岩崎 晋弥 (イワサキ シンヤ)

地球環境科学研究院 地球圏科学部門 環境変動解析学分野助教
教育イノベーション機構助教

研究者基本情報

■ 学位
  • 博士(理学), 九州大学, 2014年03月
  • 修士(理学), 九州大学, 2011年03月
  • 学士(理学), 九州大学, 2009年03月
■ URL
researchmap URLホームページURL■ ID 各種
研究者番号
  • 70751006
ORCID IDJ-Global ID■ 研究キーワード・分野
研究キーワード
  • 有孔虫
  • 古生物
  • 炭素循環
  • 古海洋
  • 古気候
研究分野
  • 自然科学一般, 固体地球科学
■ 担当教育組織

経歴

■ 経歴
経歴
  • 2020年07月 - 2023年03月
    ブレーメン大学 MARUM, ドイツ連邦共和国
  • 2017年04月 - 2020年03月
    国立研究開発法人海洋研究開発機構, 日本国
  • 2016年04月 - 2017年03月
    国立研究開発法人産業技術総合研究所, 地質情報研究部門, 日本国
  • 2014年04月 - 2016年03月
    東京大学, 大気海洋研究所, 日本国
学歴
  • 2011年04月 - 2014年03月, 九州大学, 大学院理学府, 地球惑星科学専攻, 日本国
  • 2009年04月 - 2011年03月, 九州大学, 大学院理学府, 地球惑星科学専攻, 日本国
  • 2005年04月 - 2009年03月, 九州大学, 理学部, 地球惑星科学科, 日本国

研究活動情報

■ 論文
■ その他活動・業績
■ 主な担当授業
  • 地球圏科学特別講義Ⅰ, 2024年, 修士課程, 環境科学院
  • 大学院共通授業科目(一般科目):複合領域, 2024年, 修士課程, 大学院共通科目
  • 古気候学特論, 2024年, 修士課程, 環境科学院
  • 海洋地質学, 2024年, 学士課程, 理学部
  • 地球惑星科学実験Ⅱ, 2024年, 学士課程, 理学部
  • 一般教育演習(フレッシュマンセミナー), 2024年, 学士課程, 全学教育
  • 地球環境学, 2024年, 学士課程, 理学部
■ 共同研究・競争的資金等の研究課題
  • 地球史から紐解くpHストレス応答機構
    科学研究費助成事業
    2025年04月01日 - 2030年03月31日
    久保田 好美; 土屋 正史; 氏家 由利香; 栗原 晴子; 木下 峻一; 石谷 佳之; 岩崎 晋弥; 湯山 育子
    日本学術振興会, 学術変革領域研究(A), 独立行政法人国立科学博物館, 25H01333
  • 南大洋太平洋側の炭素貯蔵量と貯蔵プロセスの定量的解析:氷期炭素レザバーの探求
    科学研究費助成事業
    2024年04月01日 - 2028年03月31日
    岩崎 晋弥
    日本学術振興会, 基盤研究(B), 北海道大学, 24K03056
  • 過去1000万年間の大気中二酸化炭素濃度の復元
    科学研究費助成事業
    2024年04月01日 - 2028年03月31日
    山本 正伸; 吉森 正和; 阿部 彩子; 関 宰; 入野 智久; 岩崎 晋弥
    日本学術振興会, 基盤研究(A), 北海道大学, 24H00256
  • 南大洋太平洋側における深層水の炭素貯留量変動史:氷期炭素レザバーの実態解明
    2023年 - 2026年
    岩崎 晋弥
    本研究は海洋による炭素貯留の自然プロセスを理解するため、氷期の炭素貯留庫として有力な南大洋太平洋側において、最終間氷期以降の深層水炭酸イオン濃度変動を定量的に復元することにより炭素貯留量変動を見積もります。その際、自身が開発した新しい復元手法により高い時空間分解能のデータ取得を実現することで、大気二酸化炭素濃度が低下した際に南大洋太平洋側の深層水に貯留された炭素量と貯留プロセスを明らかにします。
    科学技術振興機構, 戦略的な研究開発の推進/戦略的創造研究推進事業/さきがけ, 23829381
  • 南大洋チリ沖における最終間氷期以降の深層水炭素貯蔵量の定量復元
    科学研究費助成事業
    2023年08月31日 - 2025年03月31日
    岩崎 晋弥
    大気中の二酸化炭素(CO2)濃度変動は気候変動の主要因であるが、その変動メカニズムは未解明な部分が多い。特に10万年周期で訪れる氷期の間、大気CO2濃度は間氷期に比べ100 ppmほど低く、その間炭素は海洋深層に貯蔵されていたと考えられている。しかし氷期の炭素が海洋深層のどこに・どれくらいの量(GtC: Gigatons of Carbon)・どのようなプロセスで貯蔵されていたのか?という問題は未だに解決に至っていない。本研究は氷期の炭素レザバーとして注目されている南大洋太平洋側の深層水が最終間氷期(13万年前)以降の大気CO2濃度低下にどのくらい寄与したのかを明らかにするため、深層水炭酸イオン濃度([CO32-])の定量的な復元により海洋に蓄えられた炭素量(GtC)を見積もる。その際、炭酸塩堆積物を形成する浮遊性有孔虫殻の溶解が深層水[CO32-]に支配されることに着目し、自身が開発・実用化したマイクロフォーカスX線CTスキャナー(以下MXCT)を用いた殻溶解度測定による定量的な深層水[CO32-]復元を南大洋太平洋側で採取された堆積物コア試料に適用することで、炭素貯蔵の重要海域における炭素貯蔵量(GtC)の復元と炭素貯蔵プロセスの理解を目指す。
    研究初年度となる2023年度は、本研究課題で利用する2本の堆積物コア試料(MR16-09_PC03およびU1543)について浮遊性有孔虫化石のサンプリングを完了し、所属研究機関において、殻重量の測定を実施した。その後、海洋研究開発機構に設置されたMXCT装置を利用し、深層水[CO32-]を復元するために必要な有孔虫殻溶解度測定を実施した。さらにMR16-09_PC03コアについては、有孔虫殻の酸素安定同位体比に基づく同位体比層序により高解像度の年代モデルを構築した。この成果は原著論文として国際誌(PNAS: Proceedings of the National Academy of Sciences)に掲載された。
    日本学術振興会, 研究活動スタート支援, 北海道大学, 23K20020
  • X線CT計測から拓くサンゴ骨格気候学の高度化研究
    科学研究費助成事業 基盤研究(B)
    2018年04月01日 - 2022年03月31日
    鈴木 淳; 千徳 明日香; 新垣 誠司; 林 正裕; 天野 敦子; 垣田 浩孝; 井口 亮; 石村 豊穂; 岩崎 晋弥; 大野 良和
    研究計画3年目に相当する期間については、サンゴ骨格成長量についての3次元計測の実現に向けた検討を継続した。X線CTスキャン画像によるハマサンゴ年輪の三次元構造の把握を目的とした。同一成長輪を追跡・対比して、1年分の成長量を群体全体で積分すれば、1年間の成長量が計測できる。さらに、密度情報を付加することができれば、群体全体での石灰化量(例えば1群体あたりのgCaCO3 y-1)を求めることができる。これにより、現在進行中の海洋酸性化トレンドに対応したサンゴの石灰化量の変化を検討することが本研究課題の目的の一つである。琉球大学熱帯生物圏研究センター瀬底研究施設(沖縄県本部町)及び海洋生物環境研究所実証試験場(新潟県柏崎市)にて、高精度二酸化炭素濃度調整海水生成装置(いわゆるAICAL装置)を用いた海洋酸性化実験を実施してきた。これら過年度の各種環境制御飼育実験によって得られた各種のサンゴ群体について、X線CT分析データの蓄積を進めた。群体表面が部分的に斃死したと判定される部分については、サンゴ白化現象により、ポリプが斃死し骨格成長が停止した可能性があるため、注意して観察を実施した。また、琉球列島及びフィリピン(ルソン島南東端部)、インドネシア(ジャワ島北西部セリブ諸島)から採取された100年間以上の長尺試料について、酸素同位体比及びSr/Ca比の分析を進め、今後サンゴ骨格成長量についての3次元計測の対象となる試料の拡充を図った。
    日本学術振興会, 基盤研究(B), 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 18H03366
  • 南北両半球の堆積物を用いた年レベルの偏西風経路復元と地球温暖化影響の検出
    科学研究費助成事業 基盤研究(B)
    2018年04月01日 - 2021年03月31日
    長島 佳菜; 勝田 長貴; 長谷川 精; 落合 伸也; 村山 雅史; 岩崎 晋弥
    地球温暖化が偏西風経路に及ぼす影響を検証するため、南北両半球の堆積物試料(福井県水月湖・北海道大沼の湖底堆積物,南太平洋チリ沖の海底堆積物)を用いて、東アジアおよび南米チリ上空の過去数百年間にわたる偏西風経路を復元した。日本の湖沼堆積物等に含まれる黄砂の量や供給源を調べ、黄砂を輸送する偏西風の経路変動を検証した結果、地球温暖化に伴う経路変動は検出されなかった。一方チリ沖では、海洋堆積物を用いて、偏西風経路下で増加する降雨の指標となる砕屑物堆積フラックス等の復元を行った結果、1800年代後半から南半球冬期の偏西風経路が極側にシフトし始め、温暖化に伴う段階的な極側へのシフトが示された。
    日本学術振興会, 基盤研究(B), 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 18H03370
  • 有孔虫殻密度の精密測定による南大洋氷期炭素レザバーの探索
    科学研究費助成事業 若手研究
    2018年04月01日 - 2020年03月31日
    岩崎 晋弥
    本研究はマイクロフォーカスX線CTスキャナによる浮遊性有孔虫の殻溶解測定を用いて、南大洋における最終氷期以降の深層水炭酸イオン濃度変動を定量的に復元し、大気二酸化炭素濃度の急激な上昇に重要な役割を果たしたと考えられている南大洋(太平洋セクター)における海洋炭素循環メカニズムの解明を目的としている。そのために令和元年度は、前年度に引き続き、南大洋チリ沖における深層水炭酸イオン濃度変動の復元に取り組んだ。具体的な研究内容としては、チリ沿岸域で採取された3本のピストンコア試料(MR16-09_leg.2航海で採取)を利用し、所属研究機関が所有するマイクロフォーカスX線CTスキャナによる浮遊性有孔虫の殻溶解指標の測定を通して、最終氷期極大期以降の深層水炭酸イオン濃度変動を定量的に復元した。その結果、水深2787 mのピストンコアにおいて最終氷期極大期(19,000年前)から最終退氷期(16,000年前)にかけて、炭酸イオン濃度が著しく低下するイベントを発見した。この変動は、大気中への二酸化炭素の放出域である南大洋において、従来の理解よりも複雑な海洋炭素循メカニズムが存在していたことを示唆している。この研究成果を令和元年11月に産業技術総合研究所(茨城県つくば市)で開催された2019年度地球環境史学会において発表した他、その内容をまとめた筆頭論文を近く国際誌に投稿する予定である。また2019年度はマイクロフォーカスX線CTスキャナによる有孔虫殻密度測定の古海洋研究指標としての重要性を示す研究成果として筆頭論文を2本、国際誌(Scientific ReportsおよびGeophysics Geochemistry Geosystems)に掲載するなど、本研究の成果公表に重点をおいて研究活動を行なった。
    日本学術振興会, 若手研究, 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 18K18187
  • 有孔虫殻密度の3次元高解像測定による最終融氷期の海洋酸性化影響の定量的復元
    科学研究費助成事業 特別研究員奨励費
    2017年04月26日 - 2020年03月31日
    岩崎 晋弥
    本研究は、過去に大気中の二酸化炭素濃度が上昇し、海洋表層の酸性化が進行した「最終退氷期」に着目し、酸性化が浮遊性有孔虫の骨格形成にどのような影響を与えたのかを復元することを目的としている。本研究の目的を達成するためには堆積物中の有孔虫化石から酸性化影響を読み解く指標が必要であるが、従来の研究で利用されてきた殻重量指標は有孔虫の死後、溶解によって指標が歪められるため、海洋酸性化影響の定量的な評価が不可能であった。そこで本研究はマイクロフォーカスX線CTスキャナ(以下MXCT)を利用した有孔虫殻密度測定を新たに導入し、浮遊性有孔虫が殻形成時に受ける影響と、死後の溶解による影響を切り分けて評価する手法の実用化に取り組んでいる。令和元年度は、MR14-06航海で北太平洋亜寒帯域において採取したプランクトンネット試料中の現生浮遊性有孔虫および北太平洋西部で採取した海底表層堆積物中の浮遊性有孔虫化石の殻密度測定をMXCTを用いて実施し、そのデータ解析を行った。またMR16-09航海において南大洋チリ沖で採取したピストンコア試料についてMXCTによる有孔虫殻密度測定を実施し、最終氷期極大期以降の浮遊性有孔虫の殻密度変動を世界で初めて定量的に復元した。上記の研究成果を公表するために筆頭論文を2本国際誌に掲載したほか、国内の学会において成果発表を行った。さらに、今後の研究の発展を見据えて、南大洋で実施された国際深海科学掘削計画(IODP Exp.383航海)に参加し、より古い年代まで遡ることが可能な堆積物コア試料の採取を行った。
    日本学術振興会, 特別研究員奨励費, 国立研究開発法人海洋研究開発機構, 17J09017
  • 氷期海洋深層水の炭酸イオン濃度の定量的復元-氷期炭素レザバーの探索
    科学研究費助成事業 特別研究員奨励費
    2013年04月01日 - 2015年03月31日
    岩崎 晋弥
    本研究は最終氷期に大気二酸化炭素濃度低下分の炭素が海洋深層に貯蔵されていたことを証明するため、有孔虫殻の溶解量を利用して深層水炭酸イオン濃度を定量的に復元することを目標としている。従来の研究で利用されてきた有孔虫殻の溶解指標である殻重量や殻破片率には溶解量を定量的に測定できないという問題があり、深層水炭酸イオン濃度の定量的復元は不可能であった。そこで本研究は東北大学総合学術博物館に設置されたマイクロフォーカスX線CTスキャナ(以下MXCT)による殻密度測定を有孔虫殻の定量的な溶解指標として提案した。MXCTによる有孔虫殻密度測定を溶解指標として利用した研究はJohnstone et al, 2010, Marine Micropaleontology, 77.を除いて前例がない。また、有孔虫の殻密度や殻内部構造が溶解にともなってどのように変化するのかという基本的な理解が不足していた。そこで本研究はまず「MXCTによる有孔虫殻内部構造の観察と殻密度分布の解明」および「炭酸塩に不飽和な環境における有孔虫殻の溶解プロセスの解明」という二つの課題に取り組んだ。その結果、かつてない程詳細な浮遊性有孔虫殻の溶解プロセスが明らかになり、さらにMXCTを用いた測定により殻溶解量の定量化が可能であることを示した。この成果は論文にまとめられ、国際誌Plaeoceanographyに掲載される予定である。また本研究の最終的な目標である深層水炭酸イオン濃度復元のため、海底堆積物中に保存された浮遊性有孔虫殻について新手法を用いた溶解量測定を実施した。その結果、堆積物中の有孔虫殻溶解量と深層水炭酸イオン濃度との間には優位な相関関係はみられなかった。そのため今後の研究の展開においては「堆積物中における浮遊性有孔虫殻溶解メカニズムの解明」が課題になると考えられる。
    日本学術振興会, 特別研究員奨励費, 13J05427