伊藤 崇 (イトウ タカシ)

教育学研究院 教育学部門 教育心理学分野准教授

研究者基本情報

■ 学位
  • 博士(心理学), 筑波大学
■ URL
researchmap URLホームページURL■ ID 各種
研究者番号
  • 20360878
J-Global ID■ 研究キーワード・分野
研究キーワード
  • 参加役割
  • 参加構造
  • 幼児
  • 言語的社会化
  • 小学校
  • 言語発達
  • コミュニケーション能力
  • 相互行為分析
  • 聞くこと
  • 聞き方
  • 会話
  • 一斉授業
  • 教室談話
  • 会話分析
  • 言語運用能力
  • 視線
  • 幼児の共同遊び
  • 想像性」
  • 協同的創造活動
  • 空想とファンタジー遊び
  • 遊具
  • 相互行為
  • 創造性
  • 想像性
  • 即興性
  • 遊びの発達
  • 創造性のシステム論
研究分野
  • 人文・社会, 教育工学
  • 人文・社会, 教育心理学
■ 担当教育組織

経歴

■ 経歴
経歴
  • 2012年04月 - 現在
    北海道大学, 大学院教育学研究院, 准教授
  • 2007年04月 - 2012年03月
    北海道大学, 大学院教育学研究院, 助教
  • 2003年04月 - 2007年03月
    北海道大学, 大学院教育学研究科, 助手
委員歴
  • 2019年10月 - 2023年10月
    日本認知科学会, 編集委員会委員, 学協会
  • 2020年01月 - 2022年12月
    日本教育心理学会, 編集委員会委員, 学協会
  • 2012年01月 - 2013年12月
    日本発達心理学会, 国際研究交流委員会, 学協会

研究活動情報

■ 受賞
  • 2026年02月, 北海道大学, 令和7年度教育研究総長表彰
  • 2025年10月, 北海道大学, 令和6年度ベスト・エクセレント・ティーチャー
■ 論文
  • フラットな音と遮断される回路:子どもとデジタル技術の関係をどう記述するか
    伊藤崇
    発達心理学研究, 34, 4, 285, 297, 2023年12月, [招待有り], [筆頭著者]
    日本語, 研究論文(学術雑誌), 32251632
  • 生理心理学的指標や身体運動の計測による教授学習過程研究に関するシステマティックレビュー
    山森光陽; 伊藤崇
    日本教育工学会誌, 46, 1, 171, 182, 2022年03月, [査読有り]
    日本語, 研究論文(学術雑誌)
  • 発達心理学研究におけるセンサを用いた行動認識技術の意義と課題
    伊藤崇; 中島寿宏; 川田学
    発達心理学研究, 31, 4, 190, 200, 2021年01月, [招待有り], [筆頭著者]
    日本語, 研究論文(学術雑誌), 13249735
  • 体育授業におけるコミュニケーションの様相:特に中学校ダンス授業におけるグループ学習を中心として
    中島寿宏; 伊藤崇; 川田学
    運動とスポーツの科学, 23, 2, 1, 8, 2018年, [査読有り]
    日本語
  • 加速度計を用いた小学生の授業参加・課題従事行動の把握
    山森光陽; 伊藤崇; 中本敬子; 萩原康仁; 徳岡大; 大内善広
    教育工学会論文誌, 41, 4, 501, 510, 日本教育工学会, 2018年, [査読有り]
    日本語, 研究論文(学術雑誌),

    児童の授業参加や課題従事行動を,観察対象学級の児童全員について即時的・経時的に把握するために,身体の揺れ,すなわち身体が1秒間に繰り返し運動する回数(周波数)を指標とすることが有効と考えられる.本研究は,授業参加や課題従事行動を加速度計で計測された3軸加速度から求めた周波数で把握できるようにするために,授業中の児童の様々な行動と,それらの行動に伴う身体の揺れの周波数との対応を示すことを目的として実施された.小学校第3,5学年を対象に授業を模した活動を実施し,一般的な授業に近い形で様々な行動を起こさせ,各々の動きに伴う身体の揺れを加速度計で即時的・経時的に計測し,それらの周波数を求めた.行動の種別ごとに,各々の児童がとり得る周波数の最大値の範囲を一般化極値分布に当てはめて検討した結果,当該行動をとっているかを判断するための周波数の範囲が示された.さらに,課題従事とは見なせない児童の行動の周波数はほぼ0Hz であるか2.5Hz を上回るかのいずれかになることも示唆された.

  • 幼児による家族内会話への傍参与の協同的達成
    伊藤 崇
    認知科学, 22, 1, 138, 150, Japanese Cognitive Science Society, 2015年, [査読有り]
    日本語, In order to assess the development of children's cognitive and social skills and to clar-ify the structure of family conversations as an area in which the developmental processis promoted, this study examines children's behaviors in interactions with their familymembers. From videotaped, naturally occurring conversations in a Japanese family(including a parent, four and two-year-old boys), scenes in which the child avoids join-ing the conversations were extracted. An interactional analysis of the scenes revealsthat family members collaboratively assigned the "side-participant"status to the child.Meanwhile, the child voluntarily gave up the role of addressee or next speaker. Ouranalysis of the scenes revealed that the gaze direction of the speaker was used as a cueto determine who the addressee was. Furthermore, the child could extract the meaningfrom the father's utterances without gazing and nomination in order to speculate thechild's own participation status.
  • 幼児期における文字表現と文字使用 : 絵本作り活動における文字の機能から
    松本 博雄; 伊藤 崇; 常田 美穂
    心理科学, 35, 2, 53, 63, 心理科学研究会, 2014年12月, [査読有り]
    日本語
  • 保育所での活動間移行過程における子どもたちによる呼びかけ行動の分析
    伊藤 崇
    子ども発達臨床研究, 5, 1, 11, 北海道大学大学院教育学研究院附属子ども発達臨床研究センター, 2014年
    日本語, 一般的に、子どもが保育所のような新しい生活環境に参入する過程は、その場でふさわしいとされる慣習の内面化として記述されてきた。本稿では、その参入過程について、保育者の設定した生活環境を利用して子ども自身が新しい活動を即興的に創造する側面に注目した分析を実施した。ある公立保育所の年少児(3~4歳)クラス1つを観察対象とし、入所直後の4月から6月にかけて、月に1度の「お誕生会」が開始されるまでの子どもたちの行動を検討した。その結果、自由遊びからの活動移行場面において、お誕生会の準備に不要な行動が多数観察された。その中の1つが、保育室に用意されたイスに着席した子ども同士が手を振ったり名前を呼んだりする「呼びかけ」行動である。呼びかけ行動が生起した状況を詳細に分析した結果、着席によって身体が固定された状態を利用して子どもが発見し、それが他の子どもにも伝播し、3か月の間で子どもたちの中に共有された行動パターンであったことが明らかになった。考察では、保育実践上の計画的要素が条件となって新しい活動が創造されうること、この活動は結果的に円滑な活動移行に寄与していた可能性があること、参入過程について慣習の内面化として記述するだけでなく、新しい活動の即興的創造という観点から記述することの重要性が示唆された。
  • 小学校の一斉授業における教師と児童の視線配布行動(<特集>相互作用のマルチモーダル分析)
    伊藤 崇; 関根 和生
    社会言語科学, 14, 1, 141, 153, 社会言語科学会, 2011年09月, [査読有り]
    日本語, 言語表現のみならず,参与者の身体的表現に着目することは,授業の実際の展開を理解する上で重要である.特に視線は,参与者が聞き手としてその場に参与する仕方を明らかにする上で有効な行動指標である.本研究では,小学1,3,5年生による一斉授業を対象に,教師と児童による視線配布行動を検討した.3学年各2学級,1時間ずつの国語の授業の映像・音声資料から抽出した3分間ずつのシークエンスについて,教師と児童の視線の向き先について1秒ごとのタイムサンプリングを実施し,コーディングを行った.その結果,次の3点が明らかになった.(1)教師の視線配布行動は,発言する児童を頻繁に見る,発言していない児童を頻繁に見る,黒板を頻繁に見るという3つのスタイルに分けられた.(2)児童の視線配布行動には,同学年内で一貫して共通する側面と,同学年内でも学級間で一貫しない側面とがあった.(3)教師と児童の視線配布行動の相互行為的な関連については,教師を見ていた児童が教師の見る対象に視線を向け直すという連鎖と,教師を見ることなく自律的に視線を動かすという連鎖の,少なくとも2つの連鎖パターンがあった.これらより,児童が授業に参与する上で教師の視線は有効な手がかりとなる可能性と,学年が上がるにつれて児童が参与構造を自律的に組織化する可能性を論じた.最後に,これらの結果の教育実践への示唆,および結果を解釈する上での限界について議論した.
  • 集団保育における年少児の着席行動の時系列分析 : 「お誕生会」の準備過程を対象として
    伊藤 崇
    発達心理学研究, 22, 1, 63, 74, 日本発達心理学会, 2011年03月, [査読有り]
    日本語, 集団的な保育活動において一斉に着席する活動は,そこに参加する幼児自身によってどのように達成されているのだろうか。この問いに関し,保育所の3〜4歳児(年少児)クラスを対象として,自由に遊ぶ活動が終了してから,全員が着席し「お誕生会」が始まるまでの準備過程を,年少児が保育所に参入した直後の3ヶ月間に渡って検討した。「お誕生会」の映像をビデオで記録し,それが開始される直前の過程で年少児と保育者の行った発話およびイスへの着席行動を分析したところ,以下のことが明らかとなった。集団レベルで見ると,4月から6月にかけて起きた変化として,「お誕生会」の開始までに要する時間が短くなった。この変化は,少なくとも2つの変化によって生じていた。第一に,4月にはなかなか着席しなかった幼児が6月にはすぐに座れるようになること,第二に,4月には座ったり立ち上がったりを繰り返していた幼児が,6月には一度座った席から離れなくなったことであった。以上の結果から,一斉に着席する活動が,ただ単に「座ること」ではなく「立たずに座り続けること」によって実現されていたことが明らかとなった。この結果に関して,立つという行動が集団の中でもつ意味の変化という観点から検討した。
  • 状況論的学習観における「文化的透明性」概念について:Wengerの学位論文とそこから示唆されること
    伊藤 崇; 藤本 愉; 川俣 智路; 鹿嶋 桃子; 山口 雄; 保坂 和貴; 城間 祥子; 佐藤 公治
    北海道大学大学院教育学研究科紀要, 93, 81, 157, 北海道大学大学院, 2004年
    日本語
  • 教室環境における言語発達の分析に向けた記述の枠組み
    伊藤 崇; 茂呂 雄二
    筑波大学心理学研究, 24, 99, 110, 筑波大学, 2002年
    日本語, This paper proposes a framework for analyzing language development. Inthis proposal, language development is understood as change within physical and social relationships. This view emphasizes institutional transitions ...
■ その他活動・業績
  • 状況論は人間のかしこさをどう扱うか
    伊藤崇, 「こころ」のための専門メディア 金子書房, 2025年02月, [招待有り]
    日本語, 記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)
  • 特集「価値に向き合う認知科学:対話・身体・記述」編集にあたって
    新原将義; 伊藤崇; 青山征彦, 認知科学, 31, 3, 439, 442, 2024年09月
    日本語
  • 奥村 高明・有元 典文・阿部 慶賀(編著)(2022). コミュニティ・オブ・クリエイティビティ: ひらめきの生まれるところ 日本文教出版
    伊藤崇, 認知科学, 30, 4, 565, 566, 2023年12月
    日本語, 書評論文,書評,文献紹介等
  • 手土産考
    伊藤 崇, 質的心理学フォーラム, 15, 109, 111, 2023年10月, [招待有り], [筆頭著者]
    日本語, 記事・総説・解説・論説等(その他)
  • 保育実践における3つの「理解」:大人につきあう子どもの姿を描くために
    伊藤崇, 発達, 168, 51, 56, 2021年10月, [招待有り]
    日本語, 記事・総説・解説・論説等(商業誌、新聞、ウェブメディア)
  • じぶんアクションリサーチとしてのからだメタ認知メソッド(諏訪正樹「『こつ』と『スランプ』の研究:身体知の認知科学」(2016年,講談社)への書評)
    伊藤 崇, 質的心理学研究, 18, 277, 280, 2019年, [招待有り], [筆頭著者]
    書評論文,書評,文献紹介等
  • 日本の異学年教育と香川大学教育学部附属高松小学校の「縦割り創造活動」
    伊藤崇, 子ども発達臨床研究, 12, 49, 54, 2019年01月
    日本語, 速報,短報,研究ノート等(大学,研究機関紀要)
  • 待てない私たちが待つために : 7人の発表者へのコメントとして (特集 Development概念の転換 : 支援の背後にある困難性を探究する) -- (コメント論文)
    伊藤 崇, 子ども発達臨床研究, 6, 6, 69, 72, 2014年
    北海道大学大学院教育学研究院附属子ども発達臨床研究センター, 日本語, 速報,短報,研究ノート等(大学,研究機関紀要)
  • 浜田寿美男著, 『私と他者と語りの世界』, ミネルヴァ書房, 2009年
    伊藤 崇, 法と心理, 10, 1, 159, 160, 2011年03月, [招待有り]
    法と心理学会, 日本語, 書評論文,書評,文献紹介等
  • 養育実践を学校に導入するために
    伊藤 崇, 北海道大学大学院教育学研究院紀要, 113, 113, 21, 25, 2011年
    【要約】小論では,陳(2011)で主張された,子どもに養育性を形成する取り組みを義務教育課程に導入する際の前提について議論した。学校内の実践は,カリキュラムの達成を目標として組織化されている。状況的学習論はこれに対して,学習内容に有意味な文脈を与え,児童の動機づけを高めるためには,学校で習得される知識が実際に使われる「真正活動」(ブラウン・コリンズ・ドゥギド,1992)に基づいてカリキュラムを組織化すべきだとする。この考え方に基づき,コミュニティにおける「子育て」という真正活動を学校のカリキュラムに反映させるための道筋について提案した。, 北海道大学大学院教育学研究院, 日本語, 速報,短報,研究ノート等(大学,研究機関紀要)
■ 書籍等出版物
■ 講演・口頭発表等
■ 主な担当授業
  • 教育学調査実験Ⅰ, 2024年, 修士課程, 教.学院
  • 教育心理特論, 2024年, 修士課程, 教育学院
  • 教育学調査実験Ⅱ, 2024年, 修士課程, 教.学院
  • 教育学基礎演習, 2024年, 学士課程, 教育学部
  • 教育学調査実験Ⅲ, 2024年, 修士課程, 教.学院
  • 一般教育演習(フレッシュマンセミナー), 2024年, 学士課程, 全学教育
  • 教育学調査実験Ⅳ, 2024年, 修士課程, 教.学院
  • 卒業論文, 2024年, 学士課程, 教育学部
  • 専門演習, 2024年, 学士課程, 教育学部
  • 教育心理学講義, 2024年, 学士課程, 教育学部
  • 歴史・文化モジュール特殊科目B, 2024年, 学士課程, 現代日本学プログラム課程
  • 歴史・文化モジュール特殊科目B, 2024年, 学士課程, 現代日本学プログラム課程
  • 英語演習, 2024年, 学士課程, 全学教育
  • 教育心理学実験実習(1単位), 2024年, 学士課程, 教育学部
  • 教育心理学実験実習(1単位), 2024年, 学士課程, 教育学部
  • 教育心理学実験実習(1単位), 2024年, 学士課程, 教育学部
■ 所属学協会
  • 日本教育工学会
  • 日本認知科学会
  • 日本発達心理学会
  • 社会言語科学会
■ 共同研究・競争的資金等の研究課題
  • 子どものいる家庭は声で操作するテクノロジーをどのように受容するのか
    科学研究費助成事業
    2025年04月 - 2029年03月
    伊藤 崇
    日本学術振興会, 基盤研究(C), 北海道大学, 25K06537
  • 子どもは電子マネーをどう理解するか:超スマート社会での幼児・児童の生活実態の解明
    科学研究費助成事業 挑戦的研究(萌芽)
    2020年07月 - 2023年03月
    伊藤 崇
    本研究は以下の2点を目的とする。①超スマート社会が実現しつつある現代の子どもによる多様なデジタルデバイスの利用経験とその理解の仕方について,その実態を明らかにする。②発達心理学や社会学・人類学の諸理論を再構築し,デジタルデバイスを媒介として子どもにもたらされる新たな能力や行為の可能性について議論するための概念枠組みを整備する。
    そのために本研究では,①適応過程の見えやすい幼児・児童を対象として自然な日常生活の追跡撮影による自然観察を行い,各種デジタルデバイスとの接触の実態を分析する。②活動理論やアクターネットワーク理論などモノと人間の結びつきを重視する諸理論を,現代の子どもの生活実態が説明できるように再整備する。
    前年度に購入された機材を用いて令和3年度から国内の4歳から10歳までの幼児・児童の家庭内における生活実態の調査が実施されている。保護者にカメラ等機材一式を渡し,各2日間の生活を終日撮影してもらうとともに,そこで子どもが用いる種々雑多な道具に関するインタビューを実施した。
    令和3年度は,北海道内のほか,関東地方,四国地方から9家庭10名の幼児・児童の協力を得て撮影が実施された。令和4年度も引き続き調査を行う予定である。
    日本学術振興会, 挑戦的研究(萌芽), 北海道大学, 研究代表者, 20K20796
  • 教師のファシリテーション能力向上を促す授業カンファレンス・システムの開発と検証
    科学研究費補助金(基盤研究(B))
    2019年04月 - 2023年03月
    伊藤崇
    文部科学省, 研究代表者, 競争的資金
  • 学級規模が授業中のフィードバックに及ぼす影響の即時的かつ継続的計測による実験研究
    科学研究費補助金(挑戦的萌芽研究)
    2016年04月 - 2018年03月
    山森 光陽
    文部科学省, 競争的資金
  • 異年齢期カップリングの発達学:子どもの生きづらさを超えるための学際的協働
    科学研究費補助金(基盤研究(B))
    2015年 - 2018年
    川田 学
    本研究では、「発達」概念の拡張の試みとして、「異年齢期カップリング」という観点から、保育、子育て、学校教育、地域の居場所、発達障がい等をもつ子ども・若者のキャンプ活動などの実践で生じている人びとの関わりの特徴(出来事のパターン)を分析した。その結果、異年齢・多世代構成の活動において、参加者の発達的な差異が互いに補われたり、個人の言動の意味が場全体の出来事として語られたり、支援者と被支援者の関係が循環的になったり、偶発的な事態に対処する問題解決の過程で新たな価値観を創造するなど、特徴的な出来事のパターンが見出された。
    文部科学省, 基盤研究(B), 北海道大学, 競争的資金, 15H03105
  • 協調学習における生徒間の相互作用を即時的に解析するビッグデータ収集・処理システムの開発
    本部奨励金
    2014年04月 - 2016年03月
    伊藤崇
    日本教職員弘済会, 研究代表者, 競争的資金
  • 行動ビッグデータの収集解析技術を応用した授業コミュニケーションに関する実践的研究
    科学研究費補助金(基盤研究(C))
    2014年 - 2016年
    伊藤 崇
    身体振動や対面行動を記録するビッグデータ収集解析システムを応用し,小学校での授業への児童の参加態度を測定すると共に,成果を授業実施者への即時的なフィードバックを通して授業改善の効率的なサイクルを確立することを目的とした。身体振動を指標とした分析では,学年間の違いを検出するなど指標としての一定の有用性が示された。これを基に,授業内容の理解の程度や発言者への注意の程度による非言語行動の個人差を検討した。また,測定結果に基づく授業の振り返りでは,児童への新たな気づきが教師に生まれることが確認できた。
    文部科学省, 基盤研究(C), 北海道大学, 研究代表者, 競争的資金, 26380865
  • 幼児期から学童期の文字獲得に関する縦断的研究―文字機能の自覚と使用実態に着目して
    科学研究費助成事業
    2012年04月01日 - 2015年03月31日
    松本 博雄; 伊藤 崇; 常田 美穂; 松井 剛太; 三原 菜月
    幼児期と学童期初期における文字使用実態の質的な相違を検討することを目的に、リテラシー獲得開始期の子どもを対象に、絵本の作成とそれに基づく語り課題、および子どものリテラシー獲得水準と文字環境に関する保護者への質問紙調査を設定して実証データを収集した。その結果、幼児期後半においては学童期とは異なり、従来型のテストで測定される読み書き指標が、日常場面の文字使用実態に必ずしも反映されないこと、またより早期の文字に対する関心や、読み書きできる文字数の多さが、実際の文字表現やそれを経ての文字機能の自覚へとただちに結びつくわけではないことが示された。
    日本学術振興会, 若手研究(B), 香川大学, 24730657
  • 社会認知的エコロジーとしての教室への適応過程:参加役割の習得に注目して
    科学研究費補助金(若手研究(B))
    2009年 - 2009年
    伊藤 崇
    本研究の目的は,小学生が教室談話に適応する過程を,他者の発言に対する「聞き方」の発達的変化という観点から明らかにすることであった。協力校1校の1, 3, 5年生における国語の一斉授業をビデオ撮影し,視線の微視的な分析を実施した。その結果, 1年生では教師の視線を追従していた一方で, 3年生以上になると教科書などにも注意を払いながら聞くようになっていたという学年間の発達的な差の存在が明らかになった。
    文部科学省, 若手研究(B), 北海道大学, 競争的資金, 21730511
  • 集団内の幼児による会話の組織化過程の微視的分析:参加役割の取得と付与に注目して
    科学研究費補助金(若手研究(B))
    2005年 - 2006年
    伊藤 崇
    本研究では、従来の言語発達研究では見過ごされてきた幼児の言語運用能力のうち、特に会話をする際の役割配分能力を明らかにすることを目的とした。具体的には、会話に参加する幼児は、相互行為上の役割をどのように取得しているのか、という問題を設定した。
    幼児が会話場面を相互行為的に組織化する過程を微視的に分析し、家庭における自然場面観察を実施した。平成17年度には4歳男児1名、18年度には4歳男児2名とそれぞれの家族の協力を得て、家庭での観察を実施した。
    その結果、2つの点が明らかとなった。第一に、一般的に、家庭内の会話において、眼前にいない人同士のあいだで会話が成り立つ。たとえば、異なる部屋にいる人同士が会話することができる。これは、発話の受け手が誰かを特定するリソースとして、視線などのジェスチャーではなく、発話内容が利用されていることを意味する。第二に、眼前に複数の参加者がいて、会話が並行して進められている場合に、視線などのジェスチャーが会話の相手を特定するリソースとして利用される。たとえば、母親に対して2人の子どもが同時に話しかけた場合、顔の向きや視線が、返答の向けられる相手を特定するのに用いられていた。
    以上の結果は、子どもが言語運用を身につける主要な場である家庭内の会話の特徴を明らかにしたものと言える。このような会話に参加することを通して、どのようにすれば聞き手の注意を引きつけ...
    文部科学省, 若手研究(B), 北海道大学, 競争的資金, 17730377
  • 遊びの即興性を対象にした創造性生成の微視的・縦断的分析
    科学研究費補助金(基盤研究(C))
    2004年 - 2005年
    佐藤 公冶; 伊藤 崇
    子どもの創造性的活動の原初的な形態の一つである幼児の遊びと表現活動の生成の過程について、集団における共同的な相互行為から明らかにすることが研究の目的であった。これまでの創造性とその発達的な研究では個人の才能で説明されてきたが、ここでは、共同による創発性の考え方に立って、創造性は社会的な相互行為的な活動の中で生まれてくること、その微視的な発生過程を幼児の2年間にわたる共同遊びの生成過程の観察、分析と、表現活動の分析を行った。そこでは、幼児は遊びのアイデアを始めは子どもの周りにあるモノの社会・文化的意味に依存し、支えられながら作り出しているが、次第にモノの物理的意味に支配されないで自由な発想でモノを創造的な意味に置き換えて使用していくといった変化が起きたり、遊びのルールへの重視が年長児になると見られるが、これも集団遊びの面白さを支えるためにはルールが必要であるといった自覚から生まれてくるものであることなどが明らかになった。これらの研究成果の一部は、国内学会、及び、国際学会(第1回International Conference of the International Society for Cultural and Activity Research(ISCAR),2005)で報告され、論文としてまとめられた。また、幼児の共同的な創造活動として絵本の集団読み聞かせにおける子ども...
    文部科学省, 基盤研究(C), 北海道大学, 競争的資金, 16530415