福澤 加里部 (フクザワ カリブ)

北方生物圏フィールド科学センター 森林圏ステーション 天塩研究林准教授

研究者基本情報

■ 学位
  • 博士(農学), 北海道大学
■ URL
researchmap URLホームページURL■ ID 各種
研究者番号
  • 10456824
J-Global ID■ 研究キーワード・分野
研究キーワード
  • 生物地球化学
  • 森林生態学
  • 窒素循環
  • 炭素循環
  • 細根動態
  • 森林施業
  • ササ
研究分野
  • 環境・農学, ランドスケープ科学
  • 環境・農学, 環境農学
  • ライフサイエンス, 森林科学
  • 環境・農学, 環境動態解析
■ 担当教育組織

経歴

■ 経歴
学歴
  • 2007年, 北海道大学, 農学研究科, 環境資源学専攻, 日本国
  • 2003年, 北海道大学大学院, 農学研究科, 環境資源学専攻, 日本国
  • 2001年, 鳥取大学, 農学部, 農林総合科学科, 日本国
委員歴
  • 2026年01月 - 現在
    根研究学会, 「根の研究」副編集委員長, 学協会
  • 2022年10月 - 現在
    生物地球化学研究会, 幹事
  • 2022年01月 - 現在
    根研究学会, 「Plant Root」Subject editor, 学協会
  • 2022年01月 - 2025年12月
    根研究学会, 「根の研究」編集委員長, 学協会
  • 2020年01月 - 2025年12月
    根研究学会, 評議員, 学協会
  • 2018年04月 - 2022年03月
    森林立地学会, 北海道地区 地域幹事, 学協会
  • 2018年01月 - 2021年12月
    根研究学会, 「根の研究」副編集委員長, 学協会
  • 2016年04月 - 2021年03月
    日本森林学会, 「Journal of Forest Research」編集委員, 学協会
  • 2013年01月 - 2017年12月
    根研究学会, 「根の研究」編集委員, 学協会
  • 2014年01月 - 2015年12月
    根研究学会, 副事務局長, 学協会
  • 2008年01月 - 2012年12月
    根研究会, 「根の研究」編集委員, 学協会

研究活動情報

■ 論文
■ その他活動・業績
  • 林床植生と森林土壌の窒素動態 : ササ型林床を中心に—特集 森林と窒素循環
    福澤 加里部, 森林技術, 1005, 14, 17, 2026年01月
    東京 : 日本森林技術協会, 日本語
  • 根の研究の30年を展望する 連載を終えて : 編集後記
    福澤 加里部, 根の研究 = Root research, 34, 1, 4, 5, 2025年03月
    東京 : 根研究学会, 日本語
  • 長期の下層植生除去が森林土壌動物群集に与える影響
    菱拓雄; 榎木勉; 舘野隆之輔; 智和正明; SUGIYAMA Yoriko; 松山周平; 福澤加里部, 日本生態学会大会講演要旨(Web), 72nd, 2025年
  • ササを除去し,時間が経過して,森林の土壌窒素はどう変わったか?
    福澤加里部; 智和正明; 舘野隆之輔; 松山周平; 菱拓雄; 杉山賢子; 谷口武士; 野村睦, 日本生態学会大会講演要旨(Web), 72nd, 2025年
  • 林床の地上部バイオマスの推定に欠かせないパラメータは?~ササ優占冷温帯林の場合
    松山周平; 智和正明; 榎木勉; 菱拓雄; 杉山賢子; 舘野隆之輔; 福澤加里部, 日本生態学会大会講演要旨(Web), 72nd, 2025年
  • ササ除去から年数が経過した森林土壌におけるササ及び樹木の細根バイオマス
    福澤加里部; 智和正明; 舘野隆之輔; 松山周平; 菱拓雄; 榎木勉; 杉山賢子; 谷口武士; 野村睦, 日本森林学会大会学術講演集, 136th, 2025年
  • 10年間の森林下層植生除去が土壌生物群集機能に与える影響
    菱拓雄; 兵藤不二夫; 榎木勉; 福澤加里部, 日本森林学会大会学術講演集, 135th, 2024年
  • 環境DNAメタバーコーディングと電気ショッカー採捕調査による魚類相結果の比較
    馬谷, 佳幸; 福澤, 加里部, 北方森林保全技術, 42, 8, 15, 2024年
    北海道大学北方生物圏フィールド科学センター森林圏ステーション, 日本語
  • 森林生態系における樹木根の発達と機能の最近の理解の進展
    牧田直樹; 福澤加里部; 檀浦正子; 平野恭弘, 日本森林学会大会学術講演集, 135th, 2024年
  • ササ除去が森林土壌の窒素動態に及ぼす影響:複数サイトにおける観測から
    福澤加里部; 智和正明; 舘野隆之輔; 松山周平; 菱拓雄; 杉山賢子; 谷口武士; 野村睦, 日本森林学会大会学術講演集, 135th, 2024年
  • 森の根のトレーニングコース開催報告:”根”について考えた3日間
    牧田,直樹; 福澤,加里部; 檀浦,正子; Daniel,Epron; 平野侑; 水上,知佳; 蜂須賀,莉子; 増本,泰河; 黒見,信輔; 寺井,水萌; 橋本裕生; 山形,拓人; 細井,彩; 小嶋,慧; 坂本,小雪; 諏訪,竜之介, 根の研究, 32, 4, 84, 89, 2023年12月
    日本語, 記事・総説・解説・論説等(その他)
  • 樹木の枯死根特性と枯死判定との関係
    大橋瑞江; 中路達郎; 牧田直樹; 野口享太郎; 福澤加里部; 檀浦正子; 平野恭弘, 日本生態学会大会講演要旨(Web), 70th, 2023年
  • 熱帯雨林における葉のリター分解に伴う栄養素組成の変化
    花谷周亮; 遠藤いず貴; 福澤加里部; 中路達郎; 片山歩美; 牧田直樹; 大橋瑞江, 日本森林学会大会学術講演集, 134th, 2023年
  • 林床植生除去に対する森林土壌の窒素動態の中長期的な応答
    福澤加里部; 智和正明; 菱拓雄; 松山周平; 野村睦, 日本森林学会大会学術講演集, 134th, 2023年
  • 北海道の冷温帯林におけるササの地上部バイオマス量,高さ,密度の関係
    松山周平; 福澤加里部; 智和正明; 榎木勉; 菱拓雄, 日本森林学会大会学術講演集, 134th, 2023年
  • 帯雨林の三次元構造がもたらす葉リターの分解プロセスの多様性
    花谷周亮; 遠藤いず貴; 福澤加里部; 片山歩美; 中路達郎; 牧田直樹; 大橋瑞江, 日本生態学会大会講演要旨(Web), 69th, 2022年
  • 積雪減少が細根生産タイミングを早める:林床植生と上層木の競争関係の変化への示唆
    福澤加里部; 舘野隆之輔; 鵜川信; 渡辺恒大; 細川奈々枝; 今田省吾; 柴田英昭, 根の研究, 30, 3, 2021年
  • 森林の物質循環における樹木根の役割
    野口享太郎; 牧田直樹; 福澤加里部; 檀浦正子; 谷川東子; 藤井佐織, 日本森林学会大会学術講演集, 132nd, 2021年
  • 冬季気候変動下の土壌窒素無機化にササ(Sasa nipponica)細根リターが与える影響
    細川奈々枝; 細川奈々枝; 磯部一夫; 浦川梨恵子; 浦川梨恵子; 舘野隆之輔; 福澤加里部; 渡辺恒大; 渡辺恒大; 柴田英昭, 日本土壌肥料学会講演要旨集(Web), 65, 2019年
  • 土壌の凍結融解が根リター増加を介して土壌の窒素変換に与える影響
    細川奈々枝; 磯部一夫; 浦川梨恵子; 浦川梨恵子; 舘野隆之輔; 福澤加里部; 渡辺恒大; 渡辺恒大; 柴田英昭, 日本森林学会大会学術講演集, 129th, 79, 2018年03月26日
    日本語
  • 土壌の凍結融解が根リター増加を介して土壌の窒素変換に与える影響
    細川 奈々枝; 磯部 一夫; 浦川 梨恵子; 舘野 隆之輔; 福澤 加里部; 渡辺 恒大; 柴田 英昭, 日本森林学会大会発表データベース, 129, 0, 718, 718, 2018年

    気候変動による土壌の凍結融解パターンの変化は、細根の枯死を増加させることで土壌中の窒素(N)動態に影響をおよぼす可能性がある。本研究では、除雪処理によって土壌凍結融解パターンを変化させるとともに、実験的に細根リター(細根)を添加し、これらが土壌のN動態に与える影響を調査した。さらに、異なる植生下(ミズナラ林とカラマツ林)の土壌Nと溶存有機炭素(DOC)の関係を考察した。除雪処理は両林分で正味硝化速度と正味N無機化速度を有意に低下させ、正味アンモニウム化速度を有意に増加させた。正味N無機化速度は、除雪処理区の細根添加土壌を除き、ミズナラ林の方がカラマツ林より有意に大きかった。また、正味DOC生成速度は、細根添加によって、ミズナラ林では有意に減少しカラマツ林では有意に増加するというように、細根添加に対して、植生間で対照的な応答を示した。除雪処理区で細根が添加された土壌の正味N無機化速度の変化は、溶存有機物の消費・生成と関係していた可能性がある。土壌凍結融解パターンの変化は、細根リターを増加させることで土壌のN動態の林分間の差異を減少させうることが示唆された。

    , 日本森林学会, 日本語
  • カンラン岩森林流域からの鉄の流出について (特集 水域の生きものを育む北の森)
    佐藤 冬樹; 間宮 春大; 福沢 加里部; 笹 賀一郎; 堀井 勇司; 逢山 康宏; 杉本 記史, 北方林業 = Northern forestry, Japan, 69, 4, 150, 153, 2018年
    北方森林学会, 日本語
  • 圧密処理が土壌の窒素動態と微生物群集動態に与える影響
    舘野隆之輔; 中山理智; 岩岡史恵; 谷口武士; 福澤加里部, 日本森林学会大会学術講演集, 128th, 272, 2017年03月26日
    日本語
  • 北海道東部の冷温帯林において土壌の凍結融解が細根リターの増加を通して土壌の窒素無機化に与える影響
    細川奈々枝; 磯部一夫; 浦川梨恵子; 浦川梨恵子; 舘野隆之輔; 福澤加里部; 渡辺恒大; 渡辺恒大; 柴田英昭, 日本森林学会大会学術講演集, 128th, 216, 2017年03月26日
    日本語
  • 北大研究林の強みを活かした教育研究の充実に向けて : 平成27年度年度報告会総合討論
    中路 達郎; 岸田 治; 内海 俊介; 福澤 加里部; 伊藤 悠也; 間宮 春大; 芦谷 大太郎; 上浦 達哉; 小林 真, 北方森林保全技術, 34, 43, 47, 2017年02月
    北海道大学北方生物圏フィールド科学センター森林圏ステーション, 日本語
  • もうひとつの森林生態系を構成するもの
    福澤 加里部, 森林科学, 81, 58, 58, 2017年
    日本森林学会, 日本語
  • 山地小流域における融雪流出時の河川水温
    野村 睦; 福澤 加里部; 鷹西 俊和, 雪氷研究大会講演要旨集, 2017, 232, 232, 2017年
    公益社団法人 日本雪氷学会/日本雪工学会, 日本語
  • 硝酸安定同位体比による森林施業が冷温帯森林集水域の窒素循環に与える影響評価
    矢野翠; 矢野翠; 眞壁明子; 福澤加里部; 柴田英昭; 佐藤冬樹; 野口泉; 山口高志; 吉田未来; 鈴木希実; 内藤梨沙; 木庭啓介; 木庭啓介, 日本生態学会大会講演要旨(Web), 64th, 2017年
  • 台風撹乱後の北方林生態系で見られた光合成機能応答
    戸田求; 王新; 中村誠宏; 福澤加里部; 吉田俊也, 日本生態学会大会講演要旨(Web), 63rd, 2016年
  • カンラン岩地帯の森林流域より溶出する有機-無機複合体の季節変化
    佐藤 冬樹; 笹 賀一郎; 福澤 加里部; 長坂 晶子; 長坂 有; 間宮 春大; 上浦 達也; 堀井 勇司; 杉本 記史, 日本森林学会大会発表データベース, 127, 643, 2016年
    【目的】超苦鉄質岩石であるカンラン岩の森林流域より流出する物質フローについて、「森と海のつながり」の観点から調べている。調査地である北海道アポイ岳は海岸付近に位置し、山腹は針葉樹で被われ、その沿岸域は高品質コンブの生産で知られている。本報告では、降雨流出時の河川水中の水溶性有機物(DOC)およびFe・Al濃度の季節変化について述べる。【方法】カンラン岩・非カンラン岩の森林流域に圧力式水位計と自動採水器を設置し、2012~2015年にかけて降雨流出時の水質を4時間毎に測定し、DOC・Fe・Alの季節変化を調べた。【結果】調査流域からのDOC・Fe・Alの溶出は降雨流出時に主に認められた。DOC濃度は両流域とも夏季(7・8月)に濃度が高く、秋~初冬季(10~12月)に向けて低下していった。Fe・Al濃度はカンラン岩流域ではDOC濃度の高い夏季よりも秋(10月)に高い濃度を示したが、非カンラン岩流域では濃度が低く季節変化は明瞭ではなかった。カンラン岩流域におけるDOCとFe・Alのモル比(Al+Fe)/DOCは秋季で0.055となり、夏季(0.015)より高く秋季のDOCの重要性が示唆された。本研究は日本学術振興会科学研究費助成事業(基盤研究(B))の助成を受け実施した。, 日本森林学会, 日本語
  • 土壌の凍結・融解が細根リターを介して土壌の窒素動態におよぼす影響―北海道東部における野外操作実験からの考察―
    細川 奈々枝; 磯部 一夫; 浦川 梨恵子; 舘野 隆之輔; 福澤 加里部; 渡辺 恒大; 柴田 英昭, 日本森林学会大会発表データベース, 127, 0, 396, 396, 2016年
    土壌が凍結する冷温帯林では初春に窒素無機化や硝化が増加することが知られており、土壌の凍結融解現象は、細根リターの物理的破砕等による溶存有機物濃度の変化を介して土壌微生物による窒素の生成・消費に影響していると考えられる。そこで本研究では、土壌の凍結融解が窒素動態に与える影響を細根リター・森林タイプ・凍結融解パターンの3要因で明らかにすることを目的とした。北海道東部に位置する京都大学北海道研究林のミズナラ林とカラマツ林から採取した土壌を2つに分け、一方にササ細根リターを添加した。それらをミズナラ林(下層植生:ササ)に設置した除雪区と対照区において2014年12月~2015年5月まで野外培養を行い、正味窒素無機化・硝化・DOC生成速度を測定した。また、培養後土壌の総窒素無機化・硝化速度、微生物バイオマスを測定した。GLMM解析から、細根添加により正味窒素無機化・硝化速度が低下する効果が認められた。さらに、各種実験処理が窒素動態におよぼす影響のメカニズムをPLSパス解析で分析したところ、細根リターの添加による土壌微生物を介した窒素動態への影響は採取した土壌の森林タイプによって異なっていた。, 日本森林学会, 日本語
  • 気象条件の異なる4地域の広葉樹林における春季と秋季の窒素吸収の比較
    稲垣 善之; 福澤 加里部; 舘野 隆之輔; 鵜川 信; 磯部 一夫; 壁谷 大介; 柴田 英昭, 日本森林学会大会発表データベース, 127, 0, 634, 634, 2016年
    樹木にとって窒素資源は一次生産を規制する重要な資源である。樹木と土壌微生物は土壌中の窒素資源をめぐって競争関係にあり、その関係は季節によって変化すると予想される。気象条件の異なる4つの地域において落葉樹林を選定し(天塩:北海道大学天塩研究林、標茶:京都大学北海道研究林、つくば:森林総合研究所苗畑、鹿児島:鹿児島大学高隅演習林)、それぞれの林分に10m×10mの調査区を4か所設定した。2013年秋季および2014年春季に調査区にそれぞれ、アンモニウム態と硝酸態の重窒素トレーサーを添加し、定期的に有機物層、土壌、植物葉を採取し、重窒素の存在量を質量分析計で測定した。鹿児島では硝酸態窒素の取り込みはアンモニウム態よりも大きかったが他の3地域では差が認められなかった。添加時期については、秋季と春季に重窒素の取り込みに差は認められなかった。葉の重窒素の取り込みは落葉広葉樹で小さく、ササで大きかった。ササでは秋季に春季よりも窒素の取り込みが大きい傾向は認められなかった。以上の結果より、下層植生のササで窒素の吸収が大きいこと、秋季においても植物は活発に窒素を吸収することが明らかになった。, 日本森林学会, 日本語
  • 積雪除去が森林生態系の純一次生産と養分吸収に与える影響
    舘野 隆之輔; 今田 省吾; 渡辺 恒大; 福澤 加里部; 柴田 英昭, 日本森林学会大会発表データベース, 127, 0, 710, 710, 2016年
    高緯度地域では、気候変動により冬季の気温や積雪量が大きく変動することが予想されている。季節凍土地域における冬季の気温や積雪量の変化は、厳冬期の土壌凍結深度に影響を及ぼすだけでなく、凍結―融解が発生する休眠期と生育期の端境期の土壌環境にも影響を及ぼす。土壌凍結や凍結―融解プロセスは、土壌中の微生物や細根、無機態窒素などの動態に影響を及ぼし、その結果として、生育期の純一次生産や養分循環にも影響を及ぼすことが予想されるが、詳細なメカニズムは明らかではない。そこで本研究では、冬季の積雪量の変化が生育期の純一次生産や養分吸収に与える影響を明らかにすることを目的として、季節凍土が発生する北海道東部太平洋側に位置する京都大学北海道研究林のミズナラが優占する天然林において、冬季から融雪期にかけての土壌環境を実験的に操作する大規模な野外積雪除去試験を行った。操作実験では、対照区と除雪区における土壌窒素動態、微生物動態、細根動態、樹液流など様々なプロセスについても同時に調べられたが、本研究では、対照区と除雪区における林冠木ミズナラと下層植生ミヤコザサの生産量と養分吸収量について報告する。, 日本森林学会, 日本語
  • 森林における土壌凍結が細根動態に及ぼす影響:積雪除去操作によるアプローチ
    福澤 加里部; 舘野 隆之輔; 鵜川 信; 渡辺 恒大; 細川 奈々枝; 今田 省吾; 柴田 英昭, 日本森林学会大会発表データベース, 127, 0, 708, 708, 2016年
    植物細根の動態は森林の純一次生産や炭素・養分循環において重要な役割を果たすと考えられているが、同時に起こっている細根の生産と枯死プロセスの評価が方法的に難しいことや、それぞれに多くの要因が影響していることなどから、その詳細には不明な点も多い。本研究では、気候変動下での積雪量の減少により発生しやすくなると予想される冬季の土壌凍結が細根動態に及ぼす影響を明らかにするため、積雪除去操作を行い、非破壊的なスキャナ法を用いて細根生産・枯死プロセスを測定した。調査は北海道東部に位置する京都大学北海道研究林内のミズナラ林で行った。林冠はほぼミズナラで占められ、林床にはミヤコザサが生育している。除雪区では、2014年12月から2015年3月に除雪を行った。あらかじめアクリル製の根箱を埋設しておき、除雪処理前後の2年間にわたり根箱側面の土壌断面画像を定期的に撮影した。画像解析により、観測日ごとの根長、細根生産・枯死速度を測定した。その際、新たに出現した根や既存根の伸長を生産、消失を枯死とそれぞれ定義した。除雪の有無による冬季間の細根枯死や翌シーズンの細根生産パターンの違いについて報告する。, 日本森林学会, 日本語
  • 積雪操作処理による冬期から春期の土壌微生物・窒素動態の変化パターン
    渡辺 恒大; 小林 真; 柴田 英昭; 舘野 隆之輔; 今田 省吾; 福澤 加里部; 磯部 一夫; 浦川 梨恵子; 小田 智基; 細川 奈々枝, 日本森林学会大会発表データベース, 127, 0, 706, 706, 2016年
    土壌微生物は冬期の低温環境でも活動を続け、土壌窒素動態に影響を及ぼす。断熱効果を持つ積雪量の増減は森林の土壌環境(地温や水分)への影響を通し、冬期から春期の土壌微生物と土壌窒素動態を変化させる。しかし、野外観測を基にした積雪量の変化が土壌微生物・土壌窒素動態に及ぼす影響に関する知見は限られる。本研究は京都大学北海道研究林(標茶区)において積雪除去実験を行い、積雪変化が冬期―春期における土壌微生物・窒素動態に及ぼす影響を解明することを目的とした。厳冬期における積雪除去区での土壌水分率の増加は、凍結による毛管上昇によって下層から表層に水分が供給されたことを示唆しており、そのことは表層土でのDOC含有率の増加と密接な関係があると考えられた。DOCは窒素循環に関わる土壌微生物のエネルギー源となることから、凍結・融解の影響による表層土壌でのDOC増加は、厳冬期におけるアンモニウム態窒素の増加や、積雪後期における微生物バイオマスの増加に深く関わっていることが示唆された。積雪変化による土壌凍結・融解サイクルの変動は、土壌水分やDOCの変化を通じて生態系の窒素循環の季節性に強く影響することが示された。, 日本森林学会, 日本語
  • 室内培養で得られる無機化・硝化パラメータによる野外窒素無機化量の推定
    浦川 梨恵子; 小柳 信宏; 中田 誠; 稲垣 善之; 福島 慶太郎; 中西 麻美; 大手 信人; 柴田 英昭; 舘野 隆之輔; 小田 智基; 戸田 浩人; 福澤 加里部; 渡辺 恒大; 菱 拓雄, 日本森林学会大会発表データベース, 127, 0, 638, 638, 2016年
    全国16サイトの森林土壌を対象に1年間のバリードバッグ法を行い、現地の窒素無機化・硝化速度を0-10、10-30、30-50 cm深の3深度で測定した。また、4週間・3温度(15、20、25℃)の室内恒温培養を併用し、これにより得られた窒素無機化・硝化パラメータと地温データから現地の年間窒素無機化・硝化速度の推定を試みた。全サイト平均のバリードバッグ法による現地の年間窒素無機化・硝化量は、0-50 cm深でそれぞれ111±34、106±45 kgN ha-1 y-1であり、0-10 cmが0-50 cm深までの約50%を占めていた。0-10 cm深において、室内培養パラメータにより推定された年間平均速度は、無機化・硝化ともに野外培養の1.02倍と、現地とほぼ同等の値が得られた。地温測定インターバルが推定値に与える影響を検討すると、日、月の平均地温による推定値と1時間インターバルによる値の誤差はいずれも5%以下であり、1ヶ月までは精度を粗くしても推定値に差違はみられなかった。以上のことから、浅い深度においては、室内培養から求められるパラメータと月平均地温から、現地の窒素無機化・硝化量を推定することが可能である。, 日本森林学会, 日本語
  • ロシア極東・アムール州における共同研究促進活動に関する報告
    馬谷 佳幸; 福澤 加里部; 小林 真, 北方森林保全技術, 32, 47, 52, 2015年03月
    北海道大学北方生物圏フィールド科学センター森林圏ステーション, 日本語
  • 日本の森林土壌における窒素無機化・硝化速度の制限要因
    浦川梨恵子; 大手信人; 柴田英昭; 磯部一夫; 舘野隆之輔; 小田智基; 菱拓雄; 福島慶太郎; 稲垣善之; 平井敬三; 小柳信宏; 中田誠; 戸田浩人; 田中健太; 渡辺恒大; 福澤加里部; 徳地直子; 鵜川信; 榎木勉; 中西麻美; 三枝信子; 山尾幸夫; 小谷亜由美, 第126回日本森林学会大会, 126th, 216, 2015年03月
    日本語
  • 河川水温に着目した融雪流出解析(2)
    野村 睦; 福澤 加里部; 鷹西 俊和, 雪氷研究大会講演要旨集, 2015, 202, 2015年
    公益社団法人 日本雪氷学会/日本雪工学会, 日本語
  • 北海道東部における土壌微生物バイオマスと窒素動態の時系列変化
    渡辺恒大; 柴田英昭; 舘野隆之輔; 今田省吾; 福澤加里部; 小田智基; 浦川梨恵子; 磯部一夫; 細川奈々枝; 小林真; 稲垣善之, 日本地球惑星科学連合大会予稿集(Web), 2015, 2015年
  • 植生の違いが表層土壌浸透水中の溶存窒素濃度に及ぼす影響
    井上 貴央; 角皆 潤; 中川 書子; 山下 洋平; 吉田 俊也; 福澤 加里部; 柴田 英昭, 日本森林学会大会発表データベース, 126, 0, 2015年
    森林土壌では無機態と有機態の窒素が循環しているが、両形態の溶存窒素動態の関係と植生の影響については未解明な部分が多い。そこで、北海道北部の天然性針広混交林に生育するアカエゾマツとミズナラ林冠下と林冠ギャップ内のササ地を対象に、林外雨、林内雨、有機物層及び土壌(深さ10 cm)の浸透水を季節ごとに採水し、無機態・有機態窒素(DIN、DON)、溶存有機炭素(DOC)の濃度を測定した。また、三次元蛍光スペクトルを用いて溶存有機物(DOM)の特性を調べ、硝酸態窒素(NO<sub>3</sub>)の三酸素同位体組成(⊿<sup>17</sup>O値)を指標として大気由来のNO<sub>3</sub>の割合を求めた。NO<sub>3</sub>濃度は、林内雨ではササ地で高く、有機物層及び土壌の浸透水ではミズナラ下とササ地で高い傾向を示した。有機物層浸透水のDOC濃度はアカエゾマツ下で高かったが、DOC中のチロシン様DOMの割合はササ地で高かった。ササ地土壌ではチロシン様DOMの減少に対してNO<sub>3</sub>濃度が上昇する関係が認められた。⊿<sup>17</sup>O値は土壌浸透水のNO<sub>3</sub>のほとんどが土壌由来であることを示していた。アカエゾマツと比べてササ地における土壌浸透水のNO<sub>3</sub>濃度が高かったのは、ササ有機物層から供給されるDOMの分解性が高いためであると考えられた。, 日本森林学会, 日本語
  • 植物中の自然同位体トレーサーを用いた硝酸の起源推定および同化過程の解析
    池谷 康祐; 安藤 健太; 中川 書子; 角皆 潤; 小松 大祐; 柴田 英昭; 福澤 加里部, 日本地球化学会年会要旨集, 62, 0, 2015年
    本研究では、自然環境下で生育する植物の個体内に含まれるNO<SUB>3</SUB><SUP>-</SUP>の窒素・三酸素同位体組成の定量法を主に木本類に適用し、植物に同化されるNO<SUB>3</SUB><SUP>-</SUP>の供給源同定を試みた。植物試料は、セコイア(針葉樹)、アラカシおよびソメイヨシノ(広葉樹)を含む木本類、ササを含む草本類などの様々な植物種について分析を行ったところ、ササ中のNO<SUB>3</SUB><SUP>-</SUP>は高い三酸素同位体組成値を持ち、半分近くが大気由来のNO<SUB>3</SUB><SUP>-</SUP>であることが示された。木本類についても、およそ3割は大気由来のNO<SUB>3</SUB><SUP>-</SUP>であることが示された。, 一般社団法人日本地球化学会, 日本語
  • 生態系リモセンのためのJAXAスーパーサイト500
    秋津朋子; 奈佐原顕郎; 小林秀樹; 楊偉; 本多嘉明; 梶原康司; 谷川聡; 三枝信子; 林真智; HABURA Pingchun; 高橋善幸; 廣瀬保雄; 井手玲子; 渡會貴之; 柴田英昭; 日浦勉; 吉田俊也; 高木健太郎; 中路達郎; 福澤加里部; 加藤知道; 高木方隆; 小野祐作; 栗原幸雄; 宮崎理紗, 日本農業気象学会全国大会講演要旨, 2015, 109, 2015年
    日本語
  • 土壌の窒素無機化特性の変化に対応した細根の窒素吸収形態
    福澤加里部; 浦川梨恵子; 菱拓雄; 柴田英昭; 宮本敏澄; 舘野隆之輔, 根の研究, 23, 2, 52, 2014年06月20日
    日本語
  • 日本の森林土壌の窒素無機化速度―現地培養による年間窒素無機化量―
    浦川 梨恵子; 大手 信人; 柴田 英昭; 小田 智基; 渡辺 恒大; 福澤 加里部; 稲垣 善之; 舘野 隆之輔; 小柳 信宏; 服部 大地; 中田 誠; 菱 拓雄; 福島 慶太郎; 中西 麻美, 日本地球惑星科学連合2014年大会, 2014年04月
    日本語
  • GCOE国際プロジェクト推進室の活動報告
    福澤 加里部; 柴田 英昭; 甲山 隆司, 北方森林保全技術, 31, 27, 33, 2014年02月
    北海道大学北方生物圏フィールド科学センター森林圏ステーション, 日本語
  • 台風撹乱がリター供給を介して土壌窒素動態に及ぼす影響
    福澤加里部; 吉田俊也; 柴田英昭, 日本生態学会大会講演要旨(Web), 61st, 2014年
  • 土壌の窒素無機化の変化に対する細根の養分吸収の応答
    福澤加里部; 浦川梨恵子; 菱拓雄; 柴田英昭; 宮本敏澄; 舘野隆之輔, 根の研究, 22, 4, 158, 2013年12月20日
    日本語
  • 日本の森林土壌の窒素無機化速度―土壌の化学的特性―
    浦川 梨恵子; 大手 信人; 柴田 英昭; 渡辺 恒大; 福澤 加里部; 舘野 隆之輔; 菱 拓雄; 福島 慶太郎; 稲垣 善之; 平井 敬三; 戸田 浩人; 田中 健太; 小柳 信宏; 服部 大地; 中田 誠; 小田 智基; 三枝 伸子; 山尾 幸夫; 中西 麻美; 榎木 勉; 鵜川 信, 日本地球惑星科学連合2013年大会, 2013年05月
  • スキャナを用いた海草・アマモの根の動態解析
    福澤 加里部; 仲岡 雅裕; 中路 達郎; 林 奈津美, 根の研究 = Root research, 22, 1, 47, 47, 2013年03月20日
    日本語
  • 北海道北部の森林生態系における短期的な土壌窒素肥沃度の変化に対するササー土壌系の応答
    渡辺 恒大; 福澤 加里部; 柴田 英昭, 日本森林学会大会発表データベース, 124, 819, 2013年
    森林の下層植生はしばしば土壌-植生系の物質循環を通し、天然林や撹乱林における一次生産や水質浄化など生態系機能の形成、維持に大きく貢献している。このことは下層植生が大きい窒素シンク能を有していることを示唆している。そこで本研究は土壌窒素肥沃度の変化が土壌-植生系の窒素シンクと内部循環に及ぼす影響を解明することを目的とした。北海道北部の天然性針広混交林において対照区、低窒素区、高窒素区に設けたササのみのサブプロットで窒素施肥実験を行い、ササ地上部・地下部バイオマス、リターフォール、リター分解、土壌、根圏外への窒素溶脱量を調査した。 マスバランスによる解析の結果、窒素施肥後に高窒素区のササ地上部の窒素蓄積量と溶脱量が他区よりも有意に増加した。一方、約9 g N m-2の窒素蓄積量の増加が認められたものの、リター動態の有意な変化は認められなかった。また、両施肥区では約 5 g N m-2の窒素が微生物を含むリター層に保持されると推察されたことから、窒素シンク強度としてはササよりも微生物を含むリター層の方が強い一方、シンク量としては一定の限界値があり、その量はササの方が大きいこと示された。, 日本森林学会, 日本語
  • 北海道北部における人為的な森林撹乱が流域の溶存イオン動態に与える影響
    青山 隼人; 早柏 慎太郎; 平松 悠揮; 平野 祐也; 福澤 加里部; 吉田 俊也; 柴田 英昭; 笹 賀一郎; 佐藤 冬樹, 日本森林学会大会発表データベース, 124, 0, 798, 798, 2013年
    昨年の報告に引き続き、森林施業が渓流水質に与える影響を評価するため、北海道北部にて操作実験を行った。欧米における既往の研究とは異なり、皆伐処理に伴う渓流水への硝酸イオンの流出は認められなかった。これに対し、掻き起し区では処理を行なってから3年後に硝酸イオンの流出が認められた。表土戻し区では処理直後に硝酸イオン濃度が約4倍上昇した。表層における土壌水の硝酸イオンは、処理後1年間は高濃度であったが、3年後には森林区と同程度に戻っており、草本の成長に伴う表層の硝酸イオンの吸収が原因と考えられる。一方、土壌中の硝酸イオン濃度が上昇するのに伴い、マグネシウムイオンやカルシウムイオン濃度も上昇したが、これらのイオンは渓流水質に影響を及ぼさなかった。また、豪雨時における渓流水の硝酸イオン濃度は水位低下後、掻き起し区は速やかに濃度低下を観測し、表土戻し区は数日間高濃度の継続が認められた。表土戻し処理によって、高濃度の硝酸イオンが地下深部で広範囲に滞留し、速やかに渓流水中に流出しやすい状況であることが示唆された。以上の結果を元に、森林施業に伴う渓流水質の変化を溶存イオンに着目した議論の結果を報告する。, 日本森林学会, 日本語
  • 森林土壌における窒素動態の空間的不均質性の形成要因の解明:リターと植生構造に着目して
    井上 貴央; 柴田 英昭; 福澤 加里部; 吉田 俊也; 渡辺 恒大, 日本森林学会大会発表データベース, 124, 0, 817, 817, 2013年
    森林生態系の窒素循環は生物生産や環境保全機能を理解する上で重要である。これまで、樹種や林相の違いにより植生―土壌間の窒素循環が異なることは比較的明らかになっているものの、植生構造と土壌窒素動態との空間的な関係性については未解明な点が多い。そこで、本研究では天然の針広混交林において下層植生を含む植生の空間分布がリターフォールを介して土壌窒素動態の空間分布とどのように関係しているかを調べた。 北海道北部の天然性冷温帯針広混交林を調査地とし、植生分布、リターフォール、粗腐植層、表層土壌の量や化学成分、土壌微生物呼吸と窒素無機化・硝化速度の空間分布をもとに解析を行った。 粗腐植層の厚さは針葉樹下で厚く、広葉樹近傍のササやオオカメノキが優占する場所では薄くなる傾向にあった。また、リターフォールのC/N比と粗腐植層の厚さには正の相関が認められ、粗腐植層の厚さと硝酸態窒素含有率、正味硝化速度の間には有意な負の相関関係が見られた。つまり、植生の空間分布やリターフォールの質の違いは粗腐植層の分解速度に不均質性を生み出すことによって土壌の硝酸態窒素の空間分布パターンに影響していることが明らかとなった。, 日本森林学会, 日本語
  • Characteristics of Nitrogen Mineralization Rates and Controlling Factors in Forest Soils in the Japanese Archipelago
    Urakawa Rieko; Ohte Nobuhito; Shibata Hideaki; Isobe Kazuo; Oda Tomoki; Watanabe Tsunehiro; Fukuzawa Karibu; Ugawa Shin; Hishi Takuo; Enoki Tsutomu; Tateno Ryunosuke; Fukushima Keitaro; Nakanishi Asami; Saigusa Nobuko; Yamao Yukio; Oyanagi Nobuhiro; Hattori Daichi; Nakata Makoto; Tanaka Kenta; Toda Hiroto; Inagaki Yoshiyuki; Hirai Keizo, AGU(American Geophysical Union) Fall Meeting, 2013年
    英語
  • 北海道の冷温帯林における土壌の窒素無機化の変化に対する細根の応答
    福澤 加里部; 浦川 梨恵子; 菱 拓雄; 柴田 英昭; 宮本 敏澄; 舘野 隆之輔, 日本森林学会大会発表データベース, 124, 0, 816, 816, 2013年
    土壌の窒素動態と植物細根による養分吸収の関係を明らかにするため、細根侵入の有無が土壌の正味窒素無機化量に及ぼす影響を調べた。北海道の多雪・少雪地域に位置する北大雨龍および九大足寄の天然林にてレジンコア法による現地培養を行い、土壌カラムの部分をメッシュにしたイングロスコア式レジンコア(根あり区)と通常のレジンコア(根なし区)との間で窒素無機化量を比較した。2010年11月に雨龍・足寄の両サイトで現地の土壌を用いてミズナラの周囲にレジンコアを埋設し、一部は2011年4月に回収し、残りは8月まで引き続き足寄で野外培養した。培養前後の土壌中の窒素量の差と回収後のイオン交換樹脂中の窒素量の合計値を正味の窒素無機化量(NH4-N生成量、NO3-N生成量)とした。足寄・雨龍土壌での生育期の根なし区における硝化率はそれぞれ43%、1%であった。一方、根あり区においては両土壌の正味窒素無機化量は同程度であったが、足寄土壌でNO3-N生成が、雨龍土壌でNH4-N生成がそれぞれ低下した。生成する窒素の形態の変化に対して、細根は利用しやすい形態の窒素を吸収するという可塑性をもっていることが示された。, 日本森林学会, 日本語
  • 森林生態系における土壌の窒素動態に冬季気候変動にともなう凍結融解サイクルの変化が及ぼす影響
    浦川 梨恵子; 小柳 信宏; 中田 誠; 中西 麻美; 福島 慶太郎; 榎木 勉; 木庭 啓介; 諏訪 裕一; 柴田 英昭; 黒岩 恵; 稲垣 善之; 舘野 隆之輔; 菱 拓雄; 福澤 加里部; 平井 敬三; 戸田 浩人, 日本森林学会大会発表データベース, 124, 0, 171, 171, 2013年
    温帯の森林生態系では、冬季気候変動によりもたらされる凍結融解サイクルの変化が土壌の窒素(N)動態に影響を与えることが予想される。本研究では日本各地10カ所の土壌を、北海道の多雪(非凍結環境)および少雪地帯(凍結融解環境)で野外培養することにより、凍結融解サイクルの有無によるN無機化、硝化速度の変化と、凍結融解サイクルに対する反応の大きさと土壌特性との関係を調査した。また、凍結融解サイクル経験の有無が生育期のN動態に与える影響を明らかにするため、春~夏季のN無機化、硝化速度も引き続き調査した。凍結融解環境下にあった土壌は、非凍結環境下の土壌に比べて冬季の無機化速度は大きく、硝化速度は小さかった。生育期では、凍結融解サイクルを経験した土壌は、非凍結の土壌に比べて硝化速度が上昇する傾向がみられた。以上の反応には土壌による差が見られ、総硝化速度、総硝酸消費速度およびアンモニウム態N現存量の高い土壌ほど、無機化速度および硝化速度の凍結融解環境と非凍結環境の差が大きかった。微生物活性や肥沃度の高い土壌では、気候変動にともなう凍結融解サイクル変化に対して敏感に反応することが示唆された。
    , 日本森林学会, 日本語
  • 森林の炭素・窒素動態におけるササの役割
    福澤 加里部, 森林科学, 69, 0, 13, 17, 2013年
    日本森林学会, 日本語
  • 芦生研究林におけるシカ排除柵によるススキ群落の回復過程
    石原 正恵; 今西 亜友美; 阪口 翔太, 森林研究 = Forest research, Kyoto, 78, 39, 56, 2012年09月
    近年,日本各地でシカの採食による草地の植生改変が生じている。芦生研究林長治谷作業小屋の開地ではススキを主とする草本群落が見られたが,2007年以降シカの採食により衰退した。防鹿柵によるススキ群落の種多様性および現存量の回復過程を把握するため,柵設置1~3年後に柵内外で植生調査および刈り取り調査を行った。柵設置1年後から柵内は柵外に比べ種多様性が高く,機能形質を元に種を分類した機能群の多様性も高くなり,種組成にも明瞭な違いが見られた。調査地近辺で2003年に見られなくなったと報告されていた種を含む77種が柵内で見られた。群落高,植被率および現存量も2年後には一般的なススキ草地と同程度まで増加した。このようにススキ群落の多様性と現存量が早期に回復したのは,ススキ群落の衰退直後に柵を設置したためと考えられた。柵内では背丈の高いススキ,オカトラノオや小高木・低木種が優占し,一部の背丈の低い分枝型広葉草本は競争排除され,高木種の定着も見られなかったため,今後もしばらくはススキ群落が続き,多様性が低下すると予想された。柵外では不嗜好性のイグサと分枝型一年生広葉草本のトキンソウの被度が増加し,植生の単純化が進行した。, 京都大学フィールド科学教育研究センター森林生物圏部門, 日本語
  • P-67 ブラックカーボンとカリウムの相関について : バイオマス燃焼の影響(ポスター発表)
    野口 泉; 山口 高志; 秋山 雅行; 川村 美穂; 村尾 直人; 高木 健太郎; 柴田 英昭; 福澤 加里部; 本多 宏充, 大気環境学会年会講演要旨集, 53, 297, 297, 2012年
    大気環境学会, 日本語
  • 大気から沈着する窒素と衰退した森林生態系の相互作用定量化
    角皆 潤; 小松 大祐; 鈴木 敦; 中川 書子; 福澤 加里部; 柴田 英昭; 高木 健太郎; 野村 睦, 日本地球化学会年会要旨集, 59, 0, 2012年
    本研究では、森林およびササを伐採した演習林から流出する硝酸イオンの三酸素同位体組成の時間変化を分析することで、流出水中の硝酸イオンの起源を明らかにして、森林の大気から沈着する窒素除去能力に対して伐採が与える影響を定量化した。その結果、特にササ伐採後は沈着窒素の流出フラックスが伐採前の約20倍に増加しており、大気から沈着する窒素の除去能力がほぼ完全に失われたことが明らかになった, 一般社団法人日本地球化学会, 日本語
  • GCOE-INeT国際フィールド科学サマースクールの取り組み
    柴田 英昭; 福澤 加里部, 北方森林保全技術, 0, 29, 26, 29, 2011年11月
    北海道大学北方生物圏フィールド科学センター森林圏ステーション, 日本語
  • 北海道の冷温帯林における地温上昇が細根動態に及ぼす影響
    福澤加里部; 中路達郎; 中村誠宏; 小熊宏之; 日浦勉, 日本森林学会大会学術講演集(CD-ROM), 122nd, ROMBUNNO.J31, 2011年03月25日
    日本語
  • 気候変動による積雪変化が森林土壌の物質循環機能に及ぼす影響―全国サイトにおける土壌の化学的性質―
    浦川梨恵子; 柴田英昭; 菱拓雄; 稲垣善之; 舘野隆之輔; 福澤加里部; 戸田浩人; 平井敬三; 中西麻美; 福島慶太郎; 中田誠; 小柳信宏; 榎木勉, 日本森林学会大会学術講演集(CD-ROM), 122nd, 0, ROMBUNNO.B07, 46, 2011年03月25日
    日本森林学会, 日本語
  • 低温環境下における森林土壌での窒素の無機化・硝化過程の解明
    長谷川由布子; 福澤加里部; 渡辺恒大; 柴田英昭; 黒岩恵; 磯部一夫; 木庭啓介, 日本生態学会大会講演要旨集, 58th, 302, 2011年03月08日
    日本語
  • 北海道北部における森林施業が河川への栄養塩流出に与える影響
    青山 隼人; 早柏 慎太郎; 平松 悠揮; 平野 祐也; 山ノ内 誠; 上浦 達哉; 福澤 加里部; 吉田 俊也; 柴田 英昭; 笹 賀一郎; 佐藤 冬樹, 日本森林学会大会発表データベース, 123, 0, Pa013, Pa013, 2011年
    日本森林学会, 日本語
  • 植物体内に含まれる硝酸中に見つかった三酸素同位体異常
    鈴木 敦之; 角皆 潤; 中川 書子; 小松 大祐; 柴田 英昭; 福澤 加里部, 日本地球化学会年会要旨集, 58, 0, 278, 278, 2011年
    植物にとって窒素(N)は必須栄養素の一つである。一般に植物は根から取り込んだ硝酸(NO<sub>3</sub><sup>-</sup>)やアンモニアを窒素源として利用していると考えられている。しかし酸性雨などとして知られるように、降水はNO<sub>3</sub><sup>-</sup>を土壌水と同等か、それ以上の高い濃度で含んでいることが知られている。そこで本研究は、植物が葉などを通して大気からの沈着に由来するNO<sub>3</sub><sup>-</sup>を直接取り込んでいる可能性について、植物体内から抽出したNO<sub>3</sub><sup>-</sup>の同位体組成を指標に検証した。<BR> 本研究では、特にNO<sub>3</sub><sup>-</sup>の三酸素同位体組成(Δ<sup>17</sup>O)に着目した。Δ<sup>17</sup>Oはオゾン(O<sub>3</sub>)が関係した大気中の光化学反応で値が増大するのに対して、一般の化学反応では変化しないという特徴がある。それゆえ、大気NO<sub>3</sub><sup>-</sup>はΔ<sup>17</sup>O=+25‰前後の大きな値を示すのに対して、土壌中で硝化等によって生成するNO<sub>3</sub><sup>-</sup>はΔ<sup>17</sup>O=0‰となる。植物体内のNO<sub>3</sub><sup>-</sup>のΔ<sup>17</sup>Oを測定する事により、大気から直接取り込まれたNO<sub>3</sub><sup>-</sup>が存在するかどうか、正確に判別する事が可能である。<BR> 試料は、北海道大学北方生物圏フィールド科学センターの雨龍研究林を中心とした北海道内の山林に自生していた植物で、特に普遍的に存在する笹を中心に、数種の植物の葉や茎、根を採取した。採取した植物は超純水を用いてよく洗浄した後、凍結乾燥してから粉砕し、超純水にて振とう抽出を行った。抽出された水溶液中のNO<sub>3</sub><sup>-</sup>は、Tsunogai et al. (2010)に倣い、まずCd還元法を用いてNO<sub>3</sub><sup>-</sup>をNO<sub>2</sub><sup>-</sup>化した上で、N<sub>3</sub>H試薬を用いてN<sub>2</sub>O化し、連続フロー型質量分析計に導入して同位体組成を定量した。<BR> 分析の結果、植物の特に葉において最大でΔ<sup>17</sup>O=+18‰もの大きな三酸素同位体異常が観測された。一方、根や茎などではあまり大きな異常は観測されなかった。以上の事実から、植物中では根以外に葉から直接的にNO<sub>3</sub><sup>-</sup>を体内に取り込むプロセスが存在することが確認された。植物体内のNO<sub>3</sub><sup>-</sup>のΔ<sup>17</sup>Oは、植物中の窒素取り込み過程の違いを識別できる有用な指標となり得る事が示された。, 一般社団法人日本地球化学会
  • 北海道の冷温帯林における細根の有無が土壌の窒素無機化に及ぼす影響
    福澤 加里部; 浦川 梨恵子; 菱 拓雄; 柴田 英昭; 宮本 敏澄; 井上 貴央; 舘野 隆之輔, 日本森林学会大会発表データベース, 123, 0, L06, L06, 2011年
    日本森林学会, 日本語
  • 北海道北部の天然林生態系における窒素循環プロセスの特性
    柴田 英昭; 福澤 加里部, 環境科学会誌 = Environmental science, 23, 4, 277, 283, 2010年07月30日
    北海道北部の天然林生態系における窒素循環について、北海道大学研究林における事例研究から、その特徴や課題について論じた。北海道北部は大気汚染の影響が比較的小さく、大気沈着で森林に供給された窒素のほとんどは森林生態系内部に保持されている。土壌から河川への窒素溶脱については、生物活性が低く、大量の融雪水が供給される融雪期に年間の約6割に相当する窒素が溶脱していた。(15)Nをトレーサーとした室内培養実験の結果から、土壌表層に生息する土壌微生物による速やかな窒素有機化は、生態系の窒素保持メカニズムとしてとくに重要であった。一方、掻き起こし施業における植生や表土の除去により、植生による窒素吸収の停止、土壌微生物による硝化の促進、窒素有機化低下の結果として、土壌から下層への硝酸態窒素の溶脱ポテンシャルが増加することが示された。しかしながら、流域レベルでの樹木伐採に対しては、林床植生として残存したササが細根バイオマスを増やし、養分吸収することによって土壌から河川への硝酸態窒素の溶脱を軽減する役割を果たしていた。また、北海道北部の森林地帯は地形が比較的緩やかであり、河川近傍には河畔帯が広がりやすい特徴を有している。そのため、生態系の窒素循環プロセスの結果として生成される河川水質に対し、河畔部での脱窒や養分吸収が大きく影響していた。以上のことから、北海道北部の天然林生態系において、さまざまな環境変動に対する窒素循環プロセスの変化や応答を理解するためには、多雪寒冷である気候特性をはじめとして、樹木やササ、土壌微生物による生物コントロール、流域内の土壌分布や河畔帯での窒素保持を含めた地形水文コントロールを含んだ評価やモデルを発展させることが重要である。, 環境科学会, 日本語
  • 森林地域における金属成分の動態
    宮川浩樹; 深澤達矢; 野口泉; 高橋正宏; 佐藤久; 福澤加里部; 柴田英昭; 野村睦; 高木健太郎; 三枝信子, 環境化学討論会講演要旨集, 19th, 130, 131, 2010年06月20日
    日本語
  • ミズナラとクマザサの細根生産と機能の季節変化
    福澤加里部; 檀浦正子; 兼光修平; 坂井百々子; 上田実希; 小杉緑子; 徳地直子, 日本森林学会大会学術講演集(CD-ROM), 121st, ROMBUNNO.D20, 2010年04月02日
    日本語
  • 4地点の森林土壌における総硝化速度と微生物
    黒岩恵; 木庭啓介; 戸田浩人; 楊宗興; 磯部一夫; 妹尾啓史; 柴田英昭; 福澤加里部; 稲垣善之; 舘野隆之輔; 中西麻美; 浦川梨恵子, 日本森林学会大会学術講演集(CD-ROM), 121st, ROMBUNNO.H04, 2010年04月02日
    日本語
  • 森林生態系の窒素動態に関する土壌培養の地域比較実験
    柴田 英昭; 戸田 浩人; 稲垣 善之; 舘野 隆之輔; 木庭 啓介; 中西 麻美; 福澤 加里部; 浦川 梨恵子; 山崎 朱夏; 長谷川 由布子, 第121回日本森林学会大会, 2010年04月
    日本語
  • 北方針広混交林流域の水文および溶出過程に対する掻き起し処理の影響
    佐藤 冬樹; 早柏 慎太郎; 上浦 達哉; 吉田 俊也; 野村 睦; 福澤 加里部; 柴田 英昭; 笹 賀一郎, 日本森林学会大会発表データベース, 121, 0, 467, 467, 2010年
    日本森林学会, 日本語
  • 森林源流域における窒素の生物地球化学過程と渓流水質の形成 (窒素汚染と大気・水環境)
    柴田 英昭; 戸田 浩人; 稲垣 善之, 地球環境, 15, 2, 133, 143, 2010年
    国際環境研究協会, 日本語
  • 第7回国際根研究学会シンポジウムに参加して
    福澤 加里部, 根の研究 = Root research, 18, 4, 152, 152, 2009年12月24日
    日本語
  • 冷温帯林における細根生産・枯死の季節変動と年変動
    福澤 加里部; 柴田 英昭; 高木 健太郎; 佐藤 冬樹; 笹賀 一郎; 小池 孝良, 根の研究 = Root research, 18, 2, 70, 70, 2009年06月26日
    【はじめに】森林生態系の生産性、炭素や養分動態に細根が重要な役割を果たしていることが近年認識されてきた。細根生産は地上部で獲得した炭素を使って行われ、細根の枯死・分解により土壌へ炭素や養分が移動するためである。そのような細根の生産量を評価するためには、細根バイオマスだけでなく、細根のターンオーバーや生産・枯死の時間変化を明らかにする必要がある。既往研究での細根生産・枯死の時間変動パターンは気候帯や植生の種類によって異なっており、さまざまなタイプの森林生態系において、長期的にそして環境要因との関係を解明することも必要である。本研究では、北海道北部のササ型林床をもつ冷温帯林における細根動態を明らかにするために、細根バイオマス・ネクロマスと生産・枯死の季節変化および年変動を測定し、環境要因との関係を検証した。, 根研究学会, 日本語
  • 天塩研究林における大気汚染物質の沈着に関する研究
    長谷川祥樹; 深澤達矢; 野口泉; 高橋正宏; 佐藤久; 福澤加里部; 柴田英昭; 野村睦; 高木健太郎; 藤沼康実; 佐々木巴え, 環境化学討論会講演要旨集, 18th, 78, 79, 2009年06月09日
    日本語
  • 河川の流下に伴う食物網の炭素窒素安定同位体比の変化-仁淀川の例
    鎌内 宏光; 新井 宏受; 福島 慶太郎; 福澤 加里部; 土居 秀幸; 富永 浩史; 近藤 千眞; 徳地 直子, 日本森林学会大会発表データベース, 120, 450, 450, 2009年
    日本森林学会, 日本語
  • 仁淀川流域における河川水質の集水域間の変動と流下過程での変化-炭素・窒素を中心に-
    福澤加里部; 徳地直子; 新井宏受; 長谷川尚史; 吉岡崇仁, 日本森林学会大会学術講演集(CD-ROM), 120th, 2009年
  • 森林施業に伴う撹乱の強度と空間配置が渓流水質に与える影響:PnETモデルを用いた検討
    福島 慶太郎; 福澤 加里部; 徳地 直子; 勝山 正則; 吉岡 崇仁, 日本陸水学会第74回大会, 74, 37, 37, 2009年, [査読有り]
    日本陸水学会, 日本語
  • 根箱を用いたミズナラとクマザサの細根動態パターンの解析
    福澤 加里部, 根の研究 = Root research, 17, 4, 158, 158, 2008年12月26日
    日本語
  • 伐採・植林などの森林施業が北海道北部森林小流域の炭素・水・窒素動態に与える影響
    高木健太郎; 福沢加里部; 梁乃申; 野村睦; 柴田英昭; 深澤達矢; 野口泉; 小熊宏之; 秋林幸男; 笹賀一郎; 小池孝良; 藤沼康実; 水野真人; 村山岳史, CGER リポート, M019-2008, 27, 32, 2008年
    日本語, 記事・総説・解説・論説等(大学・研究所紀要)
  • 炭素動態における細根の役割:細根生産と枯死・分解の時間変化およびターンオーバー
    福澤 加里部; 里村 多香美; 柴田 英昭; 高木 健太郎; 佐藤 冬樹; 小池 孝良; 笹 賀一郎, 日本森林学会大会発表データベース, 119, 0, 107, 107, 2008年
    THE JAPANESE FORESTRY SOCIETY, 日本語
  • 河川の流下に伴う食物網の炭素窒素同位体比の変化-仁淀川の例
    鎌内 宏光; 新井 宏受; 福島 慶太郎; 福澤 加里部; 土居 秀幸; 富永 浩史; 近藤 千眞; 徳地 直子, 弟55回日本生態学会大会講演要旨集, 55, p.387, 55th, 2008年, [査読有り]
    日本語
  • 北海道北部の天然林生態系における物質循環と森林施業の関わり
    柴田 英昭; 福澤 加里部; 吉田 俊也, 日本森林学会大会発表データベース, 119, 0, 155, 155, 2008年
    日本森林学会, 日本語
  • 天塩研究林における大気及び大気降下物中の金属成分に関する研究
    深澤達矢; 長谷川祥樹; 高橋正宏; 太田幸雄; 福澤加里部; 高木健太郎; 野村睦; 柴田英昭; 野口泉; 藤沼康実, 大気環境学会年会講演要旨集, 48th, 292, 2007年08月24日
    日本語
  • 天塩研究林における森林土壌中の金属成分に関する研究
    中島篤; 深澤達矢; 長谷川祥樹; 高橋正宏; 福澤加里部; 柴田英昭; 野村睦; 高木健太郎; 藤沼康実, 環境化学討論会講演要旨集, 16th, 222, 223, 2007年06月19日
    日本語
  • 森林地域における大気からの金属成分沈着に関する研究
    深澤遠矢; 長谷川祥樹; 高橋正宏; 福澤加里部; 柴田英昭; 野村睦; 高木健太郎; 藤沼康実; 飛澤拓也, 環境化学討論会講演要旨集, 16th, 226-227, 2007年06月19日
    日本語
  • Consideration in the study of tree fine-root turnover with minithizotrons
    Satomura, T; Fukuzawa, K; Horikoshi, T, Plant Root, 1, 34, 45, 2007年
    Fine-root turnover is an important component of forest carbon dynamics. We detail the characteristics of the minirhizotron method of measuring fine-root turnover and discuss its methodological implications. Minirhizotron data are relative values proportional to the data taken from the bulk, in situ soil, since they are taken at the soil-tube interface, so we propose several ways to validate minirhizotron data. Most short-term studies show fine-root production to be higher than fine-root mortality, suggesting that disturbance resulting from minirhizotron installation continues for several years. Initial-years results tend to lead to overestimates of fine-root dynamics, although these results define the maximal limits of fine-root production and mortality. We compare the definitions of fine-root turnover and methods of calculation used in different studies. We find that values of fine-root turnover depend on the definition of fine roots, methods of measurement, definition of turnover, and methods of calculation, so these factors must be taken into account when turnover values are discussed. In addition, soil depth is a key factor in the study of fine-root turnover, as is variation in the physical qualities, form and function, of the fine roots. Further long-term research into these key factors in relation to biotic and abiotic parameters will improve our knowledge of forest carbon dynamics., Japanese Society for Root Research, 英語
  • ササ型林床をもつ冷温帯林の炭素・窒素動態における細根の役割
    福澤 加里部; 柴田 英昭; 高木 健太郎; 佐藤 冬樹; 小池 孝良; 笹 賀一郎, 日本森林学会大会発表データベース, 118, 0, 692, 692, 2007年
    THE JAPANESE FORESTRY SOCIETY, 日本語
  • 仁淀川流域における地形および土地利用が河川水質に及ぼす影響
    福澤 加里部; 徳地 直子; 鎌内 宏光; 長谷川 尚史; 吉岡 崇仁; 柴田 昌三; 山下 洋, 第55回日本生態学会大会講演要旨集, p.471, 2007年
    日本語
  • 大気からの金属成分沈着に関する研究
    長谷川祥樹; 深澤達矢; 平島邦人; 野々上沙織; 橘治国; 高橋正宏; 福澤加里部; 柴田英昭; 野村睦; 高木健太郎; 藤沼康実, 環境化学討論会講演要旨集, 15th, 126, 127, 2006年06月19日
    日本語
  • Acid Rain 2005に参加して : 酸性雨研究の最前線と日本の課題
    柴田 英昭; 福澤 加里部, 日本森林学会誌, 88, 1, 60, 63, 2006年02月01日
    一般社団法人日本森林学会, 日本語
  • 北海道北部の冷温帯林における細根バイオマス,生産および枯死の季節変化
    福澤 加里部; 柴田 英昭; 高木 健太郎; 佐藤 冬樹; 小池 孝良; 笹 賀一郎, 日本森林学会大会発表データベース, 117, 0, 61, 61, 2006年
    THE JAPANESE FORESTRY SOCIETY
  • 伐採・植林などの森林施業が冷温帯林流域の物質循環に与える影響
    高木健太郎; 野村睦; 福澤加里部; 柴田英昭; 深澤達矢; 秋林幸男; 笹賀一郎; 小池孝良; 藤沼康実; 梁乃申; 小熊宏之; 米康充; 犬飼孔; 前林衛, 炭素循環および温室効果ガス観測ワークショップ講演要旨集 平成18年, 146, 147, 2006年
    日本語
  • 北海道北部天然林の炭素吸収能と便益の評価
    秋林幸男; 高木健太郎; 野村睦; 北條元; 菅田定雄; 柴田英昭; 福澤加里部; 吉田俊也; 小池孝良; 笹賀一郎; 藤沼康実; 前林衛, 北方林業, 57, 8, 176, 179, 2005年
  • 森林地域における金属成分の動態
    平島 邦人; 濱谷 基広; 飛澤 拓也; 深澤 達矢; 橘 治国; 福澤 加里部; 柴田 英昭; 野村 睦; 高木 健太郎; 藤沼 康実, 地球環境シンポジウム講演論文集, 13, 317, 322, 2005年
    To understand the behavior of metals in forest area, we collected atmospheric aerosol, fallout and river water samples in every two weeks from June of 2002 to December of 2004 in the Teshio Experimental Forest (45°03'N, 142°07'E a. s. 1.66m). And all samples were analyzed by ICP-MS for metals, such as Fe, Al, Ti, Ba, Sr, Mn, Zn, Pb.<BR>Atmospheric concentrations of Fe, A1, Pb, Mn and Sr in both aerosols and fallouts increased in winter. However, the atmospheric Zn and Ba in aerosols increased during winter, but in the fallouts.<BR>In the event of rainfall, Ba, Sr and Mn concentrations in river water, those were mainly plant origin, were decreasing with increasing in the flow. On the contrary, Al and Ti. concentrations in the water, those were mainly soil origin, were increasing in the same period. As for Fe, also soil origin was decreasing in the period. In thaw season, Fe, Ba and Sr concentrations decreased with increasing in flow, however, Al and Zn concentrations increased. In comparison the annual output from the river water with the annual input from the fallouts. As for Al, Fe, Sr and Ba, the output exceeded the input. As for Zn and Pb, the input exceeded the output. As for Mn and Ti, the input and the output were nearly equal., Japan Society of Civil Engineers
  • 北海道北部の冷温帯林における森林伐採が流域の水循環に及ぼす影響
    高木 健太郎; 野村 睦; 柴田 英昭; 福澤 加里部; 笹 賀一郎; 秋林 幸男; 佐藤 冬樹; 藤沼 康実, 日本森林学会大会発表データベース, 116, 0, 717, 717, 2005年
    THE JAPANESE FORESTRY SOCIETY
  • 北海道北部針広混交林における皆伐施業が微気象および炭素・水循環に及ぼす影響
    高木健太郎; 野村睦; 柴田英昭; 笹賀一郎; 秋林幸男; 佐藤冬樹; 小池孝良; 福澤加里部; 香山雅純; 藤沼康実; 前林衛, 北方林業, 56, 197, 200, 2004年
  • 3^ International Symposium on Dynamics of Physiological Processes in Woody Roots に参加して
    福澤 加里部, 根の研究 = Root research, 12, 4, 226, 226, 2003年12月19日
    日本語
  • 北海道北部の冷温帯林における地上部および地下部の生産量・枯死量
    福澤 加里部; 柴田 英昭; 高木 健太郎; 佐藤 冬樹; 笹賀 一郎; 小池 孝良, 根の研究 = Root research, 12, 4, 210, 210, 2003年12月19日
    はじめに:大気から森林生態系に固定された炭素の挙動については不明な点が多い。地下部へ転流する光合成産物の割合や、土壌の炭素収支の構成要因として、植生の根系から土壌への炭素移入量については定量的に明らかとなっていない。本研究では、土壌-植生系の炭素・養分循環における細根動態の役割を明らかにすることを目的に、細根生産量・細根枯死量を定量的に算出し、地上部生産量・リターフォールと比較した, 根研究学会, 日本語
  • 天塩研究林で実施した樹木バイオマス調査について
    浪花 彰彦; 菅田 定雄; 北條 元; 高橋 廣行; 高木 健太郎; 野村 睦; 杉下 義幸; 柴田 英昭; 秋林 幸男; 香山 雅純; 福澤 加里部, 北方森林保全技術, 21, 21, 26, 30, 2003年12月
    北海道大学北方生物圏フィールド科学センター森林圏ステーション, 日本語, 記事・総説・解説・論説等(大学・研究所紀要)
  • 択伐が繰り返された北海道北部の天然林のバイオマス
    秋林幸男; 吉田俊哉; 笹賀一郎; 小池良孝; 深沢達矢; 福沢加里部; 香山雅純; 藤沼康実; 前林衛, 日本林学会大会学術講演集, 114th, 2003年
  • 森林伐採,育林などの施業が二酸化炭素吸収能に与える影響を解明する -北海道大学天塩研究林における大規模野外実験-
    北條元; 高木健太郎; 笹賀一郎; 小池孝良; 秋林幸男; 野村睦; 柴田英昭; 吉田俊也; 杉下義幸; 菅田定雄; 小林信; 芦谷大太郎; 浪花彰彦; 福澤加里部; 藤沼康実; 高田雅之; 前林衛; 酒井一弘, 北方林業, 54, 245, 247, 2002年
  • ミズナラ-ササ生態系における炭素および養分の現存量と循環
    福沢加里部; 柴田英昭; 佐藤冬樹; 笹賀一郎; 高木健太郎; 吉田俊也; 秋林幸男, 日本林学会大会学術講演集, 113th, 2002年
■ 書籍等出版物
■ 講演・口頭発表等
  • 日本北部におけるササ類で被覆された冷温帯林における林床植生の除去が土壌窒素動態に及ぼす影響
    Fukuzawa K.; Chiwa M.; Tateno R.; Koba K.; Matsuyama S.; Hishi T.; Fu D.; Enoki T.; Sugiyama Y.; Taniguchi T.; Nomura M.
    JpGU-AGU Joint Meeting 2026, 2026年05月26日
  • 森林における細根のフェノロジーと⽣産量の評価のための画像解析技術
    福澤 加里部; 野口 享太郎
    第137回⽇本森林学会⼤会, 2026年03月17日
  • ササを除去し、時間が経過して、森林の土壌窒素はどう変わったか?
    福澤 加里部, 智和 正明, 舘野 隆之輔, 松山 周平, 菱 拓雄, 杉山 賢子, 谷口 武士, 野村 睦
    生物地球化学研究会2025年現地セッション, 2025年10月18日
  • 皆伐・ササ筋刈り処理後13年間の河川水中の硝酸イオン濃度の変化
    福澤 加里部; 野村 睦; 高木 健太郎
    日本地球惑星科学連合2025年大会, 2025年05月27日
  • ササ除去から年数が経過した森林土壌におけるササ及び樹木の細根バイオマス
    福澤 加里部,智和 正明,舘野 隆之輔,松山 周平,菱 拓雄,榎木 勉,杉山 賢子,谷口 武士,野村 睦
    第136回日本森林学会大会, 2025年03月21日
  • 森林における細根のフェノロジーと⽣産量の評価のための画像解析技術
    福澤 加里部; 野口 享太郎
    第137回⽇本森林学会⼤会, 2025年03月17日
  • ササを除去し、時間が経過して、森林の⼟壌窒素はどう変わったか?
    福澤加⾥部, 智和正明, 舘野隆之輔, 松⼭周平, 菱拓雄, 杉⼭賢⼦, ⾕⼝武⼠, 野村睦
    ⽇本⽣態学会第72回全国⼤会, 2025年03月17日
  • シカ⾷害によるスズタケの衰退が森林の窒素循環および炭素循環に与える影響
    付東川, 阿部隼⼈, 李周強, ⽚⼭歩美, 福澤加⾥部, 菱拓雄, 智和正明
    ⽇本⽣態学会第72回全国⼤会, 2025年03月17日
  • 林床の地上部バイオマスの推定に⽋かせないパラメータは︖〜ササ優占冷温帯林の場合
    松山周平; 智和正明; 榎木勉; 菱拓雄; 杉山賢子; 舘野隆之輔; 福澤加里部
    ⽇本⽣態学会第72回全国⼤会, 2025年03月17日
  • ササ除去が森林土壌の窒素動態に及ぼす中長期的な影響
    福澤加里部; 智和正明; 舘野隆之輔; 松山周平; 菱拓雄; 杉山賢子; 谷口武士; 野村睦
    生物地球化学研究会現地セッション, 2024年09月21日, 口頭発表(一般)
  • ササ除去が森林土壌の窒素動態に及ぼす影響:複数サイトにおける観測から
    福澤 加里部; 智和 正明; 舘野 隆之輔; 松山 周平; 菱 拓雄; 杉山 賢子; 谷口 武士; 野村 睦
    第135回日本森林学会大会, 2024年03月08日, 日本語, ポスター発表
    2024年03月08日 - 2024年03月11日
  • 関東北部のアカマツ林における大気沈着窒素の長期的な挙動: 窒素安定 同位体(15N)トレーサー添加10年後の15N回収率
    福澤 加里部; 柴田 英昭; 若松 孝志; 稲垣 善之
    日本地球惑星連合2023年大会, 2023年05月23日, 日本語, 口頭発表(一般)
    2023年05月21日 - 2023年05月26日
  • Effect of long-term nitrogen fertilization on stream water nitrate concentration in a forested watershed in northern Japan
    Karibu Fukuzawa; Shinsuke Fujii; Hideaki Shibata; Mutsumi Nomura; Kobayashi Makoto
    10th International Conference on Acid Deposition, 2023年04月19日, 英語, ポスター発表
    2023年04月17日 - 2023年04月21日
■ 主な担当授業
  • 森林圏科学特論Ⅰ, 2024年, 修士課程, 環境科学院
  • フィールド科学基礎論, 2024年, 修士課程, 環境科学院
  • 森林動態実習, 2024年, 学士課程, 農学部
  • 一般教育演習(フレッシュマンセミナー), 2024年, 学士課程, 全学教育
  • 森林空間機能学, 2024年, 学士課程, 農学部
  • 森林空間機能学演習, 2024年, 学士課程, 農学部
■ 所属学協会
  • 森林立地学会
  • 根研究学会
  • 日本生態学会
  • 生物地球化学研究会
  • 日本森林学会
■ 共同研究・競争的資金等の研究課題
  • 複合撹乱と気候変動がもたらす北海道森林の自然共生システム持続性の変動
    科学研究費助成事業
    2026年04月01日 - 2030年03月31日
    中村 誠宏; 福澤 加里部; 鈴木 智之; 飯島 勇人; 中路 達郎; 明石 信廣; 小林 真; 日浦 勉
    日本学術振興会, 基盤研究(B), 北海道大学, 26K03125
  • 窒素沈着量の減少によって森林の生態系機能は回復するか
    科学研究費助成事業
    2022年04月 - 2026年03月
    智和 正明; 福澤 加里部; 笠原 玉青; 菱 拓雄; 舘野 隆之輔; 柴田 英昭
    産業革命以降,増加し続けてきた大気由来の窒素沈着は,近年,世界的に減少に転じていることが指摘され始めており,森林の生態系機能が回復する可能性がある.しかし,過去の窒素沈着による負のレガシーエフェクト(土壌内の窒素蓄積,リンやカルシウムなどの窒素以外の栄養資源の減少)が大きいと,仮に窒素沈着量が減少しても生態系機能の回復が進まない可能性がある.本研究は,申請者らによる過去の観測データや既設試験地を活用することで,A)国内でも窒素沈着量が減少しているのかを検証し,B)窒素負荷による負のレガシーエフェクトを解析し,C)森林流域からの窒素流出を地域,全国スケールで解析する.
    2022度は,実験B),C)について実施した.
    B)窒素負荷による負のレガシーエフェクト解析
    中川,標茶,足寄,椎葉,篠栗の5地域に設置されている長期施肥試験地において5年目の施肥を行った.各サイトで統一手法による観測を行うことで,窒素沈着に対する応答性が比較可能であるという利点がある.本サイトは既に設定されており,2018年から継続的に4年分の施肥を実施している.これまでの窒素負荷が,土壌中の窒素蓄積や再循環,窒素以外の栄養元素(リン,カルシウムなど)の資源量に与える負のレガシーエフェクトを評価することを目的に,これまでに統一化された測定項目において,本年度は有機物層・表層土壌および樹冠葉を採取した.
    C)森林流域からの窒素流出解析
    高密度採水を行なった流域(博多湾流域, Chiwa et al 2012)で,同じプロトコル(地点,頻度,分析項目)で観測を開始した.採取期間は2022年11月から2023年10月を予定している.測定項目は主要イオン,全窒素・全リン,ケイ酸である.過去データと同一の手法で観測することで,厳密な比較が可能となる.現在,水試料を分析中である.
    日本学術振興会, 基盤研究(B), 九州大学, 23K23651
  • 窒素沈着量の減少によって森林の生態系機能は回復するか
    科学研究費助成事業
    2022年04月 - 2026年03月
    智和 正明; 福澤 加里部; 笠原 玉青; 菱 拓雄; 舘野 隆之輔; 柴田 英昭
    日本学術振興会, 基盤研究(B), 九州大学, 22H02386
  • 樹木・林床植生系の菌根タイプの多様性を考慮した森林の土壌窒素動態メカニズムの解明
    科学研究費助成事業
    2022年04月 - 2025年03月
    福澤 加里部; 谷口 武士; 舘野 隆之輔; 智和 正明; 菱 拓雄; 松山 周平; 木庭 啓介; 野村 睦
    北海道北部に位置する北海道大学中川・天塩研究林内の天然性冷温帯林、北海道東部に位置する九州大学北海道演習林(足寄)および京都大学北海道研究林標茶区にてミズナラ対象木の周囲にプロットを設定し、ササ除去区と隣接する対照区との間で比較した。このうち中川・天塩での解析を中心に進めた。中川サイトではクマイザサ、天塩の天然林サイトではチシマザサ、足寄サイトではミヤコザサが林床に密生していた。また天塩では皆伐跡地のクマイザサ群落においても調査をおこなった。2022年7月~8月に表層10㎝土壌を採取し、アンモニウム態・硝酸態窒素量 (NH4-N, NO3-N) を測定した。また室内培養 (30℃・28日) 後に同様に測定し、初期値との差から正味のNH4-N・NO3-N生成ポテンシャルとその合計の窒素無機化ポテンシャルを定量した。北海道北部においては、全体的にNH4-Nが土壌無機窒素の優占形態であった。土壌中のNH4-N, NO3-N量に処理区間で有意な差はなかった。ササ除去処理は正味のNO3-N生成ポテンシャルに負の影響を及ぼし、特にササ除去からの時間経過が長い天塩サイトで顕著であった。ササ消失は中長期的には無機窒素の特にNO3-N生成に抑制的に作用することが示唆された。また、単位面積あたりのササの地上部バイオマス、稈高、稈密度、林床の光環境(rPPFD)を調べた。ササバイオマスは足寄(ミヤコザサ)よりも天塩・中川(クマイザサ・チシマザサ)で有意に大きかった。ササバイオマスは稈高、稈密度と正の相関があったが、稈高と稈密度の効果の大きさは足寄と天塩・中川とは異なっており、優占するササの種類の違いがバイオマスの差に影響していることが示唆された。
    日本学術振興会, 基盤研究(B), 北海道大学, 23K23641
  • 樹木・林床植生系の菌根タイプの多様性を考慮した森林の土壌窒素動態メカニズムの解明
    科学研究費助成事業
    2022年04月 - 2025年03月
    福澤 加里部; 谷口 武士; 舘野 隆之輔; 智和 正明; 菱 拓雄; 松山 周平; 木庭 啓介; 野村 睦
    日本学術振興会, 基盤研究(B), 北海道大学, 22H02376
  • 半乾燥生態系での植物ー根圏微生物相互作用系を活用した緑化技術の開発
    科学研究費助成事業
    2020年10月 - 2025年03月
    舘野 隆之輔; 福澤 加里部; 龍見 史恵; 細川 奈々枝
    本課題は、半乾燥地で多様性な種が共存する天然林では見られるが、従来の単一植栽の植栽地ではみられないような土壌微生物群や機能群を特定し、さらに植物―微生物間の相互ネットワークのコアとなる微生物群や有機化合物を特定することで、荒廃地や放棄農地、従来の植栽地から在来種を中心とした天然植生へと誘導する次世代型の緑化技術の提案を目的としている。具体的には以下の課題について取り組む予定である。(A) 誘導目標としての多様な在来種が優占する天然植生に加え、外来種を用いた単一種による植栽地や荒廃地、農地において、それぞれコアとなる土壌の微生物群を特定するとともに、共生関係を含む根圏での有効な植物―微生物間の相互作用関係の全貌を明らかにする。(B) 在来種と従来の緑化種の根圏土壌での植物―微生物相互作用系が生態系機能に与えるメカニズムを明らかにする。(C) 有効な植物―微生物相互作用系を活用した新しい緑化手法を開発する。
    令和3年度は、令和2年度に引き続き、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で渡航が難しく、現地で新しいサンプルを得ることが出来なかったが、これまで我々の研究グループで解析を進めてきた現地土壌培養実験の試料でのNGSシーケンスデータを活用し、微生物の群集構造やネットワーク構造に影響を及ぼす要因が、降水量や温度などの環境要因と土壌の基質や元々の微生物群集などの土壌起原に由来する要因のいずれが重要であるかの解析を行った。その結果、主に降水量や温度などの環境要因に応答する微生物群も存在するが、土壌の起源に由来する要因の方が相対的に重要であることが明らかとなった。その他、国内で人工滲出物に対する土壌機能の応答を明らかにする実験方法の検討を進めた。
    日本学術振興会, 国際共同研究加速基金(国際共同研究強化(B)), 京都大学, 20KK0134
  • 多種樹木の窒素獲得戦略の解明とそれに基づく窒素循環プロセスモデルの構築
    科学研究費助成事業
    2020年04月 - 2024年03月
    鵜川 信; 稲垣 善之; 福澤 加里部; 舘野 隆之輔
    同所的に共存するすべての樹種の窒素獲得戦略を3つの視点(根と微生物の共生タイプ、窒素を吸収する土壌の深さ、窒素を吸収する際の窒素形態)から類別化し、これを反映させた窒素循環プロセスモデルを構築しシミュレートすることで、各種環境変動に対する森林生態系の窒素吸収機能の脆弱性(機能低下のリスクとプロセス)を評価することを目的とする。令和2年度の研究計画では以下の(A)の項目を進める予定であり、鹿児島大学高隈演習林(暖温帯常緑広葉樹林)と北海道大学中川研究林(冷温帯針広混交林)において一定の進展を得た。加えて、(B)の項目についても研究に着手した。
    (A)根の樹種識別手法および15Nトレーサー注入方法の検証:根の樹種識別手法の検証では、対象とする天然林において表層の細根量の予備的測定を行い、トレーサー試験を実施可能なサンプル量が明らかとなった。各種細根の採取については、森林の樹種組成を確定する必要があったため、以下の(B)のとおり調査区の設置を先行した。15Nトレーサーの適用手法の検討では、塩ビパイプを用いて深さ30cmの土壌に着色水を注入する試験を実施し、注入が完了する時間が比較的長く(約3時間)、かつ、予想よりも水平方向の拡散範囲が小さいことを確認した。
    (B)15Nトレーサー実験による多種樹木の窒素獲得戦略の解明および類別化:(A)の研究(各樹種の細根の特徴抽出)を実施するために、調査区の設置とその中の樹種組成の調査を先行して実施した。
    日本学術振興会, 基盤研究(B), 鹿児島大学, 20H03034
  • 樹木細根のフェノロジー:枯死プロセスの解明とその定量評価
    科学研究費助成事業 基盤研究(B)
    2018年04月01日 - 2022年03月31日
    大橋 瑞江; 福澤 加里部; 中路 達郎; 牧田 直樹; 平野 恭弘; 野口 享太郎; 大澤 晃; 檀浦 正子
    樹木の細根は、葉のように短いサイクルで発生と枯死を繰り返すとされているが、このライフサイクルにおいて、最も不明瞭な部分が衰退から枯死への過程である。そこで本研究では、細根の動きを土壌中でモニタリングしながら枯死を誘導することで、細根の枯死過程を解明することを目的とした。さらに地上部のフェノロジーや土壌環境を同時に計測することで、細根の枯死を支配する要因を特定し、枯死根の定量評価を試みる。そのために次の4つの実験に着手した。
    ① 枯死に伴う細根の形質の変化は何か?② 細根の枯死はどう定義されるか?③ 細根の枯死はいつ、どのくらい発生するか?④ 細根の枯死を引き起こす要因は何か?
    実験①と②では、アクリルポットを用いたストレス実験によって細根の枯死を誘導し、形態や生理状態の変化を求める。ストレスとしては、乾燥処理、踏圧処理を検討する。本年度はポットの設置準備とストレス処理の開始を行った。また枯死判定の予備実験を実施した。
    実験③と④では、フィールド実験を通して枯死の発生パターンを生態系レベルで評価する。また、枯死の制御要因として土壌物理環境、地上部フェノロジーの影響を調べる。本年度はフィールド実験としてスキャナを使った細根動態をモニタリングする準備を行った。そのために必要な物品の手配や試験地の選定、実験計画の立案、マニュアル開発と測定準備などを主に行った。また、スキャナ法で枯死根をモニタリングするための方法論や枯死根採取のための方法論についての研究成果を公表した。スキャナ法についてはトレーニングコースを開催し、方法の統一化を図った。
    日本学術振興会, 基盤研究(B), 兵庫県立大学, 18H02243
  • 未利用木材の利用拡大に向けた新しい施業体系が森林の物質循環機能に与える影響評価
    科学研究費助成事業 基盤研究(B)
    2018年04月01日 - 2021年03月31日
    舘野 隆之輔; 福澤 加里部; 鵜川 信; 磯部 一夫; 菱 拓雄; 柴田 英昭
    本申請課題では、木質資源の有効活用に向けて、今後普及すると考えられる林地残材・小径木の林地からの持ち出しや生産性向上に向けた先進林業機械を用いた新しい作業システムが、森林生態系の物質循環機能に与える影響を評価することを目的として行っている。本課題では、土壌微生物群集の応答と土壌の生化学的な反応に関わる土壌酵素活性に着目し、森林伐採に対する森林生態系の応答メカニズムを明らかにし、物質循環モデルによる長期的な影響評価を行い、さらに森林資源の活用や生産効率の向上も加味した上で、森林生態系の物質循環機能の観点から新しい施業方法の提案を目指している。具体的には、以下の3つの課題について研究を進めている。
    (A) 土壌微生物群集・土壌動物群集・生化学的特性に与える短期的・長期的な影響評価
    (B) 実験室培養における炭素・窒素動態と微生物群集・生化学的特性の相互関係の解明
    (C) 短期的・長期的影響評価モデルの構築と新しい施業体系の提案
    平成30年度は、課題Aに関連して、北海道および九州の4か所のコア研究サイトについて、土壌環境の既存の野外データや培養実験データの整理を行い、今後の野外・室内実験の準備を進めた。また試料の採取方法や運搬・保存方法、抽出方法や測定方法などの方法論の検討を進めた。課題Bに関連して、過去のコア研究サイトで行われた実験データの新たな分析や解析を行い、培養条件の検討を行った。課題Cに関連して、コア研究サイトおよびその周辺域の森林施業に関する過去の資料や最新情報の収集を行った。
    日本学術振興会, 基盤研究(B), 京都大学, 18H02241
  • 大気窒素沈着が森林流域の窒素循環に与える感受性の地域性評価
    科学研究費助成事業 基盤研究(B)
    2017年04月01日 - 2021年03月31日
    智和 正明; 福澤 加里部; 菱 拓雄; 舘野 隆之輔; 柴田 英昭
    近年,人間活動による窒素沈着量の増加によって森林流域からの窒素流出が増加している.しかし,窒素沈着に対する森林流域の応答は地域によって様々で,地域スケールでの一般化には至っていない.本研究は,窒素沈着が森林流域の窒素流出に与える感受性の地域性を評価することを目的とし,1) 環境勾配の異なる国内の多地点での窒素収支や土壌窒素循環の解析を行い,地域性が生じる要因を推定し,2) 施肥実験によってその要因や機構を特定する.さらに3) 国内における公共河川水質データ等を用いて森林流域からの窒素流出の地域性を全国的に解析する.


    今年度は,窒素沈着が森林流域の窒素流出に与える感受性の地域性を評価することを目的として,窒素施肥実験を本格的に開始した.中川,標茶,足寄,椎葉,篠栗の5地域において,施肥量や施肥後の測定項目を統一した全国初の広域施肥実験を行った.施肥は春季に50 kg N/ha/yrの硝酸アンモニウムを散布した.その結果,施肥一年目の結果で,スギ林の窒素流出が特異的に応答性が高いことが明らかとなり,昨年度に得られた施肥前のスギ林での硝酸イオン濃度が高い結果と調和的であった.一方隣接するナラ林では窒素流出が小さく,施肥に対する窒素流出の応答性も低かった.今後は,このような対照的な応答性を示す要因や機構を特定することで窒素流出に与える感受性の地域性を評価したい.


    さらに,九州大学福岡,宮崎,北海道演習林の大気沈着モニタリング10年分のデータを用いて,窒素循環に影響を与えうる大気由来のリン沈着量の解析を行った.その結果,森林域におけるリン沈着はカリウムとの関連性が高く,生物由来の粒子の寄与が大きいことが示された.さらに都市近郊林では人為的な燃焼由来もリン沈着に寄与している可能性が示された.また,別の調査でリンは樹木の樹冠による窒素保持を増加させていることが分かった.
    日本学術振興会, 基盤研究(B), 九州大学, 17H03833
  • 窒素安定同位体比の変化に基づく外生菌根菌から樹木への窒素供給機能の評価手法の開発
    科学研究費助成事業 基盤研究(B)
    2016年04月01日 - 2020年03月31日
    鵜川 信; 稲垣 善之; 福澤 加里部; 舘野 隆之輔; 木庭 啓介
    土壌-樹木間の窒素安定同位体比の変化が3つの因子(外生菌根菌による同位体分別、土壌中に偏在する窒素安定同位体の不均一な吸収、窒素無機化プロセスでの同位体分別)によって引き起こされることに着目し、この関係に基づく統計モデルを構築することで、樹木が吸収する窒素量のうち外生菌根菌が供給する窒素量の割合を簡易的かつ高精度に推定する手法を開発することを目的とする。平成30年度に実施を計画していた以下の研究項目(A)と(C)について、一定の進展を得た。
    (A) 土壌-樹木間の窒素安定同位体比の変化およびδ15N決定因子における森林生態系内および森林生態系間の変異の理解:これまで調査を行った全国5カ所に加え、冷温帯広葉樹林(岩手大学御明神演習林)において、対象樹種の葉および個体周辺の土壌の窒素安定同位体比の分析を行い、森林生態系内および森林生態系間の変異を明らかにした。また、暖温帯常緑広葉樹林(鹿児島大学高隈演習林)と冷温帯針広混交林(北海道大学中川研究林)において、細根の垂直分布および外生菌根の形成率を調べ、森林生態系内および森林生態系間の変異を明らかにした。
    (C) 土壌-樹木間の窒素安定同位体比の変化をδ15N決定因子によって説明するモデルの構築とそれに基づく外生菌根菌の窒素供給率の推定:上記(A)で収集されたデータを用いて、土壌-樹木間の窒素安定同位体比の変化における森林生態系内および森林生態系間の変異を解析し、それらの解析結果を踏まえた統計モデルの構築を検討した。
    日本学術振興会, 基盤研究(B), 鹿児島大学, 16H04937
  • 根圏での樹木と林床植生間の競争緩和が窒素動態と菌根を介した樹木の生長に及ぼす影響
    科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    2017年04月 - 2020年03月
    福澤 加里部; 谷口 武士
    冷温帯林において樹木と地下資源をめぐって競争しているササの消失が、森林の土壌窒素動態および外生菌根菌動態を介して樹木生長へ及ぼす影響を明らかにするために、ササ地上部を実験的に除去し、その前後での土壌窒素量や土壌環境、細根動態、樹木の生産量および外生菌根の形成を調べた。各プロット内においてササ除去処理前後に土壌中の無機態窒素(硝酸態、アンモニウム態)量、土壌環境(土壌水分、地温)、細根量と細根生産量、微生物バイオマス窒素、ミズナラ葉生産量などを定量した。また、対象としたミズナラの細根を採取し、外生菌根の形成化率および菌根菌の種組成を調べた。
    前年度から継続して土壌窒素量や土壌環境の測定を行い、ササ除去処理から1年経過後の変化を追跡した。土壌中の硝酸態・アンモニウム態窒素量は処理前後ともに処理区間で有意な差はなく、ササ除去処理1年後においても土壌の無機態窒素量にササ除去処理の影響はみられなかった。窒素形態別ではアンモニウム態窒素が優占し、硝酸態窒素量(プール)は小さかった。季節別では、土壌中の無機態窒素量は生物活性が高い生育期後期(9-10月)よりも休眠期直後(5-6月)に高かった。ササ細根量はササ除去区で対照区よりむしろ高まっていた。土壌微生物バイオマス窒素にササ除去処理の影響は見られなかった。また、ミズナラ細根中の外生菌根菌の種同定の解析を進め、ササ除去処理前後でそれぞれ11および10種(OTU)が同定された。
    以上から、地下茎でつながるクローナル植物であるササは、外部との資源のやり取りができるため、短期間においては地上部の撹乱に対して地下部動態の変化は小さく、その結果土壌の窒素動態の変化も小さいと考えられた。
    日本学術振興会, 基盤研究(C), 北海道大学, 研究代表者, 競争的資金, 17K07830
  • 高性能林業機械を使った森林伐採が土壌窒素動態および土壌微生物群集に与える影響評価
    科学研究費助成事業 基盤研究(B)
    2014年04月01日 - 2017年03月31日
    舘野 隆之輔; 福澤 加里部; 鵜川 信; 磯部 一夫; 長谷川 尚史; 稲垣 善之; 今田 省吾; 岩岡 史恵; 中山 理智; 梅田 浩之
    林業機械の踏み付けにより、土壌硬度が高くなるとともに土壌微生物の活性にも影響を及ぼす体積含水率が高くなる傾向がみられたが、地曳や枝条の放置などの影響はほとんどないか、小さかった。また土壌窒素動態への影響は地域によって異なった。さらに作業道の影響が見られる場合でも、10年以内でほぼ解消することが示唆された。
    室内培養により、強度の圧密や潅水処理により脱窒反応が起こっていると考えられる土壌窒素動態を示した。しかし、土壌微生物群集の組成は圧密による顕著な影響はみられなかった。さらに広域的な土壌を対象とした培養実験により、圧密処理に対する応答が土壌によっても大きく異なることが示唆された。
    日本学術振興会, 基盤研究(B), 京都大学, 26292085
  • 気候変動下における森林窒素循環の急激変化を生じるホットモーメントの解明
    科学研究費助成事業 基盤研究(A)
    2013年04月01日 - 2016年03月31日
    柴田 英昭; 戸田 浩人; 宮本 敏澄; 稲垣 善之; 福澤 加里部; 鵜川 信; 磯部 一夫; 菱 拓雄; 舘野 隆之輔; 佐々井 崇博; 諏訪 裕一; 榎木 勉; 三枝 信子; 大手 信人; 福島 慶太郎
    本研究では、休眠期と成長期の端境期における土壌環境や生物季節の急激変化に着目し、冬から春期における窒素循環の短期的な急激変化のパターンを明らかにし、成長期の生物生産や養分保持、環境保全機能に及ぼす影響について解析した。冬期間の積雪減少は土壌の凍結融解サイクルを増幅し、土壌微生物バイオマスや土壌窒素無機化・硝化等の変化を通じて融雪期およびそれ以降の生態系窒素循環に影響を及ぼしていることが示された。
    日本学術振興会, 基盤研究(A), 北海道大学, 25252026
  • カンラン岩流域と森林形態が物質フローおよび陸域・沿岸域生物資源に与える影響の解明
    科学研究費助成事業 基盤研究(B)
    2012年04月01日 - 2016年03月31日
    笹 賀一郎; 福澤 加里部; 佐藤 冬樹; 東 隆行; 星野 洋一郎; 四ッ倉 典滋; 傳法 隆; 長坂 晶子; 仲岡 雅裕; 柴田 英昭; 秦 寛
    非カンラン岩地帯との比較から、カンラン岩地帯の流域と植生が、陸域における物質移動と沿岸域の水質環境や植物生産に与える影響を明らかにしようとした。
    カンラン岩流域においては、水分の地表流出率が高く、DOC(溶存炭素)の流出量も多くなっている。DOCと土壌中のFeイオンとの有機―無機複合体の形成は、針葉樹林下において、秋期を中心に行われ、O層の下部より溶出する。また、SS(浮遊砂)の流出量は少なく、落葉の流出率が高くなっている。カンラン岩地帯の河川は沿岸域の水質環境や昆布の成育などに好条件をもたらしているが、水質環境の悪化などにより、コンブの藻場が縮小傾向にある状況も把握された。
    日本学術振興会, 基盤研究(B), 北海道大学, 24380074
  • 光学新技術による海底の炭素貯留過程の評価:海草の地下部生産と分解の非破壊的測定
    科学研究費助成事業 挑戦的萌芽研究
    2011年 - 2012年
    仲岡 雅裕; 福澤 加里部; 中路 達郎
    光学的な生態系測定法をアマモ場に適用することにより、海草類の地下部の生産量・分解量を評価する方法を確立することを目的とする。屋内水槽実験により、細根の生物量は炭素シンクとしての寄与は無視できないことが判明した。また、可視~近赤外波長の分光画像撮影により、加齢は細根における可視波長反射率を低下させ、枯死は反射率を全体的に低下させることが明らかになった。分光反射率から根の齢、炭素、窒素量が12~37%の誤差推定可能であった。
    日本学術振興会, 挑戦的萌芽研究, 北海道大学, 23657011
  • 気候変動による積雪変化が森林土壌の物質循環機能に及ぼす影響
    科学研究費助成事業 基盤研究(A)
    2010年 - 2012年
    柴田 英昭; 稲垣 善之; 宮本 敏澄; 舘野 隆之輔; 菱 拓雄; 戸田 浩人; 福澤 加里部; 諏訪 裕一; 中田 誠; 木庭 啓介; 中西 麻美; 平井 敬三
    冬期間の積雪変化が森林生態系における土壌窒素動態を中心とした物質循環機構に及ぼす影響を明らかにすることを目的とし、列島スケールでの環境傾度を利用した現地実験を行った。その結果、積雪減少による断熱効果の低下は土壌凍結・融解サイクルの増幅を生じ、土壌微生物による窒素無機化を増加させる効果があることなどが示された。したがって、生育活性が低いとされる冬季のプロセスは、生育期における物質循環や水質形成等に無視できない影響があることが示唆された。
    日本学術振興会, 基盤研究(A), 北海道大学, 22248016
  • 森林生態系における細根生産量と養分吸収能が窒素動態に及ぼす影響
    科学研究費助成事業 若手研究(B)
    2008年 - 2011年
    福澤 加里部
    ミズナラと林床植生であるクマザサの細根生産および養分吸収の季節変化パターンの違いを同一環境下で別々に栽培することにより測定した。ミズナラとクマザサでは異なる細根生産および窒素吸収の季節変化パターンを示した。この違いは葉のフェノロジーの違いによると考えられた。このことから森林生態系の窒素動態の時間変化を評価するうえでは、樹木だけでなく林床植生も考慮する必要性が示された。
    日本学術振興会, 若手研究(B), 20780116
  • Effects of fine root dynamics on carbon and nitrogen cycling in a cool-temperate forest in northern Hokkaido
    Public/Private Cooperative Joint Researches
    2003年 - 2005年
    競争的資金