中村 一郎 (ナカムラ イチロウ)

人獣共通感染症国際共同研究所講師

研究者基本情報

■ 学位
  • 博士(農学), 北海道大学大学院農学研究科, 2001年03月
■ URL
researchmap URLホームページURL■ ID 各種
J-Global ID■ 研究キーワード・分野
研究キーワード
  • ゲノム
  • アフリカ
  • 人獣共通感染症
  • マダニ
  • ツェツェバエ
  • 原虫
  • 病原性
研究分野
  • ライフサイエンス, 獣医学
■ 担当教育組織

経歴

■ 経歴
経歴
  • 2021年04月 - 現在
    北海道大学, 人獣共通感染症国際共同研究所, 講師
  • 2005年09月 - 2021年03月
    北海道大学, 人獣共通感染症リサーチセンター, 講師

研究活動情報

■ 論文
■ その他活動・業績
■ 主な担当授業
  • 研究倫理演習, 2024年, 博士後期課程, 獣医学院
  • 研究倫理演習, 2024年, 博士後期課程, 国際感染症学院
  • 臨床画像診断学特論, 2024年, 博士後期課程, 獣医学院
■ 所属学協会
  • 北海道実験動物研究会
  • 日本獣医学会
  • 日本ウイルス学会
■ 共同研究・競争的資金等の研究課題
  • 野生動物の疫学調査で使用するイムノクロマトグラフィの開発
    科学研究費助成事業
    2014年04月01日 - 2016年03月31日
    中村 一郎
    2010~2013年にザンビアで捕獲・採材したマストミスの保存血清から総計約4 mlをプールし、希釈後硫安分画により粗蛋白分画を行った。免疫グロブリンを含む分画を再溶解した後、イオン交換樹脂法およびゲル濾過法を用いて抗体を精製した。精製した抗体分画について変性条件下でのポリアクリルアミドゲル電気泳動法により分析した結果、精製度は充分だが収量が少ないと予測された。マストミス血清サンプルは量が限られているため、精製条件を再検討して精製精度を精密化し、抗体の収量向上を図ることは困難である。
    ザンビアからの輸送が滞っていた2014年1月採材のマストミス血清等については、約半数が2015年8月ザンビア発の便にて日本に到着したが、残りの半数については未到着である。マストミスサンプルはザンビアで輸送手配を終えてフリーザーに保管していたが、フリーザーの故障に伴う内容物の移動の際に所在不明になったものと推定される。
    新たに到着したサンプルに含まれる血清の量は非常に少なく、これらを全て使用して抗体を精製し、既に精製済みのものと合わせたとしても、二次抗体の作製に必要な抗体量には達しないと予測された。マストミス血清サンプルから二次抗体の作製に必要な量のマストミス抗体を精製することができなかったことから、二次抗体の作製(外注)、および高度安全施設から搬出するための条件となっていたラッサウイルス感染のモニタリングのためのRT-PCRについては実施していない。
    日本学術振興会, 基盤研究(C), 北海道大学, 26450399
  • 次世代シークエンス技術導入によるアフリカを中心としたダニ媒介性感染症研究の新展開
    科学研究費助成事業
    2011年 - 2014年
    杉本 千尋; 梶野 喜一; 中村 一郎; 阿部 貴志; 桜井 達也
    国内(宮崎県、北海道)、オランダ、ガンビアでマダニ7種を採取し、メタゲノム解析を実施した。手法は、虫体を洗浄、破砕後、界面活性剤処理し、2種の孔径のフィルターでろ過し、細菌を濃縮した画分をDNA分解酵素処理して、宿主ゲノムDNAを除去した。その画分からDNAを精製し、全ゲノム増幅後、次世代シークエンサー(454FLX)で塩基配列を決定した。そのうち、300bp以上の断片を自己組織化マップ(BLSOM)法により分析し、DNA断片が由来する細菌の分類群の同定を行った。その結果、50%以上の配列が細菌由来と同定され、属レベルまでの帰属を明らかにすることができた。これと並行して、マダニホモジネートから精製したDNAを用いて細菌16Sリボソーム遺伝子の一部をPCRで増幅し、その産物を次世代シークエンサーで解析し、細菌16Sリボソーム遺伝子データベースに対してBLAST検索し、種同定を行った。
    いずれの解析結果においても、保有細菌叢が1)種間、2)同一種の雌雄間、3)採取地域で差があることが明らかとなった。また、BLSOM解析で人に対して病原性を有すると考えられる種を含む細菌属(Rickettsia, Chlamydia, Francilella, Leptospira等)が検出された。今後、どのような病原体が含まれるのか種レベルまで同定する必要がある。
    また、ザンビア、マレーシアの動物血液ならびにマダニDNAを用いてQ熱病原体(Coxiella burnettii)の保有状況を調査した結果、高率に本病原体の遺伝子が検出できた。その他のマダニ媒介性病原体のスクリーニングでは、人獣共通感染症の病原体となる種は検出できていない。
    日本学術振興会, 基盤研究(A), 北海道大学, 23255016
  • 家畜・野生動物を感染源とする人アフリカトリパノソーマ症の実態調査と病原因子解明
    科学研究費助成事業
    2007年 - 2010年
    杉本 千尋; 梶野 喜一; 中村 一郎; 井上 昇; 渡邊 純一
    ザンビアでのヒトトリパノソーマ感染症の分子疫学調査を実施し、東部州で発生があることを突き止めて周辺地域での家畜、ツェツェバエでの原虫保有状況を調査した。その結果、高率にツェツェバエ(Glossina morsitans)が人に感染しうるTrypanosoma brucei rhodesienseを保有し、吸血源の分析からイボイノシシ、クドゥーが感染巣である可能性が示された。スーダンにおいてT.evansiがラクダで高率に保有されていることも明らかにできた。
    日本学術振興会, 基盤研究(A), 北海道大学, 19255015