長井 宏平 (ナガイ コウヘイ)

公共政策学連携研究部 公共政策学部門 公共政策学分野教授
Last Updated :2026/03/03

■研究者基本情報

学位

  • 博士(工学), 北海道大学, 2005年03月

Researchmap個人ページ

研究者番号

  • 00451790

研究キーワード

  • 構造工学
  • コンクリート工学
  • 微細構造解析
  • インフラ維持管理
  • 国際協力

担当教育組織

■経歴

経歴

  • 2023年10月 - 現在
    北海道大学, 大学院工学研究院, 教授, 日本国
  • 2011年07月 - 2023年09月
    東京大学, 生産技術研究所, 准教授, 日本国
  • 2019年10月 - 2021年03月
    カリフォルニア大学デイビス校, 客員研究員, アメリカ合衆国
  • 2008年11月 - 2011年07月
    東京大学, 大学院工学系研究科, 特任講師
  • 2007年04月 - 2008年11月
    東京大学, 大学院工学系研究科, 助教, 日本国
  • 2005年04月 - 2007年03月
    スイス連邦工科大学チューリッヒ校(ETH), JSPS海外特別研究員, スイス連邦

学歴

  • 2002年04月 - 2005年03月, 北海道大学, 大学院工学研究科, 社会基盤工学専攻, 博士後期課程, 日本国
  • 2000年04月 - 2002年03月, 北海道大学, 大学院工学研究科, 社会基盤工学専攻, 修士課程, 日本国
  • 1996年04月 - 2000年03月, 北海道大学, 工学部, 土木工学科, 日本国

■研究活動情報

論文

その他活動・業績

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • UHPCにより補強された腐食劣化RC構造のRBSM解析による性能評価
    科学研究費助成事業
    2024年04月23日 - 2026年03月31日
    長井 宏平, QIU MINGHONG
    日本学術振興会, 特別研究員奨励費, 北海道大学, 24KF0001
  • 高炉セメントコンクリートのひび割れ要件解明と水和物形態に基づく収縮抑制手法の開発
    科学研究費助成事業
    2023年04月01日 - 2026年03月31日
    浅本 晋吾, 長井 宏平, 高橋 恵輔, 宮本 慎太郎
    日本学術振興会, 基盤研究(B), 埼玉大学, 23H01479
  • 深層学習を実装した微細構造解析による鉄筋コンクリート内部損傷の逆推定と性能評価
    科学研究費助成事業
    2022年04月01日 - 2025年03月31日
    長井 宏平, 松本 浩嗣, 酒井 雄也, 浅本 晋吾
    日本学術振興会, 基盤研究(A), 東京大学, 22H00224
  • 損傷後に補修したRC構造性能評価のための微細構造解析システムの構築
    科学研究費助成事業
    2021年10月07日 - 2024年03月31日
    長井 宏平, 松本 浩嗣, 鎌田 知久, 金澤 健
    海外共同研究者となる深セン大学の上田教授,カリフォルニア大学デイビス校のBolander教授と研究の進め方について確認した。
    研究のコアとなる微細構造解析プログラムに連続繊維シートのモデルを組み込み,引張試験による付着挙動の解析を行った。微細スケールにおいてはコンクリート側にもひび割れが進展し損傷が蓄積されることでマクロな付着挙動にも影響を与える。また,コンクリートには繊維軸方向から横方向にも応力が広がるが,これを3次元解析により再現可能である。解析により,局所の損傷と全体の応答を再現し,解析の妥当性の検討を続けている。
    水分移動のモデル化についても,既往の水分移動,物質移動モデルから,本解析システムに組み込むモデルの高度化を進めている。特に,水分供給初期にコンクリートの乾燥度が高い場合と湿潤状態では,条件により水分の浸透速度が異なるので,適切なモデル化が必要である。
    鉄筋腐食については,腐食後の付着挙動をより正確に再現するために,研究代表者が過去に行った試験の観察動画から画像相関法を用いて界面の挙動をより詳細に分析し,鉄筋からコンクリートへの応力伝達の変化と鉄筋表面の腐食生成物の影響について調査をしている。
    凍結融解作用については,水分の供給と温度の影響のモデル化の方法と,劣化後に材料力学特性がどのように低下していくかについて,既往の文献を参考に,モデル化の方法を検討している。特に温度履歴のモデルへの反映を,解析可能なものとして行うことが重要となる。
    日本学術振興会, 国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B)), 東京大学, 21KK0072
  • 腐食劣化したRC構造のFRP補強効果のRBSM微細構造解析による性能評価
    科学研究費助成事業
    2021年04月28日 - 2023年03月31日
    長井 宏平, JIANG CHENG
    受入れ研究者が開発している鉄筋コンクリート構造解析のための三次元微細構造解析システムを発展させ,新たに連続繊維補強コンクリートにより補強した際の構造性能を評価できるシステムとすることに取り組んだ。具体的には,解析システムにおいてコンクリート表面に連続繊維補強材(FRP)をモデル化し,FRP要素に繊維の材料特性を,FRPとコンクリート要素の界面には付着特性を組み込むことで構造性能を表現することを可能にした。解析の検証として,既往の実験を解析対象にFRPの引張破壊の再現を行った。微細構造解析では要素サイズが5mm程度と小さく,ローカルな付着と滑りの積分として全体の引抜挙動が表される。FRPの応力状態,コンクリートとの界面の付着,さらにコンクリートにひび割れが発生し進展していく複雑な破壊プロセスを実験と同様に適切に再現することができ,妥当性が確認された。また,三次元解析であるので,FRPの外側に広がるコンクリートの応力やひび割れも解析ができ,汎用性の高いシステムとなった。通常の実験では,FRPの塗布の状況などにより,観察される結果にばらつきも大きくなるが,数値解析により各因子の全体挙動への影響度もパラメトリック解析から推定できるようになった。
    Jiang氏が,研究実施期間中にオーストリアの大学に職を得たために,研究を終了することとなったが,上述のように解析システムにFRP要素を新たに組み込み,実験との比較やパラメトリック解析により,解析の妥当性を確認したうえで新たな知見を得られるシステムへと拡張がされた。拡張された解析システムを用いて,研究室の学生が研究を継続しておりJiang氏との連携を継続する予定である。
    日本学術振興会, 特別研究員奨励費, 東京大学, 21F20352
  • 腐食劣化したRC構造のFRP補強効果のRBSM微細構造解析による性能評価
    科学研究費助成事業
    2020年11月13日 - 2023年03月31日
    長井 宏平, JIANG CHENG
    日本学術振興会, 特別研究員奨励費, 東京大学, 20F20352
  • 人工衛星LandsatデータとAI分析による橋梁建設年推定システムの構築
    科学研究費助成事業
    2020年07月30日 - 2022年03月31日
    長井 宏平
    過去の橋梁建設年を推定する方法として人工衛星データの記録を遡り過去の衛星写真等から橋梁年を推定することを提案した。橋長の長い橋では可視画像によって過去の衛星データから建設が確認できた一方,橋梁の短い橋では確認が困難であり,これに対して衛星の波長データから得られる正規化水指数Normalized Difference Water Index (NDWI)を用いて建設年を推定する方法を提案し,その精度を確認した。
    日本学術振興会, 挑戦的研究(萌芽), 東京大学, 20K21018
  • 微細構造解析とAI画像分析を用いたRC内部の鉄筋腐食分布の推定とリスク評価
    科学研究費助成事業
    2019年04月01日 - 2022年03月31日
    長井 宏平, 酒井 雄也
    観測された表面のひび割れ幅から、鉄筋の長さ方向の腐食分布を推定する計算手法を開発した。このアプローチは、モデル予測制御(MPC)によりガイドされて剛体バネモデル(RBSM)を用いた鉄筋コンクリートのメソスケールシミュレーションに基づくものである。異なるひび割れ開口部、複数の局所腐食の発生、およびスターラップの存在による追加の拘束を考慮することが可能である。開発した解析の精度を、コンクリート内の鋼材腐食の実験室試験と比較することで実証した。コンクリート表面で観察されるひび割れ分布は、メソスケールモデル内の内部拡張を最適化することで自動的に再現され、そこから腐食分布が推定される。
    日本学術振興会, 基盤研究(B), 東京大学, 19H02210
  • 化学的分析に基づいたコンクリート構造物の補修材付着性状のモデル化と構造性能評価
    科学研究費助成事業
    2018年11月09日 - 2021年03月31日
    長井 宏平, WANG YI
    6か月の研究期間で、前年度に投稿した論文の査読対応を行い、公表された。ASRとDEFという異なるコンクリートの膨張劣化現象に対してそれぞれのモデル化を行い,強度と剛性の低下を適切に表現できる解析システムを構築することができた。また、遅れていた補修材のモデル化を実施し、簡易な解析ができるようになったが、損傷後に補強を行い、その性能評価を実施するには至らなかった。
    2年間の研究機関全体を纏め、開発した解析プログラムを整理して、研究室として今後も継続して解析が行えるような体制を整えた。
    日本学術振興会, 特別研究員奨励費, 東京大学, 18F18348
  • 硬化過程の温度履歴によるコンクリートの異種材料界面の状態変化と耐久性の関連性評価
    科学研究費助成事業
    2017年04月01日 - 2020年03月31日
    浅本 晋吾, 長井 宏平, 蔵重 勲, 全 邦釘
    本研究では,コンクリートに最大70℃程度の高温が初期に作用したときに,構成材料の界面の損傷評価,それに伴う材料特性の変化について検討をした.その結果,使用材料によっては,初期の高温作用で界面に損傷がもたらされる可能性を示し,有害物質に対するコンクリートの移動抵抗性が低下し得ることも示した.また,体積変化や変形特性も使用材料と初期温度作用によっては大きくなり得ることが分かった.初期の高温作用が要因の膨張劣化については,炭酸イオンによって促進される可能性を実験,解析の両面で示し,フライアッシュという石炭灰による長期的な抑制効果を実験で確認した.
    日本学術振興会, 基盤研究(B), 埼玉大学, 17H03285
  • 三次元微細構造離散解析システムの拡張によるRC内部鉄筋腐食分布の逆推定への展開
    科学研究費助成事業
    2018年 - 2020年
    長井 宏平
    微細構造解析システム(RBSM)に、モデル予測制御(MPC)のアルゴリズムを導入することで、表面のひび割れ分布の情報から、内部の鉄筋腐食分布を自動的に 予測するシステムを構築した(MPC-RBSM)。MPC-RBSMでは、目標とするひび割れ分布を再現するように内部の腐食膨張量を解析ステップごとに自動的に制御して 与える。鉄筋は5mmごとにメッシュ分割されており、要素ごとに直上のひび割れを参照しつつ解析が進む。最終的に表面ひび割れを再現した際の鉄筋膨張量が推定された鉄筋腐食量となる。数値解析によって自動的に内部腐食量を推定するシステムを初めて構築することができた。
    日本学術振興会, 国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(A)), 東京大学, 18KK0399
  • アジア域の劣化したRC構造物の残存性能評価と補修のための大規模数値解析
    科学研究費助成事業
    2016年10月07日 - 2019年03月31日
    長井 宏平, EDDY LIYANTO
    最終年度の半年間で,数値解析については,鉄筋コンクリートの付着のモデルの適用性の検討,膨張モデルの向上のためのパラメトリック解析を行うとともに,解析システムのインターフェイスを改善し,より解析モデル作成や解析結果の表示が円滑に行えるようにした。
    また,アジア域の環境や,建設時に鉄筋かぶりが不足した場合のコンクリート表層品質の変化を計測する実験を継続し,論文として纏めた。同様の実験をタイとミャンマーで計画し,タイでの計測が開始された。
    日本学術振興会, 特別研究員奨励費, 東京大学, 16F16374
  • 三次元微細構造解析による劣化した橋梁構造部材の残存性能評価と補修補強
    科学研究費助成事業
    2016年04月01日 - 2019年03月31日
    長井 宏平
    三次元微細構造解析システムに,ローカルな鉄筋腐食の影響を考慮する構成モデルを新たに実験をもとに開発し組み込むことで,鉄筋の局所的な腐食を直接的に考慮できる解析システムへと拡張した。鉄筋コンクリート部材の腐食分布を直接入力することで,残存構造性の評価が可能となる。これを部材の端部の定着部にも導入し,構造全体への影響も把握が可能となった。体積変化モデルについては,ASRとDEFを対象に体積膨張を考慮できるシステムを構築し,膨張によるひび割れ発生と,損傷後の強度低下について再現可能した。
    日本学術振興会, 基盤研究(B), 東京大学, 16H04388
  • 三次元微細構造解析によるRC柱梁接合部の破壊シミュレーションと配筋詳細の合理化
    科学研究費助成事業
    2013年04月01日 - 2015年03月31日
    長井 宏平
    鉄筋コンクリート構造の柱梁接合部の三次元的な鉄筋配置をモデル化した数値解析により,三次元に輻輳した配筋による力学相互作用とひび割れ進展を再現したうえで柱梁接合部破壊現象を解明し,合理的な柱梁接合部の設計法と配筋詳細について提案することを目的に,研究代表者が開発した三次元離散解析手法剛体ばねモデル(RBSM)のシステムを拡張し,主に柱梁接合部に機械式定着具を配置した際の破壊形式への影響を検討した。システム拡張により500万自由度を超える非線形解析が可能となり,機械式定着具の定着性能と接合部破壊への横方向筋の配置の影響を実験と同様に再現することに成功した。
    日本学術振興会, 挑戦的萌芽研究, 東京大学, 25630184
  • 頑健な繊維補強セメント系複合材料の実用化のための施工から構造性能までの統合評価
    科学研究費助成事業
    2012年04月01日 - 2015年03月31日
    長井 宏平, 藤山 知加子
    多軸応力履歴に頑健な繊維・骨材混合セメント系複合材料の多方向配筋時の施工性能と力学特性・定着性能を体系化することを目的に,材料レベルと構造レベルでの実験を行った。通常および粗骨材と鋼繊維入りの場合について主応力軸回転下を簡易的に再現した試験を行い,通常のPVA-ECCで見られるせん断耐力の低下が粗骨材の混入により抑制されることを確認した。また構造試験では,画像解析結果として,複数ひび割れを出力したコンター図から粗骨材により破壊時のせん断ひずみが小さくなること,また局所ひび割れを計算した結果からひび割れ面での「ずれ」挙動が粗骨材や鋼繊維によって抑制されることなどを明らかにした。
    日本学術振興会, 基盤研究(B), 東京大学, 24360167
  • 定着・施工性能融合による鉄筋コンクリート構造細目規定のパラダイムシフト
    科学研究費助成事業
    2011年 - 2012年
    長井 宏平
    複雑な配筋状態での鉄筋コンクリートの定着性能を評価するために,三次元離散解析手法による微細構造解析プログラムを用いて数値解析を実施し,多方向配筋の鉄筋引抜け挙動への影響を再現した。また,施工性能の検討には,粒子法プログラムを適用し,過密配筋への流動の例として鉄筋間隔と骨材量をパラメータに流動解析を実施し,既往の実験との比較を行った。
    日本学術振興会, 挑戦的萌芽研究, 東京大学, 23656278
  • 社会ネットワーク分析を用いた地域づくり活動の拡大過程とその影響の測定・評価
    科学研究費助成事業
    2011年 - 2012年
    鈴木 直文, マトウシユ ペツトウル, 長井 宏平
    本研究は、過疎化の進む山間集落の「再生」を目指した住民活動が拡大し、影響力を発揮するようになっていく過程を社会ネットワーク分析の手法を応用して把握しようとした。ソーシャルキャピタル測定の手法であるネームジェネレータとリソースジェネレータを統合した手法を用い、地域再生活動に従事する住民団体の地域に対する影響力を同団体メンバーが地域に提供しているリソースの程度によって測定した。住民団体所属者はリソース提供者として依存される度合いが高く、地域居住年数や出身地はリソース提供を疎外しないことから、住民団体へ所属してリソース提供者となることが移入者の地域社会への統合に寄与している可能性が示唆された。
    日本学術振興会, 若手研究(B), 一橋大学, 23760568
  • コンクリート系床版に内在する凝縮水の動態による早期疲労限界状態
    科学研究費助成事業
    2011年 - 2011年
    前川 宏一, 内村 太郎, 長井 宏平, 長山 智則, 千々和 伸浩
    水が浸透したコンクリート系橋梁床板の早期疲労劣化問題を解明するため、コンクリート構造物のひび割れや接合界面などに介在する凝結水の動態と、コンクリート構造の変形応答・破壊進展に現れる速度依存性に着目し、地盤分野で多くの成果を挙げているBiotの固液二相理論を既往のコンクリートの非線形有限要素解析プログラムに組み込んだプロトタイプモデルを作成した。これにより、多方向分散ひび割れ構成則と対数時間積分法に基づく全履歴追跡型の疲労解析法と水の動態を、ひとつの数値計算システムで解くことが可能となった。作成した数値解析モデルの感度解析を実施するとともに、検証実験の詳細設計を行った。意図的にひび割れを生じさせた鉄筋コンクリート試験体で、載荷速度をパラメータとし、ひび割れ内部の水圧変動、試験体の変形(変位)、鉄筋のひずみおよび荷重の動的測定を行い、凝縮水の圧力変動と構造物の応答変化に関するデータを得ようとするものである。また、ひび割れを有するコンクリートとひび割れ内に貯留される凝縮水に着目し、既往の研究(ひび割れを有するコンクリートの透水係数同定実験)のデータに基づき、本研究で提案する数値モデルによる異方性透水係数の検証方法を策定した。
    本研究は3年間の研究期間を想定していたが、期間途中で申請者の基盤研究Sが採用されたため、重複制限により研究廃止措置となった。よって、平成23年5月末日までの2カ月に行った研究について報告するものである。
    日本学術振興会, 基盤研究(A), 東京大学, 23246083
  • 多軸疲労応用場に頑健な繊維補強コンクリート材料の体系化と構造部材への応用
    科学研究費助成事業
    2010年 - 2011年
    長井 宏平
    複数ひび割れ型セメント系複合材料(HPFRCC)の一種であるECCの主応力軸回転下に頑健な材料の開発と構造への適用可能性の検証を目的とし、実験と数値解析を実施した。ひび割れ発生後のせん断性能を向上させるため粗骨材や鋼繊維を混入し、その混入率を変数とした実験を行うことで効果的な混入率を材料レベルの実験から探り、提案した混入率の材料を用いた構造試験と数値解析から、その適用性を示した。
    日本学術振興会, 若手研究(A), 東京大学, 22686042
  • 高サイクル荷重と環境作用を同時に受けるコンクリート構造のマルチスケール耐久性力学
    科学研究費助成事業
    2008年 - 2010年
    前川 宏一, 石田 哲也, 半井 健一郎, 長井 宏平
    ひび割れを含む微視的なセメント硬化体の損傷からコンクリート構造物の巨視的な応答をシミュレーションするマルチスケール数値解析システムを構築し,社会基盤施設の長期供用を想定した数万~数百万回に及ぶ繰り返し荷重履歴のシミュレーション法を開発した.同時に,水中あるいは地下環境を想定し,コンクリートから水中へのカルシウム・ホウ素等の微量成分の溶出および再吸着をモデル化した.両成果により,微視的空間内の物理化学事象に基づく構造物の長期耐久性と環境影響評価を可能にした.
    日本学術振興会, 基盤研究(A), 東京大学, 20246073
  • 重力駆動式自己切返し反応システムによる大規模コンポスト化装置の開発
    科学研究費助成事業
    2008年 - 2009年
    石田 哲也, 前川 宏一, 長井 宏平
    (1)重力式堆肥かくはん・切返し装置BioMY-BOXの効率実証試験
    堆肥のかくはん・切返しに供するBioMY-BOXの効率を実証するため,堆肥材料を模擬した人工材料を用意し,BioMY-BOXに投入する複数種の混練状況を,切り替えしパターンを変えながら画像解析により分析した.その結果,BioMY-BOX単体を用いるのみでも複数種材料を一体的に混練することが可能であるが,発酵槽からBioMY-BOXへの投入方法によっても,天地返しなどのバルク移動が生じることが明らかとなった.構成要素の組み合わせを工夫することで,堆肥化プラントの高効率化が可能であることを示すと同時に,施設設計に向けたノウハウを得ることができた.
    (2)堆肥混合物内部の温度多点計測と堆肥化過程シミュレーション技術BioDuCOM改良
    堆肥化プロセスを数値解析で高精度に追跡・評価するために,堆肥混合物内部の温度について多点測定を行った.その結果,表面近傍では酸素供給が十分にあるため発酵温度が初期から速やかに上昇すること,また内部では嫌気環境となるため温度上昇が鈍化することが明らかとなった.季節,外気温,発酵材料の種類によって,発酵速度と酸素消費,また水分逸散条件が変わるため,堆肥混合物全体の発酵を促進させるための条件が変わることが明らかとなった。同時に,開発を進めているシミュレーション手法BioDUCOMにおいても,同様の傾向を解析しうることが分かった.
    日本学術振興会, 挑戦的萌芽研究, 東京大学, 20656072
  • 多方向ひび割れを有する繊維補強コンクリートの疲労構成モデルの構築
    科学研究費助成事業
    2008年 - 2009年
    長井 宏平
    本研究は,繊維補強コンクリートの多方向ひび割れ発生時の力学挙動を解明するものである.まず実験により,多方向ひび割れ時における強度および剛性の低下を確認した.またその低下率を,初期ひび割れ角度と損傷レベルにより整理した.さらに実験結果をもとに空間平均構成モデルを構築し,FEMプログラムに組み込み,構成モデルの検証を行った.その上で,部材レベルでの解析を実施し,構築した構成モデルの適用性を示した.
    日本学術振興会, 若手研究(B), 東京大学, 20760299
  • 損傷を受けたRC部材性能照査のための三次元微細構造解析システムの構築
    科学研究費助成事業
    2007年 - 2007年
    長井 宏平
    損傷を受けたRC構造物の性能を照査するため,補修補強材料として実績があり,近年は新規構造物への適用も行われている繊維補強コンクリートに着目し,損傷を受け多方向ひび割れが発生した際の挙動を実験的に明らかにし,空間平均構成モデルの構築を試みた.
    繊維補強コンクリートは高い一軸引張性能を有するものの,補修補強材料や構造部材として用いられた場合に複雑な応力下にさらされ多方向ひび割れが発生する可能性があり,その際の挙動は明らかにされていない.本研究では繊維補強コンクリートとして高じん性繊維補強セメント複合材料(DFRCC)を用い,損傷を受け多方向ひび割れが発生した際の挙動を把握するための実験方法を新たに考案した.薄板DFRCCの曲げ載荷により第一ひび割れを導入し,除荷後に薄板を回転させ主応力方向を変化させ曲げ載荷することで第二ひび割れを発生させる.これにより第一・第二ひび割れの開口とずれが混合した複雑な挙動を実現することに成功した.市販のDFRCCであるECCとDuctalを対象とし,第一ひび割れの損傷程度と第二ひび割れとの角度の全体挙動への影響を調べた.実験結果より,第一ひび割れ角度が小さいほど初期剛性が低下し,逆に角度が大きいほど強度が低下することを確認した.また,ひび割れ性状として,第二ひび割れは主応力方向に垂直には発生せず,第一ひび割れを介しながら第一ひび割れに垂直に近い角度で発生し,終局時の局所化したひび割れは第一及び第二ひび割れが混合し全体として主応力垂直方向に近い角度を伴うことを明らかにした.また実験結果を基に多方向ひび割れ発生時の空間平均化モデルを構築し,有限要素法プログラムに導入し,実験結果の再現を試みた.これらの実験および解析結果を2編の論文に纏め公表するに至った.
    日本学術振興会, 若手研究(スタートアップ), 東京大学, 19860026

産業財産権

  • コンクリート構造物の耐荷性能の評価方法
    特許権, 横山 広, 野村 貴律, 安東 祐樹, 長井 宏平, 大日本コンサルタント株式会社, NSW株式会社, ショーボンド建設株式会社, 国立大学法人 東京大学
    特願2020-047714, 2020年03月18日
    特開2021-147845, 2021年09月27日
    特許第7244022号, 2023年03月13日
    202303005824324023
  • 複数微細ひび割れ型繊維補強セメント複合材料
    特許権, 閑田 徹志, 坂田 昇, 林 大介, 橋本 学, 長井 宏平, ベニー スリヤント, 前川 宏一, ピーター カベレ, 鹿島建設株式会社
    特願2013-271881, 2013年12月27日
    特開2015-124139, 2015年07月06日
    特許第6214393号, 2017年09月29日
    201703006222878558

主な担当授業

  • データ駆動型インフラ維持管理特論, 2024年, 修士課程, 工学院
  • データ駆動型インフラ維持管理特論, 2024年, 博士後期課程, 工学院
  • 構造力学Ⅰ, 2024年, 学士課程, 工学部
  • Maintenance Engineering for Sustainable Infrastructure, 2024年, 学士課程, 工学部
  • 維持管理工学, 2024年, 学士課程, 工学部
  • 社会基盤と国土政策, 2024年, 学士課程, 工学部