柁原 宏 (カジハラ ヒロシ)

理学研究院 生物科学部門 多様性生物学分野教授

海産無脊椎動物の系統分類学的研究に従事しています。狭い意味での専門分類群は紐形動物門(ヒモムシの仲間)です。

研究者基本情報

■ 学位
  • 北海道大学 博士(理学), 北海道大学
■ URL
researchmap URLホームページURL■ ID 各種
研究者番号
  • 30360895
ORCID IDResearcher ID
  • N-4562-2019
J-Global ID■ 研究キーワード・分野
研究キーワード
  • 系統
  • 紐形動物
  • 海産無脊椎動物
  • 分類学
  • taxonomy
  • invertebrates
研究分野
  • ライフサイエンス, 多様性生物学、分類学
■ 担当教育組織

経歴

■ 経歴
経歴
  • 2026年04月 - 現在
    北海道大学総合博物館, 資料部, 資料部長, 日本国
  • 2022年04月 - 現在
    北海道大学大学院理学研究院, 教授
  • 2004年04月 - 現在
    北海道大学総合博物館, 資料部, 研究員
  • 2010年04月 - 2022年03月
    北海道大学大学院, 理学研究院, 准教授
  • 2007年04月 - 2010年03月
    北海道大学大学院, 理学研究院, 助教
  • 2004年04月 - 2008年03月
    北海道教育大学, 非常勤講師
  • 2006年04月 - 2007年03月
    北海道大学大学院, 理学研究院, 助手
  • 2003年04月 - 2006年03月
    北海道大学大学院, 理学研究科, 助手
  • 2002年04月 - 2003年03月
    国立環境研究所, 日本学術振興会, 科学技術特別研究員
  • 2002年01月 - 2002年03月
    国立環境研究所, 科学技術振興事業団, 科学技術特別研究員
  • 2001年10月 - 2001年12月
    北海道大学, 理学部, 非常勤講師
  • 2001年04月 - 2001年12月
    札幌科学技術専門学校, 非常勤講師
学歴
  • 1998年04月 - 2001年03月, 北海道大学大学院, 理学研究科, 生物科学専攻(生物)博士後期課程, 日本国
  • 1995年04月 - 1998年03月, 北海道大学大学院, 理学研究科, 生物科学専攻(生物)修士課程
  • 1992年10月 - 1995年03月, 北海道大学, 薬学部, 製薬化学科, 日本国
  • 1991年04月 - 1992年09月, 北海道大学, 教養部, 理III系
委員歴
  • 2026年 - 現在
    日本動物分類学会, 会長
  • 2024年10月 - 現在
    World Register of Marine Species (WoRMS), 分類編集者(紐形動物), その他
  • 2024年08月 - 現在
    日本生物多様性情報イニシアチブ(JBIF)運営委員会
  • 2020年 - 現在
    環境省, 絶滅のおそれのある野生生物の選定・評価検討会 海域その他無脊椎動物分科会委員
  • 2014年 - 現在
    日本動物学会, Zoological Letters編集委員, 学協会
  • 2013年 - 現在
    日本動物学会, 図書委員, 学協会
  • 2010年 - 現在
    日本動物学会, 英文誌Zoological Science編集委員, 学協会
  • 2024年 - 2025年
    日本動物分類学会, 評議員
  • 2018年 - 2021年
    日本動物分類学会, 評議員
  • 2012年 - 2015年
    日本動物分類学会, 評議員, 学協会
  • 2012年 - 2014年
    日本動物分類学会, 英文誌Species Diversity編集委員, 学協会
  • 2008年 - 2011年
    日本動物分類学会, 英文誌Species Diversity編集主幹, 学協会
  • 2006年 - 2009年
    日本動物分類学会, 評議員, 学協会
  • 2005年 - 2009年
    日本分類学会連合, 幹事, 学協会

研究活動情報

■ 受賞
  • 2008年09月, 日本動物学会, Zoological Science Award
    柁原 宏
  • 2007年09月, 日本動物学会, 奨励賞
    柁原 宏
■ 論文
■ その他活動・業績
■ 書籍等出版物
■ 講演・口頭発表等
■ 主な担当授業
  • 自然史科学特別講義Ⅲ, 2024年, 修士課程, 理学院
  • 分類学概論, 2024年, 修士課程, 理学院
  • 多様性生物学基礎論, 2024年, 修士課程, 環境科学院
  • 大学院共通授業科目(一般科目):自然科学・応用科学, 2024年, 修士課程, 大学院共通科目
  • 大学院共通授業科目(一般科目):自然科学・応用科学, 2024年, 修士課程, 大学院共通科目
  • 大学院共通授業科目(教育プログラム):博物館学, 2024年, 修士課程, 大学院共通科目
  • 多様性生物学研究法, 2024年, 修士課程, 理学院
  • 環境と人間, 2024年, 学士課程, 全学教育
  • 科学・技術の世界(1単位), 2024年, 学士課程, 全学教育
  • 生物多様性概論, 2024年, 学士課程, 理学部
  • 臨海実習Ⅰ, 2024年, 学士課程, 理学部
  • 臨海実習Ⅰ, 2024年, 学士課程, 理学部
  • ISP生物科学研究Ⅰ, 2024年, 学士課程, 理学部
  • ISP生物科学研究Ⅱ, 2024年, 学士課程, 理学部
  • ISP生物科学研究Ⅲ, 2024年, 学士課程, 理学部
  • ISP生物科学研究Ⅳ, 2024年, 学士課程, 理学部
  • 基礎生物学実習, 2024年, 学士課程, 理学部
  • 基礎生物学実習, 2024年, 学士課程, 理学部
  • 基礎生物学研究実習, 2024年, 学士課程, 理学部
  • 基礎生物学研究実習, 2024年, 学士課程, 理学部
  • 生物学Ⅱ, 2024年, 学士課程, 全学教育
  • 生物学特別実習Ⅰ, 2024年, 学士課程, 理学部
  • 生物学特別実習Ⅱ, 2024年, 学士課程, 理学部
  • 生物科学文献講読, 2024年, 学士課程, 理学部
  • 生物科学研究実習, 2024年, 学士課程, 理学部
  • 系統分類学a, 2024年, 学士課程, 理学部
  • 系統分類学Ⅰ, 2024年, 学士課程, 理学部
  • ISP生物科学実習Ⅰ・a, 2024年, 学士課程, 理学部
  • ISP生物科学実習Ⅰ・b, 2024年, 学士課程, 理学部
  • 動物系統分類学実習, 2024年, 学士課程, 理学部
  • 動物系統分類学実習, 2024年, 学士課程, 理学部
  • 環境と人間, 2024年, 学士課程, 全学教育
  • 多様性生物学Ⅰ, 2024年, 学士課程, 理学部
  • 研究林実習, 2024年, 学士課程, 理学部
  • 多様性生物学Ⅱ, 2024年, 学士課程, 理学部
■ 所属学協会
  • 日本動物分類学会
  • 日本動物学会
■ 共同研究・競争的資金等の研究課題
  • ロボット機構駆使によるヒモムシ吻動作の生物構成論的解明及び瓦礫内推進技術への応用
    科学研究費助成事業
    2025年04月01日 - 2028年03月31日
    多田隈 建二郎; 柁原 宏; 波々伯部 夏美
    日本学術振興会, 基盤研究(B), 大阪大学, 25K01185
  • 爬行亜目ヒモムシ類の新種記載を加速するための基盤構築
    科学研究費助成事業
    2025年04月01日 - 2028年03月31日
    柁原 宏
    日本学術振興会, 基盤研究(C), 北海道大学, 25K09751
  • 間隙性動物の分類群ごとに種数を推定する方法の確立
    科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    2020年04月01日 - 2023年03月31日
    柁原 宏
    2021年度はコロナウイルス蔓延の影響により、予定していたサンプリングがほぼ実施できなかった。かろうじて4月22日に石狩浜で調査を行うことが出来たが、その際に得られた原順列類は、これまで優先的に出現すると考えていたOtoplanidaeの2種だけでなく、極めて稀にしか出現しないと思われていた担爪類が20個体以上採集された。これらの標本から抽出したDNAを基にしてミトコンドリアゲノム決定の作業を開始した。GetOrganelleでのアセンブルはうまくいかなかったが、おそらくミトゲノムとrRNAも配列決定はできていると思われる。今後は引き続きアセンブルを行い、部分配列でもよいので、プライマーサイト設計に役立つと思われるCOIや16Sなどのいわゆるバーコード領域として従来用いられている遺伝子を優先的に決定することを目指す。簡易的な観察に基づく形態的特長からこれらは恐らくNematoplana属の一種と思われる。正確な種同定のためには成熟した個体の生殖器の構造を連続切片標本に基づいて観察する必要があるが、今年度はそのためのサンプル処理はせず、全ての個体をDNA抽出用に固定した。原順列類を構成する2つの高次分類群のうちのもう片方である担石類は石狩浜だけでなく厚岸その他の場所で多数出現することが分かっているが、確実に同種と思われるサンプルを、ミトコンドリアゲノム決定に必要な個体数(体積にもよるが恐らく20~50個体)一度にまとめて採集することに未だ成功していない。
    日本学術振興会, 基盤研究(C), 北海道大学, 20K06780
  • 多細胞体制を獲得した奇妙な寄生性渦鞭毛藻ハプロズーンの種多様性・進化に関する研究
    科学研究費助成事業
    2020年04月 - 2023年03月
    堀口 健雄; 柁原 宏; WAKEMAN KEVIN
    本年度は,北海道厚岸から採集したHaplozoon pugnus を用いてトランスクリプトーム解析を実施した。単細胞トランスクリプトーム解析の手法を用い,合計4個体からのトランスクリプトームデータを得ることができた(詳細は解析中)。また,当該データを用いて渦鞭毛藻類内の本属の系統的位置を正確に把握するための系統解析を実施中である。また本属は,寄生生物でありながら痕跡的葉緑体をもつことは我々の研究で明らかになっているが,本属の寄生性を進化させるプロセスが,近縁な他のミゾゾア(=アピコンプレックス類と渦鞭毛藻類などからなる単系統群)の寄生生物における光合成能力欠失の進化パターンとどのように異なるか(同じか)を比較するために光合成関連の遺伝子に関しても解析を進めている。また,細胞学的な観点からは透過電鏡および共焦点顕微鏡を用いてtrophozoiteステージの細胞の膜系,チューブリン,セントリンの立体構造を明らかにしようと試みた。また,特に異なる細胞ステージ,すなわちtrophcytes,gonocytes,sporocytes間の連結部分の構造を明らかにする研究も実施した。さらに先端の可動性の刺の動作メカニズムも明らかにするべく電顕試料の準備を進めている。
    現在,上述の大部分の研究に関しては解析およびデータ取得の最終段階に入っており, 2022年の夏頃までには一部の結果を国際誌に投稿する予定である。
    また,宿主の多様性調査に関しては,2021年8月に厚岸での調査を予定したが、コロナウイルス蔓延の影響で中止とせざるを得なかった。11月と12月に千葉県館山と三重県菅島の海産無脊椎動物相を調査する機会を得,環形動物・扁形動物・紐形動物の標本においてハプロズーンの寄生の有無を調べたが,観察した全ての無脊椎動物標本において感染の痕跡は確認できなかった。
    日本学術振興会, 基盤研究(B), 北海道大学, 20H03304
  • 極めて細長くなる異紐虫類の進化的背景を幼生飼育によって探る
    科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    2017年04月01日 - 2020年03月31日
    柁原 宏
    2018年7月に北海道厚岸湾の無人島・大黒島の潮間帯で異紐虫類のカスリヒモムシを採集した。成熟個体から卵・精子を採取した後、人工的に受精させ、クリプト藻を餌として与え、最長で3週間飼育することに成功した。2017年9月に神奈川県三崎で得られたイソヒモムシを実験室で飼育し続けていたところ、2018年4月に尾部の断片化が観察された。断片の培養を継続したところ、頭部の再生が確認された。自切は2日~10日に1度起こり、生じた個々の尾部断片からそれぞれ頭部が再生された。再生は24日~36日で完了した。紐形動物における前方再生能はこれまでリネウス科のモエデヒモムシのみでしか知られていなかった。今回の発見はサナダヒモムシ科では初記録となる。共同研究者らと2014年から2018年の間に神奈川県三崎臨海実験所周辺で採集したイソヒモムシ個体群40個体のうち11個体がオス個体、29個体が未成熟個体であり、メス個体は全く観察されなかった。文献記録上、イソヒモムシは120年前には三崎には生息していなかったことがほぼ確かであり、外来個体によるクローンによって個体群が維持されている可能性が示唆された。研究成果をまとめた論文原稿は2019年2月18日からZoological Science誌のEarly viewで公開されている。2018年6月沖縄、7月鹿児島で得られたサナダヒモムシ科の別種、サナダヒモムシでも断片化による無性生殖が観察されたので短報にまとめ、Tropical Natural History誌上で公表した(2019年4月)。サナダヒモムシにおいては、飼育開始1ヵ月後から自切が観察され始めた。本種においては一度の自切によって4~12個の断片が生じ、その数は体長に応じて増える傾向が観察された。例えば体長15 cmの個体からは4個の断片が、55 cmの個体からは8個の断片が生じた。
    日本学術振興会, 基盤研究(C), 北海道大学, 17K07520
  • 南西太平洋島嶼における間隙性動物相の解明と現在時間の砂浜環境記録の必要性
    科学研究費助成事業 基盤研究(B)
    2014年04月01日 - 2019年03月31日
    塚越 哲; 中尾 有利子; 柁原 宏; 藤田 敏彦; 佐々木 猛智; 島野 智之; 田中 隼人
    ベトナム(2014年),グアム・サイパン(2015年),マレーシア(2016年),パラオ(2017年)を訪れ,計200以上の間隙性生物の試料を採集した.採集された試料からは,節足動物,紐形動物,棘皮動物,軟体動物,胴吻動物,胴甲動物等様々な分類群の標本が抽出された.分類研究の結果,きわめて高い分類学的多様性を見出され,また多くの未記載種(論文上で新種となる種)も見出され,既にその一部は新種として公表された.
    急速に開発が進む調査地海域は,今後大きな環境変動が進行する可能性があり,本調査における生物多様性の記録は,開発が進む前の現在時間の記録として今後重要性を増すと思われる.
    日本学術振興会, 基盤研究(B), 静岡大学, 26304011
  • 自然史財の総合的研究
    科学研究費助成事業 基盤研究(B)
    2014年04月01日 - 2018年03月31日
    馬渡 駿介; 柁原 宏; 大原 昌宏; 松浦 啓一; 長谷山 美紀; 牛嶋 仁; 西田 治文; 岸本 健雄; 長濱 嘉孝
    研究課題である「自然史財の総合的研究」を将来にわたって遂行する組織としての国立自然史博物館の設立に的を絞って活動を行い、成果を得た。具体的な成果は、4年間に渡っていくつかの地域で行ったシンポジウムで披露し、10以上の雑誌記事に結実した。その結果、自然史財研究の場としての国立自然史博物館の設立が現実味を帯びてきた。国立沖縄自然史博物館設立準備委員会は一般法人化され、ホームページhttps://sites.google.com/view/okinawa-natural-history-museum/も開設された。
    今回の研究成果を踏まえ、今後は自然史財研究の進展が期待される。
    日本学術振興会, 基盤研究(B), 北海道大学, 26282067
  • 海産生物の分散障壁に関する研究
    科学研究費助成事業 基盤研究(B)
    2011年04月01日 - 2016年03月31日
    Dick Matthew.H; 小亀 一弘; 柁原 宏; 加藤 徹
    津軽海峡の東西南北で潮間帯に生息する、9つの分類群における海産生物の集団遺伝学的・系統地理学的解析を行った結果、津軽海峡はそれらの分散障壁としては強く作用していないことが明らかになった。長期間の浮遊幼生期間を持つ種の分散能力は高い傾向を示した。また解析の対象とした生物種の多くでは最終氷期以前からある程度大きな集団サイズが維持されてきたことが推測された。本研究により複数の隠蔽種(形態的に類似した別種)の存在が明らかとなった。
    日本学術振興会, 基盤研究(B), 北海道大学, 連携研究者, 競争的資金, 23370038
  • ディウロドリルスは新動物門となるか?
    科学研究費助成事業 挑戦的萌芽研究
    2013年04月01日 - 2015年03月31日
    柁原 宏; 島野 智之; 木村 敦
    砂浜の砂粒のすき間の微小環境に生息する「間隙動物」には20以上の動物門が知られる。ゴカイ・ミミズ・ヒルを含む環形動物門にも間隙性の種が多数知られており、日本からは本研究開始時点で8属11種の間隙性環形動物が報告されていた。ディウロドリルス属の間隙性環形動物はそれまで日本からは報告されていなかったが、北海道石狩浜には未記載の種が産する。本研究は、当時疑問視されていたディウロドリルス属・トリロボドリルス属などの間隙性種の環形動物門への所属を検証する目的で遂行されたが、結果的にどちらの属も「新動物門」とはならず、環形動物であることが示唆された。
    日本学術振興会, 挑戦的萌芽研究, 北海道大学, 研究代表者, 競争的資金, 25650133
  • 北海道産十脚甲殻類の卵塊寄生虫相の調査と防除法の探索
    研究開発助成事業 若手研究人材・ネットワーク育成補助金
    2011年 - 2012年
    柁原 宏
    北緯44度06分、東経144度32分、水深215mの地点で得られた雌タラバガニ20個体を調査したところ16個体が抱卵していた。そのうち3個体由来の卵塊からそれぞれ1個体ずつヒモムシが見つかった(寄生率約19%)。ヒモムシは雌の体長cm、雄は5mm程度で、卵塊の表面ではく奥の方に埋没していた。また雌個体はカニ卵塊中に自分の卵を紐状の分泌物中に産卵していた。16匹のカニの重さは1221g~1675g、卵塊重量は21g~143gで、ヒモムシが見つかったカニ(と卵塊重)は1289g (36g), 1526g (115g), 1675g (143g)だったが、ヒモムシの寄生とカニ重量との間に相関は認められなかった。ミトコンドリアのシトクロームc酸化酵素遺伝子と核の28SリボソームRNA遺伝子配列の解析はこれらがカニヒモムシ科に所属することを強く示唆した。
    ノーステック財団, 研究代表者, 競争的資金
  • 海底隠蔽環境に生息する微小後生動物の分類学的研究
    2009年 - 2010年
    柁原 宏
    成茂動物科学振興基金, 研究代表者, 競争的資金
  • 紐形動物の体系学的研究
    2008年 - 2009年
    柁原 宏
    スカンジナビア・ニッポンササカワ財団, 研究代表者, 競争的資金
  • 紐形動物の系統分類学的研究
    2008年 - 2009年
    柁原 宏
    昭和聖徳記念財団, 研究代表者, 競争的資金
  • フグ毒蓄積性ホソヒモムシ類の分類学ならびに毒性地理変異と生活史の解明
    個別助成
    2008年 - 2009年
    柁原 宏
    財団法人水産無脊椎動物研究所, 研究代表者, 競争的資金
  • ミトコンドリアゲノム全塩基配列決定による紐形動物門の系統分類学
    科学研究費助成事業 若手研究(B)
    2008年 - 2009年
    柁原 宏
    単針類の1属について分子系統解析とタイプ標本を含む証拠標本の形態観察に基づいた分類学的再検討を行った。これに加え紐形動物の種と属の分類目録の作成、深海遊泳性紐形動物の新種記載を行い、国内未記録であった日本産異紐虫類についてはタイプ標本と比較して再記載した。さらに古紐虫類の一群について頭部血管系の比較形態学的研究を行い、これまでに知られていなかった分類形質を発見した。
    日本学術振興会, 若手研究(B), 北海道大学, 研究代表者, 競争的資金, 20770061
  • 北方圏小島をモデルに生物相の全貌を解明する研究
    科学研究費助成事業 基盤研究(A)
    2004年 - 2007年
    馬渡 駿介; 片倉 晴雄; 高橋 英樹; 齋藤 裕; 矢部 衛; 柁原 宏
    地球規模の環境問題を解決し、生物多様性を守り、人類の生存を保証する方策は、生物がどのくらい多様なのか知ってはじめて可能となる。しかし、「生物はどのくらい多様なの?」との素朴な疑問に今まで誰も答えられなかった。本研究は、一地域の生物多様性を丸ごと明らかにしようとする、日本で、また世界的にもこれまで例のない研究であり、生物多様性解明への社会的要望の高まりを受けて計画されたものである。研究は、北海道厚岸湾に位置する約1平方km^3の無人の大黒島およびその周辺浅海域で行い、地域生物相の徹底解明をめざした。その結果、土壌繊毛虫、土壌性鞭毛虫類、有殻アメーバ、トビムシ類、ササラダニ類、植物上ダニ類、土壌表層ダニ類、維管束植物、海産無脊椎動物、魚類、齧歯類において、合計5新種、約25の日本初記録種を採集し、生息種の全貌をほぼ解明した。
    日本学術振興会, 基盤研究(A), 北海道大学, 連携研究者, 競争的資金, 16207005
  • トポティピック・リファレンスコレクション構築によるヒモムシ類分類再検討の試み
    科学研究費助成事業 若手研究(B)
    2004年 - 2006年
    柁原 宏
    ノルウェー・ベルゲン大学のエスペランド臨海実験所で採集を行い、Cephalothrix filiformis、 C. rufifrons, Cerebratulus fuscus, Lineus bilineatus, L. longissimus, Micrura fasciolata, M. purpurea Nipponnemertes pulchra, Oerstedia dorsalis, Tetrastemma candidum, T. vermiculum, Tubulanus annulatusの12種を得た。分子系統解析によって推定した系統樹に形態形質をマップさせることにより、従来用いられていた高次分類群の判別形質を再評価した。その結果、単針類において吻鞘壁が内縦走筋層・外環状筋層の2層からなる群は更に2群に分けられ、それは背血管が吻鞘壁に進入するかどうかという形質がこの2群の判別形質として重要であることが示唆された。背血管が吻鞘壁に進入しない群に含まれる最古参の名義科階級群名はOerstediidaeのようである。この知見に基づき、北西太平洋産種の分類学的再検討を行った。そのうちの1種cf. Diplomma serpentinaは1855年に沖縄から原記載されて以降これまで1例も報告がなく、ながらくその分類学的同一性は不明のままであった。本種と同定可能な多数のトポタイプ標本、および本州の3地点(神奈川県三崎、静岡県下田、和歌山県白浜)とフィリピンの1地点(パナイ島ティグバウアン)から得られた標本に基づいて、分子系統解析・比較形態学的研究を行った結果、本属種はOerstedia属を含むクレードの一員であり、さらに背血管が吻鞘壁に進入しないため、Oerstediidaeに所属させるのが妥当であるという結論を得ている。
    日本学術振興会, 若手研究(B), 北海道大学, 研究代表者, 競争的資金, 16770059
  • Marine invertebrate systematics
    競争的資金