小名木 明宏 (オナギ アキヒロ)
法学研究科 法学政治学専攻 現代法講座 | 教授 |
Last Updated :2024/12/06
■研究者基本情報
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■研究活動情報
論文
- İNSAN GELİŞTİRME Human Enhancement - Perspektive aus dem Strafrecht -
小名木明宏
VI. ULUSLARARASI TIP HUKUKU KONGRESİ 5-13 Ekim 2023 (VI. INTERNATIONAL MEDICAL LAW CONGRESS 5-13 OCTOBER 2023), 503, 507, 2024年05月, [招待有り]
ドイツ語, 研究論文(国際会議プロシーディングス) - 最新判例批評(2)刑事収容施設及び被収容者等の処遇に関する法律98条の定める作業報奨金の支給を受ける権利に対する強制執行の可否[最高裁令4.8.16三小法廷決定]—判例評論(第781号)
小名木 明宏
判例時報, 2582, 112, 117, 東京 : 判例時報社, 2024年04月01日, [招待有り]
日本語, 43830233 - 援助による自殺を求める被収容者の権利
ヘニング・ローゼナウ, 小名木明宏
北大法学論集, 74, 3, 641, 659, 2023年09月, [筆頭著者, 最終著者, 責任著者]
日本語, 研究論文(大学,研究機関等紀要), 43830233 - Die strafrechtliche Problematik in Bezug auf die medizinische Behandlung in Japan
Akihiro ONAGI
IV. ULUSLARARASI TIP HUKUKU KONGRESİ 8-10 OCAK 2021, 3, 117, 125, 2021年06月, [招待有り], [筆頭著者, 最終著者, 責任著者], [国際誌]
ドイツ語, 研究論文(学術雑誌) - Analyse über das Phänomen des Betrugs von besonderer Art in Japan - Kriminologische und dogmatische Untersuchung über die Aufgabe in der heutigen Gesellschaft
Akihiro ONAGI
Kriminalpolitische Zeitschrift, 6, 349, 355, 2020年12月, [招待有り], [筆頭著者, 最終著者, 責任著者], [国際誌]
ドイツ語, 研究論文(学術雑誌), In diesem Beitrag beabsichtigt der Autor, den Überblick über das soziale Problem des Betrugs von besonderer Art in Japan zu skizzieren. Dabei soll dieses Problem sowohl von der krimilogischen als auch von der dogmatischen Hinsicht befasst werden. Insbesondere knüpft dies mit der Alterung der Bevölkerung und der Konzentration des Reichtums auf die bestimmte Altersschichte usw. an. Und die neueren Rechtsprechungen zeigen auch die dogmatische Schwierigkeit dieses Problembereiches.
In this issue the author intends to outline the overview of the social problem of special fraud in Japan. Then, this problem will be dealt with from both a criminological and a criminal-theoretical aspects. In particular, it has the relation with the population ageing and the concentration of wealth on a certain age group etc. And the recent criminal case also shows the difficulty of interpretation of criminal law on this problem area. - 人体と機械の融合に伴う法律問題についての研究 : 科学技術と刑法の調和
小名木 明宏
北大法学論集, 70, 5, 1, 16, 北海道大学大学院法学研究科, 2020年01月31日, [筆頭著者, 最終著者, 責任著者]
日本語 - 講演 社会奉仕活動は新しい主刑となりうるか?ドイツにおける現在の議論と改正の動き
ドゥトゥゲ グンナー, 小名木 明宏
北大法学論集 = The Hokkaido law review, 71, 1, 141, 158, 北海道大学大学院法学研究科, 2020年
日本語 - 刑法入門 刑法の世界への誘い (特集 ようこそ、法律学の世界へ : 法学入門2019(Part.2)) -- (刑法学の世界)
小名木 明宏
法学セミナー, 64, 5, 44, 47, 日本評論社, 2019年05月
日本語 - ゲームにおけるペナルティーの意義と機能について : ドイツボードゲームにおけるペナルティーの役割についての考察
小名木 明宏
北大法学論集 = The Hokkaido law review, 69, 3, 1048, 1026, 北海道大学大学院法学研究科, 2018年, [筆頭著者, 最終著者, 責任著者]
日本語 - ドイツにおける刑事施設内の母子施設についての概観 (小特集 犯罪者を親にもつ子どもについて考える)
小名木 明宏
法律時報, 89, 6, 74, 77, 日本評論社, 2017年06月, [筆頭著者, 最終著者, 責任著者]
日本語 - 法学者の本棚 植松正・川端博・曽根威彦・日髙義博 現代刑法論争Ⅰ・Ⅱ〔第二版〕 : 思索の刑法学 : 植松刑法学の思い出
小名木 明宏
法学セミナー, 62, 3, 巻頭1p, 日本評論社, 2017年03月
日本語 - ドイツにおける改善保安処分制度 : 制度と基盤についてのイントロダクション
リタ ハーヴァーカンプ, 小名木 明宏
北大法学論集, 67, 4, 358, 338, 北海道大学大学院法学研究科, 2016年11月30日
日本語 - 講演 ドイツにおける改善保安処分制度 : 制度と基盤についてのイントロダクション
ハーヴァーカンプ リタ, 小名木 明宏
北大法学論集, 67, 4, 1246, 1226, 北海道大学大学院法学研究科, 2016年
日本語 - ドーピングの法的規制についての比較研究
小名木 明宏
笹川スポーツ研究助成研究成果報告書 = Sasakawa sports research grants, 31, 37, 笹川スポーツ財団, 2015年
日本語 - 侮辱罪の被害者視点へのシフトについて
小名木 明宏
GEMC journal : グローバル時代の男女共同参画と多文化共生 : Gender equality and multicultural conviviality in the age of globalization, 3, 6, 14, 東北大学グローバルCOE「グローバル時代の男女共同参画と多文化共生」, 2010年03月
日本語 - 刑事裁判例批評(66)廃棄物の処理及び清掃に関する法律違反3事件--事案1 廃棄物の処理及び清掃に関する法律(平成15年法律第93号による改正前のもの)25条4号にいう「第12条第3項(中略)の規定に違反して、産業廃棄物の処理を他人に委託した」の意義[最高裁平成18.1.16第一小法廷決定],事案2 工場から排出された産業廃棄物を同工場敷地内に掘られた穴に投入して埋め立てることを前提にその穴のわきに野積みした行為が廃棄物の処理及び清掃に関する法律16条違反の罪に当たるとされた事例[最高裁平成18.2.20第二小法廷決定],事案3 一般廃棄物収集運搬業の許可を受けた業者が一般廃棄物たるし尿を含む汚泥と産業廃棄物たる汚泥を混合させた廃棄物を市のし尿処理施設の受入口から投入する行為が廃棄物の処理及び清掃に関する法律16条違反の罪に当たるとされた事例[最高裁平成18.2.28第三小法廷決定]
小名木 明宏
刑事法ジャーナル, 10, 157, 165, イウス出版, 2008年
日本語 - 組織犯罪に対する捜査手続きの刑事法上の諸問題 (第2 警察政策フォーラム「ドイツの組織犯罪及び外国人犯罪対策」)
Maiwald Manfred, 小名木 明宏
警察政策研究, 5, 49, 57, 警察大学校警察政策研究センタ-, 2001年
日本語 - ゴルトダンマー刑法雑誌著者名目録(1)
宮澤 浩一, 小名木 明宏
法學研究 : 法律・政治・社会, 68, 3, 177(42), 218(1), 慶應義塾大学法学研究会, 1995年03月
日本語, 資料 - 緊急避難における利益衡量と相当性についての一考察
小名木 明宏
法学研究, 67, 6, p25, 43, 慶應義塾大学法学研究会, 1994年06月
日本語, 一 研究目的と課題二 利益衡量の原則 (一) 法益衡量説と目的説 (二) 利益衡量の観点 (三) 利益衡量説と日本刑法三七条三 自律の原則 Autonomieprinzip (一) 利益衡量の観点による解決 (二) 相当性による解決 (三) 私見と結論四 相当性条項 (一) 概説 (二) 相当性条項の実務上の意義 (イ) 雨傘の事例 (ロ) その他の事例の取扱い (三) 相当性条項の理論上の意義 (イ) ドイツ刑法三四条における相当性条項 (ロ) 日本刑法三七条における相当性条項五 まとめ論説
その他活動・業績
書籍等出版物
- 消費社会のこれからと法 : 長井長信先生古稀記念
穴沢, 大輔, 佐藤, 陽子, 城下, 裕二, 角田, 真理子, 松原, 和彦, インターネットにおける詐欺罪と刑法の適用の問題-越境経済犯罪からサイバーセキュリティ問題への展開と警鐘-
信山社, 2024年01月, 9784797282047, xviii, 528p, 337-351, 日本語, [分担執筆] - 寺崎嘉博先生古稀祝賀論文集下巻
小名木明宏, GPS機器の利用に伴う刑事法的違法性のパラレル構造
成文堂, 2021年12月, [分担執筆] - 日高義博先生古稀祝賀論文集上巻
小名木明宏, 自ら招いた緊急避難の危難甘受義務と自動運転-危難に陥った者による自招危難の一断面
成文堂, 2018年10月, [分担執筆] - Festschrift für Rudolf Rengier zum 70. Geburtstag
小名木明宏, Über die Sonderbehandlung der Nebentäterschaft bei der Körperverletzung im japanischen StGB – anhand der neueren Rechtsprechung in Japan –
C.H.Beck, 2018年09月, 501-505, ドイツ語, [分担執筆] - Vielfalt des Strafrechts im internationalen Kontext. Festschrift für Frank Höfpel zum 65. Geburtstag
小名木明宏, Die Gefahrtragungspflicht des selbstverursachten Notstandes und automatisiertes Fahren - eine Facette des selbstverursachten Notstandes durch den Gefährdeten -
Neuer Wissenschaftlicher Verlag, 2018年01月, 59-65, ドイツ語, [分担執筆] - Festschrift für Franz Streng zum 70. Geburtstag
小名木明宏, Auslegung als eine Bekämpfungsmethode Antisozialer Organisationen im Rahmen des Betrugstatbestandes in Japan
C.F. Müller, 2017年03月, 717-724, [分担執筆] - Aktuelle Entwicklungslinien des japanischen Strafrechts im 21. Jahrhundert
小名木明宏, Strafrecht im Zeitalter der Hochtechnik: Vorschlag eines Cyborg Strafrechts
Mohr Siebeck, 2017年02月, 115-129, ドイツ語, [分担執筆] - Sicherungsverwahrung2.0?
小名木明宏, Die Behandlung der gefährlichen Täter im japanischen Strafvollzug
Nomos, 2017年02月, 271-280, ドイツ語, [分担執筆] - 刑法実践演習
甲斐 克則, 内山 良雄, 小田 直樹, 小名木 明宏, 神例 康博, 北川 佳世子, 島岡 まな, 杉本 一敏, 十河 太朗, 二本栁 誠, 日山 恵美, 渡邊 卓也, 甲斐 克則
法律文化社, 2015年10月19日, 4589037025, 330, [共著] - Die Notstandsregelung im japanischen und deutschen Strafrecht im Vergleich
小名木 明宏
Nomos, 1993年, 3789030198, ドイツ語
共同研究・競争的資金等の研究課題
- 効果的な再犯防止を実現するための改善指導のあり方についての総合的研究
科学研究費助成事業
2019年04月01日 - 2023年03月31日
小名木 明宏
本研究は、最近の我が国の立法状況と実務運用の現状と課題を国際的な視点からの検討しながら考察し、効果的な再犯防止を実現するための改善指導のあり方を検討することである。3年目は、自らが意図せずに加害者となる事案に着目し、それゆえに、自らの犯罪に向き合うことの難しい事案、すなわち改善が難しい事案について以下のような研究実績をあげた。
(1)北大刑事法研究会において「いわゆるすり替え型キャッシュカード窃盗の事案において、被害者方のインターホンを押した時点で窃盗罪の実行の着手を認めた事例」と題する報告を行ない、刑法解釈論のみならず、刑事政策的観点からの分析も行った。本件は少年事件であり、行為者は組織的に利用された側面が強いものである。
(2)「GPS機器の利用に伴う刑事法的違法性のパラレル構造」寺崎嘉博先生古稀祝賀論文集下巻(成文堂、2021年12月)437-446頁において、GPSの濫用について検討し、ストーカー規制法の処罰の間隙をどのように埋めるかを論じた。論文公表後、これについての立法の手当てがなされ、時機を得たものとなった。とくに本論文は、民間人と公的機関によるGPSの利用の違法性の問題を総合的に検討した視野の広い、意欲的な論文となっている。
(3)研究全体としての遂行状況に関しては、2020年4月以降の新型コロナウイルス感染拡大防止のため出張が制限され、個別の意見交換の機会が実現できなかった。また、継続的に実施している少年院での再犯防止啓蒙活動も、同じ理由で一度も実現できなかった。
日本学術振興会, 基盤研究(C), 北海道大学, 19K01340 - 人体と機械の融合に伴う法律問題についての研究
2018年04月 - 2019年03月
小名木明宏
立石科学技術振興財団, 研究代表者, 競争的資金 - ゲームにおけるペナルティーの意義と機能について
2017年04月 - 2018年03月
小名木明宏
中山隼雄科学技術文化財団, 研究代表者, 競争的資金 - 複合的視点からの保安処分制度の再構築についての研究
科学研究費補助金(基盤研究C)
2015年04月 - 2018年03月
小名木明宏
文部科学省, 研究代表者, 競争的資金 - 犯罪者を親にもつ子どもへの支援に関する総合的研究
科学研究費助成事業
2014年04月01日 - 2017年03月31日
矢野 恵美, 小西 聖子, 高田 清恵, 小名木 明宏, 齋藤 実, 松村 歌子, 森川 恭剛, 齋藤 実, 立石 直子
例え親が犯罪をしていても、子どもにはその責任はない。しかし現実には、親が犯罪をした子どもは、家庭、学校、社会等において、精神的、物理的、経済的に様々な不利益にさらされている。そこで本研究では、親の犯罪を子ども自身(家族も含む)が被害者である虐待ケース(事件化しているかどうかを問わない)と、被害者が家族以外である場合に分けた上で、子どもの権利条約を中心とした国際基準、先進国の取組を含め、様々な分野からどのような法的支援ができるかを検討した。虐待については防止策、事件化のための法制度も検討した。親が受刑しているケースでは、刑務所内での子の養育、面会等について国際基準を踏まえて日本への提言を行った。
日本学術振興会, 基盤研究(A), 琉球大学, 26243006 - SNS等の仮想世界におけるルールの形成プロセスと確立についての研究
2016年04月 - 2017年03月
小名木明宏
大川情報通信財団, 研究代表者, 競争的資金 - ドーピングの法的規制についての比較研究
2015年04月 - 2016年02月
小名木明宏
笹川スポーツ財団研究助成, 研究代表者, 競争的資金 - ジェンダーの視点から見た受刑者処遇の総合的研究
科学研究費助成事業
2011年04月01日 - 2014年03月31日
矢野 恵美, 小名 木明宏, 上瀬 由美子, 森川 恭剛, 武田 昌則, 齋藤 実, 武田 昌則
日本の刑務所ではこれまで、男性の処遇を基本に置き、例外的なものとして女性の処遇を考えてきた。本研究では、日本の刑事施設の状況、海外におけるジェンダーに視点に基づく受刑者処遇(男女とも)についてインタビュー調査を実施した。また、いくつかの刑事施設において男女受刑者、刑務官に対して質問紙調査を実施した。最終年度においては日本の女子受刑者処遇の問題点を示すとともに、海外での状況と比較しながら検討する国際セミナーを実施し、最終的に、男女双方の受刑者処遇をジェンダーの視点から見直すことの必要性を提言した。
日本学術振興会, 基盤研究(B), 琉球大学, 23310192 - スマートフォンによる保護観察対象者に対するアフターケア体制の確立について研究
科学研究費補助金(挑戦的萌芽研究)
2013年 - 2014年
小名木 明宏
出所した受刑者の社会復帰を促進するためのアフターケアの在り方は、刑事政策の重要な課題となっている。本研究では、保護観察対象者にスマートフォンを所持させて、発信する信号により電子的に監視するシステムを整備するとともに、保護司とのコミュニケーションの質の向上を図り、対象者の再犯の防止、円滑な社会復帰の促進というアフターケアを充実させることについて検討した。そしてスマートフォンをこのような刑事政策実現のツールとして利用することは今後、真剣に検討されるべきであるとの結論を得た。
文部科学省, 挑戦的萌芽研究, 北海道大学, 研究代表者, 競争的資金, 25590014 - 仮釈放者に対する電子監視システムによるアフターケアの整備に関する法的問題についての研究
2009年04月 - 2011年03月
小名木明宏
電気通信普及財団, 研究代表者, 競争的資金 - 犯罪の被害にあった女性・児童への対策に関する総合的研究
科学研究費助成事業
2008年 - 2010年
矢野 恵美, 小西 聖子, 小名木 明宏, 上瀬 由美子, 齋藤 実
当研究は、犯罪の被害にあった女性・児童への対策につき、(1)立法に関する問題、(2)司法、福祉等の各機関による対応と、各機関間の連携という問題を、日本、北欧(スウェーデン、フィンランド)、韓国、アメリカ、ドイツを中心に、比較法の観点から考察し、更に(3)日本の現状について、法学、精神医学、社会心理学等の観点から質問紙調査、インタビュー調査、ケースワーク研究を実施し、日本の現状について問題点を明らかにし、それを検討すると共に、他国に比べ、日本が先進的な取組をしていると言える点についても明らかにした
日本学術振興会, 基盤研究(B), 琉球大学, 20310153 - トルコ共和国ディジュレ大学法学部等訪問
2001年04月 - 2001年05月
小名木明宏
(財)国際文化交流事業財団, 研究代表者, 競争的資金