吉澤 和徳 (ヨシザワ カズノリ)

北方生物圏フィールド科学センター教授

新潟県小千谷市出身
小千谷小,小千谷中,小千谷高卒
昆虫分類学,形態学,系統学

研究者基本情報

■ 学位
  • 博士(理学), 九州大学
  • 修士(比較社会文化), 九州大学
■ URL
researchmap URLホームページURL■ ID 各種
研究者番号
  • 10322843
J-Global ID■ 研究キーワード・分野
研究キーワード
  • 昆虫学 ・系統学・分類学
  • Evolution
  • Morphology
  • Taxonomy
  • Phylogenetics
  • Entomology
研究分野
  • ライフサイエンス, 多様性生物学、分類学
■ 担当教育組織

経歴

■ 経歴
経歴
  • 2026年04月 - 現在
    北海道大学, 北方生物圏フィールド科学センター 植物園, 教授
  • 2025年04月 - 現在
    北海道大学, 農学部, 教授
  • 2001年04月 - 現在
    北海道大学総合博物館, The Hokkaido University Museum, 研究員
  • 2009年09月 - 2025年03月
    北海道大学大学院農学研究院, Graduate School of Agriculture Research Faculty of Agriculture, 准教授
  • 2019年04月 - 2021年03月
    京都大学大学院, 理学研究科, 客員准教授
  • 2007年04月 - 2009年08月
    北海道大学大学院農学研究, 助教
  • 2000年08月 - 2007年03月
    北海道大学大学院農学研究科, 助手
  • 2003年11月 - 2004年10月
    University of Illinois, Illinois Natural History Survey, Visiting Faculty
  • 1999年04月 - 2000年08月
    九州大学, 日本学術振興会特別研究員 PD
  • 1996年04月 - 1999年03月
    日本学術振興会特別研究員 DC1(九州大学)
学歴
  • 1996年04月 - 1999年03月, 九州大学大学院, 比較社会文化研究科 博士課程, 日本国
  • 1994年04月 - 1996年03月, 九州大学大学院, 比較社会文化研究科 修士課程, 日本国
  • 1990年04月 - 1994年03月, 九州大学, 農学部, 日本国
委員歴
  • 2021年01月 - 現在
    Entomological Society of America, 編集委員
  • 2018年01月 - 現在
    Insect Systematics and Evolution, 編集委員, その他
  • 2010年01月 - 現在
    Gesellschaft für Biologische Systematik, 編集委員, 学協会
  • 2002年01月 - 現在
    Royal Entomological Society, London, 編集委員, 学協会
  • 2002年01月 - 現在
    日本昆虫学会, 日本産昆虫目録編集委員, 学協会
  • 2017年01月 - 2018年09月
    日本昆虫学会, 庶務担当理事, 学協会
  • 2016年01月 - 2017年12月
    日本昆虫学会, 英文誌 分野編集長(体系学,形態学), 学協会
  • 2014年01月 - 2015年12月
    日本昆虫学会, 英文誌 編集長, 学協会
  • 2006年01月 - 2007年12月
    日本昆虫学会, 庶務幹事, 学協会

研究活動情報

■ 受賞
  • 2025年09月, 日本昆虫学会, 論文賞
    Traumatic copulation and counterpart female traits are widespread in fritillary butterflies (Lepidoptera: Nymphalidae: Argynnini).
    Matoba, T., Kamimura, Y. & Yoshizawa, K.
  • 2017年09月, イグノーベル賞(生物学)
    Discovery of a female penis and male vagina in a cave insect
    吉澤 和徳, 受賞者:Yoshizawa, K., Ferreira, R.L., Kamimura, Y., Lienhard, C., 国内外の国際的学術賞
  • 2017年02月, 北海道大学, 研究総長賞(奨励賞)
    吉澤 和徳
  • 2016年02月, 北海道大学, 総長賞(奨励賞)
    吉澤 和徳
  • 2013年09月, 日本昆虫学会, 学会賞
    吉澤和徳;我妻睦美
■ 論文
■ その他活動・業績
■ 書籍等出版物
■ 主な担当授業
  • 農学フロンティア総論, 2024年, 修士課程, 農学院
  • 大学院共通授業科目(教育プログラム):博物館学, 2024年, 修士課程, 大学院共通科目
  • 多様性生物学研究法, 2024年, 修士課程, 理学院
  • 昆虫系統進化学特論, 2024年, 修士課程, 農学院
  • 生物生態・体系学特論Ⅰ, 2024年, 修士課程, 農学院
  • 大学院共通授業科目(一般科目):自然科学・応用科学, 2024年, 修士課程, 大学院共通科目
  • 生物学概論, 2024年, 学士課程, 農学部
  • 一般教育演習(フレッシュマンセミナー), 2024年, 学士課程, 全学教育
  • 環境と人間, 2024年, 学士課程, 全学教育
  • 生物資源科学実験Ⅰ, 2024年, 学士課程, 農学部
  • 生物学Ⅱ, 2024年, 学士課程, 全学教育
  • 昆虫体系学, 2024年, 学士課程, 農学部
  • 環境昆虫学概論, 2024年, 学士課程, 農学部
■ 所属学協会
  • 日本昆虫学会
  • 日本進化学会
■ 共同研究・競争的資金等の研究課題
  • 翅の獲得が昆虫にもたらした進化の制約とそこからの解放
    科学研究費助成事業
    2024年04月01日 - 2029年03月31日
    吉澤 和徳; 沓掛 展之
    日本学術振興会, 基盤研究(B), 北海道大学, 24K02080
  • 見過ごされてきた生活史形質:異翅亜目昆虫における卵塊・卵形状と親の保護の相関進化
    科学研究費助成事業
    2021年04月 - 2025年03月
    工藤 慎一; 吉澤 和徳; 大庭 伸也
    キンカメムシ科とツノカメムシ科を用いた予備的な比較分析の結果,保護の進化に伴って卵のアスペクト比が高くなる相関進化が検出された。すなわち,保護を行う種は,保護を行わない種に比べて細長い卵を生産する。次に楕円フーリエ記述子に対して主成分分析を行った結果, 第1主成分(以下PC1)と第2主成分(PC2)で卵形状における分散の大部分を説明できることが明らかとなった(累積寄与率=98.6%)。PC1とPC2を軸とする形態空間を構築したところ, 保護を行う種の凸包は, 保護を行わない種の凸包とは重ならなかった。つまり,アスペクト比解析で明らかになった細長い形状に加えて,卵の上部が鈍端な形であると解釈される領域に位置した。
    メス親が基質上に産み付けた卵塊を体で覆う姿勢で保護を行う種では,卵塊周辺部に対する捕食・寄生圧が高まることが明らかにされている(Eberhard 1975; Mappes & Kaitala 1994)。その結果,卵塊周辺部の卵に対する資源投資が減少し小型化する「卵サイズのクラッチ内変異」が生じていることが報告された(Mappes et al. 1997; Kudo 2001, 2006)。今年度得られた予備的な結果は,卵塊エリアを圧縮する方向に働く選択圧が,そのような卵サイズ変異だけでなく,卵形状の進化的変化にも関連していることを強く示唆している。すなわち,キンカメムシ科並びにツノカメムシ科において,メス親の防衛行動が細長い卵の進化を促したと考えられる。一方, 楕円フーリエ解析を用いた卵形状の定量化の結果, 保護を行う種の卵は上部がより鈍端な形であることが明らかとなったが,保護を行う種において, この卵の形状がどのような適応的意義をもつのか,現状では不明である。
    日本学術振興会, 基盤研究(C), 鳴門教育大学, 21K06335
  • 半翅系昆虫の全形態学:ゲノム系統の検証と新奇形質の進化プロセス解明
    科学研究費助成事業 基盤研究(B)
    2019年04月01日 - 2024年03月31日
    吉澤 和徳; 山田 量崇; 塘 忠顕
    引き続きコロナの制限はあったが,過去に蓄積したサンプルと,国内数カ所でのサンプリングで得られた試料を基に研究を進めた.
    チャタテムシの頭部形態,胸部形態,交尾器形態のマイクロCTによる解析は順調に進んでおり,このうちいくつか(チャタテムシの胸部筋肉相,チャタテムシの雌交尾器の相同性)は延長期間中に投稿にまで至っている.また,チャタテムシの頭部構造に関しては,ドイツのイェナ大学との共同研究として今年度スタートした.ほかにも,半翅系昆虫全体の胸部形態の解析,シラミの微細構造の解析が進行中である.
    アメリカとの半翅系昆虫のゲノム解析プロジェクトも順調に進んでおり,チャタテムシの大規模ゲノム系統論文と,チャタテムシのミトコンドリアゲノム解析の論文が,延長期間中に投稿に至っている.
    出版に至った成果は,アフリカの特異的な形態を示すチャタテムシの系統学と形態学,多様性を遂げたチャタテムシの一群の分類学と交尾器形態,シラミの形態と分類,原始的なチャタテムシの化石の新種記載と形態解析が挙げられる.本研究課題の書くとなる成果ではないが,原始的な直翅系昆虫の系統解析,形態解析,生物地理解析の成果も出版した.直翅系昆虫は本研究課題の遂行にあたって外群として用いる群であり,この成果も最終的な解析に大きく影響してくる.
    複数の国際学会での発表も予定していたが,いずれも中止または延期となったため,期間中にこれらを行うことはできなかった.
    日本学術振興会, 基盤研究(B), 北海道大学, 19H03278
  • 親の保護シンドロームの進化:ツノカメムシ類の系統種間比較による検討
    基盤研究(C)
    2016年04月 - 2019年03月
    工藤慎一
    親による子の保護と卵サイズやクラッチサイズなどの生活史形質の共進化は,古くから議論の続く問題である。メス親による子の保護が繰り返し進化した系統群であるツノカメムシ科を用いて,生活史形質間の進化的な関係を系統種間比較法により解析した。その結果,親の体サイズが繁殖投資に影響することが判明し,親の保護の進化は小卵・大クラッチの進化と相関するという,従来の理論の前提や予測に反する結果を得た。卵サイズとクラッチサイズにはトレードオフが認められたが,親の保護はこの関係に影響していなかった。形質の進化順序を検討したところ,卵サイズやクラッチサイズの変化が親による保護の進化に先んじて生じたと推定された。
    文部科学省, 基盤研究(C), 鳴門教育大学, 競争的資金, 16K07518
  • “雌”交尾器のペニス化をもたらした進化的背景の解明
    科学研究費補助金(基盤B)
    2015年04月 - 2019年03月
    吉澤 和徳
    交尾中,精子を受け取るために雄に挿入される雌ペニスの進化は,Sensitibillini 族内で独立に2回 (トリカヘチャタテと Afrotrogla) 生じたと考えられる.このことは,雌ペニスの進化という極めて稀な進化事象を促進する要素が本族に存在することを示す.栄養豊富な精液をめぐるメス間競争,貧栄養的な生息環 境,精子貯蔵器官の切り替えバルブの3点が,雌ペニスの進化を促進する要因として考えられた.また,雌上位の交尾姿勢,コイル状の長い精子輸送ダクト,雌ペ ニス進化前に存在した雌の微小突起とそれを受け入れる雄の構造の3点により,雌ペニス進化の制約が弱まったことも重要な要素として考えられた
    文部科学省, 基盤研究(B), 北海道大学, 研究代表者, 競争的資金, 15H04409
  • 第三紀周北極型分布を示すムツテンチャタテ属の大規模系統構築と生物地理解析
    科学研究費補助金(基盤研究(C))
    2012年04月 - 2016年03月
    吉澤 和徳
    東南アジア産のムツテンチャタテ属の分類学的研究を行い,9新種を期間中に記載した.また中国から記載されていた Cryptopsocus 属をムツテンチャタテ属のシノニムとした.
    ムツテンチャタテの系統解析により形態に基づいて推定された種群のほぼ全てが分子系統でも単系統と認められること,その一方でごく一部の種群において,交尾器形態の収斂や逆転現象が生じており,これにより誤った種群分類がなされていることを確認した.分岐年代推定,生物地理学的解析により,第三期にベーリング陸橋を通じた大陸間の移動分散,および寒冷期の分布の縮小が現在のムツテンチャタテの分布形成に大きく関与したことが明らかとなった.
    文部科学省, 基盤研究(C), 北海道大学, 研究代表者, 競争的資金, 24570093
  • ツノカメムシ科の高次系統と繁殖戦略の進化
    科学研究費助成事業
    2013年04月 - 2015年03月
    吉澤 和徳; TSAI Jing-Fu
    親による子の保護行動の進化の要因の解明は,進化生物学で最も興味深いテーマの一つとなっている.本研究では母親による卵や子の保護行動の研究の進んでいる半翅目ツノカメムシ科ツノカメムシ亜科昆虫を対象に以下の研究を行った.1)ツノカメムシ亜科の分子系統関係の解明,2)卵保護行動の進化パターンの解明,3)卵保護行動の進化要因.
    1)核 18S rDNA, Histone 3,ミトコンドリア 12S rDNA, 16S rDNA, COI 遺伝子を用い,ツノカメムシ亜科44種の系統関係を推定した.外群にはツノカメムシ科の他の亜科の8種を用いた.解像度の高い系統仮説が得られ,Acanthosoma 属が非単系統群であることなど新たな知見も得られた.
    2)1で得られた系統樹上に卵保護行動の有無を再構成した結果,保護行動が独立に少なくとも4回(亜科内3回,外群1回)進化していることが明らかとなった.亜科内での保護行動の単一起源の可能性は,尤度比検定により有意に却下された.
    3)卵保護行動を行わない種で,腹部にある特殊な器官からの分泌物を卵に塗り付ける行動が確認された.また,この分泌器官は,卵保護行動を行う種では,消失または退化していることも明らかになった.分泌器官の有無を系統樹上に再構成し,卵保護行動の有無の再構成結果と比較したところ,卵保護の進化と分泌器官の退化/消失は常に同じ系統枝で起こっており,両形質の進化は系統的に有意に相関していることが明らかとなった.分泌器官が消失した種で,行動情報が得られていない種が多数存在するが,それらの種においてもらん保護行動が生じている可能性は高い.
    日本学術振興会, 特別研究員奨励費, 北海道大学, 13F03075
  • アブラムシおよびその他昆虫における無性生殖種の進化的起源:交雑起源説の検証
    基盤研究 (B)
    2011年04月 - 2015年03月
    秋元信一
    エンドウヒゲナガアブラムシの無性生殖系統の起源に関してゲノムレベルの遺伝学研究を本年度も継続した。韓国で採集した個体について、核のelongation factor 1αの対立遺伝子をクローニングし、その配列を解析に加えた。解析の結果、交雑起源の無性生殖クローンが持つ2つの対立遺伝子のうち、一方の対立遺伝子と韓国の対立遺伝子が非常に近縁であることが明らかとなり、交雑個体の起源には大陸の集団が関与していることが示唆された。このことは、日本で繁殖している無性生殖クローンの起源はアジア大陸にあり、その起源がたいへんに古いことが示唆された。
    エンドウヒゲナガアブラムシの人為的交雑個体が産むオスについて詳細に調べたところ、いずれの掛け合わせでもオス生産時のX染色体の分離比がランダムであること、オスの翅形成には常染色体上の遺伝子がかかわっていること、さらに、X染色体がオス胚子の発育に関与していることが明らかになった。両方の戻し交雑クローン合計12系統について有性世代誘導実験を行った。その結果、いずれの系統も有性メスを産出し、オスについては全く産出できないものから正常なオスが 産まれるものまで、クローンによって異なった。卵子形成時には遺伝子の組み換えが起こるため、ハイブリッドの作る卵の染色体では組換えが起こっていると考えられるが、組換え自体は有性メス産生には影響がないと言える。
    シカハジラミの無性生殖の起源に関しては、新たに核遺伝子の7つの領域のプライマーを設計し、ミトコンドリアでの系統群間(Clade IaとClade IbとClade II)に変異があるかを調べた。しかし、2つの系統(Clade IとClade II)間の交雑の証拠は得られなかった。よって、シカハジラミの無性生殖では、交雑起源説は否定された。
    文部科学省, 基盤研究(B), 北海道大学, 競争的資金, 23370037
  • シカ寄生性シラミ2種をモデル系とした形態進化に関する研究
    科学研究費補助金(若手研究(B))
    2009年04月 - 2012年03月
    吉澤 和徳
    ・北海道でフィールドワークを行い,シカ寄生性シラミのサンプリングを行った.あわせて,各地の自治体,狩猟組合などとコンタクトをとり,シカ毛皮の収集を行った.前年度のサンプリングとあわせ,北海道,本州,四国,九州,対馬,屋久島,口永良部島のシカとシラミの両サンプルを収集した.さらに海外の研究者の協力も得て,台湾のシカハジラミのサンプルと,外群となるニホンジカ以外のシカ寄生性のシラミを得ることができた.・前年度デザインしたCOIプライマーを用いて,シカとシカハジラミの系統関係を推定した.なお,シカとシカハジラミで完全に相同な領域を解析対象として選んだ.また,シカのサンプルは,実際にシラミが採集された個体となっていることから,ホスト-パラサイトの関係は完全に一対一で対応させることができた.解析の結果,シカは南北大きく二つのグループに分けられた.シカハジラミは大きく三つのグループに分けられた.シカとシカハジラミの系統関係は完全には一致しなかったが,統計的には有意な共進化関係が見られることが明らかとなった.また,シカハジラミの塩基置換速度は,シカのそれと比べ約6倍速いことも明らかとなった.これらの結果は,日本応用動物昆虫学会・日本昆虫学会共催支部大会において発表した.・本研究の過程で得られたデータの一部を用いて,シラミ目の高次系統関係の推定を行った.研究成果は,Molecular Phy...
    文部科学省, 若手研究(B), 北海道大学, 研究代表者, 競争的資金, 21770083
  • 半翅系昆虫における特異的な分子進化のパターンとプロセスの解明
    科学研究費補助金(若手研究(B))
    2006年04月 - 2009年03月
    吉澤 和徳
    (1)シラミ,チャタテムシの詳細な高次系統関係を推定した(2)シラミとコナチャタテにおいて,塩基置換速度の加速,塩基含有量の変化,リボソームRNA二次構造の変化と言った特異的な進化現象が,互いに相関して起こっていることを明らかにした(3)シカハジラミのミトコンドリアゲノムが,複数の微小環から構成されていることを明らかにした(4)特異的な進化傾向によって,遺伝子情報のアライメントが困難となるが,このような領域の解析に広く使われている方法論である直接最適化法に重大な問題点が存在することを明らかにした(5)ジュズヒゲムシの特異的な分子進化傾向を明らかにするとともに,このことによって塩基配列データがこの昆虫の高次系統推定に当たって有用な情報をもたらさないことを明らかにした.
    文部科学省, 若手研究(B), 北海道大学, 研究代表者, 競争的資金, 18770058
  • 半翅系昆虫の高次系統関係と穿孔―吸汁式口器の進化系列の解明
    科学研究費補助金(若手研究(B))
    2003年04月 - 2006年03月
    吉澤 和徳
    国内各地およびマレーシアにおいて,研究に用いる半翅系昆虫のサンプリングを行った.これらのフィールドワークにより,分子系統解析に必要なサンプルの収集はほぼ完了した.チャタテムシ目の頭部の形態学的研究を行い,頭盾および小顎において相同性の解釈の誤りを見いだした・これらの形質は,穿孔-吸汁式口器の進化のキーとなる形質であり,今後この研究結果に基づき,半翅目および総翅目の頭部の形態学的再検討を行う予定である.特に,小顎は半翅目+総翅目の単系統性を支持する形質でもあるため,発生過程も含めた綿密な調査を行う.分子系統解析に用いるDNAマーカーの探索を行った.ミトコンドリアの12S,16SrDNAと,核の18SrDNA, Histone3,Winglessが,進化速度が遅く,かつ幅広い分類群において比較的容易に増幅できる事から,高次系統関係の探索に有効なDNAマーカーの候補として挙げられた.これらの領域を増幅するためのPCRプライマーの設計は完了し,半翅系昆虫の幅広いサンプリングに基づく予備実験では,良好な結果が得られている.また,ミトコンドリア領域の塩基配列情報に基づき,チャタテムシ目及びシラミ目の分子系統解析を行った.この結果,チャタテムシ目が側系統群である事が明らかとなるとともに,シラミ目のミトコンドリアゲノムに,他の昆虫には見られない特異な進化傾向が見られる事も明らかとなった.現在...
    文部科学省, 若手研究(B), 北海道大学, 研究代表者, 競争的資金, 15770052
  • 鳥類および哺乳類の外部寄生昆虫であるシラミ目の起源と系統進化に関する研究
    科学研究費補助金(奨励研究(A), 若手研究(B))
    2001年04月 - 2003年03月
    吉澤 和徳
    1.塩基配列情報に基づくチャタテムシおよびシラミの系統解析昨年度および本年度収集したDNA解析用の約50サンプルからDNAを抽出し,ミトコンドリアの12Sおよび16SrDNAをPCR法を用いて増幅し,これに基づき系統解析を行った.最節約法,近隣結合法,最尤法いずれの方法を用いても,シラミ目の姉妹群がチャタテムシ目コナチャタテ科である事を強く支持する結果が得られた.さらに,シラミとコナチャタテのミトコンドリアゲノムが,置換速度,二次構造,GC含有量において,他の昆虫のミトコンドリアには見られない特異な進化傾向を持つ事を明らかにした.これらの結果は,アメリカIllinois Natural History SurveyのKevin P. Johnson博士との共著論文としてMolecular Phylogenetics and Evolution誌に投稿中である.2.シラミの分類学的再検討日本産フクロウハジラミ属を,上記サンプルおよび九州大学から借用した内田コレクションに基づき分類学的に再検討した.その結果,多くの同定ミスと未記載種の存在を明らかにした.さらに,フクロウハジラミ属が,寄主-寄生者の関係において,多くのハジラミ類に見られるような一対一の関係が見られず,さらには亜科を越えるような非寄主特異性が存在する事を明らかにした.これらの結果は,宮城教育大学の溝田浩二氏と共同で,...
    文部科学省, 奨励研究(A), 若手研究(B), 北海道大学, 研究代表者, 競争的資金, 13740486
  • 準新翅類(半翅系昆虫)の高次分類群の系統解析と形態進化系列の解明
    科学研究費助成事業 特別研究員奨励費
    1999年 - 2000年
    吉澤 和徳
    日本学術振興会, 特別研究員奨励費, 九州大学, 99J02978
  • チャタテムシ目の系統分類学的研究
    科学研究費助成事業 特別研究員奨励費
    1998年 - 1998年
    吉澤 和徳
    日本学術振興会, 特別研究員奨励費, 九州大学, 96J00762