菅沼 学史 (スガヌマ サトシ)

触媒科学研究所 触媒反応研究部門准教授

研究者基本情報

■ 学位
  • 博士(理学), 東京工業大学
■ URL
researchmap URLホームページURL■ ID 各種
J-Global ID■ 研究キーワード・分野
研究キーワード
  • バイオマス変換
  • ゼオライト
  • 固体触媒
  • 固体酸塩基触媒
研究分野
  • ナノテク・材料, 無機材料、物性
  • ナノテク・材料, グリーンサステイナブルケミストリー、環境化学
  • ものづくり技術(機械・電気電子・化学工学), 触媒プロセス、資源化学プロセス
■ 担当教育組織

経歴

■ 経歴
経歴
  • 2023年04月 - 現在
    北海道大学, 触媒科学研究所 触媒反応研究部門, 准教授
  • 2021年01月 - 2023年03月
    鳥取大学, 大学院持続性社会創生科学研究科応用化学分野, 准教授
  • 2018年04月 - 2020年12月
    鳥取大学, 大学院持続性社会創生科学研究科応用化学分野, 講師
  • 2014年03月 - 2018年03月
    鳥取大学, 工学部附属GSC研究センター, 助教
  • 2012年04月 - 2014年02月
    株式会社キャタラー
  • 2010年04月 - 2012年03月
    日本学振興会, 特別研究員(DC2)

研究活動情報

■ 受賞
  • 2022年05月, 石油学会, 石油学会奨励賞(学術部門)出光興産賞
    実油中の多環芳香族類選択的転換のための固体酸触媒および関連技術の開発
■ 論文
■ その他活動・業績
■ 講演・口頭発表等
  • Selective hydrogenation of amino acid into amino alcohol using Pt-MoOx/Al2O3
    Satoshi Suganuma; Chinami Kaku; Kiyotaka Nakajima; Etsushi Tsuji; Naonobu Katada
    1st Catalytic Biorefinery International Conference, 2025年02月07日
  • 石油資源の有効利用率向上のための多環芳香族類選択的転換
    菅沼学史
    第27回反好会講演会, 2024年09月10日, 口頭発表(招待・特別)
    [招待講演]
  • Selective conversion of polycyclic aromatic hydrocarbons in petroleum
    Satoshi Suganuma
    第53回石油・石油化学討論会, 2023年10月, 口頭発表(招待・特別)
    [招待講演]
  • アミノ酸の水素化による含窒素化学品の原料合成
    菅沼学史
    第449回触媒科学研究所コロキウム, 北海道大学, 2023年06月02日, 口頭発表(招待・特別)
    [招待講演]
  • Selective hydrogenation of amino acids
    Satoshi Suganuma
    1st Japan-China Symposium on Catalysis, 2021年10月, 口頭発表(招待・特別)
    [招待講演]
  • バイオマス資源由来のアミノ酸から化成品原料の合成
    菅沼学史
    第20回バイオマス変換触媒セミナー 『多様化するバイオマス資源の利活用技術』,主催:一般社団法人触媒学会(バイオマス変換触 媒研究会), 2019年12月, 口頭発表(招待・特別)
    [招待講演]
  • 高圧水素条件における担持Ru触媒によるグルタミン酸から2-ピロリドンのワンポット合成反 応
    菅沼学史
    第34回若手化学者のための化学道場,主催:公益社団法人 有機合成化学協会, 2018年09月, 口頭発表(招待・特別)
    [招待講演]
  • MFIゼオライトとV系複合酸化物を利用した グリセロール脱水酸化反応
    菅沼学史
    2017年日本化学会 中国四国支部大会 鳥取大会, 2017年11月, 口頭発表(招待・特別)
    [招待講演]
  • 固体触媒によるバイオマスの有用化学資源化
    菅沼学史
    平成26年度日本化学会東北支部講演会 ~若手 研究者による環境低負荷型材料の開発~, 2014年12月, 口頭発表(招待・特別)
    [招待講演]
■ 主な担当授業
  • 大学院共通授業科目(一般科目):自然科学・応用科学, 2024年, 修士課程, 大学院共通科目
  • 応用化学特別講義, 2024年, 修士課程, 総合化学院
  • 環境物質科学基礎論Ⅰ, 2024年, 修士課程, 環境科学院
  • 環境触媒化学特論Ⅰ, 2024年, 修士課程, 環境科学院
  • 先端総合化学特論Ⅱ, 2024年, 博士後期課程, 総合化学院
■ 所属学協会
  • 日本化学会
  • 石油学会
  • ゼオライト学会
  • 触媒学会
■ 共同研究・競争的資金等の研究課題
  • 糖類の分解・再結合による化学品合成法の開拓
    科学研究費助成事業
    2024年04月01日 - 2027年03月31日
    菅沼 学史
    日本学術振興会, 基盤研究(C), 北海道大学, 24K08155
  • 結晶性複合酸化物の量子ナノ構造体を基軸とした人工光合成助触媒の創製
    科学研究費助成事業
    2022年04月01日 - 2026年03月31日
    辻 悦司; 片田 直伸; 菅沼 学史
    2022年度、マンガンやコバルトなどの遷移金属元素を含むスピネル型複合酸化物について、光触媒である酸化ガリウム上でのナノ形態制御を行ったところ数原子層~5 nm程度の膜厚の量子薄膜が得られた。今年度はこれらを用いて水溶液中での二酸化炭素光還元反応を行ったが、二酸化炭素還元活性は低かった。そこで当初想定いていたスピネル型構造のみならず、二酸化炭素還元活性が報告されている銅やスズをベースとした結晶性酸化物についてまずは二酸化炭素還元活性を評価したのち、ナノ構造制御を進めることとした。
    酸化銅(Ⅱ)を光触媒である酸化ガリウム上にさまざまな方法で担持した。二酸化炭素光還元反応では、光による電子の励起過程と励起した電子による二酸化炭素の還元過程が両方とも機能しなければ活性を示さないため、まずは後者を評価するために電極触媒活性を評価した。酸化ガリウムのみでは活性が低く、また水溶液中では水の還元による水素生成が優先的に起こるため二酸化炭素還元の選択率は低かったが、酸化銅と酸化ガリウムを複合化すると酸化銅(Ⅱ)単独に比べ活性が3倍以上に向上し、一酸化炭素の生成量が大幅に向上することを見出した。
    一方、スズを含む酸化物として酸化スズ(Ⅱ)、酸化スズ(Ⅳ)、水酸化酸化スズを合成し、水溶液中での二酸化炭素還元反応を行ったところ水溶液中にもかかわらず二酸化炭素還元反応の選択率が80%以上となり、特に水酸化酸化スズでは90%を超えた。またいずれの試料も二酸化炭素還元時にそのほとんどが金属スズへと還元された。電気メッキで電析した金属スズ薄膜では、二酸化炭素還元反応の選択率は55%程度であったことから、反応前のスズの状態がその活性、選択性に大きく影響することを明らかにした。
    日本学術振興会, 基盤研究(B), 鳥取大学, 23K23437
  • 結晶性複合酸化物の量子ナノ構造体を基軸とした人工光合成助触媒の創製
    科学研究費助成事業
    2022年04月01日 - 2026年03月31日
    辻 悦司; 片田 直伸; 菅沼 学史
    日本学術振興会, 基盤研究(B), 鳥取大学, 22H02169
  • アクセシビリティーの高い強ブレンステッド酸性固体触媒の開発と応用
    科学研究費助成事業
    2021年04月01日 - 2026年03月31日
    片田 直伸; 窪田 好浩; 辻 悦司; 菅沼 学史
    YFI(YNU-5)型ゼオライトについては脱Al後にメチルナフタレン環のメチル化・トランスメチル化挙動を幅広く解析した.嵩高い2-メチルナフタレンのみを原料とする反応では異性化が進行し,触媒劣化が遅く,大細孔からアクセス可能な強ブレンステッド酸点によってトランスメチル化が速やかに進行し,そのような場合には劣化が起きにくいことが実証された.大細孔はあるがその中に強ブレンステッド酸点を持たないMOR(モルデナイト)型ゼオライトでは劣化が速かった.またYFIで小さなメタノールも原料として加えるとメチル化・トランスメチル化の両方が進行したが,両反応とも速やかな速度低下を示し,小さな分子が小細孔に入って副反応を起こし強ブレンステッド酸点を被覆することが示唆され,析出物やミクロ細孔特性の解析から裏付けられた.
    YFIゼオライトのシリカ被覆では,ここまで書いたように触媒劣化が顕著であり,また被覆によって活性の低下が激しいものの,2-メチルナフタレンとメタノールから2,6-および2,7-ジメチルナフタレンのみを選択的に生成することができた.
    シリカ塩基処理MFI(YNU-5)型ゼオライトにおいては塩基処理の程度を増すと,まず①外表面酸点が増加し,つぎに②外表面積が増加し,最後に③Al濃度が増す3段階の変化がそれぞれ起きることがわかった.ポリプロピレン分解活性は②と対応しており,ポリプロピレンがその一端をミクロ細孔に侵入させて反応していることが明らかとなった.既に嵩高い分子形状を持つ溶媒を使うと形状選択的にポリオレフィンだけを分解できることを示しているが,機構が明らかとなった.
    前年までに,開いた空間に突き出た強ブレンステッド酸点のCo種にベンゼンが強く吸着するため,メタンによるベンゼンのメチル化反応が進行することをおおよそ明らかにしていたが,今年度出版した.他に多数の学会・論文発表を行った.
    日本学術振興会, 基盤研究(B), 鳥取大学, 23K21059
  • アクセシビリティーの高い強ブレンステッド酸性固体触媒の開発と応用
    科学研究費助成事業
    2021年04月01日 - 2026年03月31日
    片田 直伸; 窪田 好浩; 辻 悦司; 菅沼 学史
    未利用資源の有効利用などのため,大細孔強ブレンステッド酸性の触媒が求められる.YFI (YNU-5)型ゼオライトの酸性質をアンモニアIRMS-TPD法および量子化学計算で解析し,強ブレンステッド酸点が狭いisolated 8-ring (以後i8r)に存在することと,広い12-12-8-ring system (以後12rS)側の分子と反応する機構がわかった.
    簡便で大スケールの合成法を確立した.厳しい条件での酸処理により12rS側から脱Alが起き,Si-migrationが促進され,(水)熱安定性が向上し,i8rの強ブレンステッド酸点を残し,強度を保ったままブレンステッド酸点濃度を調節できることがわかった.DTO反応において高度脱Al体(Si/Al = 287)では,反応初期にまずi8r由来酸点がまず失活し,その後は12rSで主に反応が進行することが示唆された.
    脱Al YFIゼオライトは,大細孔強ブレンステッド酸性の触媒が求められるナフタレン・2-メチルナフタレンのメタノールによるメチル化,2-メチルナフタレンの異性化,ポリプロピレンの分解に活性を示し,2-メチルナフタレンの不均化には不活性であった.ピログルタミン酸の水素化に対するRu触媒には大細孔強ブレンステッド酸性の担体が求められ,YFIゼオライトは高活性をもたらした.ナフタレン類のメタノールによるメチル化では劣化が速く,i8rにメタノールだけが入って重合したためと推測される.
    以上,欠点はあるものの,YFIゼオライトが未利用資源の有効利用に資する大細孔強ブレンステッド酸性の触媒・担体として機能することがわかった.
    劣化を抑制するため,i8rを選択的に塞いだのちにH+を復活させることを意図し,Agイオン交換-還元を試みたところ,i8rに選択的にAgが位置する兆候を得た.
    日本学術振興会, 基盤研究(B), 鳥取大学, 21H01717
  • アミノ酸からポリアミド・ポリエステルを製造するための固体触媒システムの開発
    官民による若手研究者発掘支援事業
    2022年10月 - 2023年09月
    NEDO, 北海道大学
  • 超微粒子化による多元系遷移金属酸化物の物性変化と可視光応答型光触媒への展開
    科学研究費助成事業 基盤研究(C)
    2018年04月01日 - 2021年03月31日
    辻 悦司; 菅沼 学史
    昨年度までに得られた知見をもとに、新たに酸素発生触媒として知られているスピネル型NiCo2O4の超微粒子化を検討した。2 nm程度の逆ミセル内でスピネル型NiCo2O4前駆体を合成し、これを両性酸化物である酸化亜鉛に担持した。その後、大気中で焼成したところ、酸化亜鉛上に数 nmのスピネル型NiCo2O4超微粒子が得られた。これを濃アルカリ水溶液中で加熱撹拌を行った結果、両性酸化物である酸化亜鉛担体のみが溶解しスピネル型構造を維持した数nmのNiCo2O4超微粒子を単離することに成功した。またTEM-EDSによる化学組成分析により、Ni:Co = 1:2と目的組成で合成されていることがわかった。
    こうして得られたスピネル型NiCo2O4超微粒子の光学物性を評価した。バルク状NiCo2O4が近赤外~紫外領域の光を吸収するのに対し、数nmのスピネル型NiCo2O4超微粒子は吸収端が短波長シフトし、600 nm以下の可視~紫外領域を吸収した。このようにバルクとは異なる可視光領域での光吸収が見られた。
    次に表面積の異なる酸化亜鉛担体を合成し、これらを用いてスピネル型NiCo2O4超微粒子を合成した。酸化亜鉛担体の表面積が大きいほどNiCo2O4超微粒子の粒子径が減少し、担体の表面積を制御することで、結晶構造や化学組成を変化することなくNiCo2O4超微粒子の粒子径のみが変化することがわかった。また粒子径の減少に伴い、吸収光の波長が短波長シフトすることも見出した。
    このように合成したスピネル型NiCo2O4超微粒子の酸素発生触媒活性を評価した。液相ゲル化法で合成した数十nmのスピネル型NiCo2O4微粒子よりも優れた触媒活性を示し、超微粒子化による高活性化を達成した。
    日本学術振興会, 基盤研究(C), 鳥取大学, 18K05275
  • 固体触媒を用いたグルタミン酸から2-ピロリドンへのワンポット高効率変換
    科学研究費助成事業 若手研究
    2018年04月01日 - 2021年03月31日
    菅沼 学史
    前年度の実績としてグルタミン酸から2-ピロリドンを合成することを見出し,収率60%を示した.この反応に対してアルミナにルテニウムを担持させた触媒の活性が高かった.今年度さらなる活性の向上を目指して担体の検討を行った.種々の担体を比較した中で塩基性担体では中間体のピログルタミノール収率が高かったが,酸性担体の中でもゼオライト担体の場合に2-ピロリドン収率が向上した.特に,MFIゼオライトにルテニウムを担持させた触媒が既報のアルミナ担体よりも金属当たりの活性が著しく高かった.この触媒調製での含浸担持で溶液のpHが高い場合に触媒反応中に金属がリーチングするが,低い場合にはリーチングせず安定した活性を示した.MFIゼオライトはゼオライトの中でも酸強度が強いため,イオン交換サイトの電子親和力が強いと考えられる.そのためMFIゼオライト上のルテニウムは正電荷を帯びた状態を形成する.グルタミン酸から2-ピロリドンの合成反応過程ではピログルタミノールの脱水素,脱カルボニルが進行するが,脱カルボニルにより一酸化炭素が生成し活性点を被毒する.しかし,ルテニウムは一酸化炭素の水素化活性が高いため全体の反応速度が速い.特に正電荷を帯びた状態が高い反応速度を示すことから,MFIゼオライト上のルテニウムは特に活性が高いと推察される.しかし,MFIゼオライトの細孔径は酸素10員環で狭いため,ピログルタミン酸の細孔内での拡散速度は遅いと考えられる.現在,MFIゼオライトと同程度の強さの酸強度をもち,大きな細孔をもつ酸素12員環をもつゼオライトを担体に用いる触媒の活性を評価している.
    日本学術振興会, 若手研究, 鳥取大学, 研究代表者, 競争的資金, 18K14261
  • 重質油のスマート変換のための脱アルキル化プロセスの開発
    科学研究費助成事業 基盤研究(B)
    2016年04月01日 - 2021年03月31日
    片田 直伸; 辻 悦司; 菅沼 学史
    今年度の計画の4項目について記す.
    (1) 原料油からの塩基性化合物除去:アモルファスシリカアルミナを吸着剤として,実油中の塩基性化合物を吸着除去する速度を支配する要因(複数)を明らかにし,その影響を定量化する速度式を確立した.これによってプロセス設計が可能となった.
    (2) 触媒劣化対策:シリカモノレイヤー触媒は実油の反応でも劣化が遅く,さらに反応温度を723 Kとすると高分子アルカンによる劣化を避けられることを実証した.
    (3) シリカモノレイヤー触媒の優位性,実用性:目的反応(アルキル多環芳香族の脱アルキル化)には細孔径,副反応(アルカン分解)にはブレンステッド酸強度の影響が大きいことがわかった.シリカモノレイヤーは活性・選択性が高く,かつ有用なアルキル単環芳香族は脱アルキル化しなかった.これらは大きな細孔と比較的弱いブレンステッド酸点のためであった.ゼオライトなどは副反応の活性が高く,これは小さな細孔内の強いブレンステッド酸点のためであった.シリカモノレイヤー上でも短いアルキル基を持つ多環芳香族は残ったが,後の極性分離工程に悪影響はない.シリカモノレイヤーの細孔特性は担体のアルミナを引き継いでおり,細孔直径<10 nmのアルミナを用いると活性・選択性が低下するが,それ以上では安定しており,製造しやすい触媒であることが示された.このように詳細にわたってシリカモノレイヤー触媒の優位性,実用性が示された.
    (4) 多環芳香族から単環芳香族への反応:アルミナ担持Mo種がナフタレンからテトラリンへ反応に高い活性を示し,MoO3モノレイヤーが活性種とわかった.担持量を制御したMo/*BEAゼオライトがテトラリンからベンゼン誘導体への反応を選択的に促進し,これは細孔が充分大きくブレンステッド酸点がMo近傍に存在するためとわかった.このように触媒の選定,製造に必要な情報を揃えた.
    日本学術振興会, 基盤研究(B), 鳥取大学, 競争的資金, 16H04568
  • 減圧軽油(VGO)の革新的変換プロセスの開発
    「石油精製高付加価値化等技術開発事業」における革新的石油精製技術のシー ズ発掘
    2019年04月 - 2020年03月
    経済産業省, 石油エネルギー技術センター
  • 力を加えると作用する固体酸触媒構造体の創製
    科学研究費助成事業 挑戦的萌芽研究
    2016年04月01日 - 2019年03月31日
    片田 直伸; 辻 悦司; 菅沼 学史
    量子化学計算から,SiOAlの両端からの圧縮によって負電荷を受容する能力が高まること,他方,SiOAlを直線に近づける捻りによってO-対カチオンの共有結合が弱まることがわかった.触媒反応の活性化エンタルピーにアンモニア吸着熱の違いが反映され,活性化エントロピーとの関係から反応速度がどのように決まっているかが明らかとなった.
    アルミニウム基板のリン酸水溶液中高電圧下でのアノード酸化およびポアワイドニングによって制御されたマクロ細孔を有するアルミナ皮膜を得た.マクロ細孔の大きさ・深さとゼオライト前駆体の進入の様子との関係から,概ね全ての細孔にMFIゼオライト前駆体が充填された構造体を得た.
    日本学術振興会, 挑戦的萌芽研究, 鳥取大学, 競争的資金, 16K14093
  • バイオマス選択的溶解性イオン液体によるサスティナブル材料科学の創成
    科学研究費助成事業 基盤研究(A)
    2014年04月01日 - 2019年03月31日
    伊藤 敏幸; 菅沼 学史; 深谷 幸信
    セルロース,リグニンを溶解するイオン液体としてアミノ酸やアセタートを対アニオンとするイオン液体をデザインし,リジンアニオン([Lys])と1-メチル-1-メトキシエチルピロリジニウムカチオン([P1ME])と組合わせたイオン液体[P1ME][Lys]はセルロースとリグニンを共によく溶かし,一方,アセタートアニオンと[P1ME]を組合わせた [P1ME][OAc]はセルロースを非常に良く溶解することを見いだした.ついで,[P1ME][OAc]にセルロースを溶解し,ビニルエステルや2,2,2-トリフルオロエチルエステルを作用させると強酸や塩基触媒不要のセルロースの効率的アシル化が実現した.
    日本学術振興会, 基盤研究(A), 鳥取大学, 競争的資金, 26241030
  • グリセロールから有用化学資源の環境低負荷型合成
    科学研究費助成事業 若手研究(B)
    2016年04月01日 - 2018年03月31日
    菅沼 学史
    ヘキサゴナルタングステンブロンズ構造のW-V-O上をMFIゼオライトの微粒子で覆った二機能性触媒のMFI/W-V-Oの調製に成功した.この触媒はグリセロール脱水酸化反応を進行させアクリル酸を生成した.反応ではグリセロールがMFIゼオライトのブレンステッド酸点上で脱水された後,W-V-Oの酸化活性点上でアクロレインがアクリル酸へ酸化された.
    日本学術振興会, 若手研究(B), 鳥取大学, 研究代表者, 競争的資金, 16K18291
  • 減圧軽油(VGO)の多面的高度利用プロセスの開発
    「石油精製高付加価値化等技術開発事業」における革新的石油精製技術のシー ズ発掘
    2016年04月
    菅沼学史
    石油エネルギー技術センター, 研究代表者, 競争的資金
  • グリセロールからアクリル酸のワンポット合成
    科学研究費助成事業 研究活動スタート支援
    2014年08月29日 - 2016年03月31日
    菅沼 学史
    バイオマス資源の利用で副生するグリセロールの有用資源化を目指して研究を行った.まず,様々な固体酸を用いてアクロレインへ変換する脱水反応を行い,触媒活性に与える酸性質の影響を明らかにした.また,アクリル酸まで一段で合成する脱水酸化反応の検討も行った.触媒はアクロレインを選択的に生成可能であるZSM-5を担体に用いて酸化活性種にMo-V-Oを担持して調製した.異なるSiO2/Al2O3比のZSM-5とMo-V-Oの担持量を検討することでアクリル酸を生成する触媒を見出した.
    日本学術振興会, 研究活動スタート支援, 鳥取大学, 26889041
  • グリセロールからアクリル酸のワンポット合成
    研究活動スタート支援
    2014年10月 - 2016年03月
    菅沼学史
    日本学術振興会, 研究代表者, 競争的資金
  • メソポーラスカーボンを担体にした触媒材料の開発
    科学研究費助成事業 特別研究員奨励費
    2010年 - 2011年
    菅沼 学史
    当該年度では柔軟な骨格をもつ高活性なカーボン固体酸の合成と水中で機能するルイス酸触媒の構築に成功した.これまでの知見では,カーボン固体酸の高い触媒活性は高密度のスルホ基と反応基質を取り込んでスルホ基へ効率よくアクセスさせる柔軟なカーボン骨格に由来することを見出した.本研究では,ポリ塩化ビニルを炭化・スルホ化して得られるカーボン固体酸がより柔軟かつスルホ基を高密度に固定したカーボン骨格を有し,セロビオース加水分解反応において既報のカーボン固体酸の約3倍の高い活性を示した.高活性な固体酸創出は,硫酸代替触媒として従来の化学工業プロセスの環境負荷低減に寄与するキーテクノロジーであり,本研究の成果はそれを推進する上で重要な第一歩である.また,カーボン固体酸の活性向上を図る具体的な方法を確立する基礎検討の側面を含んでおり,学術的側面からも重要な知見である.
    分子触媒を固定化したカーボン材料の開発はメソポーラスカーボンに導入したスルホ基を足場とする方法を試みた.当初の研究計画に従いカーボンにルイス酸触媒を固定化し酸化触媒として応用したが,均一系錯体触媒と比較して十分な触媒性能を示さずカーボン骨格が分解する結果となった.そこで,固体表面に存在する欠損サイトをベースに分子触媒と類似の機能を創出させることを検討した.様々な遷移金属酸化物の表面酸性質を検討したところ,V族遷移金属酸化物(Ta_2O_5,Nb_2O_5)が水中でも働く特異的なルイス酸触媒特性を示すことがわかった.本触媒の触媒性能を必須化学品の一つである乳酸の合成反応で評価したところ,従来の錯体触媒を上回る高い活性・選択性を示すことを見出した.系統的な検討までは到達していないが,これまで報告例がない固体の水中機能ルイス酸の触媒特性および発現機構の解明は学術面・工業面でも重要な知見を与えると期待できる.
    日本学術振興会, 特別研究員奨励費, 東京工業大学, 10J04153
■ 産業財産権
  • プロリノールの製造方法,複合金属化合物およびその製造方法
    特許権, 菅沼学史; 加来知奈実; 辻悦司; 片田直伸, 国立大学法人鳥取大学
    特願 JP2020-087788, 2020年05月20日
  • MWW型ゼオライト及びその製造方法、並びにクラッキング触媒
    特許権, 上村佳大; 遠藤明; 山崎康夫; 片田直伸; 菅沼学史; 窪田好浩; 稲垣怜史, 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 三井金属鉱業株式会社, 国立大学法人鳥取大学, 国立大学法人横浜国立大学
    特願JP2019-099458A, 2017年11月28日
    2019年06月24日
  • 金属置換ベータ型ゼオライト及びその製造方法
    特許権, 窪田好浩; 稲垣怜史; 片田直伸; 菅沼学史; 山崎康夫; 古川孝裕, ユニゼオ株式会社, 三井金属鉱業株式会社, 国立大学法人鳥取大学, 国立大学法人横浜国立大学
    特願JP2017-206108, 2017年10月25日
  • 金属酸化物含有複合体およびその製造方法、ならびにそれを用いた二酸化炭素還元方法
    特許権, 辻悦司; 藤田悠平; 松本直也; 菅沼学史; 片田直伸
    特願2019-140759
  • 金属含有ゼオライト複合体、およびその触媒、ならびに2-ピロリドンの製造方法
    特許権, 菅沼学史; 片田直伸; 辻悦司; 大谷明央; 金田玲奈
    特願2020-016783
  • エチル化反応用Pb含有ゼオライト触媒
    特許権, 片田直伸; 辻悦司; 菅沼学史; 谷崎翔; 中村浩史郎
    特願2019-154783
  • 排気ガス浄化用触媒
    特許権, 山下嘉典; 菅沼学史; 青野紀彦
    特願2013-181448
  • 芳香族転換用触媒及び芳香族炭化水素の製造方法
    特許権, 荒木泰博; 中村浩史郞; 奥田章仁; 菅沼学史; 片田直伸
    特願JP2017-6875A
  • アルキル基を有さない多環芳香族とアルカンの製造方法
    特許権, 松岡卓; 竹田一貴; 川口侑亮; 菅沼学史; 片田直伸
    特願JP2017-43570A
  • アルキル基含有芳香族炭化水素の製造方法及びアルキル化反応用触媒
    特許権, 奥田章仁; 太田清貴; 菅沼学史; 片田直伸; 荒木泰博
    特願JP2017-141195A