    渡慶次学, 石田晃彦, 丸山隼人, 細淵幸雄, 松田憲司
    生物系特定産業技術研究支援センター, 北海道大学・北海道立総合研究機構・BIPROGY株式会社, 研究分担者, 05010a3
  • 大麻成分検出ペーパーデバイス開発
    産学が連携した研究開発成果の展開 研究成果展開事業 研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP) 産学共同(本格型)
    2022年 - 2026年03月
    安部寛子, 渡慶次 学, 高橋秀依
    近年、違法な大麻栽培や大麻乾燥物の国内流通が増加しており、捜査機関はその取り締まりに苦慮している。また、大麻草に含有されるカンナビノイド類にリラクゼーション・鎮痛作用等が謳われ、大麻草抽出物がセルフメディケーション製品として市販され、健康被害も報告されている。そのため、捜査機関や化粧品、食品業界からは、法規制成分であるカンナビノイド(THC)を精度よく簡便に検出する技術に高い関心が集まっている。そこで本事業では、このような製品中にTHCが含有されているか否かを簡単に正確に判定するペーパーデバイスを開発する。公的機関で利用される信頼性のあるデバイスの開発を行い、安心・安全な社会づくりに貢献する。
    科学技術振興機構, 株式会社バイオデザイン, 連携研究者, JPMJTR224B
  • 乳牛の分娩間隔短縮技術改良・実証事業               
    2024 年度日本中央競馬会畜産振興事業
    2024年 - 2026年
    公益財団法人 全国競馬・畜産振興会, 北海道大学, 研究分担者
  • 育種・染色体操作を用いたサケ科魚類の魚卵アレルゲン性低減化の試み
    科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    2020年04月01日 - 2023年03月31日
    清水 裕, 笹岡 友季穂, 藤本 貴史, 平松 尚志, 石田 晃彦, 渡慶次 学, 佐伯 宏樹
    進捗状況を3項目に分けて述べる。
    1.不妊魚の作出:ニジマスの卵と凍結保存したブラウントラウトあるいはサクラマスの精子を受精し、第二極体放出阻止処理により作出された雑種三倍体候補(A:ニジマス×ブラウントラウト、B:ニジマス×サクラマス)の倍数性を調査した。その結果、候補Aでは全25個体で、候補Bでは1個体を除く30個体が三倍体であった。これらの個体はPITタグで標識し、現在も継続して飼育している。(藤本)
    2.魚卵アレルゲン検知系の構築:引き続き、ニジマス卵アレルゲンであるβ’-component(BC)のペーパー免疫分析デバイスの構築に取り組んだ。デバイスは濾紙にインクを印刷して加熱する常法により作製し、インクで囲まれた領域を分析反応ゾーンとした。分析は、反応ゾーンに新規作製した抗BC抗体を固定化して試料、酵素標識抗BC抗体、発色試薬を順に加えて行う手順とした。本手法では、従来並みの感度(検出感度:約1 ng/mL)の分析が従来の1/100の時間(約20分)で可能となった。(渡慶次、石田)
    加えて、交雑種に対応した検知系に使用する抗体の作成のため、サクラマス排卵からBCを精製し、これを家兎に免疫し抗血清を作製した。(平松)
    3.不妊化魚の魚卵アレルゲン性の調査:全23個体の不妊化三倍体ニジマスの内臓組織に含まれるBCを測定したが、全個体の筋肉には魚卵アレルギー発症リスクが認められなかった。しかし、5個体において生殖線から少量のBCが検出されたが、その内3個体は目視にて明確な生殖腺の発達が観られた。目視で生殖線の発達が確認できなかった20個体について、生殖腺の組織切片を作製・観察し、その発達状況を確認した。その結果、3個体で発達中の卵母細胞が散在しているのが確認され、生殖腺の外観だけでアレルギー発症リスクの有無を見分けるのは困難であることが判明した。(清水、佐伯、笹岡、平松)
    日本学術振興会, 基盤研究(C), 北海道大学, 20K05903
  • ハイブリッド型電気化学マイクロセルの構築と微量生体試料分析への応用
    科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    2017年04月01日 - 2020年03月31日
    石田 晃彦
    前年度に作製した同心円型アレイ電極を組み込んだウォールジェットセルの応答挙動を明らかにするため電流値と流量の関係を検討した。様々な流量でモデル物質の溶液をセルに導入して電流値を測定したところ,電流値と流量の両対数プロットの傾きから,電流値は流量の2/3乗に比例することが明らかとなった。これは,円盤型電極を組み込んだ従来のウォールジェットセル(3/4乗に比例)やチャンネルフローセル(1/3乗に比例)とは異なる挙動であった。このことは,本セルの応答挙動の特徴を示すものであるが,理論的考察については今後の課題とした。


    次に,このセルを小型HPLCシステムの検出器に応用した。小型HPLCシステムは,我々がこれまでに開発したもので,その分離部(小型カラム)および検出部を小型基板に組み込んで一つの小型モジュールとしているところに特徴がある。本研究では,セルをこのモジュールに組み込んだHPLCシステムを構築し,いくつかのモデル物質で良好に分離と検出ができることを確認した。
    つづいて,上記のシステムを用いてドーパミン,エピネフリン,ノルエピネフリンの分離・検出を試みたところ,すべての成分はベースライン分離され,ドーパミンの検出限界は,0.8 nM (S/N = 3)であった。この検出限界は血中濃度と同等であることから,本研究で開発したセルは,特別な前濃縮を必要としない優れた感度をもつことを示している。


    本研究では,独自の着想に基づいて,同心円型アレイ電極からなるウォールジェット式電気化学セルを開発し,これが微量生体成分のHPLC分析に有用であることを実証した。生体成分には,電気化学的に検出できるものが多いことから,検出セルに関する本研究の成果が小型HPLCシステムと融合することで,近い将来,医療現場でのポイントオブケア検査に大いに貢献することが期待される。
    日本学術振興会, 基盤研究(C), 北海道大学, 17K05892
  • 2018年度 現場での即時検査が可能な高性能可搬型分析装置の開発 補助事業               
    研究補助開発研究
    2018年04月 - 2019年03月
    石田 晃彦
    JKA, 研究代表者, 競争的資金
  • ポータブル分析装置の高感度なマイクロ検出器の開発               
    研究成果展開事業(研究成果最適展開支援プログラム(A-STEP))フィージビリティスタディ(FS)ステージ 探索タイプ
    2015年01月 - 2015年12月
    石田 晃彦
    科学技術振興機構, 研究代表者, 競争的資金
  • 次世代診断チップの開発とその臨床診断への応用
    科学研究費助成事業 基盤研究(A)
    2012年05月31日 - 2015年03月31日
    渡慶次 学, 湯澤 由紀夫, 秋山 真一, 谷 博文, 石田 晃彦
    糖尿病性腎症診断のための、パネル化診断チップの開発を行った。糖尿病性腎症のバイオマーカーのパネルとして、MCP-1、L-FABP、Angiotensinogen、CTGFおよびCollagen IVを選定した。標準試料および患者検体を用いて、開発したパネル化診断チップの性能評価を行ったところ、わずか12分の測定時間で、試料・試薬量0.5 μLで、従来のELISA法と同様な結果を得ることに成功した。
    日本学術振興会, 基盤研究(A), 北海道大学, 24245013
  • 単一くし形微小電極を組み込んだ高感度マイクロ電気化学検出システムの構築とその応用
    科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    2011年 - 2013年
    石田 晃彦
    本研究では,複数の微細電極を適切な間隔で配列した単一くし形電極を考案し,電極の形状因子などを詳細に検討することで,より微量の物質を電気化学的に検出することが可能となった。本電極は,その形状の工夫によって1個の電極単独で高感度化を達成しているところに特色があり,多くの物質に適用でき,比較的安価な測定器を用いることができる点で有用である。今後,本電極は医療診断の分野で活用が見込まれているマイクロ流体分析デバイスの有力な検出器としての利用が期待される。
    日本学術振興会, 基盤研究(C), 北海道大学, 研究代表者, 競争的資金, 23550087
  • 刺激応答性ベシクルを利用する高感度電気化学検出バイオ分析チップの開発
    科学研究費助成事業 若手研究(B)
    2006年 - 2007年
    石田 晃彦
    本研究では,微小流路内においてベシクル内から漏出させた電気化学活性物質をアンペロメトリーにより高感度に検出することが重要な課題である。電流値は電極面内に形成する測定物質の濃度勾配の積算値であるから,感度を上げるには作用電極の面積または濃度勾配を大きくすることが必要である。これまでに,電極面積を大きくすることは,S/N比を低下させるため有効ではないことを微小流体デバイスを用いて示した。これは,物質が電極反応により消費されながら流れる結果,電極の下流ほど電極垂直方向の濃度勾配が小さくなるためである。そこで,与えられた面積の中で濃度勾配を増加させることが必要になる。そのため,本研究では一本の電極を複数に分割して間隔を置いて配置するくし状の電極を検討した。電極がない部分で試料が補充されるので,下流側での濃度勾配の減少を抑えることができるからである。さらに十分な間隔があれば,分割したどの電極上でも同様の濃度勾配が形成されると推察される。くし形の電極については,これまでに2対の電極を用いて酸化還元を繰り返して感度を上げる検討は行われていたが,くし形電極単独での詳細な検討はなかった。そこで,ポリマー基板およびポリジメチルシロキサンを用いて,間隔をあけた2本の作用電極をもつ微小流体デバイスを作製し,このアプローチの妥当性を検証した。その際,微小流体デバイスで用いられる流速範囲で,物質の種類を変えることにより電流応答の拡散係数依存性を調べた。その結果,どの拡散係数およびどの流速でも間隔の増加とともに電流値は増加し,200μm近辺で最大一定となった。また,電流値を様々な拡散係数および流速で数値シミュレーションしたところ実験結果と一致した。以上から,このアプローチが妥当であり,微小流体デバイスで用いられる流速で様々な電気活性物質に適用できることを明らかにした。
    日本学術振興会, 若手研究(B), 北海道大学, 研究代表者, 競争的資金, 18750056
  • リポソームを利用する高感度な化学発光分析用ナノリアクターの開発
    科学研究費助成事業 基盤研究(B)
    2006年 - 2007年
    上舘 民夫, 谷 博文, 石田 晃彦
    1.ペルオキシダーゼ内封リポソームの調製法の検討
    押出し法により、フォスファチジルコリン(PC)、フォスファチジルグリセロール(PG)及びコレステロール(Chol)からなるリポソームに西洋わさび由来のペルオキシダーゼ(HRP)を封入した。その結果、内封されたHRPの分子数は約1200であった。一方、リポソームに内封するHRPの分子数を増大するため、凍結融解法によるHRP内封リポソームの調製を試みた。その結果、約3600分子のHRPが内封でき、押出し法と比較して、内封するHRPの分子数を約3倍増大することに成功した。
    2.リポソーム中のHRPの高感度検出法の開発
    標準系およびリポソーム系について、最適濃度条件でHRPの定量下限を求めたところ、標準系では3.0x10^<-9>M、リポソーム系では1.0x10^<-9>Mとなり、リポソームの内水相をナノリアクターに用いると、より高感度にHRPの検出ができることが明らかになった。
    3.HRP内封リポソームの抗体への結合と発光強度の比較
    HRP内封リポソームを免疫測定法の標識体に応用するため、リポソームを抗体に結合することを試みた。その結果、HRP内封リポソーム標識化抗体当りの発光強度は、ビオチン-アビジン結合HRP標識体と比較して125倍増大することが明らかになった。
    日本学術振興会, 基盤研究(B), 北海道大学, 連携研究者, 競争的資金, 18350037
  • 化学発光速度を指標とするリポソームの膜透過性の評価法の開発
    科学研究費助成事業 萌芽研究
    2005年 - 2006年
    上舘 民夫, 谷 博文, 石田 晃彦
    1.エオシンYを用いる膜透過性の評価
    リボソームの内水相にペルオキシダーゼ(POD)を封入し、その外水相にエオシンYと過酸化水素を添加すると、エオシンYと過酸化水素は迅速に膜を透過し、内水相においてPODを触媒とする化学発光反応が進行した。そこで、リン脂質であるフォスファチジルコリンに対して30〜45%のコレステロール含量を有するリボソームにPODを封入し、発光応答曲線を測定した。その結果、コレステロール含量が増大するほど発光初期速度は減少した。この結果から、エオシンYの発光初期速度が膜透過性を反映することがわかった。
    2.ピレン法による膜流動性の評価
    コレステロール含量が増大するほど発光初期速度は遅くなる原因として、コレステロール含量が増大するほどリボソームの膜流動性が減少することが考えられる。そこで、30〜45%のコレステロール含量を有するリボソームに蛍光プローブであるピレンを加え、膜流動性を評価した。その結果、コレステロール含量が増大するほど、膜流動性が減少した。したがって、エオシンYの発光初期速度を用いる方法が膜透過性の評価法として利用できることが明らかになった。
    3.膜透過性の速度論的解析
    リボソーム内へのエオシンYと過酸化水素の透過と化学発光反応を考慮して、発光初期速度を表す速度式を解析した。その結果、発光初期速度は膜透過速度定数、反応速度定数および基質初濃度で表された。また、反応速度定数および基質初濃度が一定のとき、発光初期速度は膜透過速度定数に比例することがわかった。エオシンYの膜透過速度定数を求めたところ、3.02x10^<-3> s^<-1>の値になった。
    日本学術振興会, 萌芽研究, 北海道大学, 連携研究者, 競争的資金, 17655028
  • 液体クロマトグラフィーの高性能マイクロシステムの構築とその生体分子分析への応用
    科学研究費助成事業 若手研究(B)
    2004年 - 2005年
    石田 晃彦
    本課題の目的は,液体クロマトグラフィー(LC)の要素をガラスやポリマーチップ上に集積化したLCチップを作製し,これを生体分子の分離分析に適用してその有用性を実証することである。本年度は検出部である電極の面積が分離性能および感度(S/N比)に与える影響を検討した。その際,LCチップ間で生じる分離カラムの性能誤差が応答に影響しないよう同一の分離カラムで検討するために,分離カラムから出たバンドを分岐させ,それぞれ異なる電極で同時に検出するLCチップを作製した。電極は金をチップ上に蒸着することにより作製した。分岐部でバンドが等分されることについては蛍光顕微鏡法により確認した。このLCチップを用いて検討した結果,分離度は電極面積に依存しないことを確認した。これは分離カラム(2.5cm長,約10000段/m)から出た試料のバンド幅が電極幅よりも十分に大きいためである。バンド幅と理論段の関係を考慮すると,この結果は小さな分離カラムをもつLCチップ全般にあてはまるといえる。一方,S/N比に関しては電極面積が大きいほど減少した。この理由を電極表面上の試料の流体・拡散シミュレーションに基づいて考察した。すなわち,試料の電極反応が電極上流部で終了するため,電極面積が大きいほど下流部で面積過剰となり電極単位面積当たりに得られる電流値が減少するためと考察した。電極幅は50μm幅が最も有効であった。最後に,医学的な効果が報告されているカテキン類((+)-カテキン,エピカテキン,没食子酸エピガロカテキン)の分離を試みた。その結果,ベースライン分離を達成し,それぞれの検出限界は数百nMレベルであった。また,市販の各種茶飲料のカテキン分析に応用したところ,各成分の分離に加えて,茶葉の発酵の程度が各試料のクロマトグラムに反映していることが確認でき,実試料に対しても良好に適用できることを明らかにした。
    日本学術振興会, 若手研究(B), 北海道大学, 研究代表者, 競争的資金, 16750056
  • 標識体をナノリアクターに利用する高感度な化学発光分析システムの構築
    科学研究費助成事業 基盤研究(B)
    2003年 - 2004年
    上舘 民夫, 谷 博文, 石田 晃彦
    リポソームの内水相をナノリアクターとして応用するため、西洋わさび由来のペルオキシターゼ(horseradish peroxidase:HRP)を内封したリポソームを調製した。リポソームはフォスファチジルコリン(PC)、フォスファチジルグリセロール(PG)およびコレステロール(Chol)の3成分からなり、押出し法により調製した。3成分の組成はPC:PG:Chol=8:1:1とした。また、HRP内封リポソームの平均粒子径は600nmとした。
    つぎに、リポソーム内水相においてHRPを触媒とする化学発光(CL)反応を行った。CL試薬にはフルオレセイン(FL)、ルミノールおよびホモゲンチジン酸γ-ラクトン(HAL)を用いた。実験はHRP内封リポソームの外水相にCL試薬と過酸化水素を加え、それらの物質がリポソーム膜を透過し、リポソーム内でHRPの触媒作用により放出される発光を観測した。FL、ルミノールおよびHALとも、リポソーム膜を迅速に透過し、添加後、直ちにCL反応が進行した。しかしながら、用いるHRP内封リポソーム量が少なくなると、触媒であるHRP量が減少するため、HALを除いて発光速度は著しく減少した。
    つぎに、HALを用いてHRP内封リポソームの使用量の影響をみた。発光量は使用量に依存し、調製したHRP内封リポソームを約8000倍希釈しても、HAL-CL反応はリポソーム内で迅速に進行した。HAL-CL反応系は従来使用されてきたルミノール系と比較して、測定時間および検量線の直線範囲において優れていた。
    最後に、HRP内封リポソームをイムノアッセイの標識体に応用するため、測定容器に対する非特異的吸着について検討した。その結果、HRP未封入リポソームがマスキング剤として有用であった。以上の結果から、HRP内封リポソームをイムノアッセイの標識体に応用できることが明らかになった。
    日本学術振興会, 基盤研究(B), 北海道大学, 連携研究者, 競争的資金, 15350038
  • 高輝度光微細加工による生体内物質分析用微小電気化学反応セル創製に関する研究
    科学研究費助成事業 萌芽研究
    2003年 - 2004年
    坂入 正敏, 石田 晃彦
    本研究課題は、高輝度光(集光したパルスYAGレーザー照射)表面微細加工法と電気化学的手法により、酵素反応によって生体内で生成される過酸化水素などの、生体微量物質分析用微小電気化学セルをアルミニウム上に作製すること、さらに、対極などを取り付け微小電気化学分析システムにして、その性能を評価することを目的としている。
    昨年度は、アルミニウムを用いてアノード酸化、レーザー加工、電気めっきを用いて、2電極型システムを作製でき、K_3Fe(CN)_6/K_4Fe(CN)_6の混合溶液(約1.5μl)を用いてCV測定を行ったところ、アノードピーク電流の走査速度依存性や濃度依存性を確認できたが、ピーク形状および液漏れの問題があった。そこで、本年度は、流路などの形状の改良および作製工程の改良を行い、より完成度の高い生体微量物質分析用微小電気化学セルの作製およびその電気化学的特性評価を行った。
    微細溝および微細貫通孔には、レーザー照射後、再度アノード酸化することで、保護性の皮膜を形成し、電極部にはめっきにより金を析出させた。これら、再アノード酸化および金めっきにより、各種溶液で安定に動作可能な、理論内容量1.5μlの微小電気化学セルを作製できた。作製したセルを用いて、電気化学測定を行った結果、従来のマクロ電極と同様のサイクリックボルタモグラムが測定できた。すなわち、アノードピーク電流は電位走査速度の平方根に比例して増加し、その傾きから電極面積を見積もった結果、妥当な値を得ることができた。
    日本学術振興会, 萌芽研究, 北海道大学, 連携研究者, 競争的資金, 15656177
  • 自己組織化システムを用いる高性能サイズ制御スポットテスト法
    科学研究費助成事業 特別研究員奨励費
    1998年 - 1998年
    石田 晃彦
    日本学術振興会, 特別研究員奨励費, 東北大学, 97J06075
  • マイクロチップを利用する化学分析システムの開発               
    競争的資金

産業財産権

  • 血液検体のATP測定方法及びキット               
    特許権, 石田 晃彦
    特許6295408
    2018年03月02日
  • ポータブルな液体クロマトグラフ及び液体クロマトグラフィー               
    特許権, 石田 晃彦
    特許5935696
    2016年05月20日
  • 検体中に含まれるアデノシン三リン酸の分析方法
    特許権, 石田 晃彦, 山田 泰子, 上舘 民夫, 国立大学法人 北海道大学
    JP2006308601, 2006年04月25日
    WO2006-118093, 2006年11月09日
    特許第4940432号
    2012年05月30日
    200903081314391360
  • 細胞中ATPの定量法
    特許権, 上舘 民夫, 谷 博文, 石田 晃彦, 三菱化学メディエンス株式会社
    特願2004-061585, 2004年03月05日
    特開2005-245342, 2005年09月15日
    特許第4546115号
    2010年07月09日
    201103016902185272
  • イオン性検体のスポットテスト法
    特許権, 四ツ柳 隆夫, 金子 恵美子, 宮川 貴行, 石田 晃彦, 株式会社東北テクノアーチ
    特願平6-048632, 1994年03月18日
    特開平7-260693, 1995年10月13日
    特許第3393701号
    2003年01月31日
    201103034197155383
  • 試料中成分溶出量の簡易判定方法及びその簡易判定用キット
    特許権, 石田 晃彦, 金子 恵美子, 四ツ柳 隆夫, 株式会社東北テクノアーチ
    特願平10-177968, 1998年05月21日
    特開平11-326309, 1999年11月26日
    200903018923337891

主な担当授業

  • 応用生物化学A(マイクロシステム化学), 2024年, 修士課程, 総合化学院
  • 化学英語, 2024年, 学士課程, 工学部
  • 分析化学Ⅰ, 2024年, 学士課程, 工学部
  • 応用化学学生実験Ⅰ, 2024年, 学士課程, 工学部
  • 分析化学Ⅱ, 2024年, 学士課程, 工学部