小名木 明宏 (オナギ アキヒロ)

法学研究科 法学政治学専攻 現代法講座教授
Last Updated :2024/12/06

■研究者基本情報

学位

  • 法学博士, ドイツ・ケルン大学, 1993年02月

Researchmap個人ページ

研究キーワード

  • ボードゲームとルール
  • 犯罪予防
  • 再犯防止
  • 医療と法
  • 医事法
  • ドーピング問題
  • スポーツ法
  • トランスサイエンス
  • 科学技術と法
  • 緊急避難
  • 責任論
  • 違法論
  • ドイツ
  • 刑法
  • ジェンダー
  • 受刑者処遇

研究分野

  • 人文・社会, 刑事法学
  • 人文・社会, ジェンダー

■経歴

経歴

  • 2003年10月 - 現在
    北海道大学, 大学院法学研究科, 教授
  • 1995年09月 - 2003年09月
    熊本大学, 法学部, 助教授

学内役職歴

  • 教育研究評議会評議員, 2018年12月15日 - 2020年12月14日
  • 教育研究評議会評議員, 2020年12月15日 - 2022年12月14日
  • 評価室室員, 2016年7月1日 - 2018年6月30日
  • 評価室室員, 2018年7月1日 - 2020年6月30日
  • 大学院法学研究科長, 2020年12月15日 - 2022年12月14日
  • 大学院法学研究科副研究科長, 2014年4月1日 - 2016年3月31日
  • 大学院法学研究科副研究科長, 2018年12月15日 - 2020年12月14日
  • 法学部長, 2020年12月15日 - 2022年12月14日

■研究活動情報

論文

その他活動・業績

書籍等出版物

  • 消費社会のこれからと法 : 長井長信先生古稀記念
    穴沢, 大輔, 佐藤, 陽子, 城下, 裕二, 角田, 真理子, 松原, 和彦, インターネットにおける詐欺罪と刑法の適用の問題-越境経済犯罪からサイバーセキュリティ問題への展開と警鐘-
    信山社, 2024年01月, 9784797282047, xviii, 528p, 337-351, 日本語, [分担執筆]
  • 寺崎嘉博先生古稀祝賀論文集下巻               
    小名木明宏, GPS機器の利用に伴う刑事法的違法性のパラレル構造
    成文堂, 2021年12月, [分担執筆]
  • 日高義博先生古稀祝賀論文集上巻               
    小名木明宏, 自ら招いた緊急避難の危難甘受義務と自動運転-危難に陥った者による自招危難の一断面
    成文堂, 2018年10月, [分担執筆]
  • Festschrift für Rudolf Rengier zum 70. Geburtstag               
    小名木明宏, Über die Sonderbehandlung der Nebentäterschaft bei der Körperverletzung im japanischen StGB – anhand der neueren Rechtsprechung in Japan –
    C.H.Beck, 2018年09月, 501-505, ドイツ語, [分担執筆]
  • Vielfalt des Strafrechts im internationalen Kontext. Festschrift für Frank Höfpel zum 65. Geburtstag               
    小名木明宏, Die Gefahrtragungspflicht des selbstverursachten Notstandes und automatisiertes Fahren - eine Facette des selbstverursachten Notstandes durch den Gefährdeten -
    Neuer Wissenschaftlicher Verlag, 2018年01月, 59-65, ドイツ語, [分担執筆]
  • Festschrift für Franz Streng zum 70. Geburtstag               
    小名木明宏, Auslegung als eine Bekämpfungsmethode Antisozialer Organisationen im Rahmen des Betrugstatbestandes in Japan
    C.F. Müller, 2017年03月, 717-724, [分担執筆]
  • Aktuelle Entwicklungslinien des japanischen Strafrechts im 21. Jahrhundert               
    小名木明宏, Strafrecht im Zeitalter der Hochtechnik: Vorschlag eines Cyborg Strafrechts
    Mohr Siebeck, 2017年02月, 115-129, ドイツ語, [分担執筆]
  • Sicherungsverwahrung2.0?               
    小名木明宏, Die Behandlung der gefährlichen Täter im japanischen Strafvollzug
    Nomos, 2017年02月, 271-280, ドイツ語, [分担執筆]
  • 刑法実践演習
    甲斐 克則, 内山 良雄, 小田 直樹, 小名木 明宏, 神例 康博, 北川 佳世子, 島岡 まな, 杉本 一敏, 十河 太朗, 二本栁 誠, 日山 恵美, 渡邊 卓也, 甲斐 克則
    法律文化社, 2015年10月19日, 4589037025, 330, [共著]
  • 立石二六先生古稀祝賀論文集
    川端 博, 椎橋 隆幸, 甲斐 克則
    成文堂, 2010年, 9784792318741
  • 女と男の共同論
    山中 進
    成文堂, 2003年, 4792391164, 日本語
  • 刑法理論の現代的展開
    宮澤浩一先生古稀祝賀論文集編集委員会
    成文堂, 2000年, 4792315271, 日本語
  • Die Notstandsregelung im japanischen und deutschen Strafrecht im Vergleich
    小名木 明宏
    Nomos, 1993年, 3789030198, ドイツ語

所属学協会

  • 日本スキー学会               
  • 日本スポーツ法学会               
  • 警察政策学会               
  • 日本刑法学会               

共同研究・競争的資金等の研究課題

  • 効果的な再犯防止を実現するための改善指導のあり方についての総合的研究
    科学研究費助成事業
    2019年04月01日 - 2023年03月31日
    小名木 明宏
    本研究は、最近の我が国の立法状況と実務運用の現状と課題を国際的な視点からの検討しながら考察し、効果的な再犯防止を実現するための改善指導のあり方を検討することである。3年目は、自らが意図せずに加害者となる事案に着目し、それゆえに、自らの犯罪に向き合うことの難しい事案、すなわち改善が難しい事案について以下のような研究実績をあげた。
    (1)北大刑事法研究会において「いわゆるすり替え型キャッシュカード窃盗の事案において、被害者方のインターホンを押した時点で窃盗罪の実行の着手を認めた事例」と題する報告を行ない、刑法解釈論のみならず、刑事政策的観点からの分析も行った。本件は少年事件であり、行為者は組織的に利用された側面が強いものである。
    (2)「GPS機器の利用に伴う刑事法的違法性のパラレル構造」寺崎嘉博先生古稀祝賀論文集下巻(成文堂、2021年12月)437-446頁において、GPSの濫用について検討し、ストーカー規制法の処罰の間隙をどのように埋めるかを論じた。論文公表後、これについての立法の手当てがなされ、時機を得たものとなった。とくに本論文は、民間人と公的機関によるGPSの利用の違法性の問題を総合的に検討した視野の広い、意欲的な論文となっている。
    (3)研究全体としての遂行状況に関しては、2020年4月以降の新型コロナウイルス感染拡大防止のため出張が制限され、個別の意見交換の機会が実現できなかった。また、継続的に実施している少年院での再犯防止啓蒙活動も、同じ理由で一度も実現できなかった。
    日本学術振興会, 基盤研究(C), 北海道大学, 19K01340
  • 人体と機械の融合に伴う法律問題についての研究               
    2018年04月 - 2019年03月
    小名木明宏
    立石科学技術振興財団, 研究代表者, 競争的資金
  • ゲームにおけるペナルティーの意義と機能について               
    2017年04月 - 2018年03月
    小名木明宏
    中山隼雄科学技術文化財団, 研究代表者, 競争的資金
  • 複合的視点からの保安処分制度の再構築についての研究               
    科学研究費補助金(基盤研究C)
    2015年04月 - 2018年03月
    小名木明宏
    文部科学省, 研究代表者, 競争的資金
  • 犯罪者を親にもつ子どもへの支援に関する総合的研究
    科学研究費助成事業
    2014年04月01日 - 2017年03月31日
    矢野 恵美, 小西 聖子, 高田 清恵, 小名木 明宏, 齋藤 実, 松村 歌子, 森川 恭剛, 齋藤 実, 立石 直子
    例え親が犯罪をしていても、子どもにはその責任はない。しかし現実には、親が犯罪をした子どもは、家庭、学校、社会等において、精神的、物理的、経済的に様々な不利益にさらされている。そこで本研究では、親の犯罪を子ども自身(家族も含む)が被害者である虐待ケース(事件化しているかどうかを問わない)と、被害者が家族以外である場合に分けた上で、子どもの権利条約を中心とした国際基準、先進国の取組を含め、様々な分野からどのような法的支援ができるかを検討した。虐待については防止策、事件化のための法制度も検討した。親が受刑しているケースでは、刑務所内での子の養育、面会等について国際基準を踏まえて日本への提言を行った。
    日本学術振興会, 基盤研究(A), 琉球大学, 26243006
  • SNS等の仮想世界におけるルールの形成プロセスと確立についての研究               
    2016年04月 - 2017年03月
    小名木明宏
    大川情報通信財団, 研究代表者, 競争的資金
  • ドーピングの法的規制についての比較研究               
    2015年04月 - 2016年02月
    小名木明宏
    笹川スポーツ財団研究助成, 研究代表者, 競争的資金
  • ジェンダーの視点から見た受刑者処遇の総合的研究
    科学研究費助成事業
    2011年04月01日 - 2014年03月31日
    矢野 恵美, 小名 木明宏, 上瀬 由美子, 森川 恭剛, 武田 昌則, 齋藤 実, 武田 昌則
    日本の刑務所ではこれまで、男性の処遇を基本に置き、例外的なものとして女性の処遇を考えてきた。本研究では、日本の刑事施設の状況、海外におけるジェンダーに視点に基づく受刑者処遇(男女とも)についてインタビュー調査を実施した。また、いくつかの刑事施設において男女受刑者、刑務官に対して質問紙調査を実施した。最終年度においては日本の女子受刑者処遇の問題点を示すとともに、海外での状況と比較しながら検討する国際セミナーを実施し、最終的に、男女双方の受刑者処遇をジェンダーの視点から見直すことの必要性を提言した。
    日本学術振興会, 基盤研究(B), 琉球大学, 23310192
  • スマートフォンによる保護観察対象者に対するアフターケア体制の確立について研究
    科学研究費補助金(挑戦的萌芽研究)
    2013年 - 2014年
    小名木 明宏
    出所した受刑者の社会復帰を促進するためのアフターケアの在り方は、刑事政策の重要な課題となっている。本研究では、保護観察対象者にスマートフォンを所持させて、発信する信号により電子的に監視するシステムを整備するとともに、保護司とのコミュニケーションの質の向上を図り、対象者の再犯の防止、円滑な社会復帰の促進というアフターケアを充実させることについて検討した。そしてスマートフォンをこのような刑事政策実現のツールとして利用することは今後、真剣に検討されるべきであるとの結論を得た。
    文部科学省, 挑戦的萌芽研究, 北海道大学, 研究代表者, 競争的資金, 25590014
  • 仮釈放者に対する電子監視システムによるアフターケアの整備に関する法的問題についての研究               
    2009年04月 - 2011年03月
    小名木明宏
    電気通信普及財団, 研究代表者, 競争的資金
  • 犯罪の被害にあった女性・児童への対策に関する総合的研究
    科学研究費助成事業
    2008年 - 2010年
    矢野 恵美, 小西 聖子, 小名木 明宏, 上瀬 由美子, 齋藤 実
    当研究は、犯罪の被害にあった女性・児童への対策につき、(1)立法に関する問題、(2)司法、福祉等の各機関による対応と、各機関間の連携という問題を、日本、北欧(スウェーデン、フィンランド)、韓国、アメリカ、ドイツを中心に、比較法の観点から考察し、更に(3)日本の現状について、法学、精神医学、社会心理学等の観点から質問紙調査、インタビュー調査、ケースワーク研究を実施し、日本の現状について問題点を明らかにし、それを検討すると共に、他国に比べ、日本が先進的な取組をしていると言える点についても明らかにした
    日本学術振興会, 基盤研究(B), 琉球大学, 20310153
  • トルコ共和国ディジュレ大学法学部等訪問               
    2001年04月 - 2001年05月
    小名木明宏
    (財)国際文化交流事業財団, 研究代表者, 競争的資金

担当教育組織