SEARCH
検索詳細DATSENKO IHOR (ダツエンコ イーホル)
| スラブ・ユーラシア研究センター | 特任助教 |
研究者基本情報
■ 通称等の別名■ 学位
■ URL
researchmap URLホームページURL■ ID 各種
J-Global ID■ 研究キーワード・分野
研究分野
研究活動情報
■ 論文- 言語の禁止に抗して:二つの帝国下におけるウクライナ文化人の連携
ウクライナ文化の挑戦:激動の時代を越えて(赤尾光春・原田義也 編), 2025年12月09日
論文集(書籍)内論文, ウクライナ民族的アイデンティティの形成は、ウクライナ語の歴史的発展と不可分に結びついている。18世紀末から第一次世界大戦まで、ウクライナはロシア帝国とハプスブルク帝国の間で分断され、独立国家を持たない状況に置かれた。この政治的分断は文化的停滞とエリート層のアイデンティティ危機をもたらした。19世紀後半、ロシア帝国ではヴァリュエフ通達およびエムス勅令によってウクライナ語の使用が厳しく制限された。一方、ハプスブルク帝国下のガリツィアでは民族運動と学術活動が発展し、公共・学術・政治組織の設立を通じて、ウクライナ語の正統性が主張された。その過程で、東西ウクライナに共通する標準語形成の基盤が築かれ、言語が民族的統合の核心的要素として位置づけられた。 - 17-18世紀のウクライナ語における名詞および形容詞の派生語形のアクセント法(クリメンチイ・ジノヴィイヴの詩に基づいて)
文献学雑誌, 10, 2, 63, 75, 2017年10月, [査読有り]
ウクライナ語, 研究論文(学術雑誌) - ウクライナ語を愛でることはロシア語を護ること : ウクライナにおけるバイリンガリズムの問題に寄せて
イーホル ダツェンコ
神戸学院経済学論集, 47, 1・2, 109, 117, 2015年09月, [査読有り]
日本語
- Hanna Dydyk-Meush, ed., Movoznavča komisija NTŠ. Z istoriji ljudej ta idej [The Linguistic Commission of the Shevchenko Scientific Society: A History of People and Ideas] (Lviv: Vydavnyctvo Lʹvivsʹkoji politexniky, 2023), 918 pp.
Acta Slavica Iaponica, 47, 1, 219, 220, 2026年09月
英語, 書評論文,書評,文献紹介等 - イヴァン・アルメス、オレフ・ドゥフ編『聖ヨサファト・クンツェヴィチ―殉教四百周年記念文集・研究』「キーウのキリスト教」第三十三巻。リヴィウ、ウクライナカトリック大学出版局、二〇二四年。(未邦訳)
カトリック研究, 95, 193, 201, 2026年08月
日本語, 書評論文,書評,文献紹介等 - ウクライナ語の正書法
Danylenko Andrii; Datsenko Ihor, Encyclopedia of Slavic Languages and Linguistics Online, 2025年11月, [査読有り], [国際誌]
ウクライナ正書法の歴史は、古ウクライナ語期(10~14世紀)に遡る口語化の傾向における一貫性と連続性を示している。歴史を通じて複数の正書法原理が競合してきたが、今日のウクライナ正書法は主として音声主義、そして部分的に形態主義に基づいている。ウクライナ正書法は、1805年のオレクシーイ・パヴロウスキーの体系から、19世紀にオーストリア=ハンガリー帝国領およびロシア帝国領ウクライナで導入された諸規則を経て、2019年に採択された現行の綴字規則に至るまで、音声主義に基づく複数の整備の試みを経験してきた。マクシモヴィチフカ、パンケヴィチフカ、ジェレヒウカ、ドラホマニウカなど多様な体系を検討しつつ、とりわけクリシーウカ書記体系および1928/1929年正書法に由来する現代正書法規則に重点を置く。同正書法はその後、ソ連体制下で禁止された。, Walter de Gruyter GmbH, 英語, その他 - 東方典礼におけるウクライナ語:教会スラヴ語とロシア語の間
スラヴ学論集, 28, 2025年03月, [招待有り]
日本語, 講演資料等(セミナー,チュートリアル,講習,講義他) - ヨシフ・レヴィツキ著『ハリチナーにおけるルテニア語または小ロシア語の文法書』(1834)におけるウクライナ語の主体性について
中京大学社会科学研究, 44, 2, 19, 36, 2024年03月, [査読有り]
日本語 - Michael Moser "Юности честное зерцало" 1717 г. У истоков русского литературного языка (Wien: Lit 2020, 454 S.)
Acta Slavica Iaponica, 43, 186, 188, 2022年03月
ロシア語, 書評論文,書評,文献紹介等 - Danylenko Andrii, From the Bible to Shakespeare. Pantelejmon Kulis (1819-1897) and the Formation of Literary Ukrainian (Boston: Academic Studies Press, 2016, 447 pp.)
スラヴ学論集, 21, 2018年03月
ロシア語, 書評論文,書評,文献紹介等 - スロヴィンツ語のアクセント法について
多元文化, 16, 73, 82, 2016年04月, [査読有り]
記事・総説・解説・論説等(学術雑誌) - Мякишев В. Язык Литовского статута 1588 года (Krakow: Lexis 2008)
Studia Slavica Russica, 23, 2009年12月
ロシア語, 書評論文,書評,文献紹介等
- 「ロシア的なるもの」の探求
中京大学社会科学研究所ロシア研究部会, 「書籍参照」からみたメレチイ・スモトリツキイ『教会スラヴ語の文法』(1648)の編集について:音声論及び形態論に基づいて
中京大学先端共同研究機構社会科学研究所,成文堂, 2020年03月, 9784908282102, x, 231p, 日本語, [分担執筆] - ウクライナを知るための65章
服部, 倫卓; 原田, 義也, 第8章「ウクライナ文化揺籃の地となった北東部/シーヴェルシチナ、スロボジャンシチナ、ポルタウシチナ」(訳:原田義也);第12章「民族・言語構造/スラヴ・ゲルマン・ロマンスからテュルクまで」(訳:原田義也)
明石書店, 2018年10月, 9784750347325, 408p, 日本語, [分担執筆] - ウクライナ語の場所副詞の形成史 (Історія формування прислівників місця української мови)
ダツェンコ・イーホル
キーウ:ドミトロー・ブラホ出版社, 2014年, 9789664892473, ウクライナ語, 学術書, 11~18世紀ウクライナ語における場所副詞の音韻的・語形成的・意味的・文法的特徴の歴史的発展を対象とする学術研究。副詞体系拡充の主要因としての副詞化(adverbialization)の過程を分析し、各時期における形成モデルを提示する。語形成的・形態論的・意味的特性に基づき、場所副詞を通時的に分類し、印欧祖語期から現代語に至るまでの形成および機能の特徴を形式文法的観点から検討する。ロカティブ表現の意味変化を詳細に分析するとともに、当該語群の文法的特性を記述し、ウクライナ語における場所副詞という語彙・文法クラスの異時的諸段階を比較対照的に考察する。分析は、11~18世紀の写本資料、初期印刷本、歴史叙述・文学・公文書・宗教文体の刊行テキストに基づく。ウクライナ語および他のスラヴ諸語の各種辞書資料ならびに関連研究を参照し、約90資料から抽出した約8,000例の用例を対象とする。, [査読有り], [単著]
- ウクライナ語の系譜:中世の書記伝統から現代の標準語へ
Alfried Krupp Wissenschaftskolleg Greifswald(グライフスヴァルト大学・ドイツ), 英語, 公開講演,セミナー,チュートリアル,講習,講義等
2026年08月17日 - 2026年08月21日, [招待講演] - Standards of the Ukrainian Language in the Diaspora following World War II
Hokkaido-Melbourne Joint Workshop "War, Migration, and Identity: Exploring New Agendas for Ukrainian Studies in the Asia-Pacific Region", 2025年12月08日, 英語, 口頭発表(一般)
第二次世界大戦後、カナダ、米国、欧州、オーストラリアで拡大したウクライナ・ディアスポラは、1920年代の「ウクライナ化」期に確立されたウクライナ語の言語規範を受け入れた。ディアスポラ社会は、ロシア語との親和性を強めていたソビエト・ウクライナにおける言語規範に反対した。その結果、1945年から1990年にかけて、ウクライナ語の規範はディアスポラとソビエト・ウクライナにおいて、それぞれ独自の発展を遂げることとなった。
ソビエト・ウクライナの言語学者がロシア語に近いウクライナ語規範の構築を目指したのに対し、ディアスポラの研究者たちは、ウクライナ語の本質や歴史的発展に基づいた正書法および文法原則の洗練に大きく貢献した。本発表では、1945年から1991年の間にディアスポラで作成された、ロシア語の影響を最小限に抑えたとされる規範的著作を調査する。また、ソ連時代にアルファベットから削除された文字「ґ」や、外来語の正書法に関する規範についても検討を行う。
本研究は、ディアスポラによって作成された辞書、正書法および文法のマニュアルを分析するとともに、当時のディアスポラにおけるメディアや文学作品での正書法・文法原則の適用状況にも焦点を当てるものである。 - ポスト社会主義期・ウクライナ地方部における二言語状況
日本ロシア文学会 第 75 回大会 プレシンポジウム「ロシア語という言語を考える ―その言語的特徴と歴史、社会との関わりをめぐって― 」, 2025年10月24日
[招待講演] - 「言語禁止の状況におけるウクライナ語の活力」
ウクライナ文化の挑戦・激動の時代を超えて, 2024年02月24日
2024年02月24日 - 2024年02月25日 - 「キリロ・トランクヴィリオン・スタヴロヴェツキーの『説教集福音書』(1619年)の言語について」
18th Annual Meeting of the Slavic Linguistics Society (SLS-18), 2023年08月24日, 英語
2023年08月24日 - 2023年08月26日 - 「ウクライナ正教会およびウクライナ東方カトリック教会における典礼言語としてのウクライナ語」
2022 年度日本スラヴ学研究会研究発表会, 2023年03月30日
[招待講演] - 「言語または方言:ウクライナ語に関するヨシフ・レヴィツキー著『ハリチナーにおけるルテニア語または小ロシア語の文法書』(1834年)」
17th Annual Meeting of the Slavic Linguistics Society (SLS-17), 2022年09月20日, 英語, 口頭発表(一般)
2022年09月19日 - 2022年09月21日 - 「「書籍参照」からみたメレチイ・スモトリツキイ『教会スラヴ語の文法』(1648)の編集について」
The 10th East-Asian Conference on Slavic Eurasian Studies, University of Tokyo, 2019年06月30日, ロシア語, 口頭発表(一般)
2019年06月29日 - 2019年06月30日 - 「オストローグ聖書(1581)におけるумрети動詞の変化形のアクセント法」
第68回日本ロシア文学会研究発表会, 2018年10月27日, ロシア語, 口頭発表(一般)
2018年10月27日 - 2018年10月28日 - 18世紀初頭のウクライナ語の名詞、形容詞の派生語のアクセント法
2015年度日本スラヴ学研究会研究発表会, 2016年03月18日, 日本語
2016年03月18日 - 2016年03月18日 - オーストリア帝国によって行われた言語政策
中央・東欧研究国際協議会 世界大会, 2015年08月05日, ロシア語, 口頭発表(一般)
2015年08月03日 - 2015年08月08日
