日本学術振興会:科学研究費助成事業
研究期間 : 2011年04月 -2016年03月
代表者 : 松本 眞, 玉川 安騎男, 望月 新一, 星 裕一郎, 都築 暢夫, 寺杣 友秀, 斎藤 秀司, 辻 雄, 志甫 淳, 森田 茂之, 島田 伊知朗, 木村 俊一, 鎌田 聖一, 作間 誠, 石井 亮, 高橋 宣能, 平之内 俊郎, 原本 博史, 金子 昌信, 田口 雄一郎, 古庄 英和, 西村 拓士, 萩田 真理子, 山内 卓也, 朝倉 政典, 水澤 靖
本研究では、数論・代数・幾何など純粋数学の融合的な研究をおこない、合わせて、それらを社会的に実用する研究をおこなった。純粋数学分野では、楕円曲線と呼ばれる曲線の、普遍族から得られるモチーフの構成を行った。また、代数曲線の数論的基本群のl進線形表現が与えられたとき、その有理点から来る像が全体の像の中で「有限個の例外を除き大きい」ことを示した。社会的実用方向の研究として、高速な数値積分アルゴリズムを開発した。数値積分アルゴリズムは代数曲線の有理点を用いて構成された点集合に対して、変形を行い、研究代表者が導入した「WAFOM」という評価基準により選定された点集合を用いる。